JPH03233203A - 吊下形ボイラの仮設装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、横置伝熱管群、ベスティブル、ウィンドボッ
クス等の荷重が垂直の氷壁管により支持されている構造
のボイラにおける水壁管群を取替える吊下形ボイラの改
造時に用いる仮設装置に関する。

〔従来の技術〕

火力発電用の大型ボイラは第５図に示すようにボイラ火
炉２や対流伝熱部を包囲する氷壁前壁管３、バッフル壁
管４、水壁後壁管５、雨水壁側壁管６および天井壁管７
によって構成され、ボイラ１にはドラム８、ベスティブ
ル９、ウィンドボックス１０．バーナ１１、空気ダクト
１２、排ガスダクト１３および排ガス再循環ダクト１４
等が取付けられている。

また、ボイラ１内には排ガスの熱を吸収するために二次
過熱器１５、再熱器１６、−次週熱器１７および節炭器
１８等の横置伝熱管群が配置されている。

この様な構造において、図示していない燃料配管からの
燃料はバーナ１１へ、燃焼用空気は空気ダクト１２から
ウィンドボックス１０を経てバーナ１１へそれぞれ供給
され、ボイラ火炉２内で燃焼した排ガスは二次過熱器１
５、再熱器１６、次週熱器１７、節炭器１８等の横置伝
熱管群で熱回収され、排ガスダクト１３から系外へ排出
される。

そして、火力発電用の吊下形ボイラ１はボイラ運転中に
おいてはボイラ１内体がボイラ内の排ガスによって加熱
されるために伸び、ボイラ停止中においてはボイラ内の
排ガス温度が低下するためにボイラ運転中と比べて伸び
も少なくなる。

この伸び差を吸収するためにボイラ１は第５図に示すよ
うにボイラ１の外周を囲むボイラ支持鉄骨１９、天井梁
２０等の構造物から吊棒２１で吊下げて支持されている
。

つまり、第５図に朱すように、ボイラ１の外側を形成す
る水壁前壁管３、バッフル壁管４、氷壁後壁管５、雨水
壁側壁管６、天井壁管７およびドラム８は天井梁２０か
らの吊棒２１によって吊下げられ、天井梁２０によって
支持されている。

一方、ボイラ１内の二次過熱器１５、再熱器１６、−次
週熱器１７および節炭器１８等の横置伝熱管群は第７図
および第８図に示すように、水壁前壁管３、バッフル壁
管４および氷壁後壁管５に取付けられた垂直側サポート
ラグ２２と、二次過熱器１５、再熱器１６、−次週熱器
１７および節炭器１８等の横置伝熱管群側に取付けられ
た横置側サポートラグ２３との係合によって、垂直管群
である水壁前壁管３、バッフル壁管４および水壁後壁管
５によって支持されている。

他方、ベステイブル９、ウィンドボックス１０は第５図
および第６図に示すように氷壁前壁管３に片持支持され
ている。

ところが、水素アタック等によって氷壁前壁管３、バッ
フル壁管４および水壁後壁管５の一部を取替える改造工
事を行なう場合には、前述した様に取替ようとする氷壁
前壁管３、バッフル壁管４および水壁後壁管５によって
ベステイブル９、ウィンドボックス１０、二次過熱δ１
５、再熱器１６、−次週熱器１７および節炭器１８が支
持されているために好ましくない。

つまり、第６図に示す氷壁前壁管３の内、Ａ〜Ｂ間の氷
壁前壁管３ａを取替える場合には、水壁前壁管３、ノ會
ンフル壁管４によって支持されている二次過熱器１５、
再熱器１６や氷壁前壁管３のみによって支持されている
ベステイブル９を図示していないワイヤーやチェンブロ
ックで仮吊りを行なって改造工事を行なうか、あるいは
二次過熱器１５や再熱器１６を支持している第７図およ
び第８図に示すサポートラグ２２，２３を切断して二次
過熱器１５、再熱器１６やベステイブル９を地上へおろ
し、氷壁前壁管３ａを取替えた後に再度二次過熱器１５
、再熱器１６やベステイブル９を吊上げて水壁前壁管３
やバッフル壁管４によって支持していた。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来技術の坂出装置おいては、取替えない機器をワイヤ
やチェンプロツクで仮吊りはできるものの仮吊りした状
態で移動させることができず、狭い場所での改造工事は
困難である。また氷壁前壁管３、バッフル壁４および水
壁後壁管５に支持された二次過熱器１５、再熱器１６、
−次週熱器１７、節炭器１８や、水壁前壁管３のみによ
って支持されているベステイブル９、ウィンドボックス
１０を吊降し、吊上げに手間がかかりすぎ短期間で改造
工事を行なうことができない欠点があった。

本発明はかかる従来の欠点を解消しようとするもので、
その目的とするところは、取替えない機器を仮吊りした
状態で移動させることができ、しかも短期間で改造する
ことができる吊下形ボイラの仮設装置を提供するもので
ある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は前述の目的を達成するために、天井梁の上部に
仮設スライディングプレートとこの仮設スライディング
プレートにそって移動する仮設支持梁を設け、横置伝熱
管群、ベステイブル、ウィンドボックスを仮設支持梁か
らの仮設吊装置によって吊下げた状態で移動できるよう
にしたものである。

〔作用〕

本発明の仮設装置においては、取替えないヘスティプル
９、ウィンドボックス１０、二次過熱器１５、再熱器１
６、−次週熱器１７および節炭器１８を仮設吊装置によ
って吊下げた状態でスライディングプレートにそって移
動できるので、改造工事を短期間で行なうことができ、
狭い場所でも改造工事を行なうことができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。

第１図は本発明の実施例に係る仮設装置の概略構成図、
第２図は第１図の要部を拡大した詳細図、第３図はへス
ティブルの坂出状態を示す全体図、第４図は第３図の詳
細図である。

第１図から第４図において、符号１から符号２０までは
従来のものと同一のものを示す。

２４は天井梁２０の上部に配置した仮設スライディング
プレート、２５は仮設スライディングプレート２４にそ
って移動する仮設支持梁、２６は仮設吊装置で、この仮
設吊装置２６は仮設水平梁２６ａ、仮設垂直吊板２６ｂ
、仮設吊棒２６ｃ、仮設連結梁２６ｄ、仮設連結垂直梁
２６ｅによって形成されている。２７はジヤツキ、２８
はヘスティプルポスト、２９はヘスティプルトラスであ
る。

この様な構造において、第１図に示す氷壁前壁管３の内
Ａ−Ｂ間の氷壁前壁管３ａを取替える改造工事を例に説
明する。

まず、二次過熱器１５および再熱器１６は前述したよう
に水壁前壁管３、バッフル壁管４によって第７図および
第８図に示す垂直側サポートラグ２２と横置側サポート
ラグ２３との係合によって支持されているので、二次過
熱器１５および再熱器１６の荷重を水壁前壁管３、バッ
フル壁管４から解放してやる必要がある。

従って本発明の実施例においては、二次過熱器１５およ
び再熱器１６を第１図に示すように仮設吊装置２６で飯
事する。

つまり、二次過熱器１５および再熱器１６の底部には仮
設水平梁２６ａを配置し、この仮設水平梁２６ａを仮設
垂直梁２６ｂ、２６ｂで連結し、仮設吊棒２６ｃでスラ
イディングプレート２４上の仮設支持梁２５に飯事する
。

この仮設吊装置２６によって二次過熱器１５および再熱
器２６を飯事すると二次過熱器１５および再熱器１６の
荷重は水壁前壁管３、バッフル壁管４から解放されて仮
設吊装置２６から仮設支持梁２５へ移る。

一方、第１図に示すヘスティプル９を仮設吊装置２６で
飯事する様子を第３図および第４図を用いて説明する。

ヘスティプル９は前述したように氷壁前壁管３によって
片持支持されているので、ヘスティプル９の片側に第４
図に示すように仮設連結梁２６ｅを配置してヘスティプ
ル９のヘスティプルボスト２８、ヘスティプルトラス２
９を補強し、仮設垂直梁２６ｂ、２６ｂ、吊棒２６ｃに
よって第３図に示すように仮設スライディングプレート
２４上の仮設支持梁２５で飯事する。

この飯山装置２６によってヘスティプル９を飯事するこ
とによって、ヘスティプル９の荷重は水壁前壁３から解
放されて仮設出値！２６から仮設支持梁２５へ移る。

そして、この飯山装置２６で飯事されたヘスティプル９
は飯事されたままの状態で第２図に示すジヤツキ２７を
用いて仮設スライディングプレート２４上を第３図の矢
印で示す左方向へ仮設スライディングプレート２４にそ
って水平移動させることができる。

この様に仮設スライディングプし・−ト２４にそって飯
事のまま水平移動させることができるので、水壁前壁管
３ａの取替作業はその移動によるスペースで行なうこと
ができる。また坂出装ｆｉ２６による水平移動のみで改
造工事ができるので短期間で行なうことができる。

なお、バッフル壁管４を取替える場合には、この坂出装
２２６と仮設スライディングプレート２４が役立つ。

つまり、第１芯に示すようにノパツフル壁管４は第１図
の左側では二次過熱器１５および再熱器１６、第１図の
右側では一次過熱器１７および節炭器１８をそれぞれ支
持しているのでバッフル壁管４を取替える場合改造工事
のためのスペースはほとんどない。

従って、バッフル壁管４を取替る場合には、第１図に示
すように両側の伝熱管群を坂出装置２６．２６で坂出を
行ない、一方の坂出装置１２６を反対側へ仮設スライデ
ィングプレート２４にそって水平移動させることによっ
て、飯山装置２６．２６間二こ改造工事のためのスペー
スを得ることができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば坂出した状態で移動させることができ、
しかも短期間で改造工事ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係る仮設装置の概略構成図、
第２図は第１図の要部を拡大した詳細図、第３図はベス
テイブルの坂出状態を示す全体図、第４図は第３図の詳
細図、第５図は吊下型ボイラの断面図、第６図は伝熱管
群の配置を示す拡大図、第７図及び第８図は伝熱管群の
支持金具を示す側面図および平面図である。 ３・・・・・・・・・水壁後壁管、４・・・・・・・・
・バッフル壁管、５・・・・・・・・・水壁前壁管、６
・・・・・・・・・雨氷壁側壁管、７・・・・・・・・
・天井壁管、９・・・・・・・・・ベステイブル、１０
・・・・・・・・・ウィンドボックス、１９・・・・・
・・・・ボイラ鉄骨、２０・・・・・・・・・天井梁、
２１・・・・・・・・・吊棒、２４・・・・・・・・・
仮設スライディングプレート、２５・・・・・・・・・
仮設支持梁、２６・・・・・・・・・仮設吊装置、２６
ａ・・・・・・・・・仮設水平梁、２６ｂ・・・・・・
・・・仮設垂直梁、２６ｃ・・・・・・・・・仮設吊棒
、２６ｄ・・・・・・・・・仮設連結梁、２６ｅ・・・
・・・・・・仮設連結垂直梁。 第１図 ＠２５５ １Ｉ３図 第４図 第５内 第６ＷＡ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ボイラ鉄骨の上部に天井梁を設け、この天井梁からの吊
   棒により天井壁管、水壁前壁管、バッフル壁管、水壁後
   壁管および水壁両側壁管を吊下げ、これらの壁管に横置
   伝熱管群、ベステイブル、ウインドボツクス等を支持さ
   せる吊下形ボイラにおいて、 前記天井梁の上部に仮設スライディングプレートと、 この仮設スライディングプレートにそつて移動する仮設
   支持梁を設け、 横置伝熱管群、ベステイブル、ウインドボツクス等を仮
   設支持梁からの仮設吊装置によつて吊下げた状態で移動
   できるようにしたことを特徴とする吊下形ボイラの仮設
   装置。