JPH03235556A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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Publication number
JPH03235556A
JPH03235556A JP3170990A JP3170990A JPH03235556A JP H03235556 A JPH03235556 A JP H03235556A JP 3170990 A JP3170990 A JP 3170990A JP 3170990 A JP3170990 A JP 3170990A JP H03235556 A JPH03235556 A JP H03235556A
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JP
Japan
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keyboard
main body
display
recording
telephone
Prior art date
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Pending
Application number
JP3170990A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Yoshida
茂夫 吉田
Tadashi Inoue
直史 井上
Toshio Sugino
杉野 敏夫
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH03235556A publication Critical patent/JPH03235556A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、回線からの着信を報知する機能を有する通信
装置に関するものである。
〔従来技術〕
従来、この種の装置として、例えば電話機においては、
回線からの呼出信号(Ci倍信号によりリンガを鳴動さ
せて着信を報知する。そして、従来の電話機では、1種
類のリンガ音のみを発するか、あるいは数種類のあらか
じめ決まった音のうちの1つを操作者にあらかじめ選ば
せ、その音を発生していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、固定した音では電話機が多数存在する場
合に、どの電話機が鳴動しているか判別しにくいため、
操作者にとって使い勝手が悪いものであった。
また、リンガの鳴動信号(Ci倍信号は長さが短いため
、可変長の音でリンガ動作を行う場合に固定したデータ
の取扱をおこなうと、曲のデータによってリンガ動作が
うま(行かない場合が存在した。
〔課題を解決する為の手段及び作用〕
本発明では、可聴音を録音し録音内容を再生する録音再
生手段を設け、回線からの呼び出し信号に応じて録音内
容を再生することによって、オペレータが任意に設定し
た音又は音声により着信の報知を行うようにしたもので
ある。
゛(箪シ′ 〔実施例〕 「装置の概略構成」 第1図に本発明に基づく装置を用いたシステムの一例を
示す。プリンタM2O0は本装置M201にインターフ
ェイスケーブルにて接続されており、本装置からの信号
に基づいてプリントするものである。本装置は、大きく
わけて、本体ユニッhMl、デイスプレィユニットM2
、キーボードM3、ハンドセットユニットM4からなっ
ている。
本体ユニットMlは、第2図に示すように、底カバーM
S、本体カバーM6、上カバーM7によって構成されて
おり、その内部にCPUボードなどの制御回路M8、外
部インターフェイスM9、フロッピーディスクドライブ
MIO,ハードディスクドライブMl!、スピーカM1
2が配置されている。また、本体ユニットM1の奥側に
は、オプションとして原稿読取り手段(以下、スキャナ
という)M2Sが設置できる。
デイスプレィM2は、デイスプレィ後ろカバーM14、
デイスプレィ前カバーM15、バックライト付き液晶デ
イスプレィM16、デイスプレィ輝度コントラスト制御
基板M17、バックライトインバーターM18、タッチ
パネルM19からなっている。(第6図)キーボードM
3は、そのインターフェイスケーブルを本体カバーM6
中央部の穴M 6 aを通して(第2図)、本体内制御
回路M8に接続しである。また、ハンドセットM4は、
その置き台M81の一部が本体カバーM6の左方のスリ
ットM 6 cに差し込まれ、本体に対し固定されてお
り、電話線は本体左方のモジュラ−ジャックM21、M
22、M2Sにコネクトされ、前記制御回路M8と接続
している。
「本体ユニットの構造」 ■ 板金シャーシ内部 第2図(a)に示すように本体ユニットM1は、CPU
基板M24、NCU基板M 25、RP基板M26.5
csi基板M27、オプション基板M28、オプション
のハードディスクドライブMllが、板金シャーシM1
2を介して、本体カバーM6下方に固定され各基板、部
品は、底カバーM5を外すことによって簡単に取り外す
ことができる。底カバーM5は底モールドM29と底板
金M30から構成され、両者は熱カシメによって一体化
しである。底カバーM5を取り付けた状態では本体カバ
ーM6と底モールドM29が接触するが、底板金M30
は板金シャーシM12と0.5mmの隙間を保っている
。第2図(b)は−部所面図であって、底モールドM2
9には穴が7か所間いており、そこからねじを入れて底
板金M30と板金シャーシM12とを締結することによ
り底カバーM5の装着をする。その結果、板金シャーシ
M12と底板金M30とで上記基板類、ハードディスク
ドライブ(HDD)Mllなどをシールドすることがで
きノイズの発生を抑える効果がある。また、板金の0.
5mmの変形力によって、本体カバーM6と底モールド
M29とは互いに係合し、隙間なく合せられる。
■ 板金シャーシ周辺 板金シャーシM12上方には、フロッピーディスクドラ
イブMIO及び電源M32が固定されている。
これは板金シャーシM12内部の制御回路と電源を分離
し、互いのノイズの影響を少なくするためである。さら
に、本体後方には電源M32のACインレットM33、
電源スィッチM34が板金シャーシM12に取り付けら
れた板金M35に固定され、第4図に示すように本体カ
バーM6、底カバーM5の切り欠きから覗いている。底
板金M30の一部M36は本体カバーM6と前記板金M
35との隙間からACインレットM33のうえに回り込
んでおり、電源コードM37をACインレットM33に
差し込んだままでは底カバーM5を取り外せない構造に
なっている。
そのため、ユーザーやサービスマンが底カバーを開けて
オプションボードの交換やメンテナンスを行う場合に必
ず電源コードM37を抜くこととなり、安全に作業がで
きる。
■ 本体カバー 奥上方 第2図に示すように本体カバーM6上方にはオプション
のスキャナユニットM13、スピーカーM12が固定さ
れ、その接続コードは本体カバーM6、板金シャーシM
12の穴、切り欠きを通して、CPU基板M24と接続
している。さらに本体カバーM6の中央部左右にはデイ
スプレィのヒンジM38、M39が配置しである。この
ヒンジユニットM38はバネクラッチによる一方向摩擦
負荷手段で、第5図に示すようにデイスプレィ側には部
材M40が固定部材M41によって固定され、本体カバ
ーM6に板金M42によって取り付けられた軸受けM4
3が部材M40を支持している。部材M40と軸受けM
43の円筒外周にはコイルバネM44が図示方向に巻き
つけてあり、デイスプレィ開放方向にはバネが緩んで軽
(、閉じる方向にはバネがしまって重くなる。また部材
M40、軸受けM43は中空軸になっており、デイスプ
レィとCPU基板間の信号線を通している。
反対側のヒンジユニットM39も同様の構造で左右対称
になっている。この機構によって、回転による信号線の
移動を最小限にとどめながら、デイスプレィを開けると
きには軽く、閉めるときにはフリーストップの動作を可
能にし、ユーザがデイスプレィを閉めるときに指を挟む
などの危険を回避している。また右のヒンジM39には
デイスブIノイの開閉を検知するマイクロスイッチM4
4が配置され、ヒンジの部材M45に取り付けたアクチ
ュエータM46がマイクロスイッチM44をデイスプレ
ィの回転位置に応じてON、OFF L開閉状態を検知
する。
■ その池水体周辺 本体左側には、奥から、電話回線用、子電話用、水装置
専用ハンドセット用と3つのモジュラ−ジャックM21
. M22、M23が配置しである。
さらに、本体前方には(第3図)スライド機構によって
出し入れ可能なハンドルM47が支持されており、本装
置を移動しやすくしている。また、/SンドルM47は
2段階に引き出すことができる。第14図は第1のポジ
ションに引き出したときの様子を示した側面図であり、
キーボードが操作位置にあるとき、キーボードの先端付
近を支える位置である。また第15図は第2のポジショ
ンに引き出したときの様子を示した図であり、キーボー
ドの先端を支えながらハンドルM47がキーボード操作
のためのアームレストになる位置である。
M2S、M49はそれぞれ赤、緑のLEDであって、緑
はPOWERを、赤はスタンバイ状態、FAX受信など
の表示をするものである。
本体後方には(第4図)、後ろカバーM50を開けると
、5C5Iインタ一フエイスM51.プリンターインタ
ーフェイスM52、マウスインターフェイスM53、R
5232Cインタ一フエイスM54のコネクターがある
。また、M2Sは排気ファン、M2Sはその吸気口であ
る。
「デイスプレィユニットの構造」 第6図に示すようにデイスプレィ後ろカバーM14には
、バックライト液晶ユニットM16が固定され、その前
面にはタッチパネルM19が2 m mの薄いクツショ
ンM60を介して取り付けられている。
またその画脇にはデイスプレィ輝度コントラスト制御基
板M17、バックライトインバータM18が固定され前
述のヒンジユニットM38、M39からの信号線と接続
しである。さらに下方両端には前述のヒンジユニット部
材M40が固定部材M41によって固定され、デイスプ
レィがヒンジ回りに回転する。
デイスプレィ前カバーM15は、前記後ろカバーMl4
にたいしビス止めされており、その表示枠周囲の裏面に
張り付けた、緩衝部材M61で前記液晶デイスプレィM
16、タッチパネルM19を押さえ、液晶デイスプレィ
に対するタッチパネルのずれをなくしている。なお、デ
イスプレィ前カバーM15上方にある突起M62、M6
3は後述するキーボードM3の抜は防止のためのもので
ある。また、突起M62、M63のさらに外側にあるM
64、M2Sはデイスプレィのロックレバ−で、デイス
プレィを開けたときに本体カバーM6の角穴M66、M
67にはいって、レバーM64、M2Sを手前にスライ
ドすることでロックするものである。
第11図に示されるように、キーボードを収納し、デイ
スプレを閉じた際にタッチパネル面とキートップ面との
間には隙間があり、この隙間は奥側にいくほど広くなっ
ていて、この部分に給紙台ユニットが組み込まれている
。デイスプレィの両側はヒンジに近づくにつれて高くな
る土手M 15 aが形成されていて、閉じたときに前
述の隙間を埋めるようになっている。つまり、キートッ
プ面と本体の袖部分の上面とはほぼ同一面になっている
デイスプレィ側に土手を形成しない場合は、外観上の隙
間を埋めるために本体の袖部分を高(することになり、
キートップ面よりも袖部分が高(なり操作性が悪くなる
「キーボードユニットの構造」 第17図はキーボードM3が本体に収納された様子を本
体正面から見た図である。キーボードM3は、本体のく
ぼんだ部分M100に収納され本体収納面M101に設
けられたレールM102と両側面M103にガイドされ
て、前方に移動し、取り出せる。両側面のガイドM10
3は、さらに詳しくは図に示すように突起面M104が
形成されていて、キーボードM3の下側の稜部M105
に接し、キーボードの出し入れによって生じる傷が目立
ちに(い位置にできるよう工夫されている。
第8図、および第9図はキーボードM3が本体収納面上
にあるときの様子を側面から見た図である。
キーボード裏面には2か所の窪みM2O3、M2O3が
設けられていて、レールM102に設けられた突起M1
08との係合により、2つのポジションで安定する。M
l31はゴム足である。キーボード側を突起にしていな
いので、ゴム足を高くする必要はない。係合する部分は
本体の先端付近であり、キーボードの自由度も高く、手
で簡単に持ち上げることもできるのでキーボードの移動
はスムーズに行える。
第1のポジションは収納ポジションであり、第8因に示
されるように、突起M108に窪みM2O3がはまった
位置であり、キーボード前端が本体前端と揃う位置であ
る。キーボードが収納位置にあるとき給紙台ユニットに
よりもっとも奥に位置するファンクションキーが隠され
ていて、タッチパネルに指で触れるさいに、手がキーに
触れるのを防止している。
第2のポジションは操作ポジションであり、第9図に示
されるように、突起M108に窪みM2O3がはまった
位置である。このとき給紙台ユニットM31に隠れてい
たファンクションキーが現れて全キーが操作できる。ま
た操作ポジションでは安定性が増すように窪みM2O3
は深(、収納ポジションでは取り出しが滑らかに行える
ように窪みM2O3は浅く形成されている。またキーボ
ード後部は給紙台ユニットの下にあり、キーボードM3
の後部に設けられた突起M109が給紙台ユニットの下
面に接触しキー操作の際の浮きが防がれる。また、給紙
台ユニットは本体に着脱可能に取り付けられていて、無
理な力が加えられたときに外れるようになっている。こ
れにより、例えばキーボードの一部が給紙台ユニットの
下にある時に、キーボードをつかんで上に持ち上げよう
として給紙台ユニットが壊れるのを防ぐことができ、ま
た、ケーブルの収納状態が悪くキーボードと給紙台ユニ
ットとの間にケーブルが挟まりキーボードの取り出しが
出来なくなったときにこれを解除することができる。
第1θ図にキーボードM3の背面斜視図を示す。
キーボードM3の上面手前側には窪みMl 13、Ml
14があり、デイスプレィを閉じたときにデイスブレイ
の突起M62、M2Sが嵌まりキーボードが収納位置で
保持される。第11図はデイスプレィを閉じたときの様
子を示している。
窪みM113、M114は操作感、外観を損なわないよ
うに小さ(浅いが、キーボード底面の窪みと、上面の窪
みに上下からはさむ形で突起がはまっているので保持力
は高い。
くケーブル〉 第10図(a)を参照してケーブルの収納について説明
する。ケーブルM115はキーボードM3の背面から上
面にかけて設けられた溝に収納されている。上面の溝は
3分の2付近まで形成されていて、すなわちケーブルM
 l 1.5は溝の終端MIIOまで固定されている。
図に示されるように、キーボードを引き出したときはケ
ーブルM115は(イ)の位置にありキーボードが本体
に収納されたとき、二点鎖線(ロ)で示されるようにU
字型にキーボード背面に納まる。また、この位置で固定
されているときキーボードを本体手前下に降ろすことが
できる。ケーブルはこのほか溝が切り欠かれた部分Mi
ll、あるいはツメM112の位置など数カ所で固定で
きるようになっていて、もっとも伸ばしたとき70セン
チ程になり、キーボードを膝のうえに載せて使うことが
できる。
キーボードは本体に収納されるとき、背面側から押し込
まれるが、第9図に示されるように、給紙台ユニットM
31の下にもぐり込む形になるので、上面のケーブルが
溝から浮いているとケーブルが詰まり、キーボードが動
かなくなるという事故を招(。これに対し、背面側は浮
いていても押込まれるので心配がない。本装置では、頻
繁に必要とされるケーブルの長さだけ上面に収納し、そ
れ以上の長さのケーブルは背面に収納しである。
また、キーボードのケースは、第10図(a)に示され
るように上ケースM132と下ケースM133の二分割
になっていて、背面の溝は上下で作られている。断面図
を第10図(b)に示す。下ケースM133側に少し窪
みを付け、上ケースM132で押えるという単純な構造
でケーブルを保持でき、さらにツメM112を設けるだ
けで保持力の強い部分を簡単に作れる。
くエジェクタ〉 キーボードM3は本体に設けられたエジェクタユニット
M117により収納位置から操作位置に向かって押し出
される。エジェクタガイドI・の構成図を第12図に示
す。背面側から見た図であり、第10図に対応して描か
れている。
エジェクタユニットM117は、キーボード押し出し方
向にバネM118、M119によって付勢されたエジェ
クタM120と、エジェクタM120のスライド運動を
案内するエジェクタガイドM121と、エジェクタM1
20を保持、開放するラッチM122とから成る。キー
ボードM3の背面に設けられた突起M116はエジェク
タM120に相対していて、キーボードを収納方向に押
し込む動きに連動して、突起M116がエジェクタM1
20をラッチ側に押し込み、開放状態にあったエジェク
タM120はラッチM122に保持される。再度キーボ
ードを収納方向に押し込むと、これに連動してエジェク
タが開放され、バネM118、M119の力でエジェク
タM120が移動しキーボードM3を押し出す。エジェ
クタガイドM121には斜面M123が形成されていて
、これに対応してキーボード裏面がえぐられている。
これにより、ケーブルが斜面に沿って持ち上げられ突起
を越えるので、突起とエジェクタの間にケーブルが挟ま
ることがない。
第13図を用いて詳しく説明する。これはキーボードM
3とエジェクタガイドM121との関係を表わす側面図
である。キーボードが収納されるまでの動作を上から順
に(A、 ”)〜(D)で表わしである。
(A)キーボード背面の突起M116がエジェクタM1
20に近づくとき突起Ml16とエジェクタM120の
間にケーブルM115がある。
(B)突起M116はケーブルM115をはさんだまま
エジェクタM120を押していく。
(C)ケーブルM115は斜面M123に沿って次第に
上に持ち上げられる。
(D)ケーブルM115が斜面M123に沿って持ち上
げられ突起M120を越え、突起M116とエジェクタ
M120が正しく接触しエジェクタM120が正規の位
置まで押し込まれる。
「ハンドセットの構造」 第19図にハンドセットユニットM4を示す。
M81は上カバーM82と下カバーM83からなるハン
ドセット置台で、この置台M81は本体に接続するコネ
クタM84を有した電話線M85を備えている。MB2
はハンドセット置台M81に電話線M87で接続された
ハンドセットである。置台M81には本体に結合するた
めの置台固定体M88が置台M81の外形状の一部を形
成するように回動並びに摺動可能に設けられ、回動並び
に摺動時に固定体M88は一点鎖線の如く一端固定部M
 88 aを突出させる。
ここで第20図はハンドセット置台M81を分解して示
すもので、M82、MB2並びにM2Sは第19図に示
す上カバー、下カバー並びに置台固定体である。下カバ
ーM83内には電話線M85及びMg2を2個のモジュ
ラ−ジャックJ0、J2によって中継された中継ケーブ
ルM89が配設されている。
そして置台固定M88は下カバーM83の底面及び側面
の一部を形成するような形状に構成され、下カバーM8
3の底面の一部を形成する置台固定体M88の一端は固
定部M 88 aを形成し、この固定部M 88 aの
先端には2つの鍵状の溝M 90 a 、 M 90 
bが並設されている。この置台固定体M88の両側には
折曲片M88b、M88cが形成され、前記下カバーM
83の側面の一部を形成する他端M88d側の折曲片M
88b、%M88cには長穴M92a、M92bが形成
され、この長穴M92a、M92bには下カバーM83
に取付けられた取付片M97aSM97bからの軸M 
93 a 。
M93bが挿入されている。これにより置台固定体M8
8は第21図に示すようにQ方向に回動可能であり、回
動度、P方向にスライド可能となっている。
また、M 96 a SM 96 bは折曲片M 88
 b XM 88 cに設けられた突き当て部で、第2
2図に示す如(本体に結合時に本体カバーM6の外壁に
突き当たる部分である。
この固定部M 88 aは第22図、第23図に示す如
く本体カバーM6の結合部M100aに結合され、固定
部M 88 aの先端の溝M 90 a 、、M 90
 bが軸M101に係止されるようになっている。M2
O3はハンドセット置台M81側からのコネクタM84
を接続するための本体側のコネクタである。
次に上記構成の動作を説明する。
最初に置台固定体M88がハンドセット置台M81の下
ケースM83の外形状の一部を形成している第21図の
実線で示す状態から説明する。この状態ではハンドセッ
ト置台M81を本体カバーM6の結合部M I OOa
に結合することは不可能な状態となっており、置台M8
1からの電話線M85のコネクタM84を本体側のモジ
ュラ−ジャックM23に接続されているだけで、ハンド
セット置台M81は本体に対し離間しており自由な位置
をとることができるようになっている。この時の全体の
状態を第3図に示す。
次にハンドセット置台M81を本体に結合する場合につ
いて説明する。
置台固定体M88を長穴M92a、M92bにより軸M
 93 a 、 M 93 bを中心として第21図に
示す収納状態から矢印Q方向に上カバーM82に当接す
るまで回動し1、突き当て部M 96 a 、 M 9
6 bの位置が第21図の二点鎖線Aに位置する。そし
て置台固定部材M88の先端固定部M 88 aを矢印
P方向に長穴M92a、、M92bの距離だけスライド
させ、突き当て部M96a、M96bの位置を第21図
の二点鎖線Bに位置させる。
そして、置台固定体M88の固定部M 88 aを本体
カバーM6の結合部M 100 aに突き当て部M96
が本体カバーM6の外形状に当たるまで挿入し、固定部
M88aの先端の鍵形状の溝M90a、90bに結合部
M 80 aのM80bを嵌め込み、溝M90aSM9
0bを軸M80bに係合させれば固定部M 88 aが
本体にブロックされ、ハンドセットM86を備えたハン
ドセット置台M81は第22図、第23図に示すよう本
体に結合される。この時、ハンドセット置台M81は固
定端M 88 aの先端溝M90a、M90bと本体側
の軸M80bとの係合部、本体カバーM6の外壁に突き
当たる突き当て部M96a、 M96b、軸M 93 
a 。
M93b、上カバーM82と接触する固定部M 88 
aの基部の保持部分により立体的に強固に本体に保持さ
れるものである。この上カバーM82と接触する固定部
M 88 aの基部の部分の面積が置台固定体M88を
矢印P方向にスライドさせることにより増大し、置台M
81を本体に非常に強固に保持させることができるもの
である。また本体カバーM6内に設けた板バネM79に
よって固定端M 88 aを本体カバーM6に押さえつ
け、ハンドセット置台M 81 a本体に対するガタを
解消している。このようにして結合された置台M81と
本体全体の状態を第4図に示す。
これてハンドセット置台M81が本体に一体に設けられ
た場合同様に使用できるものである。次にハンドセット
置台M81を本体から第3図に示すように離間させて再
度独立した状態とする場合について説明する。
固定部M 88 aの溝M90a、M90bによる結合
部M 80 aの軸M80bとの係合を解除して固定部
M 88 aを本体カバーM6の結合部M 80 aか
ら抜き取る。そして置台固定体M88はその突き当て部
M96aSM96bの位置を第21図の二点鎖線Bから
二点鎖線Aの位置まで移動するように置台固定体M88
の固定部M 88 aを矢印P方向とは逆方向にスライ
ドさせ、それから置台固定体M88を矢印Q方向とは逆
方向に回動させて置台固定88を第21図に示す収納状
態とするものである。
「スキャナユニットの構造」 スキャナユニットM13は本体後方にあって、デイスプ
レィヒンジ下方と本体ユニットM1との隙間を給紙口と
している。給紙部には原稿のガイド手段を備えた給紙台
ユニットM31が本体カバーM6の4か所の穴M6b 
(第2図参照)にたいしてはめこまれている。このユニ
ットM31はスキャナがないモデルのときは原稿ガイド
のないユニットを取付けるため、スナップヒツトによっ
て容易に着脱可能である。また、キーボードM3の扱い
方によって本ユニットに大きな力が加わったときのセー
フティー手段としても有効である。第16図にスキャナ
ユニットの断面図を示す。図示のように、本スキャナユ
ニットは分離ローラーM222、分離パッドM223、
搬送ローラ一対M224、M225、読取りセンサM2
26、読取りプラテンローラーM227、排紙ローラ一
対M230、M2B5で構成されている。
原稿をFAXする場合などには、ユーザーは先ず給紙台
ユニットM31に原稿をセットする。ここで分離ローラ
ーM222直前には原稿検知センサM234があって、
挿入を検知すると、CPU基板M24上の制御回路は不
図示の給紙モーターを駆動し分離ローラーM222を回
転させる。分離ローラーM222は分離パッドM223
との間の摩擦力によって下の1枚を分離し、原稿端セン
サM235まで送り停止する。ユーザーがタッチパネル
からFAX送信やコピー命令等を出すと、制御部は不図
示の給紙モーター、搬送モーターを駆動し搬送ローラ一
対M224、M225に加えられるまで紙を送り、その
後給紙モーターを停止させ、2枚目以降の紙を送らない
ようにしながら1枚目の紙を読取りセンサM226上方
の読取り部に搬送する。読取りセンサM226、読取り
プラテンローラーM227間に搬送された原稿の画像情
報は周知の光電変換によって電気的に読取られ、制御回
路に送信される。1枚目の原稿は順次搬送ローラM22
4によって送られながら電気的に読取られ、次の排紙ロ
ーラ一対M230、M2B5によって本体後方に備えら
れたトレイM236上に排紙される。以下、2枚目以降
も同様な動作にて読取り、排紙される。
以上、説明した各ユニットによって、本装置は構成され
ている。
「プリンタの概略」 第24図は第1因に示したプリンタM2O0の内部の構
成例を示す。
ここで9は第25図につき詳述するインクジェット記録
ヘッドを有したヘッドカートリッジ、11はこれを搭載
して図中S方向に走査するためのキャリッジである。1
3はヘッドカートリッジ9をキャリッジ11に取付ける
ためのフック、15はフック13を操作するためのレバ
ーである。このレバー15には、後述するカバーに設け
られた目盛を指示してヘッドカートリッジの記録ヘッド
による印字位置や設定位置等を読取り可能とするための
マーカl7が設けられている。19はヘッドカートリッ
ジ9に対する電気接続部を支持する支持板である。21
はその電気接続部と本体制御部とを接続するためのフレ
キシブルケーブルである。
33は、キャリッジ11をS方向に案内するためのガイ
ド軸であり、キャリッジ11の軸受25に挿通されてい
る。27はキャリッジ11が固着され、これをS方向に
移動させるための動力を伝達するタイミングベルトであ
り、装置両側部に配置されたプーリ29A、29Bに張
架されている。一方のプーリ29Bには、ギヤ等の伝導
機構を介してキャリッジモータ31より駆動力が伝達さ
れる。
23は紙等の記録媒体(以下記録紙ともいう)の被記録
面を規制するとともに記録等に際してこれを搬送するた
めのプラテンローラであり、搬送モータ35によって駆
動される。37は記録媒体を給紙トレー4側より記録位
置に導(ためのペーパーパン、39は記録媒体の送給経
路途中に配設されて記録媒体をプラテンローラ33に向
けて押圧し、これを搬送するためのフィードローラであ
る。41は記録媒体搬送方向上、記録位置より下流側に
配置され、記録媒体を不図示の排紙口へ向けて排紙する
ための排紙ローラである。42は排紙ローラ41に対応
して設けられる拍車であり、記録媒体を介してローラ4
1を押圧し、排紙ローラ41による記録′媒体の搬送力
を生じさせる。43は記録媒体のセット等に際してフィ
ードローラ39、押さえ板45、拍車42それぞれの付
勢を解除するための解除レバーである。
45は記録位置近傍において記録媒体の浮上り等を抑制
し、プラテンローラ33に対する密着状態を確保するた
めの押え板である。零個においては、記録ヘッドとして
インク吐出を行うことにより記録を行うインクジェット
記録ヘッドを採用している。
従って記録ヘッドのインク吐出口形成面と記録媒体の被
記録面との距離は比較的微少であり、かつ記録媒体と吐
出口形成面との接触を避けるべ(その間隔が厳しく管理
されなければならないので、押え板45の配設が有効で
ある。
51はホームポジションにおいて記録ヘッドのインク吐
出口形成面と対向するゴム等の弾性材料で形成したキャ
ップであり、記録ヘッドに対し当接/離脱が可能に支持
されている。このキャップ51は、非記録時等の記録ヘ
ッドの保護や、記録ヘッドの吐出回復処理に際して用い
られる。吐出回復処理とは、インク吐出口内方に設けら
れてインク吐出のために利用されるエネルギ発生素子を
駆動することにより全吐出口からインクを吐出させ、こ
れによって気泡や塵埃、増粘して記録に適さなくなった
インク等の吐出不良要因を除去する処理(予備吐出)や
、これとは別に吐出口よりインクを強制的に排出させる
ことにより吐出不良要因を除去する処理である。
53はインクの強制排出のために吸引力を作用するとと
もに、かかる強制排出による吐出回復処理や予備吐出に
よる吐出回復処理に際してキャップ51に受容されたイ
ンクを吸引するために用いられるポンプである。55は
このポンプ53によって吸引された廃インクを貯留する
ための廃インクタンク、57はポンプ53と廃インクタ
ンク55とを連通するチューブである。
59は記録ヘッドの吐出口形成面のワイピングを行うた
めのブレードであり、記録ヘッド側に突出してヘッド移
動の過程でワイピングを行うための位置と、吐出口形成
面に係合しない後退位置とに移動可能に支持されている
。61はモータ、63はモータ61から動力の伝達を受
けてポンプ53の駆動およびキャップ51やブレード5
9の移動をそれぞれ行わせるためのカム装置である。
次に、上述したヘッドカートリッジ9の詳細について説
明する。
第25図は本発明で使用されるプリンターの記録手段と
して用いられるヘッドカートリッジの斜視図を示し、イ
ンク供給源たるインク収容部を一体としたディスポーザ
ブルタイプのものとしである。
このカートリッジの記録ヘッド部IJHは、Si基板上
に電気熱変換素子(吐出ヒータ)と、これに電力を供給
するAI!等の配線とが成膜技術により形成されて成る
ヒータボード(不図示)を備えている。
記録ヘッドIJHは、供給タンクを備え、インク供給源
をなすインク貯留部ITからインク供給を受け、ヒータ
ボードと天板との接合により形成される共通液室にイン
クを導くサブタンクとして機能する。
インク貯留部ITには、インクを含浸させるための吸収
体が内在されており、インクタンク本体9b内に配置さ
れる。
1400はカートリッジ内部を大気に連通ずるために蓋
部材に設けた大気連通口である。大気連通口1400の
内方には撥液材が配置されており、これにより大気連通
口1400からのインク漏洩が防止される。
そして、インクはカートリッジ内部より供給口から記録
ヘッドを構成する供給タンク内に供給され、その内部を
通った後、導出口より適宜の供給管および天板のインク
導入口を介して共通液室内へと流入する。
そして、所定の記録信号に基づき、吐出ヒータを発熱さ
せその熱エネルギーを利用してインクを吐出し所望の記
録画像を得る。
なお、このプリンターは、前述のようにインクジェット
記録方式の中でもバブルジェット方式の記録ヘッド、記
録装置を使用したものである。かかる方式によれば記録
の高密度化、高精細化が達成できる。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許
第4723129号明細書、同第4740796号明細
書に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好
ましい。この方式は所謂オンデマンド型、コンティニュ
アス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマ
ンド型の場合には、液体(インク)が保持されているシ
ートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、
記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇
を与える少な(とも1つの駆動信号を印加することによ
って、電気熱変換体に熱エネルギを発生せしめ、記録ヘ
ッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆
動信号に一対一で対応した液体(インク)内の気泡を形
成できるので有効である。この気泡の成長、収縮により
吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少な
くとも1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状
とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるで、特
に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、よ
り好ましい。このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。なお
、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第
4313124号明細書に記載されている条件を採用す
ると、さらに優れた記録を行うことができる。
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示され
ているような吐出口、液路、電気熱変換体の組合せ構成
(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用部が屈
曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第
4558333号明細書、米国特許第4459600号
明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9123670号公報や熱エネルギの圧力波を吸収する
開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59−
138461号公報に基いた構成とすることもできる。
すなわち、記録ヘッドの形態がどのようなものであって
も、記録を確実に効率よ(行いうるからである。
さらに、記録装置が記録できる記録媒体の最大幅に対応
した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドに対し
ても本発明は有効に適用できる。そのような記録ヘッド
としては、複数記録ヘッドの組合せによってその長さを
満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドと
しての構成のいずれでもよい。加えて、上側のようなシ
リアルタイプのものでも装置本体に装着されることで、
装置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供
給が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、
あるいは記録ヘッド自体に一体的に設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドを用いることも可能であり、本
例ではカートリッジタイプのものの例を示した。
また、記録装置の構成として設けられる、記録ヘッドに
対しての回復手段、予備的な補助手段等を付加すること
は本発明の効果を一層安定できるので、好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或は吸引
手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或はこれ
らの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは別の吐出
を行なう予備吐出モードを行なうことも安定した記録を
行なうために有効である。
また、搭載される記録ヘッドの種類ないし個数について
も、例えば単色のインクに対応して1個のみが設けられ
たものの他、記録色や濃度を異にする複数のインクに対
応して複数個数設けられるものであってもよい。
スキャナユニットの紙搬送路上部は紙搬送ジャムの解除
のために、軸M128を支点に回転して開く。開いた様
子を第17図に示す。分離バット23、搬送ローラ25
、読み取りプランテンローラ27、および排紙ローラ3
1を含んだ上部が取り去られることにより、搬送面が現
われ、ジャム解除が簡単に行なえる。上部を開(際には
、開閉つまみM124に手を掛けて開く。開閉つまみM
124は通常は第16図中に示される(イ)の位置にあ
り、スキャナユニット上部を開くときに(ロ)の位置に
して用いる。閉つまみM124は、軸M125の回りに
回転自在に取り付けられており、開閉つまみM124の
動きに連動して軸M126の回りに回転するバネM12
7との関係により、(イ)と(ロ)の位置の二か所で安
定する。このように開閉つまみM124は通常(イ)の
位置にあり、このとき外観と一体的で、すっきりとした
デザインになっていて、ジャム解除の際には(ロ)の位
置にすることで、手が掛けやすく簡単に上部を開けるこ
とが可能となる。第16図(b)は(ロ)の位置での開
閉つまみM124の斜視図である。
また、開閉つまみM124は、デイスプレィM2の角度
調整用ストッパーも兼ねている。第18図を用いて説明
する。デイスプレィM2はもっとも大きく開いたとき、
図中(ハ)の位置にあるが、このときデイスプレィの面
M129が本体側の本体上カバーM7突起M130に当
接している。よく一般に回転ヒンジの摩擦を利用してデ
イスプレィイの角度を無段階的に調整可能にするが、本
装置のようにタッチパネルを押圧操作する場合はその保
持力が問題になる。そこで、本装置は開閉つまみM12
4を用いて図中(ニ)の位置を提供してる。つまり、開
閉つまみM124を第16図(a)の(ロ)の位置にし
たときは、開閉つまみM124の端部にデイスプレィM
2の背面が当接し、デイスプレィM2が第18図中(ニ
)の位置に保たれる。
「基本回路構成」 第26図は、本実施例の基本回路構成を示したブロック
図である。
以下、第26図の各部について説明する。
ElはCPUであり、本システム全体の制御および演算
を行なう役割を持つ。基本動作周波数10MHzである
。E2はコンタクトセンサであり、画像を電気信号に変
換する。前述のとおり、本体後部上面内部に装備してい
る。光源はLEDであり、解像度は200dpiである
。スキャナコントローラE3と組み合わせることにより
、イメージを2値、誤差拡散法で読み取ることができる
。E3はスキャナコントローラであり、スキャナ部全体
のメカ制御および駆動、2値/中間調(誤差拡散法)等
の画像読み取りを行なう。
E4はプリンタである。本実施例においてプリンタは別
置きであり、ソフトウェアによってプリンタの選択が可
能である。インクジェットプリンタの一方式であるバブ
ルジェット(BJ)プリンタ、熱転写プリンタ、レーザ
ービームプリンタ(LBP)等、様々なニーズに応える
ことができる。本機内部では200dpiの解像度を使
用しているが、次項プリンタ コントローラE5によっ
て密度変換を行なっているために360dpiのプリン
タを使用できる。E5はプリンタ コントローラであり
、I10コントローラE・9より来る画像データをパラ
レル信号に変換し、プリンタ インターフェースを通じ
てプリンタE4に送る役割を果す。なお、画像の縦横変
換は本プリンタ コントローラE5にて行なう。
また、内部の標準密度である200dpiから360c
piに変換するために密度変換(伸長→補間→圧縮)を
行なっている。
E6はタッチパネルであり、使用者からの指示を入力す
るために用いる。本機では、見やすさを向上させるため
にソングレア処理を施しである。タッチパネルとしての
形式は導伝薄膜方式のアナログタイプ(抵抗分割型)で
あり、得られたデータをI10コントローラE9でA/
D変換して使用している。また、ホットキーと呼ばれる
特殊な印刷が施されている。これは、タッチパネル上の
ある特定の部分にその機能を表す特別な印刷をしておき
、ユーザがその部分をタッチすることによって、どのよ
うな処理を行なっていても無条件にその特別な機能を実
行するものである。例えば、「電話」i”FAXJなど
、いつでも急に必要になるものを印刷しておき、前述の
処理を行なうことによってユーザの操作性を向上させて
いる。本実施例によるタッチ可能領域は23!5mmX
146mmである。
E7は10キーであり、数字等を入力するために用いる
。キーボードE8に接続して用いる。0〜9、カーソル
および、−改行キーなどがあり、数字データの入力能率
向上のために用いる。E8はキーボードであり、ワード
プロセッサ等のデータを入力するために用いる。本キー
ボードはワードプロセッサ内蔵型のものである。また、
前述のとおり、本体に収納可能な分離型であるが、本体
内に内蔵した形のままでも使用可能である。接続方式と
してはワイヤード接続であり、配置は旧JIS配列とな
っている。
E9はI10コントローラであり、メモリ以外の標準1
0の制御を行なう。すなわち、CPUEIよりアドレス
、データ、制御情報をもらい、これらをフロッピーディ
スク コントローラE12、リアルタイム クロックE
14、ハードディスク コントローラE17、置−FA
X・音源コントローラE23に渡すために、8ビット/
16ビツトのバス変換、アドレスデコードを行なう。ま
た、スキャナ コントローラE3やプリンタ コントロ
ーラE5にデータを渡すためのバス制御(DMA制御等
)も合わせて行なっている。さらに、タッチパネルE6
より得られたデータをA/D変換してCPUEIに渡す
役割も果す。また、キーボードE8からのシリアルデー
タをパラレルに変換する。さらに、マウスEIOからの
データをデコードし、X偏移、Y偏移、押しボタンの状
態およびこれらのインタラブド制御情報に変える。
マウスEIOは本体後部に専用コネクタがあり、メカニ
カルタイプのマウスを接続することによって、タッチパ
ネルと並ぶポインティグデバイスとして使用可能である
。Ellは1.6M/IMの両用タイプのフロッピーデ
ィスク ドライブである。1Mタイプ時には、フォーマ
容量720KB  512Bセクタ 9セクタ/トラツ
ク 80トラツク×2であり、1.6Mタイプ時にはフ
ォーマット容量1.2MB  1024Bセクタ 8セ
クタ/トラツク 77トラツク×2である。E12はフ
ロッピーディスク コントローラである。フロッピーデ
ィスク上の情報とデジタルデータの相互変換、また、シ
ーク等のメカ制御を行なう。
E13はリアルタイムクロックE14をバックアップす
るための電池である。円形のリチウム電池であり、電源
ブロックの中に位置する。E14はリアルタイムクロッ
クである。電源ON時にはシステム全体の電源ブロック
より電源を供給され、電源OFF時には電池E13より
供給されて時計データのバックアップを行なう。
E15は5C8Iインターフエースである。端子が本装
置外部に出ており、コネクタで接続することによって、
5C8Iインターフエース装置の機器を使用できる。E
16はハードディスクドライブである。
40MBの容量を持ち、本装置内部に実装される。
E17ハードデイスクコントローラは、ハードディスク
ドライブE16とは5CSI信号で接続される。
使用状況によりバーディスクファンE41の制御が行な
われ、またコマンドによりスピンドルモータを停止させ
ることができる。E18はスピーカであり、置−FAX
・音源コントローラE23による音声、音楽、信号等を
再生する場合に使用する。El9は排気用のファンであ
る。本装置全体が待機状態になったとき、ファンを停止
させて騒音、および消費電力を低減させる。
R20はR8232Cインターフエースである。コネク
タが機器外部に出ており、モデム等のシリアル・インタ
ーフェースを持つ機器とケーブル接続することによって
使用可能となる。R21は公衆回線であり、外部フアク
ス、電話等を結ぶために使用する。R22はNCUであ
り、電話、ファクスの電圧変換等の回線制御を行なう。
通話路数は1つであり、AA、MA、AMSMMのいず
れの形式でも可能である。また、パルスダイヤル(10
/20pps)、トーンダイヤルを使うことができる。
子電話E24、ハンドセットE25とはモジュラジャッ
クにて接続される。本NCUE22は子電話E24、ハ
ンドセットE25、に対してともにリンガ オフ機能を
持っている。本NCU  R22、公衆回線E21、子
電話E22、ハンドセットE25の接続に関しては第2
7図において詳しく解説を行なう。
R23は置−FAX・音源コントローラであり、電話、
FAXの総合制御、またADPCM、FM音源等の音源
コントロールを行なう。ADPCMはサンプリング周波
数として3.9.5.2.7.8の3つの周波数が選択
可能である。また、FM音源はメロデイ11音同時発音
、またはメロディ5音、リズム6音の同時発音が可能で
ある。またPBレシーバの機能があり、回線上から送出
されたトーン信号を認識することができる。さらにスピ
ーカE18のためにアンプ部分もあり、ソフトウェアに
て8段階のレベル可変を行なうことができる。
R24は子電話である。親機から離れた所において電話
の着信や送出、ファクスの転送のために使用する。R2
5はハンドセットである。本ハンドセットは、ダイヤル
ボタン、フックボタン等を持つ電話機である。従って1
0pps/20ppsのダイヤル機能やトーンダイヤル
、リンが機能がある。本ハンドセットE25は本機器の
脇に置き、通常の電話に使用する他、ADPCM回路へ
の入力にも使用する本ハンドセットE25を持ち上げる
ことにより、どのようなアプリケーションを使用してい
ても電話使用画面になる。
R26は1200/300BAUDの非同期通信モデム
(CCITT  V、21、■、22規格)である。本
モデムボードを対応するコネクタに挿入することによっ
て、電話/フアクス共用の公衆回線E14をパソコン通
信としても使用できるようになる。また、本モデムE2
6を動作させるためにシリアルインターフェースが必要
であるが、これはRSインターフェースE20と共用し
ており、置、FAX音源コントローラE23内部で切り
換えている。動作モードはオリジネート/アンサ/オー
トであり、ATコマンドに準拠したコマンドで操作が可
能である。
R27はフアクスモデムである。G3、G2に対応し、
半2重通信方式でCCITTV、29、V、27ter
T、30、V、21チヤンネル2、T、4.7.3をサ
ポートシティる。R28はI10バスである。本システ
ムはI10バスとDRAMバス、ROMバスを分離する
ことにより、高速性とバスの簡素化を達成している。す
なわち、バスバッファを低減化し、DRAMのリフレッ
シュ時もROM、I10バスを動かすことによって性能
を上げている。
R29は本機器のROMである。512K X 8bi
tsの4Mビット マスクROMを8個使用している。
本装置全体の制御用プログラム(マネージャ、ドライバ
、DO81アプリケーション)やフォント、辞書等のデ
ータを記憶している。アクセス スピード200nse
cのものを選ぶことによりCPU  Elをウェイトで
動作させることができる。
R30はRAMであり、本装置全体のデータ、プログラ
ムを記憶するために使用する。本機器では標準状態で1
Mビット ダイナミックRAMを8個使用しており、最
大24個まで拡張可能である。すなわち、この時の容量
は3Mバイトとなる。アクセススピード1oOnsec
のものを使用することにより、CPU  Elをノーウ
ェイトで動作させることが可能である。また、このダイ
ナミックRAMのリフレッシュはシステムコントローラ
E31により、水平帰線時間に行なわれる。
R31はシステム コントローラであり、本システム全
体の制御を行なっている。具体的には、ダイナミックR
AMのリフレッシュ制御、アドレス・マツピング、ソフ
トウェアによるウェイトコントロール、各種制御信号の
生成、DMA制御を行なっている。また、クロック発振
回路を持ち、システム全体に基本クロックを供給してい
る。
E32はV RA、 Mであり、画像信号を記憶する役
割を持つ。実際にはデュアルポートRAMと呼ばれる2
ポートメモリを使用しており、CPUEl側からのアク
セスとCRTコントローラE33がらのアクセスが同時
に行なえるために高速な画像表示が可能テアル。このV
RAMもRAM  E30と同様にアクセススピードが
100nsecのものを選ぶことによりCPU  El
をノーウェイトで動作させることが可能であり、またリ
フレッシュ動作もシステムコントローラE31によって
行なわれる。E33はデイスプレィコントローラである
。CPU  ElによりVRAM  E32に書かれた
画像を読み出し、液晶用信号に変換する役割を持つ。カ
ーソルやウィンドウをVRAM  E32より読みだし
た映像信号と合成して表示するために専用のウィンドウ
メモリE34を持つ。また、階調表示のための専用のメ
モリとして、階調メモリE37を持つ。さらに、作業用
のバッファとしてE36変換用メモリをもつ。本コント
ローラから出力された信号は液晶デイスプレィE35に
送られ、映像を表示する。
E34はウィンドウメモリである。カーソルやウィンド
ウを表示するための画像を記憶する。E35は640X
400ドツト、冷陰極管によるバックライト付きのブル
ーモードの液晶デイスプレィであり、本装置の様々な表
示(メインメニュー、アプリケーション、時計、月日、
キーボードのステータス、道具箱)を行なう。この液晶
デイスプレィE35はタッチパネルE6と重ねて置かれ
ており、使用者はこの表示を見てタッチパネルE6を触
ることにより、本装置の制御ソフI・であるマネージャ
に様々な指示を与える。この液晶デイスプレィとタッチ
パネルE6の位置、さらにタッチパネルE6の精度によ
り、タッチパネルE6を押しても正しい位置を指示でき
ないことがあるために、タッチパネルE6から得られる
データについて可変抵抗を用いて調整を行なっている。
また、画像を水平面において3分割表示を行なったり、
表示スタートアドレスを可変にしである。なお、液晶デ
イスプレィのコントラスト、バックライトの輝度は、と
もにデイスプレィ コントローラE33の中の独立の可
変抵抗にて調整可能である。
E36はデイスプレィに関する様々な作業用バッファで
ある。E37は階調表示用のメモリである。
本装置の場合、通常の信号が階調表示されることはなく
、拡張スロットE43からのデータを用いることにより
、階調表示が行なわれる。E38はEEPROMである
。システムの各種情報(接続機器の状態、電話関係の細
かい設定、メモリの使用状態等)を記憶して、電源OF
F時のバックアップを行なう。EEPROMのため、バ
ックアップ用の電源は必要としない。これらのデータは
拡張バスコントローラE39を通じてCPU  Elと
データのやりとりを行なう。
E39は拡張バスコントローラである。拡張スロットE
43のための様々な制御やEEPROM  E38、L
ED  E40表示開閉スイスイッチ1、ハードディス
クファンE42等の周辺の10の制御を行なっている。
E40は赤と緑の2つのLEDであり、CPU  El
からの指示により0N10FFをすることができる。
例えば、留守中ファクシミリや電話の状態をしめずラン
プとしても使用可能である。E41は表示部開閉スイッ
チである。本装置のデイスプレィを開閉することによっ
て機械的このスイッチが0N10FFし、拡張バスコン
トローラE39を通じてCPUElにその状態を伝える
ことができる。このデータを利用してフタを閉じたとき
に表示部開閉スイッチE41→拡張バスコントローラE
39→CPU  Elを通じて→拡張バスコントローラ
E39→液晶デイスプレィE34という経路でバックラ
イトを消し、デイスプレィを開けたときに同じ経路にて
バックライトをつければ、デイスプレィの開閉によって
バックライトの0N10FFができるようになる。
E42はハードディスク用のファンである。本装置は排
気用ファンE19とこのハードディスク用ファンE42
の2種のファンを持っており、装置全体の使用状況によ
ってきめ細かく制御を行ない、騒音や消費電力を低減さ
せている。例えばハードディスクドライブを使用しなく
なって3分間経ってからハードディスクドライブE16
のスピンドルモータを止め、さらに5分後にハードディ
スクファンE42を止める、と言った具合である。E4
3は拡張スロットである。本装置の内部にあり、スクッ
キングタイプのコネクタを使用することによって基板を
重ねて実装する。様々なIOやメモリ、映像信号を扱う
ためのインターフェース信号が用意されている。E44
はメインバスであり、本装置の基本バスである。ROM
  E29、RAM  E30.VRAME32等メモ
リ関係はすべてこのバスに接続されている。また、拡張
スロット E43からの様々な信号はこのバスに接続さ
れる。
rNCU構成」 第27図は、本実施例の網制御装置(NCUE22)の
構成を示したブロック図である。以下、第27図の各部
について説明する。
Elooは本実施例にて使用するハンドセット用端子で
ある。本実施例ではハンドセットとして通常の電話機を
使用可能としている。EIOIは電話機のフック状態を
検出するための電流検出回路である。
オフフック状態となると0FFHK信号がLOWとなる
。E102はハンドセットコントロール用リレー(TL
)である。このリレーをH側に倒すことによってハンド
セットが回線から離される。このことにより、ハンドセ
ットをADPCM用のマイクとして使用可能である。ま
た、この時、Ci倍信号ハンドセットに伝わらない。こ
れを利用して、ハンドセットのリンガを制御可能である
E103はダイオードブリッジである。Ci倍信号デコ
ードを行なうために、回線を整流する。E104はCi
倍信号デコード回路である。ダイオードブリッジE10
3で整流した信号をデコードし、Ci倍信号して他の回
路にリンガが鳴動することを伝える。
EuO3はマイクの入力信号M I Ci nである。
ハンドセットをマイクの代わりとして使用するときにこ
の部分からADPCM回路に入力を行なう。E106は
C3信号である。Ci倍信号受信していることを他の回
路に伝える。
E107は子電話用の端子である。本実施例では、上述
のようにハンドセットの他に本端子にもう1つの電話を
接続することができる。その際に使用する端子(モジュ
ラ ジャック)である。E108は電話機のフック状態
を検出するための電流検出回路である。オフ フック状
態となると、0FFHK2信号がLOWとなる。電流検
出回路EIOIと機能は同等である。E109は子電話
制御用リレー(H)である。このリレーをHに倒すこと
により、子電話のリンガを鳴動差せないことが可能であ
る。すなわち、子電話のリンガを制御することが可能で
ある。
またL側に倒すことによって回線と接続される。すなわ
ち、リンガは鳴動し、通常の電話機としての機能が使用
可能である。
Elloは直流カット用コンデンサである。Elllは
ハイブリッド トランスである。回線から来た信号を1
次側と2次側に分離し、さらにそれの入力信号を分離し
F綱検出回路El13、回線モニタ用信号E115に伝
える役割を果す。E112はオペアンプである。インピ
ーダンス変換用に用いる。E113はF綱検出回路であ
る。Fネットを使用するために、1300Hzの信号を
検出できるようになっている。
El 14はF綱検出回路Fcである。F綱であること
を認識した場合、この信号はLOWとなる。E115は
回線モニタ用の信号RXTである。通話中に信号を記録
するために使用する。EI16は公衆回線用の端子(モ
ジュラ ジャック)である。この端子を用いて本機器を
公衆回線に接続する。
E117はアレスタのグラウンドである。アレスタE1
18と接続する。E118はアレスタである。雷サージ
が回線E116から来た場合に回路を保護する役割を果
す。E119はラインフィルタである。公衆回線E11
6ノイズ除去のために使用する。E1200は回線切り
換え用制御リレー(CML)である。このリレーをH側
に倒すことによって公衆回線El 16の情報がファク
シミリ モデムに伝えられる。またL側に倒すことによ
って同じく公衆回線E116の情報はハンドセットE1
00および子電話E107側に倒される。
E121はダイヤルパルス発生用リレーである。回線切
り換え用制御すレーE120側に倒されているときのダ
イヤルパルス発生用に使用する。すなわち。このリレー
を10パルス/秒または20パルス/秒で0N10FF
することによって、ダイヤリングを行なう。E122は
回線電流用抵抗である。ダイヤルパルス発生時に回線に
電流を流すために使用する。E123はダイヤルパルス
用波形整形リレー(S)である。ダイヤルパルス時の波
形整形を行なう。E124はリターンコイルである回線
に電流を流すために使用する。E125極性反転検出回
路である。被呼側が応答した時に起こる極性反転を検出
する。これを利用して被呼側が応答したかどうかを知る
ことができる。E126は直流カット用のコンデンサで
ある。E127はハイブリット トランスである。ファ
クシミリ モデム用信号を送信側と受信側に分離するた
めに使用する。機能的にはハイブリットトランスEll
lと同等である。
E128は受信側のインピーダンス変換用のオペアンプ
である。回線側とファクシミリモデム(または通信モデ
ム)側のインピーダンスマツチングを行なう。E129
は送信側のインピーダンス変換用のオペアンプである。
回線側とファクシミリモデム(または通信モデム)側の
インピーダンスマツチングを行なう。E130はファク
シミリモデム(通信モデム)への入力信号RXAである
。E131はファクシミリモデム(通信モデム)からの
出力信号TXAである。
「ソフトウェア構成」 第28図から第53図は本発明の実施例のCPUElの
制御動作を示した図である。
第28図は本実施例のおけるソフトウェア構造である。
51−3のO8(オペレーティングシステム)は、FA
Xの送受信をバックグラウンドで行えるようにマルチタ
スクO8である。51−2のマネージャと呼ばれる管理
プログラムが、5l−3のO8と81−1のアプリケー
ションの間に介在し、ユーザとアプリケーションとのイ
ンターフェースを取り持っている。その中で特に、タッ
チパネルへのタッチ、キーボード入力、タイマなどの各
種のイベントを一括して管理し、発注したイベントを待
っているアプリケーションに制御を渡す、いわゆるイベ
ント駆動型システムを制御する機能を持つ。
イベントにはハードイベントとソフトイベントがある。
ハードイベントは前述したタッチパネルE6へのタッチ
やキーボード88人力などハードウェア割り込みを起こ
すイベントであり、ソフトイベントはアプリケーション
が他のアプリケーションを起動する要求をしたときに発
生する。同一のイベントを待つアプリケーションが複数
ある場合には、現在勤作中のアプリケーションが優先さ
れる。(このようなアプリケーションを、以下カレント
アプリケーションと言う。)アプリケーションは複数メ
モリ上に常駐し、それぞれイベント待ちの状態にある。
イベント待ちとは、制御はマネージャの中にあり、ある
イベントが発生するまでマネージャが監視している状態
を言う。あるイベントが発生すると、そのイベントを待
っているアプリケーションを起動する。マネージャによ
って起動されたアプリケーションは、制御が渡ると発生
したイベントに応じた処理を行い、その後マネージャに
制御を帰しイベントを待つ状態になる。
マネージャは、他に、ハードウェア資源の管理と整備の
機能がある。ハードウェア資源の管理とは、アプリケー
ションがプリンタやハードディスクなどのハードウェア
資源を使用するとき、必ずマネージャを介して行うため
、どのハードウェアがどのアプリケーションで使用して
いるかを管理していることを言う。したがって、他のア
プリケーションで同時に同一のハードウェア資源を使用
できないように制御できる。また、ハードウェアのため
の整備には4種類あり、1つめは、ハードディスクの寿
命を延ばすためのスピンドルモータ0N10FF制御で
ある。後述のメモリスイッチアプリケーションでユーザ
の使用する時間を設定し、その時間帯にはハードディス
クドライブのスピンドルモータを常に回し続けるが、使
用しない時間帯ではモータを回さない制御をする。スピ
ンドルモータを回さない状態でハードディスクにアクセ
スすると、定常回転になるまで何秒間か待たされること
になる。
2つめは、ファン(排気ファンとハードディスクファン
)の0N10FF制御である。騒音防止と省電力のため
、前述の使用性時間帯ではOFF I、、使用中はON
する。3つめは、バブルジェットプリンタが接続されて
いる場合、インクの吐出不良を防ぐためのクリーニング
制御である。プリンタを使用せず4日間経つとプリンタ
ヘッドのクリーニングコマンドを発行する。また、本体
の電源を投入されたときには、他の初期処理とともに、
クリーニングコマンドを発行する。4つめは、表示画面
の0N10FF制御である。後述の環境設定アプリケー
ションで設定される画面の暗転間隔に従い、何のイベン
トも発生しない状態で設定された時間が経過すると表示
画面を消す。その後何らかのイベントが発生するとつけ
る。また、デイスプレィ自体が蓋の役目をしているので
、デイスプレィを閉められると画面を消し、開けるとつ
ける制御をする。
第29図はアプリケーションひとつであるメインメニュ
ーの画面である。メインメニューは、メモリ上に展開さ
れたアプリケーションの一覧を表示して、ユーザにより
力lノントアプリケーションを選択する機能を持ってい
る。この状態に於いてはカレントアプリケーションはメ
インメニューである。
52−1は環境設定アプリケーションである。第30図
はこの環境設定アプリケーションの画面で、画面の暗転
間隔、キーボード入力におけるリピート機能の間隔や、
スピーカの音量などを設定する。
53−1の定着モードの項目は、バブルジェットプリン
タでインクの乾きが悪い紙に印刷するとき1行ごとに時
間をおいて印刷するモードを0N10FFするものであ
る。またこの項目は接続するプリンタの種類により変化
する。熱転写プリンタの場合には、印字濃度の設定にな
る。さらに定着のための時間(1行印字後待つ時間)を
後述のメモリスイッチアプリケーションで設定すること
ができる。これは使用する紙の質や、本システムが置か
れる室温、湿度などにより、インクの乾き具合が違うか
らである。
52−2は伝言板アプリケーションで、ユーザが直接キ
ーボードより伝言を入力して使用するほか、後述のFA
XアプリケーションによるFAX送受信でエラーが発生
したときなどに自動的に書き込まれる(このような伝言
をシステム伝言と呼ぶ)。
52−3はワープロアプリケーションである。第31図
はこのワープロの基本画面、第32図は印刷設定画面で
、55−1のファクス送信スイッチは、印刷することな
く、直接送信用ファイルを作成しファイル送信を行うも
のである。
52−4はタッチパネル掃除アプリケーションである。
本システムはタッチパネルを採用している関係上、タッ
チパネルを拭(状態が必要である。
52−5はFAXアプリケーションで、第33図はこの
FAXアプリケーションの基本画面、第34図は拡張機
能画面、第35図はFAX環境画面、第36図は文書取
り出し画面である。第33図において、相手の番号をタ
ッチパネルより入力し、原稿を給紙台ユニット上にセッ
トしてスタートボタン56−3をタッチすることで送信
できる。拡張機能ボタン56−1をタッチすると、第3
4図の画面になる。
時刻指定や同報などの拡張機能を使用できる。
本システムにおいて、接続するプリンタは普通紙プリン
タであるため、カット紙FAXとなる。
また、FAX専用のラインプリンタを持たないので、受
信は一旦ディスクに受ける。その後、自動的に印刷を行
いたい場合には、第35図の88−1自動印刷スイツチ
をONの状態にしてお(。さらに印刷後、受信したファ
イルを削除するか残しておくかを、後述のメモリスイッ
チアプリケーションで設定することができる。自動印刷
スイッチがOFFの状態なら印刷を行わない。受信ファ
イルは文書取り出し機能で画面上で見ることができる。
第36図が受信文書の一覧画面である。59−1の*印
は印刷が終了したことを示す。59−1の削除スイッチ
はこの*印がついたファイルを一括して削除するための
機能である。第37図は受信文書を画面に表示したもの
である。
また、FAXはユーザが不在のときに受信することもあ
り、受信したことを知らせる必要がある。
第1図のM2SはそのためのLEDであり、受信が正常
に行われるとLEDを点滅させる。その後何件か受信し
ても点滅したままである。第33図56−2の文書取り
出しスイッチを押すことにより、そのLEDを消す。ユ
ーザはそのあと受信したファイルを確認する操作をする
だろうという前提である。
第29図の82−6は電話アプリケーションである。
第38図はこの電話アプリケーションの基本画面、第3
9図は電話帳画面である。本システムにはダイヤリング
可能なハンドセットが接続されているので、電話をかけ
る場合、ハンドセットから直接ダイヤルすることができ
るが、そのとき、第39図の電話帳画面が自動的に表示
される。ここで電話帳を検索し、該当の項目をタッチす
ることでワンタッチダイヤルが可能である。九〜た、本
システムでは上述のように子電話を接続できる。電話が
かかってきたとき■子電話だけリンガを鳴らす。
■親電話だけリンガを鳴らす、■両方とも鳴らす。
の選択ができる。FAXアプリケーションと電話アプリ
ケーションは、内部ではお互いに呼びあっているので、
マネージャのイベント制御下では、1つのアプリケーシ
ョンと見なされる。
第40図はメモリスイッチアプリケーションの画面であ
る。これは、ハードウェア構成や外的環境の設定を行い
、その情報をEEPROME38に格納するものである
。前述の環境設定アプリケーションは比較的頻繁に変更
する環境の設定であり、メモリスイッチアプリケーショ
ンは頻繁でないものや、従来のDIPスイッチに相当す
る項目を設定する。印字領域を制御するために必要な情
報である“接続されるプリンタの種別”ノ\−ドディス
クの有無”回線の種類”、バブルジェットプリンタでは
インク切れを検知できないため自動印刷で正常に印刷で
きなかった場合を考慮する“自動印刷したファイルを印
刷後削除するか残すか”バブルジェットプリンタ使用時
、インクの乾き具合を考慮する“定着モードの時間”、
ハードディスクのスピンドルモータの制御やファンの制
御に必要な情報である ハードディスクの使用時間帯の
設定“、給紙制御に必要な“カットシートフィーダ(C
5F)の有無“などの設定項目がある。
以上のほかにスプール印刷アプリケーションがある。こ
れはアイコンを持たないため、第29図の一覧には現わ
れない。これは、印刷イメージのファイルを作り、ソフ
トイベントを利用してこのアプリケーションに渡すと、
キューイングして、イベントの合間に印刷処理を行うも
のである。また、印刷終了したファイルは、前述のメモ
リスイッチアプリケーションの自動印刷後ファイルを削
除するかどうかの設定により、削除しない場合には、終
了口が書き込まれる。
次に、第41図〜第53図のフローチャートに従い、本
発明の実施例の動作を説明する。なお、以下のフローを
実行するためのプログラムはROME29に格納されて
おり、CPUEIはこのプロダラムを実行することによ
り、以下の制御を行う。
第41図はマネージャの処理である。まずステップ51
4−1で現在の日付・時刻を得る。次に電源投入後最初
の起動だったら、ステップ514−28に進み、各ハー
ドウェアの初期化を行い、ステップ514−29でプリ
ンタE4に対しクリーニングコマンドを発行する。クリ
ーニングコマンドを受信したプリンタE4がバブルジェ
ットプリンタの場合、第24図のポンプ53の吸引力に
よってインクの強制排出を行い、吐出不良要因を除去す
る。なお、バブルジェットプリンタの場合にのみクリー
ニングコマンドを発行してもよい。ステップ514−3
0でフラグをOにして、ステップ514−31でスピン
ドルモータとファンをONする。ステップ514−32
で現在の日時を格納し、終了する。電源ON後の起動で
なかったらステップ514−3へ行き、デイスプレィの
開閉直後かどうか調べる。あけられた直後ならステップ
514−22へ行き、表示画面、スピンドルモータ、フ
ァンをそれぞれON L、S14−1に戻る。閉じられ
た直後ならステップ514−17の画面消去処理に行く
。デイスプレィの開閉がないときはステップ514−5
へ行く。第40図で設定したハードディスク使用開始時
刻ならステップ514−6に行きスピンドルモータとフ
ァンをONする。次にステップ514−7でプリンタ使
用要求だったらステップ314−23へ行(。ここで、
他のアプリケーションで使用中ならエラーで終了する。
使用中でないならステップ514−24へ行き、前回の
使用から4日以上経っているかどうか調べる。
4日以上ならステップ514−25へ行き、ステップ5
14−29と同様のクリーニング処理をする。ここでプ
リンタの電源が入っていないなどのエラーが発生したら
(ステップ514−26)、そのまま終了する。正常な
らステップ514−27で現在の日時を格納する。エラ
ーで日時の更新をしないのは、次のループでまたクリー
ニング処理を行えるからである。
ステップ514−7でプリンタ使用要求でない場合はイ
ベント制御に移る。ステップ514−8でイベントが発
生しているかどうかを調べ、発生していないならステッ
プ514−9へ行(。ここからはイベントがないときの
マネージャの制御である。
まずフラグの状態を見る。フラグは0がイベントが発生
した直後、lがイベントがなくなって画面を消去するま
での状態、2がイベントがない状態で画面を消去した状
態、3がマネージャ管理下の全システムをOFF した
状態である。
ステップ514−9でフラグが0ならステップ514−
20へ行きフラグに1を入れ、ステップ514−21で
現在の日時を格納して先頭に戻る。ステップ514−1
0でフラグが1ならステップ514−16へ行き、画面
の暗転時間が経過したかどうか調べ、経過したらステッ
プ514−17に行き、画面を消去し、ステップ514
−18でフラグを2にして、ステップ514−19で現
在の日時を格納し、先頭に戻る。
ステップ514−16で暗転時間になっていなければそ
のまま先頭に戻る。
ステップ514−11でフラグが2ならばステップ5L
4−12に進み、第40図で設定したハードディスク使
用終了時間帯ならステップ514−13に行き、フラグ
が2のままで5分間経過したかを調べる。
経過したならステップ514−14に行き、スピンドル
モータとファンをOFFし、ステップ514−15でフ
ラグを3にして先頭に戻る。ステップ514−12でハ
ードディスク使用時間内ならスピンドルモータとファン
はONのままにしてお(ので、そのまま先頭に戻る。ま
たフラグが3の場合や、ステップ514−13で5分経
過していない場合も、先頭に戻る。
ステップ514−8でイベントが発生していた場合は、
ステップ514−33に進む。まずフラグが2ならばス
テップ514−34へ行き、デイスプレィが閉じられた
状態かどうか調べ、開けられていればステップ514−
35で画面をONする。閉じられていたら、画面は消去
したまま動作することになる。次にステップ514−3
6に行き、フラグが3ならステップ514−37でスピ
ンドルモータとファンをONする。ステップ514−3
8ではフラグを0にして、ステップ514−39で発生
したイベントを要求しているアプリケーションに制御を
わたす。
次に第40図メモリスイッチアプリケーションの動作を
、第42図のフローに従い説明する。
まず、初期稼動時にはステップ540−1からステップ
540−13に行き、EEPROM内の情報つまり、デ
フォルト値をそのまま一覧表示してマネージャに戻る。
タッチイベントが起きると、ステップ540−2から8
40−3へ行き、タッチ解析の結果、プリンタ種別の設
定ならステップS40−11に行き設定処理を行う。自
動印刷後ファイル削除の設定ならステップ540−4か
らステップ540−10に行き、設定処理を行う。ハー
ドディスクの時間帯設定ならステップ540−5からス
テップ340−9へ行き、設定処理を行う。定着時間の
設定ならステップ540−6からステップ540−8へ
行き設定処理を行う。そのほかはステップ40−7へ行
きそれぞれの設定処理を行う。タッチイベント以外で起
動されるとステップ540−12へ行き、その処理を行
う。なお、ステップ540−7には、カットシートフイ
ーダ(C3F)の有無、内蔵ハードディスクの有無の設
定処理も含まれている。
以下、ファクス受信について説明する。ここでは、ユー
ザは現在ワープロアプリケーションを使用しているもの
とする。ワープロでは文字入力やタッチパネルへのタッ
チなどのイベントを待ち、発生するとそのイベントに応
じた処理をしてまたイベント待ちをしている。
ここで、公衆回線よりCi倍信号受けたとする。
するとマネージャは、Ci信号イベントを待っている第
43装置/FAXアプリケーションに制御を渡す。第4
3図(A)のステップ515−1で、置/FAXアプリ
ケーショはCi倍信号確認し、ステップ515−14で
モード認識する。第43図CB)のステップS20−8
で置モードなら電話としての機能しか働かないのでステ
ップ520−9に進み、リンガを鳴らすだけで終了する
。FAXモードならFAXとしての機能しか働かないの
でステップ520−10に進み、回線を接続し、ステッ
プ520−11でFAXタスクを起動して終了する。
AUTOモードなら電話とAFXを自動判別するのでス
テップ515−15に進み、回線を接続する。
ステップ515−16.515−17では電話かF A
、 Xかを自動判断する。FAXと判断するとステップ
515−18へ行きFAXの処理にはいる。ステップ5
15−18ではFAX受信タスクを起動してマネージャ
に戻る。電話と判断するとステップ515−19へ行き
、リンガを鳴らし、ステップ515−20で20〜30
秒程度のタイマを起動してマネージャに戻る。
ステップ515−2へ行(流れの場合、この20〜30
秒の間に、ユーザによりハンドセットE25が取られる
と、ステップ515−2よりハンドセットイベントを待
っている置/FAXアプリケーションに制御が渡る。ス
テップ515−21ではタイマを中止し、ステップ51
5−22でリンガを止め、次にステップ515−23に
行き回線をハンドセットE25につないで通話可能状態
にして、マネージャに戻る。ユーザはそのまま通話でき
る。ユーザ不在などのためハンドセットE25を取らな
いと、ステップ315−3でタイマ(20〜30秒タイ
マ)によりマネージャは置/FAXアプリケーションに
起動をかける。ステップ515−24で回線を切断し、
その後マネージャに戻る。
第44図のステップ516−1からはFAX受信タスク
の処理になる。ステップ516−1でプロトルコ交信を
行う。正常終了するとステップ516−3へ行きその後
の処理を行う。異常終了の場合はステップ516−10
に行きエラーコードを発生し、タスクを終了する。
一方、ステップ516−3ではディスク受信のために、
ハードディスク内にファイルをクリエイトする。ここで
ファイルエラーが起きると、ステップ516−4からス
テップ516−10に行きエラー終了する。正常にファ
イルが作成できると、ステップ516−5へ行きデータ
の交信を始める。1ラインごと受信してファイルに書き
込む処理をくり返す。
書き込み途中でファイルエラーまたは交信エラーが発生
すると、ステップ516−6からステップ516−8へ
行きエラーコードを発生し、ステップ316−9でファ
イルをクローズして、エラー終了する。
全ての交信が正常終了すると、ステップ516−7へ行
き、ファイルをクローズして、タスクを終了する。
マネージャに制御が戻っているタイミングで、前述のタ
スク終了を検知すると、第43図(A)のステップ51
5−1で置/FAXアプリケーションに対し、FAX終
了を知らせるソフトイベントを起動する。置/FAXア
プリケーションはステップ515−4でFAXが終了し
たことを認識し、ステップ515−5で回線を切断し、
ステップ515−6でエラー終了だったかどうか判断す
る。エラー終了の場合には、ステップ515−11へ行
き、エラーコード(エラ一種別)を判断する。ユーザに
知らせる必要のあるエラーの場合には、ステップ515
−11で伝言板アプリケーションに対しシステム伝言を
指示するソフトイベントを発行し、ステップ515−2
5へ行(。
正常終了の場合にはステップ515−7へ行き、作成さ
れたファイルを、管理しやすい名前に変更、移動する。
次にステップ515−8でLEDを点滅させる。次にス
テップ515−9で自動印刷がONに設定されているか
判定し、ONならステップ515−10へ行きスプール
印刷アプリケーションに対し、ディスク受信したファイ
ルを印刷することを指示するソフトイベントを発行する
。OFFならステップ515−25へ行(。ステップ5
15−25では交信結果を通信レポートに格納し、終了
する。
上述のスプール印刷アプリケーションではマネージャよ
りソフトイベントで起動されると、第45図のステップ
517−1に行き、ステップ517−2でファイルのキ
ューイングを行う。ステップ517−3でキューがオー
バーフローしている場合には、ステップ517−28で
エラーを知らせるソフトイベントを要求元アプリケーシ
ョン対して発行し、マネージャに戻る。
正常にキューにつないだ後はステップ517−4に進む
。ステップ517−4で現在処理中(印刷中)のファイ
ルがある場合には、そのファイルを継続処理する(ステ
ップ517−7へ行く)。処理中ファイルかない場合に
は、ステップ517−5に行き印刷経過フラグをOにセ
ットする。ステップ517−6は、給紙コマンドをプリ
ンタ制御プログラムに送る。ステップ517−7では処
理ファイルをオープンして、ステップ517−8で印刷
経過フラグの値までファイルポインタを進め、次にステ
ップ517−9であらかじめ定められたライン分リード
する。ここでは32ラインとする。ファイルまたはペー
ジの終了でなければ、ステップ517−10を通り、ス
テップ517−16でFAXのデータはMHコードなの
で生イメージに変換してバッファにためる。その後ステ
ップ517−17に進みプリンタ制御プログラムに生イ
メージを送る。ステップ517−18で印刷経過フラグ
に32を足し、ステップ517−19のファイルクロー
ズに行き、マネージャに制御を戻す。プリンタの32ラ
イン分の終了イベントが挙がると、ステップ517−4
のキューにつないだ後からの処理になる。
ステップ517−9の32ライン分のリード中、1ペ一
ジ分の終了またはファイルの終わりをステップ517−
10で検出する。さらに、ステップ517−11で1ペ
一ジ分の終了を検出すると、ステップ517−12へ行
きバッファの残りをプリンタ制御プログラムに送り、ス
テップ517−13で用紙の排出処理を行い、ステップ
517−14でファイルをクローズし、ステップ517
−15で印刷経過フラグを進め、マネージャに戻る。フ
ァイルの終了を検出するとステップ517−20に行き
、印刷終了を書き込み、ステップ517−21でファイ
ルをクローズし、ステップ517−22でバッファの残
りをプリンタ制御プログラムに送り、ステップ517−
23で印刷経過フラグに−1を入れ、ステップ517−
24でキューインデクスを進める。次にステップ517
−25で前述のメモリスイッチの自動印刷ファイル削除
の設定を見て、削除の場合のみステップ517−26へ
行きそのファイルを削除する。削除されない文書は、印
刷結果を確認したあと、前述のとおり、第36図の89
−2のスイッチを押すことにより、−括で削除される。
ステップ517−27では排出コマンドをプリンタ制御
プログラムに送り、マネージャに戻る。
第46図からはプリンタ制御プログラム側の処理になる
。当プログラムの起動は、アプリケーションからのデー
タ転送要求と、プリンタの印字動作終了を示すハードウ
ェア割り込みがある。データ転送要求で起動されるとス
テップ818−1からステップ818−2に進み、給紙
コマンドかどうか調べる。給紙コマンドでないならステ
ップ518−3へ進む。送られてきた32ラインのイメ
ージデータはFAXの解像度である(約200dpi)
。本システムにおいて前述のメモリスイッチアプリケー
ションによりバブルジェットプリンタが接続されている
とすると、バブルジェットプリンタの解像度は360d
piであるので解像度変換が必要である。さらにバブル
ジェットプリンタはシリアルプリンタであるため、第4
7図のようなビットイメージの縦横変換も必要である。
ステップ318−3で縦横のビットイメージ変換を行い
、ステップ318−4で200dpi悼360dpiの
2次元変換を行い、ステップ518−5でプリンタ種別
を判断する。バブルジェットプリンタでない場合は、ス
テップ818−6で印字範囲が両端5 m mずつ小さ
いので、データの両端5 m m分を捨てる。ステップ
518−7で熱転写プリンタが接続されていれば、ステ
ップ518−8で印字濃度を設定しステップ518−7
でデータをプリンタに渡す。プリンタが印字動作をして
いる間、−旦プリンタ制御プログラムは制御を戻す。印
字動作が終了すると、プリンタ制御プログラムはハード
ウェア割り込みにより再び起動され、ステップ518−
10へ進む。バブルジェットプリンタが接続されていな
ければステップ518−21へ行き、接続されていれば
ステップ518−19に来て、前述の環境設定アプリケ
ーションで設定された定着モードの有無を調べる。定着
モードありの場合には、ステップ818−22で設定時
間分ループする。その後、ステップ818−21へ行き
プリンタ終了イベントを挙げる。
一方、給紙コマンドの場合は、ステップ318−11に
行きプリンタに対し給紙コマンドを出す。プリンタ種別
やカットシートフィーダ(C3F)有無によりプリンタ
本体が行う給紙処理が違うため、給紙後、用紙を送るか
戻すかして、用紙上端を合わせる処理をする。その際、
バックラッシュを防ぐため、最後は送り方向で終わる。
この処理により、アプリケーション側でプリンタ種別や
csF有無を意識する必要がなくなる。上述の判断をス
テップ318−12.13.16で行い、バブルジェッ
トプリンタ/C5F有りならステップ518−14で何
もしない。バブルジェットプリンタ/C3F無しならス
テップ518−15で360戻し、6o進める。熱転写
プリンタ/C3F有りならステップ518−17で3進
める。熱転写プリンタ/C3F無しならステップ518
18で337戻し、40進める。
第33図の86−2の文書取り出しスイッチを押すと、
第43図のステップS15+−4から第44図のステッ
プ520−1に来る。タッチ以外のイ・\ントの場合に
はここからステップ520−6へ行き、その処理してマ
ネージャに戻る。ステップ520−2ではタッチ位置の
解析を行い、ステップ520−3で文書取り出しスイッ
チだとステップ520−4へ行き、LEDを消す。次に
ステップ520−5へ行き、受信文書−覧処理にはいる
。−覧表示では第36図のように印刷終了した文書には
*印がついて表示される。なお、文書取り出しスイッチ
以外のタッチ位置であれば、ステップS20−7でその
処理を行う。
Ci倍信号着信してからこの間、ワープロアプリケーシ
ョン以外は画面表示を行っていない。画面はワープロの
画面のままである。しかもキー人力やタッチパネルへの
タッチなどワープロが待っているイベントを発生させれ
ば、ワープロに起動がかかる。ワープロはそのイベント
の処理をすることができるので、ユーザはワープロを操
作し続けている状態で、電話やFAXの受信、受信文書
の印刷を行うことができる。
次に本実施例のリンガ鳴動の制御動作について説明する
。本装置の使用者は実際の電話の着信の前に以下のフラ
グを設定しておく必要がある。
第48図は、受信モードを設定するためのフローチャー
ト図である。
まず、電話とFAXの切り換えを行うために、その機能
を優先させるか入力する。電話モードであれば電話優先
であり、使用者がハンドセットまたは子電話を取るまで
電話は着信しない。FAXモードはファクシミリ優先モ
ードであり、電話が着信するとFAX受信モードとなる
。AUTOモードは、電話とFAXの自動切り換えを行
うために、−度着信してから信号その他で自動判別を行
う。
使用者が入力したこのモードにより、ステップ548−
2にあるように電話モードであればCMLリレーをL1
受信モードフラグを電話モードに設定し、自動判別を行
う場合はステップ348−3のとおりCMLリレーをL
1受信モードフラグをA ’U T Oモード、FAX
優先であれば、ステップ548−4にあるようにCML
リレーをH1受信モードをFAXモードにセットする。
次に第49図に示すフロー図に従って、AUTOモード
での設定回数を入力する。本実施例ではAUTOモード
で電話とFAXの自動判別を行う前に、この設定回数だ
けリンガを鳴動させる。この回数をステップ549−1
で入力する。
さらに、第50図のフロー図に従ってリンガ音色の設定
を行う。ステップ550−1でどのリンガで鳴らすかを
決める。ハンドセット内蔵のリンガでよければ、ステッ
プ550−2でリンがフラグにハンドセットを設定し、
FM音源で鳴らしたければ、ステップ550−3のとお
りリンガフラグをFM音源にきめる。又ADPCMで鳴
らしたければ、ステップ5i50−4のとおりリンガフ
ラグをADPCMに決める。
また、第51図のフローに従ってリンガ鳴動間隔を設定
する。図のステップ551−2〜551−4のとおり、
Ciミツラグ設定する。このフラグは交換機から呼び出
し信号(Ci倍信号が着たときに、そのCi倍信号おり
にリンガを鳴動させるか(S51−3)、それとも、C
i倍信号連続してきている間はずっと継続してリンガを
鳴動させるか(S51−2)、またはリンガの種類によ
ってこれらの区別を自動的に行うか(S51−4)を選
択する。
又、第52図は、リンガ鳴動電話機の設定の為のフロー
チャート図である。リンガ鳴動電話機の設定は、どの電
話機てリンガを鳴動させるか選択するものであり、第5
2図のステップ552−2のとおり、親、子の両方の電
話機ともリンガを鳴らす場合は、Hリレー、TLリレー
ともにLにし、親のみを鳴らす場合は、ステップ552
−3の様にHリレーをH,TLリレーをLにする。また
、子のみ鳴らす場合はステップ552−4の様にHリレ
ーはり、TLリレーはHにする。
このような前提条件のもとで、電話が着信した場合の動
作を第53図のフローチャート図をもとに以下に説明す
る。
このCiイベントの処理はCi倍信号来る度に起動され
るものである。すなわち、通常であれば、Ci倍信号1
秒間Ci信号が来た後、2秒間休むので、3秒間に1度
起動される。
もし受信モードがFAXモードであれば、ステップ55
3−1からステップ553−15FAX受信処理を行う
。また、受信モードがAUTOモードであれば、ステッ
プ553−2で設定回数内か否かを判定し、ステップ5
53−2で設定された設定回数内であれば、電話モード
の処理と同様にリンがか鳴動する。そして、もし設定回
数を越えた場合は、ステップ553−9にてTLリレー
をHにし、回線を接続する。そして、電話/FAXの自
動判別処理をステップ553−10にて行い、もしFA
Xであればステップ553−15のFAX受信処理に飛
ぶ。またもし電話であれば、ステップ553−11にて
FM音源にてリンガ音を鳴動させる。この場合、使用者
が電話をとれば、ステップ553−13にあるとおり、
TLリレーをLにして会話を行い、また電話が取られな
ければ、ステップ553−14にて不在処理を行う。
受信モードが電話モードであれば、次にステップS53
−3にてリンがフラグのチエツクを行う。
もしリンガフラグがハンドセットであれば、このままで
ハンドセットについているリンガを鳴らす。
リンがフラグがFM音源またはADPCMであれば、ス
テップ553−4にてTLリレーをHにし、ステップS
53−5にてCiミツラグ調べる。もしステップ553
−5でCiミツラグ継続であれば、ステップ553−7
にて継続処理を行い、また断続であれば、ステップ55
3−8にて断続処理を行う。又Ciミツラグ自動であれ
ば、ステップ553−6にてリンがタイプの判断を行う
。ステップ553−6にてリンガタイプが音楽であれば
、ステップ553−7にて継続処理を行い、リンガタイ
プが音声であればステップ553−8にて断続処理を行
う。ステップ553−7は継続処理である。次のCiが
来る時間までFM音源またはADPCMを連続再生する
。曲、または音声データが終わった場合は最初から再び
再生する。この場合、Ci倍信号継続してくる場合、す
なわち、電話の呼び出し信号がなっている間は1つの曲
、もしくは音声が鳴り続けることになる。
又、ステップ553−8は断続処理である。CiがLO
Wの時間だけ、FM音源またはADPCMを再生する。
Ciイベントの毎回曲または音声データの最初から再生
する。すなわち、この場合、曲または音声データは、C
i倍信号タイミングで毎回最初から(り返すことになる
以上が本発明によるリンガ制御の説明である。
尚、以上の説明では電話/FAXの複合機を用いてリン
が鳴動を行う場合の説明を行ったが、音楽また音声を再
生できる電話装置であれば、本実施例のリンガ鳴動を実
施可能である。
〔効果〕
以上の様に本発明によれば、通信装置固有の着信報知を
設定でき、しかもオペレータが任意に着信音を設定でき
るので、非常に操作性のよい通信装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置のシステムの一例を示す外観斜視図
、 第2図(a)は本発明装置に係る本体の分解斜視図、第
2図(b)は本発明装置に係る本体の一部断面図、第3
図は本発明装置に係る斜め前方外観図、第4図(a)は
本発明装置に係る後方外観図、第4図(b)は本発明装
置に係る電源インレツI・部分の斜視図、 第5図(a)はデイスプレィのヒンジを示す要部斜視図
、 第5図(b)はヒンジ部分の拡大断面図、第5図(C)
はヒンジ部分の拡大斜視図、第6図はデイスプレィ後方
カバーの部分断面図、第7図は本体正面から見たキーボ
ード部外観図、第8図はキーボードを押し込んだ状態の
側面図、第9図はキーボードを引き出した状態の側面図
、第10図(a)はケーブルを収納したキーボードの背
面斜視図、 第10図(b)はケーブルの収納状態を示す拡大断面図
、 第11図はデイスプレィを閉じた状態の内部構成図、 第12図はエジェクタユニットの構成図、第13図(a
)〜(d)はキーボードとエジェクタガイドの関係を示
す側面図、 第14図はハンドルをキーボードレストとする位置関係
を示す側面図、 第15図(a)はハンドルをアームレストとする状態の
部分斜視図、 第15図(b)はハンドルをアームレストとする位置関
係を示す側面図、 第16図(a)は紙搬送路の上部ユニットを閉じた状態
の構成図、 第16図(b)は開閉つまみを示す斜視図、第17図は
紙搬送路の上部ユニットを開いた状態の構成図、 第18図は開閉つまみとデイスプレィの角度を示す側面
図、 第19図はハンドセットユニットの外観斜視図、第20
図はハンドセット置台の分解斜視図、第21図はハンド
セット置台固定体の構成図、第22図は固定体を本体に
結合した正面の構成図、第23図は固定体を本体に結合
した平面の構成図、第24図は第1図に示したプリンタ
の内部構成図、第25図はプリンタの記録手段であるヘ
ッドカートリッジの斜視図、 第26図は本実施例の基本構成を示したブロック図、 第27図はNCUの構成を示したブロック図、第28図
はソフトウェア構造を示した図、第29図はメインメニ
ューの画面を示した図、第30図は環境設定の画面を示
した図、第31図はワープロの基本画面を示した図、第
32図はワープロの印刷画面を示した図、第33図はF
AXテンキー画面を示した図、第34図はFAX拡張画
面を示した図、第35図はFAX環境画面を示した図、
第36図はFAX印刷表示・受信文書−覧画面を示した
図、 第37図はFAX印刷表示・表示画面を示した図、第3
8図は電話テンキー画面を示した図、第39図は電話帳
画面を示した図、 第40図はメモリスイッチ画面を示した図、第41図は
マネージャフローチャート図、第42図はメモリスイッ
チのフローチャート、第43図(A)(B)は置/FA
Xのフローチャート図、 第44図はFAX受信タスクフローチャート図、第45
図はスプール印刷フローチャート図、第46図はプリン
タ制御プログラムフローチャート図、 第47図は縦横変換を示した図、 第48図は受信モード設定のフローチャート図、第49
図はAUTOモードでの設定回数入力のフローチャート
図、 第50図はリンガ音色の設定のフローチャート図、第5
1図はリンガ鳴動間隔の設定のフローチャート図、 第52図はリンガ鳴動電話機の設定のフローチャート図
、 第53図はリンが鳴動制御のフローチャー1・図である
。 El・・・CPU El8・・・スビーク E22・・・NCU E23・・・置−FAX・音源コントローラE24・・
・子電話 E25・・・ハンドセット E29・・・ROM MB2 / 29 晃5図(0,) ′嘲5 図(し) す455 [夕](こり ヒ父ン部分み拡7遣昨面口 ごンジぞシ分蛸ルL\り埼オ見巨コ ′も7区 オルN正面力゛ら見斤キーボ゛−ドー音V夕I見口M2
B5 ゝ) rV/1133 竿11図 う9Zブしイ記ツ顛J(解、の内部4阪を乙穴−ポ′−
ドヒエジエフタガイド゛の聞イ季Σ示す摺11旬図M1
]6 116 ニジ12タユニツトの1脱図 M/22 ハ〉ド)L/にキーホント”ばトと7.るイ立!間奮1
−本廟マり市粍2第1ゾ図 へンドセ、ットユニ・ントの暦骨尼慄斗狗私間第20図 ハンドセットi台のデ解=t−+ネし\ご第2ノ図 八)):′ヤッ)−1ち固カル灼トの橋板l¥522図 田哨二右トを1ζ仁トに3老イケした。正10m’xc
笑23図 ■定矛トを本体10缶シさした早(2)の構爪図ブりじ
タカ記金十閂−ソンてIるへ・・2ド゛カートリ、2し
の、刹−才尼図qb 工T)−1 匣ヨ圓ヨ■−一 t ■■■■■■■■■■ ■■■■ ・―■■I ・7?イン Σ乙−7 Σ6−3 手 元売 ネ甫 正 書(自発) 平成 2年 6月20日 事件の表示 平成 2年 1709 発明の名称 通信装置 補正をする者 事件との関係

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)回線からの呼び出し信号を検出する検出手段と、 可聴音を録音し、録音内容を再生する録音再生手段と、 前記検出手段による検出に応じて前記録音再生手段を動
    作させ録音内容を再生させる制御手段を有し、 前記録音再生手段による録音内容の再生により回線から
    の着信を報知することを特徴とする通信装置。
  2. (2)請求項第1項において、前記呼び出し信号の信号
    間隔に応じて録音内容を再生させることを特徴とする通
    信装置。
  3. (3)請求項第1項において、少なくとも第1の通話手
    段と第2の通話手段を有し、 前記制御手段は、回線からの着信を前記第1通話手段、
    又は第2通話手段あるいは両方の通話手段に対するもの
    として選択的に報知させることを特徴とする通信装置。
JP3170990A 1990-02-13 1990-02-13 通信装置 Pending JPH03235556A (ja)

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JP3170990A JPH03235556A (ja) 1990-02-13 1990-02-13 通信装置

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