JPH03243390A - 多数回記録用感熱転写体 - Google Patents

多数回記録用感熱転写体

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JPH03243390A
JPH03243390A JP2039989A JP3998990A JPH03243390A JP H03243390 A JPH03243390 A JP H03243390A JP 2039989 A JP2039989 A JP 2039989A JP 3998990 A JP3998990 A JP 3998990A JP H03243390 A JPH03243390 A JP H03243390A
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章博 今井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、サーマルヘッド、レーザ等の光ヘッド、通電
ヘッド等の記録手段を用いた昇華型感熱転写多数回記録
に用いられる転写体に関する。なお、ここでの多数回記
録とは転写体の同一場所を繰り返し多数回使用して記録
する場合と、転写体と受像体との間に相対速度差をもた
せて記録する相対速度記録方式で記録する場合との両方
を意味する。
従来の技術 感熱転写記録方式は、転写体のランニングコストが本質
的な課題であるため転写体の多数回記録方式が検討され
それに対応した転写体構成が検討されている。
発明が解決しようとする課題 従来の1回記録用の転写体の色材層は1回記録に必要な
色素量を含有すれば十分であったが、多数回記録の場合
は多数回記録しても記録濃度が低下しないように多量の
色素を含有する必要がある。
従来の1回記録の場合は色材層の結着材量に対する色素
量の重量比は高々0.75〜0.90である。一方、多
数回記録の場合は、少なくとも1゜0以上にする必要が
ある。このように色素量を多量にすると様々な問題が発
生するが特に顕著な問題は転写体の保存により色材層表
面等に発生する色素の再結晶である。色素としてジシア
ノイミダゾール系色素が再結晶しやすい。色素が再結晶
すると濃度ムラが発生する。
本発明はジシアノイミダゾール系色素の再結晶が防止さ
れ濃度ムラの無い多数回記録用感熱転写体を得ることを
目的とする。
課題を解決するための手段 基材上に色材層を有する転写体において、前記色材層中
の色素の前記色材層中の結着材に対する重量比が1. 
0以上であり、且つ前記色素としてジシアノイミダゾー
ル系色素に属する少なくとも2種類以上の色素を用いる
作用 ジシアノイミダゾール系色素は単独で結着材に対し重量
比で1.0以上配合させると再結晶を起こす。しかし、
同一系統の2種類以上の色素を配合して全色素量を重量
比で1.0以上にしても単独より再結晶しにくい。この
理由は2種類以上にすることにより結着材に対する溶解
度が単独染料を多量に用いるより各色素は低い溶解度レ
ベルになること、又、2種類以上にすることにより同一
色素との隣接確率が低下すること、さらに同一系統の色
素であるために分子量や構造が類似しているため異種色
素との隣接確率が高くなりその分間−色素との隣接確率
が低下する効果が得られるものと考えられる。
実施例 図に本発明の一実施例である多数回記録用感熱転写体の
概略断面図を示す。
基材1上に色材層2、色材層2上に滑性層3がある。転
写体の構成は特にこの実施例に限定されるものでない。
例えば、基材上に接着層、この接着層上に色材層、或は
、基材上に接着層、この接着層上に色材層の多層構造、
或は、基材上に接着層、色材層、中間層、滑性層が順次
形成された転写体等も本願に含まれるものである。色材
層がどの様な多層構造になっていても基本的に基材と色
材層を有しているならば本願に含まれるものである。い
ずれも色材層が多層構造のばあいは少なくとも色材層の
1層が本願の要件を満たしているものである。
基材1は特に限定されないが各種高分子フィルムが望ま
しい。例えば、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド
、ポリパラバン酸フィルム等の延伸、キャスティング方
法等により得られるフィルムがある。又、これらのフィ
ルムに導電塗料、プライマー塗料、帯電防止塗料、耐熱
滑性塗料等の各種塗料を塗工した各種塗工フィルム、又
各種材料とラミネート処理したフィルム、又フィルム内
にカーボン等の導電粒子を分散させた導電性フィルム等
がある。
色材層2は、少なくともジシアノイミダゾール系色素に
属する少なくとも2種類以上の色素と結着材とからなる
。色材層2の色素量と結着材量との重量比は色素量が結
着材量に対し1.0以上である。ジシアノイミダゾール
系色素は、例えば下記一般式で示される色素が有用であ
る。
(式中、R,R1及びR2はアリル基、C1〜C8のア
ルキル基、C3〜C8のアルコキシアルキル基、アラル
キル基、ヒドロキシアルキル基を表し、Xはメチル基、
メトキシ基、ホルミルアミノ基、C1〜C8のアルキル
カルボニルアミノ基、C1〜C8のアルキルスルホニル
アミノ基、C+”Csのアルコキシカルボニルアミノ基
を表し、モしてYは水素原子、CI〜C4のアルコキシ
基、メチル基、ハロゲン原子を表す)。
結着材として各種熱可塑性樹脂、各種熱硬化性樹脂を用
いることができる。熱硬化性樹脂は記録感度及び色素再
結晶防止の観点から熱可塑性樹脂と併用して用いてもよ
い。樹脂として、例えば、ポリエステル樹脂、エポキシ
樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、酢酸セルロース樹
脂、ポリビニルアセタール樹脂等を用いることができる
。特にポリエステル系、及びビニル系樹脂が有用である
ポリエステル系樹脂として例えば、飽和ポリエステル樹
脂、ポリエステルウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂
等、ビニル系樹脂として例えば、ポリビニルブチラール
樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、酢酸ビニル樹
脂、アクリル樹脂、アクリル−ウレタン共重合樹脂、ポ
リスチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合樹脂等
がある。
結着材として2種類以上の樹脂を用いることができる。
2種類以上の結着材を用いる効果は、2種類以上の結着
材を用いることにより各結着材に各色素が分散溶解して
固定化されるが各結着材との固定化エネルギーが異なる
ため同一色素の移動が異種結着材により防止され再結晶
しにくくなる。
特にガラス転移点(T g)の異なる樹脂、或は極性の
異なる樹脂が望ましい。又、結着材としてお互いに非相
溶の樹脂を用いることは上記の2種類の結着材の効果と
ともにさらに非相溶樹脂特有の樹脂間の境界により色素
の凝集が防止され色素が再結晶しにくくなる。お互いに
非相溶の樹脂として例えば、ポリビニルブチラール樹脂
と飽和ポリエステル樹脂、或は飽和ポリエステル樹脂と
スチレン系樹脂等がある。
脂肪酸アミドと脂肪酸エステルは、色素と親和性の高い
アミド基あるいはエステル基を有するため色素近傍に存
在しやすく、又極性の小さい脂肪族基と極性の大きいア
ミド基あるいはエステル基を有することにより色素間の
凝集エネルギーを低下させ色素の再結晶を防止する効果
を示す。例えば、オレイン酸アミド、ステアリン酸アミ
ド、N−メチロールステアリン酸アミド、メチレンビス
ステアリン酸アミド、ポリオキシエチレンジステアレー
ト、ポリエチレングリコールジステアレート等がある。
色材層には粒子、滑剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、酸
化防止剤等の各種添加剤を含有させてもよい。又、基材
と色材層間に接着層を設けると基材と色材層の密着が良
好であり望ましい。
以下、具体的実施例を示す。
実施例1 基材として下面に滑性耐熱層を有するアラミドフィルム
(厚さ: 104m)を用いこの基材の上面に厚さ0.
1μmのインシアネート添加飽和ポリエステル樹脂層(
アンカーコート層)を設けた後、このアンカーコート層
上に下記構造式(A)のジシアノイミダゾール色素3重
量部、下記構造式(B)のジシアノイミダゾール色素3
重量部、ポルビニルブチラール樹脂4重量部、トルエン
60重量部、2−ブタノン60重量部からなる塗料をワ
イヤーパーで塗工後乾燥させ厚さ約2μmの色材層を形
成した後、この色材層上にポリジメチルシロキサングラ
フトアクリル樹脂溶液(25wt%)20重量部、ポリ
テトラフルオロエチレン微粒子分散液(60wt%)8
重量部、ポリビニルアルコール溶液(10wt%)4重
量部、水120重量部からなる塗料をワイヤーバーで塗
工して厚さ約0.2μmの滑性層を形成し転写体を作製
した。
次に、厚さ0. 1μmのインシアネート添加飽和ポリ
エステル樹脂のアンカーコート層を有する白色ポリエチ
レンテレフタレートシート(厚さ約75μm)のアンカ
ーコート層上にアクリルウレタンシリコン樹脂溶液(5
0wt%)20重量部、含シロキサンアクリルシリコン
樹脂溶液(54wt%)0.8重量部、ジ−n−オクチ
ルスズジラウレート0.3重量部、トルエン20重量部
からなる塗料を塗工しその後100″02時間熱処理し
て厚さ約5μmの染着層を有する受像体を得た。
上記転写体を50’C,60%RHの恒温恒湿条件下に
150時間放置した後、滑性層表面を顕微鏡下で観察し
たところ全く色素の再結晶は見られなかった。又、この
150時間経過後の転写体と上記受像体とを組み合わせ
て下記のサーマルヘッド記録条件で階調パターンを記録
した結果、濃度ムラの無い均一な階調パターンが得られ
た。
記録速度:       16.7ms/1ine最大
記録工゛ネルギー:  6J/cm2実施例2 実施例1と同一のアンカーコート処理済みアラミドフィ
ルム上に上記構造式(A)の色素3重量部、上記構造式
(B)の色素3重量部、飽和ポリエステル樹脂(バイロ
ンRV6001 Tg=47℃、東洋紡績株式会社)2
重量部、ポリエステルウレタン樹脂(Tg=73〜77
°C) 2重量部、トルエン50重量部、2−ブタノン
50重量部からなる塗料をワイヤーバーで塗工後乾燥さ
せ厚さ約2μmの色材層を形成した。以下実施例1と同
様にして色材層上に滑性層を形成して転写体を作製した
。この転写体を実施例1と同一条件で保存試験をした結
果、色素の再結晶は見られなかった。
又、階調パターンを記録した結果についても濃度ムラの
無い均一な階調パターンが得られた。
実施例3 実施例1と同一のアンカーコート処理済みアラミドフィ
ルム上に上記構造式(A)の色素3重量部、上記構造式
(B)の色素3重量部、ポリビニルブチラール樹脂2重
量部、このポリビニルブチラール樹脂と非相溶の飽和ポ
リエステル樹脂(ノイイロンRV800)2重量部、ト
ルエン50重量部、2−ブタノン50重量部からなる塗
料をワイヤーバーで塗工後乾燥させ厚さ約2μmの色材
層を形成した。以下実施例1と同様にして色材層上に滑
性層を形成して転写体を作製した。この転写体を実施例
1と同一条件で保存試験をした結果、色素の再結晶は見
られなかった。又、階調パターンを記録した結果につい
ても濃度ムラの無い均一な階調パターンが得られた。
比較例1 実施例1と同一のアンカーコート処理済みアラミドフィ
ルム上に上記構造式(A)の色素6重量部、ポルビニル
ブチラール樹脂4重量部、トルエン60重量部、2−ブ
タノン60重量部からなる塗料をワイヤーバーで塗工後
乾燥させ厚さ約2μmの色材層を形成した。以下実施例
1と同様にして色材層上に滑性層を形成して転写体を作
製した。
この転写体を実施例1と同一条件で保存試験をした結果
、滑性層表面全体に色素の小さな再結晶が見られ、部分
的に直径的1mm程の大きな再結晶が析出していた。又
、階調パターンを記録した結果、大きな再結晶部分で濃
度ムラが発生した。
発明の効果 色材層中の色素の結着材に対する重量比が1゜0以上で
あり、且つ色素がジシアノイミダゾール系色素に属する
2種類以上の色素であること番こより、ジシアノイミダ
ゾール系色素の再結晶が防止され濃度ムラの無い多数回
記録用感熱転写体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例における多数回記録用感熱転写体
の概略断面図である。 1・・・基材、2・・・色材層、3・・・滑性層。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材上に色材層を有する転写体において、前記色
    材層中の色素の前記色材層中の結着材に対する重量比が
    1.0以上であり、且つ前記色素がジシアノイミダゾー
    ル系色素に属する少なくとも2種類以上の色素である多
    数回記録用感熱転写体。
  2. (2)結着材が2種類以上の結着材である請求項1記載
    の多数回記録用感熱転写体。
  3. (3)結着材がお互いに非相溶の結着材である請求項1
    記載の多数回記録用感熱転写体。
  4. (4)結着材が少なくともポリエステル系樹脂、或はビ
    ニル系樹脂の中から選ばれた樹脂である請求項1記載の
    多数回記録用感熱転写体。
  5. (5)色材層が脂肪酸アミド、或は脂肪酸エステルの中
    から選ばれた脂肪酸誘導体を含有している請求項1記載
    の多数回記録用感熱転写体。
JP2039989A 1990-02-21 1990-02-21 多数回記録用感熱転写体 Expired - Lifetime JP2605444B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0789051A3 (en) * 1996-02-08 1998-04-29 Teijin Limited Adherent polyester film laminate
JP2014193589A (ja) * 2013-03-29 2014-10-09 Dainippon Printing Co Ltd 熱転写シート

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0789051A3 (en) * 1996-02-08 1998-04-29 Teijin Limited Adherent polyester film laminate
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