JPH0323945A - オフセット印刷機における集塵機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、オフセット印刷機の機端上に、パルスジェッ
ト方式の粉塵払い落し機構と、捕集粉塵の自動掻き出し
機構等を有する小形化した矩形の集塵機本体を配設する
と共に、ここより延長する吸引ダクトにより、印刷物の
裏写りを防止する為に刷り上った印刷物の表面にパウダ
ーを噴霧した残余の浮遊パウダー（以下「浮遊粉塵」と
記する。

）を高効率的に集塵して、刷り上り印刷物の表面を美麗
に保持すると共に浮遊粉塵による印刷機本体各部の損耗
を防止し且つ作業環境の改善を図る様にしたオフセット
印刷機に釦ける集塵機に関するものである。

〔従来の技術〕

近時のオフセント印刷機は種々の技術革新により日増し
に高速印刷化が進み、この為印刷が刷り上った印刷物を
印刷機の機端の定位置に重合して集積するに際しては、
印刷物表面の印刷インクが乾かない内に次の印刷物が重
合されると印刷物同志が擦れ合って刷り上った表面が汚
れると同時に次の印刷物の裏面に印刷インクが転写して
印刷物の商品価値を著しく損うものである。

而してかかる憂いを防止する為、刷り上った印刷物を重
合して集積するに際し、刷り上った印刷物の表面に糖分
、コーンスターチを主戊分とし、これにシリコン，砂等
を添加した５乃至１０ミクロンのパウダーを噴霧してか
かる未乾燥インクによる印刷汚れと、裏写りの防止を図
っているものであるが、このパウダーの噴霧は印刷面の
全面に噴霧する必要がある反面、残余の浮遊粉塵が高価
なオフセット印刷機の各部に付着しこれがひいては増大
して印刷紙上にボタ落ちして印刷物の価値を損ね、更に
微細な砂粒を含有するパウダーが印刷機の回転部、特に
送り用チェーン等に付着するとその摩耗を促進する等の
弊害を有しているものである。

〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながらこれらの弊害をなくする為、隘狭な印刷工
場内に小型の集塵機を設置するか又は、オフセット印刷
機上に配置する場合は更に設置スペースが限定されてい
るので集塵性能を無視した集塵機或は排気装置的な集塵
機を設（役してかかる浮遊粉塵の集塵を図っているもの
であるが、これらのいずれも粉塵の払い落し装１ｔば手
動式或は間歇式のものである為、粉塵の分却効率が悪く
、更にこれにより分離された捕集粉塵の排出はボックス
内に堆積した粉塵を印刷作業者が一定時間４ｙにその都
度取り出し清掃しなければならないものであり、本来印
刷作業者の業務は印刷機の調整、印刷状態の管理に専念
しているので、これらの集塵機の保守，点検，管理に１
で手が届かず、その結果集塵機内の濾布の目詰り、ボッ
クス内に捕集粉塵が堆積した侠となって効率的な浮遊粉
塵の抽集が行なわれていないのが現状である。

〔課題を解決する為の手段〕

本発明はかかる現状に鑑みて創作したものであって、オ
フセット印刷機の機端で印刷が刷り上りた印刷物を定位
置に重合して集積するに際し、送りローラーチェーン上
で移送されて来る印刷物の表面に向けパウダーを噴霧す
る箇所の上下に相対向して印刷物より稍幅広くした集塵
フードを配設すると共に、この集塵フードに連続する吸
引ダクトにより該印刷機の機端上に配設した矩形の小形
集塵機の本体内の上方部より導入し、本体内の一側部の
濾過室に複数枚挿着せる偏平箱形状の表面に張設した濾
布を通過せしめることにより浮遊粉塵を濾布の表面に捕
集し、この濾布を通過した清浄空気は他側部に設けたフ
ロア−により吸引されて吸音材を内張リした排気吸音室
より清浄空気として排出される様にし、又前記偏平箱形
状の濾布の表面に捕集された浮遊粉塵は、偏平箱形状の
他端開口部に対向する様に配設した高圧空気管より順次
間歇的に噴射される高圧空気のノにノレスジエ・ントに
より該濾布が瞬間的に脈動を受けて微振動を起して浮遊
粉塵を払い落す様にし、更にこれにより払い落された浮
遊粉塵はその下部の粉塵堆積室に落下するが、この粉塵
堆積部には、シリンダ（５） の作動により複数枚の自動掻き出し板が順次本体側面の
排出口に自動的に送り出して捕集粉塵の排出を自動的に
行なえる様にしてかかる目的を達戒せんとしているもの
である。

〔作　用〕

本発明は叙上の構成により隘狭な印刷工場内にあっても
、オフセット印刷機の機端に載置出来る様に極力小型化
にする反面、その集塵性能に』？いては浮遊粉塵の吸引
力に変化が生じると印刷物表面へのパウダーの附着状態
に変化が生して美魔な印刷物とならないので常時一定の
捕集効率を保持しつつ、且つ印刷工場内は最適な印刷状
態の管理の為、常時温度及び湿度が調整されていても集
塵機内の濾布に捕集された浮遊粉塵をパルスジェントの
高圧空気により的確にして確実に分離して、かかる捕集
効率を高率的に維持する様にし、しかもこの濾布より分
離された浮遊粉塵を一定時間毎に自動的に掻き出して印
刷作業者の手を煩わずことなく全自動的にオフセット印
刷機の稼動に伴い一体的に稼動する様にして刷り上り印
刷物の表面（６） 會美麗に保持すると共に印刷機本体各部の摩耗による損
傷を防止しつつ作業環境の改善を長期間不変に保持する
極めて優れた作用効果を有するものである。

〔実施例〕

本発明による一実施例を説明すれば、オフセッｌ・印刷
機（１）の機端（２）の印刷物の送りローラチェーン（
３）の上下に相対向して印刷物より稍幅広くした上下の
集塵フード（４Ｘ４・）を配設すると共に、該集塵フー
ド（４Ｘ４’）に連続する吸引ダクト（５）（５“）ヲ
、機端（２）上に配設した本体（６）内の一側部の濾過
室（７）内に導入する様にし、該濾過室（７）内には、
区画板（８）［より区画した清浄空気排出室（９）側よ
り表面に濾布（１０）を張設し、清浄空気排出室（９）
側に排出孔（１１）　ｋ有する偏平箱形状の濾過部材（
１２）’ｔ複数枚挿着して固定し、更に該濾過部材（１
２）の夫々の排出孔（１１）に向け、複数個の高圧空気
噴射口（１３）（１３“）・・・を有する高圧空気管（
１４）（１４・）・を立設して高圧空気の瞬間的噴射に
より濾布（１０）が脈動して捕集粉塵を払い落す様にす
ると共に、該清浄空気排出室（９）に隣接した他側部に
ブロアー（１５）　ｉ設置してこのブロアー（１５）の
排出部には、内面に吸音材（１６）（１６”）（１６”
）を内張リした排気吸音室（１７）（１７′）（１７”
）より清浄空気排出口（１８）を設け、前記濾過室（７
）の下部の粉塵堆積室（１９）には、シリンダー（２０
）の作動により複数枚の自動掻き出し板（２１）（２１
　’）（２１　’）　　・がリンク機構により回動自在
にして摺動し、捕集粉塵を順次本体（６）の側面の下部
に開口する粉塵排出口（２２）より排出できる様にして
なるものであって、図中（２３）は刷り上り印刷紙集積
部、（２４）は粉塵排出１コカバー、（２５）は排出ダ
スト収容袋、（２Ｇ）は制御盤、（２７）はペンチュリ
ー　（２８）（２８　’　）　　は電磁弁付ダイヤフラ
ム弁、（２９）はエアータンク、（３０）はシー−１・
、（３１）はモター　（３２）は印刷紙、（Ｐ）はパウ
ダー噴霧部である。

〔発明の効果〕

本発明は叙上の如き構戒によりなるものであって、オフ
セッ１・印刷機（１）の稼動時に刷り上げられた印刷紙
が送りローラーチェーン（３）により機端（２）のパウ
ダー噴霧部（Ｐ）に到達してその表面にパウダーが噴霧
されるとその上下に配設した集塵フード（４Ｘ４・）に
より余剰の浮遊粉塵を集塵して本体（６）内の濾過室（
７）内に導入され、この濾過室（７）内に挿着された濾
過部材（１２）の濾布（１０）により浮遊粉塵と清浄空
気とに分離されて清浄空気は清浄空気排出室（９）より
ブロアー（１５）　ｅ経て排気吸音室（１７）（１７・
Ｘ１７’）を通り静粛に清浄空気排出口（１８）から排
出されるものであり、又濾布（１０）の表面に捕集され
た浮遊粉塵は高圧空気管（１４）（１４’）・・・より
の間歇的に噴射される高圧空気により分離されて粉塵堆
積室（１９）内に落出し、ここでシリンダ（２０）の作
動により複数枚の自動掻き出し板（２１）（２１’）（
２１“）・・・により順次粉塵排出口（２２）に向けて
自動的に排出される様にしているものであるから、印刷
作業者は何らこれに関与することなく本来の印刷作業に
専念することが出来て、印刷汚れ、裏写りのない美麗な
印刷物が得られると共に、印刷機自体にも損耗も生じず
長期間の最適稼動を担保する極めて有用なるものである
。

（９）

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例をオフセソｌ・印刷機へ配置
した時の正面図、第２図は同右側面図、第３図は同平面
図、第４図は本体の一部切開斜面図、第５図は同一部切
開正面図、第６図は第５図中のＡ−Ａ線切断面図、第７
図は部分拡大縦断面図、第８図は第５図中のＢ−Ｂ線切
断面図、第９図は粉塵堆積室の平面図、第１０図は同一
部切開正面図である。 図中、（１）・・・■オフセント印刷＋１　　（２）・
・機端（３）・・送りローラーチェーン　（４Ｘ４“）
・・・集塵フド　（５Ｘ５　’　）・・吸引ダクト　（
６）・本体　（７）　　濾過室　（８）・区画板　（９
）・・清浄空気排出室（］０）・濾布　（１１）・排出
孔　（１２）　　濾過部材（１．３）（１３”）・・高
圧空気噴射口　（１４）（１４゜）・高圧空気管　（１
５）・・・ブロアー　（１６）（１６つ（１６’）　　
・吸音材（１７）（１７・Ｘ１７”）　　排気吸音室　
（１８）・・清浄空気排出口　（１９）・・粉塵堆積室
　（２０）・・シリンダー　（２ｌ）（２１　’）（２
１　’）・・自動掻き出し板　（２２）・粉塵排出口（
１０） 特開平３　−　２３９４５　（４）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. オフセット印刷機の機端の送りローラーチェーンの上に
   相対向して上下に集塵フードを配置すると共に、該集塵
   フードに連続する吸引ダクトを、機端上に配設した本体
   内の一側部の濾過室に導入する様にし、該濾過室内には
   、区画板により区画した清浄空気排出室側より表面に濾
   布を張設し、清浄空気排出室側に排出孔を有する偏平箱
   形状の濾過部材を複数枚挿着固定し、更に該濾過部材の
   夫々の排出孔に向け複数個の高圧空気噴射口を有する高
   圧空気管を立設すると共に、該清浄空気排出室に隣接し
   た他側部にブロアーを設置し、このブロアーの排出部よ
   り清浄空気排出口へ内部接続し、又前記濾過室の下部の
   粉塵堆積室にはシリンダーの作動により複数枚の自動掻
   き出し板が回動自在に摺動して捕集粉塵を順次本体側に
   開口する粉塵排出口へ排出する様にしてなることを特徴
   とするオフセット印刷機における集塵機。