JPH03251234A - 骨塩定量装置 - Google Patents

骨塩定量装置

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JPH03251234A
JPH03251234A JP2050700A JP5070090A JPH03251234A JP H03251234 A JPH03251234 A JP H03251234A JP 2050700 A JP2050700 A JP 2050700A JP 5070090 A JP5070090 A JP 5070090A JP H03251234 A JPH03251234 A JP H03251234A
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四郎 及川
Naohiko Takayama
高山 直彦
Takashi Marume
尚 丸目
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、生体の骨に含まれる塩を定量するための骨
塩定量装置に関する。
【従来の技術】
骨塩定量装置として、従来より、連続X線をフィルタを
通して単色化して生体に照射するようにしておき、X線
管の管電圧を変化させるとともにそれにともなってフィ
ルタをその管電圧に適したものに切り換え、その各々で
測定した透過X線強度から骨塩量を算出するという構成
のものが知られている。 また、連続X線を生体に照射し、生体を透過したX線を
計測する際に、ある範囲のエネルギー幅のX線だけを測
定して線吸収係数を求め骨塩量を算出するという構成の
ものも知られている。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、管電圧の切り換えに応じてフィルタを切
り換えるものでは、フィルタ切り換えに時間がかかり、
その切り換え中に生体内部で臓器や空気が移動してしま
うことが原因となって、骨塩量を精度高く求めることが
難しいという問題がある。また、X線管電圧の各々に応
じて最適フィルタを決定する作業は面倒で、ある程度の
試行錯誤が必要な点も問題である。 また、連続X線を生体に照射し、その透過X線のあるエ
ネルギー幅の範囲のものだけを測定するものでは、2回
の曝射て1つの骨塩量しか求めていないため、精度の高
い骨塩量を求めることができないという問題がある。 この発明は、フィルタ切り換えの問題を解消し、精度の
高い骨塩量を求めることができる、骨塩◆定量装置を提
供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明による骨塩量定量
装置においては、X線管と、生体透過前及び透過後のX
線を検出してエネルギー分布を測定する手段と、X線管
の管電圧を複数のものに切り換える手段と、この管電圧
切り換えに応じて管電流と上記エネルギー分布測定手段
におけるしきい値とを切り換える手段と、しきい値で定
まるエネルギー範囲を複数の狭い幅のエネルギーバンド
に分けたときの各エネルギーバンドでの生体透過前及び
透過後のX線強度データの組合せを複数用いて骨塩量を
算出する手段とが備えられる。
【作  用】
測定されるX線のエネルギー範囲を複数の狭い幅のエネ
ルギーバンドに分けてそれらのX線強度データを測定す
ることにより、単色X線を用いて得たときと同様の測定
データが得られる。そして、これら複数のエネルギーバ
ンドのデータが、1回のX線曝射中にX線管の管電圧を
切り換えることにより得られる。3つのエネルギーバン
ドについての生体透過前後のデータから骨塩量の算出が
なされる63つのエネルギーバンドについての生体透過
前後のデータは、何組も取り出すことができるので、骨
塩量の算出結果も複数得られ、それらの平均値を求める
ことなどにより、精度の高い骨塩量を求めることができ
る。
【実 施 例】
つぎにこの発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。第1図において、X線管1から発生したX線
は、コリメータ2で整形され生体3に照射されるととも
に基準X線検出器4に入射して検出される。この基準X
線検出器4の出力は基準エネルギー幅設定器8に送られ
てエネルギー分析される。他方、生体3を透過したX線
はコリメータ2で整形された後、透過X線検出器5に入
射し、その出力が透過後エネルギー分布測定器9に送ら
れてエネルギー分析される。 この生体3を透過した後のX線エネルギー分布は、検出
器5の特性に合わせて測定される。つまりたとえばNa
Iの場合透過X線の最大エネルギーから工のに吸収端の
エネルギー(28KeV)の範囲が波高分析しきい値設
定装置10によって設定され、その範囲で測定される。 また、エネルギー幅設定・組合せ設定装置11は、その
範囲を単色X線と見なせる程度に狭い複数のエネルギー
幅のバンドに分け、その各エネルギーバンドでの生体3
の透過前と透過後のX線強度についての測定を基準エネ
ルギー分布測定器8及び透過後エネルギー分布測定器9
に行わせる。 管電圧設定装置6と管電流設定装置7とにより、X線管
]の管電圧と管電流とが切り換えられ、それに連動して
波高分析しきい値設定装置10におけるしきい値設定条
件が変更される。管電圧が低いと生体3内で吸収される
ことが多くなるので、管電圧が低いとき管電流を多くし
、管電圧が高いとき少なくして、生体3を透過したX線
のフォトン数をおよそ同程度にして統計的誤差を小さく
するようにしている。そのため、管電圧Vl、V2VB
 (Vl>V2>VB)としてX線管1からX線を発生
した場合の、生体3を透過する前のエネルギースペクト
ルは第2図のようになる6管電圧・管電流の切り換えシ
ーケンスはたとえば第3図のようにし、管電圧が高いと
き管電流を少なくしているにのときの管電圧の切り換え
は1/100秒程度の短時間で行うことができる。 第3図のようにして管電圧をVl、V2.VBに切り換
え(同時に管電流を切り換え)でX線を照射した場合、
生体3を透過したX線のエネルギー分布は第4図A、B
、Cのようになる。これらエネルギー分布のそれぞれに
ついて、最大エネルギーEl、E2. E3から検出器
4.5の特性に応じたエネルギー範囲(上記の例では2
8KeV)を、単色X線と見なせるエネルギー幅(たと
えば5KeV)を持つ複数のエネルギーバンドE1〜E
24に分割する。 このとき各エネルギーバンドE i (i・1.2、・
・・24)について測定された透過X線強度をIE″、
透過前のX線強度をl0Eiとすると、 石i I E’= T o ”exp[−(μ/ρ>*+・M
y、xEi        ”r −(μ/ρ)、、2・M、□−(μ/ρ)b、、・M 
bmlEl     5゜ の関係が成り立つ。ここで(μ/ρ)!l、(μ/ρ)
、、2、E/ (μ/ρ)ゎイはそれぞれ軟組織1.2、骨の質量減衰
係数を示し、M、、、、M、、2.M5.は軟組織1.
2、骨の単位面積当りの質量数(g/c−+f)を表す
。この式からiを3つ選んで方程式を3つたてれば、3
つの未知数Mlil+Mr、□+Mbl11を求めるこ
とができる。3つのiに対するデータエEJoEiの組
合せは、エネルギー幅設定・組合せ設定装置11により
設定され、それらのデータが骨塩量計算装置12に送ら
れて、上記の連立方程式が解かれ、骨塩量(Mb、、、
)の算出がなされる。この場合、3つのiの組合せを複
数とすることにより、連立方程式自体を複数とし、その
解を複数求めてたとえば平均値を得るなどにより骨塩量
の算出精度を向上させることができる。 こうして算出された骨塩量は、ある画素についてのもの
であるから、画像表示用制御装置13に送られてその画
素に対応して記憶される。つぎにスキャン装置15によ
り、Xli管1、コリメータ2、検出器4.5のX線発
生・検出系を生体3に対してX、Y方向に移動させてス
キャンし、同様に第3図のように管電圧・管電流を切り
換えて各エネルギーバンドでの測定を行い、その位置で
の画素についての骨塩量を求めてその画素に対応して記
憶する。これを繰り返すことにより骨塩量の2次元分布
が得られ、これが画像表示装置14によって表示される
。 なお、上記の実施例では、透過X線検出器5とは別に基
準X線検出器4を用いて生体3に透過する前のX線を検
出しているが、生体3がX線ビーム上にない状態でX線
検出器5及びエネルギー分布測定器9を用いて測定する
ようにすれば、X線検出器4及び基準エネルギー分布測
定器8を省略することもできる。また、第3図では管電
圧を小さい方から大きい方に変化させた後、スキャンし
て再び小さい方から大きい方へと変化させることを繰り
返しているが、大きい方から小さい方へと切り換えたり
、あるいはつねに大きい方から小さい方または小さい方
から大きい方へと一方向に切り換えるのでなく、大きい
方から小さい方への切り換えと小さい方から大きい方へ
の切り換えとを交互に行うようにしたり、その順序は任
意に選ぶことが可能である。また、管電圧、管電流及び
しきい値の変化は、1サイクルの間では連続的にするこ
ともできる。
【発明の効果】
この発明の骨塩基定量装置によれば、フィルタの切り換
えを行う必要がないため、フィルタ切り換えのための時
間と労力がかからず、精度の高い骨塩測定が可能となる
。すなわち、管電圧は非常に高速に切り換えることがで
きるため、異なるエネルギーバンドについてのデータを
、腸のせん動運動などに影響されずに厳密に同一部位に
関して測定することができるので、骨塩量計測の精度が
向上する。また検出器自体の特性を考慮してエネルギー
分布測定のしきい値を定めることができるので、検出器
による測定誤差が少なくなり、この点でも精度が向上す
る。さらに、1回のX線照射でデータの組合せを複数求
めることができるので、複数の骨塩量算出ができ、それ
らの平均値などを求めることにより、精度を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のブロック図、第2図は生
体透過前のX線エネルギースペクトルを示すグラフ、第
3図は管電圧・管電流の切り換えシーケンスを示すタイ
ムチャート、第4図A、B。 Cは透過X線エネルギースペクトル及び各エネルギーバ
ンドを示すグラフである。 1・・・X線管、2・・・コリメータ、3・・・生体、
4・・・基準X線検出器、5・・・透過X線検出器、6
・・・管電圧設定装置、7・・・管電流設定装置、8・
・・基準エネルギー分布測定器、9・・・透過後エネル
ギー分布測定器、10・・・波高分析しきい値設定装置
、11・・・エネルギー幅設定・組合せ設定装置、12
・・・骨塩量計算装置、13・・・画像表示用制御装置
、14・・・画像表示装置、15・・・スキャン制御装
置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)X線管と、生体透過前及び透過後のX線を検出し
    てエネルギー分布を測定する手段と、X線管の管電圧を
    複数のものに切り換える手段と、この管電圧切り換えに
    応じて管電流と上記エネルギー分布測定手段におけるし
    きい値とを切り換える手段と、しきい値で定まるエネル
    ギー範囲を複数の狭い幅のエネルギーバンドに分けたと
    きの各エネルギーバンドでの生体透過前及び透過後のX
    線強度データの組合せを複数用いて骨塩量を算出する手
    段とを備えることを特徴とする骨塩定量装置。
JP2050700A 1990-02-28 1990-02-28 骨塩定量装置 Expired - Lifetime JP2773358B2 (ja)

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JP2009201885A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc X線ct装置

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