JP2007163339A - X線吸収分光装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】X線源から放出するX線を効率よく利用して、X線源の強度および波長特性不安定性に影響されることなく良好なスペクトルを取得する。
【解決手段】X線集光素子3により、X線源1から放出された広帯域X線2を集光してその一部を試料4へ照射し、X線結像素子6により、試料4を透過した透過光5Aと試料4を透過せずX線集光素子3から直接届いた直接光5Bの像を同時に転送し、波長分散素子7により、一次元空間情報を保ったままその転送像を波長分解し、二次元X線検出器9により、信号X線8Aと参照X線8Bのスペクトルを吸収スペクトルおよび参照スペクトルとして同時に取得する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、X線吸収分光計測技術に関し、特にX線吸収分光計測における参照スペクトル取得技術に関する。
X線吸収分光計測は、物質中の特定原子種の局所構造を調べる手法である。特に、短パルスX線と吸収分光計測の組み合わせにより実現する時間分解X線吸収分光法は、物質構造の動的変化を電子構造や原子間距離として捉えることができる極めて有効な計測手段である。
試料に照射するX線の短パルスX線源には、レーザー誘起プラズマを用いたものがよく用いられている(例えば非特許文献1を参照)。特に超短パルスレーザー誘起プラズマを用いたX線源は、ピコ秒程度と極めて短いパルスX線を容易に発生することができ、また高輝度かつ小型であるために実験室規模での時間分解X線吸収分光計測に有効である(例えば非特許文献2を参照)。
一般的な吸収分光計測では、X線強度および計測装置自体のX線感度に波長特性が存在することから、試料透過前のX線の参照強度と透過後の吸収強度を計測することでX線の透過率計測を行っている。参照光の計測には、通常、次の2種類の方法が用いられている。
図5に、従来の放射光施設における参照光計測方法を示す。参照光計測方法の一つは、図5に示したように、広帯域X線101をX線結晶分光器102により単色X線103とし、このX線結晶分光器102の角度を制御することで単色X線103の波長を変化させ、各波長において例えば電離箱のような透過型の参照用X線検出器104により参照強度を取得し、これと同時に、試料105透過後の信号強度を吸収信号用X線検出器106により取得する方法である。これは一般的な放射光施設での計測において通常用いられる方法である。
またもう一つは、X線の単色化後、後段に置かれた試料をステージ上に取り付けX線光路から抜き差しすることで、試料の有無により吸収スペクトルと参照スペクトルを個別に取得する方法で、主に実験室規模の比較的小型の装置において用いられている(例えば非特許文献3を参照)。
一方、レーザープラズマX線源を用いた計測の場合、広帯域のX線をそのまま用い、波長分散素子と一次元もしくは二次元X線検出器を組み合わせることにより、波長を走査することなく一度にスペクトルを取得できる。これは、分光器を用いて波長を走査する計測と比べて限られたX線量を有効に利用するためで、計測時間の短縮および不可逆過程の計測においては試料の使用量を最小限に抑えることができる。このような場合、連続X線または広帯域X線を単色化せずにそのまま用いるため上記の前者のような参照光強度計測はできない。このため、上記の後者の手法と同様に、試料を光路から抜き差しすることにより吸収スペクトルおよび参照スペクトルを個別に取得する方法が必要である。
吸収スペクトルおよび参照スペクトルを個別に計測する場合、全計測を通してX線源の強度および波長特性の安定が必要条件となる。しかしながら、レーザー誘起X線源等をX線源として用いる場合、レーザーショット毎のX線強度の安定度が低いため、X線透過率データの質が劣化する問題がある。これらの不安定性は、レーザー強度の振れやターゲット表面状態の変化に敏感に依存し、強度だけでなく波長特性にも変動を及ぼすという問題があった。
このような強度変化による影響を排除する方法としては、空間分解計測により参考スペクトルと吸収スペクトルを同時に取得する方法が考えられる。この方法の一つとして、レーザープラズマX線源が点光源であることを利用した点投影法の配置による一次元空間分解計測を利用した方法がある(例えば非特許文献4を参照)。図6は、従来の点投影型配置を用いたX線吸収分光方法を示す説明図である。この方法は、X線擬似点光源107から放射された広帯域X線101を直接試料105上に照射し、その透過像を波長分鱗子108により波長分解し、二次元X線検出器109によりX線吸収スペクトル110および参照X線スペクトル111として同時に取得するものである。
K.Murakami et al., Phys. Rev. Lett. 56, 655(1986) K.Murakami et al., Phys. Rev. Lett. 62, 155(1989) 宇田川康夫編:X線吸収微細構造、学会出版センター(1993) A.Klisnik et al., Phys. Rev. E 53, 5315(1996)
しかしながら、このような従来技術では、X線源から放出するX線を効率よく利用できず、X線源の強度および波長特性不安定性に影響されやすいという問題点があった。
すなわち、図6に示した、点投影法の配置による一次元空間分解計測を利用した計測によれば、発散型の点投影配置であるため、試料に照射する単位面積あたりに対するX線量は限られ、X線擬似点光源107の距離とともに減少する。また、照射X線量を多くするために試料をX線源に近づけると、試料へのX線入射角度が場所により大きく異なるようになり均一な計測ができなくなる。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、X線源から放出するX線を効率よく利用して、X線源の強度および波長特性不安定性に影響されることなく良好なスペクトルを取得できるX線吸収分光装置および方法を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかるX線吸収分光装置は、X線源から放出された広帯域X線を集光して照射するX線集光素子と、X線集光素子から照射された広帯域X線のうち試料を透過して届いた透過光と試料を透過せずX線集光素子から直接届いた直接光との像を同時に転送するX線結像素子と、X線結像素子から転送された像を当該像の一次元空間情報を保ったまま波長分解する波長分散素子と、波長分散素子で波長分解された透過光および直接光の像に対応するスペクトルをそれぞれ信号X線吸収スペクトルおよび参照X線スペクトルとして同時に取得する二次元X線検出器とを備えている。
また、本発明にかかるX線吸収分光方法は、X線集光素子により、X線源から放出された広帯域X線を集光して照射するステップと、X線結像素子により、X線集光素子から照射された広帯域X線のうち試料を透過して届いた透過光と試料を透過せずX線集光素子から直接届いた直接光との像を同時に転送するステップと、波長分散素子により、X線結像素子から転送された像を当該像の一次元空間情報を保ったまま波長分解するステップと、二次元X線検出器により、波長分散素子で波長分解された透過光および直接光の像に対応するスペクトルを、それぞれ信号X線吸収スペクトルおよび参照X線スペクトルとして同時に取得するステップとを備えている。
本発明によれば、X線集光素子により、X線源から放出された広帯域X線が集光されて照射され、X線結像素子により、試料を透過した透過光と試料を透過せずX線集光素子から直接届いた直接光との像が同時に転送され、波長分散素子により、その転送像が一次元空間情報を保ったまま波長分解されて、二次元X線検出器により、信号X線と参照X線のスペクトルが吸収スペクトルおよび参照スペクトルとして同時に取得される。
これにより、X線集光素子により集光した広帯域X線を試料へ照射できるため、X線源から放出するX線を効率よく利用でき、試料に照射する単位面積あたりのX線量について制限されることなく、計測に十分なX線量を試料へ照射できる。したがって、X線源の強度および波長特性不安定性に影響されることなく良好なX線吸収スペクトルを取得することが可能となる。特に、発散型の点投影配置のようにX線擬似点光源の距離とともにX線量が減少することもなく、照射X線量を多くするために試料をX線源に近づけた場合に生じる、試料へのX線入射角度の違いによる計測値の不均一性の影響を受けることもない。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、図1を参照して、本実施の形態にかかるX線吸収分光装置について説明する。図1は、本実施の形態にかかるX線吸収分光装置の構成を示すブロック図である。
このX線吸収分光装置は、X線源1、X線集光素子3、X線結像素子6、波長分光素子7、および二次元X線検出器9から構成されている。
X線源1は、広帯域X線2を放出する機能を有している。X線集光素子3は、X線源1から放出された広帯域X線2を集光する機能と、その一部を試料4へ照射する機能とを有している。X線結像素子6は、試料4を透過した広帯域X線2の透過光5Aと試料4を透過せずX線集光素子3から直接届いた広帯域X線2の直接光5Bとの像を同時に転送する機能を有している。波長分散素子7は、X線結像素子6から転送された像の一部を一次元の空間情報を保ったまま波長分解し、透過光5Aに対応する信号X線8Aと直接光5Bに対応する参照X線8Bとを空間的に分離出力する機能を有している。二次元X線検出器9は、波長分散素子7からの信号X線8Aと参照X線8BのX線吸収スペクトルを同時に取得する機能を有している。
本実施の形態は、X線源1より放出する広帯域X線2はX線集光素子3により試料4上へ集光しX線の有効立体角を増加させることで、X線利用効率を改善している。また、その透過光と直接光の像をX線結像素子6により二次元X線検出器9上へ同時に像転送するとともに、X線結像素子6と二次元X線検出器9の間に、波長分散素子7を配置することにより、転送像の一次元空間情報を保ったまま波長分解し、その一次元空間分解スペクトルを二次元X線検出器9により取得している。
特に、レーザー誘起のX線源1より放出される広帯域X線2の発光空間領域は、一般的に擬似点光源であり有限の大きさを有している。この有限領域から発散する広帯域X線2をX線集光素子5にて試料4上へ集光するが、この集光領域はX線源1およびX線集光素子間、X線集光素子3および試料4間の相対距離に依存して拡大された領域を有する。したがって、このX線集光領域の一部分に試料4を晒すことにより、試料を透過する広帯域X線2からなる信号X線8Aと、試料を透過しない広帯域X線2からなる参照X線8Bの光路を分けることが可能となる。
この信号X線8Aと参照X線8Bは、同一のX線結像素子6および波長分散素子7を介して同時に二次元X線検出器9において計測される。そのため、計測毎の広帯域X線2の波長特性変化に関わらず、吸収計測による計測信号X線吸収スペクトルに対応した参照X線スペクトルを同時に同一計測機器により取得できる。
すなわち、X線集光素子3は、X線源1から放出された広帯域X線2を集光し、その一部を試料4へ照射する。X線結像素子6は、試料4を透過した広帯域X線2の透過光5Aと試料4を透過せずX線集光素子3から直接届いた広帯域X線2の直接光5Bとの像を同時に転送する。
波長分散素子7は、X線結像素子6から転送された像の一部を、その像の一次元空間情報を保ったまま波長分解する。これにより、透過光5Aに対応する信号X線8Aと直接光5Bに対応する参照X線8BがX線吸収スペクトルとして空間的に分離して出力される。二次元X線検出器9は、波長分散素子7からの信号X線8Aと参照X線8BのX線吸収スペクトルを同時に取得する。
これにより、X線集光素子により集光した広帯域X線を試料へ照射できるため、X線源から放出するX線を効率よく利用でき、試料に照射する単位面積あたりのX線量について制限されることなく、計測に十分なX線量を試料へ照射できる。したがって、X線源の強度および波長特性不安定性に影響されることなく良好なX線吸収スペクトルを取得することが可能となる。特に、発散型の点投影配置のようにX線擬似点光源の距離とともにX線量が減少することもなく、照射X線量を多くするために試料をX線源に近づけた場合に生じる、試料へのX線入射角度の違いによる計測値の不均一性の影響を受けることもない。
X線源1は、擬似点光源から広帯域X線を発するX線源であり、例えばレーザープラズマやレーザーダイオードなどが挙げられる。
X線集光素子3は、広帯域X線を集光する機能を有する素子であり、例としては斜入射型のX線鏡やキャピラリーレンズ等が挙げられる。X線源の有効立体角はこの素子の特性により限定される。また、集光点でのX線強度分布が平坦になるような設計を行った光学素子が適している。
X線結像素子6は、広帯域X線を結像する機能を有する素子である。X線集光素子3により集光したX線の発散角を満たすX線結像素子6を設計することにより、X線を最大限に利用することができる。一般にX線顕微鏡として用いられるものが、高い空間分解能を実現する上で好ましい。例としては斜入射型のX線顕微鏡として、ウォルター型やカークパトリック・バエズ配置型のものが挙げられる。
波長分散素子7は、X線を空間的に波長分解する機能を有する素子である。一般には軟X線領域では回折格子、硬X線領域では分光結晶を用いるが、その形態は透過型もしくは反射型のどちらでも良い。
二次元X線検出器9は、X線強度を二次元で記録できる検出器である。一般にイメージングプレートやX線用電荷結合素子、マイクロチャンネルプレートなど様々な検出器を使用することが可能であるが、デジタルデータとして処理できること、またダイナミックレンジが広い検出器が適している。
次に、図2を参照して、本実施の形態にかかるX線吸収分光装置の実施例として、吸収分光計測を実施した場合について説明する。図2は、本実施の形態にかかるX線吸収分光装置の実施例を示すブロック図である。
本実施例では、レーザー誘起プラズマX線をX線源1として用いた。高強度パルスレーザー装置10としては、高強度のチタンサファイアレーザーを使用した。発生するレーザー光11は、パルス幅100fs、波長790nmであり、パルスあたり40mJのエネルギーを有する。レーザープラズマターゲットにはテープ状に加工したタンタル製の金属箔を用い、レーザー誘起プラズマより放出する広帯域軟X線パルスを広帯域X線2として用いた。軟X線は、空気による吸収を強く受けるため計測は真空チャンバー12内にて行った。
この広帯域X線2を集光するX線集光素子3としては、ニッケルコートを施した斜入射型の回転楕円体X線鏡を用いた。また、集光X線の像転送を行うX線結像素子6としては、ニッケルコートを施した二対の斜入射型球面X線鏡により構成される、カークパトリック・バエズ配置のX線顕微鏡を使用した。また二次元X線検出器9としては、蛍光面を裏面に配置したマイクロチャンネルプレートと電荷結合素子の組み合わせによるX線検出器を用いた。
波長分解計測を行うために、X線結像素子6の結像光路上には、波長分散素子7として、幅50ミクロンの銅製のスリットと窒化珪素製の薄膜により形成された透過型の回折格子を配置した。この回折格子は、1mmあたり1200本の格子を有している。
試料4としては、メッシュ上に形成された膜厚0.1ミクロンのアルミニウム箔を用い、この箔をX線集光素子3からの広帯域X線2の光路上に配置した。また、アルミ箔の一部には参照X線5Bが透過できるように孔が開いている。よって、集光した広帯域X線2の一部に試料4を晒すことで、吸収スペクトルと参照スペクトルを同時に取得できるよう配置した。
図3に、本実施の形態にかかるX線吸収分光装置のX線吸収スペクトル出力例を示す。図3(a)はアルミニウム箔試料を計測したX線透過像である。図3(a)の左半分はアルミニウムの透過像、中央は箔を支えているメッシュの影、右半分は参照光像に対応する。この二次元空間像の一部をスリット付きの波長分散素子7により取得した一次元空間分解スペクトルを図3(b)に示す。
図4は、X線吸収スペクトルの信号強度を示すグラフであり、図4(a)に吸収スペクトルおよび参照スペクトルの信号強度が示されている。このスペクトルデータから吸収スペクトルを透過率に変換したデータをプロットしたグラフが図4(b)である。透過率スペクトルでは、波長17nmの位置に明瞭にアルミニウムのL吸収端の吸収構造を確認することができる。
したがって、本発明による吸収分光装置により、X線を二つに分岐することなく空間分解型の吸収分光計測をすることで吸収スペクトルおよび参照スペクトルを同時に取得できることは明らかである。
本実施の形態にかかるX線吸収分光装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態にかかるX線吸収分光装置の実施例を示すブロック図である。 本実施の形態にかかるX線吸収分光装置のX線吸収スペクトル出力例である。 X線吸収スペクトルの信号強度を示すグラフである。 従来の放射光施設における参照光計測方法を示す説明図である。 従来の点投影型配置を用いたX線吸収分光方法を示す説明図である。
符号の説明
1…X線源、2…広帯域X線、3…X線集光素子、4…試料、5A…透過光、5B…直接光、6…X結像素子、7…波長分散素子、8A…信号X線、8B…参照X線、9…二次元X線検出器、10…高強度パルスレーザー装置、11…レーザー光、12…真空チャンバー、101…広帯域X線、102…X線分光結晶、103…単色X線、104…参照用X線検出器、105…試料、106…吸収信号用X線検出器、107…X線擬似点光源、108…波長分散素子、109…二次元X線検出器、110…X線吸収スペクトル、111…参照X線スペクトル。

Claims (2)

  1. X線源から放出された広帯域X線を集光して照射するX線集光素子と、
    前記X線集光素子から照射された広帯域X線のうち試料を透過して届いた透過光と前記試料を透過せず前記X線集光素子から直接届いた直接光との像を同時に転送するX線結像素子と、
    前記X線結像素子から転送された像を当該像の一次元空間情報を保ったまま波長分解する波長分散素子と、
    前記波長分散素子で波長分解された前記透過光および前記直接光の像に対応するスペクトルをそれぞれ信号X線吸収スペクトルおよび参照X線スペクトルとして同時に取得する二次元X線検出器と
    を備えるX線吸収分光装置。
  2. X線集光素子により、X線源から放出された広帯域X線を集光して照射するステップと、
    X線結像素子により、前記X線集光素子から照射された広帯域X線のうち試料を透過して届いた透過光と前記試料を透過せず前記X線集光素子から直接届いた直接光の像とを同時に転送するステップと、
    波長分散素子により、前記X線結像素子から転送された像を当該像の一次元空間情報を保ったまま波長分解するステップと、
    二次元X線検出器により、前記波長分散素子で波長分解された前記透過光および前記直接光の像に対応するスペクトルを、それぞれ信号X線吸収スペクトルおよび参照X線スペクトルとして同時に取得するステップと
    を備えるX線吸収分光方法。
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