JPH03248693A - 映像信号処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、映像信号処理装置、特に入力映像信号から得
られるリセット信号が供給される毎に、このリセット信
号に対して所定の位相関係を有する出力信号を発生する
ようにした映像信号処理装置に関するものである。

〔従来の技術〕

例えば、カラービデオ信号から輝度信号と、線順次色差
信号とを形成し、ＦＭ変調して磁気テープや磁気ディス
クなどの記録媒体に記録し、この記録媒体から読み取っ
た変調信号をＦＭ復調して輝度信号と色差信号とを再生
し、色差信号を色信号に変換して、輝度信号と色信号と
を出力するようにした映像信号の記録再生装置において
、フロッピーディスクを用いて電子スチルカメラで撮像
した静止カラー画像信号を記録するようにしたシステム
がある。このようなシステムにおいては、フロッピーデ
ィスクから読み出した映像信号を信号処理回路に供給し
、ここで種々の信号処理を施している。この処理の一つ
として、映像信号から同期信号を分離し、この同期信号
の位相を基準として種々のタイミング信号を発生させる
ようにしているものがある。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、再生映像信号にはドロップアウトのよう
なノイズが含まれているが、このノイズのレベルは同期
信号を検出するためのステイレベルよりも低くなる場合
があり、このときは同期分離回路から本来の同期信号の
他に誤った信号が出力されることになる。このように誤
った信号が同期分離回路から出力されると、この同期信
号を基準として作成されるタイミング信号も誤ったタイ
ミングで発生されることになる。このように誤った位相
でタイミング信号が発生されると、再生画面が乱れる欠
点があるばかりではなく、例えば、垂直同期信号をカウ
ントして所定の計数値に達したときに成る機能を制御す
るパルスを発生させるような場合、上述したノイズによ
ってこのパルスは所定のタイミングとは異なるタイミン
グで発生されてしまうことになる。また、順次の同期信
号の間隔を検出して画像信号と音声信号やデータ信号な
どの他の信号との識別を行うことが提案されているが、
同期分離回路から誤った信号が出力されると、同期信号
の間隔の検出を正確に行うことができず、映像信号と他
の信号との識別ができないため、誤動作する恐れがある
。さらに、上述したフロッピーディスクを用いた記録再
往システムにおいては、データの１ビツトを４Ｈ（Ｈは
水平同期信号の間隔）で構成しており、ビット同期は水
平同期信号をカウントして形成しているので、水平同期
信号が正しく分離されないと、ビット同期を取ることが
できず、データの再生は不可能となってしまう。また、
このようなシステムにおいては、フィールド記録モード
だけでなくフレーム記録モードも採用されているが、こ
のフレーム記録は奇数フィールドと偶数フィールドの映
像信号を２つのトラック、すなわち２つのチャンネルを
用いているが、奇偶フィールドの順序の不整などが生ず
ることによりＡチャンネルからＢチャンネルへの切り替
わりにおいて同期信号が抜けたりする。特に記録装置と
再生装置が異なる場合にはこのような現象が発生し易く
なる欠点がある。このように、再生映像信号中にドロッ
プアウトのような大きなノイズが発生したり、奇遇フィ
ールドの切り替わり目において同期信号が抜けたり０．
５Ｈ間隔で入ったりすると、モニタ上に表示される画面
が乱れてしまう欠点がある。すなわち、第５図Ａに示す
ようにＡチャンネルからＢチャンネルへの切り換わり目
は、第５図Ｃに示すようにフロッピーディスク１のハブ
２に形成したディスク回転位置検出指標３を検出したタ
イミングで制御しているが、記録装置と再生装置とが異
なる場合には、このディスク回転位置検出指標３の検出
タイミングがずれる可能性があり、そのため第５図Ｂに
示すように水平同期信号が抜けてしまうことがあり、そ
の結果として画面が乱れてしまうことになる。

さらに、上述した電子スチルカメラシステムで用いられ
るフロッピーディスクを用いた記録再生装置において再
生を行う場合には、成る画像と次の画像との間で同期が
ずれてしまうので、そのままでは画面の切り替わり目に
おいて画面が乱れてしまい見苦しくなる欠点がある。こ
のような欠点を除去するために、画面の切り替わり目に
おいて映像信号の出力を強制的に止めるミュート機能を
設け、ミュート期間中に同期をとるようにすることを提
案しているが、ミュートが終了して映像信号の出力を再
開した後に映像信号中の垂直同期信号中にドロップアウ
トが生ずると上述したように画面に乱れが発生する欠点
がある。このような画面の乱れは次にミュートが行われ
るまで持続されることになる。

本発明の目的は、上述した欠点を除去し、映像信号の同
期の乱れによる画面の乱れを極力抑止できるようにした
信号処理装置を提供しようとするものである。

〔課題を解決するための手段および作用〕本発明は、入
力信号に基づいて得た所定のリセット信号が供給される
毎に出力信号の位相を、上記リセット信号に対して所定
の位相関係とするタイミング信号発生回路を有し、該タ
イミング信号発生回路によって所定のタイミング信号を
発生させるようにした信号処理装置において、前記入力
信号に係わるドロップアウトの発生を表すドロップアウ
ト信号に応答して前記リセット信号が前記タイミング信
号発生回路に伝達されるのを阻止するリセット阻止手段
を設けたことを特徴とするものである。

このような、本発明による信号処理装置によって、例え
ば上述したフロッピーディスクから再生した映像信号か
ら水平同期信号を抽出しこれに同期した同期信号を再生
映像信号に加えてモニタに出力するような場合、映像信
号中にドロップアウトによるノイズが含まれていたり、
チャンネルの切替わり目において再生映像信号の乱れが
検出された時には、抽出した水平同期信号から得られる
リセット信号によるタイミング発生回路のリセットを禁
止するようにしているので画面の乱れを有効に抑止する
ことができる。また、タイミング発生回路から発生され
る種々の信号も正しいタイミングで発生されることにな
り、これらの信号によって行われる種々の動作も正しく
行われるようになる。

さらに、本発明は、入力信号から分離して得たリセット
信号が供給される毎に出力タイミング信号の位相を前記
リセット信号に対して所定の位相関係となるようになさ
れたタイミング信号発生回路を有し、該タイミング信号
発生回路によって所定のタイミング信号を得るようにし
た信号処理装置において、出力信号の発生を禁止するミ
ュート時間区間を規定するミュート信号に応答して前記
ミュート時間区間以外の時間区間においては前記リセッ
ト信号が前記タイミング信号発生回路に伝達されるのを
阻止するリセット阻止手段を設けたことを特徴とするも
のである。

このような本発明の信号処理装置を上述したフロッピー
ディスクを用いた映像信号の記録再生装置に適用した場
合、ミュート期間中は再生映像信号から抽出した垂直同
期信号によってリセットを行い、ミュート完了後はこの
垂直同期信号によるリセットを禁止し、ミュート中に設
定した同期を維持するようにしているので、ミュート終
了後の再生映像信号中の垂直同期信号にドロップアウト
が発生してもこれによる同期の乱れは起こらず、したが
って画面の乱れも起こらない。

〔実施例〕

第１図は本発明による信号処理回路を具えるカラービデ
オ信号の記録再生装置の一実施例の全体の構成を示すブ
ロック図であり、本例では記録媒体として電子スチルカ
メラに用いられているフロッピーディスクを用いるもの
である。本例では種々のカラービデオ信号を処理できる
ように３種類の入力端子部１１．１２および１３を設け
る。第１の入力端子部１１には、輝度信号と色信号とが
分離された、いわゆるＳ入力を受けるように端子を設け
、第２の入力端子部１２には、ＶＴＲその他のビデオ信
号源から供給される３原色色信号を受ける端子を設け、
第３の入力端子部１３には、ＮＴＳＣ方式による複合カ
ラーテレビジョン信号を受ける端子を設ける。何れかの
入力端子部に供給されるカラービデオ信号を入力回路１
４に設けた手動スイッチによって選択し、この選択され
たビデオ信号から輝度信号Ｙと、線順次に現れる色差信
号、すなわちＲ−Ｙ信号およびＢ−Ｙ信号とを生成する
ようにする。輝度信号Ｙおよび色差信号はＦＭ変調回路
１５に供給し、このＦＭ変調回路１５において輝度信号
および色差信号を周波数変調した後、混合器１６に供給
する。ここでシステムコントローラ１７から供給される
記録すべきビデオ信号の単位画像に関する管理情報をＤ
ＰＳＫ（Ｄｉｆｆｅｒｅｎｔｉａｌ　Ｐｈａｓｅ　５ｈ
ｉｆｔ　Ｋｅｙｉｎｇ）変調回路１８によって変調して
得られる管理情報信号を合成して周波数多重された信号
を生成する。この単位画像に関する情報としては、例え
ばフィールド記録またはフレーム記録の識別コード、記
録すべきトラック番号、年月日の情報等がある。この混
合器１６の出力信号を記録回路１９で所定のレヘルまで
増幅するとともに所定の処理を施した後、システムコン
トローラ１７によって制御される記録・再生切換えスイ
ッチ２０を介して磁気ヘッド２１に供給し、て磁気記録
媒体、すなわちフロッピーディスク２２の所定のトラッ
クに記録する。上述したように、混合器１６において、
輝度信号Ｙおよび色差信号Ｒ−ＹまたはＢ−Ｙと情報信
号とを混合しているので、これらは同一　トラック上に
周波数多重の関係を以て記録されることになる。磁気ヘ
ッド２１は、システムコントローラ１７に接続されたヘ
ッドアクセス機構２３によってフロッピーディスク２２
の所定のトラックにアクセスされる。また、フロッピー
ディスク２２はシステムコントローラ１７に接続された
スピンドルモータ駆動回路２４によって駆動制御される
スピンドルモータ２５によって、例えば３６００ＰＰＭ
の速度で回転駆動される。このようにしてビデオ信号の
単位画像をフロッピーディスク２２の所定のトラックに
記録することができる。この場合、フィールド記録では
、１トラツクに１フイールドの画像信号が記録され、フ
レーム記録では２トラツクを使用して１フレームの画像
信号が記録されることになる。

再生に当たっては、操作部４０における使用者の操作に
応答するシステムコントローラ１７によって記録・再生
切換えスイッチ２０は再生側に切換えられる。また、フ
ロッピーディスク２２をスピンドルモータ２５によって
回転駆動するとともにヘッドアクセス機構２３によって
磁気ヘッド２１を所定のトラックにアクセスする。磁気
ヘッド２１によって読み取られた周波数多重された信号
、すなわち輝度信号Ｙと、線順次に現れる色差信号Ｒ−
ＹまたはＢ−Ｙと、制御情報信号、すなわちＤＰＳＫデ
ータをスイッチ２０を介して再生回路４１に供給する。

この再生回路４１においては、再生信号をシステムコン
トローラ１７に供給して、記録の有無を検出できるよう
に構成する。すなわち、この再生信号がない場合には、
当該トラックには信号が記録されていないと判断するこ
とができる。他方、再生信号が存在する場合には、再生
信号をＦＭ復調回路４２およびＤＰＳＫ復調回路４３に
供給する。ＦＭ復調回路４２においては、再生信号を復
調して輝度信号Ｙおよび線順次色差信号Ｒ−Ｙ信号また
はＢ−Ｙ信号を得て、本発明の信号処理装置を含む出力
信号処理回路４４の入力端子４５および４６にそれぞれ
供給する。ＤＰＳＫ復調回路４３では、再生ＲＦ信号中
、周波数：１３ｆｏ　ＣｆＨは水平走査周波数）のキャ
リアに対してＤＰＳＫ変調が成されている管理情報デー
タを復調し、この復調した管理データ信号はシステムコ
ントローラ１７に供給スる。この管理データにはフィー
・ルド記録・フレーム記録の識別コードが含まれており
、システムコントローラ１７はこの識別コードに対応し
て関連回路を制御する。このようなりＰＳＫ変調方式に
よる制御情報データの記録再生については、例えば特開
昭６２−２１９８５３号公報に開示されている。

第２図は出力信号処理回路４４の詳細な構成を示すもの
である。ＦＭ復調回路４２から出力信号処理回路４４の
入力端子４５＆ご供給される輝度信号ＹをＡ／Ｄ変換器
５１に供給してディジタル信号に変換した後本発明の信
号処理装置を有する再生信号処理回路５２に供給する。

この再生信号処理回路５２の出力輝度信号をデータ変換
回路５３を経てフィールドメモ＋７５４に記憶するよう
にする。このフィールドメモリ５４の出力は、図示して
いない再生表示装置の画面に一つの画像を映出するノー
マルモードと、上記画面に複数の画像を縮小して映出す
るマルチモードとの切換えを行うノーマル・マルチ切換
えスイッチ５５のマルチ側接点乙こ供給する。このスイ
ッチ５５の２ノ一マル側接点には再生信号処理回路５２
の出力信号を直接供給する６ノーマル・マルチ切換えス
イッチ５５の出力信号をＤ／Ａ変換器５６に供給してア
ナログ信号に変換し、この信号を輝度信号Ｙとして出力
端子５７に出力する。

一方、出力信号処理回路４４の入力端子４６に供給され
る色差信号、Ｒ−Ｙ信号またはＢ−Ｙ信号は、Ａ／Ｄ変
換器５８においてディジタル信号に変換した後、色信号
の信号補償回路５９に供給し、ドロップアウト補償、ス
キュー補正などの処理を施した後、データ変換回路６０
を介してフィールドメモリ回路６１に記憶する。このフ
ィールドメモリ回路６１から読み出した色信号はノーマ
ル・マルチ切換えスイッチ６２のマルチ側接点に供給す
る。このスイッチ６２のノーマル側接点には、信号補償
回路５９の出力信号を直接供給する。このスイッチ６２
から出力される色信号を色信号再生回路６３に供給する
。この色信号再生回路６３には、線順次色差信号を同時
信号に変換する同時化回路および色差信号から色信号を
作成するエンコーダとを具えている。このようにして再
生された色信号ＣをＤ／Ａ変換器６４を介して出力端子
６５に供給する。

上述した輝度信号および色信号を処理するデータ変換回
路５３および６０は、操作部４０でマルチ画面機能が選
択されたとき、これに応答するシステムコントローラ１
７からの制御信号により、輝度信号および色信号をマル
チ画面の種類、例えば２×２または５×５に対応した各
画面の区画に対応するように画面圧縮を行うものである
。

第３図は本発明による信号処理回路の詳細な構成を示す
ものである。同期信号を含む再生輝度信号Ｙをドロップ
アウト補償回路７０に供給する。このドロップアウト補
償回路７０には、図示していないドロップアウト検出回
路から発生されるドロップアウト信号をも供給し、この
ドロップアウト信号に応じて輝度信号中に含まれている
ドロップアウトを補償した後、スキュー補正回路７１に
供給する。このスキュー補正回路７１にてスキュー補正
を行った後、この出力か再生信号処理回路５２の出力と
なる第１の同期分離回路７２に供給して水平同期信号お
よび垂直同期信号を分離する。このようにして分離した
水平同期信号をマスク回路７３を経てハーフＨキラ・−
７４に供給して水平同期信号を抽出する。この水平同期
信号を、水平同期に対するリセット信号発生回路７５に
供給して再生映像信号から抽出した水平同期信号に同期
した水平同期用リセット信号（以下Ｈリセット信号と称
する）を発生させ、このＨリセット信号を同期信号発生
回路７６に供給して、このＨリセット信号に同期した水
平同期信号を発生させる。

また、入力輝度信号Ｙを第２の同期分離回路７７に通し
て同期信号を分離し、さらにこの同期信号を垂直同期信
号分離回路７８に供給して垂直同期信号を分離する。こ
の垂直同期信号を垂直同期リセット信号発生回路７９に
供給して垂直同期用のリセット信号（以下■リセット信
号と称する）を発生させ、このＶリセット信号を同期信
号発生回路７６に供給してＶリット信号に同期した垂直
同期信号を発生させる。さらに、同期信号発生回路７６
から発生される水平同期信号に同期した信号をカウンタ
８０に供給して計数するようにする。このカウンタ８０
には、垂直同期分離回路７８から出力される垂直同期信
号をリセット信号として供給する。このカウンタ８０の
出力信号をＨリセット信号発生回路７５へ供給し、垂直
同期信号が発生されてから所定の期間中はこのＨリセッ
ト信号信号発生回路を不作動としてＨリセット信号が発
生されないようにする。すなわち、フレーム記録の場合
のＡチャンネルからＢチャンネルへの移り変わり目にお
いては、再生映像信号中の水平同期信号に乱れが生ずる
ので、垂直同期信号から所定数の水平同期期間中はＨリ
セットをかけないようにしている。

本願の第１番目の発明によればドロップアウトか検出さ
れてドロップアウト信号か発生されたときは、マスク回
路７３を動作させて第１の同期分離回路７２て分離した
水平同期信号がＨリセット信号発生回路７５に供給され
るのを阻止するように構成しであるので、ドロップアウ
トによって誤った水平同期信号か同期信号発生回路７６
から供給されるのを有効に防止する、二とかできる。す
なわち、上述したドロップアウト補償回路７１における
補償作用により第４図Ａに示すように再生映像信号中に
ドロップアウトか含まれている場合にドロップアウトか
補償されるか、第４図Ｂに示すように完全には除去され
ずに一部分残存することもある。このようにドロップア
ウトが残存した輝度信号を同期分離回路７２において処
理すると第４図Ｃに示すように本来の水平同期信号の他
にドロップアウトによる誤った信号Ｆか出力されてしま
うことになる。本願の第１番目の発明では１、二のよう
な誤った出力信号が発生されるのを避けるために、第１
の同期分離回路７２の出力信号をマスク回路７３に供給
する。このマスク回路７３には、ドロップアウトの発生
を示すドロップアウト信号（第４図Ｄ）をも供給し、ド
ロップアウトが検出された場合には、第４図Ｅに示すよ
うに同期信号がマスク回路を通過しないようにしてＨリ
セットがかからないようにしている。このようにして、
ドロップアウトによる誤った同期がかかるのを有効に防
止された水平同期信号（第４図Ｆ）が同期信号発生回路
７６から発生されることになる。

また、本願の第２番目の発明によれば、■リセット信号
発生回路７９に映像信号の出力を強制的に禁止するミュ
ート信号を供給し、映像信号の出力をカットしているミ
ュート期間中にはＶリセットがかかるが、ミュートが終
了した後はＶリセットがかからないように構成しである
。このため、映像信号の切換えを行っているときには、
新たに再生された映像信号中の垂直同期信号に同期して
■リセットが行われ、同期信号発生回路７６から入力映
像信号に同期した複合同期信号が発生されるようになり
、ミュートが解除された後はＶリセットがかからないた
め、次に再びミュート状態となるまでこの状態が維持さ
れることになる。このようにして垂直同期信号がドロッ
プアウトによって乱れた場合でもミュート後の同期の乱
れを抑止することができる。この場合、ミュート解除後
に再生映像信号の垂直同期信号の位相が変動する可能性
があるが、垂直同期信号の周期は水平同期信号の周期に
比べて非常に長いので、相対的な位相のずれは小さく、
したがって垂直同期信号の位相の変動が再生画像に及ぼ
す影響は小さくなり、実質的な問題は起こらない。また
、ミュート期間中は画面全体を暗くしたり、特定のカラ
ーを付けたりするとともに文字、記号、キャラクタなど
を表示したりすることができる。

第１図に示すように、出力信号処理回路４４がら出力さ
れる再生輝度信号Ｙおよび色信号Ｃはシステムコントロ
ーラ１７によって制御される記録再生切換えスイッチ８
１に供給する。このスイッチ８１には入力回路１４から
入力輝度信号Ｙおよび色信号Ｃをも供給し、記録時には
入力映像信号のモニタを行うことができるようにする。

このスイッチ８１によって選択された輝度信号Ｙおよび
色信号Ｃをシステムコントローラ１７によって制御され
るミュートスイッチ８２に供給する。通常は、このミュ
ートスイッチ８２は再生側Ｐに設定されており、記録再
生スイッチ８１によって選択された映像信号を出力する
が、ミュート状態となるとミュート側Ｈに切り換えられ
てダミー信号発生回路８３から発生されるダミー輝度信
号、ダミー色信号が選択されるように構成されている。

このダミー輝度信号は帰線期間中はブランキング信号、
同期信号を含み、画像期間中は黒レベル信号を含むもの
である。また、ダミー色信号はカラーバースト信号を含
むものである。したがって、ミュート期間中はモニタの
画面は真っ黒となる。ミュートスイッチ８２によって選
択された輝度信号Ｙは混合器８４に供給し、ここでシス
テムコントローラ１７によって制御されるキャラクタジ
ェネレータ８５から供給されるキャラクタ信号を重畳し
て輝度信号出力端子８６に供給する。

また、色信号Ｃはスイッチ８７を経て色信号出力端子８
８に供給する。このスイッチ８７をキャラクタジェネレ
ータ８５によって制御し、輝度信号にキャラクタ信号が
重畳される期間中は色信号を抑止するようにする。すな
わち、この期間中は直流電源８９の所定の電位を色信号
出力端子８８に供給するようにする。このようにして、
出力端子８６および８８には互いに分離した輝度信号Ｙ
および色信号Ｃ１すなわちＳ端子用として出力されるが
、ＮＴＳＣ方式の複合カラーテレビジョン信号を得るた
めに、輝度信号と色信号を混合器９０に供給して合成し
、出力端子９１に複合カラーテレビジョン信号を出力す
るように構成する。このようにして出力端子８６．８８
および９１に出力される信号をテレビジョンモニタに供
給してカラー画像を再生したりカラープリンタに供給し
てカラープリントを作成することができる。

本発明は上述した実施例だけに限定されるものではなく
、幾多の変更や変形が可能である。例えば、上述した実
施例においては電子スチルカメラに用いるフロッピーデ
ィスクから再生した画像信号を処理するようにしたが、
他の記録媒体から再生した画像信号を処理することもで
き、さらに記録媒体から再生した画像信号以外の画像信
号を処理することもできる。

〔発明の効果１ 上述した本発明の信号処理装置によれば、画像信号中に
ドロップアウトのようなノイズが含まれている場合、入
力映像信号から抽出したリセット信号によるリセット動
作を禁止するようにしたため、出力映像信号がドロップ
アウトの影響をうけて変動することを有効に防止するこ
とができる。

さらに、映像信号の出力を禁止するミュート期間が終了
した後は、入力信号から得られるリセット信号によるリ
セット動作を禁止するようにしたため、ミュートが解除
された後は、入力信号にドロップアウトが発生してもこ
れによって出力信号が乱れるのを阻止することができる
。このようにして映像信号処理装置からぶれ等を生じな
い安定した画像をモニタ上に映出するための出力信号を
得ることかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による信号処理装置を具える記録再生装
置の一実施例の構成を示すブロック図、第２図は第１図
に示した出力信号処理回路の詳細な構成を示す回路図、 第３図は本発明の信号処理装置の詳細な構成を示すブロ
ック図、 第４図は同じくその動作を説明するための信号波形図、 第５図はフレーム記録の場合の同期の乱れを説明するた
めの線図である。 １４・・・入力回路　　　　１５・・・ＦＭ変調回路１
７・・・システムコントローラ １９・・・記録回路 ２０・・・記録・再生切換えスイッチ ２１・・・’ｔｔ気ヘッド　　　２２・・・フロッピー
ディスク２３・・・ヘッドアクセス機構 ２４・・・モータ駆動回路　２５・・・モータ４１・・
・再生回路　　　　４２・・・ＦＭ復調回路４４・・・
出力信号処理回路 ５２・・・再生画像信号処理回路 ７０・・・ドロップアウト補償回路 ７１・・・スキュー補正回路 ７２、７７、７８・・・同期分離回路 ７３・・・マスク回路　　　７４・・・ハーフＨキラー
７５・・・Ｈリセット回路　７６・・・同期信号発生回
路７９・・・Ｖリセット回路　８０・・・カウンタ８１
・・・記録再生切換えスイッチ ８２・・・ミュートスイッチ ８３・・・ダミー信号発生回路 ８５・・・キャラクタジェネレータ ８６・・・輝度信号出力端子 ８８・・・色信号出力端子　９１・・・ＮＴＳＣ出力端
出力 端子図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、入力映像信号に基づいて得られる所定のリセット信
   号が供給される毎に、このリセ ット信号の位相に対して所定の位相関係を 有するタイミング信号を発生するタイミン グ信号発生回路を有する映像信号処理装置 において、前記入力映像信号に係わるドロ ップアウトの発生を表すドロップアウト信 号に応答して前記リセット信号が前記タイ ミング信号発生回路に伝達されるのを阻止 するリセット阻止手段を設けたことを特徴 とする映像信号処理装置。 ２、入力映像に基づいて得られる所属の所定のリセット
   信号が供給される毎に、このリ セット信号の位相に対して所定の位相関係 を持つタイミング信号を発生するタイミン グ信号発生回路を有する映像信号処理装置 において、出力映像信号の発生を禁止する ミュート時間区間を規定するミュート信号 に応答して前記ミュート時間区間以外の時 間区間においては前記リセット信号が前記 タイミング信号発生回路に伝達されるのを 阻止するリセット阻止手段を設けたことを 特徴とする映像信号処理装置。