JPH03248159A - 感光体 - Google Patents

感光体

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JPH03248159A
JPH03248159A JP4529890A JP4529890A JPH03248159A JP H03248159 A JPH03248159 A JP H03248159A JP 4529890 A JP4529890 A JP 4529890A JP 4529890 A JP4529890 A JP 4529890A JP H03248159 A JPH03248159 A JP H03248159A
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JP4529890A
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Hideo Yoshizawa
英男 吉沢
Yoshihide Fujimaki
藤巻 義英
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明は感光体に関し、特に、デジタル信号に基づいて
露光用ビームによりドツト露光してドツト状の画像を形
成するのに好適な電子写真感光体に関するものである。
口、従来技術 従来、電子写真に用いられる感光体としては、第6図(
A)に示すように、光減衰が緩慢であるいわゆる低γ型
光減衰特性を示すものに対し、第6図(B)に示すよう
に、光減衰が像露光の初期では緩慢であるが、中期、後
期にかけて急峻となるいわゆる高γ型光減衰特性を示す
ものが知られている。像露光開始後は表面電位があまり
低下しないインダクション期間すが存在する。
第6図(B)の高T型感光体が、上記したような優れた
特性が発揮される理由は必ずしも十分に解明されてはい
ないが、像露光の初期においては感光性物質(特に光導
電性有機顔料)の表面に発生したキャリアが当該顔料の
表面に暫時トランプされて光減衰が抑制され、露光の中
期、後期に至るとキャリアのトラップが飽和状態となり
、この結果、−挙になだれ現象(アバランシェ)が生じ
てほぼ直線的に下降する光減衰特性を示すものと推察さ
れる。
こうした高T特性の感光体の特性は、表面電位の光減衰
曲線の微分係数−光量特性が極大値を有することである
。ここで、光減衰曲線とは、感光体にある光量の光を照
射した場合の感光体の表面電位と光量の関係を指し、縦
軸は感光体の表面電位、横軸は感光体を表面に照射され
た光量(第6図(日)では時間で表している。)をとる
。この曲線に対して、微分係数とは、光減衰曲線aの接
線の勾配を言う。近似的には、ある光量IoがらΔIだ
け光量が増した時の感光体の表面電位がを上記微分係数
と定義する(この時、Δ■はマイナスの値をとる)。第
7図には、上記の近似的手法を用いて求めた光減衰曲線
の微分係数−光量特性を示したが、極大値を有する曲線
Aが第6図(日)の曲線aに対応するものであり、曲線
A′が第6図(A)の光減衰曲線a′に対応するもので
ある。
また、第7図の曲線への特性を有する感光体は、第8図
に示すように、レーザー光による露光時、露光されない
領域の表面電位■イは、初期には高いが、繰り返し使用
していく間に低下し、一方、露光領域の表面電位V、も
それに伴って低下していく。即ち、高γ型光減衰特性を
示す感光体は、光減衰が露光の後期において急峻で、高
ガンマ特性を有する等の特長を有しながら、繰り返し使
用の過程で光減衰曲線が変化して劣化する欠点があるこ
とから有効に利用されていない。
しかし、近年、電子写真等の分野において、画質の改善
、変換、編集等が容易で、高品質の画像形成が可能なデ
ジタル方式を採用した画像形成方法の研究開発が盛んに
なされているが、この画像形成方法においては、高γ型
光減衰特性の感光体は極めて有用である。例えばレーザ
ー、LEDアレイ、液晶シャッタ、好ましくは半導体レ
ーザーのビームを、コンピュータ又は複写原稿からのデ
ジタル画像信号により変調し、−様に帯電された感光体
上にドツト露光してドツト状の静電潜像を形成し、これ
をトナーにより好ましく反転現像してドツト状の画像を
形成する際、通常、輝度1〜5mwで50〜100μm
という極めて狭いパルス幅でドツト露光される。
このようなパルス幅の露光に対し、高T型の感光体は、
ドツト状の静電潜像の電位分布及びドツト状の画像濃度
分布において裾が短くて鮮鋭であり、デジタル方式の画
像の形成に好都合である。
しかしながら、従来の高T型の感光体にはなお一層の高
T化が要求されているにも拘わらず、実際にはその要求
に応える感光体が知られてはいない。しかも、繰り返し
使用時の安定性も望まれているが、これに十分に対応で
きてはいないのが実情である。
ハ1発明の目的 本発明の目的は、感度を向上させて一層の高T化を可能
とし、かつ、繰り返し特性も安定である感光体を提供す
ることにある。
二0発明の構成 本発明は、表面電位の光減衰曲線の微分係数−〔但し、
R1,RZ、R3は水素原子、置換された若しくは未置
換のアリル基、置換された若しくは未置換のアリール基
、置換された若しくは未置換の複素環基、置換された若
しくは未置換のアルキル基、又は下記一般式で表される
基である。
11        11         +0  
     0       0H又は −P−GOR’
)。
1 (但し、R4は水素原子、置換された若しくは未置換の
アリル基、置換された若しくは未置換のアリール基、置
換された若しくは未置換の複素環基、置換された若しく
は未置換のアルキル基、又は置換された若しくは未置換
のアミノ基である。m、nは0、l。
2又は3である。)] 〔但し、R1は前記したものと同じであり、Xはシクロ
アルカン形成基、シクロアルケン形成基、複素環形成基
又はシクロアルキルケトン環形成基である。Pは0.1
.2又は3である。〕 (但し、R’は前記したものと同じであり、R5、R6
は下記一般式で表される基である。
一般式: %式%) (但し、R4は前記したものと同じである。qは1.2
.3又は4である。)〕 本発明の感光体は例えば第1図の11のように構成され
るが、図中の41は導電性支持体、42は中間層、43
は感光層である。
感光層43は、光導電性有機顔料と、チタネート系カッ
プリング剤と、電子受容性物質と、バインダ樹脂と、必
要に応じて用いられる酸化防止剤とを、バインダ樹脂の
溶剤を用いて0.1〜1μm径の微粒子状に混合分散し
て塗布液を調製し、この塗布液を中間層42上に塗布し
、乾燥し、必要により熱処理して形成される。
導電性支持体41としては、アルミニウム、スチール、
銅等の金属板又はドラムが用いられるが、そのほか、紙
、プラスチックフィルム上に金属層をラミネート又は蒸
着したものであってもよい。
また、中間層42としては、通常、電子写真用の感光層
に使用される例えばポリビニルアルコール、ポリビニル
メチルエーテル等を用いることができる。
感光層43に用いられる感光性物質については、露光用
ビームとして半導体レーザービームを用いる場合に好適
な光導電性有機顔料としては、特開昭62−14157
号公報記載のビスアゾ顔料、トリスアゾ顔料、テトラゾ
顔料及び多環牛ノン系顔料、特開昭61−109056
号及び特開昭61−217050号の各公報記載のチタ
ン系フタロシアニン顔料、特公昭49−4338号公報
記載のX型無金属フタロシアニン顔料、特開昭58−1
83757号公報記載のτ型無金属フタロシアニン顔料
、特開昭52−1662号公報記載のε型銅フタロシア
ニン顔料やα型銅フタロシアニン顔料、特開昭55−5
9468号公報記載のβ型無金属フタロシアニン顔料、
特開昭61−15147号公報記載のアズレニウム塩顔
料、特開昭57−205746号、特開昭57−205
747号及び特開昭57−206658号の各公報記載
のトリスアゾ系顔料、特開昭49−105536号公報
記載のスカリリウム系顔料等を挙げることができる。
バインダ樹脂としては、アクリル樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、シリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂、メラミ
ン樹脂、尿素樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂
、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、
フラン樹脂、キシレン樹脂、石油樹脂、各種セルロース
誘導体、これらの複合樹脂、その他を挙げることができ
るが、特に熱硬化性アクリル樹脂とメラミン樹脂との複
合樹脂、或いはこれに更に熱硬化性エポキシ樹脂を含有
せしめたもの、または熱硬化性シリコーン樹脂とアクリ
ル樹脂との複合樹脂が好ましい。
感光層43には、上記したチタネート系化合物(一般式
A、B又はC)を含有させるが、これには下記に示す例
示化合物が挙げられる。
上記したチタネート系化合物は、感光体を高T化して感
度を向上させるために必須不可欠の成分であり、そのた
めには、光導電性有機顔料100重量部に対してチタネ
ート系化合物は0.05〜15重量部含有させるのがよ
く、0.1〜10重量部含有させるのが更に良い。この
含有量が少ないと、高T化が不十分となり、高耐久性も
得られ難くなる。
本発明においては、感光層には上記の他、特に電子受容
性物質を含有させることが、−層の高T化、高耐久性の
ために好ましい。こうした電子受容性物質としては、例
えば無水コハク酸、無水マレイン酸、ジブロム無水マレ
イン酸、無水フタル酸、テトラクロル無水フタル酸、テ
トラブロム無水フタル酸、3−ニトロ無水フタル酸、4
−ニトロ無水フタル酸、無水ピロメリット酸、無水メリ
ット酸、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジメ
タン、0−ジニトロベンゼン、m−ジニトロベンゼン、
1,3.5−)ジニトロベンゼン、バラニトロベンゾニ
トリル、ビクリルクロライド、キノンクロルイミド、ク
ロラニル、プロマニル、ジクロロジシアノバラヘンゾキ
ノン、ジクロロバラベンゾキノン、アントラキノン、ジ
ニトロアントラキノン、2.7−シニトロフルオレノン
、2゜4.7−1−リニトロフルオレノン、2,4.5
7−テトラニトロフルオレノン、9−フルオレニリデン
ー〔ジシアノメチレンマロノジニトリル]、ポリニトロ
−9−フルオレニリデンー[ジシアノメチレンマロノジ
ニトリル]、ピクリン酸、〇−ニトロ安息香酸、P−ニ
トロ安息香酸、3,5−ジニトロ安息香酸、ペンタフル
オロ安息香酸、5ニトロサリチル酸、3.5−ジニトロ
サリチル酸、フタル酸、メリット酸、その他の電子親和
力の大きい化合物を挙げることができる。電子親和力は
0.5〜3.0eVOものが有利である。また、電子受
容性物質の含有量は光導電性有機顔料100重量部に対
して0.1〜30重量部がよく、0.1〜20重量部が
更によい。
感光層には必要に応じて、ヒンダードフェノール類、バ
ラフェニレンジアミン類、ハイドロキノン類、有機硫黄
化合物類、有機リン化合物類等の酸化防止剤等を添加す
ることができる。
また、感光層43の厚さは、5〜200μm程度である
のがよく、−層好ましくは10〜100 μmである。
なお、感光層の膜厚が過小であると高帯電性が得られ難
く、なだれ現象による高ガンマ特性が得られ難い。一方
、過大であると高帯電性が付与されるが、裾の長い光減
衰特性となり、鮮鋭度の高いドツト状の画像が得られ難
い。
本発明の感光体は第6図(B)及び第7図Aに示した如
き高γ型光減衰特性を示す従来の感光体に比べて、第2
図に実線a1で示すように像露光時の光減衰がより急峻
となり、−層の高γ(オン・オフ特性)を示し、かっ、
インダクション期間もす、に短縮されたものとなってい
る。これは、感光層に上記したチタネート系化合物を含
有させたためであるが、チタネート系化合物剤が感光層
中のトラップ準位に有効にトラップされるため、像露光
による光キャリアがすぐにトラップ準位を飽和せしめ、
その結果、像露光の中期、後期においてきわめて2、激
ななだれ現象が生じ、超高ガンマ特性が発揮されるもの
と考えられる。
また、繰り返し特性についても、第3図に示すように、
露光領域の表面電位■1、及び非露光領域の表面電位■
、とも、時間経過に対して実質的に変化せず、耐久性が
向上している。
上記した如き感光体11を用いて、デジタル方式で画像
を形成する際、第4図及び第5図に示す如き電子写真装
置を用いることができる。
第4図において、図中の11は矢印方向に回転する本発
明に係る感光体、21はコロナ帯電器、Lは半導体レー
ザー等の光学系26より照射されるドツト状の画像露光
光、15は現像装置、30は転写前露光ランプ、31は
定着器、32は帯電前露光ランプ、33は転写電極、3
4は分離電極、Pは転写紙、36はクリーニング装置(
36aはファーブラシ、36bはトナー回収ローラ、3
6cはスクレーバ)である。なお、現像装置15は、モ
ノクロ又はモノカラ一方式であってよいが、多色画像を
得るにはイエロー、マゼンタ、シアン、黒のトナーを夫
々有する現像器を設ける。
感光体11は第2図、第7図のAに示した高γ型光減衰
特性を有していて、スコロトロン帯電極よりなるコロナ
帯電器21により表面が均一に帯電され、この帯電と同
時に、赤外光による一様露光ランプ35により均一露光
を与えられ、続いてレーザー光学系26から記録データ
に従ったドツト状の画像露光光りが感光体11上に照射
される。
このようにして潜像が形成されてから、この潜像はトナ
ーが収容されている現像装置15により現像される。
トナー像を形成された感光体11は、必要に応じて転写
前露光ランプ30により均一に照射された後、転写極3
3により転写紙Pに転写される。
転写紙Pは分離極34により感光体11がら分離され、
定着器31で定着される。転写前露光3゜はなくてもよ
く、又、これに替えてAC除電を与えてもよい。一方、
感光体11はクリーニング装置36により清掃される。
クリーニング装置36のファーブラシ36aは像形成中
は感光体11とは非接触に保たれていて、感光体11に
トナー像が形成されると、その転写後に感光体11と接
触し、矢印方向に回転しながら転写残トナーを掻き取る
クリーニングが終わるとファーブラシ36aは再び感光
体11から離れる。トナー回収ローラ36bは矢印方向
に回転しながら適当なバイアスが印加されて、ファーブ
ラシ36bよりトナーなどを回収する。それは更にスク
レーバ360″′?:Nき取られる。
本実施例でのレーザー光学系26を第2図に示す。図中
、37は半導体レーザーダイオード、38は回転多面鏡
、39はfθレンズである。
現像工程においては、露光用ビームによりドツト露光し
て感光体上に形成したドツト状の静電潜像を、平均粒径
l〜20t1mの微粒子トナーを含む一成分系または二
成分系現像剤を用いて現像する。
現像方式としては、接触反転現像方式を採用してもよい
し、また、感光体上に各色トナー像を重ね合わせて形成
し、これを転写材上に一括転写し、定着してカラー画像
を形成するカラー画像形成方法においては、現像領域に
高周波交流バイアスを印加してトナーを飛翔させて非接
触で反転現像する方式を採用してもよい(特開昭58−
184381号公報参照)。
また、本発明においては、接触反転現像方式を採用する
場合であっても、現像領域に交流バイアスを印加して現
像するのがよく、当該交流バイアスの作用によりトナー
が感光体の潜像面に垂直方向から押し付けられて現像が
行われ、潜像面の全体が均一でかつシャープに現像され
る利点がある。
ホ、実施例 以下、本発明の実施例を具体的に説明するが、本発明の
実施の態様が以下の実施例により限定されるものではな
い。
亥1」1− デジタル複写機r D C−8010J  (コニカ社
製)用の感光体ドラムのアルミニウム素管上に、下記組
成の塗布液を塗布した。
X−型無金属フタロシアニン顔料  20重量部(Fa
stogen Blue 8120 :大日本インキ社
製)ポリエステル           67重量部(
アルマテックスP−645:三井東圧化学社製)メラミ
ン樹脂           40重量部(ニーパン2
1R:三井東圧化学社製)フローコントロール剤   
     2重量部(レジミックスRL−4:三井東圧
化学社製)チタネート系化合物(a)      0.
1重量部(プレンアクトTTS :味の素社製)電子受
容性物質(±)       0.02重量部(クロラ
ニル) テトラヒドロフラン       400重量部即ち、
この組成物をサンドグラインダーにて3時間分散し、分
散液を調液した。使用したガラスピーズは粒径2.4〜
4.Owmのハイピー陥、8(オハラ社製)であった。
そして、この分散液をデイツプ法で150mmφのアル
ミニウム素管上に塗布し、150℃で1時間乾燥させ、
膜厚19μmの感光層を製膜した。この感光層下には、
予めポリビニルアルコールの中間層を数μmの厚さに形
成しておいた。
12〜10、  Ll〜2 実施例1と同様にして、下記に示す各種のチタネート系
化合物(b)、(±)、(i)、及び各種の電子受容性
物質(2)、(1)、(4)を夫々下記表−1に示した
比率で添加し、各感光体を製造した。
〈チタネート系化合物〉 (b)プレンアク)46B(味の素社製)(C)プレン
アクト55(味の素社製)(d)プレンアクト138S
(味の素社製)〈電子受容性物質〉 上記に作成した各感光体ドラムを第4図に示したデジタ
ル複写機r D C−8010J  (コニカ社製)改
造機に装着し、当該感光体の表面を一様に帯電した後、
当該感光体の表面を、デジタル信号により変調された半
導体レーザービームにより露光してドツト状の静電潜像
を形成し、この静電潜像を、平均粒径5μmの非磁性ト
ナーと平均粒径20μmの樹脂被覆フェライトキャリア
からなる二成分現像剤を用いて、現像ギャップ間に50
0■のDCバイアス電圧を印加した状態で、接触反転現
像法により現像し、これを普通紙に転写し、定着して、
白黒画像を形成した。この際、現像器位置での感光体の
表面電位も公知の表面電位計(AA−2404:安藤電
気社製)で測定した。
以上の例で得られた結果は下記表−2の通りであった。
(以下余白) 表 この結果から、本発明に基〈実施例では、スタートから
安定した高画質の画像が得られたが、比較例1では初期
に文字とび、1000サイクル後は文字ふとり、カブリ
が多く発生し、比較例2も文字ふとりが多く、良好な画
像が得られなかった。
なお、アルミニウム素管に、膜厚75μmのポリエチレ
ンテレフタレートフィルムにアルミニウムを蒸着したシ
ートを巻きつけ、この上には上記と同様に感光層を形成
し、シートサンプルを作成した。
このようにして得られたシートサンプルを川口電気社製
の感光体試験器エレクトロメーター「EPA−8100
Jに装着し、露光用ビームとして780nmの単色光源
を用いて、光量10μWの強度で感光体の静電特性を測
定した。
この結果、得られた代表的な特性は第2図に示したもの
と同等であった。この感光体は、光減衰曲線の微分係数
−光量特性が極大値を有する第7図で述べた如き特性で
あった。そして、上記測定結果を下記表−3に具体的に
示す。インダクションレンジhは第2図のb又はす、を
露光エネルギーで示し、E?会は表面電位を600Vか
ら100■に低下させるのに必要な露光エネルギーを示
す。
表  −3 この結果から、本発明に基く感光体は比較例のものに比
べて感度が大幅に向上し、高T特性を示した。
へ1発明の作用効果 本発明は上述したように、光減衰曲線の微分係数−光量
特性が極大値を示す感光体に、特定構造のチタネート系
カップリング剤を含有させているので、感度を向上させ
て一層の高γ化を可能とし、かつ、繰り返し特性も安定
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明を説明するためのものであって
、 第1図は感光体の一例の一部分の断面図、第2図は感光
体の光減衰特性の概略図、第3図は繰り返しプロセス時
の表面電位の変化を示す概略図、 第4図は画像形成装置の概略断面図、 第5図はレーザー光学系の概略図 である。 第6図〜第8図は従来例を示すものであって、第6図(
A)は低γ型光減衰特性の概略図、第6図(B)は高T
型光減衰特性の概略図、第7図は光減衰曲線の微分係数
−光量特性図、第8回は繰り返しプロセス時の表面電位
の変化を示す概略図 である。 なお、図面に示す符号において、 11・・・・・・・・・感光体 15・・・・・・・・・現像装置 21・・・・・・・・・コロナ帯電器 26・・・・・・・・・レーザー光学系32・・・・・
・・・・帯電前露光 33・・・・・・・・・転写電極 34・・・・・・・・・分離電極 41・・・・・・・・・導電性支持体 42・・・・・・・・・中間層 43・・・・・・・・・感光層 L・・・・・・・・・ドツト露光(画像露光)である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、表面電位の光減衰曲線の微分係数−光量特性が極大
    値を示し、下記一般式A、B又はCで表されるチタネー
    ト系化合物を含有する感光体。 一般式A: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔但し、R^1、R^2、R^3は水素原子、置換され
    た若しくは未置換のアリル基、置換された若しくは未置
    換のアリール基、置換された若しくは未置換の複素環基
    、置換された若しくは未置換のアルキル基、又は下記一
    般式で表される基である。 一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、R^4は水素原子、置換された若しくは未置換
    のアリル基、置換された若しくは未置換のアリール基、
    置換された若しくは未置換の複素環基、置換された若し
    くは未置換のアルキル基、又は置換された若しくは未置
    換のアミノ基である。m、nは0、1、2又は3である
    。)〕 一般式B: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔但し、R^1は前記したものと同じであり、Xはシク
    ロアルカン形成基、シクロアルケン形成基、複素環形成
    基又はシクロアルキルケトン環形成基である。pは0、
    1、2又は3である。〕 一般式C: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔但し、R^1は前記したものと同じであり、R^5、
    R^6は下記一般式で表される基である。 一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、R^4は前記したものと同じである。qは1、
    2、3又は4である。)〕
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