JPH01130847A - 薄板連続鋳造設備 - Google Patents

薄板連続鋳造設備

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JPH01130847A
JPH01130847A JP28678387A JP28678387A JPH01130847A JP H01130847 A JPH01130847 A JP H01130847A JP 28678387 A JP28678387 A JP 28678387A JP 28678387 A JP28678387 A JP 28678387A JP H01130847 A JPH01130847 A JP H01130847A
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近間 次雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は薄板連続鋳造設備に係わり、特に薄板鋳片の破
断を防止し、長時間安定して連続鋳造を行うのに適した
薄板連続鋳造設備に関する。
〔従来の技術〕
現在、厚さ数面程度の金属の薄板を製造するには、−数
的には、溶融金属から鋳塊または鋳片を製造し、これを
熱間圧延または冷間圧延して所定の厚さの薄板とするこ
とによって行われている。
これに対し、近年、厚さ数量程度の薄板鋳片を溶湯から
直接製造する種々の試みがなされている。
これは、そのような薄板鋳片を溶湯から直接製造できれ
ば、所期の厚さまで圧下するのに要する熱間圧延工程や
大型の加熱炉を必要としなくなり、製造工程を著しく簡
略化でき、設備比や加工費を低減できるとの見地に基づ
くものである。
この試みの代表的なものとして、特開昭55−1095
49号に記載の薄板連続鋳造設備がある。
これは、第9図に示すように、薄板連続鋳造機を所定速
度で所定方向に回転する1対の水冷ロール1.2で梢成
し、これら水冷ロール1.2間に溶鋼を注湯し、この水
冷ロール1.2に接して冷却されて形成された凝固シェ
ルを、両水冷ロール1゜2によって圧延しながら連続的
に鋳片4を鋳造し、これをロール直下に設けたピンチロ
ール5によって所定の速度で引き抜き、さらに曲げロー
ル6、ガイドロール7、強制ロール8を経て搬送ロール
9により装置外へ運び出すようになっている。
また他の試みとして、特開昭60−221103号に記
載のものがある。これは、双ロール連続鋳造機の下流に
圧延機を設置した薄板連続鋳造設備において、双ロール
と圧延機との間の鋳片を、それぞれ複数のロール群から
なる1対のサポートロール装置で挟持し、鋳造速度と圧
延速度との差に応じてサポートロールを進退させること
により、連続鋳造機と圧延機との連続化を図ろうとした
ものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
薄板連続鋳造機においては、その特徴として、鋳型出口
では鋳片が厚さ方向中央部まで完全凝固した直後の高温
状態にあり、このような高温状態での薄板の強度は極め
て小さいということがあり、このためこの部分での鋳片
の張力を可能な限り低く抑え、鋳片の破断を防止するこ
とが必要である。
しかしながら、上記特開昭55−109549号に記載
の薄板連続鋳造設備では、鋳造を行う水冷ロール1.2
の周速即ち鋳造速度と、ピンチロール5の周速即ち引抜
速度とを常時完全に一致させることができず、このため
ロール直下の鋳片に張力が作用してしまい、この部分で
破断し易いという問題があった。
また同公報には明記されていないが、薄板鋳片を多足に
生産するには、搬送ロール9の終端に巻取機を配置し、
鋳片を連続的に巻き取らねばならない、この場合、水冷
ロール1.2の鋳造速度の変動に追従して、精度良くタ
イムリーに巻取機の巻取速度を制御する必要があるが、
巻取機の質量が著しく大きく 、=ii性が大きいため
、鋳造速度の変動にマツチして巻取速度を制御すること
が困難であり、このため鋳片にやはり張力が作用し、そ
の張力がロール直下の鋳片にも及び、この部分でやはり
鋳片が破断するという問題があった。
一方特開昭60−221103号に記載の薄板連続鋳造
設備においては、双ロールの鋳造速度と圧延機の圧延速
度とに差をサポートロール装置の進退で吸収し、ロール
直下の鋳片、に張力が作用することを防止しようとして
いる。しかしながら、この設備では、圧延速度を圧延ロ
ールの回転速度により検出しているが、圧延ロール周速
より圧延ロールへ進入する鋳片の移動速度は遅く、両者
には差があり、その程度は圧延機の圧延荷重、入側の板
厚、板温度等により変動する。このため、鋳造速度と圧
延速度との差が連続鋳造機出側の鋳片移動速度と圧延機
入側の鋳片移動速度との差に厳密に対応せず、圧延ロー
ルの回転速度を検出してサポートロール装置の進退を制
御しても、所期の目的を達成できず、張力をうまく制御
することができなかった。
またこの設備においては、サポートロール装置が大掛か
りであるのに対して、鋳造速度は一般的に高速であり(
鋳片厚さが2市の場合、50m/lin程度)、サポー
トロール装置を鋳片に対して進退させる際に、サポート
ロール装置自体の慣性やサポートロール装置の駆動部の
制御遅れにより応答遅れが生じ、連続′B造機とサポー
トロール装置間に鋳片のたるみや引っ張りが生じ、この
意味でも張力をうまく制御できなかった。
従ってこの特開昭60−221103号の設備も、ロー
ル直下の鋳片に破断が生じやすいという問題があった。
従って本発明の目的は、鋳型出口部での鋳片に破断が生
じ難く、長時間安定して連続鋳造を行うことのできる薄
板連続鋳造設備を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、薄板連続鋳造機の下流に少なくとも1台の
鋳片搬送装置を設置し、溶湯から直接、薄板鋳片を連続
的に鋳造する薄板連続鋳造設備において、薄板連続鋳造
機と鋳片搬送装置との間に鋳片のフリーループを形成し
、このフリーループにそのループ位置を検出する位置検
出手段を設け、鋳片搬送装置にその位置検出手段の出力
信号に応答してループ位置を一定とする制御信号を出力
する制御手段を設けたことを特徴とする薄板連続鋳造設
備によって達成される。
又上記目的は、薄板連続鋳造機の下流に少なくとも1台
の鋳片搬送装置を設置し、そのさらに下流に少なくとも
1台の巻取機を設置し、溶湯から直接、薄板鋳片を連続
的に鋳造する薄板連続鋳造設備において、鋳片搬送装置
と巻取機との間に鋳片の張力を検出する張力検出手段を
設け、巻取機にその張力検出手段の出力信号に応答して
張力を一定とする制御信号を出力する制御手段を設けた
ことを特徴とする薄板連続鋳造設備によっても達成され
る。
〔作用〕
上記第1の発明においては、鋳片搬送装置の搬送速度が
薄板連続鋳造機の鋳造速度より速くなると、フリールー
プのループ長さが短くなり、ループ位置が上昇する。こ
のループ位置の上昇が位置検出手段によって検出され、
制御手段はその出力信号に応答して、ループ位置が一定
となるよう鋳片搬送装置を制御する。これにより過大な
張力が鋳片に働くのを防止する。
一方上記第2の発明においては、巻取機の巻取速度が鋳
片搬送装置の搬送速度より速くなると、両者間にかかる
張力は増加する。この張力の増加は張力検出手段により
検出され、制御手段はその出力信号に応答して、張力が
一定となるよう巻取機を制御する。これにより過大な張
力の発生が防止され、その張力か薄板連続鋳造機の鋳型
出口部の鋳片に及ぶのが防止される。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を第1図乃至第3図により説明する
第1図は本発明の一実施例による薄板連続鋳造設備の全
体を概略的に示し、図中符号10は薄板連続鋳造機であ
る。この薄板連続鋳造機10は双ロール式の連続鋳造機
であり、内部冷却方式の1対の鋳造ロール11.12と
、鋳造ロール11゜12の両側部に位置する耐火材から
なる1対の固定せき13.14とからなり、鋳造ロール
11゜12と固定せき13.14で形成される鋳型に溶
湯15が注湯される。溶湯15は鋳造ロール11゜12
の表面に接触して冷却され、凝固シェルが生成され、こ
の凝固シェルは鋳造ロール11.12により圧延、一体
化され、鋳片16となる。
連続鋳造itoの下流には上下1対のロールからなる搬
送装置17が設置され、その下流には巻取aisが設置
しである。連続鋳造atOで鋳造された鋳片16は、湾
曲状のループ即ちフリール−119を形成しつつ、搬送
装置17により引き抜かれ、巻取fi18に巻き収られ
る。
巻I2機18の手前には切断機20が設けられ、鋳片1
6の先後端クロツグの切断と、巻取機18に巻き収られ
たコイルの大きさが所定の大きさになったときのコイル
の分割を行う。
鋳造ロール11.12の出口と搬送装置17との間には
、フリーループ1つのループ位置を検出する位置検出器
21か設けられている0位置検出器21は、後述するよ
うに軽量の位置検出ロール22を鋳片16上多こ接触さ
せ、ループ位置の変化に対応して変化するロール位置を
検出し、ループ位置を検出するようにしたものである。
なおこれは、光学式等の非接触式の変位計を採用するこ
ともできる。
位置検出器21の出力信号は演算制御装置23に送られ
る。演算制御装置23は、位置検出器21の出力信号か
ら現在のループ位置とループ位置の目標値との差ΔX1
求め、そのループ位置偏差Δx1から予め設定された関
数関係に基づいて搬送装置17の搬送速度の増減量Δv
1を演算し、その増減量ΔV1を示す制御信号を搬送装
置17の回転駆動機即ち電機モータ24に出力する。こ
れにより、ループ位置が一定となるよう搬送速度が制御
される。なお位置検出器21の初期設定値をループ位置
の目標値に合わせておけば、その出力信号から直接、現
在のループ位置とループ位置の目標値との差Δx1を求
めることができる。
演算制御装置23に予め設定される開放量1系の一例が
第1図に示されている。即ち、ループ位置間差ΔX1が
ゼロの付近にはデッドバンドが設けられ、ロール22の
偏心等に起因する微少変動には反応しないようになって
いる。ループ位置偏差Δx1がデッドバンドを越えて増
加または減少すると、搬送速度の増減量Δv1はそれと
直線的に比例して増加または減少する。ループ位置偏差
Δx1が所定値を越えて増加または減少すると、搬送速
度の増減量へv1の増加または減少は頭打ちとなり、一
定以上増加または減少しないようになっている。即ち搬
送速度の増減量Δ■1には上下限が設けられている。こ
れは、鋳造ロール11゜12より押出された鋳片かその
ロール周面に巻き1寸き、その後剥離をするなどの異常
事態に発生する急激なループ位置の変動に対しては反応
しないようにする安全上のためである。
搬送装置17と切断機20との間には鋳片16の張力を
検出する張力検出器25が設けられている。張力検出器
25は、ばね、空気シリンダ等により骨性支持したロー
ル26を下方から鋳片16に接触させてを持ち上げ、鋳
片16の張力の変化に対応して変化するロール位置を検
出し、張力を検出するようにしたものである。なお、こ
れは、U字形のループをここに形成し、ループの高さを
測定するようにしてもよい。
張力検出器25の出力信号は演算制御装置27に送られ
る。演算制御装置27は、張力検出器25の出力信号か
ら現在の鋳片の張力と鋳片の張力の目標値との差Δx2
求め、その張力偏差Δx2から予め設定された関数関係
に基づいて巻取機18の巻取速度の増減量Δv2を演算
し、その増減量Δ■2を示す制御信号を巻取機18の回
転駆動機即ち電機モータ28に出力する。これにより、
鋳片16の張力か一定となるよう巻取速度が制御される
。なお張力検出器25の初期設定値を鋳片の張力の目標
値に合わせておけば、その出力信号から直接、現在の鋳
片の張力と鋳片の張力の目標値との差ΔX2を求めるこ
とができる。
演算制御装置27に予め設定される関数関係は、演算制
御装置23の関数関係と同様に定められている。即ち、
張力偏差Δx2がゼロのけ近にはデッドバンドが設けら
れ、ロール26の偏心等に起因する微少変動には反応し
ないようになっている。
張力偏差ΔX2がデッドバンドを越えて増加または減少
すると、巻取速度の増減量Δv2はそれと直線的に比例
して増加または減少する。張力面差ΔX2が所定値を越
えて増加または減少すると、巻取速度の増減量Δv2の
増加または減少は頭打ちとなり、一定以上増加または減
少しないようになっている。即ち巻取速度の増減量Δv
2には上下限が設けられている。これは、異常事態に発
生する急激な鋳片張力の変動に対しては反応しないよう
にする安全上のためである。
次に以上のように構成された薄板連続鋳造設備の動作を
、薄板連続鋳造#R10から引き出された鋳片16の先
端が搬送装置17に到達するまで、次いで巻取■18に
達するまで、巻取機18に達した以降に分けて説明する
(1)鋳片先端か搬送装置に達するまで鋳造ロール11
.12よりデータ鋳片16の先端は図示しない固定ガイ
ドに沿って下降し、搬送装置17に達す、る。このとき
、位置検出器21のロール22は鋳片16の通過領域か
ら退避させておく、鋳片16の先端が搬送装置17に達
すると位置検出器21のロール22を通過領域まで前進
させ、ロール22を鋳片16に接触させ、ループ位置を
検出し始める。演算制御装置23は、位置検出器21の
出力信号に応答して、最初は、鋳造ロール11.12の
回転数によって定まる鋳造速度より数%速くなるように
搬送速度を制御する。
これは、制御開始時には、鋳造ロール11.12と搬送
装置17との間のループがたるみ勝手になっており、こ
れを急速に解消するためである。
(2)鋳片先端が巻取機に達するまで 鋳造ロール11.12と搬送装置17との間に所望のフ
リーループ1つが形成されると、演算制御装置23は、
前述したように位置検出器21の出力信号に応答して、
鋳造速度と搬送速度とを一致させるよう搬送速度を制御
する。即ち位置検出器21の出力信号から現在のループ
位置とループ位置の目標値との差Δx1を求め、このル
ープ位置偏差Δx1から搬送速度の増減量Δv1を演算
し、その増減量ΔV1を示す制御信号を搬送装置17の
回転駆動11124に出力する。これによりループ位置
が目標値となるよう制御される。即ち、ループ位置が第
1図で破線で示すように上がりぎみになると、搬送速度
を遅くする。これにより、鋳造ロール11.12直下の
鋳片16に過度の張力が作用することが防止され、この
部分で鋳片が破断することが防止される。
一方、巻取機18においては、最初は、巻取速度が搬送
速度より数%遅くなるように、巻取機の回転駆動機28
を搬送速度に連動して制御する。
これは、制御開始時には鋳片16が真直状になっており
、移動速度を遅くしてこの部分に張力検出器25のロー
ル26が進入するループを形成するためである。このと
き張力検出器25のロール26は鋳片16の通過領域か
ら下方に退避しており、鋳片16の先端クロップを切断
機20で切断した後、鋳片の先端が巻取機18に達し、
巻取が開始されると、ロール26は鋳片16の通過領域
まで上昇し、張力を検出し始める。
(3)鋳片先端が巻取機に達しな後 搬送装置17に対しては、演算制御装置23による上述
した搬送速度の制御が引き続き行われる。
巻取atSに対しては、演算制御装置27は、前述した
ように張力検出器25の出力信号に応答して、鋳片張力
を目標値に一致させるよう巻取速度を制御する。即ち張
力検出器25の出力信号から現在の鋳片張力と張力目標
値との差Δx2を求め、この張力面差ΔX2がら巻取速
度の増減量Δv2を演算し、その増減量Δv2を示す制
御信号を巻取機18の回転駆動機28に出力する。これ
により張力が目標値となるよう制御される。即ち、張力
が目標値よりも大きくなり、第1図で破線で示すように
鋳片の位置が下がり気味になると、巻取速度を江くする
にれにより、搬送装置17と巻取機18の間に過度の張
力が発生し、その張力が搬送装置17を越えて鋳造ロー
ル11.12の直下まで及び、この部分で鋳片が破断す
ることが防止される。
なお演算制御装置23.27のそれぞれの関数関係は、
上述し、第1図に例示するような折れ線の関係に限定さ
れるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々の変型が可能である0例えば、折れ線の接続部を曲線
で滑らかにつながる形状としてもよいし、あるいは上下
限を完全な水平にせず、若干の勾配を付けてもよい。
次に上述した位置検出器21の具体的構造を第2図及び
第3図を参照して説明する。
17−ル22はアーム30の一端に設けらた片持部31
に回転自在に取り付けられ、アーム30の他端は軸受3
2にて回転自在に支持され、かつ軸33を介して回転角
度検出器34に結合されている。アーム30の中間部は
、適所に取り付けられたスプリング35により、ロール
22が鋳片16上に押し付けられる方向に引っ張られて
いる。鋳片16の外側には空気シリンダ36が設けられ
、そのロッド先端37がアーム30に係合して、空気シ
リンダ36の収縮と伸長により、ロール22を実線で示
すイヤ動位置と二点鎖線で示す退避位置との間で移動さ
せ、るようになっている、ロッド先端37は、ロール2
2の作動位置において、図示のようにアーム30から離
れるように位置決めされている。この離間距離は、フリ
ーループ1つのループ位置検出中、ループ位置の変動に
従ってアーム22か揺動する際に、アーム22のこの揺
動を妨げないように定められている。
この具体例では、ループ位置はアーム30の揺動角度と
して検出され、これが目標値となるように、演算制御装
置23により搬送装置17の搬送速度が制御される。
張力検出器25は、この第2図及び第3図に示す位置検
出器21の構造を利用して、次のように構成することが
できる。即ち、アーム30を空気シリンダ36のロッド
先端37で支持し、ロール26の退避位置においては空
気シリンダ36を収縮させ、作動位置においては空気シ
リンダ36を伸長させる。スプリング35はこの場合設
けない。
これによりロール26を作動位置に置く空気シリンダ3
6の伸長位置においては、ロール26は空気シリンダ3
6内の空気により弾性支持され、鋳片16の張力に応じ
てロッド先端37の位置を変位させ、その変位が回転角
度検出器34によりアーム30の揺動として検出される
以上本発明を双ロール式の薄板連続鋳造機に適用した例
を説明したが、本発明はこれのみに限定されず、池の型
の連続鋳造機に適用しても同様の効果を得ることができ
るものである。
例えば、第4図及び第5図に示すように、1ijJ造ロ
ール40.41及び50.51から水平に鋳片42.5
2を送り出す水平送り出し方式の薄板連続鋳造機43.
53に本発明を適用することができ、この場合第1図に
示す実施例と同様、鋳造ロール40.41及び50.5
1と搬送装置44゜54との間にフリーループ45.5
5を形成し、この部分の鋳片にループ位置を検出する位
置検出器46.56を設置する。また、図示しない搬送
装置44.54と巻取機との間に、第1図の実施例と全
く同様に張力検出器を設置する。これら検出器の出力信
号はそれぞれの演算制御装置に送られ、搬送速度及び巻
取速度か制御される。
また第6図に示すように、鋳造ロール60.61から斜
め下方に鋳片62を送り出す方式の薄板連続鋳造機63
にも、同様に鋳造ロール60.61と搬送装置64の間
にフリール−プロ5とループ位置検出器66を設けるこ
とにより、本発明を適用することができる。
また第7図及び第8図に示すように、ロールの代わりに
1対のキャタピラブロックからなる回転l11i170
.71やエンドレスベルト80.81を用いる型の薄板
連続鋳造機72.82にも、それらと搬送装置73.8
3との間に鋳片74,84のフリーループ75.85を
形成し、ループ位置検出器76.86を配置するなどし
て、同様に本発明を適用することができる。
また以上の実施例ではフリーループのループ位置及び張
力を制御するのにそれぞれ搬送装置の搬送速度及び巻取
機の巻取速度を制御するようにしたが、搬送装置及び巻
取機をそれぞれ鋳片の走行方向に対して杉動自在に支持
し、搬送装置及び巻取機をそれぞれその走行方向に揺動
させることにつより、ループ位置及び張力を制御するよ
うにしてもよい。
また以上の実施例では、搬送装置及び巻取機をそれぞれ
1台づつ配置した場合について説明したが、これに限定
されるわけではなく、それぞれ2台以上設置してもよい
。巻取機を2台配置した場合には、これらを交互に使用
することにより生産性を向上させることができる6 また連続鋳造機と巻取機の間の適所に鋳片の端部トリム
装置や熱処理装置を設ける等、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で、種々の変更を加えることができるものである
〔発明の効果〕 以上明らかな通り、本発明の薄板連続鋳造設備によれば
、鋳片強度の小さな鋳型出口部の鋳片に作用する張力を
小さくすることができ、この部分で鋳片に破断が生じ難
くなり、長時間安定して連続鋳造を行うことができ、省
エネルギ、省工程にもつながるなど、顕著な効果を得る
ことができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による薄板連続鋳造設備の全
体構成を示す概略図であり、第2図はその連続n造設歯
における位置検出器の具体的構造を示す概略側面図であ
り、第3図は同位置検出器の概略上面図であり、第4図
及び第5図は鋳片を水平に送り出す方式の薄板連続鋳造
機に本発明を適用した実施例を示す薄板連続鋳造設備の
部分概略図であり、第6図は鋳片を斜め下方に送り出す
方式の薄板連続鋳造機に本発明を適用した実施例を示す
薄板連続鋳造設備の部分概略図であり、第7図及び第8
図は、それぞれキャタピラブロック式の回転循環体及び
エンドレスベルトを用いた薄板連続鋳造機に本発明を適
用した実施例を示す薄板連続鋳造設備の部分概略図であ
り、第9図は従来の薄板連続鋳造設備を示す概略図であ
る。 符号の説明 10・・・薄板連続鋳造機 16・・・鋳片17・・・
搬送装置    18・・・巻取機19・・・フリール
ープ  21・・・位置検出器23・・・演算制御装置
  25・・・張力検出器27・・・演算制御装置 出願人  株式会社 日立製作所 代理人  弁理士 春 日  請 第1図 17−−−−搬送装置 18−−−一巻取機 19−−−−フリーループ 21−一一〜位置検出器 23−−−一演算制御装置 25−一−−張力検出器 27−−−−演算制御装置 第4図 L] 第5図 第7図 第8図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)薄板連続鋳造機の下流に少なくとも1台の鋳片搬
    送装置を設置し、溶湯から直接、薄板鋳片を連続的に鋳
    造する薄板連続鋳造設備において、薄板連続鋳造機と鋳
    片搬送装置との間に鋳片のフリーループを形成し、この
    フリーループにそのループ位置を検出する位置検出手段
    を設け、鋳片搬送装置にその位置検出手段の出力信号に
    応答してループ位置を一定とする制御信号を出力する制
    御手段を設けたことを特徴とする薄板連続鋳造設備。
  2. (2)制御手段が、位置検出手段の出力信号から鋳片搬
    送装置の搬送速度を求め、この搬送速度に一致するよう
    鋳片搬送装置の駆動装置を制御するようになっているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の薄板連続鋳
    造設備。
  3. (3)制御手段が、位置検出手段の出力信号から現在の
    ループ位置とループ位置の目標値との差を求め、その差
    から鋳片搬送装置の搬送速度の増減量を演算し、その搬
    送速度の増減量を制御信号として出力する演算制御装置
    を有し、その搬送速度の増減量に上下限を設けたことを
    特徴とする特許請求の範囲第2項記載の薄板連続鋳造設
    備。
  4. (4)鋳片搬送装置の下流に少なくとも1台の巻取機を
    設置し、鋳片搬送装置とこの巻取機との間に鋳片の張力
    を検出する張力検出手段を設け、巻取機にその張力検出
    手段の出力信号に応答して張力を一定とする制御信号を
    出力する制御手段を設けたことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項から第3項までのいずれか1項に記載の薄板
    連続鋳造設備。
  5. (5)制御手段が、張力検出手段の出力信号から巻取機
    の巻取速度を求め、この巻取速度に一致するよう巻取機
    の駆動装置を制御するようになつていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第4項記載の薄板連続鋳造設備。
  6. (6)薄板連続鋳造機の下流に少なくとも1台の鋳片搬
    送装置を設置し、そのさらに下流に少なくとも1台の巻
    取機を設置し、溶湯から直接、薄板鋳片を連続的に鋳造
    する薄板連続鋳造設備において、 鋳片搬送装置と巻取機との間に鋳片の張力を検出する張
    力検出手段を設け、巻取機にその張力検出手段の出力信
    号に応答して張力を一定とする制御信号を出力する制御
    手段を設けたことを特徴とする薄板連続鋳造設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5350009A (en) * 1991-04-19 1994-09-27 Nippon Steel Corporation Twin roll-type sheet continuous casting method and apparatus
US5503217A (en) * 1990-07-23 1996-04-02 Davy Mckee (Sheffield) Limited Method of manufacturing metal strip
JP2011504142A (ja) * 2007-11-21 2011-02-03 エス・エム・エス・ジーマーク・アクチエンゲゼルシャフト 金属製ストリップの製造方法および装置

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