JPH0324271Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0324271Y2
JPH0324271Y2 JP10758485U JP10758485U JPH0324271Y2 JP H0324271 Y2 JPH0324271 Y2 JP H0324271Y2 JP 10758485 U JP10758485 U JP 10758485U JP 10758485 U JP10758485 U JP 10758485U JP H0324271 Y2 JPH0324271 Y2 JP H0324271Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
casting
plate
drum
thin metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10758485U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6215842U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10758485U priority Critical patent/JPH0324271Y2/ja
Publication of JPS6215842U publication Critical patent/JPS6215842U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0324271Y2 publication Critical patent/JPH0324271Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Continuous Casting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ドラム式薄板連続鋳造機に関し、特
に、鋳造される金属薄板を鋳造ドラムからインラ
インミルへ案内するようにしたドラム式連続鋳造
機に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種装置としては、第4図に示すよう
な鋳造装置が考えられていた。図示の如くこの鋳
造機は互いに反対方向に同期的に回転する一対の
水冷構造を有する鋳造ドラム101,101間に
タンデイツシユ108からノズル104を介して
溶融金属103を供給し、鋳造ドラム101,1
01の表面に接触させて冷却することにより、凝
固シエル109を形成させて金属薄板を鋳造し、
ガイドロール106を経てピンチロール107に
より所定速度で引抜きつつ次工程へ送出する如く
構成されている。図中102は一対のサイドダム
で鋳造ドラム101,101間の溶融金属103
の外部への漏出防止装置である。
上記鋳造機を使用して金属薄板を鋳造する場合
において、鋳造ドラム101,101で鋳造され
た金属薄板はガイドロール106を経てピンチロ
ール107により引き抜きつつ次工程へ送出され
るが、この金属薄板の先端のガイドが必要であ
り、その為にダミーバー110を設け、ダミーバ
ー110をピンチロール107により矢印P方向
に送り、ガイドロール106を介して図の如く鋳
造ドラム101,101間に挿入し、鋳造ドラム
101,101を摺動しダミーバー110を挾持
固定する。次に鋳造ドラム101,101間にタ
ンデイツシユ108からノズル104を介して溶
融金属103を供給し、鋳造ドラム101,10
1を矢印方向に回転する。この時ダミーバー11
0の上端部は溶融金属103の熱で溶解され、溶
融金属103と融合して一体になり、鋳造ドラム
101で冷却して所要の寸法の金属薄板を連続的
に鋳造し、ガイドロール106ピンチロール10
7上を事前に設置されてあるダミーバー110が
金属薄板を先導し次工程へ案内する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来の鋳造装置を使用して金属薄板を鋳造
する場合、要求される金属薄板の材質、板厚の変
更及び鋳造途中で同薄板が切断されるような事故
発生の場合等において、その都度ダミーバーを鋳
造された金属薄板の流れる方向の逆方向からピン
チロールで逆走させたガイドロールを介して鋳造
ロール間に引き込まねばならず、それにより発生
する金属薄板の鋳造停止及び多種多量に使用する
ダミーバーのコストが大となる問題があつた。
〔本考案の目的〕
本考案は、上記問題点を解消するドラム式薄板
連続鋳造機を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本考案は、回転する互いに平行な一
対の鋳造ドラム間に溶融金属を連続的に供給し、
板状に凝固させた計属薄板を鋳造ロールから剥ぎ
取りガイドローラに案内する為の剥脱ガイドを有
したドラム式連続鋳造機において、上記連続鋳造
の始動時に鋳造ドラムで鋳造され剥脱ガイドによ
りガイドロールに導びかれた金属薄板なインライ
ンミル迄案内する為のガイドプレートを設け、同
ガイドプレートに鋳造ドラムとインラインミルの
回転速度の差異により生ずる金属薄板の弯曲変位
を検出する非接触距離計を設け、その距離計から
の信号によつてガイドロールの軸間を制御して金
属薄板の変位に順応するガイドロールを設けてな
ることを特徴とするドラム式薄板連続鋳造機であ
る。
本考案の作用を説明すると、本考案によるドラ
ム式薄板連続鋳造機は前記のように構成されてい
るので、鋳造ドラムで鋳造される金属薄板の始端
部はダミーバーの介在なしで鋳造ドラムからイン
ラインミル迄をガイドプレートにより案内され
る。またガイドプレートに鋳造ドラムとインライ
ンミルの回転速度の変化に対応すべきルーパー機
能を持たす為の非接触距離計と制御回路及びシリ
ンダーを設けたので、鋳造ドラムからインライン
ミル間の長さ方向で変化する金属薄板にガイドプ
レートが順応できる。
〔実施例〕
本考案による一実施例を第1図〜第3図で説明
するが、従来装置と同じ部材には同一符号を付し
詳細説明を省略する。第1図〜第3図において、
50は溶融金属103を鋳造ドラム101,10
1の表面に接触させて冷却してできる凝固シエル
109からなる金属薄板、30は鋳造ドラム10
1,101の外周面に貼着、或いは自然に剥がれ
て位置の定まらない金属薄板50の始端部の剥ぎ
取り及びガイドロール2a,2a′へ案内する為の
剥脱ガイド、1a,1a′,1b,1b′,1c,1
c′はガイドロール2a,2a′と2b,2b′,2b,
2b′と2c,2c′,2c,2c′と2d,2d′にそ
れぞれ連結され、金属薄板50の厚さ方向の両側
に位置して同金属薄板50の始端部を剥脱ガイド
30からインラインミル200へ案内する為のガ
イドプレートであり、該ガイドプレート1a,1
a′,1b,1b′,1c,1c′は第2図において矢
印R及びS方向に動けるようになつており例えば
ガイドプレート1a,1a′のロール軸部への差込
リング部はガイドロール2b,2b′の軸部と余裕
を持たせてあり1aと1a′…1cと1c′の間隔は
金属薄板50の厚さに任意の厚さだけ増してあ
る。2a,2a′〜2d,2d′はガイドロール、
3,3′はピンチロール、4はガイドロール2a
と2a′,2bと2b′,2cと2c′,2dと2d′の
軸部両側に嵌め込まれた連結プレート、6は連結
プレート4と連結金具5を介して接続されている
シリンダー、7はガイドプレート1a,1b,1
cに嵌め込まれ金属薄板50との距離lを計測す
る非接触距離計、8は非接触距離計7から金属薄
板50との距離lが信号により送り込まれ、ポン
プ9からのエヤー等をシリンダー6に送り込む量
を調節する制御装置により構成されている。上記
構成による装置において、鋳造ドラム101,1
01の表面に冷却してできた凝固シエル109は
鋳造ドラム101,101の矢印方向の回転によ
り鋳造された金属薄板50となり、同ドラム10
1の外周面に貼着される。貼着された同薄板50
の始端部は剥脱ガイド30により鋳造ドラム10
1,101から剥ぎ取られ、ガイドロール2a,
2a′に案内される。ガイドロール2a,2a′から
インラインミル200へはガイドプレート1a,
1a′〜1c,1c′及びガイドロール2a,2a′〜
2d,2d′に案内されながらピンチロール3,
3′に引き抜かれダミーバーの介在なしでインラ
インミルへ案内される。
次に鋳造ドラム101,101とインラインミ
ル200の回転速度に差が生じた場合においては
金属薄板50の変化を例えばガイドプレート1a
に嵌め込まれた非接触距離計7が検知し、金属薄
板50との距離lを検知しガイドプレート1aと
金属薄板50の距離lを常に一定に保つようガイ
ドプレート1aが矢印R及びS方向に移動される
ように制御回路8に信号を送り、同制御回路8で
はポンプからシリンダー6へ送られるエアー等の
量及び方向を調整できるようになつている。
〔本考案の効果〕
従来金属薄板の鋳造開始及び材質板厚の変更及
び鋳造途中で同薄板が切断されるような事故が発
生した場合等においてその都度鋳造ドラム間にダ
ミーバーの引き込み作業が発生していたが、本考
案は、以上詳記したように、金属薄板を鋳造ドラ
ムから剥ぎ取りガイドロールに案内する為の剥脱
ガイドを有したドラム式連続鋳造機に剥脱ガイド
からガイドロールに導かれた金属薄板をインライ
ンミル迄案内するガイドプレートを設けたので、
従来金属薄板の始端部にインラインミルへのガイ
ドとして使用していたダミーバーを完全に不用と
することができ、金属薄板の鋳造停止時間の減少
及び多種多様に使用していたダミーバーが不用と
することができる効果が生ずる。そして、これに
よるコストが大巾にダウンする効果が生ずる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のドラム式薄板連続鋳造機の側
面を示す概念図、第2図は第1図矢視の範囲の
詳細図、第3図は第2図の矢視−の平断面
図、第4図は従来のドラム式薄板鋳造機の面を示
す概念図である。 1a,1a′〜1c,1c′……ガイドプレート、
2a,2a′〜2d,2d′……ガイドロール、6…
…シリンダー、7……非接触距離計、8……制御
装置、30……剥脱ガイド、50……金属薄板、
101……鋳造ドラム、103……溶融金属、1
09……凝固シエル、200……インラインミ
ル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転する互いに平行な一対の鋳造ドラム間に溶
    融金属を連続的に供給し、板状に凝固させた金属
    薄板を鋳造ロールから剥ぎ取りガイドロールに案
    内する為の剥脱ガイドを有したドラム式連続鋳造
    機において、上記連続鋳造の始動時に鋳造ドラム
    で鋳造され剥脱ガイドによりガイドロールに導び
    かれた金属薄板をインラインミル迄案内する為の
    ガイドプレートを設け、同ガイドプレートに鋳造
    ドラムとインラインミルの回転速度の差異により
    生ずる金属薄板の弯曲変位を検出する非接触距離
    計を設け、その距離計からの信号によつてガイド
    ロールの軸間を制御して金属薄板の変位に順応す
    るガイドロールを設けてなることを特徴とするド
    ラム式薄板連続鋳造機。
JP10758485U 1985-07-16 1985-07-16 Expired JPH0324271Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10758485U JPH0324271Y2 (ja) 1985-07-16 1985-07-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10758485U JPH0324271Y2 (ja) 1985-07-16 1985-07-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6215842U JPS6215842U (ja) 1987-01-30
JPH0324271Y2 true JPH0324271Y2 (ja) 1991-05-27

Family

ID=30983998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10758485U Expired JPH0324271Y2 (ja) 1985-07-16 1985-07-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0324271Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100939376B1 (ko) 2007-12-20 2010-01-29 주식회사 포스코 델타 페라이트의 분해 장치 및 그 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6215842U (ja) 1987-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1261440B1 (en) Rolling strip material
US20080083524A1 (en) Method Of And Molten Metal Feeder For Continuous Casting
JPH0324271Y2 (ja)
AU2003258624A1 (en) Method and device for commencing a casting process
JPS63180348A (ja) 金属薄帯の連続鋳造方法及び装置
JPS61232044A (ja) 薄板連続鋳造方法
JPS56119607A (en) Continuous manufacture of thin steel sheet
JPH07106435B2 (ja) 双ロール式連続鋳造装置
JP2688193B2 (ja) 金属薄帯の連続鋳造方法及び装置
JPS63160756A (ja) 薄板連続鋳造機のばり除去装置
JPS6092052A (ja) 薄板連続鋳造方法
JPH01130847A (ja) 薄板連続鋳造設備
JPH078413B2 (ja) 双ロ−ル式連続鋳造装置
JP3186817B2 (ja) 双ロール式薄板連続鋳造方法および装置
JPH0526584B2 (ja)
JPS60238001A (ja) 薄板連続製造方法
JP3579567B2 (ja) 薄帯板連続鋳造における板幅制御方法及び装置
JPS6368248A (ja) ロ−ル式連続鋳造方法
JPH0515406Y2 (ja)
AU781473B2 (en) Rolling strip material
JPS629751A (ja) 金属薄板連続鋳造方法
JPH02211944A (ja) ロール式連続鋳造設備
JPH01107944A (ja) 薄鋳片連続鋳造設備
JP3001705B2 (ja) 双ロール式薄板連続鋳造装置
JP2894714B2 (ja) 金属薄帯連続鋳造装置