JPH0324226A - クロム系ステンレス鋼および耐熱鋼の熱間加工後の熱処理方法 - Google Patents

クロム系ステンレス鋼および耐熱鋼の熱間加工後の熱処理方法

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JPH0324226A
JPH0324226A JP16008289A JP16008289A JPH0324226A JP H0324226 A JPH0324226 A JP H0324226A JP 16008289 A JP16008289 A JP 16008289A JP 16008289 A JP16008289 A JP 16008289A JP H0324226 A JPH0324226 A JP H0324226A
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Yukio Ito
伊藤 幸生
Akimasa Toyoda
豊田 赫正
Kazunori Watanabe
渡辺 和典
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の目的】
(産業上の利用分野) 本発明は、クロム系ステンレス鋼および耐熱鋼(電熱合
金などのクロム系鉄基合金を含む.)の熱処理方法に関
し、とくに熱間加工においてクロム系ステンレス鋼また
は耐熱鋼の表面に発生したスケールが、その後の脱スケ
ール工程で脱落しやすいものとなるように、スケールの
一部ないしは全部を改質させるのに利用されるクロム系
ステンレス鋼および耐熱鋼の熱処理方法に関するもので
ある. (従来の技術) 従来、クロム系ステンレス鋼はN2ガス雰囲気中で焼鈍
されるが、N2ガス雰囲気は非還元性である(もちろん
、酸化性でもない)から、熱間加工において鋼材表面に
発生したスケールの性状には何ら変化をもたらさない. そして、熱間加工工程においてこのクロム系ステンレス
鋼の表面には、ち密で強固な被膜のスケールが生或する
ため、熱間加工後の脱スケール工程での脱スケール性が
悪く,脱スケールのための処理時間を多く必要とすると
いう問題点があった. そこで、スケールを還元することによって脱スケール性
を改善するために、RXガス十N2ガス、すなわちCO
とN2を主威分とする吸熱形雰囲気ガスを用いて焼鈍を
行うようにすることもあった. (発明が解決しようとする課題) しかしながら、COを含むガスを用いて焼鈍を行った場
合には、高温において鋼材に浸炭をひき起すおそれがあ
るため、高温での熱処理では初期の段階でしか送気する
ことができないという課題があった. また、処理温度が低いとき、例えば400℃程度である
ときにはスーティングが発生して鋼材の表面に炭素が生
成し、酸洗によってもなかなか除去できないこととなる
という課題があった. (発明の目的) 本発明は、このような従来の課題にかんがみてなされた
もので、熱間加工においてクロム系ステンレス鋼および
耐熱鋼の表面に発生したスケールの脱スケール性をより
一層改善することが可能であるクロム系ステンレス鋼お
よび耐熱鋼の熱処理方法を提供することを目的としてい
る.
【発明の構威】
(課題を解決するための手段) 本発明に係るクロム系ステンレス鋼および耐熱鋼の熱処
理方法は、N2  (窒素ガス)を主成分としこれにH
2  (水素ガス)を含有してなる雰囲気ガス中におい
てクロム系ステンレス鋼または耐熱鋼を所定温度に加熱
し、これに続く冷却工程においてN2と共にH2を供給
しながら冷却する構成としたことを特徴としており、こ
のようなクロム系ステンレス鋼および耐熱鋼の熱処理方
法の構成を従来の課題を解決するための手段としている
. また、本発明に係るクロム系ステンレス鋼および耐熱鋼
の熱処理方法の実施態様においては、N2を主成分とし
これにH2を25容量%以下(0を含まず)の割合で含
有すると共に02量を200ppm以下に制御してなる
雰囲気ガス中においてクロム系ステンレス鋼または耐熱
鋼よりなる鋼材を所定温度に加熱し、これに続く冷却工
程においてN2と共に4容量%以下(Oを含まず)のH
2を供給しかつ02量を200ppm以下に制御しなが
ら徐冷するようになすこともできる. さらに、本発明の実施態様においては、N2を主成分と
しこれにH2を含有してなる雰囲気ガスをNH3の分解
によって製造することも可能であり、この際、N2を主
戒分とし,これにH2を25容量%以下(0を含まず)
含有し、未分解NH3を25PPm以下、02を200
ppm以下に制御すると共に露点を−30″C以上に制
御するようになすこともできる. 本発明が適用されるクロム系ステンレス鋼および耐熱鋼
は、9%以上のCrを含・有するステンレス鋼、例えば
、SUS403,SUS41B,SUS420,SUS
440など、および7%以上のCrを含有する耐熱鋼(
電熱合金などのクロム系鉄基合金を含む.)、例えばS
UHI,SUH3 ,FCH2 (電熱線)などがあげ
られ,CrのほかにMo,Ni ,Cu,Ai,Nb,
V , W , S , P b , S e等を含む
ものにも適用される. このようなクロム系ステンレス鋼および耐熱鋼に対して
熱処理を行うに際して用いる雰囲気は、N2を主成分と
しこれにH2を含有してなるものであり、この場合N2
の一部がArなどの不活性ガスでM#iされていてもよ
い.そして、この場合N2中に含有されるH2量があま
り多くなっても、熱間加工により生じた鋼材表面のスケ
ールに対する除去効果はそれほど向上しないので、N2
中に含有されるH2量は25容量%以下の程度とするこ
とがより望ましい.また、H2量が少なすぎると脱スケ
ール性に対する改善作用は小さなものとなるので5容量
%以上とするのがより望ましい. このようなN2を主威分としこれにH2を含有してなる
雰囲気ガスを得るに際しては、NH3の分解により製造
する方法を採用することができる.この場合,N2中に
25容量%以下のH2を含有させると共に,未分解のN
H3を25ppm以下、02を200ppm以下、露点
を−30℃以上に制御することがとくに望ましい.この
場合、未分解のNH,を25ppm以下、露点を−30
℃以上に制御しないときには,鋼中ヘの[N]の吸収を
生じるおそれがでてきて,鋼材表面の窒化が懸念される
ようになり、のちの伸線にとって悪影響を及ぼすことも
ありうるので、未分解のNH3および露点を上記のごと
く制御することがより好ましい. また、雰囲気ガス中の02量が多すぎるときには,スケ
ールの酸化を生じて脱スケール性の改善が良好になされ
なくなるおそれがでてくるので、雰囲気ガス中の02量
は200ppm以下となるように制御することがより好
ましい. このような加熱処理工程に続いて冷却工程に入るが、こ
の冷却工程においてはN2と共にH2を供給しながら冷
却する.すなわち、加熱処理工程に続く冷却工程におい
てH2の送気を停止すると、02濃度が再び上昇して、
還元されたスケールが再酸化することになるので、加熱
処理後に冷却して炉出しするまでの間に、N2と共にH
2を供給しながら冷却するようになす. このとき、H2を含むガスは600℃以下の温度になる
と爆発の危険を生ずるので,N2中に供給されるH2の
量は爆発限界以下とする必要があり、このような観点か
らH2量は4容量%以下の範囲となるようにすることが
より望ましい.そして、この冷却過程においてはN2と
共に4容量%以下のH2を供給して冷却を行うようにす
ることによって炉内の02濃度は低い値に雑持されるが
、この冷却雰囲気中において02含有量が多すぎるとき
にはスケールの再酸化を生じて脱スケール性の改善が良
好になされなくなるので、02含有量は200ppm以
下となるように制御することがより望ましい. (発明の作用・) 本発明に係わるクロム系ステンレス鋼および耐熱鋼の熱
処理方法は、上述した構成を有しているから、熱間加工
において表面に生じたち密なスケールが、N2を主成分
としこれにH2を含有してなる雰囲気中で所定の温度に
加熱して焼鈍されることにより、容易に脱スケールされ
る状態に改質され,この改質されたスケールは、焼鈍後
の冷却工程においてN2と共にH2を供給しながら冷却
されることから、冷却過程で再酸化されることがなく,
シたがって容易に脱スケールされる状態に維持されると
いう作用がもたらされる.(実施例) X夏逍ユ l3,3重量%Cr−0.3重量%Si−0.70重量
%Mn一残部Feおよび不純物からなるクロム系ステン
レス鋼を溶製し,熱間圧延により直径6mmの線材とし
た.次に、この線材を焼鈍炉内に装入し、第1図に示す
温度変化となるようにして焼鈍し、その際の雰囲気ガス
として、炉内にN2を供給すると同時にH2を供給して
その間のH2濃度が9〜l5容量%であるようにした. このようにして焼鈍したクロム系ステンレス鋼線材の表
層はボーラス状になっていた.この場合、酸化物である
スケールが還元され、スケールから酸素が雰囲気中へ離
脱し、そのため熱間圧延により生じたスケールがボーラ
ス状に改質されたものと解される. 次に、焼鈍後に炉内温度を30℃/時間の割合で700
℃まで降下させた後、雰囲気ガスとしてN2を供給する
と同時にH2を4容量%となる割合に変更して供給し、
6時間の間に100℃まで徐冷した。この冷却工程にお
ける炉内の雰囲気ガス中の酸素含有量は120ppm程
度であり、炉出し時には約40ppmであった. 次いで、この焼鈍処理後のクロム系ステンレス鋼線材に
対する脱スケール処理は、先ず、硝酸ソーダ.20%,
NaOH H 80%の溶液を450℃に加゛熱してな
るソルト槽に前記線材を6分間浸漬し、次に、弗酸;2
〜5%,硝酸;18〜20%、その他水よりなる40℃
の溶液に4分間浸漬し、その後シャワー水洗浄すること
により行なった. この結果.このような一連の洗浄工程を一回通すだけで
スケールをほぼ完全に離脱させることができ、従来のN
2雰囲気で熱処理したものに比較して、脱スケールの所
要時間は約1/2であり、脱スケールの所要時間が短縮
されるためオーバーエッチの発生も防止できた. 本発明の熱処理方法を採用することにより、熱間加工に
より生じたち密なスケールがボーラス状に改質され、冷
却工程においては再酸化が防止されて、酸洗工程におい
て鋼材表面へ酸の浸透性が格段に向上し,脱スケールの
所要時間を大幅に短縮することが可能であった. 罠亀亘ヱ 実施例1で用いたと同じクロム系ステンレス鋼よりなる
線材を炉内に装入し,第2図に示した温度変化となるよ
うに焼鈍した.そして,この焼鈍に際し、雰囲気ガスと
して炉内にN2を供給すると同時にH2を約4容量%と
なる割合で供給し、その後実施例1と同じ条件で徐冷し
、さらに実施例lと同じ条件で脱スケール処理を施した
ところ,この実施例においても良好なる脱スケール性を
示した. 害(0生旦 13.3重量%Cr−0.3重量%Si−0.70重量
%Mn−残部Feおよび不純物からなるクロム系ステン
レス鋼を溶製し、熱間圧延により直径6mmの線材とし
た.次に,この線材を焼鈍炉内に装入し、炉内に雰囲気
ガスとして、H2を含むN2を供給しながら焼鈍を行っ
た.このとき、炉内にN2を供給すると同時にH2をl
5容量%となる割合で供給し、まず650℃に昇温しで
2時間保持し、次いで850℃に昇温しで4時間保持し
た後,炉内温度を30℃/時間の割合で720℃まで降
下させた. 次に、雰囲気ガスとしてN2を供舶すると同時にH2を
3容量%となる割合に変更して供給し、4時間の間に3
50℃まで徐冷した.この工程における炉内の雰囲気ガ
ス中の酸素含有量は第3図に示すとおりであった. 第3図より明らかなように、この実施例の場合、炉内の
雰囲気ガス中の酸素含有量は、冷却期間中も増加してお
らず、炉出し時には50ppmであった. 次いで、このように焼鈍処理を行ったクロム系ステンレ
ス鋼線材に対して脱スケール処理を施した. まず、硝酸ソーダ.20%およびN aOH ;80%
の溶液を450℃に加熱してなるソルト槽に前記鋼線材
を6分間浸漬し、次に弗酸;5〜lO%,硝酸;18%
,その他水よりなる40℃の溶液に4分間浸漬し、その
後シャワー水洗浄することにより行った. この一連の工程でのスケールの除去率は97.3%とか
なり高い値を示すものであつた. 実施例4 実施例3で用いたと同じクロム系ステンレス鋼線材を炉
内で焼鈍するに際し、この焼鈍における温度条件は上記
実施例3と同じにしたが、雰囲気ガスとして,炉内にN
2を供給すると同時にH2を10容量%となる割合で供
給し,720℃になった時点でH2の供給を停止した.
この工程における炉内の雰囲気ガス中の酸素含有量は第
4図に示すとおりであった. 第4図より明らかなように,炉内の雰囲気ガス中の酸素
含有量は、冷却開始後次第に増加し、炉出し時には40
0ppmに達していた.次に、焼鈍後の冷却工程におい
て、雰囲気ガスとしてN2を供給すると同時にH2を第
1表に示すような割合となるように供給して4時間の間
に350℃まで徐冷した.そして,雰囲気ガス中のH2
含有量および02含有量による再酸化への影響を調べた
ところ,同じく第1表に示す結果であった.なお、この
ときの02含有量は、H2の供給停止時間をずらすこと
により調整した.第1表に示すように、冷却工程におい
てN2と同時に6容量%以下、より望ましくは安全性を
考慮して4容量%以下のH2を供給し且つ02含有量を
200ppm以下に制御しながら冷却することによって
、スケールの再酸化を防止できることが認められた. 実Lu生旦 13.3重量%Cr−0.3重量%Sf−0.70重量
%Mn一残部Feおよび不純物からなるクロム系ステン
レス鋼を溶製し、熱間圧延により直径6mmの線材とし
た.次に、この線材を焼鈍炉内に装入し、この焼鈍炉内
に雰囲気ガスとして、NH3を分解することによって生
威されるN2とこのN2に対し15容量%の割合となる
ように調整したH2とを供給した.このとき、NH3の
分解には第5図に示すアンモニア分解装置1を用いた. このアンモニア分解装M1は、レトルト2とガスクーラ
ー3を備え、液体NH3タンク4,5から送り出された
NH3がレトルト2内に導入されて分解し、ガスクーラ
ー3およびドライヤー6ならびに流量計7.8を経て、
N2とH2とが焼鈍炉9に供給されるようにしたもので
ある.そこで、ドライヤー6の条件を変化させることに
よって未分解NH3のレベルを変化させた.また、この
ときの熱処理条件は780℃で6時間保持するものとし
た. 次いで、雰囲気ガスとしてN2を供給すると同時にH2
を6容量%となる割合で供給し、4時間の間に300℃
まで徐冷した. 続いて、このような熱処理を施したのちの鋼線材の表面
における窒化の有無を調べたところ、第2表に示す結果
であった. 第2表に示すように、未分解NH3が25ppm以下で
かつ露点が−30℃以上であるときに鋼線材の表面が窒
化されるのを防止することができ、のちの伸線性を良好
なものとすることができることが認められた. 実19生旦 SUS430,FCH2,SUS420J2からなるク
ロム系ステンレス鋼線材および電熱線材を熱間圧延によ
り製造し、次いで焼鈍炉内に装入して、実施例5と同様
にNH3ガスを分解することによって生成されるN2と
H2とを焼鈍炉内に供給した.このとき、N2中にはI
O容量%のH2が含有されるようにした. そして,未分解NH3が1 0 p p m ,露点が
−60℃である雰囲気ガス中での焼鈍条件(テストエ)
および未分解NH3が25ppm,露点が10℃である
雰囲気ガス中での焼鈍条件(テスト■)で焼鈍を行い、
炉内温度を25℃/時間の割合で700℃まで降下させ
、続いて雰囲気ガスとしてN2を供給すると同時にH2
を4容量%となる割合で供給し、6時間の間に300℃
まで徐冷した.このとき、冷却の間における02含有量
は50ppm前後であった. 次いで、各供給線材の[N]量を分析すると共に表暦に
おける硬度分布を調べたところ、第6図に示す結果であ
った.なお、第6図において、Oはテストエの条件によ
る結果を示し、●はテスト■の条件による結果を示して
いる. 第6図に示すように2未分解NH3が25ppm以下で
あっても露点が−60℃と低いテストエの条件による焼
鈍の場合には表面に窒化を生じていることが認められ、
伸線性にとって好ましくない状況が生じることが認めら
れたが,未分解NH3が25ppm以下であって露点が
10℃であるテスト■の条件による焼鈍の場合には表面
に浸炭を生じていないことが認められた.
【発明の効果】
本発明に係るクロム系ステンレス鋼および耐熱鋼の熱処
理方法では、N2を主成分としこれにH2を含有してな
る雰囲気ガス中においてクロム系ステンレス鋼または耐
熱鋼を所定温度に加熱し、これに続く冷却工程において
N2と共にH2を供給しながら冷却するようにしている
ので、熱間加工において表面に生じたち密でかつ強固な
スケールが、N2を主成分としてこれにH2を含有して
なる雰囲気Φで所定の温度に加熱して焼鈍されることに
より,容易に脱スケールされる状態に改質され、この改
質されたスケールは、焼鈍後の冷却工程においてN2と
共にH2を供給しながら冷却されることから、冷却過程
で再酸化されることがなく、したがって、脱スケール工
程において容易に脱スケールされる状態に雑持されて,
脱スケール性が大幅に改善されたものになるという著し
く優れた効果がもたらされる.
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1で用いた鋼線材に対する加熱
温度変化を示すグラフ、第2図は本発明の実施例2で用
いた鋼線材に対する加熱温度変化を示すグラフ、第3図
は本発明の実施例3における加熱および冷却工程での炉
内雰囲気中の酸素含有量の変化を示すグラフ,第4図は
本発明の実施例4における加熱および冷却工程での炉内
雰囲気中の酸素含有量の変化を示すグラフ、第5図は本
発明の実施例5においてアンモニア分解ガスを用いた場
合の系統を示す説明図、第6図は本発明の実施例6の結
果を示す説明図である. 第1図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)N_2を主成分としこれにH_2を含有してなる
    雰囲気ガス中においてクロム系ステンレス鋼または耐熱
    鋼を所定温度に加熱し、これに続く冷却工程においてN
    _2と共にH_2を供給しながら冷却することを特徴と
    するクロム系ステンレス鋼および耐熱鋼の熱処理方法。
  2. (2)N_2を主成分としこれにH_2を25容量%以
    下の割合で含有すると共にO_2量を200ppm以下
    に制御してなる雰囲気ガス中においてクロム系ステンレ
    ス鋼または耐熱鋼よりなる鋼材を所定温度に加熱し、こ
    れに続く冷却工程においてN_2と共に4容量%以下の
    H_2を供給しかつO_2量を200ppm以下に制御
    しながら徐冷することを特徴とする請求項第(1)項に
    記載のクロム系ステンレス鋼および耐熱鋼の熱処理方法
  3. (3)N_2を主成分としこれにH_2を含有してなる
    雰囲気ガスをNH_3の分解によって製造し、この際、
    N_2を主成分とし、これにH_2を25容量%以下含
    有し、未分解NH_3を25ppm以下、O_2を20
    0ppmに制御すると共に露点を−30℃以上に制御す
    ることを特徴とする請求項第(1)項または第(2)項
    に記載のクロム系ステンレス鋼および耐熱鋼の熱処理方
    法。
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