JPH03251144A - ギャバロン水及びギャバ入り飲料 - Google Patents

ギャバロン水及びギャバ入り飲料

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JPH03251144A
JPH03251144A JP2148751A JP14875190A JPH03251144A JP H03251144 A JPH03251144 A JP H03251144A JP 2148751 A JP2148751 A JP 2148751A JP 14875190 A JP14875190 A JP 14875190A JP H03251144 A JPH03251144 A JP H03251144A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ 産業上の利用分野 本発明は、無色・無臭でしかも透明なギヤバロン水及び
ギャバ入すの各種飲料を製造する方法に間する発明であ
る。
従来の技術 ギャバロン茶葉は、保健性をより高めた健康茶菓として
1986年に農林水産省野菜茶業試験場において開発さ
れたものであり、当該茶菓をギヤバロン茶と命名された
ものである。
前記ギャバロン茶葉の特徴は、普通の緑茶葉あるいは健
康茶菓と異なり、血圧降下作用を示すことが期待できる
ギャバ(γ−アミノ酪酸)を多量に含んだ茶菓であり、
効能を強化した茶菓である。
しかも、その効能を強化する手段として、普通緑茶葉と
異なり、摘採直後の茶菓を窒素ガスや炭酸ガスの中に入
れ5時間から10時間嫌気的処理をした後に釜大茶に製
造したもので、微生物や添加物を一切使用せず、茶菓の
もつ化学成分と酵素を利用しており、いわば茶自身に有
効成分であるギャバの含有量を茶菓100g中150m
gから200mgと普通茶菓の10倍程度に生合成させ
たものである。
しかしながら、飲用に供する時のギャバロン茶葉含有成
分の溶出液は、一般に飲まれている緑茶葉含有成分の溶
出液と比較すると、色及び香りが悪く、色調は酸化され
たように黄色味をを帯びた褐色で眼で見て食飲をそそる
色調を呈せず、又味においては、現在の分析条件では把
握することができない低沸点化合物が原因と思われるこ
の茶菓独特の不快臭がある。
これは、茶生葉を窒素中に置き、異常な代謝が行われこ
とから異臭が発生するものであるが、いかに血圧降下作
用を有する健康茶菓と言えども、現段階では特定の人を
除いて広く一般大衆に愛飲され、普及するに至っておら
ず、他の飲料に混合することも困難である。
本発明が解決しようとする課題 ギャバロン茶葉に含有されている成分の溶出液を濾過・
脱色及び脱臭することにより、現在市販されている種々
の飲料に混入又はベースに使用できる無色無臭のギヤバ
ロン水を提供することを目的とするものである。
[発明の構成] 課題を解決するための手段 一定量の粉末ギャバロン茶葉と一定量の純水とを第1混
合槽に混入攪拌させなから100’Cて3分間から5分
間煮沸しギヤバロン溶液を製造する工程と、上記溶液を
濾過機により濾過した後、吸着樹脂塔を通過させて第2
混合槽に送液し、前記第2混合槽に一定量の粉末活性炭
を混入し80゜から90’Cに加温しながら30分間か
ら60分間攪拌することにより前記溶液を脱色・脱臭す
る工程と、第21!過機により更に濾過する工程とから
成ることを特徴とするギヤバロン水の製造方法の構成と
した。
実施例 以下に本発明の製造例について図面に従フて詳細に説明
する。
製造例1 本製造例においては、ギヤバロン水100g中にGAB
A (キャバ)=γ−アミノ酪酸が1.5mgから2.
0mgを含有し、テアニン・アラニン等が微量に含有す
ると共に、長時間常温状態に置いても濁らないギヤバロ
ン水を製造することを目標とするものである。
製造目標量720リツトルに対し用水960リツトルを
必要とする。これは、製造工程で加熱するために蒸発し
、消失する水分及び活性炭・ギャバロン茶葉に吸着され
て流損失するギヤバロン水は、約20%から25%であ
るからである。
即ち、製造工程の歩留まり率は、約75%だからである
(1)第1工程で、用水1を960リツトルを準備する
この用水1は、厚生省令の水質基準に適合した水を、更
にイオン交換法により硬度1100pp/リットル水素
イオン濃度5.5から7.5とし、鉄分を極力除去した
水を用水として用いる。
(2)第2工程で、上記用水1を混合槽2に入れる。
上記混合槽2は、約1100リツトルの容量の混合槽で
あって、ステンレス製で出来たものを使用することが奸
才しく、混合槽2の内部の温度を確認出来る自記温度計
・混合槽内を攪拌てきる攪拌機付きて、しかも内壁と外
壁の間に上記・温水または冷却水を通し、加熱・殺菌又
は冷却できるように構成されたバッチ式の混合槽である
(3)第3工程で、混合槽内の用水を沸騰(100°C
)3させる。
(4)第4工程で、上記混合槽内て沸騰させた用水内に
嫌気的処理されたギャバロン茶葉を入れ煮沸4する。
混合槽内の用水に入れる上記ギャバロン茶葉は、ギヤバ
ロン水の製造目標量が720リツトルの場合には、72
0リツトルの1.25%のギャバロン茶葉、約9.0k
gを使用する。
即ち、ギャバロン茶葉を約9.0kgを耐熱性でしかも
煮沸時にギャバロン茶葉が袋外に出ない細孔が多数形成
されている袋に入れたギャバロン茶葉を混合槽に入れ、
約90°C以上で約5分間煮沸し、ギヤバロン茶に含有
されている含有成分、例えば、GABA (γ−アミノ
酪酸)等を充分に混合槽内の用水に溶出させる。
約90°Cの温度により約5分間の煮沸が終った後、ギ
ャバロン茶葉の入った袋を取り出し、上記茶菓に残留し
ているギヤバロン溶液を充分に絞り出す。
(5)第5工程で、上記ギャバロン茶葉中の含有成分が
溶出した用水(以下溶液5という)に粉末活性炭5aを
入れ、加熱・攪拌する。
上記粉末活性炭5aは、重量比5%−約36.01<g
の高品質の粉末活性炭を、上記溶液5に入れ、約90°
Cの温度を維持しながら約30分間から60分間加熱す
ると共に、攪拌する。
ここで溶液に混入されて使用される粉末活性炭の物性は
、比表面積10102O”/g、細孔容積0゜60cc
/g、平均細孔直径23.5Aの吸着力の優れた純度の
高い粉末の活性炭を使用する必要がある。
(6)第6エ程で、上記溶液を圧力ポンプてフィルター
ブレス6に送る。
これは、粉末活性炭が混入している溶液の色彩は、活性
炭の微粒子が前記溶液5に混入しているので黒色であり
、溶液5を無色透明にするためにフィルターにかけるの
である。
上記(5)の工程で約30分間から60分間加熱・攪拌
した溶液5を圧力ポンプで水圧式圧搾力201< g 
f / c m’の自動式器フィルターブレス6に送り
、細孔直径40−100mμの濾過通液、圧搾工程を経
て無色・無臭及び透明の720リツトルの溶液(以下ギ
ヤバロン水という)とする。
上記の方法で製造されたギヤバロン水を貯蔵タンクに貯
蔵する。
タンクに貯蔵された無色・無臭及び透明のギヤバロン水
を繰越し使用するときは、更に連続式熱交換器にて90
℃で殺菌冷却した後、ストレジタンク内に冷却貯蔵する
上記方法で製造されたギヤバロン水にギャバ(γ−アミ
ノ酪酸)がどの程度を含有されているかを確認するため
に財団法人日本分析センター(住所二東京本部 東京都
渋谷区元代々木町52番1号)に含有成分の分析を依頼
(第42101428−001号)した結果は、以下の
通りであった。
分析試験結果 分析試験項目 遊離γ−アミノ酪酸 結果      2mg/100g 検出限界 注 分析方法    アミノ酸自動分析法 上記分析結果から明らかなように、上記の製方法により
製造されたギヤバロン水100g中には、2mgの血圧
降下作用を有すると言われているCABA (遊離γ−
アミノ酪酸)が多量に含まれている。
それ故に、以上の方法で製造されたギヤバロン水を清水
及び従来市販されている各種飲料に混入して下記の飲料
を製造することもできる。
(1)3倍濃縮したギヤバロン水を3分の1と清水3分
の2を混合して、ギャバ含量2mg/100gのギャバ
入り飲料をつくる。
(2)ギヤバロン水をウーロン茶飲料に混入し、ウーロ
ン茶本来の成分子ギャバ成分てギャバ含量2mg/10
0gの色調のよい美味しい、より健康的なギャバ入すウ
ーロン茶飲料をつくる。
(3)上記(2)同様にギヤバロン水を緑茶飲料に混入
することによりギャバ入り緑茶飲料を製造することもで
きると共に、紅茶飲料又はレモン飲料にギヤバロン水を
混入しギャバ入り紅茶飲料又はギャバ入すレモン飲料を
製造する。
製造例2 本製造例においてギヤバロン水の主要アミノ酸類含有目
標値としては、ギヤバロン水100g中にGABA(γ
−アミノ酪酸)が4.5mgから6゜0mgを含有し、
テアニンΦアラニン等が微量に含有すると共に、長時間
常温状態に置いても濁らない標準よりギヤバロン茶が3
倍のギヤバロン水を製造する方法である。
以下に第2図に従って本製造例を詳細に説明する。
1、第1工程で、用水11aを準備する。
用水11aとして純水を使用し、当該純水は、イオン交
換純水装置を通し、鉄分・カルシュラム等除去率90%
以上、コロイド状部質除去率100%の純水である。
このように、上記のように純水を使用するのは、無色透
明なギヤバロン水が時間の経過とともに「濁り」が生じ
るために、当該濁りを生じさせる原因の1つでもある鉄
分を事前に除去すると共に1、再生使用する吸着樹脂効
能の阻害要因となる鉄分の除去のためである。
2、第2工程で、嫌気的処理をしたギャバロン茶葉を粉
砕する。
粉砕するギャバロン茶葉としては、GABA=ギャバ(
遊離γ−アミノ酪酸)成分の含有量が、上記嫌気的処理
されたギャバロン茶葉100g中に150mgから20
0mg含有するギヤバロン茶を粉砕する。
3、第3工程で、粉砕された上記ギヤバロン茶葉lid
と用水(純水)Ilaを第1混合槽11に入れ煮沸する
即ち、自記温度計11c・攪拌機11b及び殺菌機能付
きで容量1500リツトルの混合槽11に純水11aを
1350リツトルと粉砕したギヤバロン茶葉lidを4
0kg (約1000リツトル×4%=40kg)を混
入し、蒸気圧下で約100℃で3分間以上煮沸する。
煮沸されるとギヤバロン茶葉lidに含有されている含
有成分(7・−アミノ酪酸やテアニン等)が用水11a
中に溶出した溶液ができる。
4、第4工程で、煮沸されギャバロン茶葉lid中の含
有成分が溶出した溶液lidを第1濾過機12にかけ、
第1タンク13に送液し入れる。
本濾過工程に使用する第111i過機12は、濾紙細孔
が直径1ミクロンで5段式の構成濾過機であって、濾過
能力が1300リツトル/Hの濾過機である。
濾過する際には、圧力約2.5kg/cm’をかけなが
ら濾過する。
このように、圧力をかけて濾過するのは、煮沸されて水
分を多量に含んだギャバロン茶葉中には、γ−アミノ酪
酸等の含有成分が多量に残存しているので、上記含有成
分を完全に絞り出すためである。
本工程で使用されるタンク13は、容量1200リット
ル人のタンク(ポリエチレン樹脂製のタンク)を使用す
る。
この工程によりギャバロン茶葉中の含有成分が用水11
aに溶出して濾過されて出来た溶液13aは茶褐色の溶
液である。温度は、40°C前後になっている。
5、第5工程で、上記第4工程で製造された溶液3aを
第1ポンプ4により送り吸着樹脂塔15内を通過させる
溶液を吸着樹脂塔に送り込むために使用するポンプは、
自動式定量圧力ポンプを使用するとよいが、これに限定
されるものではない。
上記第1ポンプ14により吸着樹脂塔15に送り込まれ
た溶Kl 13 aは、吸着樹脂塔15内の上部から下
部に向かって通過し、ギャバロン茶葉に含まれる鉄分が
、溶液中にも含溶出しているので、当該鉄分を除去する
と共に、溶液の脱臭・脱色を行うためである。このよう
に鉄分を除去するのは、当該鉄分が存在するとアミノ酸
が鉄分の触媒作用により変化し易いからである。
本吸着樹脂塔15は、材質FRP (ガラス繊維強化プ
ラスチック)を使用したものであり、サイズは直径45
0mmで高さが2800mmのものを使用し、吸着樹脂
の充填量の高さは1260mmとし、吸着樹脂15bと
して使用されている樹脂は、多孔性の弱酸性イオン交換
樹脂でポリフェノール系脱鉄樹脂が内臓されていて、吸
着樹脂塔15の下半分に200リツトルの上記脱鉄樹脂
が充填してあり、溶液の通過速度はSVo、5=100
リットル/時(2時間)である。
本吸着樹脂塔15内に溶液13aを前記樹脂塔15の上
部から送流し、脱鉄樹脂15bを通過させ、下部から流
出させ、脱鉄ギヤバロン溶液16aをタンク16に入れ
る。
このように、吸着樹脂塔15内を通過させることにより
、色素の主体である葉緑素の脱色、低沸点化合物と想定
される不快臭の脱臭の殆どが行われる。なお、溶1ff
15aが通過した後、直ちに吸着樹脂塔5の上部から純
水を送り脱鉄樹脂層15b内;こ残っている脱鉄ギヤバ
ロン溶液16aを排出させる。
66第6エ程で、上記第5工程で吸着樹脂塔15を通過
させ、第2タンク16に貯蔵されている脱鉄溶液15a
を第2ポンプ7により第2混合槽18に送液する。
上記混合槽18は、第3工程で使用した第1混合槽11
と同一の混合槽であり、自記温度計18c・攪拌機18
b等が備わっている。
この時の溶液の液相は、脱鉄・脱臭されているために若
干薄黄色の半透明な溶液になっている。
7、第7エ程で、上記溶液の入った第2混合槽18に粉
末活性炭18aを入れ加温・攪拌する。
本工程では、溶液に含有されている残余の色素を除去す
ると共に、不快臭を除去する。
本工程で使用する粉末活性炭の分量は、例えば、混合槽
18に溶液1000リツトルを入れ、当該溶液に対して
2.50%の粉末活性炭25kgを1000リツトルの
溶液中に入れ、80°Cから90°Cに加温し、30分
間から60分間程度撹拌機により攪拌する。
これにより、残余の色素有機質の微細なコロイドを粉末
活性炭に完全吸着させる。
8、第8工程で、上記工程により脱色・脱臭されたギヤ
バロン溶液を第2[通接19にかける。
上記工程で脱色・及び脱臭した溶液を濾紙を2枚重ねに
すると共に、5段式の第2濾過機19を使用して、圧力
2.5)(g/ln’で充分圧縮し濾過する。このよう
に、濾過された溶液を第3タンク110に送液する。
本工程により、無色・無臭・透明でしかもγ−アミノ酪
酸が多量に含有するギヤバロン水20aが得られる。
上記の各工程により得られたギヤバロン水20aを長期
保存するためには、更に、第3タンク20から第3ポン
プ21にリブし一ト式熱交換機22に送り、90℃で1
5秒間殺菌し、5°Cに冷却した後、ストレージタンク
23に貯蔵する。
上記の各製造工程で加熱のために蒸発し、消失する水分
及び吸着樹脂・活性炭に吸着され流損失する水分・ギャ
バロン茶葉及びギャバは、約20%〜25%である。
即ち、歩溜りは約75%である。
それ故に、γ−7ミノ酪酸がギヤバロン水100g中に
4.5mg〜6.0mgを含有する無色・無臭・透明の
ギヤバロン水1000リツトルを製造する場合には、第
1工程で混合槽1に仕込む純水及びギャバロン茶葉の量
は、下記のような計算により求めることができる。
(1)準備する純水のll−1350リツトル各工程に
於ける歩留まりが75%であるから1350リットル×
75%=1000リットルとなる。
それ故に、1350リツトルの純水を準備し、第1工程
での混合槽1に入れる。
(2)準備するギヤバロン茶葉@−40kgギャバロン
茶葉40kgに含有されていするギャバ(γ−アミノ酪
wi)は、60000mg−80000mgである。
全工程での歩留まりは、75%であるから60000m
gX75%〜80000mgX75%=45000 m
 g −60000m gとなる。
従って、1000リツトルは、おおよそ1000000
gと考えられるからギヤバロン水1000リットル中に
は、ギャバ(γ−アミノ酪酸)が45000mg−60
000mgが含有されていることになる。
それ故に、ギヤバロン水100g中にギャバが4゜5m
g−6,0mgが含まれている計算になる。
本製造工程で製造されたギヤバロン水も製造例1で得ら
れたギヤバロン水と同様に清水または他の飲料水に混入
することにより種々の健康的な飲料水を製造することが
できる。
また、本製造例により製造されたギヤバロン水を溶液と
して使用することにより以下の各種の飲料を製造するこ
ともてきる。
(1)製造例2で製造されたギヤバロン水を加熱し、当
該加熱されたギヤバロン水に適量のウーロン茶葉を入れ
、ウーロン茶葉に含有されている成分を上記加熱ギヤバ
ロン水に溶出させることによりギャバ(γ−アミノ酪酸
)を含んだギャバ入ウーロン茶飲料を製造する。
(2)上記(1)同様に上記一定量の加熱ギヤバロン水
に適量の紅茶葉又はレモンを入れ、ギヤバロン茶飲料又
はギャバ人レモン飲料等を製造する。
(3)一定量のギヤバロン水をベースに使用してコーヒ
ーを混入し、ギャバ入すコーヒー飲料を製造する。
(4)一定量のギヤバロン水をベースに使用し、オレン
ジ、リンゴ等の果汁を50%以上を混入加工しギャバ入
すの果汁飲料を製造する。
(5)一定のギヤバロン水をベースに使用し、当該ギヤ
バロン水にオレンジ、リンゴ等の果汁を10%以上50
%未満を混入加工し、ギャバ入すの清涼飲料を製造する
(6)一定のギヤバロン水をベースに使用し、当該ギヤ
バロン水に牛乳、バター、脱脂粉乳、生クリーム等を混
入加工し、ギャバ入り牛乳を製造する。
(7)一定量のギヤバロン水をベースに使用し、当該ギ
ヤバロン水に牛乳、バター、脱脂粉乳、生クリーム及び
乳酸菌等を混入加工し、ギャバ入り乳酸菌飲料を製造す
る。
製造例3 本製造例も又ギヤバロン水100g中にGABA(1・
−アミノ酪酸)が1.5mgから2.0mgを含有し、
テアニン、アラニン等が微量に含有すると共に、長時間
常温状態に置いても濁らない透明のギヤバロン水を製造
することを目標とするものである。
即ち、ギャバ(r−アミノ酪酸〉がギヤバロン水100
gにギャバが2倍含有(3,0mgから4゜Om g 
)するギヤバロン水を製造し、当該ギヤバロン水に原水
を添加して薄めて標準の無色透明のギヤバロン水を製造
する方法である。
以下ギヤバロン水を1000リツトルを製造する場合に
ついて、その製造工程を説明する。
(1)先ず、用水をバッチ式殺菌槽24に590リツト
ルを準備する。
用水は、水道法(昭和32年法律第177条)第4条;
こ従い、厚生省令の水質基準に適合した水を使用する。
ギヤバロン水を1000リツトルを製造するのに用水5
90リツトルをバッチ式殺菌槽24に準備するのは、製
造工程における歩留りが85%であるからである。
次に、バッチ式殺菌槽24内に準備された用水のPH調
整をする。
即ち、PH(水素イオン濃度)をクエン酸三ナトリュウ
ムを使って原水206Cから25” CでPH3,0か
ら3.3に調整する。
PH調整された用水にギャバロン茶葉を微細に粉砕した
ギヤバロン粉茶24fを入れ、用水中に粉茶24fの成
分を溶出させる。
即ち、11kgのギヤバロン粉茶24f(事前にミキサ
ーで粉砕しておく)を袋24dに入れると共に、蓋付の
ステンレス製1i24eに入れ、バッチ式殺菌槽24内
の用水中に吊し、自記温度計24aで温度を確認しなか
ら90°C以上で10分間攪拌機24cで攪拌しながら
煮沸する。
(2)煮沸され用水中にギヤバロン粉茶24fの含有成
分が溶出した溶液24bから袋24dを取り出し、袋2
4dに残留水分を溶液24b中に充分に紋り出した後、
ギヤバロン粉茶24fの含有成分が溶出した溶液24b
に濾過助剤24gとして珪藻土を添加し、一定温度条件
下で攪拌する。
即ち、ギヤバロン粉茶24fに含有している成分が溶出
しているバッチ式殺菌槽24内の500リツトルの溶液
24bに0.6%の濾過助剤珪藻±3 k gを添加し
、60@Cから70°Cの温度条件下で攪拌する。
(3)上記(2)で濾過助剤24gである珪藻土を添加
した溶液24bを濾過機25にかけ濾過する。
上記濾過機25は、5段式の濾過機でポンプ圧0゜5k
g/cmから2.0kg/cm、厚さ0.25mm程度
のガラス繊維濾紙を通して濾過し、バッチ式殺菌機26
に送る。
(4)バッチ式殺菌機槽26に送り込まれた溶液2(3
bに活性炭を15.0kg (ギヤバロン水30d製造
目標量500リットル×3%=15kg)を添加し、約
70°の温度条件下で約30分間程度撹拌する。
(5)上記(4)で攪拌された溶液26bを濾過機27
にかけ濾過する。
濾過機は、5段式の濾過機を使用し、一定の温度条件下
で濾過する。即ち、溶液26bの温度を60°C以上の
温度に維持しなからポンプ圧0.5kg/cm 〜2.
Okg/cm厚さ0.25mm程度のガラス繊維濾紙を
通して一時受はタンク28に送る。
この段階で溶液26bは、無色透明になる。
(6)−時受はタンク28に一時貯留された無色透明の
溶液28bを、更に5段式構成の濾過機29にかけ濾過
する。
即ち、−時受はタンク28中の溶液28bは、ポンプ圧
0.5kg 〜2.0kg/cm孔径0.8μの濾紙2
枚重ねを通して濾過し、バッチ式殺菌機槽30に送る。
(7)濾過機29により濾過され製造された500リツ
トルの溶1α2日b(約590リツトルの用水を使用す
るが、歩留り85%であるので溶液30bは500リツ
トル製造される。)は、ギャバロン茶葉を微細に粉砕さ
れた粉茶24f中の含有成分(ギャバ・テアニン等)が
ギヤバロン水製造目標量1000リツトルの2倍含有し
濃縮されている溶液である。
(8)上記(7)で薄められた溶液30bのPHを5.
8から5.9に調整する。
このPH調整は、溶液30bの温度を20°C〜25℃
で炭酸ナトリュウム(重曹)を添加することにより調整
する。
(9)上記PH調整された溶液30bは、粉茶24fの
成分が2倍溶出している溶液であるので、上記溶液に対
して500リツトルの飲料水を加え、薄めて製造目標量
である1000リツトルの無色・無臭透明のギヤバロン
水30dとする。
その後、85’C以上で30分間加熱殺菌する。
(10)上記(9)により85°Cの条件下で加熱殺菌
されたギヤバロン水30dは、サニタリーポンプ31に
よりプレート式熱交換冷却機32に送り込まれ、5°C
前後に冷却し、ストレージタンク33に貯蔵される。
製造量を日量5000リツトルから20000リツトル
と多量のギヤバロン水を製造する場合には、製造用設備
機械24・25・26・27・29を複数組合わせ、容
量を大型とすると共に、各製造設備機械30・31・3
2・33をプレート式全自動殺菌機及び冷却装置を採用
することにより可能である。
第3図に示した製造例3により平成2年4月23日付で
製造したギャバロン茶葉の粉茶24fの含有成分を溶出
した溶液24bを平成2年4月24日に財団法人日本分
析センターに提出し分析を依頼した分析試験結果は、下
記の通りである。
分析試験結果(溶液24bの溶液の分析試験結果)分析
試験項目結果検出限界性分析方法 遊離アミノ酸          1アミノ酸自動分析
法 1ル1゛ニン      l以下 リンーシ        1以下 ヒスチシーシ      1以下 フェニールYラニシ   1以下 チ0シシ    以下 0イシご         以下 イン0インシ       以下 メチオニン        以下 バーリン        以下 rラニン        2 クーリシン       1以下 アロリン   1以下 クールタミシ西(1以下 セリン         1以下 ストオニシ       1以下 7スハ0ラキーン酸  1以下 遊離r−7ミノ酪酸3mg/100g アミノ酸自動分析法 そして、重曹てPH調整された溶液30bの分析試験結
果は下記のとおりである。
分析試験結果 (ギヤバロン水30bの分析試験結果)分析試験項目結
果検出限界性分析方法 遊離1ミノ酸   以下    1アミノ酸自動分析法
7旧″:二   以下 リンーシ         以下 ヒスチシーシ       以下 万ニーn7ラニン    以下 チロシシ          以下 ロイシン         以下 イソ0イシン      1以下 メチオニン      1以下 ;)゛リン       1以下 1ラニシ        2 クーリシン      1以下 ブロリン      l以下 グルタミン酸    1以下 セリン         1以下 スしオニン      1以下 7スハ0ラヘーン酸  1以下 遊離r−7ミノ酪酸3mg/100g    7ミ)酸
自動分析法以上の試験結果から溶i夜24bとPH調整
された溶液30bに含まれる成分が全く同じであること
が確認された。両者全く同じ成分を有することにより、
溶液24b中に存在しているギャバ(r−アミノ酪酸)
・テアニン等の健康上極めて有効とされている成分が各
処理工程を経て製造され2倍に薄められたギヤバロン水
30dに存在していることになる。
この製造例3により製造されたギヤバロン水では、前記
製造例1及び製造例2で製造した場合に比較して下記の
ような利点がある。
第1に、ロスが少なく歩留まりがよく、歩留まり率は約
85%である。
第2に、製造升間が短縮出来るので効率的である。
第3に活性炭・蒸気料及び電気の使用料が大幅に削減で
き、コスト低減が可能である。
本明細書第22頁から第23頁に記載した製造例2中に
記述した(1)〜(7)までの各種飲料も本製造例でも
製造可能である。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、この発明によれば以下の効果
が得られる。
(1)r−アミノ酪酸(ギヤバ=GABA)を多量に含
有した無色・無臭・透明のギヤバロン水を得ることがで
きると共に、長時間経過しても濁りの出ないギヤバロン
水を得ることができる。
(2)また、血圧降下作用を備えたγ−アミノ酪酸を含
んだギヤバロン水を従来市販されている各種飲料に適量
を添加混入することにより、従来以上の健康飲料を製造
提供することができると共に、ギヤバロン水をベースに
して各種飲料を製造提供することができる。
(3)更に、茶菓の生産及び消費拡大に寄与するとの効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1製造例(製造例1)の工程を示し
た流れ図、第2図は、本発明の第2製造例(製造例2)
を示した流れ図、第3図は本発明の製造例3を示した流
れ図である。 11−第1混合槽、1la−用水、1lb−18b・2
4c・26c・30C−攪拌機、llC・18C・24
a・26a・30a−自記温度計、1id−ギャバロン
茶葉、12−第11!過機、13−第1タンク、13a
−溶液、14−第1ポンプ、15−吸着樹脂塔、15b
−吸着樹脂、16−第2タンク、16a−脱鉄溶液、1
7−第2ポンプ、18−第2混合槽、18a−粉末活性
炭、19−第21!過機、2〇−第3タンク、20a・
30d−ギヤバロン水、21−第3ポンプ、22−殺菌
機、23・33−ストし−ジタンク、24・26・30
−バッチ式殺菌機槽、24b−ギヤバロン粉茶、25・
27・29−五段式濾通接、24g−濾過助剤、28−
一時受槽、31−サニタリーポンプ、32−冷却機

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一定量の粉末ギャバロン茶葉と一定量の純水とを第
    1混合槽に混入攪拌させながら100℃で3分から5分
    間煮沸しギャバロン溶液を製造する工程と、上記溶液を
    濾過機により濾過した後、吸着樹脂塔を通過させて第2
    混合槽に送液し、前記第2混合槽に一定量の粉末活性炭
    を混入し80°から90℃に加温しながら30分から6
    0分間攪拌することにより前記溶液を脱色・脱臭する工
    程と、第2濾過機により更に濾過する工程の製造方法か
    ら成ることを特徴とするギャバロン水の製造方法。 2 請求項1により製造されたギャバロン水の一定量を
    清水に混入したことを特徴とするギャバ入り飲料。 3 清水をウーロン茶飲料としたことを特徴とする請求
    項2記載のギャバ入り飲料。 4 清水を紅茶飲料としたことを特徴とするギャバ入り
    飲料。 5 清水を緑茶飲料にしたことを特徴とする請求項2記
    載のギャバ入り飲料。 6 請求項1により製造したギャバロン水を溶液とし、
    前記ギャバロン水にウーロン茶葉を入れウーロン茶葉に
    含有する成分を溶出させたことを特徴とするギャバ入り
    飲料。 7 ウーロン茶葉を紅茶葉にしたことを特徴とする請求
    項6記載のギャバ入り飲料。 8 ウーロン茶葉を緑茶葉としたことを特徴とする請求
    項6記載のギャバ入り飲料。 9 請求項1により製造された一定量のギャバロン水に
    果汁を混入加工したことを特徴とするギャバ入り飲料。 10 果汁を牛乳、バター、脱脂粉乳及び生クリームと
    したことを特徴とする請求項9記載のギャバ入り飲料。 11 果汁を牛乳、バター、脱脂粉乳、生クリーム及び
    乳酸菌としたことを特徴とする請求項9記載のギャバ入
    り飲料。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09140361A (ja) * 1995-11-17 1997-06-03 Kenya Fujii 米糠ギャバ水及びその製造方法
JP2008541771A (ja) * 2005-06-10 2008-11-27 黄森 ブルーベリー茶飲料及びその調製方法
CN104920810A (zh) * 2015-05-08 2015-09-23 李香子 富含γ-氨基丁酸的饲料添加剂的制备方法
JP2022089944A (ja) * 2020-10-23 2022-06-16 サントリーホールディングス株式会社 乳入りの加熱殺菌済飲料

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