JPH03250099A - メチレンブルーを脱色するための脱色剤 - Google Patents

メチレンブルーを脱色するための脱色剤

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JPH03250099A
JPH03250099A JP33941289A JP33941289A JPH03250099A JP H03250099 A JPH03250099 A JP H03250099A JP 33941289 A JP33941289 A JP 33941289A JP 33941289 A JP33941289 A JP 33941289A JP H03250099 A JPH03250099 A JP H03250099A
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acid
decolorizing
methylene blue
decolorizing agent
solution
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Toshikazu Oyama
尾山 俊和
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はメチレンブルーを脱色するために用いられる脱
色剤に関するものである。
〔発明の背景〕
最近では種々の分野、例えば、便器を清浄に保ったり、
あるいは汚れた便器を清掃するための薬剤または洗剤、
色紙または農薬等には、これらを着色するためにメチレ
ンブルーが広く用いられるようになワて、このメチレン
ブルーを工場または研究所等で取り扱う機会が増大して
いる。
ところで、このメチレンブルーを粉末または溶液等の状
態で取り扱う場合に、その粉末が飛散したり、または?
蓄液としたものがこぼれたり、あるいはこのようなこと
が格別起こらなくても、メチレンブルーが例えば、周囲
の機器や器具または床等、あるいは人体の手等に付着し
、この付着したメチレンブルーは通常の方法、例えば水
や湯で洗ったり、あるいは布等で拭いても落ち難く、ま
た洗い方が適切でないと、メチレンブルーが更に他のも
のにも付着して、却って汚染を拡大してしまうという問
題があった。
そこで、このような洗い落とし難いメチレンブルーを取
るために、そのメチレンブルーで汚れている機器や器具
は、従来、例えば水洗後に、希塩酸または希硫酸で洗い
、ついで洗剤で洗った後、最後に再び水で洗うという方
法で洗浄しているけれども、このような方法では、希塩
酸または希硫酸を使用した後の水洗いが十分でないと、
これらの酸に弱い金属部分等が犯されて錆を生じる一方
、人体に付着した場合は、皮膚等を荒らす恐れがあり、
しがも概して十分な洗浄効果が期待できないという問題
があった。
そこで、本発明者は、このような問題に鑑みて種々研究
を重ねた結果、 (1)  アスコルビン酸およびシュウMヲlO: 9
0〜90 : 10の重量比で含有する溶液は、このア
スコルビン酸とシュウ酸とが互いに相乗効果を発揮し、
様々な機器、器具、床または人体等に付着したメチレン
ブルーに対して特に有効に作用することによって、その
着色を速やかに、かつ完全に除去し、しかもこの溶液は
比較的酸性度が低く、一般の材料および人体に対する化
学作用も穏やかであるために、機器や器具または床等を
損傷したり、あるいは人体に害を及ぼす恐れが少ないこ
と、および(2)上記の溶液に硫酸を添加すると、前記
脱色作用が一層促進され、また酒石酸を添加すると、溶
液中のアスコルビン酸およびシュウ酸が変質してその溶
液が黄変するという現象が回避され、したがってこの両
成分の相乗的な脱色作用が長期にわたって低下しないこ
と、 を見出した。
(発明の目的および構成] 本発明は、上記知見に基づいて発明されたもので、メチ
レンブルーが付着した機器、器具、床または手のような
人体等から、これらの機器、器具、床または人体等に有
害な影響を及ばすことなく、メチレンブルーの着色を容
易に除去できる脱色剤を提供することを目的とし、 (1)  アスコルビン酸およびシュウ酸を10 : 
90〜90 : 10の重量比で含有する溶液からなる
ことを特徴とする、メチレンブルーを脱色するための脱
色剤、および (2)アスコルビン酸およびシュウ酸を10 : 90
〜90 : 10の重量比で含有し、さらに硫酸および
酒石酸のうちのいずれか一方または双方を前記アスコル
ビン酸とシュウ酸との合計重量に対して、0.2〜2.
0重量%含有する溶液からなることを特徴とする、メチ
レンブルーを脱色するための脱色剤、に係わるものであ
る。
〔発明の詳細な説明〕
本発明において用いられるアスコルビン酸およびシュウ
酸はいずれもメチレンブルーに対して還元作用を発揮し
てその脱色に寄与するが、脱色剤中に含まれるこれらの
重量で表した混合割合が、10 : 90乃至90 :
 10の範囲から外れると、両者の相乗作用が低下して
十分な脱色効果が得られないことから、本発明において
は脱色剤中のアスコルビン酸とシュウ酸との重量比を1
0 : 90〜90 : 10と定めた。
この重量比は45 : 55〜55 : 45であるの
が好ましく、そして両者を等量ずつ含有させるのが最も
好ましい。
6Fj Hは、上記の割合でアスコルビン酸とシュウ酸
とを含む溶液に添加すると、この溶液の脱色作用を一層
促進させる作用を有し、また酒石酸は溶液中のアスコル
ビン酸とシュウ酸とを安定化して、これらの脱色作用が
低下するのを防止するとともに、脱色剤自体が黄変する
のを防ぐ作用を有するが、この硫酸および酒石酸のうち
のいずれか一方または双方の添加量が、前記アスコルビ
ン酸とシュウ酸との合計重量に対して、0.2重量%よ
りも少なくなると、上記作用が十分得られなくなり、一
方この添加量が2.0重量%を超えると、機器や器具等
を腐食したり、あるいは人体等を犯す恐れが生ずるとこ
ろから、本発明では、アスコルビン酸と蓚酸との合計重
量に対する硫酸および/または酒石酸の割合を0.2〜
2.0重量%と定めた。
この重量割合は0.5〜1.5%であるのが好ましく、
さらに0.8〜1.2であるのが一層好ましい。
本発明の脱色剤、すなわち酸溶液を形成させるための溶
媒としては、上記の各酸を十分に溶解し、かつこれらの
前記作用を阻害することなく、機器や器具または床、あ
るいは人体等の清浄化すべきものに有害な影響を及ぼさ
ないものならば、例えば水、アルコールまたはこれらの
混合物のような、いずれの溶媒でも使用できるが、好ま
しくは水が用いられ、そして本発明の酸溶液は、アスコ
ルビン酸およびシュウ酸を合わせて一般に5〜30重景
%重量ましくは10〜25重量%含有し、また硫酸およ
び酒石酸のいずれか一方または双方を添加する場合には
、アスコルビン酸とシュウ酸との合計重量に対する前述
の割合にしたがって、この硫酸および/または酒石酸を
含有している。
本発明の脱色剤は、以上の酸成分の他に、必要に応じて
他の成分、例えば各種の洗浄剤等の助剤を含有すること
ができる。
本発明の脱色剤を用いてメチレンブルーを脱色するに当
たっては、様々な方法を使用出来るが、一般に、付着し
ているメチレンブルーの一部を水洗によって除去した後
、あるいはこのような水洗を施さずに、本発明の脱色剤
を、例えば刷毛塗り、潅注または吹付等により、メチレ
ンブルーの上に塗布して、脱色が完了するまで適当時間
放置し、ついでその脱色剤が塗布されていた部分を水洗
するという方法が好ましく使用される。
〔実施例〕
ついで、実施例を参照して本発明を説明するが、本発明
は勿論これらの実施例によって限定されない。
実施例1 水10’od中にアスコルビン酸10gおよびシュウ酸
10gを溶解して得られた水溶液を本発明の脱色剤1と
して、これを、攪拌用具のメチレンブルーが付着してい
る部分に刷毛で塗布して放置すると、メチレンブルーの
着色が3〜4分後に消えたので、これを直ちに水洗した
。水洗後に、メチレンブルーで汚染されていた前記部分
を観察すると、メチレンブルーの着色は完全に除去され
、またその部分が脱色剤によって犯されている痕跡は全
く認められなかった。
実施例2 実施例1で調製した脱色剤に1.84gの硫酸を加える
ことによって、本発明によるもう一つの脱色剤2を用意
した。この脱色剤を用いて、やはりメチレンブルーで汚
染されている攪拌用具を実施例1と同様な手順にしたが
って洗浄すると、メチレンブルーの着色は2〜3分後に
消失して、水洗後の攪拌用具にはメチレンブルーの色が
全く認められなかった。
実施例3 実施例1で調製した脱色剤に1.23gの酒石酸を加え
ることによって、さらに本発明によるもう一つの脱色剤
3を用意した。この脱色剤3と前記脱色剤lの各50d
をそれぞれ蒸発皿にとって、これらを太陽光線の当たる
大気中に14日間曝したとき、脱色剤3では何の変化も
観察されなかったのに対し、脱色剤1は淡黄色に着色し
ていた。
なお、本発明の脱色剤はメチレンブルーばかりでなく、
このメチレンブルーと化学的な構造並びに性質が類似し
ている他の染料に対しても、上述のような脱色作用を発
揮することができる。
〔発明の効果] 以上述べた説明から明らかなように、本発明によると、
メチレンブルーの製造または取扱に与かる様々な工場、
研究所、試験所または実験室等において、メチレンブル
ーで汚された機器、器具、床または人体等から、これら
の機器、器具、床または人体等に有害な影響を及ぼすこ
となく、このメチレンブルーの着色を容易に、すなわち
簡単な操作で速やかに、かつ完全に除去できる便利な脱
色剤が提供される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アスコルビン酸およびシュウ酸を10:90〜9
    0:10の重量比で含有する溶液からなることを特徴と
    する、メチレンブルーを脱色するための脱色剤。
  2. (2)アスコルビン酸およびシュウ酸を10:90〜9
    0:10の重量比で含有し、さらに硫酸および酒石酸の
    うちのいずれか一方または双方を前記アスコルビン酸と
    シュウ酸との合計重量に対して、0.2〜2.0重量%
    含有する溶液からなることを特徴とする、メチレンブル
    ーを脱色するための脱色剤。
JP1339412A 1989-12-27 1989-12-27 メチレンブルーを脱色するための脱色剤 Expired - Lifetime JP2600408B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6354500A (ja) * 1986-08-22 1988-03-08 石井 勝美 アスコルビン酸を主要成分とする洗浄剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6354500A (ja) * 1986-08-22 1988-03-08 石井 勝美 アスコルビン酸を主要成分とする洗浄剤

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