JPH0324950B2 - - Google Patents

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JPH0324950B2
JPH0324950B2 JP15705585A JP15705585A JPH0324950B2 JP H0324950 B2 JPH0324950 B2 JP H0324950B2 JP 15705585 A JP15705585 A JP 15705585A JP 15705585 A JP15705585 A JP 15705585A JP H0324950 B2 JPH0324950 B2 JP H0324950B2
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JP
Japan
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cons
key
tumbler
ring
inner cylinder
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JP15705585A
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Akira Katayama
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MIWA LOCK KOGYO KK
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MIWA LOCK KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンストラクシヨンキー装置付タン
ブラー錠(以下端にコンス・タンブラー錠とい
う)に係り、特に、コンストラクシヨンキー装置
を合鍵で解除できるようにしたコンス・タンブラ
ー錠に関する。
〔従来の技術および問題点〕
コンストラクシヨンキー装置とは、工事中はコ
ンストラクシヨンキー(工事専用鍵)という特殊
な鍵で各住戸の錠前の施解錠を行い、工事完了後
に、コンストラクシヨンキー装置を解除すれば、
コンストラクシヨンキーは使用不能となり、施主
又は入居者が使う合鍵(住戸鍵)だけが使えるよ
うになる装置のことで、工事中における施工者の
錠前施、解錠作業および鍵管理業務の合理化を図
り、さらに施主又は入居者のより一層の安全を確
保するために案出されたものである。なおここで
合鍵とは、いわゆるスペアキー(予備の鍵)のこ
とではなく、一の錠前を解錠するための正規の鍵
形状を有する鍵をいうものとする。
従来のコンストラクシヨンキー装置は、タンブ
ラー錠内部の複数のタンブラーのうち選択された
複数のタンブラーを端縁がシアーラインに整合す
るように係止部材で係止し、すなわちこれら選択
されたタンブラーを工事中一時的に不作動状態に
し、残余の作動状態にあるタンブラーだけを操作
する合鍵とは異なる工事専用鍵をコンストラクシ
ヨンキーとして工事中用い、工事完了後は業者が
特殊な工具を用いて上記選択されたタンブラーの
係止を解いて作動状態に戻すようにしていた。
しかして、上記業者は、特殊工具と共にコンス
トラクシヨンキー装置を解除したことを確認する
ために施主等に引き渡すべき合鍵も持参しなけれ
ばならず、紛失や悪意ある者による合鍵の複製の
可能性が全くないことは言い切れない。
〔発明の目的〕
そこで、本発明の目的は、施主や入居者に手交
された合鍵でコンストラクシヨンキー装置を施主
又は入居者等が自ら直接解除できるコンス・タン
ブラー錠を提供し、もつてコンストラクシヨンキ
ー装置の解除作業の合理化を図り、また、錠前の
安全性をより一層高めることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明は、内周面
に母線に沿うタンブラー係止溝を形成した外筒
と、この外筒と回転可能に嵌合し、一定の間隔を
保つて中心軸線方向に積層された複数の仕切板を
設けると共に、中心軸線に沿つて鍵孔を貫通させ
た内筒とを有し、この内筒の仕切板の間に形成さ
れた各スロツトには、それぞれ鍵孔に挿通される
鍵の幅方向に揺動可能に案内され、上記タンブラ
ー係止溝に係入する方向に付勢されたタンブラー
を挿設し、各タンブラーの中央部には、上記鍵孔
を包囲し得る大きさの鍵通し孔をそれぞれ位置を
違えて開口させ、この鍵通し孔の開口端縁と鍵孔
に挿通された合鍵の鍵溝とを係合させて、各タン
ブラーの端縁を外筒との間の第1のシアーライン
に整合させるようにしたものにおいて、 上記内筒の両端部に小径部を形成すると共に、
その外周面の母線に沿つて、両端が上記小径部に
至り、鍵の厚み方向に深いコンスバー溝を形成
し、このコンスバー溝に、内面がタンブラーの側
端縁に臨み、外方に付勢されたコンスバーを鍵の
厚み方向に移動可能に収容し、このコンスバーの
内筒の小径部における部分の外面側にコンスバー
に係入し得る大きさのリリースプレートを設け、 一方、上記内筒の各小径部に、このリリースプ
レートを収納できるリリース溝を内周面に形成し
た短い円筒状のコンスリングを回転可能に嵌合す
ると共に、このコンスリングと外筒との間の第2
のシアーライン、およびコンスリングと内筒との
間の第3のシアーラインを鍵幅方向に貫通して内
筒の鍵孔に連通する制御ピン孔を形成し、この制
御ピン孔内に、内方から順にボトムピン、コンス
リングの厚さより短いマスターピンおよびトツプ
ピンを制御ピン孔軸線方向に摺動可能に連設し
て、これらの制御ピン全体として内方に付勢し、 他方、上記コンスバーに臨む複数の選択された
タンブラーの側端縁にコンスバーと係合し得る係
合部を形成し、 コンストラクシヨンキー装置作動時には、コン
ストラクシヨンキーの側端縁によつて上記ボトム
ピンを外方に押し出して第3のシアーラインに跨
がらせ、内筒とコンスリングを一体的に結合させ
ると共に、マスターピンの外端面を第2のシアー
ラインに整合させ、コンスリングの内周面により
リリースプレートを介してコンスバーを内方に押
し込み、上記選択されたタンブラー群を、それら
の端縁が第1のシアーラインに整合する位置に係
止し、もつて鍵孔に挿入されたとき選択されたタ
ンブラー群に臨む部分の側端縁を切欠いたコンス
トラクシヨンキーを使用可能にし、 一方、鍵孔に挿入されたときボトムピンに臨む
側端縁を、コンストラクシヨンキーと比較してコ
ンスリングの厚さとマスターピンの長さの差分深
く切欠いた合鍵を用いるときには、トツプピンを
内方に前進させて第2のシアーラインに跨らせ、
外筒とコンスリングとを一体的に結合させると共
に、マスターピンの内端面を第3のシアーライン
に整合させ、内筒の回転によりリリースプレート
とコンスリングのリリース溝とが整合したとき、
コンスバーの付勢力によりリリースプレートをリ
リース溝に不可逆的に係入させてコンスバーを外
方に移動させ、選択されたタンブラー群の係止を
解いて作動状態に復帰させ、もつてコンストラク
シヨンキー装置を解除するようにしたことを特徴
とする。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図乃至第3図において符号1は外筒を示
し、この外筒1の内周面には、その母線方向に沿
つて、タンブラー係止溝2が形成されている。図
示の実施例においては、このタンブラー係止溝2
は外表面に連通する開口として示されており、ま
た、外筒1の中心軸線に関して対称的な2ケ所に
設けられている。
上記外筒1の内孔には、内筒3が回転可能に嵌
合している。この円筒3には、一定の間隔を保つ
て中心軸線方向に積層された複数の仕切板4,4
が設けられており、また、内筒3の中心軸線に沿
つて鍵孔5が貫通している。
上記仕切板4,4の間に形成された複数(図示
の実施例では8個)のスロツト6,6のそれぞれ
には、第4図に示すように、鍵孔5に挿通される
鍵の幅方向(第4図で左右方向)に揺動可能に案
内され、タンブラー係止溝2に係入する方向(第
4図で左方)に付勢された細長い板状のタンブラ
ー7が挿設されており、各タンブラー7の中央部
には、鍵孔5を包囲する大きさの鍵通し孔8がそ
れぞれ鍵幅方向において位置を違えて開口してい
て、この鍵通し孔8の開口端縁(第4図では右側
の開口端縁)と、鍵孔5に挿通された合鍵の側端
縁に形成された鍵溝とを係合させて、各タンブラ
ー7を外筒1と内筒3との間の第1のシアーライ
ンに整合させるようにしている。本発明によるコ
ンス・タンブラー錠のタンブラー錠としての構成
および機能は従来のタンブラー錠のそれらと同様
であるから、さらに詳細な説明は省略する。
また、第4図において符号9,9は、相互にか
つ内筒3の中心軸線に平行で、内筒を縦貫するピ
ンを示し、これらのピン9,9は、タンブラー7
を付勢するタンブラーばね11のばね押えとし
て、また、タンブラー7の突出位置規制部材とし
て、さらにまた、タンブラー7の案内部材として
機能する。
しかして、第1図に示すように、上記内筒3の
両端部には小径部12,12が形成されている。
また、内筒3の外周部には、その母線に沿つて、
両端が上記小径部12に至り、鍵の厚さ方向に深
いコンスバー溝13が形成されている。このコン
スバー溝13の中央部は、第4図に示すように、
スロツト6,6に連通している。なお、このコン
スバー溝13は、鍵孔5に関してタンブラーばね
11とは反対側の外周面に形成するものとする。
上記コンスバー溝13には、第1図および第2
図に示すように、横断面が例えば矩形で、内面が
タンブラー7,7の側端縁に臨むコンスバー溝と
ほぼ等長のコンスバー14が鍵の厚み方向に移動
可能に収容されている。このコンスバー14は、
例えば内筒3の小径部12,12におけるコンス
バー溝13の底面と、コンスバー14の両端との
間に弾装された圧縮コイルばねとしてのコンスバ
ーばね15の弾力により、外方、すなわちコンス
バー溝13から抜け出る方向に付勢されている。
また、コンスバー14の両端部の外面側は肉を
盗まれて段部が形成されており、この段部に上記
コンスバー溝13に係入し得る大きさの板状のリ
リースプレート16が設けられている。そして、
後述するコンストラクシヨンキー装置作動時に
は、第2図および第5図に示すように、コンスバ
ー14の端部とコンスリング17との間にリリー
スプレート16が介在し、コンスバー14はコン
スバーばね15の弾力に抗して内方に押し込まれ
た状態となる。
一方、内筒3の小径部12と外筒1の内孔端部
との間の環状の空間には、第1図、第2図および
第5図に示すように、短い円筒状のコンスリング
17が回転可能に嵌合している。このコンスリン
グ17の内周面には、上記リリースプレート16
を収容できる大きさのリリース溝17a,17a
が形成されている。
また、本発明によるコンス・タンブラー錠の両
端部には、それぞれ少なくとも1個(図示の実施
例では2個)の制御ピン孔18が形成されている
(第1図および第5図参照)。この制御ピン孔18
は、外筒1とコンスリング17との間の第2のシ
アーライン、およびコンスリング17と内筒3と
の間の第3のシアーラインの鍵幅方向に貫通し、
内端は鍵孔5に連通し、外端は外筒1の外面に開
口している。
各制御ピン孔18内には、内方から順に、内端
部を細くしたボトムピン19、コンスリング17
の厚さより短いマスターピン21、およびトツプ
ピンが制御ピン孔18の軸線方向に摺動可能に連
設されている。そして、これらの制御ピンは、外
筒1の外側において前記タンブラー係止溝2を覆
うように装着された蓋板23(第3図および第5
図参照)と、トツプピン22との間に弾装された
圧縮コイルばねとしての制御ピンばね24の弾力
によつて内方に付勢されている。
なお、上記ボトムピン19の長さは、第5図に
示すように、コンストラクシヨンキーCKが鍵孔
に挿入されたとき、ボトムピン19がコントラク
シヨンキーCKの側端縁との係合によつて外方に
押し出されて前記第3のシアーラインに跨がると
共に、マスターピン21の外端面が第2のシアー
ラインに整合するように定められている。図示の
実施例では、鍵孔5に挿入されたときボトムピン
19の内端に当接するコンストラクシヨンキー
CKの側端縁の部分(第6図A点)はキーブラン
クの全幅が確保されている。
他方、第2図乃至第4図に示すように、前記コ
ンスバー14の内面中央部には、コンスバーの長
さ方向に沿つて、横断面矩形の細長い係合突起1
4aが一体に突設されており、この係合突起14
aに臨む複数(図示の実施例では4枚)の選択さ
れたタンブラー7,7の側端縁には、係合突起1
4aと係合し得る係合部7a(第4図)が形成さ
れている。第4図においては、この係合部7aは
タンブラー7の側端縁における切欠を挾む段部で
あるが、スペースが充分あればタンブラー7の側
端縁に一体に突設した突片(図示せず)として係
合部を形成してもよいことは勿論である。この係
合部7aの形成位置は、第4図に示すように、コ
ンスバーの係合突起と係合したとき、タンブラー
7の端縁が外筒1と内筒3との間の第1のシアー
ラインに整合するように定める。
なお、第5図において、前記リリース溝17a
はコンスリング17および外筒1を貫通する孔を
介して外部に連通しているが、この孔はコンス・
タンブラー錠の組立時棒状の工具を挿入してリリ
ースプレート16をコンスバー溝13に嵌装する
ためのもので、本発明の必須の構成要件ではない
から、詳細な説明は省略する。
〔作用〕
上記のように構成された本発明の一実施例によ
るコンス・タンブラー錠において、コンストラク
シヨンキー装置作動時には、第5図に示すよう
に、コンスバー14の両端部とコンスリング17
の内周面との間にリリースプレート16が介在し
ており、第2図および第4図に示すように、コン
スバー14はタンブラーの係合部7a,7aと係
合する位置に配置され、前記選択されたタンブラ
ー7,7のそれぞれを、端縁が第1のシアーライ
ンに整合する位置に係止する。その結果、第3図
に示すように、側端縁がコンスバーの係合突起1
4aに対向する内筒中央部4枚のタンブラー7,
7は不作動状態となる。
したがつて、第6図に示すように、コンスバー
14に係止されたタンブラー群に臨む部分を切り
欠いて細くすると共に、作動状態にあるタンブラ
ーに対応する部分には正規の鍵溝を形成したコン
ストラクシヨンキーCKを鍵孔に挿入すると、作
動状態にある左右各2枚のタンブラー7,7(第
3図参照)の端縁が第1のシアーラインに整合
し、内筒3は回転可能になる。すなわち、コンス
トラクシヨンキー装置作動状態でコンス・タンブ
ラー錠は解錠状態となる。
このとき、第5図に示すように、コンストラク
シヨンキーCKの側端縁が、前記ボトムピン19,
19を外方に押し出して、内筒3とコンスリング
17との間の第3のシアーラインに跨らせると共
に、マスターピン21,21の外端面を第2のシ
アーラインに整合させる。その結果、コンストラ
クシヨンキーCKを時計方向あるいは反時計方向
に回動すると、内筒3はコンスリング17と一体
的に回動するので、コンスバー14とリリースプ
レート16との相対位置は変わらず、コンストラ
クシヨンキー装置の作動状態が保持される。
一方、工事完了後入居者等に手渡される合鍵
IKは、第7図に示すように、コンストラクシヨ
ンキー装置作動時コンスバー14に係止されるタ
ンブラー7,7に対応する部分に正規の鍵溝が形
成されると共に、鍵孔5に挿入されたときボトム
ピン19,19と当接する側端縁の部分は、コン
スリング17の厚さとマスターピン21の長さ
(内筒3の半径方向の寸法)の差分深い切欠溝2
5,25が形成されている。
したがつて、この合鍵IKを鍵孔に挿入すると、
コンス・タンブラー錠の全タンブラーの端縁が第
1のシアーラインに整合して解錠状態になるのは
当然のこととして、第8図に示すように、前記制
御ピンばね24の弾力によつて各ボトムピン19
が上記切欠溝25に係入し、その結果マスターピ
ン21の内端面が第3のシアーラインに整合し、
また、トツプピン22が第2のシアーラインに跨
がるようになる。
この状態で合鍵IKを第8図で反時計方向に回
すと、今度はトツプピン22,22を介して外筒
1に係止されたコンスリング17に対して内筒3
が相対的に回動し、前記リリースプレート16と
リリース溝17aとが整合する角度位置におい
て、前記コンスバーばね15の弾力により、コン
スバー14およびリリースプレート16は外方に
移動し、リリースプレート16はリリース溝17
aに係入する。その結果、第2図および第4図か
ら明らかなように、コンスバー14による選択さ
れたタンブラー群の係止が解かれ、これらのタン
ブラーは作動状態に復帰するが、各タンブラーは
合鍵IKの鍵溝に係合しているので、全タンブラ
ーの端縁は第1のシアーラインに整合した状態を
保持する。
合鍵IKをさらに回動させると、内筒3はリリ
ースプレート16をリリース溝17aに残して回
動し、デツドボルト操作後合鍵IKを第8図で時
計方向に戻すと、復路においてはリリースプレー
ト16とコンスバー14とは相互に摺接するのみ
であるから、合鍵IKを抜ける角度位置にまで戻
すと、第8図に示す状態となる。
このようにして、本発明によるコンス・タンブ
ラー錠は、施主又は入居者は合鍵による最初の解
錠操作によりコンストラクシヨンキー装置が解除
され、以後の施、解錠によつてコンストラクシヨ
ンキー装置が再作動することはない。すなわち、
リリースプレート16が再びコンスバー溝13に
係入することはない。
コンストラクシヨンキー装置解除後は、本発明
によるコンス・タンブラー錠は通常のタンブラー
錠として機能する。
また、工事中用いられたコンストラクシヨンキ
ーCKを用いての解錠が不可能であることは言う
までもない。
〔効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明は、合
鍵による最初の解錠操作によりコンストラクシヨ
ンキー装置を解除するようにしたので、錠前の構
造に関する知識や前記したような特殊な工具を必
要とせず、コンストラクシヨンキー装置の解除作
業を格段に合理化することができる。
また、同じ理由により、合鍵を取扱う者の数を
最少にすることができ、錠前の安全性をより一層
高めることができる。
さらにまた、コンストラクシヨンキーの形状を
合鍵のそれとは全く異なつたものにすることがで
きるので、コンストラクシヨンキーから合鍵を複
製される恐れが全くない、など種々の効果を奏す
る。
〔他の実施例〕
なお、本発明を実施するにあたつては、図示の
実施例に限定されることなく、種々の変形して実
施することができる。
例えば、図示の実施例では、鍵孔に挿入された
ときボトムピンと当接するコンストラクシヨンキ
ーの側端縁の部分にはキーブランクの全幅を確保
するものとしたが、これは必らずしも本発明の必
須の構成要件ではなく、ここに浅い溝を形成して
その部分ボトムピンを長くし、一方、合鍵の切欠
溝を上記浅い溝よりコンスリングの厚さとマスタ
ーピンの長さの差分さらに深くしてもよい(図示
せず)。このようにすると、ボトムピン、マスタ
ーピンおよびトツプピンよりなる制御ピン群が、
いわゆるピンタンブラー錠におけるタンブラーピ
ンと同様に機能し、タンブラー錠の鍵違いが増大
する、という利点が生じる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるコンス・タン
ブラー錠の主要構成部材を展開して示す斜視図、
第2図は上記コンス・タンブラー錠の縦断面図
で、コンストラクシヨンキー作動状態を示し、第
3図は第2図の断面に垂直な断面によるコンス・
タンブラー錠の縦断面図、第4図は第2図−
線による横断面図、第5図は第2図−線によ
る横断面図、第6図はコンストラクシヨンキーの
平面図、第7図は合鍵の平面図、第8図は第2図
−線による横断面図で、コンストラクシヨン
キー装置解除状態を示す。 1……外筒、2……タンブラー係止溝、3……
内筒、4……仕切板、5……鍵孔、6……スロツ
ト、7……タンブラー、7a……係合部、8……
鍵通し孔、12……小径部、13……コンスバー
溝、14……コンスバー、14a……係合突起、
15……コンスバーばね、16……リリースプレ
ート、17……コンスリング、17a……リリー
ス溝、18……制御ピン孔、19……ボトムピ
ン、21……マスターピン、22……トツプピ
ン、24……制御ピンばね、25……切欠溝、
CK……コンストラクシヨンキー、IK……合鍵。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内周面に母線に沿うタンブラー係止溝を形成
    した外筒と、この外筒と回転可能に嵌合し、一定
    の間隔を保つて中心軸線方向に積層された複数の
    仕切板を設けると共に、中心軸線に沿つて鍵孔を
    貫通させた内筒とを有し、この内筒の仕切板の間
    に形成された各スロツトには、それぞれ鍵孔に挿
    通される鍵の軸方向に揺動可能に案内され、上記
    タンブラー係止溝に係入する方向に付勢されたタ
    ンブラーを挿設し、各タンブラーの中央部には、
    上記鍵孔を包囲し得る大きさの鍵通し孔をそれぞ
    れ位置を違えて開口させ、この鍵通し孔の開口端
    縁と鍵孔に挿通された合鍵の鍵溝とを係合させ
    て、各タンブラーの端縁を外筒と内筒との間の第
    1のシアーラインに整合させるようにしたものに
    おいて、 上記内筒の両端部に小径部を形成すると共に、
    その外周面の母線に沿つて、両端が上記小径部に
    至り、鍵の厚み方向に深いコンスバー溝を形成
    し、このコンスバー溝に、内面がタンブラーの側
    端縁に臨み、外方に付勢されたコンスバーを鍵の
    厚み方向に移動可能に収容し、このコンスバーの
    内筒の小径部における部分の外面側にコンスバー
    に係入し得る大きさのリリースプレートを設け、 一方、上記内筒の各小径部に、このリリースプ
    レートを収納できるリリース溝を内周面に形成し
    た短い円筒状のコンスリングを回転可能に嵌合す
    ると共に、このコンスリングと外筒との間の第2
    のシアーライン、およびコンスリングと内筒との
    間の第3のシアーラインを鍵幅方向に貫通して内
    筒の鍵孔に連通する制御ピン孔を形成し、この制
    御ピン孔内に、内方から順にボトムピン、コンス
    リングの厚さより短いマスターピンおよびトツプ
    ピンを制御ピン孔軸線方向に摺動可能に連設し
    て、これらの制御ピンを全体として内方に付勢
    し、 他方、上記コンスバーに臨む複数の選択された
    タンブラーの側端縁にコンスバーと係合し得る係
    合部を形成し、 コンストラクシヨンキー装置作動時には、コン
    ストラクシヨンキーの側端縁によつて上記ボトム
    ピンを外方に押し出して第3のシアーラインに跨
    がらせ、内筒とコンスリングを一体的に結合させ
    ると共に、マスターピンの外端面を第2のシアー
    ラインに整合させ、コンスリングの内周面により
    リリースプレートを介してコンスバーを内方に押
    し込み、上記選択されたタンブラー群を、それら
    の端縁が第1のシアーラインに整合する位置に係
    止し、もつて鍵孔に挿入されたとき選択されたタ
    ンブラー群に臨む部分の側端縁を切欠いたコンス
    トラクシヨンキーを使用可能し、 一方、鍵孔に挿入されたときボトムピンに臨む
    側端縁を、コンストラクシヨンキーと比較してコ
    ンスリングの厚さとマスターピンの長さの差分深
    く切欠いた合鍵を用いるときには、トツプピンを
    内方に前進させて第2のシアーラインに跨らせ、
    外筒とコンスリングとを一体的に結合させると共
    に、マスターピンの内端面を第3のシアーライン
    に整合させ、内筒の回転によりリリースプレート
    とコンスリングのリリース溝とが整合したとき、
    コンスバーの付勢力によりリリースプレートをリ
    リース溝に不可逆的に係入させてコンスバーを外
    方に移動させ、選択されたタンブラー群の係止を
    解いて作動状態に復帰させ、もつてコンストラク
    シヨンキー装置を解除するようにしたことを特徴
    とするコンストラクシヨンキー装置付タンブラー
    錠。
JP15705585A 1985-07-18 1985-07-18 コンストラクシヨンキ−装置付タンブラ−錠 Granted JPS6221973A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15705585A JPS6221973A (ja) 1985-07-18 1985-07-18 コンストラクシヨンキ−装置付タンブラ−錠

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JP15705585A JPS6221973A (ja) 1985-07-18 1985-07-18 コンストラクシヨンキ−装置付タンブラ−錠

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JPS58133454A (ja) * 1982-02-03 1983-08-09 Teikoku Piston Ring Co Ltd 硬化処理した内周面を有するシリンダ

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