JPH0323203Y2 - - Google Patents

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JPH0323203Y2
JPH0323203Y2 JP8940287U JP8940287U JPH0323203Y2 JP H0323203 Y2 JPH0323203 Y2 JP H0323203Y2 JP 8940287 U JP8940287 U JP 8940287U JP 8940287 U JP8940287 U JP 8940287U JP H0323203 Y2 JPH0323203 Y2 JP H0323203Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は医療用ステツプ台に関し、より詳しく
は心電図に係るもので被検者に上り下りの運動を
させて一定の負荷をかけることにより、運動負荷
状態における心電図をとるための医療用ステツプ
台に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、心電図は被検者を寝台上に横臥させ、安
静を保持した無負荷の状態においてとるのが最も
一般的な方法であるが、なかには前記安静状態外
に、運動状態、すなわち、運動による負荷をかけ
た状態の心電図をとつて、より詳しく心臓の機能
状態を検査したい場合がある。
その負荷をかける方法としては、たとえば階段
を上り下りするという運動方法もあるが、より正
確に負荷量を把握設定するために、一つの従来例
として、第8図に示す万国共通の規格寸法で作ら
れた医療用ステツプ台を用いる方法がある。
これは床面1上に段差を2段に構成した断面略
凸字状の医療用ステツプ台を載置して用いるもの
で、上面2aと床面1との間に第1の段差h1を有
する基台2の上面中央付近に、その基台2より前
後が幅狭の、かつその上面3aと前記基台上面2
aとの間に、第2の段差h2を有する中央台3が載
置固定されてなるものであり、中央台側面3bの
掛止孔3eに手を掛けて移動させることができる
ものである。被検者は、まず床面1上からその床
面1上に置かれた前記医療用ステツプ台の第1の
段差h1を構成する基台2の、基台前面2b側から
基台上面2aに上り、次に第2の段差h2を構成す
る中央台3の中央台上面3aに上り、今度はそこ
から中央台3の反対側の中央台後面3c側を基台
上面2a上に降り、最後に基台後面2c側の床面
1上に降りるという一連のステツプ動作を往復さ
せ、これを繰り返すことによつて、把握可能な一
定の運動負荷をかけた直後、ならびにその後一定
の時分を経過したときに心電図をとるなどによ
り、心臓機能をより詳しく診断するものである。
また、大人と子供とでは体の大きさが異なるこ
とから、医療用ステツプ台も小学生用、中学生
用、大人用(高校生を含む)の三種類の大きさの
ものが規格化されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが前記従来の医療用ステツプ台は、いず
れも中央台3が基台2の上に固定されているた
め、断面略凸字状の形態は、不使用時においても
いたずらに空間を占領し、たとえば移動診療に伴
う医療用ステツプ台の梱包や運搬に不便であると
いう問題点があつた。
また、大人用、中学生用、小学生用の各医療用
ステツプ台は互換性がなく、その三種類の大きさ
のものをそれぞれ揃えることは経済的にも高価に
つくとともに運搬量も多くなるという問題点がつ
た。
本考案は以上のような問題点を解決することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本考案は次ぎのような
医療用ステツプ台を提供する。すなわち本考案
は、床面上に載置してその上面と床面との間に第
1の段差を構成する下面開放箱型の基台と、さら
にこの基台上に配設してその上面と前記基台上面
との間に第2の段差を構成する中央台と、この第
2の段差の高さを異なる一定の高さに切り換える
ために前記基台内に設けられた段差切り換え部
と、この段差切り換え部で前記第2の段差を一定
の高さに切り換えた前記中央台を前記台上に固定
する固定具と、前記基台に取り付けられた手摺と
からなる、医療用ステツプ台である。
〔作用〕
上記構成において、基台は、床面上に置かれる
ことによつてその基台上面は、床面との間に高さ
の異なる面、すなわち第1の段差を構成する。
また中央台は、その中央台上面と前記基台上面
との間に第2の段差を構成する。
さらに段差切り換え部は、この中央台と基台と
の間の第2の段差の値を異なる一定の値に切り換
えてその第2の段差を被検者の体格に応じて所定
の高さに設定する。
また固定具は、前記段差切り換え部によつて切
り換え設定された第2の段差を固定させる。
基台はその下面開放された箱内に中央台を収納
できる。
さらに基台に取り付けられた手摺を伝わつて被
検者はステツプ台を昇降することができる。
〔実施例〕
本考案の一実施例について、以下図面にしたが
つて本考案の構成が実際上どのように具体化され
るかをその作用とともに説明する。
第1図は本考案の一実施例の斜視図で、図中、
1は床面、2はこの床面1上に載置された本考案
のステツプ台の基台であり、上面2aと側面2
b,2c,2dとで箱型状をなし、この基台2の
基台上面2aと前記床面1との間には、第1の段
差h1を有する。
また、この基台上面2aには中央台3が配置さ
れ、この中央台上面3aと前記基台上面2aとの
間には第2の段差h2を有する。
基台2の基台側面2dには側板4が取り付けら
れ、その側板4には固定具である掛け金5が付け
られている。
この掛け金5は、中央台3の中央台側面3dに
穿設された掛止め孔3e,3f,3gのうち、い
ずれか一つに掛止して中央台3を基台2に固定す
る。
これらの側板4、掛け金5、掛け止め孔3e,
3f,3gはそれぞれ医療用ステツプ台の両側面
に対象的に設けられる。
この医療用ステツプ台を使用するには、被検者
はまず床面1上の基台前面2b側から基台上面2
aに上り、次に、中央台前3b側からその中央台
上面3aに上がる。
その次ぎは、中央台上面3aからその中央部後
面3c側の基台上面2aに降り、次ぎに基台後面
2c側から床面1上に降りる。
この運動動作を所定の回数返して被検者に運動
負荷をかけた直後に心電図をとり、さらに一定の
時分経過後に心電図をとるなどにより、心臓機能
を多角的に診断することができるものである。
9は前記基台側面2b,2dに取り付けられて
いるU字状の手摺で、その両端が前記基台側面2
c,2dに固設されている手摺固定具10,10
に形成されている嵌状条溝12,12に嵌合さ
れ、ボルト11,11により係止される。またこ
の手摺9は第2図に示されるように、その基端部
に複数個の係止孔13b,13b,13c,13
cが形成され、この係止孔13b,13b,13
c,13cを選択して、嵌状条溝12,12に形
成されてある係止孔13a,13aと合致させ
て、ボルト11,11を挿入して手摺9を係止さ
せることにより、手摺9を基台2に対して調節可
能にしたものである。
第2図は同実施例の分解斜視図であり、基台2
の内部を分かりやすく現したものである。
図中6は前記中央台3をこの基台2内に上下移
動可能に挿着するため基台2内に設けた中央台挿
着用空間部である。
この、中央台挿着用空間部6に面する基台2内
には、前記中央台2の高さ、すなわち第2の段差
h2を、一定の異なる高さに切り換えるための段差
切り換え部7が設けられ、この段差切り換え部7
には、中央部3を支持するための支持棒8が掛止
される。
中央台3はその下部にとりつけた下部支持部材
3hを介して前記支持棒8に支持される。
中央台挿着用空間部6の両側を覆う側板4,4
は、複数の木ねじ4aによつて基台側面2dに取
り付けられる。
第3図は同実施例の段差切り換え部を示す分解
斜視図で、図中、7は前記第2の段差h2の値を切
り換える段差切り換え部、7a,7b,7cはこ
の段差切り換え部7に設けられた支持棒8の端を
掛止する支持棒掛止部で、それぞれ高さが異なる
位置にあつて前記第2の段差h2の値をそれぞれに
特定することができる。
この支持棒掛止部7a,7b,7cは、同段差
切り換え部7に設けられた支持棒通路7dによつ
てつながり、支持棒8の高さをこの支持棒通路7
dによつて容易に切り換えることができる。
この支持棒8の両端にはワツシヤ8aやEリン
グ8bなどによる抜け止めが施され、また、前記
中央台3の下部の支持部材3hには凹部3iが設
けられ、中央部3の支持の安定化を図つている。
なお、この図は、基台2が下面開放の箱型であ
り、収納運搬時などには前記中央台3の部分を取
り外してこの箱型である基台2の中に十分に収納
できることを示しており、具体的には適宜に紐な
どで相互にしばり、固定する。
第4図は第3図の中央台のX−X断面図であ
り、この図によつて中央台3も下面が開放された
箱型であることがわかる。
中央台3の両側面3d,3dには、それぞれ掛
止孔3e,3f,3gが穿設されているほか、そ
の箱型下部内側に支持部材3hが取り付けられて
いる。
支持部材3hの下部の凹部3iは、前記支持棒
8によつて支承しやすく形成されたものである。
第5図は中央台3の底面図で、支持部材3h
は、中央台前面3bと中央台後面3cがそれぞれ
隣接する二つの中央台側面3d,3dとの接合部
付近に取り付けられ、中央台3を支持するととも
に、補強部材としての役割をも果たす構造となつ
ている。なお、3iは支持棒(図示せず)に当接
して支承される凹部である。
第6図および第7図は、掛け金(固定具)の使
用方法説明図であり、第6図の2dは基台側面
で、この基台側面2dには掛け金(固定具)5が
取り付けられている。
掛け金(固定具)5は、取り付け台5aと、先
端を中央台掛止孔3e,3f,3gのいずれか一
つに掛止するフツク5bと、このフツク5bを操
作するレバー5cとからなり、このレバー5cは
前記取り付け台5aのピン5dを支軸として回転
操作し、フツク5bを締め付け、または緩めるこ
とができる。
この第6図では、掛け金5のフツク5bならび
にレバー5cは開放状態にあるが、このフツク5
bの先端が中央台3の掛止孔3eの位置にくるよ
うに、前記支持棒8によつて中央台3は支持され
ている。
第7図は掛け金5のフツク5bを前記中央台3
の掛止孔3eにフツクした状態を示している。
こうしてフツクした後、レバー5cを矢印のよ
うに回転して締め付けると、中央台3は基台2側
の支持棒8に押圧され、基台2に固定される。
以上述べた三つの掛止孔3e,3f,3gと、
三つの支持棒掛止部7a,7b,7cとは相互に
関連があり、支持棒8が支持棒掛止部7aに掛止
のときは、フツク5bは掛止孔3eにフツクされ
る。
このとき、前記第2の段差h2は最も小さい、低
い状態にあるわけで、したがつて被検者が小学生
の場合には、このようにして小さい運動負荷がか
けられる。
同様にして、被検者が中学生の場合は、第2の
段差h2は支持棒掛止部7bと掛止3fとで構成さ
れ、第2の段差h2の値は前者より大きい値に切り
換えられる。
また、被検者が大人(高校生を含む)の場合
は、第2の段差h2は支持棒掛止部7cと掛止孔3
gによつて構成され、このとき第2の段差h2は最
も大きい値に切り換えられる。
このようにして第2の段差h2は被検者の体格に
応じて3段階に切り換えられるので、一つの医療
用ステツプ台で小学生用、中学生用、大人用の3
種類の大きさのものを兼用することができる。
さらに前記基台2に手摺9を取り付けたので、
運動状態でステツプ台を昇降しても、手摺9を伝
わつてステツプ台を昇降でき、被検者は安全に昇
降することが可能となる。特に老人、病人はステ
ツプ台を昇降する際に転倒するおそれがあつた
が、この手摺9を伝わつてステツプ台を昇降する
ことにより危険性がなくなる。またこの手摺9を
ステツプ台の基台2に対して調節可能にしたの
で、被検者の身長に応じて手摺9の長さを変化す
ることができるので便利である。
以上説明したように、本考案は心電図に係る被
検者に一定の運動負荷をかけて心臓機能を詳しく
診断するための医療用ステツプ台であり、二つの
段差を構成し、とくに第2の段差の値を切り換え
ることによつて一つの医療用ステツプ台で各種の
体格に対応でき、また、運搬包装時などには中央
台を取り外して基台内に収納することによつてコ
ンパクト化できるものである。
〔考案の効果〕
以上本考案によれば、医療用ステツプ台は、床
面上に置くことによつて床面と基台上面との間に
第1の段差を容易に構成するので、設定や移動が
自由にできる便利性を有する。
また中央台は、その上面と前記基台上面との間
に第2の段差を構成し、被検者に、より大きい運
動負荷を容易に設定することができる。
さらに段差切り換え部は、前記第2の段差の値
を切り換えて、異なる一定の値に設定できる。そ
のため、被検者の体格に応じた一定の把握可能な
値の段差に切り換えることができるので、本考案
の医療用ステツプ台は大人用、中学生用、小学生
用などを1台で兼用することができ、経済的であ
る。
そのうえ固定部は、中央部と基台とを互に固定
するので、中央台は安定し、医療用ステツプ台使
用上におけ安全性を確保することができる。
加えてその基台に収納できるので運搬時などに
便利である。
また前記基台に手摺を取り付けたので、被検者
は、運動状態でステツプ台を昇降しても、手摺9
を伝わつて昇降でき、その結果老人、病人でも転
倒するおそれがなく安全にステツプ台を昇降する
ことができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図は同実施例の分解斜視図、第3図は同実施例の
段差切り換え部を示す図、第4図は同実施例の中
央台の断面図、第5図は同中央台の底面図、第6
図ならびに第7図は掛け金(固定具)の挿着方法
説明図、第8図は従来例を示す図である。 1…床面、2…基台、3…中央台、5…掛け金
(固定具)、7…段差切り換え部、9…手摺。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 床面上に載置してその上面と床面との間に第
    1の段差を構成する下面開放箱型の基台と、さ
    らにこの基台上に配設してその上面と前記基台
    上面との間に第2の段差を構成する中央台と、
    この第2の段差の高さを異なる一定の高さに切
    り換えるために前記基台内に設けられた段差切
    り換え部と、この段差切り換え部で前記第2の
    段差を一定の高さに切り換えた前記中央部を前
    記基台上に固定する固定具と、前記基台に取り
    付けられた手摺とからなる、医療用ステツプ
    台。 (2) 前記段差切り換え部は前記第2の段差を三段
    階切り換えに構成されたものである実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の医療用ステツプ台。 (3) 前記下面開放箱型の基台は、前記中央台をそ
    の箱型のなかに収納可能に構成されたものであ
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の医療用
    ステツプ台。 (4) 前記中央台上面と前記基台上面との間の第2
    の段差は、その中央台前面側ならびに後面側に
    構成されたものである実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の医療用ステツプ台。 (5) 前記基台に取り付けられる手摺は前記基台に
    対して調節可能に構成されたものである実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の医療用ステツプ
    台。
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JPS63197515U JPS63197515U (ja) 1988-12-20
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