JP3150300B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

Info

Publication number
JP3150300B2
JP3150300B2 JP27262397A JP27262397A JP3150300B2 JP 3150300 B2 JP3150300 B2 JP 3150300B2 JP 27262397 A JP27262397 A JP 27262397A JP 27262397 A JP27262397 A JP 27262397A JP 3150300 B2 JP3150300 B2 JP 3150300B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
unit
data
display
printer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27262397A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10136134A (ja
Inventor
直史 井上
茂夫 吉田
敏夫 杉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP27262397A priority Critical patent/JP3150300B2/ja
Publication of JPH10136134A publication Critical patent/JPH10136134A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3150300B2 publication Critical patent/JP3150300B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置が接続可能な情報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、紙、OHP用シートなどの記録媒
体(以下記録用紙または単に紙ともいう)に対して記録
を行う記録装置は、種々の記録方式による記録ヘッドを
搭載した形態で提案されている。この記録ヘッドには、
ワイヤードット方式、感熱方式、熱転写方式、インクジ
ェット方式によるものなどがある。
【0003】特にインクジェット方式は、記録用紙に直
接インクを噴射するものであるので、ランニングコスト
が安く、静かな記録方法として、注目されている。
【0004】しかしながら、このインクジェット方式に
おいてはインク切れの検出が困難であるため、正常に記
録が行えない場合が生じていた。
【0005】ところで、近年上述したインクジェット方
式、熱転写方式など数種類の記録装置を接続可能な情報
処理装置が開発されている。この情報処理装置において
は、記録特性に応じた記録装置を選択することが可能と
なる。
【0006】また、ファクシミリ機能を有する情報処理
装置には、ファクシミリ受信時にデータを一旦ファイル
に格納し、その後まとめて記録装置で記録するものがあ
る。この場合、記録を終えた後には、ファイルの記憶容
量の制限からデータを自動的に削除するのが一般的であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなファクシ
ミリ機能を有する情報処理装置の記録装置としてインク
ジェット記録装置のようにインク切れ検出が困難な記録
装置が接続された場合、正常に記録されなかったにもか
かわらず既に記録されたものとして受信データが自動的
に削除されてしまう危険性があった。また、手動で受信
データを削除するタイプの情報処理装置においては、削
除キーを押すことで記憶されている受信データのすべて
が削除されるので、複数の受信データの中から削除の対
象となる受信データのみを手動で削除することができな
いとともに、記憶されている複数の受信データのうち、
どの受信データを削除することになるのか操作者が予め
確認することができなかった。
【0008】本発明は上述した課題を解決するためにな
されたものであり、インクジェット記録装置のようにイ
ンク切れ検出が困難な記録装置が接続されたとき、受信
した記録データの記録結果が良好であることを操作者が
確認した後で、削除の対象となり得る記録データを特定
する特定情報が表示された表示手段を見て、どの記録デ
ータが削除されることになるのかを確認しながら受信し
た記録データを確実に削除することが可能な情報処理装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、伝送された記録データを受信し、記録装置に出力
する情報処理装置であって、伝送された記録データを受
信する受信手段と、前記受信手段が受信した記録データ
を通信単位で複数格納可能な格納手段と、前記格納手段
に格納された通信単位の記録データを読み出して前記記
録装置に出力する出力手段と、前記格納手段に格納され
た複数の通信単位の記録データのうち、前記出力手段か
ら出力された通信単位の記録データのみを特定するため
の特定情報を表示する表示手段と、前記特定情報に対応
した記録データのみを一括して削除することを指示する
ための指示手段と、前記指示手段からの指示入力に基づ
き、前記格納手段に格納された複数の通信単位の記録デ
ータのうち前記表示手段に表示された特定情報に対応し
た記録データを一括して削除する記録データ削除手段
と、を具備することを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0011】尚、図33のブロック図における各ブロッ
クの内容と本願発明の請求項1に記載した各構成要件と
の対応は以下の通りである。
【0012】すなわち、伝送された記録データを受信す
る受信手段は、E22のNCUとE23のTEL・FA
X・音源コントローラに対応する。
【0013】また、前記受信手段が受信した記録データ
を通信単位で複数格納可能な格納手段は、E32のVR
AMが対応する。
【0014】また、前記格納手段に格納された記録デー
タを読み出して前記記録装置に出力する出力手段は、E
1のCPU、E5のプリンタコントローラ、E9のI/
OコントローラおよびE29ROMが対応する。
【0015】また、前記格納手段に格納された複数の記
録データのうち、削除の対象となり得る記録データを特
定するための特定情報を表示可能な表示手段は、E35
のバックライト付液晶ディスプレイが対応する。
【0016】また、前記記録データの削除を指示するた
めの指示手段は、E6のタッチパネルが対応する。
【0017】また、前記指示手段からの指示入力に基づ
き、前記格納手段に格納された複数の通信単位の記録デ
ータのうち前記表示手段に表示された特定情報に対応し
た記録データを選択的に削除する記録データ削除手段
は、E1のCPU、E9のI/OコントローラおよびE
29のROMが対応する。
【0018】尚、本発明の実施形態は主に後述の図43
とその説明に示されている。図43は、受信したファイ
ルを通信単位毎に表示手段としての液晶ディスプレイに
一覧表示した状態を表す画面である。
【0019】図43において、削除の対象となり得る記
録データを特定するための特定情報は、通信単位毎に受
信の年月日、時刻、枚数および*印で示されている。
尚、*印が付された記録データはすでに記録が終了して
いることを示している。
【0020】記録データの削除を指示するための指示手
段としての削除スイッチS9−2がタッチパネル上のス
イッチとして描かれている。
【0021】本発明をこの実施形態に即して説明する
と、情報処理装置の記録装置としてインクジェット記録
装置のように、インク切れ検出が困難な記録装置が接続
された場合であっても、操作者は受信した記録データの
記録結果を確認し、良好に記録されていた場合、図43
のS9−2に示す削除スイッチを押すことで、複数の記
録データの中から*印が付された記録データが選択的に
一括削除することができる。
【0022】また、この際、表示手段には削除の対象と
なり得る記録データを特定する前述の特定情報が表示さ
れるので、操作者はどの記録データが削除されることに
なるのかを確認してから削除スイッチを押すことができ
る。
【0023】したがって、記録結果が良好であると確認
した記録データを表示手段に表示された削除の対象とな
り得る記録データとが一致していることを予め確認して
から削除スイッチを押すことができるので、記録結果が
不良であった記録データを誤って削除するおそれが低減
された情報処理装置が提供される。
【0024】(装置の概略構成)図1に本発明に基づく
装置を用いたシステムの一例を示す。プリンタM200
は本装置M201にインターフェースケーブルにて接続
されており、本装置からの信号に基づいてプリントする
ものである。本装置は、大きくわけて、本体ユニットM
1、ディスプレイユニットM2、キーボードM3、ハン
ドセットユニットM4からなっている。
【0025】本体ユニットM1は、図2および図3に示
すように、底カバーM5、本体カバーM6、上カバーM
7によって構成されており、その内部にCPUボードな
どの制御回路M8、外部インターフェースM9、フロッ
ピーディスクドライブM10、ハードディスクドライブ
M11、スピーカM12が配置されている。また、本体
ユニットM1の奥側には、オプションとして原稿読取り
手段(以下、スキャナという)M13が設置できる。
【0026】ディスプレイM2は、ディスプレイ後ろカ
バーM14、ディスプレイ前カバーM15、バックライ
ト付き液晶ディスプレイM16、ディスプレイ輝度コン
トラスト制御基板M17、バックライトインバーターM
18、タッチパネルM19からなっている(図10)。
【0027】キーボードM3は、そのインターフェース
ケーブルを本体カバーM6中央部の穴M6aを通して
(図2)、本体内制御回路M8に接続してある。また、
ハンドセットM4は、その置き台M81の一部が本体カ
バーM6の左方のスリットM6cに差し込まれ、本体に
対し固定されており、電話線は本体左方のモジュラージ
ャックM21、M22、M23にコネクトされ、前記制
御回路M8と接続している。
【0028】(本体ユニットの構造) 板金シャーシ内部 図2に示すように本体ユニットM1は、CPU基板M2
4、NCU基板M25、RP基板M26、SCSI基板
M27、オプション基板M28、オプションのハードデ
ィスクドライブM11が、板金シャーシM12を介し
て、本体カバーM6下方に固定され各基板、部品は、底
カバーM5を外すことによって簡単に取り外すことがで
きる。底カバーM5は底モールドM29と底板金M30
から構成され、両者は熱カシメによって一体化してあ
る。底カバーM5を取り付けた状態では本体カバーM6
と底モールドM29が接触するが、底板金M30は板金
シャーシM12と0.5mmの隙間を保っている。図3
は一部断面図であって、底モールドM29には穴が7か
所開いており、そこからねじを入れて底板金M30と板
金シャーシM12とを締結することにより底カバーM5
の装着をする。その結果、板金シャーシM12と底板金
M30とで上記基板類、ハードディスクドライブ(HD
D)M11などをシールドすることができノイズの発生
を抑える効果がある。また、板金の0.5mmの変形力
によって、本体カバーM6と底モールドM29とは互い
に係合し、隙間なく合せられる。
【0029】板金シャーシ周辺 板金シャーシM12上方には、フロッピーディスクドラ
イブM10及び電源M32が固定されている。これは板
金シャーシM12の内部の制御回路と電源を分離し、互
いのノイズの影響を少なくするためである。さらに、本
体後方には電源M32のACインレットM33、電源ス
イッチM34が板金シャーシM12に取り付けられた板
金M35に固定され、図6に示すように本体カバーM
6、底カバーM5の切り欠きから覗いている。底板金M
30の一部M36は本体カバーM6と前記板金M35と
の隙間からACインレットM33のうえに回り込んでお
り、電源コードM37をACインレットM33に差し込
んだままでは底カバーM5を取り外せない構造になって
いる。そのため、ユーザーやサービスマンが底カバーを
開けてオプションボードの交換やメンテナンスを行う場
合に必ず電源コードM37を抜くこととなり、安全に作
業ができる。
【0030】本体カバー奥上方 図2に示すように本体カバーM6上方にはオプションの
スキャナユニットM13、スピーカーM12が固定さ
れ、その接続コードは本体カバーM6、板金シャーシM
12の穴、切り欠きを通して、CPU板金M24と接続
している。さらに本体カバーM6の中央部左右にはディ
スプレイのヒンジM38、M39が配置してある。この
ヒンジユニットM38はバネクラッチによる一方向摩擦
負荷手段で、図7に示すようにディスプレイ側には部材
M40が固定部材M41によって固定され、本体カバー
M6に板金M42によって取り付けられた軸受けM43
が部材M40を支持している。部材M40と軸受けM4
3の円筒外周にはコイルバネM44が図示方向に巻きつ
けてあり、ディスプレイ開放方向にはバネが緩んで軽
く、閉じる方向にはバネがしまって重くなる。また部材
M40、軸受けM43は中空軸になっており、ディスプ
レイとCPU基板間の信号線を通している。反対側のヒ
ンジユニットM39も同様の構造で左右対称になってい
る。この機構によって、回転による信号線の移動を最小
限にとどめながら、ディスプレイを開けるときには軽
く、閉めるときにはフリーストップの動作を可能にし、
ユーザがディスプレイを閉めるときに指を挟むなどの危
険を回避している。また右のヒンジM39にはディスプ
レイの開閉を検知するマイクロスイッチM44が配置さ
れ、ヒンジの部材M45に取り付けたアクチュエータM
46がマイクロスイッチM44をディスプレイの回転位
置に応じてON、OFFし開閉状態を検知する。
【0031】その他本体周辺 本体左側には、奥から、電話回線用、子電話用、本装置
専用ハンドセット用と3つのモジュラージャックM2
1、M22、M23が配置してある。
【0032】さらに、本体前方には(図4)スライド機
構によって出し入れ可能なハンドルM47が支持されて
おり、本装置を移動しやすくしている。また、ハンドル
M47は2段階に引き出すことができる。図19は第1
のポジションに引き出したときの様子を示した側面図で
あり、キーボードが操作位置にあるとき、キーボードの
先端付近を支える位置である。また図20の第2のポジ
ションに引き出したときの様子を示した図であり、キー
ボードの先端を支えながらハンドルM47がキーボード
操作のためのアームレストになる位置である。
【0033】M48、M49はそれぞれ赤、緑のLED
であって、緑はPOWERを、赤はスタンバイ状態、F
AX受信などの表示をするものである。
【0034】本体後方には(図6)、後ろカバーM50
を開けると、SCSIインターフェースM51、プリン
ターインターフェースM52、マウスインターフェース
M53、RS232CインターフェースM54のコネク
ターがある。また、M55は排気ファン、M56はその
吸気口である。
【0035】(ディスプレイユニットの構造)図10に
示すようにディスプレイ後ろカバーM14には、バック
ライト液晶ユニットM16が固定され、その前面にはタ
ッチパネルM19が2mmの薄いクッションM60を介
して取り付けられている。またその両脇にはディスプレ
イ輝度コントラスト制御基板M17、バックライトイン
バータM18が固定され前述のヒンジユニットM38、
M39からの信号線と接続してある。さらに下方両端に
は前述のヒンジユニット部材M40が固定部材M41に
よって固定され、ディスプレイがヒンジ回りに回転す
る。
【0036】ディスプレイ前カバーM15は、前記後ろ
カバーM14にたいしビス止めされており、その表示枠
周囲の裏面に張り付けた、緩衝部材M61で前記液晶デ
ィスプレイM16、タッチパネルM19を押さえ、液晶
ディスプレイに対するタッチパネルのずれをなくしてい
る。なお、ディスプレイ前カバーM15上方にある突起
M62、M63は後述するキーボードM3の抜け防止の
ためのものである。また、突起M62、M63のさらに
外側にあるM64、M65はディスプレイのロックレバ
ーで、ディスプレイを開けたときに本体カバーM6の角
穴M66、M67にはいって、レバーM64、M65を
手前にスライドすることでロックするものである。
【0037】図16に示されるように、キーボードを収
納し、ディスプレイを閉じた際にタッチパネル面とキー
トップ面との間には隙間があり、この隙間は奥側にいく
ほど広くなっていて、この部分に給紙台ユニットが組み
込まれている。ディスプレイの両側はヒンジに近づくに
つれて高くなる土手M15aが形成されていて、閉じた
ときに前述の隙間を埋めるようになっている。つまり、
キートップ面と本体の袖部分の上面とはほぼ同一面にな
っている。ディスプレイ側に土手を形成しない場合は、
外観上の隙間を埋めるために本体の袖部分を高くするこ
とになり、キートップ面よりも袖部分が高くなり操作性
が悪くなる。
【0038】(キーボードユニットの構造)図24はキ
ーボードM3が本体に収納された様子を本体正面から見
た図である。キーボードM3は、本体のくぼんだ部分M
100に収納され本体収納面M101に設けられたレー
ルM102と両側面M103にガイドされて、前方に移
動し、取り出せる。両側面のガイドM103は、さらに
詳しくは図に示すように突起面M104が形成されてい
て、キーボードM3の下側の稜部M105に接し、キー
ボードの出し入れによって生じる傷が目立ちにくい位置
にできるよう工夫されている。
【0039】図12、および図13はキーボードM3が
本体収納面上にあるときの様子を側面から見た図であ
る。
【0040】キーボード裏面には2か所の窪みM10
6、M107が設けられていて、レールM102に設け
られた突起M108との係合により、2つのポジション
で安定する。M131はゴム足である。キーボード側を
突起にしていないので、ゴム足を高くする必要はない。
係合する部分は本体の先端付近であり、キーボードの自
由度も高く、手で簡単に持ち上げることもできるのでキ
ーボードの移動はスムーズに行える。
【0041】第1のポジションは収納ポジションであ
り、図12に示されるように、突起M108に窪みM1
06がはまった位置であり、キーボード前端が本体前端
と揃う位置である。キーボードが収納位置にあるとき給
紙台ユニットによりもっとも奥に位置するファンクショ
ンキーが隠されていて、タッチパネルに指で触れるさい
に、手がキーに触れるのを防止している。
【0042】第2のポジションは操作ポジションであ
り、図13に示されるように、突起M108に窪みM1
07がはまった位置である。このとき給紙台ユニットM
31に隠れていたファンクションキーが現れて全キーが
操作できる。また操作ポジションでは安定性が増すよう
に窪みM107は深く、収納ポジションでは取り出しが
滑らかに行えるように窪みM106は浅く形成されてい
る。またキーボード後部は給紙台ユニットの下にあり、
キーボードM3の後部に設けられた突起M109が給紙
台ユニットの下面に接触しキー操作の際の浮きが防がれ
る。また、給紙台ユニットは本体に着脱可能に取り付け
られていて、無理な力が加えられたときに外れるように
なっている。これにより、例えばキーボードの一部が給
紙台ユニットの下にある時に、キーボードをつかんで上
に持ち上げようとして給紙台ユニットが壊れるのを防ぐ
ことができ、また、ケーブルの収納状態が悪くキーボー
ドと給紙台ユニットとの間にケーブルが狭まりキーボー
ドの取り出しが出来なくなったときにこれを解除するこ
とができる。
【0043】図14にキーボードM3の背面斜視図を示
す。キーボードM3の上面手前側には窪みM113、M
114があり、ディスプレイを閉じたときにディスプレ
イの突起M62、M63が嵌まりキーボードが収納位置
で保持される。図16はディスプレイを閉じたときの様
子を示している。
【0044】窪みM113、M114は操作感、外観を
損なわないように小さく浅いが、キーボード底面の窪み
と、上面の窪みに上下からはさむ形で突起がはまってい
るので保持力は高い。
【0045】〈ケーブル〉図14を参照してケーブルの
収納について説明する。ケーブルM115はキーボード
M3の背面から上面にかけて設けられた溝に収納されて
いる。上面の溝は3分の2付近まで形成されていて、す
なわちケーブルM115は溝の終端M110まで固定さ
れている。図に示されるように、キーボードを引き出し
たときはケーブルM115は(イ)の位置にありキーボ
ードが本体に収納されたとき、二点鎖線(ロ)で示され
るようにU字型にキーボード背面に納まる。また、この
位置で固定されているときキーボードを本体手前下に降
ろすことができる。ケーブルはこのほか溝が切り欠かれ
た部分M111、あるいはツメM112の位置など数カ
所で固定できるようになっていて、もっとも伸ばしたと
き70センチ程になり、キーボードを膝のうえに載せて
使うことができる。
【0046】キーボードは本体に収納されるとき、背面
側から押し込まれるが、図13に示されるように、給紙
台ユニットM31の下にもぐり込む形になるので、上面
のケーブルが溝から浮いているとケーブルが詰まり、キ
ーボードが動かなくなるという事故を招く。これに対
し、背面側は浮いていても押込まれるので心配がない。
本装置では、頻繁に必要とされるケーブルの長さだけ上
面に収納し、それ以上の長さのケーブルは背面に収納し
てある。
【0047】また、キーボードのケースは、図14に示
されるように上ケースM132と下ケースM133の二
分割になっていて、背面の溝は上下で作られている。断
面図を図15に示す。下ケースM133側に少し窪みを
付け、上ケースM132で押さえるという単純な構造で
ケーブルを保持でき、さらにツメM112を設けるだけ
で保持力の強い部分を簡単に作れる。
【0048】〈エジェクタ〉キーボードM3は本体に設
けられたエジェクタユニットM117により収納位置か
ら操作位置に向かって押し出される。エジェクタユニッ
トの構成図を図17に示す。背面側から見た図であり、
図14に対応して描かれている。
【0049】エジェクタユニットM117は、キーボー
ド押し出し方向にバネM118、M119によって付勢
されたエジェクタM120と、エジェクタM120のス
ライド運動を案内するエジェクタガイドM121と、エ
ジェクタM120を保持、開放するラッチM122とか
ら成る。キーボードM3の背面に設けられた突起M11
6はエジェクタM120に相対していて、キーボードを
収納方向に押し込む動きに連動して、突起M116がエ
ジェクタM120をラッチ側に押し込み、開放状態にあ
ったエジェクタM120はラッチM122に保持され
る。再度キーボードを収納方向に押し込むと、これに連
動してエジェクタが開放され、バネM118、M119
の力でエジェクタM120が移動しキーボードM3を押
し出す。エジェクタガイドM121には斜面M123が
形成されていて、これに対応してキーボード裏面がえぐ
られている。これにより、ケーブルが斜面に沿って持ち
上げられ突起を越えるので、突起とエジェクタの間にケ
ーブルが挟まることがない。
【0050】図18を用いて詳しく説明する。これはキ
ーボードM3とエジェクタガイドM121との関係を表
わす側面図である。キーボードが収納されるまでの動作
を上から順に(A)〜(D)で表わしてある。
【0051】(A)キーボード背面の突起M116がエ
ジェクタM120に近づくとき突起M116とエジェク
タM120の間にケーブルM115がある。
【0052】(B)突起M116はケーブルM115を
はさんだままエジェクタM120を押していく。
【0053】(C)ケーブルM115は斜面M123に
沿って次第に上に持ち上げられる。
【0054】(D)ケーブルM115が斜面M123に
沿って持ち上げられ突起M120を越え、突起M116
とエジェクタM120が正しく接触しエジェクタM12
0が正規の位置まで押し込まれる。
【0055】(ハンドセットの構造)図26にハンドセ
ットユニットM4を示す。
【0056】M81は上カバーM82と下カバーM83
からなるハンドセット置台で、この置台M81は本体に
接続するコネクタM84を有した電話線M85を備えて
いる。M86はハンドセット置台M81に電話線M87
で接続されたハンドセットである。置台M81には本体
に結合するための置台固定体M88が置台M81の外形
状の一部を形成するように回動並びに摺動可能に設けら
れ、回動並びに摺動時に固定体M88は一点鎖線の如く
一端固定部M88aを突出させる。
【0057】ここで図27はハンドセット置台M81を
分解して示すもので、M82、M83並びにM88は図
26に示す上カバー、下カバー並びに置台固定体であ
る。下カバーM83内には電話線M85及びM87を2
個のモジュラージャックJ1 、J2 によって中継された
中継ケーブルM89が配設されている。そして置台固定
M88は下カバーM83の底面及び側面の一部を形成す
るような形状に構成され、下カバーM83の底面の一部
を形成する置台固定体M88の一端は固定部M88aを
形成し、この固定部M88aの先端には2つの鍵状の溝
M90a,M90bが並設されている。この置台固定体
M88の両側には折曲M88b、M88cが形成され、
前記下カバーM83の側面の一部を形成する他端M88
d側の折曲片M88b、M88cには長穴M92a、M
92bが形成され、この長穴M92a、M92bには下
カバーM83に取付けられた取付片M97a、M97b
からの軸M93a、M93bが挿入されている。これに
より置台固定体M88は図28に示すようにQ方向に回
動可能であり、回動度、P方向にスライド可能となって
いる。また、M96a、M96bは折曲片M88b、M
88cに設けられた突き当て部で、図29に示す如く本
体に結合時に本体カバーM6の外壁に突き当たる部分で
ある。
【0058】この固定部M88aは図29、図30に示
す如く本体カバーM6の結合部M100aに結合され、
固定部M88aの先端の溝M90a、M90bが軸M1
01に係止されるようになっている。M102はハンド
セット置台M81側からのコネクタM84を接続するた
めの本体側のコネクタである。
【0059】次に上記構成の動作を説明する。
【0060】最初に置台固定体M88がハンドセット置
台M81の下ケースM83の外形状の一部を形成してい
る図28の実線で示す状態から説明する。この状態では
ハンドセット置台M81を本体カバーM6の結合部M1
00aに結合することは不可能な状態となっており、置
台M81からの電話線M85のコネクタM84を本体側
のモジュラージャックM23に接続されているだけで、
ハンドセット置台M81は本体に対し離間しており自由
な位置をとることができるようになっている。この時の
全体の状態を図4に示す。
【0061】次にハンドセット置台M81を本体に結合
する場合について説明する。
【0062】置台固定体M88を長穴M92a、M92
bにより軸M93a、M93bを中心として図28に示
す収納状態から矢印Q方向に上カバーM82に当接する
まで回動し、突き当て部M96a、M96bの位置が図
28の二点鎖線Aに位置する。そして置台固定部材M8
8の先端固定部M88aを矢印P方向に長穴M92a、
M92bの距離だけスライドさせ、突き当て部M96
a、M96bの位置を図28の二点鎖線Bに位置させ
る。
【0063】そして、置台固定体M88の固定部M88
aを本体カバーM6の結合部M100aに突き当て部M
96が本体カバーM6の外形状に当たるまで挿入し、固
定部M88aの先端の鍵形状の溝M90a、90bに結
合部M80aのM80bを嵌め込み、溝M90a、M9
0bを軸M80bに係合させれば固定部M88aが本体
にブロックされ、ハンドセットM86を備えたハンドセ
ット置台M81は図29、図30に示すように本体に結
合される。この時、ハンドセット置台M81は固定端M
88aの先端溝M90a、M90bと本体側の軸M80
bとの係合部、本体カバーM6の外壁に突き当たる突き
当て部M96a、M96b、軸M93a、M93b、上
カバーM82と接触する固定部M88aの基部の保持部
分により立体的に強固に本体に保持されるものである。
この上カバーM82と接触する固定部M88aの基部の
部分の面積が置台固定体M88を矢印P方向にスライド
させることにより増大し、置台M81を本体に非常に強
固に保持させることができるものである。また本体カバ
ーM6内に設けた板バネM79によって固定端M88a
を本体カバーM6に押さえつけ、ハンドセット置台81
a本体に対するガタを解消している。このようにして結
合された置台M81と本体全体の状態を図6に示す。こ
れでハンドセット置台M81が本体に一体に設けられた
場合同様に使用できるものである。次にハンドセット置
台M81を本体から図4に示すように離間させて再度独
立した状態とする場合について説明する。
【0064】固定部M88aの溝M90a、M90bに
よる結合部M80aの軸M80bとの係合を解除して固
定部M88aを本体カバーM6の結合部M80aから抜
き取る。そして置台固定体M88はその突き当て部M9
6a、M96bの位置を図28の二点鎖線Bから二点鎖
線Aの位置まで移動するように置台固定体M88aの固
定部M88aを矢印P方向とは逆方向にスライドさせ、
それから置台固定体M88を矢印Q方向とは逆方向に回
動させて置台固定88を図28に示す収納状態とするも
のである。
【0065】(スキャナユニットの構造)スキャナユニ
ットM13は本体後方にあって、ディスプレイヒンジ下
方と本体ユニットM1との隙間を給紙口としている。給
紙部には原稿のガイド手段を備えた給紙台ユニットM3
1が本体カバーM6の4か所の穴M6b(図2参照)に
たいしてはめこまれている。このユニットM31はスキ
ャナがないモデルのときは原稿ガイドのないユニットを
取り付けるため、スナップヒットによって容易に着脱可
能である。また、キーボードM3の扱い方によって本ユ
ニットに大きな力が加わったときのセーフティー手段と
しても有効である。図23にスキャナユニットの断面図
を示す。図示のように、本スキャナユニットは分離ロー
ラーM222、分離パッドM223、搬送ローラー対M
224、M225、読取りセンサM226、読取りプラ
テンローラーM227、排紙ローラー対M230、M2
31で構成されている。原稿をFAXする場合などに
は、ユーザーは先ず給紙台ユニットM31に原稿をセッ
トする。ここで分離ローラーM222直前には原稿検知
センサM234があって、挿入を検知すると、CPU基
板M24上の制御回路は不図示の給紙モーターを駆動し
分離ローラーM222を回転させる。分離ローラーM2
22は分離パッドM223との間の摩擦力によって下の
1枚を分離し、原稿端センサM235まで送り停止す
る。ユーザーがタッチパネルからFAX送信やコピー命
令等を出すと、制御部は不図示の給紙モーター、搬送モ
ーターを駆動し搬送ローラー対M224、M225に加
えられるまで紙を送り、その後給紙モーターを停止さ
せ、2枚目以降の紙を送らないようにしながら1枚目の
紙を読取りセンサM226上方の読取り部に搬送する。
読取りセンサM226、読取りプラテンローラーM22
7間に搬送された原稿の画像情報は周知の光電変換によ
って電気的に読取られ、制御回路に送信される。1枚目
の原稿は順次搬送ローラM224によって送られながら
電気的に読取られ、次の排紙ローラー対M230、M2
31によって本体後方に備えられたトレイM236上に
排紙される。以下、2枚目以降も同様な動作にて読取
り、排紙される。
【0066】以上、説明した各ユニットによって本装置
は構成されている。
【0067】(プリンタの概略)図31は図1に示した
プリンタM200の内部の構成例を示す。
【0068】ここで9は図32につき詳述するインクジ
ェット記録ヘッドを有したヘッドカートリッジ、11
は、これを搭載して図中S方向に走査するためのキャリ
ッジである。13はヘッドカートリッジ9をキャリッジ
11に取付けるためのフック、15はフック13を操作
するためのレバーである。このレバー15には、後述す
るカバーに設けられた目盛を指示してヘッドカートリッ
ジの記録ヘッドによる印字位置や設定位置等を読取り可
能とするためのマーカ17が設けられている。19はヘ
ッドカートリッジ9に対する電気接続部を支持する支持
板である。21はその電気接続部と本体制御部とを接続
するためのフレキシブルケーブルである。
【0069】33は、キャリッジ11をS方向に案内す
るためのガイド軸であり、キャリッジ11の軸受25に
挿通されている。27はキャリッジ11が固着され、こ
れをS方向に移動させるための動力を伝達するタイミン
グベルトであり、装置両側部に配置されたプーリ29
A、29Bに張架されている。一方のプーリ29Bに
は、ギヤ等の伝導機構を介してキャリッジモータ31よ
り駆動力が伝達される。
【0070】23は紙等の記録媒体(以下記録紙ともい
う)の被記録面を規制するとともに記録等に際してこれ
を搬送するためのプラテンローラであり、搬送モータ3
5によって駆動される。37は記録媒体を給紙トレー4
側より記録位置に導くためのペーパーパン、39は記録
媒体の送給経路途中に配設されて記録媒体をプラテンロ
ーラ33に向けて押圧し、これを搬送するためのフィー
ドローラである。41は記録媒体搬送方向上、記録位置
より下流側に配置され、記録媒体を不図示の排紙口へ向
けて排紙するための排紙ローラである。42は排紙ロー
ラ41に対応して設けられる拍車であり、記録媒体を介
してローラ41を押圧し、排紙ローラ41による記録媒
体の搬送力を生じさせる。43は記録媒体のセット等に
際してフィードローラ39、押さえ板45、拍車42そ
れぞれの付勢を解除するための解除レバーである。
【0071】45は記録位置近傍において記録媒体の浮
上り等を抑制し、プラテンローラ33に対する密着状態
を確保するための押さえ板である。本側においては、記
録ヘッドとしてインク吐出を行うことにより記録を行う
インクジェット記録ヘッドを採用している。従って記録
ヘッドのインク吐出形成面と記録媒体の被記録面との距
離は比較的微少であり、かつ記録媒体と吐出口形成面と
の接触を避けるべくその間隔が厳しく管理されなければ
ならないので、押さえ板45の配設が有効である。
【0072】51はホームポジションにおいて記録ヘッ
ドのインク吐出口形成面と対向するゴム等の弾性材料で
形成したキャップであり、記録ヘッドに対し当接/離脱
が可能に支持されている。このキャップ51は、非記録
時等の記録ヘッドの保護や、記録ヘッドの吐出回復処理
に際して用いられる。吐出回復処理とは、インク吐出口
内方に設けられてインク吐出のために利用されるエネル
ギ発生素子を駆動することにより全吐出口からインクを
吐出させ、これによって気泡や塵埃、増粘して記録に適
さなくなったインク等の吐出不良要因を除去する処理
(予備吐出)や、これとは別に吐出口よりインクを強制
的に排出させることにより吐出不良要因を除去する処理
である。
【0073】53はインクの強制排出のために吸引力を
作用するとともに、かかる強制排出による吐出回復処理
や予備吐出による吐出回復処理に際してキャップ51に
受容されたインクを吸引するために用いられるポンプで
ある。55はこのポンプ53によって吸引された廃イン
クを貯留するための廃インクタンク、57はポンプ53
と廃インクタンク55とを連通するチューブである。
【0074】59は記録ヘッドの吐出口形成面のワイピ
ングを行うためのブレードであり、記録ヘッド側に突出
してヘッド移動の過程でワイピングを行うための位置
と、吐出口形成面に係合しない後退位置とに移動可能に
支持されている。61はモータ、63はモータ61から
動力の伝達を受けてポンプ53の駆動およびキャップ5
1やブレード59の移動をそれぞれ行わせるためのカム
装置である。
【0075】次に、上述したヘッドカートリッジ9の詳
細について説明する。
【0076】図32は本発明で使用されるプリンターの
記録手段として用いられるヘッドカートリッジの斜視図
を示し、インク供給源たるインク収容部を一体としたデ
ィスポーサブルタイプのものとしてある。
【0077】このカートリッジの記録ヘッド部IJH
は、Si基板上に電気熱変換素子(吐出ヒータ)と、こ
れに電力を供給するAl等の配線とが成膜技術により形
成されて成るヒータボード(不図示)を備えている。
【0078】記録ヘッドIJHは、供給タンクを備え、
インク供給源をなすインク貯留部ITからインク供給を
受け、ヒータボードと天板との接合により形成される共
通液室にインクを導くサブタンクとして機能する。
【0079】インク貯留部ITには、インクを含浸させ
るための吸収体が内在されており、インクタンク本体9
b内に配置される。
【0080】1400はカートリッジ内部を大気に連通
するために蓋部材に設けた大気連通口である。大気連通
口1400の内方には撥液材が配置されており、これに
より大気連通口1400からのインク漏洩が防止され
る。
【0081】そして、インクはカートリッジ内部より供
給口から記録ヘッドを構成する供給タンク内に供給さ
れ、その内部を通った後、導出口より適宜の供給管およ
び天板のインク導入口を介して共通液室内へと流入す
る。
【0082】そして、所定の記録信号に基づき、吐出ヒ
ータを発熱させその熱エネルギーを利用してインクを吐
出し所望の記録画像を得る。
【0083】なお、このプリンターは、前述のようにイ
ンクジェット記録方式の中でもバブルジェット方式の記
録ヘッド、記録装置を使用したものである。かかる方式
によれば記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0084】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、
コンティニュアンス型のいずれにも適用可能であるが、
特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保
持されているシートや液路に対応して配置されている電
気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える
急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印
加することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生
せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、
結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(イン
ク)内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の
成長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を
吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動
信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮
が行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の
吐出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動
信号としては、米国特許第4463359号明細書、同
第4345262号明細書に記載されているようなもの
が適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関す
る発明の米国特許第4313124号明細書に記載され
ている条件を採用すると、さらに優れた記録を行うこと
ができる。
【0085】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書、米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成とする
こともできる。すなわち、記録ヘッドの形態がどのよう
なものであっても、記録を確実に効率よく行いうるから
である。
【0086】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。加えて、上
例のようなシリアルタイプのものでも装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的に設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いることも可
能であり、本例ではカートリッジタイプのものの例を示
した。
【0087】また、記録装置の構成として設けられる、
記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を
付加することは本発明の効果を一層安定できるので、好
ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘ
ッドに対してのキャッピング手段、クリーニング手段、
加圧或いは吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加
熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記
録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを行なうことも
安定した記録を行なうために有効である。
【0088】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。
【0089】スキャナユニットの紙搬送路上部は紙搬送
ジャムの解除のために、軸M128を支点に回転して開
く。開いた様子を図24に示す。分離パッド23、搬送
ローラ25、読み取りプラテンローラ27、および排紙
ローラ31を含んだ上部が取り去られることにより、搬
送面が現われ、ジャム解除が簡単に行なえる。上部を開
く際には、開平つまみM124に手を掛けて開く。開平
つまみM124は通常第図23中に示される(イ)の位
置にあり、スキャナユニット上部を開くときに(ロ)の
位置にして用いる。閉つまみM124は、軸M125の
回りに回転自在に取り付けられており、開閉つまみM1
24の動きに連動して軸M126の回りに回転するバネ
M127との関係により、(イ)と(ロ)の位置の二か
所で安定する。このように開閉つまみM124は通常
(イ)の位置にあり、このとき外観と一体的で、すっき
りとしたデザインになっていて、ジャム解除の際には
(ロ)の位置にすることで、手が掛けやすく簡単に上部
を開けることが可能となる。図23は(ロ)の位置での
開閉つまみM124の斜視図である。
【0090】また、開閉つまみM124は、ディスプレ
イM2の角度調整用ストッパーも兼ねている。図25を
用いて説明する。ディスプレイM2はもっとも大きく開
いたとき、図中(ハ)の位置にあるが、このときディス
プレイの面M129が本体側の本体上カバーM7突起M
130に当接している。よく一般に回転ヒンジの摩擦を
利用してディスプレイの角度を無段階的に調整可能にす
るが、本装置のようにタッチパネルを押圧操作する場合
はその保持力が問題になる。そこで、本装置は開閉つま
みM124を用いて図中(ニ)の位置を提供している。
つまり、開閉つまみM124を図22の(ロ)の位置に
したときは、開閉つまみM124の端部にディスプレイ
M2の背面が当接し、ディスプレイM2が図中25
(ニ)の位置に保たれる。
【0091】(基本回路構成)図33は、本実施例の基
本回路構成を示したブロック図である。
【0092】以下、図33の各部について説明する。
【0093】E1はCPUであり、本システム全体の制
御および演算を行なう役割を持つ。基本動作周波数10
MHzである。E2はコンタクトセンサであり、画像を
電気信号に変換する。前述のとおり、本体後部上面内部
に装備している。光源はLEDであり、解像度は200
dpiである。スキャナコントローラE3と組み合わせ
ることにより、イメージを2値、誤差拡散法で読み取る
ことができる。E3はスキャナコントローラであり、ス
キャナ部全体のメカ制御および駆動、2値/中間調(誤
差拡散法)等の画像読み取りを行なう。
【0094】E4はプリンタである。本実施例において
プリンタは別置きであり、ソフトウエアによってプリン
タの選択が可能である。インクジェットプリンタの一方
式であるバブルジェットプリンタ、熱転写プリンタ、レ
ーザービームプリンタ等、様々なニーズに応えることが
できる。本機内部では200dpiの解像度を使用して
いるが、次項プリンタコントローラE5によって密度変
換を行なっているために360dpiのプリンタを使用
できる。E5はプリンタコントローラであり、I/Oコ
ントローラE9より来る画像データをパラレル信号に変
換し、プリンタインターフェースを通じてプリンタE4
に送る役割を果す。なお、画像の縦横変換は本プリンタ
コントローラE5にて行なう。また、内部の標準密度で
ある200dpiから360cpiに変換するために密
度変換(伸長→補間→圧縮)を行なっている。
【0095】E6はタッチパネルであり、使用者からの
指示を入力するために用いる。本機では、見やすさを向
上させるためにノングレア処理を施してある。タッチパ
ネルとしての形式は導伝薄膜方式のアナログタイプ(抵
抗分割型)であり、得られたデータをI/Oコントロー
ラE9でA/D変換して使用している。また、ホットキ
ーと呼ばれる特殊な印刷が施されている。これは、タッ
チパネル上のある特定の部分にその機能を表す特別な印
刷をしておき、ユーザがその部分をタッチすることによ
って、どのような処理を行なっていても無条件にその特
別な機能を実行するものである。例えば、『電話』『F
AX』など、いつでも急に必要になるものを印刷してお
き、前述の処理を行なうことによってユーザの操作性を
向上させている。本実施例によるタッチ可能領域は23
5mm×146mmである。
【0096】E7は10キーであり、数字等を入力する
ために用いる。キーボードE8に接続して用いる。0〜
9、カーソルおよび、一改行キーなどがあり、数字デー
タの入力能率向上のために用いる。E8はキーボードで
あり、ワードプロセッサ等のデータを入力するために用
いる。本キーボードはワードプロセッサ内蔵型のもので
ある。また、前述のとおり、本体に収納可能な分離型で
あるが、本体内に内蔵した形のままでも使用可能であ
る。接続方式としてはワイヤード接続であり、配置は旧
JIS配列となっている。
【0097】E9はI/Oコントローラであり、メモリ
以外の標準IOの制御を行なう。すなわち、CPUE1
よりアドレス、データ、制御情報をもらい、これらをフ
ロッピーディスクコントローラE12、リアルタイムク
ロックE14、ハードディスクコントローラE17、T
EL・FAX・音源コントローラE23に渡すため、8
ビット/16ビットのバス変換、アドレスデコードを行
なう。また、スキャナコントローラE3やプリンタコン
トローラE5にデータを渡すためのバス制御(DMA制
御等)も合わせて行なっている。さらに、タッチパネル
E6より得られたデータをA/D変換してCPUE1に
渡す役割も果す。また、キーボードE8からのシリアル
データをパラレルに変換する。さらに、マウスE10か
らのデータをデコードし、X偏移、Y偏移、押しボタン
の状態およびこれらのインタラプト制御情報に変える。
【0098】マウスE10は本体後部に専用コネクタが
あり、メカニカルタイプのマウスを接続することによっ
て、タッチパネルと並ぶポインテイグデバイスとして使
用可能である。E11は1.6M/1Mの両用タイプの
フロッピーディスクドライブである。1Mタイプ時に
は、フォーマ容量720KB512Bセクタ9セクタ/
トラック80トラック×2であり、1.6Mタイプ時に
はフォーマット容量1.2MB1024Bセクタ8セク
タ/トラック77トラック×2である。E12はフロッ
ピーディスクコントローラである。フロッピーディスク
上の情報とデジタルデータの相互変換、また、シーク等
のメカ制御を行なう。
【0099】E13はリアルタイムクロックE14をバ
ックアップするための電池である。円形のリチウム電池
であり、電源ブロックの中に位置する。E14はリアル
タイムクロックである。電源ON時にはシステム全体の
電源ブロックより電源を供給され、電源OFF時には電
池E13より供給されて時計データのバックアップを行
なう。
【0100】E15はSCSIインターフェースであ
る。端子が本装置外部に出ており、コネクタで接続する
ことによって、SCSIインターフェース装置の機器を
使用できる。E16はハードディスクドライブである。
40MBの容量を持ち、本装置内部に実装される。E1
7ハードディスクコントローラは、ハードディスクドラ
イブE16とはSCSI信号で接続される。使用状況に
よりハーディスクファンE41の制御が行なわれ、また
コマンドによりスピンドルモータを停止させることがで
きる。E18はスピーカであり、TEL・FAX・音源
コントローラE23による音声、音楽、信号等を再生す
る場合に使用する。E19は排気用のファンである。本
装置全体が待機状態になったとき、ファンを停止させて
騒音、および消費電力を低減させる。
【0101】E20はRS232Cインターフェースで
ある。コネクタが機器外部に出ており、モデム等のシリ
アル・インターフェースを持つ機器とケーブル接続する
ことによって使用可能となる。E21は公衆回線であ
り、外部ファクス、電話等を結ぶために使用する。E2
2はNCUであり、電話、ファクスの電圧変換等の回線
制御を行なう。通話路数は1つであり、AA、MA、A
M、MMのいずれの形式でも可能である。また、パルス
ダイヤル(10/20pps)、トーンダイヤルを使う
ことができる。子電話E24、ハンドセットE25とは
モジュラジャックにて接続される。本NCU22は子電
話E24、ハンドセットE25、に対してともにリンガ
オフ機能を持っている。本NCUE22、公衆回線E2
1、子電話E22、ハンドセットE25の接続に関して
は図34において詳しく解説を行なう。
【0102】E23はTEL・FAX・音源コントロー
ラであり、電話、FAXの総合制御、またADPCM、
FM音源等の音源コントロールを行なう。ADPCMは
サンプリング周波数として3.9、5.2、7.8の3
つの周波数が選択可能である。また、FM音源はメロデ
イ11音同時発音、またはメロデイ5音、リズム6音の
同時発音が可能である。またPBレシーバの機能があ
り、回線上から送出されたトーン信号を認識することが
できる。さらにスピーカE18のためにアンプ部分もあ
り、ソフトウエアにて8段階のレベル可変を行なうこと
ができる。
【0103】E24は子電話である。親機から離れた所
において電話の着信や送出、ファクスの転送のために使
用する。E25はハンドセットである。本ハンドセット
は、ダイヤルボタン、フックボタン等を持つ電話機であ
る。従って、10pps/20ppsのダイヤル機能や
トーンダイヤル、リンガ機能がある。本ハンドセットE
25は本機器の脇に置き、通常の電話に使用する他、A
DPCM回路への入力にも使用する本ハンドセットE2
5を持ち上げることにより、どのようなアプリケーショ
ンを使用していても電話使用画面になる。
【0104】E26は1200/300BAUDの非同
期通信モデム(CCITT V.21、V.22規格)
である。本モデムボードを対応するコネクタに挿入する
ことによって、電話/ファクス共用の公衆回線E14を
パソコン通信としても使用できるようになる。また、本
モデムE26を動作させるためにシリアルインターフェ
ースが必要であるが、これはRSインターフェースE2
0と共用しており、TEL、FAX音源コントローラE
23内部で切り換えている。動作モードはオリジネート
/アンサ/オートであり、ATコマンドに準拠したコマ
ンドで操作が可能である。
【0105】E27はファクスモデムである。G3、G
2に対応し、半2重通信方式でCCITTV.29、
V.27ter、T.30、V.21チャンネル2、
T.4、T.3をサポートしている。E28はI/Oバ
スである。本システムはI/OバスとDRAMバス、R
OMバスを分離することにより、高速性とバスの簡素化
を達成している。すなわち、バスバッファを低減化し、
DRAMのリフレッシュ時もROM、I/Oバスを動か
すことによって性能を上げている。
【0106】E29は本機器のROMである。512K
×8bitsの4MビットマスクROMを8個使用して
いる。本装置全体の制御用プログラム(マネージャ、ド
ライバ、DOS、アプリケーション)やフォント、辞書
等のデータを記憶している。アクセス スピード200
nsecのものを選ぶことによりCPU E1をウエイ
トで動作させることができる。
【0107】E30はRAMであり、本装置全体のデー
タ、プログラムを記憶するために使用する。本機器では
標準状態で1Mビット ダイナミックRAMを8個使用
しており、最大24個まで拡張可能である。すなわち、
この時の容量は3Mバイトとなる。アクセススピード1
00nsecのものを使用することにより、CPUE1
をノーウエイトで動作させることが可能である。また、
このダイナミックRAMのリフレッシュはシステムコン
トローラE31により、水平帰線時間に行なわれる。
【0108】E31はシステム コントローラであり、
本システム全体の制御を行なっている。具体的には、ダ
イナミックRAMのリフレッシュ制御、アドレス・マッ
ピング、ソフトウエアによるウエイトコントロール、各
種制御信号の生成、DMA制御を行なっている。また、
クロック発振回路を持ち、システム全体に基本クロック
を供給している。
【0109】E32はVRAMであり、画像信号を記憶
する役割を持つ。実際にはデュアルポートRAMと呼ば
れる2ポートメモリを使用しており、CPU E1側か
らのアクセスとCRTコントローラE33からのアクセ
スが同時に行なえるために高速な画像表示が可能であ
る。このVRAMもRAM E30と同様にアクセスス
ピードが100nsecのものを選ぶことによりCPU
E1をノーウエイトで動作させることが可能であり、
またリフレッシュ動作もシステムコントローラE31に
よって行なわれる。E33はディスプレイコントローラ
である。CPUE1によりVRAM E32に書かれた
画像を読み出し、液晶用信号に変換する役割を持つ。カ
ーソルやウインドウをVRAM E32より読みだした
映像信号と合成して表示するために専用のウインドウメ
モリE34を持つ。また、階調表示のための専用のメモ
リとして、階調メモリE37を持つ。さらに、作業用の
バッファとしてE36変換用メモリをもつ。本コントロ
ーラから出力された信号は液晶ディスプレイE35に送
られ、映像を表示する。
【0110】E34はウインドウメモリである。カーソ
ルやウインドウを表示するための画像を記憶する。E3
5は640×400ドット、冷陰極管によるバックライ
ト付きのブルーモードの液晶ディスプレイであり、本装
置の様々な表示(メインメニュー、アプリケーション、
時計、月日、キーボードのステータス、道具箱)を行な
う。この液晶ディスプレイE35はタッチパネルE6と
重ねて置かれており、使用者はこの表示を見てタッチパ
ネルE6を触ることにより、本装置の制御ソフトである
マネージャに様々な指示を与える。この液晶ディスプレ
イとタッチパネルE6の位置、さらにタッチパネルE6
の精度により、タッチパネルE6を押しても正しい位置
を指示できないことがあるために、タッチパネルE6か
ら得られるデータについて可変抵抗を用いて調整を行な
っている。また、画像を水平面において3分割表示を行
なったり、表示スタートアドレスを可変にしてある。な
お、液晶ディスプレイのコントラスト、バックライトの
輝度は、ともにディスプレイコントローラE33の中の
独立の可変抵抗にて調整可能である。
【0111】E36はディスプレイに関する様々な作業
用バッファである。E37は階調表示用のメモリであ
る。本装置の場合、通常の信号が階調表示されることは
なく、拡張スロットE43からのデータを用いることに
より、階調表示が行なわれる。E38はEEPROMで
ある。システムの各種情報(接続機器の状態、電話関係
の細かい設定、メモリの使用状態等)を記憶して、電源
OFF時のバックアップを行なう。EEPROMのた
め、バックアップ用の電源は必要としない。これらのデ
ータは拡張バスコントローラE39を通じてCPU E
1とデータのやりとりを行なう。
【0112】E39は拡張バスコントローラである。拡
張スロットE43のための様々な制御やEEPROM
E38、LED E40表示開閉スイッチE41、ハー
ドディスクファンE42等の周辺のIOの制御を行なっ
ている。E40は赤と緑の2つのLEDであり、CPU
E1からの指示によりON/OFFをすることができ
る。例えば、留守中ファクシミリや電話の状態をしめす
ランプとしても使用可能である。E41は表示部開閉ス
イッチである。本装置のディスプレイを開閉することに
よって機械的このスイッチがON/OFFし、拡張バス
コントローラE39を通じてCPU E1にその状態を
伝えることができる。このデータを利用してフタを閉じ
たときに表示部開閉スイッチE41→拡張バスコントロ
ーラE39→CPU E1を通じて→拡張バスコントロ
ーラE39→液晶ディスプレイE34という経路でバッ
クライトを消し、ディスプレイを開けたときに同じ経路
にてバックライトをつければ、ディスプレイの開閉によ
ってバックライトのON/OFFができるようになる。
【0113】E42はハードディスク用のファンであ
る。本装置は排気用ファンE19とこのハードディスク
用ファンE42の2種のファンを持っており、装置全体
の使用状況によってきめ細かく制御を行ない、騒音や消
費電力を低減させている。例えばハードディスクドライ
ブを使用しなくなって3分間経ってからハードディスク
ドライブE16のスピンドルモータを止め、さらに5分
後にハードディスクファンE42を止める、と言った具
合である。E43は拡張スロットである。本装置の内部
にあり、スタッキングタイプのコネクタを使用すること
によって基板を重ねて実装する。様々なIOやメモリ、
映像信号を扱うためのインターフェース信号が用意され
ている。E44はメインバスであり、本装置の基本バス
である。ROM E29、RAM E30、VRAM
E32等メモリ関係はすべてこのバスに接続されてい
る。また、拡張スロットE43からの様々な信号はこの
バスに接続される。
【0114】(NCU構成)図34は、本実施例の網制
御装置(NCUE22)の構成を示したブロック図であ
る。以下、図34の各部について説明する。
【0115】E100は本実施例にて使用するハンドセ
ット用端子である。本実施例ではハンドセットとして通
常の電話機を使用可能としている。E101は電話機の
フック状態を検出するための電流検出回路である。オフ
フック状態となるとOFFHK信号がLOWとなる。E
102はハンドセットコントロール用リレー(TL)で
ある。このリレーをH側に倒すことによってハンドセッ
トが回線から離される。このことにより、ハンドセット
をADPCM用のマイクとして使用可能である。また、
この時、Ci信号はハンドセットに伝わらない。これを
利用して、ハンドセットのリンガを制御可能である。
【0116】E103はダイオードブリッジである。C
i信号のデコードを行なうために、回線を整流する。E
104はCi信号のデコード回路である。ダイオードブ
リッジE103で整流した信号をデコードし、Ci信号
として他の回路にリンガが鳴動することを伝える。E1
05はマイクの入力信号MICinである。ハンドセッ
トをマイクの代わりとして使用するときにこの部分から
ADPCM回路に入力を行なう。E106はCi信号で
ある。Ci信号を受信していることを他の回路に伝え
る。
【0117】E107は子電話用の端子である。本実施
例では、上述のようにハンドセットの他に本端子にもう
1つの電話を接続することができる。その際に使用する
端子(モジュラジャック)である。E108は電話機の
フック状態を検出するための電流検出回路である。オフ
フック状態となると、OFFHK2信号がLOWとな
る。電流検出回路E101と機能は同等である。E10
9は子電話制御用リレー(H)である。このリレーをH
に倒すことにより、子電話のリンガを鳴動させないこと
が可能である。すなわち、子電話のリンガを制御するこ
とが可能である。またL側に倒すことによって回線と接
続される。すなわち、リンガは鳴動し、通常の電話機と
しての機能が使用可能である。
【0118】E110は直流カット用コンデンサであ
る。E111はハイブリッドトランスである。回線から
来た信号を1次側と2次側に分離し、さらにそれの入力
信号を分離しF綱検出回路E113、回線モニタ用信号
E115に伝える役割を果す。E112はオペアンプで
ある。インピーダンス変換用に用いる。E113はF綱
検出回路である。Fネットを使用するために、1300
Hzの信号を検出できるようになっている。E114は
F綱検出回路Fcである。F綱であることを認識した場
合、この信号はLOWとなる。E115は回線モニタ用
の信号RXTである。通話中に信号を記録するために使
用する。E116は公衆回線用の端子(モジュラ ジャ
ック)である。この端子を用いて本機器を公衆回線に接
続する。
【0119】E117はアレスタのグラウンドである。
アレスタE118と接続する。E118はアレスタであ
る。雷サージが回線E116から来た場合に回路を保護
する役割を果す。E119はラインフイルタである。公
衆回線E116ノイズ除去のために使用する。E120
0は回線切り換え用制御リレー(CML)である。この
リレーをH側に倒すことによって公衆回線E116の情
報がファクシミリ モデムに伝えられる。またL側に倒
すことによって同じく公衆回線E116の情報はハンド
セットE100および子電話E107側に倒される。
【0120】E121はダイヤルパルス発生用リレーで
ある。回線切り換え用制御リレーE120側に倒されて
いるときのダイヤルパルス発生用に使用する。すなわ
ち、このリレーを10パルス/秒または20パルス/秒
でON/OFFすることによって、ダイヤリングを行な
う。E122は回線電流用抵抗である。ダイヤルパルス
発生時に回線に電流を流すために使用する。E123は
ダイヤルパルス用波形整形リレー(S)である。ダイヤ
ルパルス時の波形整形を行なう。E124はリターンコ
イルである回線に電流を流すために使用する。E125
極性反転検出回路である。被呼側が応答した時に起こる
極性反転を検出する。これを利用して被呼側が応答した
かどうかを知ることができる。E126は直流カット用
のコンデンサである。E127はハイブリットトランス
である。ファクシミリモデム用信号を送信側と受信側に
分離するために使用する。機能的にはハイブリットトラ
ンスE111と同等である。
【0121】E128は受信側のインピーダンス変換用
のオペアンプである。回線側とファクシミリモデム(ま
たは通信モデム)側のインピーダンスマッチングを行な
う。E129は送信側のインピーダンス変換用のオペア
ンプである。回線側とファクシミリモデム(または通信
モデム)側のインピーダンスマッチングを行なう。E1
30はファクシミリモデム(通信モデム)への入力信号
RXAである。E131はファクシミリモデム(通信モ
デム)からの出力信号TXAである。
【0122】(ソフトウエア構成)図35から図61は
本発明の実施例のCPU E1の制御動作を示した図で
ある。
【0123】図35は本実施例のおけるソフトウエア構
造である。S1−3のOS(オペレーティングシステ
ム)は、FAXの送受信をバックグラウンドで行えるよ
うにマルチタスクOSである。S1−2のマネージャと
呼ばれる管理プログラムが、S1−3のOSとS1−1
のアプリケーションの間に介在し、ユーザとアプリケー
ションとのインターフェースを取り持っている。その中
で特に、タッチパネルへのタッチ、キーボード入力、タ
イマなどの各種のイベントを一括して管理し、発生した
イベントを待っているアプリケーションに制御を渡す、
いわゆるイベント駆動型システムを制御する機能を持
つ。
【0124】イベントにはハードイベントとソフトイベ
ントがある。ハードイベントは前述したタッチパネルE
6へのタッチやキーボードE8入力などハードウエア割
り込みを起こすイベントであり、ソフトイベントはアプ
リケーションが他のアプリケーションを起動する要求を
したときに発生する。同一のイベントを待つアプリケー
ションが複数ある場合には、現在動作中のアプリケーシ
ョンが優先される(このようなアプリケーションを、以
下カレントアプリケーションと言う。)。アプリケーシ
ョンは複数メモリ上に常駐し、それぞれイベント待ちの
状態にある。イベント待ちとは、制御はマネージャの中
にあり、あるイベントが発生するまでマネージャが監視
している状態を言う。あるイベントが発生すると、その
イベントを待っているアプリケーションを起動する。マ
ネージャによって起動されたアプリケーションは、制御
が渡ると発生したイベントに応じた処理を行ない、その
後マネージャに制御を帰しイベントを待つ状態になる。
【0125】マネージャは、他に、ハードウエア資源の
管理と整備の機能がある。ハードウエア資源の管理と
は、アプリケーションがプリンタやハードディスクなど
のハードウエア資源を使用するとき、必ずマネージャを
介して行うため、どのハードウエアがどのアプリケーシ
ョンで使用しているかを管理していることを言う。した
がって、他のアプリケーションで同時に同一のハードウ
エア資源を使用できないように制御できる。また、ハー
ドウエアのための整備には4種類あり、1つめは、ハー
ドエィスクの寿命を延ばすためのスピンドルモータON
/OFF制御である。後述のメモリスイッチアプリケー
ションでユーザの使用する時間を設定し、その時間帯に
はハードディスクドライブのスピンドルモータを常に回
し続けるが、使用しない時間帯ではモータを回さない制
御をする。スピンドルモータを回さない状態でハードデ
ィスクにアクセスすると、定常回転になるまで何秒間か
待たされることになる。
【0126】2つめは、ファン(排気ファンとハードデ
ィスクファン)のON/OFF制御である。騒音防止と
省電力のため、前述の使用外時間帯ではOFFし、使用
中はONする。3つめは、バブルジェットプリンタが接
続されている場合、インクの吐出不良を防ぐためのクリ
ーニング制御である。プリンタを使用せず4日間経つと
プリンタヘッドのクリーニングコマンドを発行する。ま
た、本体の電源を投入されたときには、他の初期処理と
ともに、クリーニングコマンドを発行する。4つめは、
表示画面のON/OFF制御である。後述の環境設定ア
プリケーションで設定される画面の暗転間隔に従い、何
のイベントも発生しない状態で設定された時間が経過す
ると表示画面を消す。その後何らかのイベントが発生す
るとつける。また、ディスプレイ自体が蓋の役目をして
いるので、ディスプレイを閉められると画面を消し、開
けるとつける制御をする。
【0127】図36はアプリケーションひとつであるメ
インメニューの画面である。メインメニューは、メモリ
上に展開されたアプリケーションの一覧を表示して、ユ
ーザによりカレントアプリケーションを選択する機能を
持っている。この状態に於いてはカレントアプリケーシ
ョンはメインメニューである。
【0128】S2−1は環境設定アプリケーションであ
る。図37はこの環境設定アプリケーションの画面で、
画面の暗転間隔、キーボード入力におけるリピート機能
の間隔や、スピーカの音量などを設定する。S3−1の
定着モードの項目は、バブルジェットプリンタでインク
の乾きが悪い紙に印刷するとき1行ごとに時間をおいて
印刷するモードをON/OFFするものである。またこ
の項目は接続するプリンタの種類により変化する。熱転
写プリンタの場合には、印字濃度の設定になる。さらに
定着のための時間(1行印字後待つ時間)を後述のメモ
リスイッチアプリケーションで設定することができる。
これは使用する紙の質や、本システムが置かれる室温、
湿度などにより、インクの乾き具合が違うからである。
【0129】S2−2は伝言板アプリケーションで、ユ
ーザが直接キーボードより伝言を入力して使用するほ
か、後述のFAXアプリケーションによるFAX送受信
でエラーが発生したときなどに自動的に書き込まれる
(このような伝言をシステム伝言と呼ぶ)。
【0130】S2−3はワープロアプリケーションであ
る。図38はこのワープロの基本画面、図39は印刷設
定画面で、S5−1のファクス送信スイッチは、印刷す
ることなく、直接送信用ファイルを作成しファイル送信
を行うものである。
【0131】S2−4はタッチパネル掃除アプリケーシ
ョンである。本システムはタッチパネルを採用している
関係上、タッチパネルを拭く状態が必要である。
【0132】S2−5はFAXアプリケーションで、図
40はこのFAXアプリケーションの基本画面、図41
は拡張機能画面、図42はFAX環境画面、図43は文
書取り出し画面である。図40において、相手の番号を
タッチパネルより入力し、原稿を給紙台ユニット上にセ
ットしてスタートボタンS6−3をタッチすることで送
信できる。拡張機能ボタンS6−1をタッチすると、図
41の画面になる。時刻指定や同報などの拡張機能を使
用できる。
【0133】本システムにおいて、接続するプリンタは
普通紙プリンタであるため、カット紙FAXとなる。ま
た、FAX専用のラインプリンタを持たないので、受信
は一旦ディスクに受ける。その後、自動的に印刷を行い
たい場合には、図42のS8−1自動印刷スイッチをO
Nの状態にしておく。さらに印刷後、受信したファイル
を削除するか残しておくかを、後述のメモリスイッチア
プリケーションで設定することができる。自動印刷スイ
ッチがOFFの状態なら印刷を行わない。受信ファイル
は文書取り出し機能で画面上で見ることができる。図4
3が受信文書の一覧画面である。S9−1の*印は印刷
が終了したことを示す。S9−2の削除スイッチはこの
*印がついたファイルを一括して削除するための機能で
ある。図44は受信文書を画面に表示したものである。
【0134】また、FAXはユーザが不在のときに受信
することもあり、受信したことを知らせる必要がある。
図1のM48はそのためのLEDであり、受信が正常に
行われるとLEDを点滅させる。その後何件か受信して
も点滅したままである。図40のS6−2の文書取り出
しスイッチを押すことにより、そのLEDを消す。ユー
ザはそのあと受信したファイルを確認する操作をするだ
ろうという前提である。
【0135】図36のS2−6は電話アプリケーション
である。図45はこの電話アプリケーションの基本画
面、図46は電話帳画面である。本システムにはダイヤ
リング可能なハンドセットが接続されているので、電話
をかける場合、ハンドセットから直接ダイヤルすること
ができるが、そのとき、図46の電話帳画面が自動的に
表示される。ここで電話帳を検索し、該当の項目をタッ
チすることでワンタッチダイヤルが可能である。また、
本システムでは上述のように子電話を接続できる。電話
がかかってきたとき子電話だけリンガを鳴らす、親
電話だけリンガを鳴らす、両方とも鳴らす、の選択が
できる。FAXアプリケーションと電話アプリケーショ
ンは、内部ではお互いに呼びあっているので、マネージ
ャのイベント制御下では、1つのアプリケーションと見
なされる。
【0136】図47はメモリスイッチアプリケーション
の画面である。これは、ハードウエア構成や外的環境の
設定を行い、その情報をEEPROME38に格納する
ものである。前述の環境設定アプリケーションは比較的
頻繁に変更する環境の設定であり、メモリスイッチアプ
リケーションは頻繁でないものや、従来のDIPスイッ
チに相当する項目を設定する。印字領域を制御するため
に必要な情報である“接続されるプリンタの種別”、
“ハードディスクの有無”、“回線の種類”、バブルジ
ェットプリンタではインク切れを検知できないため自動
印刷で正常に印刷できなかった場合を考慮する。“自動
印刷したファイルを印刷後削除するか残すか”、バブル
ジェットプリンタ使用時、インクの乾き具合を考慮する
“定着モード時の時間”、ハードディスクのスピンドル
モータの制御やファンの制御に必要な情報である“ハー
ドディスクの使用時間帯の設定”、給紙制御に必要な
“カットシートフィーダ(CSF)の有無”などの設定
項目がある。
【0137】以上のほかにスプール印刷アプリケーショ
ンがある。これはアイコンを持たないため、図36の一
覧には現われない。これは、印刷イメージのファイルを
作り、ソフトイベントを利用してこのアプリケーション
に渡すと、キューイングして、イベントの合間に印刷処
理を行うものである。また、印刷終了したファイルは、
前述のメモリスイッチアプリケーションの自動印刷後フ
ァイルを削除するかどうかの設定により、削除しない場
合には、終了印が書き込まれる。
【0138】次に、図48〜図61のフローチャートに
従い、本発明の実施例の動作を説明する。なお、以下の
フローを実行するためのプログラムはROM E29に
格納されており、CPU E1はこのプログラムを実行
することにより、以下の制御を行う。
【0139】図48はマネージャの処理である。まずス
テップS14−1で現在の日付・時刻を得る。次に電源
投入後最初の起動だったら、ステップS14−28に進
み、各ハードウエアの初期化を行い、ステップS14−
29でプリンタE4に対しクリーニングコマンドを発行
する。クリーニングコマンドを受信したプリンタE4が
バブルジェットプリンタの場合、図31のポンプ53の
吸引力によってインクの強制排出を行い、吐出不良要因
を除去する。なお、バブルジェットプリンタの場合にの
みクリーニングコマンドを発行してもよい。ステップS
14−30でフラグを0にして、ステップS14−31
でスピンドルモータとファンをONする。ステップS1
4−32で現在の日時を格納し、終了する。電源ON後
の起動でなかったらステップS14−3へ行き、ディス
プレイの開閉直後かどうか調べる。あけられた直後なら
ステップS14−22へ行き、表示画面、スピンドルモ
ータ、ファンをそれぞれONし、S14−1に戻る。閉
じられた直後ならステップS14−17の画面消去処理
に行く。ディスプレイの開閉がないときはステップS1
4−5へ行く。図47設定したハードディスク使用開始
時刻ならステップS14−6に行きスピンドルモータと
ファンをONする。次にステップS14−7でプリンタ
使用要求だったらステップS14−23へ行く。ここ
で、他のアプリケーションで使用中ならエラーで終了す
る。使用中でないならステップS14−24へ行き、前
回の使用から4日以上経っているかどうか調べる。4日
以上ならステップS14−25へ行き、ステップS14
−29と同様のクリーニング処理をする。ここでプリン
タの電源が入っていないなどのエラーが発生したら(ス
テップS14−26)、そのまま終了する。正常ならス
テップS14−27で現在の日時を格納する。エラーで
日時の更新をしないのは、次のループでまたクリーニン
グ処理を行えるからである。
【0140】ステップS14−7でプリンタ使用要求で
ない場合はイベント制御に移る。ステップS14−8で
イベントが発生しているかどうかを調べ、発生していな
いならステップS14−9へ行く。ここからはイベント
がないときのマネージャの制御である。まずフラグの状
態を見る。フラグは0がイベントが発生した直後、1が
イベントがなくなって画面を消去するまでの状態、2が
イベントがない状態で画面を消去した状態、3がマネー
ジャ管理下の全システムをOFFした状態である。
【0141】ステップS14−9でフラグが0ならステ
ップS14−20へ行きフラグに1を入れ、ステップS
14−21で現在の日時を格納して先頭に戻る。ステッ
プS14−10でフラグが1ならステップS14−16
へ行き、画面の暗転時間が経過したかどうか調べ、経過
したらステップS14−17に行き、画面を消去し、ス
テップS14−18でフラグを2にして、ステップS1
4−19で現在の日時を格納し、先頭に戻る。ステップ
S14−16で暗転時間になっていなければそのまま先
頭に戻る。
【0142】ステップS14−11でフラグが2ならば
ステップS14−12に進み、図47で設定したハード
ディスク使用終了時間帯ならステップS14−13に行
き、フラグが2のままで5分間経過したかを調べる。経
過したならステップS14−14に行き、スピンドルモ
ータとファンをOFFし、ステップS14−15でフラ
グを3にして先頭に戻る。ステップS14−12でハー
ドディスク使用時間内ならスピンドルモータとファンは
ONのままにしておくので、そのまま先頭に戻る。また
フラグが3の場合や、ステップS14−13で5分経過
していない場合も、先頭に戻る。
【0143】ステップS14−8でイベントが発生して
いた場合は、ステップS14−33に進む。まずフラグ
が2ならばステップS14−34へ行き、ディスプレイ
が閉じられた状態かどうか調べ、開けられていればステ
ップS14−35で画面をONする。閉じられていた
ら、画面は消去したまま動作することになる。次にステ
ップS14−36に行き、フラグが3ならステップS1
4−37でスピンドルモータとファンをONする。ステ
ップS14−38ではフラグを0にして、ステップS1
4−39で発生したイベントを要求しているアプリケー
ションに制御をわたす。
【0144】次に図47のメモリスイッチアプリケーシ
ョンの動作を、図49のフローに従い説明する。
【0145】まず、初期稼動時にはステップS40−1
からステップS40−13に行き、EEPROM内の情
報つまり、デフォルト値をそのまま一覧表示してマネー
ジャに戻る。タッチイベントが起きると、ステップS4
0−2からS40−3へ行き、タッチ解析の結果、プリ
ンタ種別の設定ならステップS40−11に行き設定処
理を行う。自動印刷後ファイル削除の設定ならステップ
S40−4からステップS40−10に行き、設定処理
を行う。ハードディスクの時間帯設定ならステップS4
0−5からステップS40−9へ行き、設定処理を行
う。定着時間の設定ならステップS40−6からステッ
プS40−8へ行き設定処理を行う。そのほかはステッ
プS40−7へ行きそれぞれの設定処理を行う。タッチ
イベント以外で起動されるとステップS40−12へ行
き、その処理を行う。なお、ステップS40−7には、
カットシートフィーダ(CSF)の有無、内蔵ハードデ
ィスクの有無の設定処理も含まれている。
【0146】以下、ファクス受信について説明する。こ
こでは、ユーザは現在ワープロアプリケーションを使用
しているものとする。ワープロでは文字入力やタッチパ
ネルへのタッチなどのイベントを待ち、発生するとその
イベントに応じた処理をしてまたイベント待ちをしてい
る。
【0147】ここで、公衆回線よりCi信号を受けたと
する。するとマネージャは、Ci信号イベントを待って
いる図50〜51TEL/FAXアプリケーションに制
御を渡す。図50のステップS15−1で、TEL/F
AXアプリケーションはCi信号を確認し、ステップS
15−14でモード認識する。図51のステップS20
−8でTELモードなら電話としての機能しか働かない
のでステップS20−9に進み、リンガを鳴らすだけで
終了する。FAXモードならFAXとしての機能しか働
かないのでステップS20−10に進み、回線を接続
し、ステップS20−11でFAXタスクを起動して終
了する。
【0148】AUTOモードなら電話とAFXを自動判
別するのでステップS15−15に進み、回線を接続す
る。ステップS15−16、S15−17では電話かF
AXかを自動判断する。FAXと判断するとステップS
15−18へ行きFAXの処理にはいる。ステップS1
5−18ではFAX受信タスクを起動してマネージャに
戻る。電話と判断するとステップS15−19へ行き、
リンガを鳴らし、ステップS15−20で20〜30秒
程度のタイマを起動してマネージャに戻る。
【0149】ステップS15−2へ行く流れの場合、こ
の20〜30秒の間に、ユーザによりハンドセットE2
5が取られると、ステップS15−2よりハンドセット
イベントを待っているTEL/FAXアプリケーション
に制御が渡る。ステップS15−21ではタイマを中止
し、ステップS15〜22でリンガを止め、次にステッ
プS15−23に行き回線をハンドセットE25につな
いで通話可能状態にして、マネージャに戻る。ユーザは
そのまま通話できる。ユーザ不在などのためハンドセッ
トE25を取らないと、ステップS15−3でタイマ
(20〜30秒タイマ)によりマネージャはTEL/F
AXアプリケーションに起動をかける。ステップS15
−24で回線を切断し、その後マネージャに戻る。
【0150】図52のステップS16−1からはFAX
受信タスクの処理になる。ステップS16−1でプロト
ルコ交信を行う。正常終了するとステップS16−3へ
行きその後の処理を行う。異常終了の場合はステップS
16−10に行きエラーコードを発生し、タスクを終了
する。
【0151】一方、ステップS16−3ではディスク受
信のために、ハードディスク内にファイルをクリエイト
する。ここでファイルエラーが起きると、ステップS1
6−4からステップS16−10に行きエラー終了す
る。正常にファイルが作成できると、ステップS16−
5へ行きデータの交信を始める。1ラインごと受信して
ファイルに書き込む処理をくり返す。書き込み途中でフ
ァイルエラーまたは交信エラーが発生すると、ステップ
S16−6からステップS16−8へ行きエラーコード
を発生し、ステップS16−9でファイルをクローズし
て、エラー終了する。全ての交信が正常終了すると、ス
テップS16−7へ行き、ファイルをクローズして、タ
スクを終了する。
【0152】マネージャに制御が戻っているタイミング
で、前述のタスク終了を検知すると、図50のステップ
S15−1でTEL/FAXアプリケーションに対し、
FAX終了を知らせるソフトイベントを起動する。TE
L/FAXアプリケーションはステップS15−4でF
AXが終了したことを認識し、ステップS15−5で回
線を切断し、ステップS15−6でエラー終了だったか
どうか判断する。エラー終了の場合には、ステップS1
5−11へ行き、エラーコード(エラー種別)を判断す
る。ユーザに知らせる必要のあるエラーの場合には、ス
テップS15−11で伝言板アプリケーションに対しシ
ステム伝言を指示するソフトイベントを発行し、ステッ
プS15−25へ行く。
【0153】正常終了の場合にはステップS15−7へ
行き、作成されたファイルを、管理しやすい名前に変
更、移動する。次にステップS15−8でLEDを点滅
させる。次にステップS15−9で自動印刷がONに設
定されているか判定し、ONならステップS15−10
へ行きスプール印刷アプリケーションに対し、デイスク
受信したファイルを印刷することを指示するソフトイベ
ントを発行する。OFFならステップS15−25へ行
く。ステップS15−25では交信結果を通信レポート
に格納し、終了する。
【0154】上述のスプール印刷アプリケーションでは
マネージャよりソフトイベントで起動されると、図53
のステップS17−1に行き、ステップS17−2でフ
ァイルのキューイングを行う。ステップS17−3でキ
ューがオーバーフローしている場合には、ステップS1
7−28でエラーを知らせるソフトイベントを要求元ア
プリケーション対して発行し、マネージャに戻る。
【0155】正常にキューにつないだ後はステップS1
7−4に進む。ステップS17−4で現在処理中(印刷
中)のファイルがある場合には、そのファイルを継続処
理する(ステップS17−7へ行く)。処理中ファイル
がない場合には、ステップS17−5に行き印刷経過フ
ラグを0にセットする。ステップS17−6は、給紙コ
マンドをプリンタ制御プログラムに送る。ステップS1
7−7では処理ファイルをオープンして、ステップS1
7−8で印刷経過フラグの値までファイルポインタを進
め、次にステップS17−9であらかじめ定められたラ
イン分リードする。ここでは32ラインとする。ファイ
ルまたはページの終了でなければ、ステップS17−1
0を通り、ステップS17−16でFAXのデータはM
Hコードなので生イメージに変換してバッファにため
る。その後ステップS17−17に進みプリンタ制御プ
ログラムに生イメージを送る。ステップS17−18で
印刷経過フラグに32を足し、ステップS17−19の
ファイルクローズに行き、マネージャに制御を戻す。プ
リンタの32ライン分の終了イベントが挙がると、ステ
ップS17−4のキューにつないだ後からの処理にな
る。
【0156】ステップS17−9の32ライン分のリー
ド中、1ページ分の終了またはファイルの終わりをステ
ップS17−10で検出する。さらに、ステップS17
−11で1ページ分の終了を検出すると、ステップS1
7−12へ行きバッファの残りをプリンタ制御プログラ
ムに送り、ステップS17−13で用紙の排出処理を行
い、ステップS17−14でファイルをクローズし、ス
テップS17−15で印刷経過フラグを進め、マネージ
ャに戻る。ファイルの終了を検出するとステップS17
−20に行き、印刷終了を書き込み、ステップS17−
21でファイルをクローズし、ステップS17−22で
バッファの残りをプリンタ制御プログラムに送り、ステ
ップS17−23で印刷経過フラグに−1を入れ、ステ
ップS17−24でキューインデクスを進める。次にス
テップS17−25で前述のメモリスイッチの自動印刷
ファイル削除の設定を見て、削除の場合のみステップS
17−26へ行きそのファイルを削除する。削除されな
い文書は、印刷結果を確認したあと、前述のとおり、図
43のS9−2のスイッチを押すことにより、一括で削
除される。ステップS17−27では排出コマンドをプ
リンタ制御プログラムに送り、マネージャに戻る。
【0157】図54からはプリンタ制御プログラム側の
処理になる。当プログラムの起動は、アプリケーション
からのデータ転送要求と、プリンタの印字動作終了を示
すハードウエア割り込みがある。データ転送要求で起動
されるとステップS18−1からステップS18−2に
進み、給紙コマンドかどうか調べる。給紙コマンドでな
いならステップS18−3へ進む。送られてきた32ラ
インのイメージデータはFAXの解像度である(約20
0dpi)。本システムにおいて前述のメモリスイッチ
アプリケーションによりバブルジェットプリンタが接続
されているとすると、バブルジェットプリンタの解像度
は360dpiであるので解像度変換が必要である。さ
らにバブルジェットプリンタはシリアルプリンタである
ため、図55のようなビットイメージの縦横変換も必要
である。ステップS18−3で縦横のビットイメージ変
換を行い、ステップS18−4で200dpi→360
dpiの2次元変換を行い、ステップS18−5でプリ
ンタ種別を判断する。バブルジェットプリンタでない場
合は、ステップS18−6で印字範囲が両端5mmずつ
小さいので、データの両端5mm分を捨てる。ステップ
S18−7で熱転写プリンタが接続されていれば、ステ
ップS18−8で印字濃度を設定しステップS18−7
でデータをプリンタに渡す。プリンタが印字動作をして
いる間、一旦プリンタ制御プログラムは制御を戻す。印
字動作が終了すると、プリンタ制御プログラムはハード
ウエア割り込みにより再び起動され、ステップS18−
10へ進む。バブルジェットプリンタが接続されていな
ければステップS18−21へ行き、接続されていれば
ステップS18−19に来て、前述の環境設定アプリケ
ーションで設定された定着モードの有無を調べる。定着
モードありの場合には、ステップS18−20で設定時
間分ループする。その後、ステップS18−21へ行き
プリンタ終了イベントを挙げる。
【0158】一方、給紙コマンドの場合は、ステップS
18−11に行きプリンタに対し給紙コマンドを出す。
プリンタ種別やカットシートフィーダ(CSF)有無に
よりプリンタ本体が行う給紙処理が違うため、給紙後、
用紙を送るか戻すかして、用紙上端を合わせる処理をす
る。その際、バックラッシュを防ぐため、最後は送り方
向で終わる。この処理により、アプリケーション側でプ
リンタ種別やCSF有無を意識する必要がなくなる。上
述の判断をステップS18−12,13,16で行い、
バブルジェットプリンタ/CSF有りならステップS1
8−14で何もしない。バブルジェットプリンタ/CS
F無しならステップS18−15で360戻し、60進
める。熱転写プリンタ/CSF有りならステップS18
−17で3進める。熱転写プリンタ/CSF無しならス
テップS18−18で337戻し、40進める。
【0159】図40のS6−2の文書取り出しスイッチ
を押すと、図50のステップS15−4から図51のス
テップS20−1に来る。タッチ以外のイベントの場合
にはここからステップS20−6へ行き、その処理して
マネージャに戻る。ステップS20−2ではタッチ位置
の解析を行い、ステップS20−3で文書取り出しスイ
ッチだとステップS20−4へ行き、LEDを消す。次
にステップS20−5へ行き、受信文書一覧処理にはい
る。一覧表示では図43のように印刷終了した文書には
*印がついて表示される。なお、文書取り出しスイッチ
以外のタッチ位置であれば、ステップS20−7でその
処理を行う。
【0160】Ci信号を着信してからこの間、ワープロ
アプリケーション以外は画面表示を行っていない。画面
はワープロの画面のままである。しかもキー入力やタッ
チパネルへのタッチなどワープロが待っているイベント
を発生させれば、ワープロに起動がかかる。ワープロは
そのイベントの処理をすることができるので、ユーザは
ワープロを操作し続けている状態で、電話やFAXの受
信、受信文書の印刷を行うことができる。
【0161】次に本実施例のリンガ鳴動の制御動作につ
いて説明する。本装置の使用者は実際の電話の着信の前
に以下のフラグを設定しておく必要がある。
【0162】図56は、受信モードを設定するためのフ
ローチャート図である。
【0163】まず、電話とFAXの切り換えを行うため
に、その機能を優先させるか入力する。電話モードであ
れば電話優先であり、使用者がハンドセットまたは子電
話を取るまで電話は着信しない。FAXモードはファク
シミリ優先モードであり、電話が着信するとFAX受信
モードとなる。AUTOモードは、電話とFAXの自動
切り換えを行うために、一度着信してから信号その他で
自動判別を行う。
【0164】使用者が入力したこのモードにより、ステ
ップS48−2にあるように電話モードであればCML
リレーをL、受信モードフラグを電話モードに設定し、
自動判別を行う場合はステップS48−3のとおりCM
LリレーをL、受信モードフラグをAUTOモード、F
AX優先であれば、ステップS48−4にあるようにC
MLリレーをH、受信モードをFAXモードにセットす
る。
【0165】次に図57に示すフロー図に従って、AU
TOモードでの設定回数を入力する。本実施例ではAU
TOモードで電話とFAXの自動判別を行う前に、この
設定回数だけリンガを鳴動させる。この回数をステップ
S49−1で入力する。
【0166】さらに、図58のフロー図に従ってリンガ
音色の設定を行う。ステップS50−1でどのリンガで
鳴らすかを決める。ハンドセット内蔵のリンガでよけれ
ば、ステップS50−2でリンガフラグにハンドセット
を設定し、FM音源で鳴らしたければ、ステップS50
−3のとおりリンガフラグをFM音源にきめる。又AD
PCMで鳴らしたければ、ステップS50−4のとおり
リンガフラグをADPCMに決める。
【0167】また、図59のフローに従ってリンガ鳴動
間隔を設定する。図のステップS51−2〜S51−4
のとおり、Ciフラグを設定する。このフラグは交換機
から呼び出し信号(Ci信号)が着たときに、そのCi
信号どおりにリンガを鳴動させるか(S51−3)、そ
れとも、Ci信号が連続してきている間はずっと継続し
てリンガを鳴動させるか(S51−2)、またはリンガ
の種類によってこれらの区別を自動的に行うか(S51
−4)を選択する。
【0168】又、図60は、リンガ鳴動電話機の設定の
為のフローチャート図である。リンガ鳴動電話機の設定
は、どの電話機でリンガを鳴動させるか選択するもので
あり、図60のステップS52−2のとおり、親、子の
両方の電話機ともリンガを鳴らす場合は、Hリレー、T
LリレーともにLにし、親のみを鳴らす場合は、ステッ
プS52−3の様にHリレーをH、TLリレーをLにす
る。また、子のみ鳴らす場合はステップS52−4の様
にHリレーはL、TLリレーはHにする。
【0169】このような前提条件のもとで、電話が着信
した場合の動作を図61のフローチャート図をもとに以
下に説明する。
【0170】このCiイベントの処理はCi信号が来る
度に起動されるものである。すなわち、通常であれば、
Ci信号は1秒間Ci信号が来た後、2秒間休むので、
3秒間に1度起動される。
【0171】もし受信モードがFAXモードであれば、
ステップS53−1からステップS53−15FAX受
信処理を行う。また、受信モードがAUTOモードであ
れば、ステップS53−2で設定回数内か否かを判定
し、ステップS53−2で設定された設定回数内であれ
ば、電話モードの処理と同様にリンガが鳴動する。そし
て、もし設定回数を越えた場合は、ステップS53−9
にてTLリレーをHにし、回線を接続する。そして、電
話/FAXの自動判別処理をステップS53−10にて
行い、もしFAXであればステップS53−15のFA
X受信処理に飛ぶ。またもし電話であれば、ステップS
53−11にてFM音源にてリンガ音を鳴動させる。こ
の場合、使用者が電話をとれば、ステップS53−13
にあるとおり、TLリレーをLにして会話を行い、また
電話が取られなければ、ステップS53−14にて不在
処理を行う。
【0172】受信モードが電話モードであれば、次にス
テップS53−3にてリンガフラグのチェックを行う。
もしリンガフラグがハンドセットであれば、このままで
ハンドセットについているリンガを鳴らす。リンガフラ
グがFM音源またはADPCMであれば、ステップS5
3−4にてTLリレーをHにし、ステップS53−5に
てCiフラグを調べる。もしステップS53−5でCi
フラグが継続であれば、ステップS53−7にて継続処
理を行い、また断続であれば、ステップS53−8にて
断続処理を行う。又Ciフラグが自動であれば、ステッ
プS53−6にてリンガタイプの判断を行う。ステップ
S53−6にてリンガタイプが音楽であれば、ステップ
S53−7にて継続処理を行い、リンガタイプが音声で
あればステップS53−8にて断続処理を行う。ステッ
プS53−7は継続処理である。次のCiが来る時間ま
でFM音源またはADPCMを連続再生する。曲、また
は音声データが終わった場合は最初から再び再生する。
この場合、Ci信号が継続してくる場合、すなわち、電
話の呼び出し信号がなっている間は1つの曲、もしくは
音声が鳴り続けることになる。
【0173】又、ステップS53−8は断続処理であ
る。CiがLOWの時間だけ、FM音源またはADPC
Mを再生する。Ciイベントの毎回曲または音声データ
の最初から再生する。すなわち、この場合、曲または音
声データは、Ci信号のタイミングで毎回最初からくり
返すことになる。
【0174】以上が本発明によるリンガ制御の説明であ
る。
【0175】尚、以上の説明では電話/FAXの複合機
を用いてリンガ鳴動を行う場合の説明を行ったが、音楽
また音声を再生できる電話装置であれば、本実施例のリ
ンガ鳴動を実施可能である。
【0176】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
情報処理装置の記録装置としてインクジェット記録装置
のようにインク切れ検出が困難な記録装置が接続された
場合であっても、受信した記録データの記録結果が良好
であることを操作者が確認した後で、削除の対象となり
得る記録データを特定する特定情報が表示された表示手
段を見て、どの記録データが削除されることになるのか
を確認しながら受信した記録データを確実に削除するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置のシステムの一例を示す外観斜視
図。
【図2】本発明装置に係る本体の分解斜視図。
【図3】本発明装置に係る本体の一部断面図。
【図4】本発明装置に係る斜め前方外観図。
【図5】本発明装置に係る後方外観図。
【図6】本発明装置に係る電源インレット部分の斜視
図。
【図7】ディスプレイのヒンジを示す要部斜視図。
【図8】ヒンジ部分の拡大断面図。
【図9】ヒンジ部分の拡大斜視図。
【図10】ディスプレイ後方カバーの部分断面図。
【図11】本体正面から見たキーボード部外観図。
【図12】キーボードを押し込んだ状態の側面図。
【図13】キーボードを引き出した状態の側面図。
【図14】ケーブルを収納したキーボードの背面斜視
図。
【図15】ケーブルの収納状態を示す拡大断面図。
【図16】ディスプレイを閉じた状態の内部構成図。
【図17】エジエクタユニットの構成図。
【図18】(A)〜(D)はキーボードとエジエクタガ
イドの関係を示す側面図。
【図19】ハンドルをキーボードレストとする位置関係
を示す側面図。
【図20】ハンドルをアームレストとする状態の部分斜
視図。
【図21】ハンドルをアームレストとする位置関係を示
す側面図。
【図22】紙搬送路の上部ユニットを閉じた状態の構成
図。
【図23】開閉つまみを示す斜視図。
【図24】紙搬送路の上部ユニットを開いた状態の構成
図。
【図25】開閉つまみとディスプレイの角度を示す側面
図。
【図26】ハンドセットユニットの外観斜視図。
【図27】ハンドセット置台の分解斜視図。
【図28】ハンドセット置台固定体の構成図。
【図29】固定体を本体に結合した正面の構成図。
【図30】固定体を本体に結合した平面の構成図。
【図31】図1に示したプリンタの内部構成図。
【図32】プリンタの記録手段であるヘッドカートリッ
ジの斜視図。
【図33】本実施例の基本構成を示したブロック図。
【図34】NCUの構成を示したブロック図。
【図35】ソフトウエア構造を示した図。
【図36】メインメニューの画面を示した図。
【図37】環境設定の画面を示した図。
【図38】ワープロの基本画面を示した図。
【図39】ワープロの印刷画面を示した図。
【図40】FAXテンキー画面を示した図。
【図41】FAX拡張画面を示した図。
【図42】FAX環境画面を示した図。
【図43】FAX印刷表示・受信文書一覧画面を示した
図。
【図44】FAX印刷表示・表示画面を示した図。
【図45】電話テンキー画面を示した図。
【図46】電話帳画面を示した図。
【図47】メモリスイッチ画面を示した図。
【図48】マネージャフローチャート図。
【図49】メモリスイッチのフローチャート。
【図50】TEL/FAXのフローチャート図。
【図51】TEL/FAXのフローチャート図。
【図52】FAX受信タスクフローチャート図。
【図53】スプール印刷フローチャート図。
【図54】プリンタ制御プログラムフローチャート図。
【図55】縦横変換を示した図。
【図56】受信モード設定のフローチャート図。
【図57】AUTOモードでの設定回数入力のフローチ
ャート図。
【図58】リンガ音色の設定のフローチャート図。
【図59】リンガ鳴動間隔の設定のフローチャート図。
【図60】リンガ鳴動電話機の設定のフローチャート
図。
【図61】リンガ鳴動制御のフローチャート図である。
【符号の説明】
IJH 記録ヘッド E1 CPU E4 プリンタ E6 タッチパネル E8 キーボード E11、E16 ディスクドライブ E29 ROM S9〜2 削除スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B41J 29/42 G06F 3/12 B G06F 3/12 H04N 1/034 H04N 1/034 1/21 1/21 B41J 3/04 103B (56)参考文献 特開 平2−29160(JP,A) 特開 昭62−35852(JP,A) 特開 平3−92070(JP,A) 特開 昭63−30067(JP,A) 特開 平1−192255(JP,A) 実開 平1−59363(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108 H04N 1/024 - 1/036 H04N 1/21

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送された記録データを受信し、記録装
    置に出力する情報処理装置であって、 伝送された記録データを受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した記録データを通信単位で複数格
    納可能な格納手段と、 前記格納手段に格納された通信単位の記録データを読み
    出して前記記録装置に出力する出力手段と、 前記格納手段に格納された複数の通信単位の記録データ
    のうち、前記出力手段から出力された通信単位の記録デ
    ータのみを特定するための特定情報を表示する表示手段
    と、前記特定情報に対応した記録データのみを一括して削除
    すること を指示するための指示手段と、 前記指示手段からの指示入力に基づき、前記格納手段に
    格納された複数の通信単位の記録データのうち前記表示
    手段に表示された特定情報に対応した記録データを一括
    して削除する記録データ削除手段と、 を具備することを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記記録装置は、インクを吐出する複数
    の吐出口と、対応する吐出口毎に設けられ、インクに熱
    による状態変化を生起させ該状態変化に基づいてインク
    を前記吐出口から吐出させて飛翔的液滴を形成する熱エ
    ネルギー発生手段とを有した記録ヘッドを備えることを
    特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
JP27262397A 1997-10-06 1997-10-06 情報処理装置 Expired - Fee Related JP3150300B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27262397A JP3150300B2 (ja) 1997-10-06 1997-10-06 情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27262397A JP3150300B2 (ja) 1997-10-06 1997-10-06 情報処理装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2031712A Division JP2756334B2 (ja) 1990-02-13 1990-02-13 情報処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10136134A JPH10136134A (ja) 1998-05-22
JP3150300B2 true JP3150300B2 (ja) 2001-03-26

Family

ID=17516517

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27262397A Expired - Fee Related JP3150300B2 (ja) 1997-10-06 1997-10-06 情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3150300B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4515364B2 (ja) * 2005-09-16 2010-07-28 シャープ株式会社 画像ファイル管理装置、ファクシミリ装置、画像ファイル管理方法、並びに画像ファイル管理プログラムおよびこれを記録した記録媒体
JP6102446B2 (ja) * 2013-04-10 2017-03-29 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10136134A (ja) 1998-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2675888B2 (ja) 情報処理装置
JP2756334B2 (ja) 情報処理装置
US5373368A (en) Serial recording method and apparatus for one-way and two-way recording
JP4207928B2 (ja) コードレス子機付きファクシミリ装置
JP3150300B2 (ja) 情報処理装置
JP2984297B2 (ja) 情報処理装置およびその方法
JP2733358B2 (ja) 情報処理装置
EP0580421B1 (en) Liquid jetting apparatus and method
JPH0614137A (ja) 情報処理装置
JPH03235109A (ja) 情報処理装置
JPH03235116A (ja) 情報処理装置
JPH03234691A (ja) 情報処理装置
JPH03235108A (ja) 情報処理装置
JPH03234689A (ja) 情報処理装置
JPH03234683A (ja) 情報処理装置
JPH03235110A (ja) 情報処理装置
JPH03234690A (ja) 情報処理装置
JPH03235106A (ja) 情報処理装置
JPH03235556A (ja) 通信装置
JPH03234682A (ja) 情報処理装置
JPH03234693A (ja) 情報処理装置
CN1293741C (zh) 通信终端装置
CN1640681A (zh) 指示打印媒体的短缺的多功能外围设备和方法
JPH0969895A (ja) 画像記録装置
JP2007336402A (ja) デジタル複合機

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20001219

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090119

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090119

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100119

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees