JPH03240624A - 生鮮食品の包装方法 - Google Patents

生鮮食品の包装方法

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JPH03240624A
JPH03240624A JP2608990A JP2608990A JPH03240624A JP H03240624 A JPH03240624 A JP H03240624A JP 2608990 A JP2608990 A JP 2608990A JP 2608990 A JP2608990 A JP 2608990A JP H03240624 A JPH03240624 A JP H03240624A
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JP
Japan
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gas
packaging
packaging machine
displacement
package
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JP2608990A
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Shinichi Murakami
新一 村上
Kouichi Yamamoto
晃市 山本
Kazuhiro Kikuchi
菊地 一弘
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Resonac Holdings Corp
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Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は生鮮食品の包装方法に関するものであり、特に
生肉及び鮮魚等の生鮮食品を効率よく、しかも高い鮮度
で長時間保持できる効果的な包装方法に関するものであ
る。なお、この明細書に於いて「生肉」とは牛肉、豚肉
、鳥肉等を指称し、また「鮮魚」とはブリ(ハマチ)、
タイ、アジ。
サバ、カレイ、ヒラメ、サンマ等を指称するものである
〔従来の技術〕
従来、生肉や鮮魚等の生鮮食品の包装には、ストレッチ
包装が多く用いられている。これはポリプロピレンある
いは発泡ポリスチレン等からなるトレイに生肉、鮮魚を
盛りつけ、ポリ塩化ビニル。
ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン等のラップフィルム
で覆い、ショーケースに保存するものである。
しかしながら、このような包装形態では、生肉及び鮮魚
は変色あるいは腐敗しやすく商品の寿命を著しく縮める
結果となっている。
このような中で、近年、商品の変色、腐敗を防ぐことを
目的に、ガス置換包装が普及してきている。例えば、牛
肉、豚肉の場合ではポリ塩化ビニリデン、エチレンビニ
ルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニル等のガス不透過
性包装材料を用いて、炭酸ガス20voH/酸素ガス8
0volXからなる混合ガスを用い、また鮮魚における
ブリの場合、炭酸ガス40volX/窒素ガス60vo
lXからなる混合ガスにガス置換包装することで、ある
程度の変色及び腐敗の抑制に対する効果が認められてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のガス置換包装においては、ガス置換の予備操作と
して包装体内部を真空にすることにより空気を除去した
後に、保存用のガスが導入されている。このような場合
の実装置形式としては、小規模生産用には、回分式の真
空チャンバーが使用され、また流通現場での大規模生産
用には、深絞り式真空ガス置換包装機が使用されている
。この深絞り式真空ガス置換包装機には、以下の■〜■
のような問題点がある。
■深絞り式ガス置換包装機ではシートからトレイの成型
工程があるが、得られたトレイに生肉及び鮮魚を盛りつ
ける際、トレイのヒートシール面に肉片が接触し、この
夾雑物のためヒートシール性が著しく低下し、その結果
、ガス洩れが発生し、不良品の発生につながっていた。
■深絞り式真空ガス置換包装機においてガス置換包装を
行なう場合、トレイにもガス不透過性を付与する必要が
ある。この場合、シートからトレイを成型する際に、ト
レイのコーナ一部に発生する薄肉化のためガス不透過性
が低下することから、比較的高価なガス不透過性材料を
必要以上に多く使用しなければならず、また深絞り式真
空ガス置換包装機では避けられないトリ旦ングによるロ
スの発生から包装コストが高く、市場展開に問題があっ
た。
■深絞り式真空ガス置換包装機では、トレイの成型、商
品の盛りつけ、真空、ガス充填、トリミングという複雑
な工程からなっており、通常生肉及び鮮魚の盛りつけ量
200〜300gの商品の包装を行なう場合、30個/
分の生産が最高包装スピードであり、生産性に問題があ
った。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は、上述の如き、流通現場での大規模生産用
の深絞り式真空ガス置換包装方式の問題点を解決すべく
鋭意研究を重ねた。その結果、ポリプロピレン、発泡ポ
リスチレン、紙等からなるトレイに生肉及び鮮魚を盛り
つけ、ガス不透過性の包装材料を用いて、ガスフラッシ
ュ式横ピローガス置換包装機により、生鮮食品に応した
炭酸ガス及び窒素ガス等の不活性ガスや酸素ガス等を封
入し、ガス置換包装を行うことが有効であるという知見
を得た。これにより前述した問題点である■夾雑物によ
るヒートシール性低下に起因する不良品の発生、■高価
なガス不透過性トレイ及びトリミングロスによるコスト
のアップ、■包装スピードが遅いことによる生産性の問
題等を解決することができた。更に驚くべきことに、こ
のガスフラッシュ式によって生鮮食品の包装を行うと、
生肉及び鮮魚は細菌の増殖を抑制されているとともに、
従来の真空方式で包装されていたものよりも、うまみ成
分である肉汁を多く含んでおり極めて美味であった。ま
た食感もまろやかであり従来品に比較し非常に優れてい
ることが判った。そのうえ、色調の保持効果についても
真空方式に比較するとガスフラッシュ式の方が色調の保
持効果も高いことが判った。これらの現象について分析
を進めたところ、従来のストレッチ包装及び真空式のガ
ス置換包装機に対し、フラッシュ式の方が保水性に優れ
ていることが判明し、従来のストレッチ包装及び真空ガ
ス置換方式に比較して、保水性の向上及び色調の保持効
果を高める包装方法として効果的なものであることがわ
かった。この保水性の向上及び色調保持の向上の理由に
ついては、現時点では明かではないが、ストレッチ包装
では包装材料の厚みの薄さ及び原料樹脂の本来の物性か
らくる水蒸気透過性が高いことによる生肉及び鮮魚の持
つ水分の蒸散、また真空方式ではガス置換包装を行なう
場合、包装体内の空気を一旦真空脱気する必要があり、
この際生肉及び鮮魚のもつ水分が真空下の状態で揮散す
ることと、さらには組織内部からの水分の沸騰現象によ
り肉組織に損傷を与え、うま味成分である肉汁がドリッ
プとなって流出しうま味の低下を引き起こしているもの
と思われる。また色調の保持効果についても真空脱気時
になんらかの悪影響を受けているものと思われる。
これに対しガスフラッシュ方式では、上述のような真空
脱気の工程がなく前述の生肉及び鮮魚の水分の揮散及び
肉組織の損傷を受けることがなく、保水性の向上並びに
色調の保持効果が向上していることにつながっているも
のと判断される。
本発明はかかる知見に基いて完成したものである。すな
わち、本発明は生鮮食品を、ガス不透過性包装材料に包
み込むとともに、不活性ガスおよび酸素ガスの少なくと
も一種からなるガスを封入して生鮮食品を包装するにあ
たり、前記ガスの封入をガスフラッシュ式横ピローガス
置換包装機を用いて行うことを特徴とする生鮮食品の包
装方法を提供するものである。
本発明に用いられるガスフラッシュ方式には、縦ピロー
及び横ピローガス置換包装機等があるが、生肉及び鮮魚
の包装に対しては、−旦トレイに商品を盛りつける必要
があり、縦ビロ一方式では使用上不都合な点が多く、横
ビロ一方式が好ましい。
本発明に用いられる横ピローガス置換包装機とは、一般
に用いられているガスフラッシュ式横ピローガス置換包
装機であり、工程としては巻取りフィルム(ガス不透過
性包装材料)を、送り出しローラーで製袋器へ送り、セ
ンターヒートシーラーで背張りを行いながら供給コンヘ
アに乗せられた被包装体を包み込む手順で進行する。こ
の際、不活性ガス(例えば、炭酸ガス、窒素ガス)や酸
素ガスあるいはこれらの混合ガスを、製袋器からエンド
ヒートシール部までのびたガスフラッシュ用ノズルを用
いて、ガスフラッシュしながら包装体内をガス置換包装
した後、被包装体をエンドヒートシール部において密封
包装するものである。
この横ピローガス置換包装機を用いることにより、これ
まで深絞り式真空ガス置換包装機で包装体内の空気を除
去するために発生していた高真空下の状態を避けること
ができる。その結果、生肉及び鮮魚の水分の揮散及び肉
組織の損傷を防ぐことができ、細菌の増殖を抑制すると
ともに保水性を向上させ、さらには色調の保持効果も向
上することができる。また深絞り式真空ガス置換包装機
を用いた場合には、トレイのヒートシール面への生肉及
び鮮魚の肉片の接触や付着が生ずるが、これに対して、
ガスフラッシュ式横ピロー包装機では、トレイにのせた
商品がガス不透過性包装材料及び積層体のヒートシール
面に接触することがなく不良品の発生は有効に防止でき
る。また、高価なガス不透過性材料を用いたトレイの利
用及びトリミングロスによるコストアップについても、
ガスフラッシュ式ガス置換包装機では安価なポリプロピ
レン、発泡ポリスチレン、紙等からなるトレーに盛りつ
けた商品をガス不透過性トレーに比較して厚みが薄く、
安価なガス不透過性包装材料で包み込むように包装する
ことからガス不透過性トレイを使用する必要がない。ま
たトリミングロスの発生もないことから、包装コストの
削減ができる。
また、深絞り式真空ガス置換包装機においては、シート
からトレイの成型、生鮮食品の充填、真空脱気、ガス充
填、トリミングの複雑な工程をとることにより低生産性
に留まらざるを得ない。しかしガスフラッシュ式横ピロ
ー包装機では、これら一連の複雑な工程がない、そのた
め、深絞り式真空ガス置換包装機では、200〜300
gの生肉及び鮮魚の包装が最高包装スピード30パツク
/分が限度であるが、ガスフラッシュ方式の横ピロー包
装機では、60パック/分で包装が可能であり生産性の
問題も解決できるものである。
本発明に用いるガス不透過性包装材料は、様々なものが
充当可能であるが、通常は炭酸ガス透過量が0.1〜5
00cc/rd ・24hr−atta、酸素ガス透過
量0.1〜200cc/ホ、24hr、atIllある
いは窒素ガス透過量0.1〜150cc/rrf・24
hr−atmを有する包装材料であり、例えばボリア【
ド(以下PAと略す)、延伸PA、ポリ塩化ビニリデン
、ポリ塩化ビニリデン塗工(以下にと略す)PA、ポリ
エチレンテレフタレート(以下PETと略す)、延伸P
ET。
KPET、に延伸ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リビニルアルコール、エチレンビニルアルコール共重合
体(以下EVOHと略す)、延伸EVOH,高アクリロ
ニトリル(アクリロニトリル。
メタアクリロニトリルなどの不飽和ニトリルを主体とす
る共重合体)、延伸高アクリロニトリル等を用いた単層
あるいはポリオレフィン系樹脂を併用した積層体などが
あげられる。
また上記ポリオレフィン系樹脂とは、高密度。
中密度、低密度ポリエチレン、ポリスチレン、アイオノ
マー、エチレン酢酸ビニル共重合体及びこれらの部分ケ
ン化物、ポリプロピレンホモポリマ、エチレン−プロピ
レンブロックまたはランダム共重合体、エチレンと炭素
数3〜12のαオレフィン共重合体等をいう。エチレン
と炭素数3〜12のαオレフィン共重合体としては、例
えば、エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン−ヘキ
セン−1共重合体及びエチレン−プロピレンゴムなどを
ブレンドした変性ポリプロピレン、変性ポリブテン−1
、変性メチルペンテンあるいは上述のポリオレフィン系
樹脂に不飽和カルボン酸またはその無水物を有機過酸化
物をもとにグラフトあるいは他のモノマー(例えばメチ
ルメタアクリレート、エチルアクリレート等)とともに
共重合したものなどが含まれる。
なお、本発明の方法では、不活性ガスおよび酸素ガスの
少なくとも一種からなるガスを封入するが、ここで不活
性ガスとしては、前述した如く、炭酸ガス、窒素ガス、
アルゴン等があげられる。
不活性ガスや酸素ガスは単独で用いてもよいが、二種類
以上の不活性ガスや酸素ガスと不活性ガスとの混合ガス
として用いることもできる。
〔実施例〕
次に本発明を実施例に基いてさらに詳しく説明する。
なお、実施例1〜4及び比較例1〜7では、フラッシュ
式と真空置換方式の保水性、一般生菌数。
色調に対する影響を、ガスフラッシュ式横ピローガス置
換包装機による包装と真空チャンバー式ガス置換包装機
による包装に例をとり比較した。また、実施例5では、
ガスフラッシュ式横ピローガス置換包装機の生産性等を
示し、比較例8では、深絞り式真空ガス置換包装機の生
産性等を示した。
実施例1 と殺後l″Cで7日間保存後のホルスタイン種去勢牛の
ランプ部位を、厚さ5 m(重量100gにカットし、
ポリプロピレン製トレイ (以下PP)レイという)に
盛りつけたものを試料とし、これをクラレ(株)製延伸
EVOH(15μ)に昭和電工(株)製置鎖状低密度ポ
リエチレンをドライラミネートしたガス不透過性包装材
料を用い、また用島製作所製ガスフラッシュ式横ピロー
ガス置換包装機(ボックスモーションKBF3000)
を用いて、ガス組成COz:0z=20volX:80
vo1%からなる混合ガスでガス置換包装した。このよ
うにして包装した試料を5°Cで暗所に4日間保存して
、毎日保水性の試験及び一般生菌数の測定並びに色調に
ついて評価を行なった。
評価方法 (保水性) 保水性の測定は、試料を10mm+X10m5+X5+
+nに切断した後、ろ紙(Nl12.φ5)に試料を挟
み、圧力を35kg/cdで1分間かけて、加圧前後の
自重量より保水性c%)を求めた。試料は生肉の状態及
び焼肉の状態について行い、焼肉の条件はフライパンに
油を軽くしいた後、表面温度230”Cで表面及び裏面
について各々30秒づつ焼いた後(軽くこげ目がつく)
試料についた油を軽く拭き取り保水性の測定を行った。
(一般生菌数) 希釈平板培養法に準じて測定し、培地は標準寒天培地(
栄研(株)製)を使用で30℃±2℃で72時間で培養
を行った。試料数はそれぞれn=3で行い平均値を採用
した。
(色調) 色彩色差針(ミノルタCR−100)を用いて測定する
とともに、商品価値としての官能評価を畜肉の専門家の
パネラ−5人で行った。
比較例1 実施例1と同様のランプ部位を、四方シールした実施例
1と同様のガス不透過性包装材料を用いてPPトレイに
盛りつけた試料を、トレイインバッグ方式にて、東静電
気製の真空チャンバー式ガス置換包装機V400Gを用
いて、実施例1と同様の混合ガスでガス置換包装を行っ
た。この時の真空度は水銀中76On++oHgで2秒
間行った。以下実施例1と同様に行なった。
比較例2 実施例1と同様のランプ部位を、PPl−レイに盛りつ
け三菱樹脂製ポリ塩化ビニルからなるう・ンプフィルム
でストレッチ包装を行い、以下実施例1と同様に行なっ
た。
実施例2 と殺後l″Cで9日間保存したホルスタイン種去勢牛の
ロース部位を、厚さ5IIIII+、重量100gにカ
ットした。以下実施例1と同様に行った。
比較例3 実施例2と同様の試料を用いて、以下比較例1と同様に
行った。
比較例4 実施例2と同様の試料を用いて、以下比較例2と同様に
行った。
実施例3 熊本産のブリ(重14.7Kg)を3枚におろし背中の
部分を、40m+w X 30mm X 200mmの
スティック状にカットしたものを、実施例1と同様のガ
ス不透過性材料及びガスフラッシュ式横ピローガス置換
包装機を用いてCOz:Nz=40volχ:60vo
lXからなる混合ガスでガス置換包装を行い、生の状態
について以下実施例1と同様に行った。
比較例5 実施例3と同様の試料を、以下比較例1と同様に行った
。保水性の評価については実施例1と同様に行った。
比較例6 実施例3と同様の試料を、以下比較例2と同様に行った
。保水性の評価については実施例1と同様に行った。
実施例4 と殺後1°Cで14日間保存したホルスタイン種去勢牛
のランプ部位を、厚さl0III11の重量100gの
ステーキ状にカットしてPP)レイにのせたものを試料
とし、実施例1と同様のガスフラッシュ式ガス置換包装
機で実施例1と同様の混合ガス及び包装材料でガス置換
包装を行ったものを、0°C冷藏庫で一夜保存した後、
発泡ポリスチレンの容器に蓄冷剤とともにいれ、生協の
モニター37名を対象に宅配便で送り、ステーキの味付
けを軽い塩コシヨーで鉄板焼きにして、肉の美味しさ(
保水性。
ジューシー感)について官能評価を行った。
比較例7 実施例4と同様の試料及び包装材料及びガスフラッシュ
式横ピローガス置換包装機を用いて、ガス置換包装を行
わずに試料を包装したものを、以下実施例4と同様に行
った。
実施例5 実施例1と同様の混合ガス及びガス不透過性包装材料及
び横ピローガス置換包装機を用いて、と殺後10日間を
経過したホルスタイン種去勢牛のランプ部位を、厚さ3
+u+にスライスし発泡ポリスチレン製トレイ(225
a+m X 150v++ X 31mm )に300
g盛りつけた後、吐出圧力3kg/d、ガスフラッシュ
流量801/分でガスフラッシュを行いながら、センタ
ーヒートシール温度200℃及びエンドヒートシール温
度220″Cで、10及び20及び30バフク/分間の
包装スピードで包装を行い。次にセンターヒートシール
温度220°C及びエンドヒートシール温度240°C
で、40及び50及び60パフク/分間の生産を行い、
それぞれの包装スピードについて100パツクの生産を
行った。この100バツクの商品について、不良商品の
確認をするため、商品の上から人間の手で適当な圧力を
加え、ガス洩れの確認を行った。
比較例8 と殺後6日間を経過したホルスタイン種去勢牛のランプ
部位を、実施例5と同様にスライスしたものを試料とし
、大森機械(株)深絞り式真空ガス置換包装機(MS−
20V型)を用いて、ポリ塩化ビニル/E V OH/
エチレン酢酸ビニル共重合体(以下EVAという)から
なる幅500+am+並びに厚さ260μのシートを深
絞り成形温度90℃でトレイの大きさ21001m1 
X 1501111 X 301111を一度に6側底
形できるように設定し、予めポリスチレン製の中敷トレ
イに盛りつけた試料を深絞り底形したトレイに充填した
後、水銀中760sv+Hgで2秒間真空脱気し、実施
例5と同様のγ捏合ガスを吐出圧力5kg/cI11,
2001/分で1秒間ガス充填を行い、蓋材としてEV
A/ポリ塩化ビニリデン/EVAからなるガス不透過性
材料で覆い、ヒートシール温度105°Cで密封した。
以下実施例5と同様に10.20゜30、40.50.
60バフク/分間で包装を行い、不良品の確認を行った
結果は第1〜11表に示す。
(以下余白) 第2表(一般生菌数 単位 個/g) 第3表 (色11) 商品価値としては良好 商品価値としてはやや良好 商品価値としてはやや不良 商品価値としては不良 商品価値なし 第5表(−船虫菌数 単位個/g) 第6表(色調) 商品価値としては良好 商品価値としてはやや良好 商品価値としてはやや不良 商品価値としては不良 商品価値なし 第9表 (色調) 商品価値としては良好 商品価値としてはやや良好 商品価値としてはやや不良 商品価値としては不良 商品価値なし 第10表 美味しいと答えたモニターの人数 (回収は37人中32人であった。) 第7表(保水性評価。
単位%) Aは実施例3と比較例5の有意差 Bは実施例3と比較例6の有意差 第8表(−船虫菌数。
単位個/g) 第11表(特性) ○ 生産可能 × 生産不可能 上記第1−11表から次のことが判明した。
1.牛肉ランプ部位の保水性の効果として、実施例1及
び比較例1及び2の(第1表参照)結果から明らかなよ
うに、実施例1のガスフラッシュ式横ピローガス置換包
装機による包装は、保水性が平均値で比較例1の生肉に
対し+4.8%、また焼肉に対して+5.2%、比較例
2に対し生肉で+4.2%、また焼肉で+5.7%それ
ぞれ高く、有意性のあることが判る。
2、牛肉ランプ部位の細菌抑制効果については、実施例
1及び比較例1及び2の(第2表)結果から明らかなよ
うに、実施例1のガスフラッシュ式横ピローガス置換包
装機による包装が、比較例1に対してはさほど有意差は
認められないが、比較例2と比べると、4日目で実施例
1は4.3 X 10’であるのに対し、比較例2は1
.9 X 10”に−船虫菌数の増殖していることが判
る。また色調についても(第3表参照)比較例1及び2
に対して有意性のあることが判る。
3、牛肉ロース部位に対する保水性の効果として、実施
例2及び比較例3及び4の(第4表参照)の結果から明
らかなように、実施例2のガスフランシュ式横ピローガ
ス置換包装機による包装は、保水性が平均値で比較例3
の生肉に対し+4.9%、また焼肉に対して+4.2%
、比較例4に対し生肉で+3.5%、また焼肉で+3.
1%それぞれ高く、有意性のあることが判る。
4、牛肉のロース部位に対する細菌抑制効果については
実施例2及び比較例3及び4の(第5表参照)の結果か
ら明らかなように、実施例2のガスフラッシュ式横ピロ
ーガス置換包装機による包装が、比較例3に対してはさ
ほど効果が認められないものの、比較例4と比べると4
日目で実施例2は8.2 X 10’であるのに対し、
比較例4は2.6 X 10’に一般生菌数の増殖して
いることが判る。また色調についても(第6表参照)比
較例3及び4に対して有意性のあることが判る。
5、ブリに対する保水性の効果として、実施例3及び比
較例5及び6の(第7表参照)結果から明らかなように
、実施例3のガスフラッシュ式横ピローガス置換包装機
による包装が、保水性において平均値で比較例5対し+
7.8%、比較例6に対し+8.4%それぞれ高く、有
意性のあることが判る。
6、ブリに対する細菌の抑制効果として、実施例3及び
比較例5及び6の(第8表参照)結果から明らかなよう
に、実施例3のガスフラッシュ式横ピローガス置換包装
機による包装が、比較例5に対してはさほど有意差は認
められないが、比較例6と比べると4日目で実施例3は
9. I X 10’であるのに対し、比較例6は3.
7 X 10”に−船虫菌数の増殖していることが判る
。また色調についても(第9表参照)比較例5及び6に
対して有意性のあることが判る。
7、モニター試験については37人を対象に実施したが
、回収できたのは32人分であった。その結果によれば
(第10表参照)、実施例4及び比較例7から明らかな
ように、ガスフラッシュ式横ピローガス置換包装機を用
いた方が官能評価においても有意性のあることが判る。
8、ガスフラッシュ式横ピローガス置換包装機と深絞り
式真空ガス置換包装機の生産性の比較を、第11表に示
すが、実施例1においては60バフク/分間でもなんら
問題なく生産が可能であるが、比較例8においては30
パック/分間が限界であり、しかも不良品の発生してい
ることが判る。
〔発明の効果〕
本発明の方法によれば、包装内容物の保水性が向上し、
従来の深絞り式真空ガス置換包装機を用いた時に発生し
ていた生肉及び鮮魚のドリップ流出によるうま味低下の
抑制及び色調の保持効果の向上により、消費者に対し安
全で美味しい生肉及び鮮魚の供給が可能となる。また、
深絞り式真空ガス置換包装機ではトレイのヒートシール
面に生肉及び鮮魚の肉片が接触し発生していた夾雑ヒー
トシール性低下による不良品の発生の抑制、及び高価な
ガス不透過性トレイの使用並びにトリミングロスによる
コスト削減による市場適応性の向上、さらには深絞り式
真空ガス置換包装機の複雑な包装工程をガスフラッシュ
式横ピローガス置換包装機により削減したことによって
、生産性の向上もでき、生肉及び鮮魚のガス置換包装市
場の展開が容易になることが期待される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)生鮮食品を、ガス不透過性包装材料に包み込むと
    ともに、不活性ガスおよび酸素ガスの少なくとも一種か
    らなるガスを封入して生鮮食品を包装するにあたり、前
    記ガスの封入をガスフラッシュ式横ピローガス置換包装
    機を用いて行うことを特徴とする生鮮食品の包装方法。
JP2608990A 1990-02-07 1990-02-07 生鮮食品の包装方法 Pending JPH03240624A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010023918A (ja) * 2008-07-24 2010-02-04 Nissan Chem Ind Ltd 包装体

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010023918A (ja) * 2008-07-24 2010-02-04 Nissan Chem Ind Ltd 包装体

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