JPH03239302A - 磁器半導体素子及び磁器半導体素子の製造方法 - Google Patents

磁器半導体素子及び磁器半導体素子の製造方法

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JPH03239302A
JPH03239302A JP2035249A JP3524990A JPH03239302A JP H03239302 A JPH03239302 A JP H03239302A JP 2035249 A JP2035249 A JP 2035249A JP 3524990 A JP3524990 A JP 3524990A JP H03239302 A JPH03239302 A JP H03239302A
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JP
Japan
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film
electrode
vacuum system
ceramic semiconductor
sputtering
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JP2035249A
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Inventor
Atsushi Kojima
淳 小島
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば正特性サーミスタ、負特性サーミスタ
またはバリスタ等の磁器半導体を利用した素子及びその
製造方法に関し、特に、電極構造及び電極形成方法が改
良された磁器半導体素子及びその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来より、磁器半導体素子に形成する電極としては、以
下のような種々のものがあった。
(a)磁器半導体上にNiまたはCu等をめっきするこ
とにより構成された電極。
(b)上記(a)で形成されためっき膜上にAg等の貴
金属ペーストを塗布し焼き付けることにより形成された
電極。
(C)例えばガリウムのようなオーミック性の金属また
はその合金を含む導電性ペーストを磁器半導体上に直接
焼き付けて構成された電極。
(d)磁器半導体上に/lまたはNi等の金属を溶射す
ることにより構成された電極。
<e>m器半導体上にNi等の金属をスパッタリングす
ることにより形成された電極。
〔発明が解決しようとする技術的課題〕しかしながら、
上述した(a)〜(e)の種々の電極には、それぞれ、
以下のような欠点があっ(a)のめっき膜により形成さ
れた電極では、めっき液中のイオンが磁器半導体素子内
に浸透し、特性、特に耐電圧特性を劣化させるという問
題があった。また、めっき法では厚みの厚い電極を形成
することが難しく、従って大電流に耐え得る電極を形成
することができなかった。また、十分な長さの寿命を実
現することもできなかった。
(b)のめっき膜と責金属ペーストを焼きIすけた膜と
からなる電極では、(a)の電極における電流容量及び
寿命特性の問題は改善される。しかしながら、めっき液
中のイオンが磁器半導体中に浸透し、それによって耐電
圧特性が劣化するという問題が残る。
(c)のオー逅ツク性金属を焼き付+Jた電極では、磁
器半導体とのオーミック接触が安定セす、かつ寿命特性
も十分でないという問題がある。
(d)の溶射金属膜からなる電極では、電極膜と磁器半
導体との密着強度が十分でないという問題があった。
また、(e)のスパッタリングにより形成された電極で
は、厚みの厚い電極を形成することが難しく、厚みの厚
い電極を形成しようとすれば非常に高価なものになる。
よって、大電流に耐え得る電極を形成することが難しい
9 本発明の目的は、上述したような従来技術の種々の欠点
を解消し得る電極構造を有する磁器半導体素子及びその
製造方法を提供することにある。
〔技術的課題を解決するための手段及び作用〕本発明の
磁器半導体素子は、磁器半導体上に、Crよりなるスパ
ッタリング被膜と、該スパッタリング被膜上に形成され
る蒸着金属板との積層膜よりなる電極が構成されている
ことを特徴とする。
また、本発明の磁器半導体素子の製造方法は、磁器半導
体上に、真空系内でCrをスパッタリングすることによ
りスパッタリング被膜を形成し、次に同一・真空系内で
減圧雰囲気を保ったまま金属を蒸着することにより5.
L記スパッタリング被膜上に蒸着金属膜を形成し、積層
膜よりなる電極を形成することを特徴とする。
本発明において、tB磁器半導体上Crよりなるスパッ
タリング被膜を先に形成するのは、Crが磁器半導体と
の密着強度に優れ、かつ良好なオーミック接触が得られ
るからである。また、スパッタリング法によれば、めっ
き法、溶射または蒸着等の他の金属膜形成方法に比べて
強い密着強度が得られるからである。
本発明では、上記の理由により、磁器半導体上に、Cr
よりなるスパッタリング被膜が形成されており、それに
よって磁器半導体との良好なオーミック接触及び高い密
着強度が実現されている。
しかしながら、従来技術の説明の項で記載したように、
スバ・ンタリング法により厚みの厚い電極を形成するこ
とは難しく、従って電流容量の高い電極を構成すること
は困難である。そこで、本発明では、スパッタリングに
より形成された第−層のスパッタリング被膜上に、蒸着
により蒸着金属膜が形成されている。蒸着法によれば、
成膜速度が速いため厚みの厚い膜を形成することが容易
である。従って、蒸着金属膜をスパッタリング被膜に積
層して形成することにより、電流容量の高い電極を構成
することができる。
すなわち、本発明は、スパッタリング被膜と落着金属膜
との積層膜により電極を形成することによす1.スパッ
タリング法及び蒸着法により形成される電極の双方の長
所を併せ持つ電極を形成したことに特徴を有する。
なお、第二層目に、従来技4+i (a )の金属ペー
ストを焼き付ける方法を採用した場合には、ペースト焼
き付は温度が約500 ’C以にであるため、Crが酸
化し、電極抵抗が高くなる。従って、素子全体としての
特性が劣化するおそれがある。
本発明の製造方法では、上記Crのスノ<、タリング及
び蒸着が、同一真空系内で減圧雰囲気を保ったまま行わ
れる。これを第1図を参照して説明する。
第1図において、1は真空系を示し、該真空系1内は減
圧雰囲気に保たれている。真空系lの素子投入口1a側
から、図示の矢印で示すように、磁器半導体素子を構成
するための磁器半導体装置ント2が順次投入されてくる
。なお、3は開閉可能なシャッターを示す。真空系1内
では、磁器半導体ユニット2に、まずスパッタリングに
よりCrよりなるスパッタリング被膜が形成される。4
は、スパッタリングに際して用いられるCr&こより構
成された陰極である。
次に、スパッタリング被膜が形成された磁器半導体ユニ
ット2は、図示の矢印Aに示す方向に真空系1内で移動
され、蒸着装置5により蒸着金属膜がスパッタリング被
膜上に形成される。蒸着装置5は、蒸着用熱源5a及び
例えばAgのような蒸着源5bとを有する。
蒸着により蒸着金属膜が構成された後、シャンク−6を
経て真空系1外に電極が形成された磁器半導体素子7が
排出される。
上記のように同−真空系1内において、スパッタリング
及び蒸着が減圧雰囲気を保ったまま順次行われる。この
ように、同一真空系内でスパッタリングと蒸着を行うに
は以下の理由による。
すなわち、スパックリングにまり形成されるCr被膜は
非常に酸化され易く、空気中に放置されると直ちに表面
に酸化被膜が形成される。この酸化被膜が形成された場
合、Crスパッタリング被膜のぬれ性が低下し、スパッ
タリング被膜と後で形成される蒸着金属膜との間の密着
強度が低下する。
Crスパッタリングの酸化を防止するには、スパッタリ
ング後、Crが酸化するまでの間に蒸着を行えばよい。
しかしながら、スパッタリングを行った後に一度大気中
に放置した場合には、大気中に放置される時間や周囲の
温度及び湿度等の影響で、Crスパッタリング被膜表面
の性状にばらつきが生し易くなる。従って、本発明では
、スパッタリングと蒸着とを同−真空系1内で行うこと
により、Crスパッタリング被膜の酸化を確実に防止し
、それによって表面酸化による密着強度の低下のおそれ
を解消している。
〔実施例〕
上記正特性サーミスタとして機能し得るチタン酸バリウ
ム系半導体磁器よりなる磁器半導体板」ニに、Crを0
.2μmの厚みにスパックリングにより形成し、同一真
空系内でスパッタリング被膜」二にAgを10μmの厚
みに蒸着し、積層膜よりなる電極が構成された実施例の
磁器半導体素子を得た。
この磁器半導体素子の電極の特性を、第1表に示す。比
較のために、同しくチタン酸バリウム系半導体磁器より
なる磁器半導体板上に下記の4種の材料及び方法により
電極を形成し、特性を測定した。
比較例1・・・Niを1.5μmの厚みに無電解めっき
することにより電極を形成した素子。すなわち、従来例
(a)に相当するもの。
比較例2・・・Niを1.5fImの厚みに無電解めっ
きし、Niめっき層の上にAgペーストを4.011m
の厚みとなるように焼き付けて電極を形成した素子。
比較例3・・・Ag−Ga合金を含むペーストを焼き付
けて6.0μmの厚みの電極を有する素子。
比較例4・・・Agを8.0μmの厚みに溶射すること
により形成された電極を有する素子。
また、電極を形成する前のPTC素体の両面にIn−G
aペーストを塗布・乾燥さセたものを用意し、その特性
すなわち素体の特性を測定し、第1表に示した。
豊比毘員寿迭 第1表中の各特性項目は、以下の要領により測定したも
のである。
(イ)抵抗値 磁器半導体素子(直径7(1)、厚さ1(1))の両生
表面に形成された電極間の抵抗値を測定した。
(ロ)リード線引つり強度 形成された電極にはんだメツキされたCu線よりなる直
径0.5−のリード線をはんだ付けし、その電極面と垂
直な方向にリード線を引張り、リード線が素子から外れ
た場合の強度を測定した。
(ハ)静耐圧 用意された実施例及び各比較例の磁器半導体素子の両主
面の電極間の耐電圧を測定した。
(ニ)パルス耐圧 このパルス耐圧は電流容量と等価なものであり、測定は
、次の条件で行った。
パルス電圧を5秒間磁器半導体素子に印加した後、電圧
が印加されて発熱した磁器半導体素子を十分に冷却する
というサイクルを、磁器半導体素子が破壊するまで繰り
返すことによって行い、磁器半導体素子が破壊したとき
のパルス電圧を測定し、パルス耐圧とした。なお、印加
するパルス電圧は1サイクルごとに上げるようにした。
(ホ)寿命試験 寿命試験は、直流800mAの電流を1000時間連続
通電した前後の抵抗値の変化率を測定することにより行
った。
(以下、余白) 第 表 第1表から明らかなように、実施例では、リード線引張
り強度に優れ、すなわち電極と磁器半導体との密着強度
に優れた電極が形成されていることがわかる。また、素
子の耐圧や寿命試験においても、各比較例の電極をイ1
−する磁器半導体素子に比べて優れた特性を示している
ことがわかる。
〔発明の効果) 1 =12 本発明によれば、磁器半導体素子の電極がCrスパッタ
リング被膜と該スパッタリング被膜上に形成された蒸着
金属膜との積層膜により構成されているので、電流容量
特性、耐圧及び寿命特性εこ優れた磁器半導体素子を提
供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製造方法を説明するための模式的断面
図である。 図において、1は真空系、2は磁器半導体ユニット、4
はCrよりなる陰極、5は蒸着装置を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)磁器半導体上に、Crよりなるスパッタリング被
    膜と、該スパッタリング被膜上に形成された蒸着金属膜
    との積層膜よりなる電極が構成されていることを特徴と
    する磁器半導体素子。
  2. (2)磁器半導体上に、真空系内でCrをスパッタリン
    グすることによりスパッタリング被膜を形成し、次に同
    一真空系内で減圧雰囲気を維持したまま金属を蒸着する
    ことにより、前記スパッタリング被膜上に蒸着金属膜を
    形成し、積層膜よりなる電極を形成することを特徴とす
    る磁器半導体素子の製造方法。
JP2035249A 1990-02-16 1990-02-16 磁器半導体素子及び磁器半導体素子の製造方法 Pending JPH03239302A (ja)

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WO2009096333A1 (ja) * 2008-01-29 2009-08-06 Murata Manufacturing Co., Ltd. チップ型半導体セラミック電子部品

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