JPH032358A - 鉄損特性に優れた高珪素鋼板 - Google Patents

鉄損特性に優れた高珪素鋼板

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JPH032358A
JPH032358A JP13335089A JP13335089A JPH032358A JP H032358 A JPH032358 A JP H032358A JP 13335089 A JP13335089 A JP 13335089A JP 13335089 A JP13335089 A JP 13335089A JP H032358 A JPH032358 A JP H032358A
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JP
Japan
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steel sheet
silicon steel
iron loss
grain size
high silicon
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Pending
Application number
JP13335089A
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English (en)
Inventor
Akira Hiura
日裏 昭
Yasushi Tanaka
靖 田中
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は、鉄損特性に優れた高珪素鋼板に関するもの
である。
[従来の技術] 珪素鋼板は優れた磁気特性を有するため、従来から電力
用の磁心や回転機用の材料として大量に使用されて来た
。近年省エネルギー、省資源の観点から変圧器、回転機
などの電気機器の効率化、小型化が強く要求され、これ
に伴いその鉄心用材料である珪素鋼板にも、より優れた
磁気特性が要求されるようになってきた。この珪素鋼板
の磁気特性はSi添加量とともに向上し、特に6 、5
 igt、%付近で最高の透磁率を示し、さらに固有電
気抵抗も高いことから、鉄損も小さくなることが知られ
ている。
従来から種々の磁心材料用高珪素鋼板が提案されている
。例えば1、特開昭59〜78503号公報には、6.
5wt、%のSiを含有する高珪素鋼板において、結晶
粒径を0.5から2.0mmに調整することが記載され
ている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、特定の周波数域、即ち、50tlzから
I KHzの商用周波数域において、優れた鉄損特性を
有する高珪素鋼板については、先行技術は何ら開示して
いない。
従って、この発明の目的は、50Hzから1KIIzの
周波数域において、優れた鉄損特性を有する高珪素鋼板
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者等は、 50HzからIKtlzの周波数域に
おいて、優れた鉄損特性を得るにはいかにしたら良いか
ということについて鋭意研究を重ねた。この結果、所定
板厚の高珪素鋼板の結晶粒径を100から700μmの
範囲に調整すれば、優れた鉄損特性を有する高珪素鋼板
を得ることができるといった知見を得た。
この発明は、上述した知見に基きなされたものであって
、 Si: 6.5wむ、メ、残り、Feおよび不可避
的不純物からなり、板厚=0.1から0.5m、および
、結晶粒径: 100から700μmであることに特徴
を有するものである。
次に、この発明の、鉄損特性に優れた高珪素鋼板をさら
に説明する。
この発明において、Si含有量を6.5wt、%に限定
したのは、Siの有する効果、即ち、電気抵抗を高めて
渦電流損失を低減させる効果が最大限に現われるからで
ある。
りお、この発明において、鋼中に不可避的に含まれる、
C,Mn、SおよびPの含有量は、以下のように低減す
ると良い。
C: Cは、少ない程、好ましいが、0.002wt、%を超
えると鉄損が増大して、磁気時効が生じる。
従って、C含有量は、0.002t、It、、z以下に
限定すると良い。
Mn: Mn含有量が0.01wt、%を超えると、磁束密度が
低くなる6従って、Mn含有量は、0.01wt。
%以下に限定すると良い。
S : Sは、少ない程、好ましいが、O,001wt、%を超
えると、M n S  が生成されて磁気特性が低下す
る。従って、S含有量は、O,001wt、%以下に限
定すると良い。
P : P含有量が0.004wt、%を超えると、圧延時に粒
界割れが生じる。従って、 P含有量は。
0.004wt、%以下に限定すると良い。
この発明において、鋼板の板厚を0.1がら0.5nn
+の範囲内に限定したのは、以下の理由による。即ち、
板厚が0.1mm未満では、渦電流損失が低下するもの
と推定されるが、圧延コストが上昇する。一方、板厚が
0.5WInを超えると、渦電流損失が増大して、鉄損
が増大する。従って、板厚は、0.1から0.5nwa
の範囲内にIII定すべきである。
次に、この発明において、鋼板の結晶粒径を、100か
ら700μmの範囲内に限定した理由について説明する
6 、5 wt、%のSiを含有する鋼板の、鉄損に及
ぼす結晶粒径の影響について調べた。結晶粒径は、以下
のようにして調整した。即ち、6 、5 wt、%S 
1−Fa金合金溶解、鋳造し、熱間、冷間圧延して薄板
を作製し、この薄板から試験片を切り出し。
真空あるいはアルゴン雰囲気中で、1073から147
3にの温度下で熱処理を施こすことによって、結晶粒径
を調整した。この結果を、第1図に示す。
第1図から明らかなように、鉄損は、結晶粒径によって
変化し、W工。150およびW27□。。。の鉄損が最
少となる結晶粒径は、100から700μmの範囲内で
あることがわかる。従って、50HzからIKtlzの
周波数域において、鉄損特性を向上させるには、結晶粒
径を1’OOから700μmの範囲内に限定すべきであ
る。
[実施例] 次に、この発明の、鉄損特性に優れた高珪素鋼板を、実
施例によってさらに説明する。
第1表に示す化学成分組成を有するスラブを熱間圧延し
て、厚さ1.6nn+の鋼板を調製した。このときのス
ラブの加熱温度は1150℃、仕上げ温度は800℃で
あった。次いで、この鋼板を300℃の温度で温間圧延
して、厚さ0,35n+u+の薄板を調製した。次いで
、このようにして得られた薄板をAr雰囲気中で800
から1200℃内の各温度で3分間連続焼鈍を行って、
種々の結晶粒径を有する高珪素鋼板を政造した。そして
、このようにして製造した高珪素≦N板から、外径20
m、内径Lonmのリング状サンプルを切り出し。
50Hz〜IKIIzの鉄損を測定した。この結果を第
2表に示す。
第  1  表 (i+t、%) 第2表から明らかなように、この発明のサンプルNa 
2から6は1粒径が本発明範囲外のサンプルNα1に比
べて、鉄損特性が優れていることがわかる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、50Hzから
1にllzの周波数域において、優れた鉄損特性を有す
る高珪素鋼板を得ることができるといった有用な効果が
もたらされる。
第2表
【図面の簡単な説明】
第1図は、鉄損と結晶粒径との関係を示すグラフである

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 Si:6.5wt.%、残り:Feおよび不可避的
    不純物からなり、板厚:0.1から0.5mm、および
    、結晶粒径:100から700μmであることを特徴と
    する、鉄損特性に優れた高珪素鋼板。
JP13335089A 1989-05-27 1989-05-27 鉄損特性に優れた高珪素鋼板 Pending JPH032358A (ja)

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