JPH03248190A - 面光源パネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野１ 本発明は液晶バックライト、照明デイスプレィ、照明サ
イン、照明体等の面光源装置に用いられる面光源パネル
に関する。

〔従来の技術］ この種面光源装置は、面光源パネルの一端又は両端側の
端面に例えば蛍光灯の如き光源を近接配置して、光源光
を該端面から面光源パネルに入射供給して、面光源パネ
ルを全体に亘って可及的に明るく且つ均一に照明させる
ものとされる。

そして、面光源パネルには、アクリル等の光透過率の高
い透明樹脂基板が用いられ、これを所定面積を有するよ
うに板取りし、表面にはスクリーン印刷やショツトブラ
スト等による微小点状乃至線状の乱反射面を形成して、
この乱反射面によって上記照明を行わしめるものとされ
る。

また、この面光源パネルの端面にあっては、乱反射し乍
らパネル内を屈曲進行する入射光の放出減耗を防止する
ために、反射率の高い色調による反射テープを端面長手
方向に張着せしめてあり、この反射テープは、面光源パ
ネルの輝度及び均一性の確保を行う上での重要な要素と
されている。

［発明が解決しようとする課題１ 一般に面光源パネルは各種肉厚のものが用い得るが、例
えばワードプロセッサ、コンピュータ、テレビ受像機等
の液晶バックライトとして、この面光源装置を他の機器
に内蔵せしめるような場合には、面光源パネルには輝度
、均一性の確保とともに薄肉化が求められ、例えば２〜
３ｍ園乃至それ以下の肉厚のものを実用化する必要も生
じる。

しかし、例えば５〜６＋ｍｓ＋乃至それ以上の肉厚の面
光源パネルに対して、この反射テープを張着することは
可能であっても、上記２〜３ｍｓの肉厚の面光源パネル
に反射テープを張着するのは、極く細幅の端面長手方向
に添って同じく細幅のものを張着するという工程作業が
生じるため必ずしも容易ではな（、不良率も大幅に上昇
することになる。

殊に１面光源パネルの透明樹脂基板には、その生産に起
因したり、スクリーン印刷した状態でｔＩＩＷｌすると
による反りが生じていることがあり、薄肉化はこの反り
の発生、拡大の要因にもなっている。このように反りが
ある場合、上記反射テープの端面長手方向全面に対する
張着はより困難であり、むしろ至難のことといわざるを
えない。

従って、反射テープの張設による輝度、均一性の確保は
、特に薄肉化した面光源パネルには不適である。

本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目
的とする処は、反射テープに代り、これと同等以上に端
面における入射光の減耗を防止できる面光源パネルを提
供するにある。

〔課題を解決するための手段１ この目的に添い鋭意研究した結果、面光源パネルの透明
樹脂基板端面には、プレーナー加工を施しているとはい
え、板取り時のカッター傷等による微細凹凸が残存して
あり、この微細凹凸を残存せしめることなく、端面を鏡
面状の平滑面とした場合には、反射テープと同等又は同
等以上に端面での入射光減耗防止を行い得る事実を見い
出した０本発明はかかる知見に基づいてなされたもので
、即ち本発明は、透明樹脂基板における光源に対面する
入射端面に対して交差状に位置する光源光゛の入射進行
方向に添う両端面を鏡面状の平滑面としてなることを特
徴とする面光源パネルに係り且つこれを要旨としてなる
。

〔作　　用］ 本発明にあっては、均一性を損うことなく。

反射テープを張着したものと同等又はより向上した輝度
を有する面光源パネルを得られるが。

これは１両端面を鏡面状の平滑面としたことによって、
面光源パネル内を反射屈折し乍も進行する光源光に対し
て、端面においてフラットな反射境界面が形成されたこ
ととなり、一部の急角度の光は別としてもこの反射境界
面が効率良く面光源パネル内方への反射を促進し、入射
光の減耗を可及的に防止する作用を果すことによるもの
と見られる。

［実　施　例１ 以下実施例を示す図面に従って更に本発明を説明すれば
、１はポータプルタイプのワードプロセッサであり、こ
のワードプロセッサｌは、キーボード部３を備えた本体
２と、この本体に対して起倒自在に連結され且つこれに
対面重合状に収容される起倒表示部４とを備えてなる。

起倒表示部４は約１０ｔ＋ｎ程度に薄肉化した幅広平板
状に構成され、正面側に保護パネル５によって保護した
液晶表示面を設けである。

この起倒表示部４には、その液晶表示パネル６を背面照
明するように面光源装置７を内蔵せしめである。

面光源装置１！７は、本例において表面側から積層状に
配置した乳白色ポリエステルの乱反射フィルム８１面光
源パネル９、同じく乳白色ポリエステルの反射フィルム
１８と、面光源パネル９の一側端面にその長平方向に添
いこれに臨むように近設配置した光源１９及び図示を省
略したが特に薄型としたコンバータを備えてなる。

面光源パネル９は、例えば１６５Ｘ２２５■■の縦横寸
法を有する３鴫１厚の薄肉化した単一のアクリル製透明
樹脂基板１０を用い、その−側面である背面略全面に亘
って多数高密度に分布した網点のパターンによる乱反射
面１１を形成せしめである。

乱反射面１１は、光透過性の淡濃度インキによるスクリ
ーン印刷によって印刷形成され、このとき上２網点パタ
ーンは平行パターン部位１２と調整パターン部位１３と
を備えたものとされている。平行パターン部位１２は、
光源１９から離隔面内方向に向けて平行無段階的に順次
面積比が変化するようにするとともに、光源１９と反対
側の他端面１７における反射光による部分的輝度上昇に
起因する輝度のバラツキを解消するために、この端部寄
りの中間部位置が最大の面積比となるようにしである。

そして調整パターン部位１３は、それ自体に平行パター
ン部位１２の面積比平行無段階的変化を備えるとともに
、平行パターン部位１２に囲繞されるように光源１９側
端部を底辺とする山型状を呈する部分を、上記平行パタ
ーン部位１２より更に全体に亘り面積比をやや減少せし
めてなるものとしである（なお、詳細は本発明者らによ
る特願平１−２５６８２０号参照）。

このように乱反射面１１を備えた面光源パネル９は、更
にその透明樹脂基板１０における上記光源１９に対面す
る一側側の入射端面１４に対して交差状に位置する光源
光の入射進行方向に添う両面端、本例にあっては、これ
と直交状とされた上下の端面１５，１６を鏡面状の平滑
面としである。この鏡面状の平滑面化は、透明樹脂基板
１０のカッターによる切断、プレーナー処理の後に、仕
上げつや出し用のパフ仕上げ処理を施すことによって、
上記切断のカッター傷等における微細凹凸が残存しない
程度に可及的に平滑化せしめて行うようにしである。

なお１本例にあっては、上記入射端面１４及び光源１９
と反対側の端面１７にも同様のパフ仕上げ処理を行って
、夫々入射及び反射を良好に行わしめるようにしている
。

この鏡面状の平滑面によって端面１５，１６には、第３
図にモデルを示したようにフラットな反射境界面が形成
されることになり、この端面１５，１６に対して急角度
となる屈折進行の入射光は別としても、多くの入射光は
この端面１５．１６において面光源パネル９の内方に反
射され、進行方向又は光源方向に戻されることによって
、入射光の放出減耗が防止されるに至るものとされる。

上記パフ研磨によって両端面を鏡面状の平滑面とした本
例の面光源パネル９は、約１７５ｃｄ／ｄの輝度の明る
く均一な背面照明をなし得た。この輝度は、同一条件下
で前記従来の反射テープを用いた場合に比して１０〜１
５％向上した輝度であり、この輝度向上が見られたこと
は端面１５，１６における入射光の減耗防止が効果的に
行われたことを示している。

なお、上記光源１９は、１２〜２４Ｖの低ボルトで水銀
が励起し１発熱量が極めて少ないため、長寿命（蛍光灯
の３倍以上）が得られ且つ充分な輝度の入射光を供給し
得るように細径アパチャー管による冷陰極管を特に用い
である。

本例は以上の如くに構成したが、本発明は、透明樹脂基
板の生産時又は生産後に所定の端面を鏡面状の平滑面と
すればよいから、この点から前者ではコスト的には上昇
するが、透明樹脂基板それ自体のインジェクション成型
を行い。

板取り切断を行わないようにすることによってもこれを
行うことができ、また後者では、切断面の溶剤塗付や加
熱によるつや出し処理を施すことによってこれを行うこ
ともできる。但し、上記パフ研磨等の各種機械的研磨手
段によるのが、比較的簡便である上、バラツキのない結
果を得易い。

本発明において鏡面状の平滑面とするのは、少くとも入
射端面に対して交差状に位置する入射進行方向に添う両
端面であるから、これは。

楕円形等各種形状の面光源パネルにあっては。

左右又は上下所定長さの端面部分とされればよい。

また、面光源装置を例えば曲面、波状等のデイスプレィ
に用いるときは、上記平板状のものと同様に、この曲面
又は波状に添った端面を鏡面状の平滑面とすればよく、
この点は直線となる平板におけるものと変らない。

更に、本発明は面光源パネルの端面な鏡面状の平滑面と
すれば足りるから、必ずしも薄肉化した面光源パネルに
限る必要はなく、一般の各種肉厚のものにも汎用的に適
用し得ることは当然である。

このように本発明の実施に当っては、面光源装置の用途
、大きさ、面光源パネルの積層の有無は勿論、透明樹脂
基板の肉厚、鏡面状の平滑面化の手段等は、前記発明の
要旨に反しない限り様々に変更し得る処であり、図示し
説明したものに限る必要はない。

［発明の効果］ 本発明は以上の如くに、透明樹脂基板における光源に対
面する入射端面に対して交差状に位置する光源光の入射
進行方向に添う両端面を鏡面状の平滑面としてなること
を特徴とするから、前記の作用欄にも示したように、端
面が反射境界面をなし１面光源パネル内を屈折進行する
入射光を効率よくパネル内方に反射させて入射光の減耗
を可及的に防止し１反射テープを張着した従来のもと同
等又はそれ以上の輝度を均一性を損うことなく得られる
。

従って、従来必須とされた端面への反射テープの張着と
いう煩雑な作業を解消して、一方で明るく均一な面光源
パネルを供給することが可能となる。

また、端面に反射テープを張着することを省略できるか
ら、外観を良好とし得て面光源パネルとしての商品価値
を高める。

更に、端面の鏡面状の平滑面は透明樹脂基板の生産時に
又はその後の自動化に適する処理によっつで実現できる
から、面光源パネルの生産性を向上し、比較的低コスト
により、明るさ、均一性において優れた高品質面光源パ
ネルの供給を行うことも可能である。

【図面の簡単な説明】

図面は実施例を示すもので、第１図はワードプロセッサ
の一部切欠斜視図、第２図は面光源装置の要部を示す分
解斜視図、第３図は端面とこの端面による入射光の反射
を示すモデル図である。 ｌ・・・ワードプロセッサ ７　・−面　　光　　源　　装　　置 ８・・・乱反射フィルム ９・・・面光源パネル １１・・・乱　　反　　射　　層 １５４６・・一端面 １８−・・反射フィルム １９−・・光　　　　　源

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 透明樹脂基板における光源に対面する入射端面に対して
   交差状に位置する光源光の入射進行方向に添う両端面を
   鏡面状の平滑面としてなることを特徴とする面光源パネ
   ル。