JPH03235817A

JPH03235817A - ユニット式建物の基礎

Info

Publication number: JPH03235817A
Application number: JP3283290A
Authority: JP
Inventors: Kenichi Maeda; 謙一前田; Junji Yamamoto; 潤児山本
Original assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Current assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date: 1990-02-14
Filing date: 1990-02-14
Publication date: 1991-10-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、居室部分が複数の箱形ユニットで構成される
ユニット式建物の基礎に関する。

（従来の技術）従来の建物の基礎は現場打ちによるものが多い。そのた
めに、大量の型枠や骨材を現場に運ばなければならずそ
の運搬費がかさむことになるし、また、現場における型
枠の組立やコンクリートの打設等に手間がかかると共に
、コンクリートが固まるまでの養生期間も長くなるので
、非能率的かつ非経済的であった。

そこで、近年では、基礎ブロックを工場において大量生
産し、現場において複数の基礎ブロックを連結して基礎
を構成し、能率面と経済面からの解決が図られている。

また、複数の基礎ブロックを連結して構成された基礎は
、上からの荷重の一部を基礎ブロック間の剪断力によっ
て負担させることができるので、曲げ荷重も小さくなる
。その結果、補強材等が削減できるようになるので、更
に経済的になる。

複数の基礎ブロックを連結して構成された基礎の例とし
ては、実開昭５９−９２００３号公報等に記載されてい
るようなものがある。この基礎は、居室部分が複数の箱
形ユニットで構成されるユニット式建物の基礎として用
いられるもので、箱形ユニットの幅に対応した長さの基
礎ブロックにより構成されており、各基礎ブロックの両
端部上面には、他の基礎ブロック及び箱形ユニットと連
結するためのボルトを螺合する雌ネジ管が埋設されてい
る。即ち、箱形ユニットを基礎と連結する際には、隣接
している基礎ブロックの雌ネジ管にまたがるように連結
プレートを置き、この連結プレートの上から基礎ブロッ
クの位置に対応させて箱形ユニットを載せ、前記雌ネジ
管にボルトを螺合させて各基礎ブロックと箱形ユニット
を連結するようになっている。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、このような従来の基礎にあっては、基礎
ブロック同士が連結されていない状態で基礎ブロックと
箱形ユニットとを連結しなければならない。即ち、基礎
ブロックの上に箱形ユニットを載せる際に、連結プレー
トがズレ動いたり、基礎ブロックがガタついたりして、
箱形ユニットを基礎と連結する作業が行い難く能率的で
ないという問題があった。

そこで、上記従来の問題に着目し、本発明では、箱形ユ
ニットを基礎と連結する作業を能率的に行うことができ
るユニット式建物の基礎を提供することを目的としてい
る。

（課題を解決するための手段）本発明は、上述のような課題を解決することを目的とし
てなされたもので、この目的達成のために、本発明のユ
ニット式建物の基礎は、居室部分が複数の箱形ユニット
で構成されるユニット式建物の基礎であって、前記箱形
ユニットの幅に対応した長さの複数の基礎ブロックによ
り構成されている基礎において、前記各基礎ブロックの
上面に、箱形ユニットと連結するナツトを螺合するため
のアンカーボルトが突設され、基礎ブロック同士が、各
基礎ブロックの側面に突設されているアンカーボルトに
カップラーを螺合して連結されているものである。

（作　用）本発明のユニット式建物の基礎は、各基礎ブロックの上
面に箱形ユニットと連結するナツトを螺合するためのア
ンカーボルトが突設されているので、箱形ユニットを基
礎と連結するにあたっては、箱形ユニットに予めアンカ
ーボルトが挿通可能なボルト穴を設けておき、このボル
ト穴にアンカーボルトが挿通するように各基礎ブロック
の上に箱形ユニットを載せ、前記アンカーボルトにナツ
トを螺合させて各基礎ブロックと箱形ユニットを連結す
ることになる。

そこで、本発明のユニット式建物の基礎は、基礎ブロッ
ク同士が、各基礎ブロックの側面に突設されているアン
カーボルトにカップラーを螺合して連結されているので
、基礎ブロックと箱形ユニットを連結する際に、基礎ブ
ロックがズレ動いたりすることがなく、作業が行い易い
。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面により詳述する。

まず、第１図〜第５図に基づいて、実施例の構成を説明
する。

第１図は、本実施例の基礎を示す斜視図で、この基礎は
居室部分が複数の箱形ユニットＵで構成されるユニット
式建物の基礎で、鉄筋コンクリートからなる第１基礎ブ
ロツクＢ１と第２基礎ブロツクＢ２とで構成されている
。

また、前記第１基礎ブロツクＢ１及び第２基礎ブロツク
Ｂ２は、箱形ユニットＵの幅に対応した長さに形成され
ており、基部にはフーチング１１．２１が形成されてい
る。尚、前記第１基礎ブロツク８１及び第２基礎ブロツ
クＢ２は、フーチング１１，２１より上側の部分が直角
に切り欠かれた状態になっている（以下、切り欠かれた
部分を切欠部１２．２２とする）。

第１基礎ブロツクＢ１は、建物の妻側外周壁が位置する
部分に二列配設されており、第２図に示すように、両端
部上面に、箱形ユニットＵと連結するナツトを螺合する
ためのアンカーボルト１３が突設され、かつ、切欠部１
２の側面に、他の第１基礎ブロツクＢ１と連結するカッ
プラー３を螺合するためのアンカーボルト１４が突設さ
れている。尚、前記上面のアンカーボルト１３は各端部
にそれぞれ一つづつ設けられており、切矢部１２のアン
カーボルト１４は各端部にそれぞれ二つづつ設けられ、
上下に配設されている。

第２基礎ブロツクＢ２は、前記第１基礎ブロツクよりも
広幅に形成され、箱形ユニットＵの継ぎ目が位置する部
分に配設されている。また、この第２基礎ブロツクＢ２
は、第３図に示すように、両端部上面に、箱形ユニット
Ｕと連結するナツトを螺合するためのアンカーボルト２
３が突設され、かつ、切欠部２２の側面に、他の第２基
礎ブロツクＢ２と連結するカップラー３を螺合するため
のアンカーボルト２４が突設されている。尚、前記上面
のアンカーボルト２３は各端部にそれぞれ二つづつ設け
られ、幅方向に離間して配設されている。また、前記切
欠部２２のアンカーボルト２４は各端部にそれぞれ四つ
づつ設けられ、四隅に配設されている。

尚、両基礎ユニット８１．Ｂ２に関し、前記切欠部１２
．２２のアンカーボルト１４．２４は、先端がフーチン
グ１１，２１の側面にほぼ揃う位置まで突設されている
。

第４図は第１基礎ブロツクＢ１同士の連結状態を示す斜
視図、第Ｓ図は第２基礎ブロック８２同士の連結状態を
示す斜視図である。

第４図に示すように、隣接している第１基礎ブロックＢ
ｌ、Ｂｌは、フーチング１１の側面を突き合せた状態で
並べられ、対向した両基礎ブロック８１．８１のアンカ
ーボルト１３．１３に一本のカップラー３が螺合されて
連結されている。また、第５図に示すように、隣接して
いる第２基礎ブロツクＢ２も同様に、フーチング２１の
側面を突き合せた状態で並べられ、対向した両基礎ブロ
ックＢ２．Ｂ２のアンカーボルト２３．２３にカップラ
ー３が螺合されて連結されている。

尚、第１基礎ブロツク８１及び第２基礎ブロツクＢ２同
士を連結する際には、第２図及び第３図に示すように、
第１基礎ブロツク８１及び第２基礎ブロツクＢ２の一方
のアンカーボルト１３．２３に予めカップラー３を螺合
しておけば、第１基礎ブロツク８１及び第２基礎ブロツ
クＢ２をそれぞれ並べた後に、対向する他方のアンカー
ボルト１３．２３に螺合するまでカップラー３を回しな
がら移動させるだけで第１基礎ブロツク８１及び第２基
礎ブロック８２同士を連結することができる。

次に、第６図及び第７図に基づいて、実施例の作用を説
明する。

第６図は前記第２基礎ブロツクＢ２と箱形ユニットＵの
連結状態を示す断面図、第７図は第６図のＶｌｌ　−Ｖ
ｌｌ断面図である。

本実施例のユニット式建物の基礎は、第１基礎ブロツク
Ｂ１及び第２基礎ブロツクＢ２の上面に箱形ユニットＵ
と連結するナツト４を螺合するためのアンカーボルト１
３．２３が突設されているので、箱形ユニットＵを基礎
と連結するにあたっては、箱形ユニットＵの構造体（図
面では床梁５及びジヨイントピース６）に予めアンカー
ボルト１３．２３が挿通可能なボルト穴（図示省略）を
設けておき、このボルト穴にアンカーボルト１３．２３
が挿通するように第１基礎ブロツク８１及び第２基礎ブ
ロツクＢ２の上に箱形ユニットＵを載せる。そして、各
アンカーボルト１３．２３にナツト４を螺合させて各第
１基礎ブロツクＢ１及び第２基礎ブロツクＢ２と箱形ユ
ニットＵを連結することになる。

尚、第２基礎ブロツクＢ２は、第１図及び第７図に示す
ように箱形ユニットＵの継ぎ目が位置する部分に配設さ
れるので、各端部にそれぞれ二つづつ設けられているア
ンカーボルト２３．２３のうち一方を片側の箱形ユニッ
トＵの連結に使用し、他方をもう片側の箱形ユニットＵ
の連結に使用することになる。

このように、本実施例のユニット式建物の基礎は、第１
基礎ブロツクＢ１及び第２基礎ブロツクＢ２同士が、各
第１基礎ブロツクＢ１及び第２基礎ブロツクＢ２の側面
に突設されているアンカーボルト１４．２４にカップラ
ー３を螺合して連結されているので、箱形ユニットＵを
第１基礎ブロツクＢ１及び第２基礎ブロツクＢ２と連結
する際に、第１基礎ブロツク８１及び第２基礎ブロツク
Ｂ２がズレ動いたりすることがなく、作業が行い易い。

その結果、箱形ユニットＵを基礎に連結する作業を能率
的に行うことができるようになる。

また、実施例では、箱形ユニットＵを床梁５とジヨイン
トピース６が重なった硬い部分で第１基礎ブロツク８１
及び第２基礎ブロツクＢ２に連結できるように、各基礎
ブロックＥ３１．Ｂ２の両端部上面にアンカーボルト１
３．２３を突設したため、高い連結強度が得られる。

更に、本実施例の基礎にあっては、第１基礎ブロツク８
１及び第２基礎ブロツクＢ２の基部にフーチング１１，
２１が形成されているので、地震等による基礎の沈下を
防止することができる。

以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、具
体的な構成はこの実施例に限られるものではなく本発明
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明
に含まれる。

例えば、実施例では、箱形ユニットと連結するナツトを
螺合するためのアンカーボルトを、基礎ブロックの両端
部上面にそれぞれ一つづつあるいは二つづつ設けたが、
更に多数設けてもよい。

また、実施例では、他の基礎ブロックと連結するカップ
ラーを螺合するためのアンカーボルトを、基礎ブロック
の側面にそれぞれ二つづつあるいは四つづつ設けたが、
その数も実施例に限定されない。

（発明の効果）以上説明してきたように、本発明のユニット式建物の基
礎にあっては、基礎ブロックがズレ動かない状態で基礎
ブロックと箱形ユニットを連結することができるので、
箱形ユニットを基礎に連結する作業を能率的に行うこと
ができるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例のユニット式建物の基礎を示す斜
視図、第２図は第１基礎ブロツクを示す斜視図、第３図
は第２基礎ブロツクを示す斜視図、第４図は第１基礎ブ
ロツク同士の連結状態を示す斜視図、第５図は第２基礎
ブロツク同士の連結状態を示す斜視図、第６図は前記第
２基礎ブロツクと箱形ユニットの連結状態を示す断面図
、第７図は第６図のＶｌｌ　−Ｖｌ＋断面図である。Ｂ１・・・第１基礎ブロツクＢ２・・・第２基礎ブロツク１３．２３・・・アンカーボルト１４．２４・・・アンカーボルト３・・・カップラー４・・・ボルト

Claims

【特許請求の範囲】１）居室部分が複数の箱形ユニットで構成されるユニッ
ト式建物の基礎であって、前記箱形ユニットの幅に対応
した長さの複数の基礎ブロックにより構成されている基
礎において、前記各基礎ブロックの上面に、箱形ユニットと連結する
ナットを螺合するためのアンカーボルトが突設され、基
礎ブロック同士が、各基礎ブロックの側面に突設されて
いるアンカーボルトにカップラーを螺合して連結されて
いることを特徴とするユニット式建物の基礎。