JPH03237455A - スプール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、フィルム又はその他のウェブ材料用のスプー
ルにして、該スプールがスロ・ノドを有し、該スロット
内にフィルム端部分の穴を通じて該フィルムに係合する
フックを有するスロ・ントに関する。

（従来の技術） フィルム又はその他のウェブ材料用のスプールは、フィ
ルムのコアを貫通するスロ・ノドを有し、該スロット内
にフィルムの穴を通じてフィルムに係合するフックを有
している。かかるスプールは、例えば、ウェブ状フィル
ム用のスプールの米国特許第１，８５２，３２１号から
公知である。かかる特許に開示さｔｌだスプールは、第
６図及び第１０図に全体として符号１０で示されており
、フィルムが巻かれた略円筒状のコア１２と、該コア１
２の端部に設けられた一対の環状フランジ１４とを備え
ている。スロット１６がスプールのコア１２を貫通して
伸長し、入口端１７及び出口端１９を有している。２つ
の７ツク１８がスロットの１側部の壁２０からスロット
内に伸長している。第２の壁２４上のリブ２２が、フッ
ク１８間にてスロット内に伸長し、第７図に示すように
、フィルムが右方向から左方向に向けてスロット１６を
通じて最初に供給されるとき、フックを覆ってフィルム
を下方に歪曲させる働きをする。スプールの壁２０は、
リブ２２の直ぐ下に狭い切欠き２６を有している。

第６図に図示するように、この切欠き２６は、フックの
先端の下方、又はフック及びスロット出口端間の領域を
通って軸方向に伸長しない。

（発明が解決しようとする課題） この型式のスプールは、成形機械にて製造され、スプー
ル形成装置に搬送するためバルク形態にて容器内ｌこ保
持される。スプール装置において、スプールは、例えば
、個々のスプールを他方のスプールから自動的に分離し
、それらをスプール装置の巻取りスデー／ヨンに逐次供
給する振動ホ・７ノく内に位置決めすることが出来る。

上述のように、スプールをバルク状態に取り扱う間、一
つのスプールのフランジ１４が第６図及び第７図に示す
ように、別のスプールのスロット化［］端端部に固着さ
れる可能性がある。これは、スプールのフラノン゛１４
の肉厚がリブ２２の底部及び璧２０の頂部間の間隔に略
等しく又はそれを僅かに上廻るために生ずる。又、第６
図に図示するよう１こ、スロット化口端に入ることの出
来るフランジ１４の円弧状部分は、切欠さ２６よりも輻
が広い。２つのスプールが相互に固着したならば、スプ
ールは、分離することが出来ず、上述のように、スプー
ル装置の巻取りステーションに逐次供給することが出来
ない。第７図から明らかであるように、フランジ１４は
、フックの先端がフランジ１４の肉厚よりも短い距離だ
け壁２０から離間されているため、僅かな程度だけ、即
ち、フランジがフック１８の隣接する先端に達するまで
スロット１６の出口端に貫入することが出来る。

この固着という問題は、フランジ】４又はリブ１２の肉
厚を厚くすることによって回避することが出来よう。し
かし、大規模なフィルムメーカはこの型式のスプールを
毎年何億個も製造しなければならず、スプールの製造に
使用される材料コストが僅かに増大するだけで、スプー
ルの製造コストが著しく増大する。更に、フランジ１４
の幅寸法が増す結果、標準的規格より外れ、スプールの
周囲に形成されるカセット内におけるスプール又はフィ
ルム処理装置内のスプールの性能に悪影響が及ぶことが
ある。故に、スプールのコストを増大させずにスプール
の固着という問題を解決することが望ましく、又、スプ
ールに使用される材料ノ量を更に少なくし、これによっ
て、そのコストをさらに削減させることによりかかる問
題を解決することが出来れば、−層望ましいことである
。

本発明の目的は、スプールのコアを貫通するスロットと
、及びその端部にフランジとを有するフィルム、又はそ
の他のウェブ状材料用の上述の固着という問題が回避さ
れた改良したスプールを提供することである。

本発明の別の目的は、従来のスプールの固着という問題
を回避すると共に、スプールの製造に要する材料の量を
削減することである。

（課題を解決するための手段） 本発明のスプールは、そのコアを貫通して伸長するスロ
ットが形成され、該スロット出口端縁には、コア外面付
近からスロットの中心方向に向けて内方にテーパが付け
られており、スロット内の少なくとも１つの７１りの先
端がテーパ付き端縁に近接し、スプールフランジがバル
ク取り扱（１中、スロット内に固着されるのを防止する
。

（実施例） 本発明の構造及び作用について添付図面を参照しながら
以下に説明する。

本発明のスプールが第１図乃至第５図に全体として符号
３０で示されている。フィルムストリップ３２のような
ウェブ材料ストリップをスプールに取り付け、スプール
上に巻き付けることが出来る。フィルムストリップ３２
は、狭い端部分３４を有し、一対の離間した穴３６がフ
ィルムの狭小部分の端部付近に形成されている。

スプール３０は、略円筒状の表面４２を有するコア４０
と、該コアの端部分に一対の端部フランジ４４とを備え
ている。スプールのコアは、コアを貫通して完全に伸長
し、略矩形のスロット５０を画成する２つの離間した壁
４６．４８を有している。壁４６．４８の対向面は、相
互に略平行であり、フィルム３２の端部分３４の肉厚を
上進る距離だけ離間されている。スロット５０は、入口
端５２及び出口端５４を有している。スロットの入目端
５２は、以下に更１こ詳細に説明するようｌこ、フィル
ムストリップの狭小な端部分３４を受け入れ、フィルム
ストリップをスプールに取り付ける。

一対のフンク５６．５８が相互に離間した状態にて壁４
６から伸長している。これらフッ７５６．５８は、スロ
ットの出口端５４に向けて伸長する先端６０．６２を備
えかつ壁４６に対して離間した状態にあり、これにより
、第１図の穴３６の右側に示したフィルムの端部と穴３
６との間のフィル１４又ト＋１　・ブ部分を受け入れる
スペースを画成ず５゜フ・りの先端６０．６２と壁４６
の隣接面との間のスペースは、フランジ４４の肉厚９Ｉ
も薄いため、フランツ゛はフック０先端下方にて固着さ
れろことがない。

中央リブ６４及び一対の端リブ６６．６８が壁４８上（
こ形成されており、そこから（第３図に図示するように
）スロット５０内まで下方に伸長している。中央リブ６
４はスロットの中心に及びフ・ン７５６．５８間にある
。中央リブ６４は、スロ・７］・の中心に位置すると共
に、リブ６６．６８から等間隔に離間されている。リブ
６６．６８はスロ・ントの両端及び１つのフック間に位
置している。各リブはスロット入口端５２から出口端５
４まで略伸長し、かつ相互に略平行であり、リブ６４は
スロットの略中心に沿って位置している。これら３′つ
のリブは、全てフックに隣接しているが、壁４６から離
間され、フィルムストリップがリブの下方を伸長するの
を許容する。

フィルムストリップの端部分３４を入口端５２を通じて
出口端５４に向けてスロット内に挿入すると、フィルム
ストリップの前端がリブ及びフックの上面に係合し、フ
ィルムストリ７ブを歪曲させて波形の形状にする。フィ
ルムストリップが平坦な状態を維持しようとする自然な
傾向ｌこより、リブ６４．６６．６８はストリップをフ
ック上に効果的に付勢させ、穴３６が７ツタと整合され
たとき、フィルムストリップは、穴３６が７７タの周囲
に位置決めされた状態にてフンクを覆って下方に落下す
る。スプールが最初に回転すると、穴３６及びフィルム
ストリンフ端部間のフィルムストリップ部分が、フック
先端６０．６２下方のスペース内（こ位置決めされ、フ
ィルムストリップをスプールに固定する。スプールの回
転を続けるとフィルムストリップは公知の方法にてスプ
ール上に巻き取られる。

スプール３０の各フランジ４４の肉厚は、リブとスプー
ルの壁４６の隣接する面との間の間隔に等しく又はこれ
より僅かに小さい。上述のように、□米技術のスプール
ＩＯは、スプールフランジ１４間の関係及びリブ２２及
び壁２０の表面間の間隔の点で同一である。

スロット５４の出口におけるスプール３０の壁４６の端
縁は、バルク取り扱い中、スプールフランジがリブ６４
の下方のスペース内に固着しないようテーパが付けられ
ている。より具体的には、壁４６の端縁は面取り加工さ
れており、第１図、第２図及び第４図に図示するように
、略Ｖ字形をしている。壁４６の端縁は、壁４６の側端
縁に隣接してｔｌｌｌ始するコアの外面４２付近の点か
らチー□が付けらＪまた面取り加工部分７０．７２を備
えている。壁４６の端縁の而取り加工部分７０．７２は
、スロットの入口端５２に向けて、及びスフールフラ〉
ン゛４４間のスロットの軸方向中心に向けて内方にテー
パか４ｔけらｔ′シている。端縁部分７０．７２は広い
鈍角を画成する。壁４６の端縁は而取り加工部分７０．
７２からフック５６．５８間のスＩ］ソト５０内まで、
及びリブ６４の両側部まで更に伸長する部分７４．７６
を更に備え、スロット出口＠５４におけるリブ６４の部
分の真下に位置決めされた狭い開放した切欠きを形成す
る。

壁４６の端縁のこの形状は、スロットの出口端において
壁４８の表面に対向する大きい開放スペースを画成する
。

第２図及び第４図に図示するように、スロットの出口端
５４に最も近いフックの先端６０．６２は、ｇ４６の端
縁部分７０．７２を通って伸長しかつ該端縁部分７０．
７２と略整合される。上述のように、フックの先端と壁
４６間のスペースはフランジ４４が該スペース内に挿入
さＦＬるのを阻止する。壁４６の面取り加工端縁部分７
０．７２は、一方のスプールのフランジ４４がバルク取
り扱い中リブ６４及び壁４６間にて固着するのを防止す
る。より具体的には、第２図及び第４図に図示するよう
に、バルク取り扱い中、一方のスプールのフランジ４４
か別のスプールの出口端５４にて壁４６．４８間のスペ
ース内に付勢される傾向は、フックの先端６０．６２に
より、及びこれらが面取り加工端縁７０．７２と略整合
されることにより防止される。このよう１こして、壁４
６のＶ字形端縁、及びフックの先端部分に対するその位
置により、一方のスプールのフランジ４４が別のスブー
ｌしのスロット出口端にて２つの壁４６．４８間のスペ
ース内に固着するのを防止する。又、端縁部分７０．７
２により両底される大きい鈍角は、スプールフランジ４
４の直径に関係し、このため、仮箆線で図示したフラン
ジが第２図及び第４図に図示するように位置決めされた
とき、フランジの上に重な０合う壁４６の部分はない。

第５図に図示するように、一方のスプールのフランジ″
は、フック５６，５８のテーパ面８０．８２及び中央リ
ブ６４により別のスプールのスロットの出口端５２内に
付勢させることが出来ない。

スロットの入口端におけるフック及びリブのこの形状は
、第７図に図示した従来のスプールの形状と同−又は同
様にすることが出来る。

（効果） 本発明のスプールは、第６図及び第７図に図示した従来
のスプールに伴う固着という問題を有効に解決するもの
であることが実証された。スプールフランジの通常の寸
法を変えることなく、かかる問題が解決されるため、ス
プールは、カセ／ト内及び処理装置内にて通常の方法に
て機能する。

又、壁４６の面取り加工部分７０．７２は、壁４６を形
成するのに必要とされる材料を軽減し、これによりスプ
ールの製造コストを削減する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、スプールのスロット内に挿入し得るよう位置
決めされたフィルムストリップの端部分を示す本発明の
フィルムスプールの斜視図、第２図は本発明のスプール
の正面図、 第３図はスブールスロン）の出口端内部を示す第２図に
対してその軸線を中心として９０°回転させた本発明の
スプールの正面図、 第４図は第２図に示した位置に対しその軸線を中心とし
て１３０°回転させたスプールの別の正面図、 第５図は第２図の線５−５に沿った断面図、第６図は上
述の方法にて相互に固着した２つの従来技術のスプール
を示す正面図、 第７１ｇＪは第６図の線７−７に沿った拡大断面図であ
る。 １０ニスブール　　　１２：円筒状コア１４：環状フラ
ンジ 】６：スロット　　　１７：スロット入口端１６．１８
・フック　１９．スロット出口端１６　、　２０　：　
壁　　　　　　　　２２　：　リ　フ゛２４　：　’！
！　　　　　　　２６　：切欠き３　（）　、　ズ　−
７−歩 ３２−ウＬ丁パ材料ストリ、ｌブブイＬ３４・端部分　
　　　３６：穴 ４０：コア　　　　　４２．略円筒状面４４：端フラン
ン′　　４６．４８：＠間壁５０　矩形スロｚｌ・　５
２：スロ／ト入ロ端５４・スロット出口端 ５６．５８：フック ６０．６２：先端 ６４、中央リブ ６６． ７０゜ ７４． ８０． ６８：端リブ ７２：面取り加工部分 ７６：フランジ伸長部分 ８２：フックのテーパ付き面 （外４名） ＦＩＧ、　３ ＦＩＧ、　４ ＦＩＧ、　５ ．４４ −７

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ウェブをスプールに取り付けるための少なくとも１
   つの穴が前記ウェブの一端部分に形成された該ウェブス
   トリップ用のスプールであって、外面を有するコアと、
   該コアを貫通して伸長しスロットを画成する第１及び第
   ２の離間した壁とを有する前記スプールにして、 前記壁の対向面が相互に略平行であり、 前記スロットが、穴が形成されたウェブの端部分を受け
   入れる入口端、及び出口端を有し、少なくとも１つのフ
   ックが、第１の壁からスロット内に伸長しウェブの少な
   くとも１つの穴と係合することによりウェブ端部分をス
   プールに取り付け、 前記フックが、スロットの出口端の方向を向きかつ第１
   の壁から離間された先端を有することにより、ウェブの
   先端が該ウェブがスプールに取り付けられたとき、先端
   と第１の壁間に受け入れられるようにし、少なくとも１
   つのリブが、第２の壁から伸長し該ウェブをスロット内
   に挿入するとき、該ウェブをフック方向に付勢させ、 リブが、スロット入口端からスロット出口端方向に伸長
   し、 前記リブが、フックに隣接しかつ第１の壁から離間され
   、 スプールが、コアの端部分から伸長するフランジを有し
   、 前記フランジが、リブ及び第１の壁間の間隔より僅かに
   小さい肉厚を有し、 フックの先端が、第１の壁に十分に接近することにより
   、フックの先端が同様のスプールのフランジが第１の壁
   とフックの先端との間のスペース内に入るのを阻止する
   ようにした前記スプールにおいて、 第１の壁が、スロットの出口端に、コアの外面からかつ
   壁の側端縁に隣接する部分からスロット入口端及びスロ
   ットの中心方向に向けて内方にテーパが付けられ、スロ
   ット出口端に最も近い少なくとも１つのフックの先端が
   、第１の壁の前記テーパ付き端縁を通って伸長しかつリ
   ブに十分に接近することにより、複数のスプールをバル
   ク取り扱いする期間中、スプールフランジがリブ及び第
   １の壁間に固着されるのを阻止するようにしたことを特
   徴とするスプール。 ２、請求項１記載のスプールにして、 前記リブが、スロットの入口端から出口端まで略全ての
   距離を伸長し、 前記フックが、スロット入口端に隣接する第１の壁に取
   り付けられ、 フック及びリブが、スロット入口端にて相互に対して位
   置決めされることにより、同様のスプールのフランジが
   、フック及びリブ間に位置決めされるのを阻止するよう
   にしたことを特徴とするスプール。 ３、請求項１記載のスプールにして、 第１の壁から伸長する２つのフックが設けられ、前記フ
   ックが、相互に離間され、 第２の壁のリブが、前記フック間にあり、 前記第１の壁の前記テーパ付き端縁が、両フックに隣接
   することにより、同様のスプールのフランジが第１の壁
   及び一方のフック間に挿入されるのを阻止するようにし
   たことを特徴とするスプール。 ４、ウェブをスプールに取り付けるための少なくとも１
   つの穴がウェブの一端部分に形成された該ウェブストリ
   ップ用のスプールであって、ウェブを巻き付けることの
   出来る外面を有するコアと、該コアを貫通して伸長し、
   スロットを画成する第１及び第２の離間した壁とを有す
   る前記スプールにして、 前記壁の対向面が相互に略平行であり、 前記スロットがウェブの端部分を受け入れる入口端及び
   出口端を有し、 一対の離間したフックが、第１の壁からスロット内に伸
   長して、ウェブの穴と係合することによりウェブ端部分
   をスプールに取り付け、 前記フックが、各々スロットの出口端の方向を向きかつ
   第１の壁から離間された先端を有することにより、ウェ
   ブの先端部分が、該ウェブをスプールに取り付けたとき
   、先端と第１の壁との間に受け入れられるようにし、 少なくとも１つのリブが、第２の壁から伸長し該ウェブ
   をスロット内に挿入したとき、該ウェブをフック方向に
   付勢させ、 リブが、スロット入口端から各フック間のスロット出口
   端方向に伸長し、 前記リブが、フックに隣接しかつ第１の壁から離間され
   、 スプールが、コアの端部分から伸長するフランジを有し
   、 前記フランジが、リブ及び第１の壁間の間隔より僅かに
   小さい肉厚を有し、 各フックの先端が、第１の壁に十分に接近することによ
   り、フックの先端が同様のスプールのフランジが第１の
   壁及びフックの先端間のスペース内に入るのを阻止する
   ようにした前記スプールにおいて、 第１の壁が、スロットの出口端に、大きい鈍角を画成す
   るＶ字形端縁を有し、 前記端縁が、コアの外面付近から及び壁の側端縁に隣接
   する個所からスロット入口端及びスロットの中心方向に
   向けて内方にテーパが付けられた部分を有し、 スロット出口端に最も近いフックの先端が、第１の壁の
   テーパ付き部分の端縁と略整合されかつリブに十分に接
   近することにより、かかる複数のスプールのバルク取り
   扱い中、同様のスプールのスプールフランジがリブ及び
   第１の壁間に固着されるのを防止するようにしたことを
   特徴とするスプール。 ５、請求項４記載のスプールにして、 前記リブが、スロットの入口端から出口端まで略全ての
   距離を伸長し、 前記フックが、スロット入口端に隣接する第１の壁に取
   り付けられ、 フック及びリブが、スロット入口端にて相互に位置決め
   されることにより、同様のスプールのフランジがフック
   及びリブ間に位置決めされるのを阻止するようにしたこ
   とを特徴とするスプール。 ６、請求項４記載のスプールにして、 前記第１の壁の前記テーパ付き端縁が、両フックに隣接
   して位置することにより、同様のスプールのフランジが
   第１の壁及び一方のフック間に挿入されるのを防止する
   ようにしたことを特徴とするスプール。 ７、請求項４記載のスプールにして、 スロットの出口端に最も近い前記フックの先端が、第１
   の壁のテーパ付き部分の端縁を通って伸長することを特
   徴とするスプール。 ８、ウェブをスプールに取り付けるための少なくとも１
   つの穴がウェブの一端部分に形成されたウェブストリッ
   プ用のスプールであつて、 外面を有するコアと、該コアを貫通してスロットを画成
   する第１及び第２の離間した壁とを有する前記スプール
   にして、 前記壁の対向面が、相互に略平行であり、 前記スロットが、穴を有するウェブの端部分を受け入れ
   る入口端、及び出口端を備え、 少なくとも１つのフックが、第１の壁からスロット内に
   伸長してウェブの少なくとも１つの穴と係合することに
   より、ウェブの端部分をスプールに取り付け、 前記フックが、スロットの出口端の方向を向きかつ第１
   の壁から離間された先端を有することにより、ウェブの
   先端が、該ウェブをスプールに取り付けたとき、先端と
   第１の壁との間に受け入れられるようにし、 少なくとも１つのリブが、第２の壁から伸長して、該ウ
   ェブをスロット内に挿入したとき、ウェブをフックに向
   けて付勢させ、 リブが、スロットの入口端からスロットの出口端方向に
   伸長し、 前記リブが、前記少なくとも１つのフックに隣接しかつ
   第１の壁から離間され、 前記スプールが、コアの端部分から伸長するフランジを
   有し、 前記フランジが、リブ及び第１の壁間の間隔より僅かに
   小さい肉厚を有し、 少なくとも１つのフックの先端が、第１の壁に十分に接
   近することにより、このため前記少なくとも１つのフッ
   クの先端が、同様のスプールのフランジが第１の壁と前
   記少なくとも１つのフックの先端との間のスペース内に
   入るのを阻止するようにした前記スプールにおいて、 第１の壁が、スロットの出口端に端縁を有し、前記端縁
   が、コアの外面付近でかつ第１の壁の側端縁に隣接して
   開始し、 前記端縁が、各々コア外面からスロットの入口端方向及
   びスロットの軸方向中心に向けて内方に角度を付けた第
   １及び第２の部分を備え、 前記第１及び第２の部分が、前記端縁に鈍角を画成し、 前記スロットの出口端に最も近い少なくとも１つのフッ
   クの先端が、前記第１及び第２の部分の一方と略整合さ
   れかつリブに対して十分に接近することにより、複数の
   スプールのバルク取り扱い中、同様のスプールのスプー
   ルフランジが、リブ及び第１の壁間に固着されるのを防
   止するようにしたことを特徴とするスプール。 ９、請求項８記載のスプールにして、 前記リブが、スロットの入口端から出口端まで略全ての
   距離を伸長し、 前記少なくとも１つのフックが、スロットの入口端に隣
   接する第１の壁に取り付けられ、フック及びリブが、ス
   ロットの入口端にて相互に位置決めされることにより、
   同様のスプールのフランジがフック及びリブ間に位置決
   めされるのを阻止するようにしたことを特徴とするスプ
   ール。 １０、請求項８記載のスプールにして、 第１の壁から伸長する２つのフックが設けられ、前記フ
   ックが、相互に離間され、 第２の壁のリブが、前記各フックの間にあり、第１の壁
   の前記端縁の角度付き部分が、前記フックに隣接するこ
   とにより、同様のスプールのフランジが第１の壁と一方
   のフックとの間に挿入されるのを阻止するようにしたこ
   とを特徴とするスプール。 １１、請求項８記載のスプールにして、 前記スロットの出口端に最も近い少なくとも１つのフッ
   クの先端が、該スロットの出口端にて第１の壁の端縁を
   通って伸長することを特徴とするスプール。