JPH032340A - 耐摩耗性アルミニウム青銅 - Google Patents

耐摩耗性アルミニウム青銅

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JPH032340A
JPH032340A JP13296489A JP13296489A JPH032340A JP H032340 A JPH032340 A JP H032340A JP 13296489 A JP13296489 A JP 13296489A JP 13296489 A JP13296489 A JP 13296489A JP H032340 A JPH032340 A JP H032340A
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wear resistance
aluminum bronze
bronze
manganese
aluminum
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JP13296489A
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Shigeru Kuramoto
蔵元 繁
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MIYOSHI KOBUKIN KOGYO KK
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MIYOSHI KOBUKIN KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は耐摩耗性に優れ、且つ機械的強度が要求される
摺動部材などに有効なアルミニウム青銅に間するもので
ある。
従来の技術 従来、摺動部材の形成に用いる銅合金の中で耐摩耗性及
び強度のあるものとしては、一般にJISに規定されて
いるアルミニウム青銅、高力黄銅等が使用されている。
ところが最近、摺動部材等の使用条件が苛酷となり、従
来のものより耐摩耗性に優れ、且つ機械的強度を低下さ
せないものが要求されている0例えば、基礎等の補修を
行うため大型の石油タンクを上昇させるジヤツキ装置及
び高荷重のウオーム減速機のごとく、苛酷な耐摩耗性と
機械的強度を要求されるものにおいては、機械的強度と
して引張強さ65Kgr/me”以上、伸び15%以上
、硬度HB 180以上を満足するものであって、しか
も高い耐摩耗性を有するものでなければならない。
しかしながら、従来、耐摩耗性を向上させるためマンガ
ン硅化物を分散させたものが知られているが、機械的強
度が低く、上述の様な苛酷な条件でのジヤツキ装置、つ
オーム減速機等には使用出来なかつな、また従来は苛酷
な条件で使用できるものであって、耐摩耗性に優れ且つ
機械的強度として引張強さ65K gf/ mm”以上
、伸び15%以上、硬度1−12180以上を満足する
ものは開発されていない。
発明が解決しようとする課題 本発明は上述のごとき課題を解決しようとするものであ
って、耐摩耗性を向上させるために、組成中にマンガン
硅化物を分散させ、同時に機械的強度も引張強さ65K
gf/mm2以上、伸び15%以上、硬度HB180以
−Fを満足させようとするものである。
課題を解決するための手段 本発明は上述のごとき課題を解決するため、重量比でア
ルミニウム8.5〜10.5%、鉄2.0〜5.0%、
マンガン0.5〜2.0%、ニッケル0.5〜5.0%
、シリコン0.5〜1.5%および残部銅からなり、組
成中にマンガン硅化物を分散させる事を特徴としてなる
ものである。
また第2の発明は、重量比でアルミニウム8.5〜10
.5%、鉄2,0〜5.0%、マンガン0.5〜2.0
%、ニッケル0.5〜5.0%、シリコン0.5〜1.
5および残部銅からなり、700〜850℃焼入、57
0〜bの熱処理を行う事を特徴とするものである。
本発明者等は、耐摩耗性を向上させるために、組成中に
マンガン硅化物を分散させ、同時に機械的強度も引張強
さ65Kgf/mm2以上、伸び15%以上、HB 1
80以上を満足させるための研究を行った結果、アルミ
ニウム青銅に適正なマンガン硅化物を分散させ、熱処理
を行うことが有効であるという知見を得て、上記の本発
明を完成したものである。
本発明に於いて、アルミニウムはi械的特性に最も影響
を及ぼす成分であり、アルミニウム量の増加とともに引
張り強さは増大するが、伸びは減少す4゜そのため、ア
ルミニウム量が8.5wt%以下だと引張強、さは、6
5K gf/ mm2以下となり、10.5wt%以上
だと伸びは15%以下になる。そのためアルミニウム量
は8.5〜10.5wt%でなければ成らない。
また鉄は、組織を微細にして強度を上昇させる効果があ
るが、鉄量が2.0wt%以下だと微細化の効果がな(
,5,0wt%以上だと伸びは低下する。
そのため、鉄量は2.0〜5.0wt%でなければ成ら
ない。
またマンガンは、素地を強化する他シリコンと化合し、
耐摩耗性向上に有効なマンガン硅化物をつくる効果があ
るが、その含有量が0.5wt%以下ではその効果が得
られず、また2、0wt%以上含有させると耐摩耗性向
上の効果はあるが、伸びが低下する。そのためマンガン
量は0.5〜2.0wt%でなければ成らない。
またニッケルは、素地に固溶し、素地を強化させる効果
があるが、その含有量が0.5wL%以下ではその効果
がな(,5,0wt%以上だと、に相(NiA1)が層
状となり伸びが低下する。そのためニッケル量は0.5
〜5.0wt%でなければ成らない。
またシリコンは、マンガンと化合し、耐摩耗性向上に有
効なマンガン硅化物をつくる効果があるが、シリコンが
0.5wt%以下ではマンガン硅化物の分散相が少なく
、耐摩耗性の向上に寄与しないが、1.5wt%以上だ
と耐摩耗性は維持するが、機械的強度が低下する。この
ためシリコンは0.5〜1.5wt%でなければならな
い。
また、従来のアルミニウム青銅より、耐摩耗性が優れ、
且つ機械的強度も引張強さ65Kgf/mm2以上、伸
び15%以上、硬度HB 180以上のものを得るため
には、適正な熱処理を行うことが必要である。その熱処
理条件は研究の結果、700〜850℃焼入、570〜
700℃焼戻が適性であることがわかった。
実施例 以下本発明の詳細な説明する。
表1に示す成分組成をもつ本発明合金及び比較合金の供
試材は、通常の高周波誘導炉を用い、魚釣るつぼ中で大
気溶解後、この溶湯の半分を金型圧力鋳造にて8011
1fflφX 200n+m Lの鋳塊を得た。また残
りの溶湯を砂型に鋳込みJ I S H5114に規定
されたF号供試材を得た。次にこの供試材から摩耗試験
片5X 5x 20n+m及び引張試験用JIS4号試
験片を切り出した。各試験片は表1に記載の通り、70
0〜850℃XIHで焼入、570〜700℃XIHで
焼戻の熱処理を行った。
摩耗試験の条件 試験装置二葉山式摩耗試験機 相手剤 :5LIS410 乾 式  周速15m/分 湿 式  周速30m/分 潤滑条件二滴下にて潤滑油(N o、46)を約30c
c/H供給 また表1でN011〜9は本発明合金、No、10〜】
6は比較合金の実施例である。またvJ造法のPは、圧
力鋳造を示し、Sは砂型鋳造を示している。
比較合金のNo、10は、耐摩性は良好であるが、シリ
コン含有量が多いため引っ張り強さが低下し、又A1含
有量が少ないにもかかわらず伸びが低下している。No
、14はマンガン含有量が高い比較例であり、耐摩耗性
も悪く伸びも低い、No、16は通常のアルミニウム青
銅であり、機械的性質は良好だが、耐摩耗性は劣る。N
o、15は本発明のNo、8の熱処理条件を本発明の範
囲外に変えたしので、伸びが不足している。また、No
、11.12.13は本発明で限楚したアルミニウムの
含有量8゜5〜10.5%に対し、いずれも8.5%以
下である。これらの耐摩性は良好であるが、引張強さ及
び伸びはいずれも低いので要求を満足しない。
発明の効果 以上の通り、本発明は耐摩耗性に優れ且つ機械的強度も
引っ張り強さ85Kgf / m+*2以上、伸び15
%以上硬度HB 180以上を満足するものであるから
、従来の耐摩耗性アルミニウム青銅に比軸し、耐摩耗性
が優れており、且つその耐摩耗性を低下させることなく
機械的強度も高いので、苛酷な条件で使用する摺動部材
などに利用し大きな利点を有するものである。
明   細   書 平成1年7月4日 1 。
2゜ 3 。
4 。
特許庁長官 吉 1)文 毅 殿 事件の表示 平成1年特許願第132964号 発明の名称 耐摩耗性アルミニウム青銅 補正をする者 事件との関係  特許出願人 名 称 三芳合金工業株式会社 代表者 萩 野 茂 雄

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量比でアルミニウム8.5〜10.5%、鉄2
    .0〜5.0%、マンガン0.5〜2.0%、ニッケル
    0.5〜5.0%、シリコン0.5〜1.5%および残
    部銅からなり、組成中にマンガン硅化物を分散させる事
    を特徴とする耐摩耗性アルミニウム青銅。
  2. (2)重量比でアルミニウム8.5〜10.5%、鉄2
    .0〜5.0%、マンガン0.5〜2.0%、ニッケル
    0.5〜5.0%、シリコン0.5〜1.5および残部
    銅からなり、700〜850℃焼入、570〜700℃
    焼戻の熱処理を行う事を特徴とする請求項1記載の耐摩
    耗性アルミニウム青銅。
JP13296489A 1989-05-26 1989-05-26 耐摩耗性アルミニウム青銅 Granted JPH032340A (ja)

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JP13296489A JPH032340A (ja) 1989-05-26 1989-05-26 耐摩耗性アルミニウム青銅

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JPH032340A true JPH032340A (ja) 1991-01-08
JPH0527698B2 JPH0527698B2 (ja) 1993-04-22

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