JPH03233048A - ホール用客席構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ホール用客、席構造に関するものである。

（従来の技術） 劇場、ホール等（以下、ホールと称する）において、例
えば、音楽のコンサートに適応できるようにするには、
室内の容積を十分にとって、残響時間を長くする必要が
ある。このため、従来のホールにお５）では、必然的に
ホール全体の大きさが大きくなってしまし）、座席の位
置によっては、ホール側壁による側方−次反射による音
響を聴取することができず、十分な音響効果が得られな
い場合があるという問題がある。

（発明の目的） そこで本発明は、座席がホール客席部分のどのような位
置に配置されていたとしても、音の側方−次反射を確保
することができ、十分な音響効果を得ることができるホ
ール用客席構造を提供することを目的とするものである
。

（発明の構成） 本発明によるホール用客席構造は、ホールの客席部分を
、所定数の座席を備える複数の客席単位に分割するとと
もに、各客席単位に左右の横壁を形成したことを特徴と
するものである。

（発明の作用・効果〉 本発明によるホール用客席構造においては、ホールの客
席部分を、所定数の座席を備える複数の客席単位に分割
し、各客席単位に左右の横壁を形成したので、各客席単
位の座席に着座している観客は、上記左右の横壁による
音の側方−次反射を確保でき、常に良好な音響効果で音
楽等を聴取することができるようになる。

（実施例） 以下、添付図面を参照しつつ、本発明の好ましい実施例
によるホール用客席構造について説明する。

第１図は、本発明の実施例による客席構造を組み込んだ
ホールの平面図であり、この図において、符号１はホー
ル室内を示す。

このホール室内１は、その前方部分である舞台部分２と
、その後方部分である客席部分３とからなっている。上
記舞台部分２には、舞台４が設置されており、客席部分
３には、ホールの前後左右に並べられて配置された複数
個の客席単位５が分割された状態で設けられている。

上記の各客席単位５は、第２図に示されて参るように、
左右の横壁６と後壁７を備えたボックス状の構造とされ
ており、その内部には複数個、例えば６個の座席８が設
けられている。この構造、特に横壁６により、各客席単
位５の座席８に着座して５する観客には、第２図に想像
線で示したように、舞台４からの音が直接あるいは横壁
６に反射して伝達され、すなわち音の側方−次反射が常
に確保され、座席の位置にかかわらず、常に良好な音響
効果で音楽等を聴取することができる。

なお、上記複数個の客席単位５は、それぞれ各単位毎に
、前後および左右方向等に移動可能に設けられ、上演さ
れる演目に従い、各客席単位５を移動させて、最適な座
席配置とすることができるようになっていることが望ま
しい。また、演目によっては、上記横壁、後壁を必要と
しない場合があるので、これらの壁は、取り外すことが
できるように設けておくことが望ましい。

本発明においては、上記したように、客席部分を複数個
の客席単位に分割し、各客席単位に左右の横壁を配した
ので、どの客席単位のどの座席の観客も舞台からの直接
音、側方−次反射音を良好に聴取でき、従って、ホール
内の全ての観客が優れた音響の下で音楽等を聴取できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例による客席構造を組み込んだ
ホールの平面図、 第２図は、上記客席構造における客席単位の平面図であ
る。 １　　ホール室内 ３　　客席部分 ５　　客席単位 ６　　横壁 ８　　座席 第１ 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ホールの客席部分を、所定数の座席を備える複数の客席
   単位に分割するとともに、各客席単位に左右の横壁を形
   成したことを特徴とするホール用客席構造。