JPH03251668A - 人工造雪方法およびその装置 - Google Patents
人工造雪方法およびその装置Info
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- JPH03251668A JPH03251668A JP2048741A JP4874190A JPH03251668A JP H03251668 A JPH03251668 A JP H03251668A JP 2048741 A JP2048741 A JP 2048741A JP 4874190 A JP4874190 A JP 4874190A JP H03251668 A JPH03251668 A JP H03251668A
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 43
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 10
- 239000003595 mist Substances 0.000 claims description 5
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25C—PRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
- F25C3/00—Processes or apparatus specially adapted for producing ice or snow for winter sports or similar recreational purposes, e.g. for sporting installations; Producing artificial snow
- F25C3/04—Processes or apparatus specially adapted for producing ice or snow for winter sports or similar recreational purposes, e.g. for sporting installations; Producing artificial snow for sledging or ski trails; Producing artificial snow
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J19/00—Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
- B01J19/08—Processes employing the direct application of electric or wave energy, or particle radiation; Apparatus therefor
- B01J19/10—Processes employing the direct application of electric or wave energy, or particle radiation; Apparatus therefor employing sonic or ultrasonic vibrations
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- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10K—SOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10K11/00—Methods or devices for transmitting, conducting or directing sound in general; Methods or devices for protecting against, or for damping, noise or other acoustic waves in general
- G10K11/18—Methods or devices for transmitting, conducting or directing sound
- G10K11/26—Sound-focusing or directing, e.g. scanning
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、スキー場のゲレンデにおいて、スキー滑走
用に適した雪質の雪を人工的に造るための人工造雪方法
およびその装置に関するものである。
用に適した雪質の雪を人工的に造るための人工造雪方法
およびその装置に関するものである。
スキー場等でゲレンデ用の雪を人工的に造るために、人
工造雪装置が使用されている。人工造雪装置は、氷点下
(0℃以下)の大気中に微細な水滴を噴射し、冷たい外
気と熱交換させて水滴を凍結させることによって雪(氷
)を造るものである。従来の人工造雪装置の造雪手段は
、大きくはエア式18.■、エアレス式−1−■、エア
/エアレス式■の3つに分けられる。エアとは圧縮空気
のことをいう。
工造雪装置が使用されている。人工造雪装置は、氷点下
(0℃以下)の大気中に微細な水滴を噴射し、冷たい外
気と熱交換させて水滴を凍結させることによって雪(氷
)を造るものである。従来の人工造雪装置の造雪手段は
、大きくはエア式18.■、エアレス式−1−■、エア
/エアレス式■の3つに分けられる。エアとは圧縮空気
のことをいう。
■:エア式人工造雪装置9は第5図に示すように、圧縮
空気をノズル10から噴射した際に、断熱膨張によって
温度が低下する原理を利用したもので、空気と水とを同
時に1つのノズルから噴射して雪11を造る方式である
。
空気をノズル10から噴射した際に、断熱膨張によって
温度が低下する原理を利用したもので、空気と水とを同
時に1つのノズルから噴射して雪11を造る方式である
。
■:エアレス式人工造雪装置12は!6図に示すように
、圧縮空気を使わずに、噴射し霧状にした水滴13を回
転するファン14にぶつけ、水滴をさらに細かくすると
ともに、高く飛散させて雪11を造る方式である。この
方式は、外気が所定温度以下に十分冷えた場合しか使用
することはできない。
、圧縮空気を使わずに、噴射し霧状にした水滴13を回
転するファン14にぶつけ、水滴をさらに細かくすると
ともに、高く飛散させて雪11を造る方式である。この
方式は、外気が所定温度以下に十分冷えた場合しか使用
することはできない。
■:エア/エアレス式人工造言装置15は第7図に示す
ように、両者(■および■)の混合方式ともいえるもの
で、2種類のノズルを備えている。
ように、両者(■および■)の混合方式ともいえるもの
で、2種類のノズルを備えている。
一方のノズル16から噴射された水滴17をファン18
により冷却して過冷却水(0℃以下でも凍らず番こ液体
のままの状B)にするとともに、もう一方のエア式ノズ
ル19から噴射した雪(氷核)20を水滴17の中にぶ
つけて、大量の雪】1を造るものである〔発明が解決し
ようとする課題〕 前述した従来のエア式人工造雪装置9では、断熱膨張に
よる温度低下を利用するため、比較的高い温度でも造雪
できるが、それでもその温度は一3℃〜−5℃よりは低
いことが必要であり、しかも、前記温度域では相当に湿
った雪しかつくることができない。
により冷却して過冷却水(0℃以下でも凍らず番こ液体
のままの状B)にするとともに、もう一方のエア式ノズ
ル19から噴射した雪(氷核)20を水滴17の中にぶ
つけて、大量の雪】1を造るものである〔発明が解決し
ようとする課題〕 前述した従来のエア式人工造雪装置9では、断熱膨張に
よる温度低下を利用するため、比較的高い温度でも造雪
できるが、それでもその温度は一3℃〜−5℃よりは低
いことが必要であり、しかも、前記温度域では相当に湿
った雪しかつくることができない。
エアレス式人工造雪装置12では、補助的な冷熱供給お
よび核付けがないため、相当気温が低下(−5℃より低
い温度の場合が多い)しないと造雪できない。
よび核付けがないため、相当気温が低下(−5℃より低
い温度の場合が多い)しないと造雪できない。
エア/エアレス式人工造雪装置1j15では、エアノズ
ルで氷核をつくるが、原理的には断熱膨張による温度低
下を利用して、氷核が出来やすい構造としているので、
エア式人工造雪装置と同様に、−3℃〜−5℃の温度味
では気温が低下しないと氷核自体を造ることができない
。
ルで氷核をつくるが、原理的には断熱膨張による温度低
下を利用して、氷核が出来やすい構造としているので、
エア式人工造雪装置と同様に、−3℃〜−5℃の温度味
では気温が低下しないと氷核自体を造ることができない
。
このように、従来装置では一5℃前後以下に迄温度が低
下しないと造雪が困難であり、また、造雪されたとして
も相当の水分を含んでいるため、乾いた粉雪を造ること
が出来ないし、地上に積もった雪はアイスバーンとなり
がちでありスキー滑走用に適しない。以上のように、従
来の人工造雪には多くの問題があった。
下しないと造雪が困難であり、また、造雪されたとして
も相当の水分を含んでいるため、乾いた粉雪を造ること
が出来ないし、地上に積もった雪はアイスバーンとなり
がちでありスキー滑走用に適しない。以上のように、従
来の人工造雪には多くの問題があった。
従って、この発明は上述の問題を解決するためになされ
たものであって、乾燥した言質の雪を、−5℃以上0℃
以下の温度において、大量につくることができる人工造
雪方法および人工造雪装置を提供することをその目的と
する。
たものであって、乾燥した言質の雪を、−5℃以上0℃
以下の温度において、大量につくることができる人工造
雪方法および人工造雪装置を提供することをその目的と
する。
〔課題を解決するための手段および作用〕発明者等は上
述の問題を解決するために鋭意努力した。その結果、ノ
ズルから噴射された水滴群が過冷却のため空中では容易
に凍結しないことから、この過冷却状態を空中で逸脱す
ることにより大気温度が0℃に近い氷点下の温度でも良
質の雪を得ることができることを知見した。
述の問題を解決するために鋭意努力した。その結果、ノ
ズルから噴射された水滴群が過冷却のため空中では容易
に凍結しないことから、この過冷却状態を空中で逸脱す
ることにより大気温度が0℃に近い氷点下の温度でも良
質の雪を得ることができることを知見した。
この発明は、上述の知見に基づいてなされたものであり
、上記目的を解決するために本発明の人工遺言方法にお
いては、0℃以下の雰囲気温度中でノズルから水を霧状
に噴射し、噴射された水滴群を凍結させ、これにより雪
を造る人工造雪方法において、前記噴射された水滴群に
向けて超音波を放射することに特徴を有し、さらに、本
発明の人工造雪装置においては、ノズルから水を霧状に
噴射するための噴射装置と、前記噴射装置によって噴射
された水滴群に向けて超音波を放射するための超音波発
振器とからなることに特徴を有し、特に、前記超音波発
振器として振動板型超音波発振器または収束型超音波発
振器を使用することに特徴を有するものである。
、上記目的を解決するために本発明の人工遺言方法にお
いては、0℃以下の雰囲気温度中でノズルから水を霧状
に噴射し、噴射された水滴群を凍結させ、これにより雪
を造る人工造雪方法において、前記噴射された水滴群に
向けて超音波を放射することに特徴を有し、さらに、本
発明の人工造雪装置においては、ノズルから水を霧状に
噴射するための噴射装置と、前記噴射装置によって噴射
された水滴群に向けて超音波を放射するための超音波発
振器とからなることに特徴を有し、特に、前記超音波発
振器として振動板型超音波発振器または収束型超音波発
振器を使用することに特徴を有するものである。
次ぎにこの発明を図面を参照しながら説明する第1図は
この発明の1実施態様を示す説明図である。図面に示す
ように、この発明の人工造雪装置は、水滴の噴射装置l
と超音波発振器2とからなっている。噴射装置lは圧縮
空気を利用してノズル3から空中に向けて水滴を噴射す
る。4は水タンクである。超音波発振器2からは、ノズ
ル3から噴射された水滴群5に向けて超音波(空中超音
波)6が放射される。
この発明の1実施態様を示す説明図である。図面に示す
ように、この発明の人工造雪装置は、水滴の噴射装置l
と超音波発振器2とからなっている。噴射装置lは圧縮
空気を利用してノズル3から空中に向けて水滴を噴射す
る。4は水タンクである。超音波発振器2からは、ノズ
ル3から噴射された水滴群5に向けて超音波(空中超音
波)6が放射される。
ノズル3から噴射された水滴は、周囲の大気と熱交換し
つつ水滴自体の温度を低下させる。このとき、水滴は容
易に過冷却するため、大気の温度が0℃以下でも、0℃
近傍の温度では容易に凍結しない。このため、水滴は地
上(例えば、雪の積もったゲレンデ)に落下して始めて
凍結を開始するため、全く雪が造られないか、造られて
も相当に水分を含んだ湿雪となる。本発明においては、
空中に噴射され、過冷却の状態の前記水滴群5に向けて
超音波発振器2から超音波を放射して水滴を振動させる
ことにより過冷却を破る。これによって、大気の温度が
ほぼ0℃(0℃以下)であれば水滴は空中で凍結を開始
し、しかも、水分含有量の少ない雪となり、地上に落下
する。
つつ水滴自体の温度を低下させる。このとき、水滴は容
易に過冷却するため、大気の温度が0℃以下でも、0℃
近傍の温度では容易に凍結しない。このため、水滴は地
上(例えば、雪の積もったゲレンデ)に落下して始めて
凍結を開始するため、全く雪が造られないか、造られて
も相当に水分を含んだ湿雪となる。本発明においては、
空中に噴射され、過冷却の状態の前記水滴群5に向けて
超音波発振器2から超音波を放射して水滴を振動させる
ことにより過冷却を破る。これによって、大気の温度が
ほぼ0℃(0℃以下)であれば水滴は空中で凍結を開始
し、しかも、水分含有量の少ない雪となり、地上に落下
する。
超音波発振器2から放射される超音波の音源としては、
高周波、大容量且つ高効率の音源が有利である。このよ
うな音源の構造を有する超音波発振器として、振動板型
超音波発振器および収束型超音波発振器が既に開発され
、文献【「空中強力超音波の発生と応用」 ・用村雅恭
著・電子情報通信学会誌−1989/4、VOL、 7
2. No4 ] t; トj: オイテ開示されてい
る。
高周波、大容量且つ高効率の音源が有利である。このよ
うな音源の構造を有する超音波発振器として、振動板型
超音波発振器および収束型超音波発振器が既に開発され
、文献【「空中強力超音波の発生と応用」 ・用村雅恭
著・電子情報通信学会誌−1989/4、VOL、 7
2. No4 ] t; トj: オイテ開示されてい
る。
次ぎにこの発明を実施例によってさらに詳しく説明する
。
。
第2図に示す本発明の人工造雪装置を使用して本発明方
法によって造雪を行った。超音波発振器2としては超音
波の音源に超音波振動板7を用いる振動板型超音波発振
器を使用した。8は雰囲気温度を測定する温度記録計で
ある。そして、−4℃の雰囲気温度下で+2℃の温度の
水をノズル3から噴射し、噴射した水滴群5に向けて超
音波発振器2から超音波6を放射して造雪を行い、造ら
れた雪の厚み、密度および雪質を測定した。そして、ノ
ズル3からの距離と造られた雪の厚み、密度および雪質
との関係を調べその結果を第3図に示した。また、比較
のためノズル3から噴射された水滴群5に超音波を放射
せずに造られた雪の厚みおよび雪質を測定し、ノズル3
からの距離と造られた雪の厚みおよび雪質との関係を調
べその結果を第4図に示した。なお、第3図において雪
原はQ印、雪の密度は△印で、第4図において雪原はO
印で示した。
法によって造雪を行った。超音波発振器2としては超音
波の音源に超音波振動板7を用いる振動板型超音波発振
器を使用した。8は雰囲気温度を測定する温度記録計で
ある。そして、−4℃の雰囲気温度下で+2℃の温度の
水をノズル3から噴射し、噴射した水滴群5に向けて超
音波発振器2から超音波6を放射して造雪を行い、造ら
れた雪の厚み、密度および雪質を測定した。そして、ノ
ズル3からの距離と造られた雪の厚み、密度および雪質
との関係を調べその結果を第3図に示した。また、比較
のためノズル3から噴射された水滴群5に超音波を放射
せずに造られた雪の厚みおよび雪質を測定し、ノズル3
からの距離と造られた雪の厚みおよび雪質との関係を調
べその結果を第4図に示した。なお、第3図において雪
原はQ印、雪の密度は△印で、第4図において雪原はO
印で示した。
図面に示すように、ノズル3から50011距離が延び
る毎に雪の厚みを計測した結果、実施例においては最大
厚みが5.2 amであり、言密度は約02g/dc平
均0.204 g/cxl)あった。この結果、本発明
によれば従来よりも非常に乾燥した雪を造ることができ
ることが分かった。乾燥した雪質はスキー滑走用に適し
ており、本発明によってゲレンデ用の良好な雪が造れる
ことが分かる。これに対して、超音波を放射しない比較
例においては、雪の最大厚みは2.6a++と実施例の
半分程度にとどまり、かつ、造られた雪はザラメ状で相
当湿っていた。
る毎に雪の厚みを計測した結果、実施例においては最大
厚みが5.2 amであり、言密度は約02g/dc平
均0.204 g/cxl)あった。この結果、本発明
によれば従来よりも非常に乾燥した雪を造ることができ
ることが分かった。乾燥した雪質はスキー滑走用に適し
ており、本発明によってゲレンデ用の良好な雪が造れる
ことが分かる。これに対して、超音波を放射しない比較
例においては、雪の最大厚みは2.6a++と実施例の
半分程度にとどまり、かつ、造られた雪はザラメ状で相
当湿っていた。
さらに、雰囲気温度を一5℃〜0℃の範囲で種々変えて
造雪を行ったところ、いずれの温度においても実施例は
比較例よりも雪の最大厚みが大きく且つ雪密度が小さか
った。また、雰囲気温度を−1”Cにして行った実施例
においても確実に造雪が行われ、本発明によれば雰囲気
温度が0℃近傍(0℃以下)であっても造雪が可能であ
ることが分かった。
造雪を行ったところ、いずれの温度においても実施例は
比較例よりも雪の最大厚みが大きく且つ雪密度が小さか
った。また、雰囲気温度を−1”Cにして行った実施例
においても確実に造雪が行われ、本発明によれば雰囲気
温度が0℃近傍(0℃以下)であっても造雪が可能であ
ることが分かった。
超音波音源として振動板を設置しない超音波発振器を使
用して造言しても、実施例より若干劣る(雪密度が若干
大きく、雪原が若干小さい)雪を得ることができるが、
振動板型超音波発振器を使用すれば、より高い効果が得
られる。
用して造言しても、実施例より若干劣る(雪密度が若干
大きく、雪原が若干小さい)雪を得ることができるが、
振動板型超音波発振器を使用すれば、より高い効果が得
られる。
また、超音波音源として収束型超音波発振器を使用して
実施例と同様の条件で造雪を行ったところ、さらに、高
い効果が得られた。
実施例と同様の条件で造雪を行ったところ、さらに、高
い効果が得られた。
このように、水滴振動効果の点から超音波はより強力な
音場(音圧振幅)であることが望ましい〔発明の効果〕 以上説明したように、この発明によれば、空中超音波を
利用することによって、空中の水滴の過冷却状態を破る
ことができるため、他の条件が同じであれば従来例より
も造雪量を増大させることができるとともに、乾燥質で
且つ粉状の良好な雪質の雪を造ることができ、また、極
めて0℃に近い(0℃以下)雰囲気温度下でも雪を造る
ことができる等、スキー滑走用のゲレンデに適した雪質
の雪を効率良く得ることかでき、産業上有用な効果がも
たらされる。なお、本発明を雲に適用すれば、容易に水
滴を凍結させることができるので、人工降雨・人工降雪
といった気象制御が可能となる。
音場(音圧振幅)であることが望ましい〔発明の効果〕 以上説明したように、この発明によれば、空中超音波を
利用することによって、空中の水滴の過冷却状態を破る
ことができるため、他の条件が同じであれば従来例より
も造雪量を増大させることができるとともに、乾燥質で
且つ粉状の良好な雪質の雪を造ることができ、また、極
めて0℃に近い(0℃以下)雰囲気温度下でも雪を造る
ことができる等、スキー滑走用のゲレンデに適した雪質
の雪を効率良く得ることかでき、産業上有用な効果がも
たらされる。なお、本発明を雲に適用すれば、容易に水
滴を凍結させることができるので、人工降雨・人工降雪
といった気象制御が可能となる。
第1図はこの発明の1実施態様を示す説明図、第2図は
実施例を示す説明図、第3図はノズルからの距離と造ら
れた雪の厚み、密度および雪質との関係を示すグラフ、
第4図はノズルからの距離と造られた雪の厚みおよび雪
質との関係を示すグラフ、第5図は従来のエア式人工造
雪装置の1例を示す斜視図、$6図は従来のエアレス式
人工造雪装置の1例を示す斜視図、第7図は従来のエア
/エアレス式人工造雪装置の1例を示す斜視図である。 図面において、 1−−一噴射装置、 2−超音波発振器、 31.ノズル、 4・−水タンク、 5−水滴群、 6−1.超音波、 7−音波振動板、 8−・−温度記録計、 911.エア式人工造雪装置、 10−、ノズル、 11−雪、 12 、、、エアレス式人工造雪装置、13、−水滴、 14・−ファン、 15−−、エア/エアレス式人工造雪装置、16・・−
ノズル) 178.−水滴、 18−−・ファン、 19、−エア式ノズル、 20、−雪(氷核)。
実施例を示す説明図、第3図はノズルからの距離と造ら
れた雪の厚み、密度および雪質との関係を示すグラフ、
第4図はノズルからの距離と造られた雪の厚みおよび雪
質との関係を示すグラフ、第5図は従来のエア式人工造
雪装置の1例を示す斜視図、$6図は従来のエアレス式
人工造雪装置の1例を示す斜視図、第7図は従来のエア
/エアレス式人工造雪装置の1例を示す斜視図である。 図面において、 1−−一噴射装置、 2−超音波発振器、 31.ノズル、 4・−水タンク、 5−水滴群、 6−1.超音波、 7−音波振動板、 8−・−温度記録計、 911.エア式人工造雪装置、 10−、ノズル、 11−雪、 12 、、、エアレス式人工造雪装置、13、−水滴、 14・−ファン、 15−−、エア/エアレス式人工造雪装置、16・・−
ノズル) 178.−水滴、 18−−・ファン、 19、−エア式ノズル、 20、−雪(氷核)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 0℃以下の雰囲気温度中でノズルから水を霧状に噴
射し、噴射された水滴群を凍結させ、これにより雪を造
る人工造雪方法において、前記噴射された水滴群に向け
て超音波を放射することを特徴とする人工造雪方法。 2 ノズルから水を霧状に噴射するための噴射装置と、
前記噴射装置によって噴射された水滴群に向けて超音波
を放射するための超音波発振器とからなることを特徴と
する人工造雪装置。 3 前記超音波発振器は振動板型超音波発振器である請
求項2記載の人工造雪装置。 4 前記超音波発振器は収束型超音波発振器である請求
項2記載の人工造雪装置。
Priority Applications (4)
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