JPH03246210A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JPH03246210A
JPH03246210A JP4282690A JP4282690A JPH03246210A JP H03246210 A JPH03246210 A JP H03246210A JP 4282690 A JP4282690 A JP 4282690A JP 4282690 A JP4282690 A JP 4282690A JP H03246210 A JPH03246210 A JP H03246210A
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JP
Japan
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cosmetic
powder
iron oxide
formula
compound
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JP4282690A
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English (en)
Inventor
Mikio Waki
脇 幹夫
Eiichi Tsuruta
鶴田 榮一
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Daito Kasei Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Daito Kasei Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフッ素化合釘により表面処理された化粧用粉体
および/または着色料を配合成分として有する化粧料に
関し、特に詳しくは撥水性および撥油性を向上させた化
粧料に関する。
〔従来の技術〕
メークアップ化粧料、例えばアイシャドウ、チークカラ
ー、プレストパウダー、ケーキファンデーション等は、
皮膚の発刊作用、涙、雨等の水質または皮膚の脂質等に
さらされる。いわゆる化粧くずれで、その他にも塗布し
た化粧料の凝集作用の結果発生する色調のくすみ等が生
じ易い、また、プレストケーキ、ケーキファンデーショ
ン等ではスポンジ質の媒体により使用されるが、使用回
数が重なると水の滲透またはスポンジ質を介して皮膚か
らケーキ表面に移行する脂肪によりケーキ面が次第に汚
染される。
さらに汚染が進むとケーキ面が固化状態となって使用し
難くなり、遂には使用不能で残った部分も含めて廃棄す
ることが多かった。これがケーキファンデーションまた
はプレストケーキの、「ケーキング現象」といわれてい
るものである。
「ケーキング現象」の防止手段として、化粧料の成分と
なるタルク、マイカ、セリサイト、カオリン、酸化チタ
ン、赤色酸化鉄、黄色酸化鉄、黒色酸化鉄、酸化マグネ
シウム、硫酸バリウム等について、その粉体表面にシリ
コン処理、金属石ケン(アルミニウム、マグネシウム、
亜鉛等)処理、アシル化アミノ酸処理、またはアシル化
コラーゲン処理等が施されてきた。
〔発明が解決しようとする課題〕
化粧料の各成分粉体に対し前述した表面処理を施したも
のは、無処理のものに比べて「ケーキング現象」の抑止
に効果が認められた。前述のような表面処理をした成分
粉体は撥水性に富み、水の滲透を防止することに顕著な
効果が認められる反面、肌からの脂質の移行を防止する
効果がなかったのみならず前述のような表面処理は粉体
表面が脂質に対して親和性が大となって固化を助長する
という欠陥を招いていた。このような欠陥はアイシャド
ウ、チークカラー等についても同様な傾向がみられた。
本発明は、前述したような問題点を解消し水の滲透を防
止する撥水性とともに脂質による変質を抑止する撥油性
をも併せ備えた化粧料の提供を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
前述した目的達成のため本発明の化粧料は、体質材料そ
の他の化粧用粉体および着色料を主成分として配合され
た化粧料において、前記化粧用粉体および着色料のうち
の少くとも一がフッ素化合物で表面処理されている構成
となっている。
本発明で用いられるフッ素化合物は、例えば−数式 %式%) [1) 一般式 C,lFz+、41GHzcHtOP [0N(Hz)
 (CHzCHzOH) z] t・ ・ ・ (II
) で示される化合物フルオロアルキル基(オキシエチニル
)アミンリン酸エステル(FAEPと略称する、以下同
じ。)群のうちの少くとも−の化合物である。このFA
EPは人体に付着して安全性が極めて高いことが確認さ
れている。
〔作 用〕
フッ素化合物により表面処理を行うことにより、化粧料
の成分として用いられる例えばタルク、マイカ、セリサ
イト、シリカ、カオリン、酸化チタン、赤色酸化鉄、黄
色酸化鉄、黒色酸化鉄、酸化マグネシウム、酸化ジルコ
ニウム、水酸化クロム、カーボンブラック等の無機質材
料、また、有機質材料としてリソールルビンB、リソー
ルレッド、レーキレッドC10−ダミンB、ヘリンドン
ピンクCN、パーマ−トンレッド、ベンジジンオレンジ
G、フタロシアニンブルー等に撥水性に併せて撥油性の
両性質を具備させることが可能となる。フッ素化合物と
してFAEPを特に用いる場合には、ジ(オキシエチル
)アミンリン酸塩の部分が大きな極性を有することから
、各種化粧料成分の粒子表面に強固に吸着することがで
きる。極性保有部分に連結するフルオロアルキル基が化
粧料成分の表面から外方に突出し、フッ化炭素がもつ撥
水性、撥油性が有効に作用していると考えられる。
FAEPの化学式CI)および[II)においてnを6
〜1日に選択した理由は、実験の結果5以下の場合およ
び19以上の場合には充分な撥水性、撥油性が得られな
いことによる。前記nが6〜18(特に望ましくは8〜
11)の場合に撥水性、撥油性効果が顕著である。
〔発明の効果〕
化粧用粉体または着色料をフッ素化合物により表面処理
すると、前述したように優れた撥水性、撥油性を有する
化粧料が得られることから、涙、雨、汗、脂質等による
化粧くずれがなくなった。そして、撥水性、撥油性に優
れることから「ケーキング現象」も防止できた。さらに
、特にフッ素化合物としてFAEPを用いる場合には表
面エネルギが化粧料塗布後の塵埃付着を抑止する効果が
併せ得られる。
〔実施例〕
体質材料その他の化粧用粉体および着色料等の配合され
た化粧料の主成分粉末に対し、予めFAEPをコーチン
グする表面処理を施した。
この表面処理は、例えば表面処理をしようとする化粧用
粉体または着色料等に水を加えてスラリー状態とすると
ともに、FAEPに水を加えてエマルジョン状態にして
徐々に両者を混合する。混合後、常温または高温静置等
によってエマルジョンを破壊することにより、目的粉末
の表面にFAEPによるコーチング処理が行える。
FAEPをコーチングする表面処理を施した化粧用粉体
および/または着色料は、ヘンシェルミキサー等の高速
攪拌機で約10分間均一に混合し、粉砕機を用いて集合
した粉末を解きほぐした。室温に冷却後、酸化防止剤、
防腐剤等の添加成分を粉体で、或いは微量の液体を解き
ほぐした粉末に吸収させた実質的に粉体の状態で添加し
、約10分間低速で混合した。このものを、さらに微粉
砕機を用いて粉末を解きほぐし、節を通して整粒した後
、場合によっては数日間放置して脱気させ、その後容器
中に充填したり、或いは圧縮成形し、種々の化粧料を製
造した。同時にこれら化粧用粉体または着色料に前述し
たような表面処理を施した粉体を有する本発明化粧料に
対し、表面処理を施さない粉体を用いた化粧料を比較例
として示した。各個々の実施例および比較例を通じて配
合量は重量部にて示されている。
一実施例1− FAEPのコーチングによる粉末表面処理をした化粧用
粉体および着色料を用いて下記処方のとおり配合し、ア
イシャドウを調製した。
処方 セリサイト(FAEP処理)    24.75タ ル
 り(FAEP処理)    15.0酸化チタン()
    2.0 雲母チタン()29゜75 雲    母()     16.5 黄色酸化鉄()    3.0 赤色酸化鉄()    1.0 黒色酸化鉄()    1.0 流動パラフイン         3.5メチルポリシ
ロキサン      3.5ioo、。
一実施例2一 実施例1と同様に表面処理した粉体を用いて下記処方の
とおり配合し、チークカラーを調製した。
処方 雲   母(FAEP処理)    15.0セリサイ
ト()    20.0 タ ルク()   52.0 カオリン ()    5.0 赤色酸化鉄(FAEP処理)0.5 黄色酸化鉄()    0.5 黒色酸化鉄()    0.1 赤色226号           0.5ラノリン 
            2.0スクワラン     
      4.4酸化防止剤          適
量 防腐剤             適量100.0 実施例3一 実施例1と同様に表面処理した粉体を用いて下記処方の
とおり配合し、プレストパウダーを調製した。
処方 タ ル り(FAEP処理>    54.0酸化チタ
ン()    5.0 セリサイト()    27.9 雲    母()     5.0 赤色酸化鉄()    0.5 黄色酸化鉄()    1.0 黒色酸化鉄(FAEP処理)0.1 ラノリン            1.0流動パラフイ
ン         3.5ミリスチン酸イソプロピル
    2.0酸化防止剤          適量 ioo、。
実施例4 実施例1と同様に表面処理した粉体を用いて下記処方の
とおり配合し、ケーキファンデーションを調製した。
処方 タ ル り(FAEP処理)    10.0セリサイ
ト()    34.0 酸化チタン()    7.0 雲    母()     15.0 カオゾン ()    10.0 赤色酸化鉄()    5.2 黄色酸化鉄()    2.0 黒色酸化鉄()    0.5 防腐剤            適量 ジメチルポリシロキサン    10.0流動パラフイ
ン         4.8グリセリルモノステアレー
ト   1.5ioo、。
一実施例5一 実施例1と同様に表面処理した粉体と一部FAEPによ
る表面処理をしない粉体を用いて下記処方のとおり配合
し、ケーキファンデーションを調製した。
処方 雲    母              20.0タ
  ル  り                  4
4.Oナイロンパウダー       10.0酸化チ
タン(FAEP処理)    10.0赤色酸化鉄()
    3.0 黄色酸化鉄()    2.5 黒色酸化鉄(FAEP処理)0.5 流動パラフイン         5.0ミリスチン酸
オクチルドデシル  2.5ワセリン        
     2.5防腐荊            適量 100.0 比較例1一 実施例1に対応するもので、通常の未処理粉体を用いて
下記処方の通り配合し、アイシャドウを調製した。
処方 セリサイト            25.0タ  ル
  り                   15.
0酸化チタン           2.0雲母チタン
          30.0雲    母     
         16.5黄色酸化鉄       
   13.0赤色酸化鉄           1.
0黒色酸化鉄           1.0流動パラフ
イン         3.0メチルポリシロキサン 
     3.5防腐剤            適量 100.0 −比較例2 実施例2に対応するもので、通常の未処理粉体を用いて
下記処方の通り配合し、チークカラーを調製した。
処方 雲    母              15.0セ
リサイト            20.0タ  ル 
 り                   52.4
カオリン            5.0赤色酸化鉄 
          0.5黄色酸化鉄       
    0.5黒色酸化鉄           O0
■赤色226号           0.5ラノリン
             2.0スクワラン    
       4.0酸化防止剤          
適量 100、0 −比較例3一 実施例3に対応するもので、通常の未処理粉体を用いて
下記処方の通り配合し、プレストパウダーを調製した。
処方 タ  ル  り                  
54.4酸化チタン           5.0セリ
サイト            28.0雲    母
               5.0赤色酸化鉄  
         0.5黄色酸化鉄        
   1.0黒色酸化鉄           0.1
ラノリン             1.0流動パラフ
イン         3.0ミリスチン酸イソプロピ
ル    2.0酸化防止剤          適量 防腐剤            適量 100.0 一比較例4 実施例4に対応するもので、通常の未処理粉体を用いて
下記処方の通り配合し、ケーキファンデーションを調製
した。
処方 タ  ル  り                  
 10.0セリサイト            34.
3酸化チタン           7.0雲    
母              15.0カオリン  
      10.0 赤色酸化鉄           5.2黄色酸化鉄 
          2.0黒色酸化鉄       
    0.5防腐剤            適量 ジメチルポリシロキサン     10.0流動パラフ
イン         4・5グリセリルモノステアレ
ート   1.5酸化防止剤          適量 100.0 一比較例5 実施例5に対応するもので、通常の未処理粉体を用いて
下記処方の通り配合し、 ンデーションを調製した。
処方 雲    母             20.0タ 
 ル  り                  44
.5ナイロンパウダー       10.0酸化チタ
ン           10.0赤色酸化鉄    
       3.0黄色酸化鉄          
 2.5黒色酸化鉄           0.5流動
パラフイン         4.5ミリスチン酸オク
チルドデシル  2.5ワセリン          
  2.5防腐剤            通量 ケーキファ 100.0 以上の各実施例およびそれぞれに対応する比較例を通じ
て、本発明の実施例化粧料は従来品である比較例に対し
、 (1)皮膚への付着性および展延性に優れ、なめらかな
化粧仕上がりが得られること、 (2)使用時に皮膚への感触性が優れていること、(3
)化粧持ちが良く、さらに使用時に色調のくすみ等がな
いことから色調の鮮明さを維持できるこ゛と、 (4)粉体相互の分散性が良好で凝集性がなく、色の移
行性または退色が生じないこと、(5)プレストパウダ
ーまたはケーキファンデーションを調製した場合には「
ケーキ現象」(ハード化)が発生せず、使用時における
スポンジ等の媒体へののりおよびプラッシュによる採り
易さが優れていること、 等の使用特性の向上が顕著にみられた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 体質材料その他の化粧用粉体および着色料を主成分
    として配合された化粧料において、前記化粧用粉体およ
    び着色料のうちの少くとも一がフッ素化合物で表面処理
    されていることを特徴とする化粧料。 2 前記フッ素化合物は、 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔 I 〕 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔II〕 (化合物〔 I 〕〔II〕の一般式中nは6〜18の整数
    を示す。) で示される化合物フルオロアルキルジ(オキシエチエル
    )アミンリン酸エステル群の少くとも一の化合物である
    請求項1に記載の化粧料。
JP4282690A 1990-02-23 1990-02-23 化粧料 Pending JPH03246210A (ja)

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JP4282690A JPH03246210A (ja) 1990-02-23 1990-02-23 化粧料

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WO2010114111A1 (en) 2009-03-30 2010-10-07 Daikin Industries, Ltd. Fluorine-modified silicone polymer, surface treated powder and cosmetics comprising powder
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