JPH03246127A - 伸縮式コーナーポール装置 - Google Patents
伸縮式コーナーポール装置Info
- Publication number
- JPH03246127A JPH03246127A JP3012531A JP1253191A JPH03246127A JP H03246127 A JPH03246127 A JP H03246127A JP 3012531 A JP3012531 A JP 3012531A JP 1253191 A JP1253191 A JP 1253191A JP H03246127 A JPH03246127 A JP H03246127A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pole
- corner
- bumper
- corner pole
- drive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000005406 washing Methods 0.000 abstract description 5
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 5
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000037237 body shape Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【000月
【産業上の利用分野】
本発明は、車体の前後左右等の端部位置を示すためのコ
ーナーポールに関するもので、特に、そのコーナーポー
ルを伸縮可能とした伸縮式コーナーポール装置に関する
ものである。 [0002]
ーナーポールに関するもので、特に、そのコーナーポー
ルを伸縮可能とした伸縮式コーナーポール装置に関する
ものである。 [0002]
自動車においては、車体の前端部及び後端部、特に運転
席から遠い側のコーナ一部は運転席から直接見ることが
できないので、例えば隘路を通るとき、あるいは目標の
地点に正確に停止する必要があるときなどのように、そ
の車体のコーナ一部の位置、全長、全幅等を判断しなが
ら運転をするときには、運転者の勘に頼らなければなら
ず、そのような微妙な運転操作を行うためにかなりの熟
練が必要となっている。そこで、車体の前後左右等の端
部位置を判断するための目安となるものとして、上端が
運転席から視認し得るようにしてバンパのサイドコーナ
ー部に立設されるコーナーポールが用いられている。 通常、そのコーナーポールはバンパの上面にブラケット
等を用いて固定されるようになっており、簡単に取り外
すことはできないものとされている。 [0003]
席から遠い側のコーナ一部は運転席から直接見ることが
できないので、例えば隘路を通るとき、あるいは目標の
地点に正確に停止する必要があるときなどのように、そ
の車体のコーナ一部の位置、全長、全幅等を判断しなが
ら運転をするときには、運転者の勘に頼らなければなら
ず、そのような微妙な運転操作を行うためにかなりの熟
練が必要となっている。そこで、車体の前後左右等の端
部位置を判断するための目安となるものとして、上端が
運転席から視認し得るようにしてバンパのサイドコーナ
ー部に立設されるコーナーポールが用いられている。 通常、そのコーナーポールはバンパの上面にブラケット
等を用いて固定されるようになっており、簡単に取り外
すことはできないものとされている。 [0003]
しかしながら、このようなコーナーポールは常時必要な
ものではなく、通常の高速走行時や駐車中などにおいて
はほとんど無用となるものである。かえって、高速走行
時には、そのコーナーポールによって風切り音や振動音
が発生したり、コーナーポールの動揺が目障りとなった
りするという問題がある。また、駐車中ボディカバーを
かぶせる場合には、そのコーナーポールが邪魔になり、
コーナーポールに引っかかってカバーが破損したりコー
ナーポールが折り曲げられたりする。更に、自動洗車時
等においては、洗車ブラシによってコーナーポールが損
傷する恐れもある。 このように、コーナーポールは、上述のような微妙な運
転操作をするときなどには非常に役立つものであるカミ
その他のときにはむしろ邪魔になることが多い[000
4] 本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであっ
て、その主な目的は、高速走行時や駐車時などのように
コーナーポールが不要のときには、そのコーナーポール
を収縮させることができるようにすることである。 また、本発明の他の目的は、そのようなコーナーポール
を備えたバンパが容易に脱着されるようにすることであ
る。 [0005]
ものではなく、通常の高速走行時や駐車中などにおいて
はほとんど無用となるものである。かえって、高速走行
時には、そのコーナーポールによって風切り音や振動音
が発生したり、コーナーポールの動揺が目障りとなった
りするという問題がある。また、駐車中ボディカバーを
かぶせる場合には、そのコーナーポールが邪魔になり、
コーナーポールに引っかかってカバーが破損したりコー
ナーポールが折り曲げられたりする。更に、自動洗車時
等においては、洗車ブラシによってコーナーポールが損
傷する恐れもある。 このように、コーナーポールは、上述のような微妙な運
転操作をするときなどには非常に役立つものであるカミ
その他のときにはむしろ邪魔になることが多い[000
4] 本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであっ
て、その主な目的は、高速走行時や駐車時などのように
コーナーポールが不要のときには、そのコーナーポール
を収縮させることができるようにすることである。 また、本発明の他の目的は、そのようなコーナーポール
を備えたバンパが容易に脱着されるようにすることであ
る。 [0005]
この目的を達成するために、本発明では、コーナーポー
ルをテレスコピック式に伸縮する多段ポールによって構
成し、その多段ポールのうちの最先端のポールにドライ
ブコードの一端を連結するとともに、そのドライブコー
ドを長さ方向に往復移動させるようにしている。そのド
ライブコードは多段ポールの内部を通してバンパの内部
にまで延びており、バンパに固定された駆動機構によっ
て駆動されるようになっている。 [0006]
ルをテレスコピック式に伸縮する多段ポールによって構
成し、その多段ポールのうちの最先端のポールにドライ
ブコードの一端を連結するとともに、そのドライブコー
ドを長さ方向に往復移動させるようにしている。そのド
ライブコードは多段ポールの内部を通してバンパの内部
にまで延びており、バンパに固定された駆動機構によっ
て駆動されるようになっている。 [0006]
このように構成することにより、駆動機構を作動させて
ドライブコードを長さ方向に移動させると、多段ポール
がテレスコピック式に伸縮する。したがって、多段ポー
ルを伸長させてその高さを高くすれば、運転席からその
先端が視認されるようになる。すなわち、その多段ポー
ルをコーナーポールとして使用することが可能となる。 また、コーナーポールが不要なときには、多段ポールを
収縮させることにより、その高さを低くすることができ
る。したがって、高速走行時や駐車時、洗車時などにコ
ーナーポールが邪魔になることのないようにすることが
できる。 こうして、伸縮式コーナーポール装置を得ることができ
る。 [0007] そして、その多段ポール及び駆動機構をともにバンパに
取り付けるようにすることにより、伸縮式コーナーポー
ル装置全体がバンパに支持されることになる。 したがって、車体からバンパを取り外すと、そのコーナ
ーポール装置もともに車体から外れることになり、バン
パの脱着が容易となる。また、多段ポールと駆動機構と
はドライブコードのみを介して連結されることになるの
で、その駆動機構の設置位置の自由度が増す。 [0008]
ドライブコードを長さ方向に移動させると、多段ポール
がテレスコピック式に伸縮する。したがって、多段ポー
ルを伸長させてその高さを高くすれば、運転席からその
先端が視認されるようになる。すなわち、その多段ポー
ルをコーナーポールとして使用することが可能となる。 また、コーナーポールが不要なときには、多段ポールを
収縮させることにより、その高さを低くすることができ
る。したがって、高速走行時や駐車時、洗車時などにコ
ーナーポールが邪魔になることのないようにすることが
できる。 こうして、伸縮式コーナーポール装置を得ることができ
る。 [0007] そして、その多段ポール及び駆動機構をともにバンパに
取り付けるようにすることにより、伸縮式コーナーポー
ル装置全体がバンパに支持されることになる。 したがって、車体からバンパを取り外すと、そのコーナ
ーポール装置もともに車体から外れることになり、バン
パの脱着が容易となる。また、多段ポールと駆動機構と
はドライブコードのみを介して連結されることになるの
で、その駆動機構の設置位置の自由度が増す。 [0008]
以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
図は本発明による伸縮式コーナーポール装置の一実施例
を示すもので、図1はそのコーナーポール装置を備えた
自動車の前部の斜視図であり、図2はそのコーナーポー
ル装置の縦断面図である。 [0009] これらの図から明らかなように、車体1の前部に装着さ
れるフロントバンパ2には、その左側、すなわち運転席
から遠い側のサイドコーナー部に、コーナーポール収納
ケース3が取り付けられている。この収納ケース3は筒
状のもので、その上端部がバンパ2の上面に形成された
取付孔に嵌合され、その上方から取付ナツト4を締め付
けることによって、バンパ2の上面に固定されるように
なっている。また、その収納ケース3の下部全体は、バ
ンパ2の内部に収容されるようになっている。 [0010] このコーナーポール収納ケース3内には、中空の多段ポ
ール5.5 51 2′ 3 からなるコーナーポール5の最下段のポール51が摺動
自在に嵌合されており、それによって、コーナーポール
5が上下方向に直立した状態で支持されるようになって
いる。これらのポール5 .5 .5 は上段のもの
ほど小径とされていて、互いに摺動自在に嵌合されてお
り、それぞれその上下の端部が適宜係合し合ってテレス
コピック式に伸縮されるようになっている。 最下段のポール51の下部はコイルスプリング5aとさ
れており、図示されているようにコーナーポール5が伸
長した状態にあるときには、そのスプリング5aがバン
パ2の上面より上方に突出して、障害物と接触したとき
そのコーナーポール5がいずれの方向にも折れ曲がり、
その障害物から離れたときには直ちに直立状態に復帰す
るようにされている。 [0011] 最先端のポール、すなわち上段ポール53には、その上
端にパイロットランプ5bが取り付けられており、その
パイロットランプ5bを点灯させることによって、夜間
でもコーナーポール5の上端を視認することができるよ
うにされている。コーナーポール5の高さは、その伸長
時に、上端のパイロットランプ5bが運転席から十分に
視認し得る高さとなるようにされている。また、コーナ
ーポール5の収縮時には、各ポール5 .5 .5
が収納ケース3内に収納され、図2に−点鎖線で示され
ているように、パイロットランプ5bがバンパ2の上面
かられずかに突出する程度の高さとなるようにされてい
る。 [0012] 図1に示されているように、フロントバンパ2のサイド
部の内部には、コーナーポール収納ケース3の後方に、
コーナーポール駆動部6が設けられている。この駆動部
6は内部に駆動機構を備えたギヤボックス状のもので、
取付ボルト7によってバンパ2に固定されるようになっ
ている。駆動部6の前面側には、収納ケース3の下端部
との間を連結する連結パイプ8が設けられている。また
、その後面側には、中空の半長円板状のドライブコード
収納部9が設けられている。 [0013] 図2から明らかなように、これら連結パイプ8及びドラ
イブコード収納部9内には、駆動部6を貫通して前後に
延びるドライブコード10が挿入されている。 そのドライブコード10の前方側の一端10aは、コー
ナーポール収納ケース3及び多段ポール5 .5 .5
の内部を通して上段ポール53の上端に連結されて
いる。また、ドライブコード10の他端10bは、ドラ
イブコード収納部9内で転向され、駆動部6の後壁に固
定されている。 [0014] ドライブコード10は内部に補強用の芯線11が埋設さ
れた合成樹脂等の可撓性材料製のもので、適度の剛性及
び可撓性を有しており、駆動部6においてそのドライブ
コード10を長さ方向に往復移動させることにより、コ
ーナーポール5の最先端の上段ポール53が上下動され
るようになっている。そのようにドライブコード10を
往復移動させるために、そのドライブコード10の駆動
部6を貫通する部分には、所定の長さにわたってその上
面に歯形10rが形成されておりその歯形10rに駆動
部6内のピニオンギヤ6aが噛み合わされている。その
ピニオンギヤ6aは、駆動部6内のモータ6bにより、
減速ギヤ6Cを介して回転駆動されるようになっている
。そして、そのモータ6bは、運転席に設けられたスイ
ッチ(図示せず)の操作により正逆回転されるようにな
っている。 こうして、これらピニオンギヤ6a、モータ6b、及び
減速ギヤ6Cによってドライブコード10を長さ方向に
往復移動させるドライブコード10の駆動機構が構成さ
れている。そして、その駆動機構は、バンパ2に固定さ
れる駆動部6内に収容されている。したがって、その駆
動機構はバンパ2に支持されることになっている。 [0015] ドライブコード10内の芯線11は金属等の導電性を有
する材料からなる連続線であり、その一端は、コーナー
ポール5の上段ポール53に取り付げられなパイロット
ランプ5bの一方の端子に接続されている。パイロット
ランプ5bの他方の端子は、各ポール53,52 、
51及びその収納ケース3を通して車体1に接続され、
接地されている。芯線11の他端は、ドライブコード1
0の固定端10bから更に延出し、導線12により車載
バッテリ等の電源Bに接続されている。この導線12の
途中には適宜のスイッチ(図示せず)が設けられており
、ライティングスイッチの操作によるヘッドランプ等の
点灯に連動して、その芯線11に電流が流されるように
なっている。 [0016] 次に、このように構成された伸縮式コーナーポール装置
の作用について説明する。 [0017] このようなコーナーポール5を備えた自動車において、
隘路を走行するときや目標の地点に正確に停止させる必
要があるときなどのように微妙な運転操作を要するとき
には、駆動部6のモータ6bを作動させて、ドライブコ
ード10を図2で左方向に移動させる。すると、コーナ
ーポール5の最先端の上段ポール53が押し上げられ、
その下端が中段のポール5 の上端と係合して、そのポ
ール52が引き上げられる。次いで、中段のポール52
の下端が最下段のポール51の上端と係合して、そのポ
ール51が引き上げられる。このようにして、コーナー
ポール5が伸長される。 そこで、その上端のパイロットランプ5bが運転者にと
って最も見やすい高さに達したとき、モータ6bの作動
を止める。それによって、コーナーポール5の視認性が
良好となるので、そのコーナーポール5を目安として車
体のコーナ一部等の位置を判断しながら運転することに
より、微妙な運転操作も容易に行うことができるように
なる。 [0018] 夜間等においては、ヘッドランプ等の点灯に連動して、
ドライブコード10の芯線11に電流が流される。その
芯線11は導電性を有しているので、その電流は芯線1
1を通してドライブコード10の連結端10aからパイ
ロットランプ5bに導かれ、パイロットランプ5bが点
灯する。それによって、夜間等においてもコーナーポー
ル5の上端を視認することが可能となる。 このパイロットランプ5bの点灯は、コーナーポール5
がどのような高さにあっても可能である。したがって、
点灯させたまま、そのパイロ・ノドランプ5bの高さ位
置を運転者の体形や運転姿勢に合わせて調節することが
できる。 [0019] 高速走行時などのように、コーナーポール5を見ながら
運転する必要のないときには、モータ6bを逆回転させ
てドライブコード10を図2で右方向に移動させる。す
ると、最上段のポール53の下降に伴ってコーナ−ポー
ル5全体が下がり、最下段のポール51の下端が収納ケ
ース3の下端と係合する。したがって、そのポール5
の下降は停止するが、中段のポール52は引き続いて下
がり、その下端が最下段のポール51の下端と係合した
ところで停止する。そして、最上段のポール53は更に
下降し、コーナーポール5が完全に収縮される。 このようにコーナーポール5が収縮されると、走行時の
気流の影響を受けることが少なくなるので、そのコーナ
ーポール5による風切り音は低減され、また、振動音が
発生することもなくなる。 [0020] コーナーポール5の収縮に伴って、ドライブコード10
の駆動部6より後方の部分の長さは長くなる。しかしな
がら、このコーナーポール装置の場合には、ドライブコ
ード10の後端10bが駆動部6に向けて転向されて固
定されているので、ドライブコード10のその長さの変
化は、その部分が図2に実線で示されている湾曲形状か
ら一点鎖線で示されている湾曲形状にまで変形すること
によって吸収される。したがって、そのドライブコード
収納部9の後方向の長さは、ドライブコード10の長さ
の変化の半分以下でよく、バンパ2のサイド部のように
長さが限られたスペース内においても、十分にそのドラ
イブコード10を収容することができる。 [0021] 駐車時においても、同様にそのコーナーポール5は収縮
させて収納する。それによって、いたずらや他の移動体
の衝突などによりコーナーポール5が折り曲げられるこ
とは防止される。ボディカバーをかぶせるときにも、コ
ーナーポール5が収縮されていれば、そのコーナーポー
ル5が邪魔になることはなく、ボディカバーをかぶせる
ことによってコーナーポール5が折り曲げられることも
なくなる。更に、洗車時にも、コーナーポール5が収縮
されていれば、洗車ブラシ等によって強い力が加えられ
ることはなくなるので、それによる損傷は防止すること
ができる。 [0022] また、コーナーポール5及びその駆動部6がバンパ2に
固定されるので、その間を結ぶドライブコード10も当
然バンパ2によって支持される。すなわち、伸縮式コー
ナーポール装置全体がバンパ2に取り付けられることに
なる。したがって、車体1とそのコーナーポール装置を
備えたバンパ2との間には、導線12等の配線を施すの
みでよい。そして、その導線12等は、適宜のコネクタ
等によって容易に車体1側と着脱可能に接続することが
できる。その結果、車体1とバンパ2とは容易に分離さ
れるようになる。 これを変えて、例えばその駆動部6を車体1に取り付け
るようにすると、バンパ2の脱着時にはコーナーポール
5をもバンパ2に対して脱着することが必要となる。車
体1とバンパ2との間にはほとんど隙間がないので、そ
のような作業は極めて煩雑となる。 上述のようにコーナーポール5とその駆動部6とをとも
にバンパ2に取り付けるようにすることにより、伸縮式
コーナーポール5を備えたバンパ2でありながら、その
脱着作業に支障が及ぼされることのないようにすること
ができる。しかも、その伸縮式コーナーポール装置はバ
ンパ2を車体1から外した状態でそのバンパ2に組み付
ければよいので、その組み付は作業も容易となる。 [0023] 更に、コーナーポール5とその駆動部6とをバンパ2に
それぞれ別個に取り付けるようにすることにより、その
駆動部6の設置位置はコーナーポール5の設置位置にか
かわらず任意に設定することが可能となる。すなわち、
その駆動部6はバンパ2のサイド部後部や左右方向中央
部など、比較的スペースの大きい箇所を選んで自由に設
置することができる。したがって、コーナーポール5の
設置位置にはそのコーナーポール5を収容する収納ケー
ス、3が取り付けられるだけのスペースがありさえすれ
ばよいことになり、スペースの小さいバンパ2のサイド
コーナー部にコーナーポール5を配置することが可能と
なる。 [0024] なお、上記実施例においては、コーナーポール5の先端
にパイロットランプ5bが取り付けられるものとしてい
るが、本発明は、そのようなパイロットランプ5bを備
えていないものであってもよいことは明らかであろう。 [0025]
を示すもので、図1はそのコーナーポール装置を備えた
自動車の前部の斜視図であり、図2はそのコーナーポー
ル装置の縦断面図である。 [0009] これらの図から明らかなように、車体1の前部に装着さ
れるフロントバンパ2には、その左側、すなわち運転席
から遠い側のサイドコーナー部に、コーナーポール収納
ケース3が取り付けられている。この収納ケース3は筒
状のもので、その上端部がバンパ2の上面に形成された
取付孔に嵌合され、その上方から取付ナツト4を締め付
けることによって、バンパ2の上面に固定されるように
なっている。また、その収納ケース3の下部全体は、バ
ンパ2の内部に収容されるようになっている。 [0010] このコーナーポール収納ケース3内には、中空の多段ポ
ール5.5 51 2′ 3 からなるコーナーポール5の最下段のポール51が摺動
自在に嵌合されており、それによって、コーナーポール
5が上下方向に直立した状態で支持されるようになって
いる。これらのポール5 .5 .5 は上段のもの
ほど小径とされていて、互いに摺動自在に嵌合されてお
り、それぞれその上下の端部が適宜係合し合ってテレス
コピック式に伸縮されるようになっている。 最下段のポール51の下部はコイルスプリング5aとさ
れており、図示されているようにコーナーポール5が伸
長した状態にあるときには、そのスプリング5aがバン
パ2の上面より上方に突出して、障害物と接触したとき
そのコーナーポール5がいずれの方向にも折れ曲がり、
その障害物から離れたときには直ちに直立状態に復帰す
るようにされている。 [0011] 最先端のポール、すなわち上段ポール53には、その上
端にパイロットランプ5bが取り付けられており、その
パイロットランプ5bを点灯させることによって、夜間
でもコーナーポール5の上端を視認することができるよ
うにされている。コーナーポール5の高さは、その伸長
時に、上端のパイロットランプ5bが運転席から十分に
視認し得る高さとなるようにされている。また、コーナ
ーポール5の収縮時には、各ポール5 .5 .5
が収納ケース3内に収納され、図2に−点鎖線で示され
ているように、パイロットランプ5bがバンパ2の上面
かられずかに突出する程度の高さとなるようにされてい
る。 [0012] 図1に示されているように、フロントバンパ2のサイド
部の内部には、コーナーポール収納ケース3の後方に、
コーナーポール駆動部6が設けられている。この駆動部
6は内部に駆動機構を備えたギヤボックス状のもので、
取付ボルト7によってバンパ2に固定されるようになっ
ている。駆動部6の前面側には、収納ケース3の下端部
との間を連結する連結パイプ8が設けられている。また
、その後面側には、中空の半長円板状のドライブコード
収納部9が設けられている。 [0013] 図2から明らかなように、これら連結パイプ8及びドラ
イブコード収納部9内には、駆動部6を貫通して前後に
延びるドライブコード10が挿入されている。 そのドライブコード10の前方側の一端10aは、コー
ナーポール収納ケース3及び多段ポール5 .5 .5
の内部を通して上段ポール53の上端に連結されて
いる。また、ドライブコード10の他端10bは、ドラ
イブコード収納部9内で転向され、駆動部6の後壁に固
定されている。 [0014] ドライブコード10は内部に補強用の芯線11が埋設さ
れた合成樹脂等の可撓性材料製のもので、適度の剛性及
び可撓性を有しており、駆動部6においてそのドライブ
コード10を長さ方向に往復移動させることにより、コ
ーナーポール5の最先端の上段ポール53が上下動され
るようになっている。そのようにドライブコード10を
往復移動させるために、そのドライブコード10の駆動
部6を貫通する部分には、所定の長さにわたってその上
面に歯形10rが形成されておりその歯形10rに駆動
部6内のピニオンギヤ6aが噛み合わされている。その
ピニオンギヤ6aは、駆動部6内のモータ6bにより、
減速ギヤ6Cを介して回転駆動されるようになっている
。そして、そのモータ6bは、運転席に設けられたスイ
ッチ(図示せず)の操作により正逆回転されるようにな
っている。 こうして、これらピニオンギヤ6a、モータ6b、及び
減速ギヤ6Cによってドライブコード10を長さ方向に
往復移動させるドライブコード10の駆動機構が構成さ
れている。そして、その駆動機構は、バンパ2に固定さ
れる駆動部6内に収容されている。したがって、その駆
動機構はバンパ2に支持されることになっている。 [0015] ドライブコード10内の芯線11は金属等の導電性を有
する材料からなる連続線であり、その一端は、コーナー
ポール5の上段ポール53に取り付げられなパイロット
ランプ5bの一方の端子に接続されている。パイロット
ランプ5bの他方の端子は、各ポール53,52 、
51及びその収納ケース3を通して車体1に接続され、
接地されている。芯線11の他端は、ドライブコード1
0の固定端10bから更に延出し、導線12により車載
バッテリ等の電源Bに接続されている。この導線12の
途中には適宜のスイッチ(図示せず)が設けられており
、ライティングスイッチの操作によるヘッドランプ等の
点灯に連動して、その芯線11に電流が流されるように
なっている。 [0016] 次に、このように構成された伸縮式コーナーポール装置
の作用について説明する。 [0017] このようなコーナーポール5を備えた自動車において、
隘路を走行するときや目標の地点に正確に停止させる必
要があるときなどのように微妙な運転操作を要するとき
には、駆動部6のモータ6bを作動させて、ドライブコ
ード10を図2で左方向に移動させる。すると、コーナ
ーポール5の最先端の上段ポール53が押し上げられ、
その下端が中段のポール5 の上端と係合して、そのポ
ール52が引き上げられる。次いで、中段のポール52
の下端が最下段のポール51の上端と係合して、そのポ
ール51が引き上げられる。このようにして、コーナー
ポール5が伸長される。 そこで、その上端のパイロットランプ5bが運転者にと
って最も見やすい高さに達したとき、モータ6bの作動
を止める。それによって、コーナーポール5の視認性が
良好となるので、そのコーナーポール5を目安として車
体のコーナ一部等の位置を判断しながら運転することに
より、微妙な運転操作も容易に行うことができるように
なる。 [0018] 夜間等においては、ヘッドランプ等の点灯に連動して、
ドライブコード10の芯線11に電流が流される。その
芯線11は導電性を有しているので、その電流は芯線1
1を通してドライブコード10の連結端10aからパイ
ロットランプ5bに導かれ、パイロットランプ5bが点
灯する。それによって、夜間等においてもコーナーポー
ル5の上端を視認することが可能となる。 このパイロットランプ5bの点灯は、コーナーポール5
がどのような高さにあっても可能である。したがって、
点灯させたまま、そのパイロ・ノドランプ5bの高さ位
置を運転者の体形や運転姿勢に合わせて調節することが
できる。 [0019] 高速走行時などのように、コーナーポール5を見ながら
運転する必要のないときには、モータ6bを逆回転させ
てドライブコード10を図2で右方向に移動させる。す
ると、最上段のポール53の下降に伴ってコーナ−ポー
ル5全体が下がり、最下段のポール51の下端が収納ケ
ース3の下端と係合する。したがって、そのポール5
の下降は停止するが、中段のポール52は引き続いて下
がり、その下端が最下段のポール51の下端と係合した
ところで停止する。そして、最上段のポール53は更に
下降し、コーナーポール5が完全に収縮される。 このようにコーナーポール5が収縮されると、走行時の
気流の影響を受けることが少なくなるので、そのコーナ
ーポール5による風切り音は低減され、また、振動音が
発生することもなくなる。 [0020] コーナーポール5の収縮に伴って、ドライブコード10
の駆動部6より後方の部分の長さは長くなる。しかしな
がら、このコーナーポール装置の場合には、ドライブコ
ード10の後端10bが駆動部6に向けて転向されて固
定されているので、ドライブコード10のその長さの変
化は、その部分が図2に実線で示されている湾曲形状か
ら一点鎖線で示されている湾曲形状にまで変形すること
によって吸収される。したがって、そのドライブコード
収納部9の後方向の長さは、ドライブコード10の長さ
の変化の半分以下でよく、バンパ2のサイド部のように
長さが限られたスペース内においても、十分にそのドラ
イブコード10を収容することができる。 [0021] 駐車時においても、同様にそのコーナーポール5は収縮
させて収納する。それによって、いたずらや他の移動体
の衝突などによりコーナーポール5が折り曲げられるこ
とは防止される。ボディカバーをかぶせるときにも、コ
ーナーポール5が収縮されていれば、そのコーナーポー
ル5が邪魔になることはなく、ボディカバーをかぶせる
ことによってコーナーポール5が折り曲げられることも
なくなる。更に、洗車時にも、コーナーポール5が収縮
されていれば、洗車ブラシ等によって強い力が加えられ
ることはなくなるので、それによる損傷は防止すること
ができる。 [0022] また、コーナーポール5及びその駆動部6がバンパ2に
固定されるので、その間を結ぶドライブコード10も当
然バンパ2によって支持される。すなわち、伸縮式コー
ナーポール装置全体がバンパ2に取り付けられることに
なる。したがって、車体1とそのコーナーポール装置を
備えたバンパ2との間には、導線12等の配線を施すの
みでよい。そして、その導線12等は、適宜のコネクタ
等によって容易に車体1側と着脱可能に接続することが
できる。その結果、車体1とバンパ2とは容易に分離さ
れるようになる。 これを変えて、例えばその駆動部6を車体1に取り付け
るようにすると、バンパ2の脱着時にはコーナーポール
5をもバンパ2に対して脱着することが必要となる。車
体1とバンパ2との間にはほとんど隙間がないので、そ
のような作業は極めて煩雑となる。 上述のようにコーナーポール5とその駆動部6とをとも
にバンパ2に取り付けるようにすることにより、伸縮式
コーナーポール5を備えたバンパ2でありながら、その
脱着作業に支障が及ぼされることのないようにすること
ができる。しかも、その伸縮式コーナーポール装置はバ
ンパ2を車体1から外した状態でそのバンパ2に組み付
ければよいので、その組み付は作業も容易となる。 [0023] 更に、コーナーポール5とその駆動部6とをバンパ2に
それぞれ別個に取り付けるようにすることにより、その
駆動部6の設置位置はコーナーポール5の設置位置にか
かわらず任意に設定することが可能となる。すなわち、
その駆動部6はバンパ2のサイド部後部や左右方向中央
部など、比較的スペースの大きい箇所を選んで自由に設
置することができる。したがって、コーナーポール5の
設置位置にはそのコーナーポール5を収容する収納ケー
ス、3が取り付けられるだけのスペースがありさえすれ
ばよいことになり、スペースの小さいバンパ2のサイド
コーナー部にコーナーポール5を配置することが可能と
なる。 [0024] なお、上記実施例においては、コーナーポール5の先端
にパイロットランプ5bが取り付けられるものとしてい
るが、本発明は、そのようなパイロットランプ5bを備
えていないものであってもよいことは明らかであろう。 [0025]
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、コー
ナーポールをテレスコピック式に伸縮する多段ポールに
よって構成するようにしているので、コーナーポールを
使用しないときにはそれを収縮させることができる。し
たがって、高速走行時や駐車時、あるいは洗車時などに
おいてそのコーナーポールが邪魔になることのないよう
にすることができる。 また、その多段ポールを、長さ方向に往復移動されるド
ライブコードを介して伸縮させるようにしているので、
そのドライブコードの駆動機構を多段ポールから離して
設置することができる。したがって、スペースの限られ
たバンパのサイドコーナー部であるにもかかわらず、伸
縮式コーナーポールを設置することが可能となる。そし
て、駆動機構はバンパ内の任意に位置に設置することが
できるので、設計の自由度が増大するばかりでなく、そ
の取り付けも容易となる。 [0026] 更に、ドライブコードの駆動機構もバンパに固定するよ
うにしているので、伸縮式コーナーポール装置全体がバ
ンパに取り付けられることになり、バンパの脱着作業に
支障を来すことを防止することができる。しかも、その
伸縮式コーナーポール装置は、バンパを車体から外した
状態で組み付けることができるようになり、その組み付
は性も良好となる。
ナーポールをテレスコピック式に伸縮する多段ポールに
よって構成するようにしているので、コーナーポールを
使用しないときにはそれを収縮させることができる。し
たがって、高速走行時や駐車時、あるいは洗車時などに
おいてそのコーナーポールが邪魔になることのないよう
にすることができる。 また、その多段ポールを、長さ方向に往復移動されるド
ライブコードを介して伸縮させるようにしているので、
そのドライブコードの駆動機構を多段ポールから離して
設置することができる。したがって、スペースの限られ
たバンパのサイドコーナー部であるにもかかわらず、伸
縮式コーナーポールを設置することが可能となる。そし
て、駆動機構はバンパ内の任意に位置に設置することが
できるので、設計の自由度が増大するばかりでなく、そ
の取り付けも容易となる。 [0026] 更に、ドライブコードの駆動機構もバンパに固定するよ
うにしているので、伸縮式コーナーポール装置全体がバ
ンパに取り付けられることになり、バンパの脱着作業に
支障を来すことを防止することができる。しかも、その
伸縮式コーナーポール装置は、バンパを車体から外した
状態で組み付けることができるようになり、その組み付
は性も良好となる。
【図1】
本発明による伸縮式コーナーポール装置の一実施例を示
す自動車の前部の斜視図である。
す自動車の前部の斜視図である。
【図2】
そのコーナーポール装置の縦断面図である。
1・・・車体
2・・・フロントバンパ
3・・・コーナーポール収納ケース
5・・・伸縮式コーナーポール
51.52.53・・・ポール
6・・・コーナーポール駆動部
6a、6b、6c・・・ドライブコード駆動機構10・
・・ドライブコード
・・ドライブコード
【図1】
図面
【図2】
Claims (1)
- 【請求項1】バンパのサイドコーナー部に上下方向に取
り付けられ、テレスコピック式に伸縮する多段ポールと
、 その多段ポールのうちの最先端のポールに一端が連結さ
れ、その多段ポールの内部を通して前記バンパの内部に
まで延びるドライブコードと、そのドライブコードを長
さ方向に往復移動させる駆動機構とを備え、その駆動機
構が前記バンパに固定されていることを特徴とする、伸
縮式コーナーポール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1253191A JPH0755644B2 (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 伸縮式コーナーポール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1253191A JPH0755644B2 (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 伸縮式コーナーポール装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03246127A true JPH03246127A (ja) | 1991-11-01 |
JPH0755644B2 JPH0755644B2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=11807915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1253191A Expired - Lifetime JPH0755644B2 (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 伸縮式コーナーポール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0755644B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6084013U (ja) * | 1983-11-10 | 1985-06-10 | 株式会社ヨコオ | 車両のコーナポール装置 |
-
1991
- 1991-01-11 JP JP1253191A patent/JPH0755644B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6084013U (ja) * | 1983-11-10 | 1985-06-10 | 株式会社ヨコオ | 車両のコーナポール装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0755644B2 (ja) | 1995-06-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4911545A (en) | Extendible and pivotable mirrors for vehicles | |
CN108137108B (zh) | 车辆的后部结构 | |
US7185930B2 (en) | Brush guard with adjustable rear-view mirrors | |
JPS63125451A (ja) | 車両のコ−ナポ−ル装置 | |
US6644235B2 (en) | Slide out guide | |
US4152694A (en) | Guide for aiding in backing-up vehicles | |
JPH03246127A (ja) | 伸縮式コーナーポール装置 | |
US6923564B2 (en) | Selectively deployable driving lights | |
JPS63173743A (ja) | コーナーポールの伸縮及び給電装置 | |
JPH0356428Y2 (ja) | ||
KR102231128B1 (ko) | 자동차용 실외 미러 장치, 그리고 자동차 | |
US4307375A (en) | Top watcher warning device for trucks and the like | |
JPS6345691Y2 (ja) | ||
KR200170597Y1 (ko) | 화물차용 사이드 미러의 충격 흡수장치 | |
CN217892758U (zh) | 车载道路杂物清理装置和车辆 | |
CN215474902U (zh) | 基于集成电路芯片实现倒车影像输入的停车泊位安全器 | |
EP4365027A2 (en) | Road vehicle provided with a manual control for the activation of the hazard warning flashers | |
US1609323A (en) | Direction indicator | |
JPH0320203Y2 (ja) | ||
JP3136590B2 (ja) | 自動車用コーナポール装置 | |
US3440605A (en) | Retractable curb feeler | |
JPH0536752Y2 (ja) | ||
JPS6335000Y2 (ja) | ||
KR19980027233U (ko) | 자동차의 차폭표시기 구동장치 | |
KR100337506B1 (ko) | 자동차용 예비 타이어 캐리어 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |