JPH03246352A - 内燃機関の燃焼状態検出装置 - Google Patents

内燃機関の燃焼状態検出装置

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JPH03246352A
JPH03246352A JP4371490A JP4371490A JPH03246352A JP H03246352 A JPH03246352 A JP H03246352A JP 4371490 A JP4371490 A JP 4371490A JP 4371490 A JP4371490 A JP 4371490A JP H03246352 A JPH03246352 A JP H03246352A
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JP
Japan
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cylinder pressure
pipe inside
inside pressure
combustion chamber
peak position
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JP4371490A
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English (en)
Inventor
Hiromichi Miwa
博通 三輪
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、内燃機関の燃焼状態検出装置に関する。
〈従来の技術〉 機関の失火等の燃焼状態を把握するために、筒内圧力(
燃焼室圧力)を検出する方法があり、特定運転状態にお
ける最高筒内圧力や図示平均有効圧Pi(以下、P、と
略す)を求めることにより実際の燃焼状態を判断するよ
うにしている。かかる燃焼状態検出装置の従来例として
、以下のようなものがある(1962年9月株式会社山
海堂発行「内燃機関JVOL、1第19頁参照)。
すなわち、筒内圧センサにより筒内圧力を各気筒光り2
回転(4サイクル機関ではクランク角度で720’ )
の期間検出し、この検出された筒内圧力によりP、を算
出するようにしている。
く課題を解決するための手段ン ところで、車両搭載機関の多くは通常4気筒以上の多気
筒機関であり、これらの多気筒機関において前記従来例
を適用すると以下の不具合がある。
すなわち、各気筒について筒内圧力を2回転の期間検出
して各気筒毎にPiを算出するようにすると、マイクロ
コンピュータを用いるにしても検出した筒内圧力をA/
D変換するA/D変換器に高速のものが必要となりまた
P、を演算するCPUも高速のものが必要となりコスト
高になるという不具合がある。
また、上記不具合を解消するために、特開昭61265
548号公報に示すようなものがある。
これは、基本的には所定のクランク角度範囲(例えば1
80°)内にて検出された筒内圧力Pとクランク角度毎
の微少シリンダ容積変化量ΔVとがら擬似P、を次式に
より演算するようにしている。
また、特開昭62−238433号公報には、筒内圧力
が所定値以上の区間において、前記演算式により疑似P
、を求めるものが開示されている。
また、特開昭62−238434号公報には、点火時期
から筒内圧力が所定値以上の区間において、前記演算式
により疑似P、を求めるものが開示されている。
しかし、これらのものでは、所定のクランク角度範囲に
て疑似Piを算出するようにしているので、燃焼状態が
悪化して燃焼期間が第22図中鎖線示の如く長くなった
ときには、疑似P、と720゜の期間におけるP8との
相関が第23図に示すように大巾にずれるので、燃焼状
態の検出精度を悪化させ、もって点火時期、空燃比、排
気還流量等の制御精度を悪化させるという不具合がある
さらに、特開昭62−203036号公報には、圧縮上
死点付近では実際の筒内圧力を検出すると共に、他の区
間では運転状態(吸入空気流量、スロットル弁開度2槻
関回転速度等)に応じてマツプから筒内圧力を検索し、
これらの筒内圧力により720”の期間においてPiを
演算するものが開示されている。
しかし、燃焼状態は常に変動するので、予め設定された
マツプデータから筒内圧力を検索するものでは、実際の
筒内圧力を予測することは難しく、P、の検出精度すな
わち燃焼状態の検出精度が悪化するという不具合がある
本発明は、このような実状に鑑みてなされたもので、燃
焼状態の検出精度を向上できる内燃機関の燃焼状態検出
装置を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため、本発明は、第1図に示すように、機関燃焼室
の筒内圧力を検出する筒内圧力検出手段Aと、機関のク
ランク角度を検出するクランク角度検出手段Bと、所定
クランク角範囲のサンプリング期間において前記筒内圧
力検出信号をサンプリングするサンプリング手段Cと、
クランク角度毎の燃焼室容積を設定する燃焼室容積設定
手段りと、設定されたサンプリング期間の燃焼室容積と
前記サンプリングされた筒内圧力検出信号とに基づいて
当該筒内圧力検出信号のバイアス量を設定するバイアス
量設定手段Eと、設定されたバイアス量に基づいて、サ
ンプリングされた筒内圧力検出信号を補正し筒内圧力を
求める筒内圧力補正手段Fと、補正された筒内圧力に基
づいて筒内圧力のピーク位置を判定するピーク位置判定
手段Gと、判定されたピーク位置と補正された筒内圧力
と設定された燃焼室容積とに基づいて、機関の熱発生量
を演算する熱発生量演算手段Hと、演算された熱発生量
と判定されたピーク位置とに基づいて、機関の仕事量相
当値を演算する仕事量演算手段■と、を備えるようにし
た。
〈作用〉 このようにして、筒内圧力検出手段の検出信号をバイア
ス量により補正して筒内圧力を求めると共に、この筒内
圧力から筒内圧力のピーク位置を判定する。そして、判
定されたピーク位置と筒内圧力と燃焼室容積とから熱発
生量を演算した後、仕事量相当値を演算するようにした
〈実施例〉 以下に、本発明の一実施例を第2図〜第17図に基づい
て説明する。
第2図において、機関燃焼室の筒内圧力を検出する筒内
圧力検出手段としての筒内圧センサ1〜6が気筒毎(本
実施例では6気筒)に設けられており、これら筒内圧セ
ンサl〜6は圧電素子により筒内圧力を電荷信号に変換
してチャージアンプ7〜12に出力する。前記チャージ
アンプ7〜12は電荷信号を電圧信号に変換してマルチ
プレクサ13に出力する。
マルチプレクサ13は後述の切換信号に基づいて選択さ
れた気筒の筒内圧センサ1〜6の検出信号をローパスフ
ィルタ14を介して制御装置15のI10インターフェ
ース16に出力する。前記ローパスフィルタ14は、ノ
ッキング振動や点火ノイズ等の筒内圧力の検出に不用で
誤検出の原因となる高周波域の成分を取り除き、所定周
波数以下の低周波成分のみを通過させるものである。
前記制?il装rIt15ニハCPU17.  ROM
1B、 RAM19.A/D変換器20が備えられてお
り、CPU17は、ROM18に書込まれているプログ
ラムに従ってI10インターフェース16から必要とす
る外部データを読込んだり、またRAM19との間でデ
ータの授受を行ったりしながら燃焼状態に関連するパラ
メータの算出に必要な処理値を演算処理し、必要に応じ
て処理したデータをI10インターフェース16に出力
する。I10インターフェース16には前記ローパスフ
ィルタ14.クランク角検出手段としてのクランク角セ
ンサ21.エアフローメータ22からの信号が入力され
ると共に、I10インターフェース16からはCPU1
7の命令に従って前記マルチプレクサ13に切換信号が
出力される。
前記A/D変換器20は、CPU17の命令に従ってI
10インターフェース16に入力される外部信号をA/
D変換する。また、ROM1BはCPU17におけるプ
ログラムを格納し、RAM19は演算等に使用するデー
タをマツプ等の形で記憶している。
前記クランク角センサ21は、所定クランク角度(6気
筒機関ではクランク角度で120’ )毎に、各気筒の
圧縮上死点前の所定クランク角位置で基準信号を出力す
ると共に、単位クランク角度(例えば1°)毎に単位信
号を出力する。したがって、前記基準信号の入力周期成
いはカウント数により機関回転速度を検出できる。また
、エアフローメータ22は、吸入空気流量に対応する信
号を出力す′る。
ここでは、CPU17がサンプリング手段と燃焼室容積
設定手段とバイアス量設定手段と筒内圧力補正手段とピ
ーク位置判定手段と熱発生量演算手段と仕事量演算手段
とを構成する。
次に、作用を第3図〜第11図のフローチャートに従っ
て説明する。
まず、筒内圧力データのサンプリングルーチンを第3図
のフローチャートに従うて説明する。このルーチンは前
記基準信号と単位信号とにより決定される所定クランク
角位置(本実施例では圧縮上死点前44°にて説明する
)で実行される。
Slでは、筒内圧センサ1〜6により検出された筒内圧
力を所定クランク角度(本実施例ではクランク角度で4
°にて説明する)A/D変換器20にてA/D変換させ
て読込む。
S2では、気筒番号iとサンプリング順序(クランク角
度に対応する)jとに対応させて、読込まれた筒内圧力
PE、JをRAM19に記憶させる。
ここで、検出値による読込順序jは34〜64になって
いる。
S3では、A/D変換終了タイミング(圧縮上死点後7
6°)か否かをを判定し、YESのときにはS4に進み
NOのときにはSlに戻る。
S4では、後述の演算フラッグ=1に設定する。
S5では、次のA/D変換タイミングか否かを判定し、
YESのときにはS6に進みNoのときにはS5に戻る
S6では、前記気筒番号iに1を加えてインクリメント
する。
S7では、気筒番号iが6になったか否かを判定し、Y
ESのときにはS8に進みNOのときにはルーチンを終
了させる。
S8では、気筒番号iを零に設定してルーチンを終了さ
せる。
このようにして、圧縮上死点前44°から圧縮上死点後
76°までの120°のクランク角期間にて筒内圧力P
E1jが各気筒毎に検出される。
次に、演算ルーチンを第4図のフローチャートに従って
説明する。
Sllでは、前記演算フラッグが1か否かを判定し、Y
ESのときにはS12に進みNOのときにはルーチンを
終了させる。
S12では、圧縮行程におけるポリトロープ係数PNを
マツプから検索する。このポリトロープ係数PNは一般
的に約1.3に設定されている。
313では、バイアス量Xを、後述の第5図のフローチ
ャートに従って演算する。
314では、筒内圧力PE、、を後述の第6図のフロー
チャートに従ってバイアス量Xにより補正して、その補
正された筒内圧力PijをRAM19に記憶させる(j
=34〜64)。
S15では、jが未燃焼時のモータリング圧力を、後述
の第7図のフローチャートに従って、演算することによ
り予測する。
S16では、筒内圧力のピーク位置θPMAXを、後述
の第8図のフローチャートに従って、演算する。
317では、熱発生量Q X iを、後述の第9図のフ
ローチャートに従って、演算することにより、予測する
31Bでは、仕事量相当値を、後述の第10図のフロー
チャートに従って、演算することにより演算する。  
S19では、演算フラッグを零に設定した後、ルーチン
を終了する。
次に、バイアス量Xのルーチンを、第5図のフローチャ
ートに従って、説明する。
S21では、点火時期(圧縮上死点前)から点火時期前
(断熱変化と仮定できる)の2つのクランク角付lx、
yにおいて検出された同一気筒の筒内圧力PE、、、P
E、JをRAM19から読出す。
S22では、前記X、yのタイミング(クランク角度)
における燃焼室容積vx、vyをマツプから検索する。
323では、検索された燃焼室容積vx、vyとポリト
ロープ係数PNとから、係数Aを次式により演算する。
A= (VX/VY)PN S24では、バイアス量Xを、次式により演算する。
x= (PE、jXA−PE(、)/ (1−A)とこ
ろで、筒内圧センサ1〜6の出力値による検出筒内圧力
と燃焼室の真の筒内圧力とには、第12図に示すように
、誤差が発生しやすい。特に、点火栓の座余部に取付け
られる筒内圧センサの場合には出力値が周囲の温度変化
等に対して変動しやすい。このため、2クランク角位置
における燃焼室容積VX、VYとポリトロープ係数PN
とから断熱変化時の真の筒内圧力変化に対応する係数A
を算出すると共に、この係数Aと筒内圧センサl〜6に
より検出された筒内圧力とからバイアス量X(第12図
参照)を算出して筒内圧センサ1〜6の出力値から真の
筒内圧力を検出できるようにしたものである。ここで、
始動時、暖機、負荷等によって、バイアス量Xはサイク
ル毎に変化するため、バイアス量Xは常に演算するよう
にしている。
尚、予め設定された2つのクランク角度における燃焼室
容積を使用するときには第5図のフローチャートに示す
ルーチンの代わりに、第11図のフローチャートに示す
ルーチンを用いてもよい。
すなわち、325では係数Aをマツプから検索し、32
6ではバイアス量Xを削代により演算する。
次に、筒内圧力の補正ルーチンを第6図のフローチャー
トに従って説明する。
S31では、jの初期値を34に設定する。
S32では、jが65未満か否かを判定し、YESのと
きにはS33に進みNOのときにはルーチンを終了させ
る。
S33では、検出された筒内圧力PE、、にバイアス量
Xを加えて、補正された筒内圧力Pi、を算出し、この
筒内圧力P、JをRAM19に記憶する。
S34では、jを1だけインクリメントし、332に戻
る。
このようにすると、筒内圧力P、jはj=34からj−
64まで順次補正される。
次に、圧縮行程におけるモータリング圧力の予測ルーチ
ンを第7図のフローチャートに従って説明する。
341では、筒内圧力をサンプリングしたエンジンサイ
クルにおける点火時期ADV(BTDC)を読込む。
342では、読込れた点火時期ADVに基づいて、予測
回数mを次式により演算する。
m= (180−ADV) /4 S43では、nをOに設定して初期化する。
S44では、m≧nか否かを判定し、YESのときすな
わち圧縮上死点前44° (筒内圧力検出開始)から点
火時期までのクランク角範囲のときにはS45に進みN
Oのときすなわち点火開始後には347に進む。
345では、点火時期前にあってはモータリング圧力と
検出されて補正された筒内圧力P、jとが一致するため
に筒内圧力Pijをモータリング圧力PMOT、として
RAM19に記憶する。
S46では、nを1だけインクリメントしてS44に戻
る。
S47では、nを1だけデクリメントして348に進む
34Bでは、nが64になったか否かを判定し、YES
のときにはルーチンを緋了させNoのときには349に
進む。
S49では、クランク角度に対応させて燃焼室容積V、
、V、、。1を、クランク角度に対応して予め記憶され
ているマツプから検索する。
550では、燃焼室容積V、、V、。、と前記ポリトロ
ープ係数PNとから、係数qを次式により演算する。
Q =(V 、、/ V fi−1) ”351では、
前記S45にて記憶されたモータリング圧力PMOT、
ゎ若しくは前回予測されたモータリング圧力PMOT、
、と係数qとから、前回より所定クランク角度(4°)
だけ大きなりランク角位置におけるモータリング圧力P
MOT、、。1を次式により演算することにより予測す
る。
P M OT 1n ++ = P M OT = 、
lX qS52では、nを1だけインクリメントして3
4Bに戻る。
このようにして、圧縮上死点前44°から圧縮上死点後
76°までのモータリング圧力PMOT、、を予測する
尚、前記係数qをマツプに記憶させ、これをマツプから
検索してモータリング圧力PMOTijを演算してもよ
い。
次に、筒内圧力のピーク位置θPMAXの演算ルーチン
を第8図のフローチャートに従って説明する。
S61では、比較値Cを所定値A(略0)に設定する。
S62では、dを34に初期化する。
S63では、dが64以下か否かを判定し、YESのと
きには364に進みNOのときにはS71に進む。
S64では、補正された筒内圧力Pidを!として設定
する。
365では、モータリング圧力Pidをfとして設定す
る。
S66では、圧力差g (−e−f)を演算する(第1
3図参照)。
S67では、圧力差gがC以上か否かを判定し、YES
のときには36Bに進みNoのときにはS70に進む。
368では、演算された圧力差gにCを置換する。
S69では、ピーク位置θPMAXとしてd(筒内圧力
のサンプリング番号)を設定する。これにより、圧力差
gが最大となる位置がピーク位置θPMAXに設定され
る。
S70では、dを1だけインクリメントしてS63に戻
る。
S71では、前記比較値Cが所定(!B(略零)以下か
否かを判定し、YESのときにはS73に進みNOのと
きにはルーチンを終了させる。
372では、ピーク位置θPMAXとして45(圧縮上
死点のサンプリング番号)を設定する。
次に、熱発生量の演算ルーチンを第9図のフローチャー
トに従って説明する。
S81では、サンプリングしたエンジンサイクルにおけ
る点火時期ADV <BTDC)から、点火開始時のサ
ンプリング番号h (= (180,−ADV)/4)
を演算する。
S82では、前記サンプリング番号りに対一応する時期
の燃焼室容積Vhと、前記S69若しくはS72にて設
定されたピーク位置θPMAXに対応する時期の燃焼室
容積V MAXと、をマツプから検索する。
S83では、サンプリング番号りに対応する筒内圧力P
ihをRAM19から検索し、これを!に設定する。
384では、ピーク位置θPMAXに対応する筒内圧力
P7□をRAM19から検索し、これをkに設定する。
S85では、前記ポリトロープ係数PNと燃焼室容積v
h、vM□とに基づいて、係数Mを次式により演算する
M= (v hl V WAX ) ?N586では、
熱発生量Q X iを次式により演算する。
QX;−K  Ck  MXj2)  VMAXここで
、Kは定数であり、またMXj2は断熱変化時における
ピーク位置θPMAXの筒内圧力に相当する。したがっ
て、QXiはピーク位置θPMAXにおける熱発生量に
相当する。
次に、仕事量相当値の演算ルーチンを第10図のフロー
チャートに従って説明する。
S91では、S86にて演算された熱発生量Q X i
を読込む。
S92では、S69若しくは372にて設定されたピー
ク位置θPMAXを読込む。
S93では、読込れたピーク位置θPMAXに基づいて
、係数に、をマツプから検索する。この係数に1判定は
、第14図に示すように、ピーク位置θPMAXに対応
させて設定されている。前記係数に1は、図示平均有効
圧P8が最大となるピーク位置が1に設定され、その位
置を境にして徐々に小さくなるように設定されている。
S94では、検索された係数に、と前記熱発生量Q88
とを乗じて仕事量相当値KQ、を演算する。
ところで、熱発生tQ、iは、第15図に示すように、
機関負荷の変化に拘わらずピーク位置θP−MAXの変
化に対して略同様な変化特性を有している。また、図示
平均有効圧P、は、第16図に示すように、機関負荷の
変化に拘わらず、ピーク位置θPMAXの変化に対して
略同様な変化特性を有している。したがって、図示平均
有効圧Pie(最大となるピーク位置θPMAX″?’
lに設定され、かつ図示平均有効圧P、の変化とピーク
位置θPMAXの変化とに対応する係数に、(第14図
参照)を、熱発生量QXiに乗算することにより、図示
平均有効圧P、に対応(相似)する仕事量相当値KQx
を求めることができるのである。
このとき、筒内圧センサl〜6により検出された筒内圧
力をバイアス量により補正するようにしたので、燃焼室
の真の筒内圧力を高精度に検出できるため、前記KQ、
を第17図に示すように実際の図示平均有効圧に対応し
て高精度に検出でき、もって機関の失火等の燃焼状態を
高精度に検出できる。
また、クランク角度で120°の範囲で所定気筒の筒内
圧センサ1〜6の検出値を読込むようにしたので、高速
なA/D変換器、CPUを用いることなく各気筒(6気
筒)の筒内圧力をタイミング良く検出できる。ここで、
本実施例では6気筒機関のためサンプリング期間を12
0°に設定したが、サンプリング期間は720°/気筒
数で表せる。
また、クランク角度で120°の範囲で検出された筒内
圧力とピーク位置とに基づいて図示平均有効圧P8に対
応する仕事量相当値K Q Xを求めるようにしたので
、燃焼状態が悪化して燃焼期間が長くなっても(第22
図中鎖線示参照)、燃焼状態を高精度に検出できる。
次に、本装置を失火判定に適用した実施例を第18図〜
第21図に基づいて説明する。尚、構成は第2図と同様
であるので、説明を省略する。
第18図は失火判定の第1実施例を示す。
すなわち、5101では、前記S94にて演算された仕
事量相当値K Q xを続出す。
5102では、読出されたK Q xが所定値未満か否
かを判定し、YESのときには5103に進みNOのと
きには5104に進む。
5103では、失火が発生したことを失火フラッグ=1
としてRAM19に記憶させる。
5104では、失火の発生がないことを失火フラッグ=
0としてRAM19に記憶させる。
このようにして、各気筒毎に失火の判定を行う。
このようにして、失火判定を行うと、前述の如く前記K
 Q xを実際のP、に対応して高精度に検出できるた
め、失火判定精度を大巾に向上できる。
次に、失火判定の第2実施例を第19図のフローチャー
トに従って説明する。
5111では、検出された機関回転速度を読込む。
5112では、機関負荷に相当する基本噴射量Tp(=
KQ/N i Kは定数、Qは吸入空気流量、Nは機関
回転速度)を読込む。
5113では、前記S94にて演算された仕事量相当値
KQxを読込む。
5114では、平均学習回数Cを検出された機関回転速
度と基本噴射蓋TPと気筒番号とに応じてマツプから検
索する。前記平均学習回数Cは、各気筒について、機関
回転速度と基本噴射量TPとに対応させてRAM19に
記憶されている。
5115では、KQの平均値AVEKQxを機関回転速
度と基本噴射量T、と気筒番号とに応してマツプから検
索する。AVEKQXは、各気筒について機関回転速度
と基本噴射量T、とに対応させてRAM19に記憶され
ている。
3116では、検索された平均学習回数Cが所定値未満
か否かを判定し、YESのときには5117に進みNO
のときには5119に進む。
5117では、5114にて検索された平均学習回数C
と3115にて検索されたA V E K Q xとを
乗じて、Mを算出する。
5118では、5113にて読込れたKQxと前記Mと
平均学習回数Cとに基づいて、A V E K Qsを
次の単純平均式により演算する。
AVEKQX= (M十KQX)/ (C+1 )一方
、S 119テは、AVEKQXを次の加重平均式によ
り演算する。
AVEKQX=AVEKQX+ (KQX−AVEKQ
X)/Y Yは1を超える所定値である。
5120テは、3118若しくは5119に7演算され
たA V E K Q xを機関回転速度と基本噴射I
T、と気筒番号とに対応させてマツプに記憶する。
S 121では、平均学習回数Cを1だけインクリメン
トして、マツプに記憶させる。
5122テは、3118若しくは5119に7演算され
、l’、:AVEKQ、と5113にT読込れたK Q
 xとの比Q (’= K QX/ A V E K 
QX)を演算する。
5123では、演算された比qが所定値(例えば零)以
下か否かを判定し、YESのときには5124に進みN
Oのときには5125に進む。
5124では、失火が発生したことを失火フラッグ−1
としてRAM19に記憶させる。
5125では、失火の発生がないことを失火フラッグ=
OとしてRAM19に記憶させる。
このようにして、各気筒毎に失火の判定を行う。
次に、失火判定の第3実施例を第20図のフローチャー
トに従って説明する。尚、以下の実施例においては、第
19図のステップと同一要素には第19図と同一ステッ
プ数を付して説明を省略する。
すなわち、5131において、395にて検索されたA
VEKQヮとS93にて読込れたKQ、との比γ(= 
K Q x / A V E K Q x )を演算す
る。
S 131では、演算されたTが所定値以下が否かを判
定し、YESのときすなわちK Q XがAVEKQx
に対し小さいときには3116〜S L21を通過する
ことなく3122に進みNOのときには5116に進む
このようにすると、KQ、が小さい運転状態(燃焼状態
が悪い)が連続したときには、AVEKQXの更新がな
されないため、失火判定精度を向上できる。
次に失火判定の第4実施例を第21図のフローチャート
に従って説明する。
5141テは、AVEKQの最大値MA X K QX
を機関回転速度と基本噴射量T、とに基づいてマツプか
ら検索する。MAXKQxは、機関回転速度と基本噴射
NT、とに対応させて、全気筒同一のマツプに設定され
ている。
5142では、8118若しくは5119にて演算され
たAVEKQ、が検索されたMAXKQ、か否かを判定
し、YESのときには5143に進みNOのときにはS
 144に進む。
5143では、演算されたA V E K Q xをM
AXKQ、とじてRAM19のマツプに記憶する。
5144では、3118若しくは5119にて演算され
たAVEKQ、と5113にて読込れたKQ、とMAX
KQ、に基づいて、比Sが次式により演算される。
S = M A X K Q X X K Q X /
 A V E K Q X5L25では、演算された比
Sが所定値以下か否かを判定し、YESのときには失火
が発生したと判断して3104に進みNoのときには5
105に進む。
このようにして、金気筒に対して同一のMAXKQXを
設定し、このM A X K Q xにより気筒毎に比
Sを算出するようにしたので、筒内圧センサ1〜6の出
力値が気筒毎にばらついても、各気筒にて失火判定を高
精度に行える。
〈発明の効果) 本発明は、以上説明したように、所定クランク範囲にて
検出された筒内圧力をバイアス量により補正すると共に
この補正された筒内圧力とピーク位置とに基づいて熱発
生量を演算した後、仕事量相当値を演算するようにした
ので、失火等の燃焼状態を高精度に検出できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のクレーム対応図、第2図は本発明の一
実施例を示す構成図、第3図〜第11図は同上のフロー
チャート、第12図〜第17図は同上の作用を説明する
ための図、第18図は本発明の装置を失火判定に通用し
た第1実施例を示すフローチャート、第19図は失火判
定に適用した第2実施例のフローチャート、第20図は
失火判定に適用した第3実施例のフローチャート、第2
1図は失火判定に適用した第4実施例のフローチャート
、第22図及び第23図は従来の欠点を説明するための
図である。 1〜6・・・筒内圧センサ 15・・・制御装置 17・・・CPU 19・・・RAM 21・・・クランク角 センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 機関燃焼室の筒内圧力を検出する筒内圧力検出手段と、
    機関のクランク角度を検出するクランク角度検出手段と
    、所定クランク角範囲のサンプリング期間において前記
    筒内圧力検出信号をサンプリングするサンプリング手段
    と、クランク角度毎の燃焼室容積を設定する燃焼室容積
    設定手段と、設定されたサンプリング期間の燃焼室容積
    と前記サンプリングされた筒内圧力検出信号とに基づい
    て当該筒内圧力検出信号のバイアス量を設定するバイア
    ス量設定手段と、設定されたバイアス量に基づいて、サ
    ンプリングされた筒内圧力検出信号を補正し筒内圧力を
    求める筒内圧力補正手段と、補正された筒内圧力に基づ
    いて筒内圧力のピーク位置を判定するピーク位置判定手
    段と、判定されたピーク位置と補正された筒内圧力と設
    定された燃焼室容積とに基づいて、機関の熱発生量を演
    算する熱発生量演算手段と、演算された熱発生量と判定
    されたピーク位置とに基づいて、機関の仕事量相当値を
    演算する仕事量演算手段と、を備えたことを特徴とする
    内燃機関の燃焼状態検出装置。
JP4371490A 1990-02-21 1990-02-23 内燃機関の燃焼状態検出装置 Pending JPH03246352A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004094807A1 (ja) * 2003-04-21 2004-11-04 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha 多気筒エンジンの燃焼圧データ収集システム
JP2014234751A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置

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