JPH0324801Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0324801Y2
JPH0324801Y2 JP9410886U JP9410886U JPH0324801Y2 JP H0324801 Y2 JPH0324801 Y2 JP H0324801Y2 JP 9410886 U JP9410886 U JP 9410886U JP 9410886 U JP9410886 U JP 9410886U JP H0324801 Y2 JPH0324801 Y2 JP H0324801Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
rotor
apex
groove
apex seal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9410886U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63102U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9410886U priority Critical patent/JPH0324801Y2/ja
Publication of JPS63102U publication Critical patent/JPS63102U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0324801Y2 publication Critical patent/JPH0324801Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rotary Pumps (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ロータリエンジンのロータの外周と
ロータハウジングの内周面との間をシールするア
ペツクスシール装置に関する。
従来の技術及び考案が解決しようとする問題点 ロータリエンジンにおいては、ロータハウジン
グ内で回転するロータの外周の各頂部に、夫々、
ロータの幅全体にわたつて、外周面に開口したシ
ール溝を形成し、これらのシール溝に細長い板状
をなすアペツクスシールを嵌合するとともにその
シール溝から突出する方向に付勢して、その突出
した端縁のシール面をロータハウジングの内周面
に弾接させることにより、その内周面とロータの
各頂部との間をシールするようになつており、ア
ペツクスシールを付勢する前記弾性部材として、
従来は、シール溝の溝幅と略同一幅を有する細長
いばね鋼板を円弧形に湾曲してなる板ばねを用
い、この板ばねをその中央部がシール溝の溝底に
当接する方向に向けてシール溝内に嵌入し、その
両端を、夫々、シール溝内に嵌合したアペツクス
シールの両端部の下縁に当接させることにより、
アペツクスシールの両端部を夫々板ばねの端部で
押圧するようになつていたが、アペツクスシール
は高温に曝されることにより剛性が低下するた
め、アペツクスシールのシール面の、ロータハウ
ジングの内周面との接触により受ける面圧が、板
ばねにより押圧された両端部の下面に夫々対応す
る両端部において局部的に大となり、これによ
り、シール面の両端部が異常に摩耗したり、焼付
きを生ずる欠点があつた。
問題点を解決するための手段 本考案は上記問題点を解決するための手段とし
て、ロータリエンジンのロータハウジング内で回
転するロータの外周の各頂部にそのロータの幅全
体にわたつて形成したシール溝に細長い板状をな
すアペツクスシールを嵌合し、そのアペツクスシ
ールをその下縁と前記シール溝の溝底との間に装
着した弾性体の弾力によりそのシール溝から突出
する方向に付勢して前記アペツクスシールの上縁
に形成したシール面を前記ロータハウジング内周
面に弾接させることにより、その内周面と前記ロ
ータの外周の頂部との間をシールするようにした
アペツクスシール装置において、前記弾性体を、
金属細線を編成した金属メツシユで成形した構成
とした。
考案の作用及び効果 本考案のロータリエンジンにおけるロータのア
ペツクスシール装置は上記構成になり、金属メツ
シユを、平行二面を有する棒状に圧縮成形してそ
の一面をシール溝の溝底に当てるとともに他面を
アペツクスシールの下縁に当て、あるいは、波付
け成形して各波形部の一側の各頂部をシール溝の
溝底に当てるとともに他側の各頂部をアペツクス
シールの下縁に当てて、アペツクスシールの下縁
をこれらの弾性体により長さ方向において略均一
に押圧することにより、アペツクスシールのシー
ル部を長さ方向において略均一の力でロータハウ
ジングの内周面に押し付けることができ、これに
より、アペツクスシールが高温に曝されて剛性が
低下したときに、シール面の面圧が長さ方向にお
いて略均一となり、従来のように、偏摩耗したり
焼付きを生ずるのが確実に防止される効果があ
る。
実施例 以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。
第1図において、1は2節エピトロコイド曲面
からなる内面2を有するロータリエンジンのロー
タハウジングであり、その内部に嵌装された三葉
形の内方包絡面を有するロータ3が3つの頂部4
でロータハウジング1の内面2に常に接触しなが
ら回転し、その回転がロータ3の内歯車5と出力
軸6の歯車7との噛み合いにより出力軸6に伝達
されて出力されるようになつており、ロータ3の
3つの頂部4には、夫々、ロータ3の幅全体にわ
たつて、一定の深さと幅を有するシール溝8が形
成され、各シール溝8に嵌合された細長い板状を
なすアペツクスシール10がその下縁とシール溝
8の底面の間に嵌装された弾性部材11の弾力に
より上縁のシール面12がシール溝8から突出し
てロータハウジング1の内面2に弾接しており、
これによつて、ロータ3の各頂部4とロータハウ
ジング1の内面2との間が常に気密に保たれるよ
うになつている。
前記した弾性部材11は、第3図に示すよう
に、ステンレス綱線を筒形にメリヤス編みしてな
る素材14を径方向に圧縮して編平に押し潰した
のち、丸棒状に巻き、これを所定長さに切断して
径方向に圧縮することによつて、第2図に示すよ
うに、断面方形の棒状に形成されたものであつ
て、この弾性部材11をアペツクスシール10の
両端部の下端に形成された保持片15,15の間
に嵌合したのちアペツクスシール10をシール溝
8に嵌入することによつて、弾性部材11がシー
ル溝8内に装着され、その下面がシール溝8の底
面に長さ方向全体にわたつて当接しているととも
に、その上面がアペツクスシール10の下縁に同
じく長さ方向全体にわたつて当接しており、これ
により、アペツクスシール10がそのシール面1
2とロータハウジング1の内面2との係合により
シール溝8内に進入する方向に押圧されると、弾
性部材11がアペツクスシール10の下縁とシー
ル溝8の底面との間で長さ方向において均一に押
し潰されるため、この弾性部材11の弾性復元力
によつてアペツクスシール10の下縁が長さ方向
の全体にわたつて均一な力で押し上げられ、この
ことから、アペツクスシール10のシール面12
が長さ方向の各部においてロータハウジング1の
内面2に均一な力で押し付けられる。
第4図は変形例になる弾性部材21を示し、こ
の弾性部材21は、ステンレス綱線を筒形にメリ
ヤス編みしてなる前記素材14を同じく偏平に押
し潰したものを、シール溝8の溝幅と略同一幅の
細長い板状に切断し、これに波付加工を施して一
定高さの波形に形成されたものであつて、図に示
すように、各波形部の頂部が夫々アペツクスシー
ル10の下縁、及び、シール溝8の底面に当接す
る方向に向けて前記と同様にアペツクスシール1
0の両側の保持片15,15の間に嵌めてシール
溝8内に装着されるようになつており、この弾性
部材21は、各波形部の上側の頂部が夫々アペツ
クスシール10の下縁に当接するとともに下側の
各頂部が夫々シール溝8の底面に当接し、これに
より、アペツクスシール10の下縁が弾性部材2
1の各波形部の上側の頂部により一定の小間隔毎
に押圧されるため、アペツクスシール10のシー
ル面12が長さ方向において略均一にロータハウ
ジング1の内面2に押し付けられる。
【図面の簡単な説明】
第1図はロータリエンジンの断面図、第2図は
アペツクスシール及び弾性部材の取付手順を示す
斜視図、第3図は弾性部材の素材の斜視図、第4
図は弾性部材の変形例の斜視図である。 1……ロータハウジング、2……ロータハウジ
ングの内面、3……ロータ、4……ロータの頂
部、8……シール溝、10……アペツクスシー
ル、11,21……弾性部材、12……シール
面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロータリエンジンのロータハウジング内で回転
    するロータの外周の各頂部に該ロータの幅全体に
    わたつて形成したシール溝に細長い板状をなすア
    ペツクスシールを嵌合し、該アペツクスシールを
    その下縁と前記シール溝の溝底との間に装着した
    弾性体の弾力により該シール溝から突出する方向
    に付勢して前記アペツクスシールの上縁に形成し
    たシール面を前記ロータハウジングの内周面に弾
    接させることにより、該内周面と前記ロータの外
    周の頂部との間をシールするようにしたアペツク
    スシール装置において、前記弾性体を、金属細線
    を編成した金属メツシユで成形したことを特徴と
    するロータリエンジンにおけるロータのアペツク
    スシール装置
JP9410886U 1986-06-20 1986-06-20 Expired JPH0324801Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9410886U JPH0324801Y2 (ja) 1986-06-20 1986-06-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9410886U JPH0324801Y2 (ja) 1986-06-20 1986-06-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63102U JPS63102U (ja) 1988-01-05
JPH0324801Y2 true JPH0324801Y2 (ja) 1991-05-30

Family

ID=33446820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9410886U Expired JPH0324801Y2 (ja) 1986-06-20 1986-06-20

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0324801Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63102U (ja) 1988-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0215059Y2 (ja)
JPH0324801Y2 (ja)
CA1051265A (en) Support means for floating rotary ring member
JPS6436683U (ja)
JP2673784B2 (ja) ブッシュ及びその製造方法
JPS5828403B2 (ja) 端面密封装置
US1941025A (en) Shaft sealing device
JPS605822B2 (ja) 滑りシール作用を有する押さえリング
US5951274A (en) Internal-gear machine
JPH0648209Y2 (ja) 密封装置
JPS6110055Y2 (ja)
JPH01165367U (ja)
US3869229A (en) Sealing device for use in rotary piston engine
JPS6322467U (ja)
JPS59490Y2 (ja) 焼結含油軸受
JPS5822442Y2 (ja) 軸封装置
JPH0614143Y2 (ja) リップ型シール
JPS5867994U (ja) ギヤポンプ又はモ−タ
JPS6030401Y2 (ja) ロ−タリピストンエンジンのサイドシ−ル装置
JPS6216866U (ja)
JPH01121767U (ja)
JPH0129317Y2 (ja)
JPH02105664U (ja)
JPS5919908Y2 (ja) 回転式熱交換器
JPS5912453Y2 (ja) オイルシ−ル