JPH03231988A - カラー陰極線管 - Google Patents
カラー陰極線管Info
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- JPH03231988A JPH03231988A JP2312706A JP31270690A JPH03231988A JP H03231988 A JPH03231988 A JP H03231988A JP 2312706 A JP2312706 A JP 2312706A JP 31270690 A JP31270690 A JP 31270690A JP H03231988 A JPH03231988 A JP H03231988A
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Landscapes
- Luminescent Compositions (AREA)
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の目的)
(産業上の利用分野)
本発明は、カラー陰極線管に係わり、特にフェースプレ
ートの前面に光選択吸収性を有する薄膜を備えたカラー
陰極線管に関するものである。
ートの前面に光選択吸収性を有する薄膜を備えたカラー
陰極線管に関するものである。
(従来の技術)
従来よりカラー陰極線管用の赤色発光蛍光体としてユー
ロピウム付活酸化イツトリウム(Y、Oa:Eu)やユ
ーロピウム付活オキシ硫化イツトリウム(Y、02S
: Eu)が汎用されている。しかしながら。
ロピウム付活酸化イツトリウム(Y、Oa:Eu)やユ
ーロピウム付活オキシ硫化イツトリウム(Y、02S
: Eu)が汎用されている。しかしながら。
前記V20□S:Eu蛍光体はEu付活剤濃度による色
調補正である程度の赤味を得られるもののまだカラー陰
極線管の赤色発光絵素として、十分といえる輝度を得て
いない。更に、電子ビーム照射によるフェースプレート
の温度上昇に伴う輝度の低下という重大な問題を抱えて
いる。第9図に電子ビーム照射時間による輝度の低下の
様子を示した。
調補正である程度の赤味を得られるもののまだカラー陰
極線管の赤色発光絵素として、十分といえる輝度を得て
いない。更に、電子ビーム照射によるフェースプレート
の温度上昇に伴う輝度の低下という重大な問題を抱えて
いる。第9図に電子ビーム照射時間による輝度の低下の
様子を示した。
10.4μs/dの電子ビームを当てた場合120秒で
Y2O,IS : Buは約8%も輝度が低下してしま
い、それ以後も徐々に輝度が下がる。電流密度が高くな
るにつれ輝度劣化は著しくなり、もともとGreen及
びB 1.u 8に比べ、電流比の高いRedにとって
大変不都合である。これに対し、Y2O,:EuはY、
02S : Euと比較し、発光輝度が非常に高い。第
2図にY2O3:EuとY、、02S : Euの電流
−輝度特性の相対比較を示した。図中Y20□S :
EuのEu濃度は、母体に対し4.5moQ%で、カラ
ー陰極線管で実用域の色純度を得られるものである。
Y2O,: EuのEu濃度は5 、5moQ%で略図
中のY2O2S : Euと近似な色純度が得られ、こ
の場合+30%の高発光輝度が得られる。ここでtaU
濃度は蛍光体自身の平均分子量、即ちY2O,のYを一
部Euに置換した化合物の平均分子量換算で1゜ll1
Oeあたりに含まれるEu2O,のモル数×100で表
わす。又、図に見られるようにY2O2S:Euに比べ
輝度飽和が少ないため、高電流域に於いて、輝度が伸び
特にその能力を発揮する。カラー陰極線管の3− 大型化に伴う、電子ビームを射出する電子銃の高性能化
、特にそのフォーカス能力向上に対し、蛍光体スクリー
ンの輝度飽和軽減による性能向上で前記高性能化を施さ
れた電子銃の能力を最大限に引きだせ大変好都合なもの
である。更に温度特性に関しても第9図に見られるよう
に殆どない。上記の如く、輝度に関する諸特性は全く利
点につきるY、0. : Eu蛍光体であるがEu付活
剤濃度を高くしてもY、O,S : Bu同等の満足は
色純度が得られない。
Y2O,IS : Buは約8%も輝度が低下してしま
い、それ以後も徐々に輝度が下がる。電流密度が高くな
るにつれ輝度劣化は著しくなり、もともとGreen及
びB 1.u 8に比べ、電流比の高いRedにとって
大変不都合である。これに対し、Y2O,:EuはY、
02S : Euと比較し、発光輝度が非常に高い。第
2図にY2O3:EuとY、、02S : Euの電流
−輝度特性の相対比較を示した。図中Y20□S :
EuのEu濃度は、母体に対し4.5moQ%で、カラ
ー陰極線管で実用域の色純度を得られるものである。
Y2O,: EuのEu濃度は5 、5moQ%で略図
中のY2O2S : Euと近似な色純度が得られ、こ
の場合+30%の高発光輝度が得られる。ここでtaU
濃度は蛍光体自身の平均分子量、即ちY2O,のYを一
部Euに置換した化合物の平均分子量換算で1゜ll1
Oeあたりに含まれるEu2O,のモル数×100で表
わす。又、図に見られるようにY2O2S:Euに比べ
輝度飽和が少ないため、高電流域に於いて、輝度が伸び
特にその能力を発揮する。カラー陰極線管の3− 大型化に伴う、電子ビームを射出する電子銃の高性能化
、特にそのフォーカス能力向上に対し、蛍光体スクリー
ンの輝度飽和軽減による性能向上で前記高性能化を施さ
れた電子銃の能力を最大限に引きだせ大変好都合なもの
である。更に温度特性に関しても第9図に見られるよう
に殆どない。上記の如く、輝度に関する諸特性は全く利
点につきるY、0. : Eu蛍光体であるがEu付活
剤濃度を高くしてもY、O,S : Bu同等の満足は
色純度が得られない。
第3図(a)及び第3図(b)にY2O,: EuのE
u濃度による色度変化(y値及びX値)をそれぞれ示す
。図中、斜線の部分(y=0.345以下及びx=0.
620以上)は実用されているY2O2S : Euの
色範囲でありEu付活剤濃度は母体に対し3 、0mo
Q%〜4.5moQ%程度である。これに対しY2O,
: Euは5 、5moQ%でもX=0.628. y
=0.347であり、更にEuが高濃度になるほど色度
の変化は少なくなるのでいくらEuを高濃度にしても斜
線部に達せずY2O2S : Bu並に画像品位を保つ
ことが出来ない。Y、0. : Euの輝度特性でY2
O2S : Euのように低Eu付活剤濃度で満足な色
4− 純度を得ることが理想である。そこで、その上記色純度
を向上させ、画像の輝度の低下を抑えて。
u濃度による色度変化(y値及びX値)をそれぞれ示す
。図中、斜線の部分(y=0.345以下及びx=0.
620以上)は実用されているY2O2S : Euの
色範囲でありEu付活剤濃度は母体に対し3 、0mo
Q%〜4.5moQ%程度である。これに対しY2O,
: Euは5 、5moQ%でもX=0.628. y
=0.347であり、更にEuが高濃度になるほど色度
の変化は少なくなるのでいくらEuを高濃度にしても斜
線部に達せずY2O2S : Bu並に画像品位を保つ
ことが出来ない。Y、0. : Euの輝度特性でY2
O2S : Euのように低Eu付活剤濃度で満足な色
4− 純度を得ることが理想である。そこで、その上記色純度
を向上させ、画像の輝度の低下を抑えて。
さらにコントラストを向上するために、酸化ネオジウム
(Na−o3)を含有して光に対して選択吸収性を有す
るガラス板をフェースプレートの前面に設けた陰極線管
が提案されている(特開昭57−1.34848号、特
開昭57−134849号および特開昭57−1348
50号公報参照)。このガラス板は酸化ネオジウムの固
有の吸収特性のために、560nm〜615nmに急峻
な主吸収帯および490nm〜545nmに副吸収帯を
有するので、画像の赤色や青色の色純度が向上する利点
を有する。
(Na−o3)を含有して光に対して選択吸収性を有す
るガラス板をフェースプレートの前面に設けた陰極線管
が提案されている(特開昭57−1.34848号、特
開昭57−134849号および特開昭57−1348
50号公報参照)。このガラス板は酸化ネオジウムの固
有の吸収特性のために、560nm〜615nmに急峻
な主吸収帯および490nm〜545nmに副吸収帯を
有するので、画像の赤色や青色の色純度が向上する利点
を有する。
しかしながら、このガラス板は上述の選択吸収性を有す
るにもかかわらず、大幅なコントラストの改善が得られ
ない。即ち、コントラスト改善の効果を評価する指標と
して、BCPを用いて行う方法がある。このBCPは、
ΔBを輝度低下割合、ΔRfを外光反射率の低下割合と
すると、BCP=ΔB/4/ΔRfで表される。このB
CPはニュートラルフィルタを用いた方式を基準に考え
た場合のコントラスト改善比である。このBCPを用い
て上記酸化ネオジウムの選択吸収性を有するフィルタの
特性を評価すると、このBCPは1≦BCP≦1.05
となり、コントラストが充分改善されていないことが分
かる。
るにもかかわらず、大幅なコントラストの改善が得られ
ない。即ち、コントラスト改善の効果を評価する指標と
して、BCPを用いて行う方法がある。このBCPは、
ΔBを輝度低下割合、ΔRfを外光反射率の低下割合と
すると、BCP=ΔB/4/ΔRfで表される。このB
CPはニュートラルフィルタを用いた方式を基準に考え
た場合のコントラスト改善比である。このBCPを用い
て上記酸化ネオジウムの選択吸収性を有するフィルタの
特性を評価すると、このBCPは1≦BCP≦1.05
となり、コントラストが充分改善されていないことが分
かる。
また、この酸化ネオジウムを含有するガラス板は波長が
560nm〜615nmに主吸収帯を有し、しかもこの
主吸収帯は560〜570nmの領域にその幅が5nm
〜10nmの急峻な領域があるために、外光によりガラ
ス板自体の色(ボディカラー)が変化し、特に、白熱電
球下ではこのガラス板のボディカラーが赤色となり、画
像中の黒色や影の部分等の低輝度の部分に赤味が加わり
、画像が見にくく、画像品位が低下するという問題があ
る。さらにネオジウムは高価な材料であるために、ガラ
ス板が高価となる問題がある。
560nm〜615nmに主吸収帯を有し、しかもこの
主吸収帯は560〜570nmの領域にその幅が5nm
〜10nmの急峻な領域があるために、外光によりガラ
ス板自体の色(ボディカラー)が変化し、特に、白熱電
球下ではこのガラス板のボディカラーが赤色となり、画
像中の黒色や影の部分等の低輝度の部分に赤味が加わり
、画像が見にくく、画像品位が低下するという問題があ
る。さらにネオジウムは高価な材料であるために、ガラ
ス板が高価となる問題がある。
(発明が解決しようとする課題)
以上述べた様に、赤色発光蛍光体に於いて発光輝度が高
く、安価に満足な色純度を得ることは困難であった。本
発明は、これらの問題点を解決6− し、発光輝度その他、輝度特性が良好で安価に満足な色
純度を得、しかも、フントラストの良好なカラー陰極線
管を提供するものである。
く、安価に満足な色純度を得ることは困難であった。本
発明は、これらの問題点を解決6− し、発光輝度その他、輝度特性が良好で安価に満足な色
純度を得、しかも、フントラストの良好なカラー陰極線
管を提供するものである。
(課題を解決するための手段)
本発明は内面に赤、緑、青色蛍光体からなる蛍光体スク
リーンを備えたフェースプレートの前面に配置された光
フィルターを有するカラー陰極線管において、前記赤色
蛍光体はY2O,: EuからなりEu付活濃度は母体
に対して3.OmoQ%以上9 、 OmoQ%以下で
あり、且つ前記光フィルターは400〜650nmの領
域で575±20nmの波長領域に最大吸収波長を有し
、しかも、波長が450nm、 530nm、 550
nm。
リーンを備えたフェースプレートの前面に配置された光
フィルターを有するカラー陰極線管において、前記赤色
蛍光体はY2O,: EuからなりEu付活濃度は母体
に対して3.OmoQ%以上9 、 OmoQ%以下で
あり、且つ前記光フィルターは400〜650nmの領
域で575±20nmの波長領域に最大吸収波長を有し
、しかも、波長が450nm、 530nm、 550
nm。
580〜600nmでの最大吸収波長、615nmおよ
び最大吸収波長の光に対する透過率を、それぞれ14g
。。
び最大吸収波長の光に対する透過率を、それぞれ14g
。。
T53og TG511 g TslllI+GOo
l T、15、およびTl11.、。
l T、15、およびTl11.、。
としたときに、T min≦T5.。<TS3o、1≦
T45゜/T、3゜≦2,1≦T、、/T、3.≦2.
0.7≦T4s。
T45゜/T、3゜≦2,1≦T、、/T、3.≦2.
0.7≦T4s。
/Te1s≦1.43.TG1./T5I10〜Goo
≧1.1の関係を満足することを特徴とするカラー陰極
線管である。
≧1.1の関係を満足することを特徴とするカラー陰極
線管である。
7−
(作用)
まず、本発明のカラー陰極線管に用いられる光フィルタ
ーの吸収特性の作用について以下に説明する。
ーの吸収特性の作用について以下に説明する。
陰極線管の蛍光体スクリーンに用いられる代表的な青色
(ZnS : Ag、 CQ蛍光体)、緑色(ZnS
: Au。
(ZnS : Ag、 CQ蛍光体)、緑色(ZnS
: Au。
Afl蛍光体)、赤色(Y2O2: Eu蛍光体)の各
色発光用の蛍光体の発光スペクトルを第4図に、また、
蛍光灯の光を外光としたときの(a)分光分布、(b)
視感度曲線、(c)分光分布と視感度曲線との積を第5
図に、夫々示す。これらのグラフから分かる様に、曲線
(c)の極大付近、即ち、波長が575±20nmの光
を遮断することが、最も効率良く外光を吸収することが
できる。しかし、一方で、輝度の低下は極力避けなけれ
ばならない。従って、光フィルターの特性としては、視
感度が最も低く、蛍光体の発光エネルギーの大きな45
0nm付近および615nm付近で最大透過率として外
光吸収効率が最大となり、さらに、蛍光体の発光エネル
ギーが少ない57Snm付近で最小透過率として視感度
が高くなり、一 しかも、緑色発光用の発光ピークである53Onm付近
で透過率が中間となる。さらに加えるに、この光フィル
ターの特性としては、575nI11〜530n111
の間では、550nn+付近は530nmより外光のエ
ネルギーが大きく、かつ、緑色発光用の蛍光体の発光エ
ネルギーが小さいので、この間の光透過率は530r+
mにおける透過率よりも小さくする。即ち、波長が45
0nm、 530nm、 550nm、 615nmお
よび、最大吸収波長の光に対する透過率を、それぞれT
4Ii01 T5361Tい。、 Tl11.、およ
び、T、□□としたときに、Tl1lin≦T5.ll
<T、3゜、T53fi≦T615 の関係を満足する
フィルター特性とすれば、コントラスト改善の最大効率
が得られる。
色発光用の蛍光体の発光スペクトルを第4図に、また、
蛍光灯の光を外光としたときの(a)分光分布、(b)
視感度曲線、(c)分光分布と視感度曲線との積を第5
図に、夫々示す。これらのグラフから分かる様に、曲線
(c)の極大付近、即ち、波長が575±20nmの光
を遮断することが、最も効率良く外光を吸収することが
できる。しかし、一方で、輝度の低下は極力避けなけれ
ばならない。従って、光フィルターの特性としては、視
感度が最も低く、蛍光体の発光エネルギーの大きな45
0nm付近および615nm付近で最大透過率として外
光吸収効率が最大となり、さらに、蛍光体の発光エネル
ギーが少ない57Snm付近で最小透過率として視感度
が高くなり、一 しかも、緑色発光用の発光ピークである53Onm付近
で透過率が中間となる。さらに加えるに、この光フィル
ターの特性としては、575nI11〜530n111
の間では、550nn+付近は530nmより外光のエ
ネルギーが大きく、かつ、緑色発光用の蛍光体の発光エ
ネルギーが小さいので、この間の光透過率は530r+
mにおける透過率よりも小さくする。即ち、波長が45
0nm、 530nm、 550nm、 615nmお
よび、最大吸収波長の光に対する透過率を、それぞれT
4Ii01 T5361Tい。、 Tl11.、およ
び、T、□□としたときに、Tl1lin≦T5.ll
<T、3゜、T53fi≦T615 の関係を満足する
フィルター特性とすれば、コントラスト改善の最大効率
が得られる。
また、光フィルターのボディカラーのコントロールは、
各点における透過率の割合を以下の0〜0式を満足する
様に規制することで実用レベルまで改善されることが確
認できた。
各点における透過率の割合を以下の0〜0式を満足する
様に規制することで実用レベルまで改善されることが確
認できた。
T+so/Tszo=1〜2 ・・・ ■T e
1s / T S 3゜=1〜2 ・・・ ■
T 4s o/ T s s、 s = 0.7〜1.
43 −・ (3)9− 上述の関係において、0)式の値が2を超えるが0式の
値が1.43を上回る場合は、青味が強いボディカラー
となり、また、0式の値が2を超えるか0式の値が0.
7を下回る場合は、赤味が強いボディカラーとなり、実
用的でなくなる。さらに、■。
1s / T S 3゜=1〜2 ・・・ ■
T 4s o/ T s s、 s = 0.7〜1.
43 −・ (3)9− 上述の関係において、0)式の値が2を超えるが0式の
値が1.43を上回る場合は、青味が強いボディカラー
となり、また、0式の値が2を超えるか0式の値が0.
7を下回る場合は、赤味が強いボディカラーとなり、実
用的でなくなる。さらに、■。
(2)式の値が1を下回った場合は、コントラストの向
上が低下し、BCPの値が小さくなり、実用的でない。
上が低下し、BCPの値が小さくなり、実用的でない。
この光フィルターを用いることにより、使用する蛍光体
の発光スペクトルや光フィルターとして用いるフィルタ
ー物質の濃度等によりやや異なるが、BCPは1.05
〜1.50と優れたコントラスト特性が得られる。
の発光スペクトルや光フィルターとして用いるフィルタ
ー物質の濃度等によりやや異なるが、BCPは1.05
〜1.50と優れたコントラスト特性が得られる。
また、この光フィルターのボディカラーについては、白
熱灯の光を外光とした場合にやや赤味を帯びる場合があ
るが、以下の様に、実用上問題ない程度に補正すること
ができる。即ち、白熱灯を外光とした場合の(d)分光
分布、(e)視感度曲線、(f)分光分布と視感度曲線
との積を、夫々、第6図に示す様に、白熱灯からの光は
長波長になる程、10− 発光エネルギーが大きくなる。そのために、選択性フィ
ルターのボディカラー、即ち、選択性フィルターを備え
た陰極線管のボディカラーは本発明の陰極線管であって
も、やや赤味を帯びる場合がある。この様な場合には、
赤色発光用の蛍光体の発光エネルギーが大きい615n
m付近に比べて、より赤味の強い650〜700nmの
範囲における光フィルターの透過率を6]、5nmの透
過率に比べて小さくすることにより、BCP改善効果を
損なわずに、上記ボディカラーを補正し、外光によるボ
ディカラーの変化の少ない陰極線管とすることができる
。
熱灯の光を外光とした場合にやや赤味を帯びる場合があ
るが、以下の様に、実用上問題ない程度に補正すること
ができる。即ち、白熱灯を外光とした場合の(d)分光
分布、(e)視感度曲線、(f)分光分布と視感度曲線
との積を、夫々、第6図に示す様に、白熱灯からの光は
長波長になる程、10− 発光エネルギーが大きくなる。そのために、選択性フィ
ルターのボディカラー、即ち、選択性フィルターを備え
た陰極線管のボディカラーは本発明の陰極線管であって
も、やや赤味を帯びる場合がある。この様な場合には、
赤色発光用の蛍光体の発光エネルギーが大きい615n
m付近に比べて、より赤味の強い650〜700nmの
範囲における光フィルターの透過率を6]、5nmの透
過率に比べて小さくすることにより、BCP改善効果を
損なわずに、上記ボディカラーを補正し、外光によるボ
ディカラーの変化の少ない陰極線管とすることができる
。
本発明者らは、上記光フィルターが輝度の低下を抑えな
がらも画像の赤色や青色の色純度を向上させる点に着目
し、発光輝度は高いが満足な色純度を得にくいY2O3
: Eu蛍光体と色純度を効率良く向上する条件の下で
併用することにより、YzOz : Euの利点である
高輝度を損なうことなく色純度を満足な色調に補正する
方法を発明した。
がらも画像の赤色や青色の色純度を向上させる点に着目
し、発光輝度は高いが満足な色純度を得にくいY2O3
: Eu蛍光体と色純度を効率良く向上する条件の下で
併用することにより、YzOz : Euの利点である
高輝度を損なうことなく色純度を満足な色調に補正する
方法を発明した。
以下に、上記フィルターとY2O,: Eu蛍光体を併
用した本発明カラー陰極線管の作用について説明11− する。
用した本発明カラー陰極線管の作用について説明11− する。
Y2O3: Euの発光スペクトルは第4図に示したが
、このメインピークである615nm付近よりも短波長
4貧り 一のサブピーク、即ち、580〜600nmを多く吸収
すれば、色純度が向上するので色調補正としての吸収特
性は、下記の範囲でコントロールすることが必要である
。580〜600nmの最大光透過率をTSllo〜e
o(1+ 615 n mの透過率をT、、、とした
時、T G15 / T、Il、 +soa≧1.1
−・ (イ)の関係を満たせば高輝度を維持しつつ
色度をY2O,、S : Eu並に補正しうろことを確
認した。、(イ)式の値が0.1を下回ると満足な色調
に補正することが出来なくなってしまう。
、このメインピークである615nm付近よりも短波長
4貧り 一のサブピーク、即ち、580〜600nmを多く吸収
すれば、色純度が向上するので色調補正としての吸収特
性は、下記の範囲でコントロールすることが必要である
。580〜600nmの最大光透過率をTSllo〜e
o(1+ 615 n mの透過率をT、、、とした
時、T G15 / T、Il、 +soa≧1.1
−・ (イ)の関係を満たせば高輝度を維持しつつ
色度をY2O,、S : Eu並に補正しうろことを確
認した。、(イ)式の値が0.1を下回ると満足な色調
に補正することが出来なくなってしまう。
Eu付活剤濃度は、母体に対し3.0moQ%以上、9
.0non%以下の範囲で本発明の効果が得られる。下
記にてそれを説明する。
.0non%以下の範囲で本発明の効果が得られる。下
記にてそれを説明する。
まず、Eu濃度を3.0〜10.0mof1%までの任
意の濃度のY2O3: Euを用いたカラー陰極線管を
作成し、各々第7図のようなA、B、C,D、Eの吸収
特性をもつフィルターをフェースプレートの前面に2− 形成した。そのカラー陰極線管の色度を測定したところ
、Eu濃度によって第8図(a)及び第8図(b)の関
係が得られた。Lの曲線はフィルターを形成しない場合
、aの曲線は第7図のAフィルターを用いた場合、bの
曲線はBフィルター、Cの曲線はCフィルター、dの曲
線はDフィルター、eの曲線はEフィルターを用いた場
合のCIE色度(y値及びX値)変化を示す。斜線部(
y≦0.345゜X≧0.620)が、Y2O,S :
Euの実用域である。第8図(a)及び第8図(b)
にみられるようにEu濃度が増すごとに色度変化が少な
くなりフィルターなしでは斜線部に達することの出来な
いことがわかる。
意の濃度のY2O3: Euを用いたカラー陰極線管を
作成し、各々第7図のようなA、B、C,D、Eの吸収
特性をもつフィルターをフェースプレートの前面に2− 形成した。そのカラー陰極線管の色度を測定したところ
、Eu濃度によって第8図(a)及び第8図(b)の関
係が得られた。Lの曲線はフィルターを形成しない場合
、aの曲線は第7図のAフィルターを用いた場合、bの
曲線はBフィルター、Cの曲線はCフィルター、dの曲
線はDフィルター、eの曲線はEフィルターを用いた場
合のCIE色度(y値及びX値)変化を示す。斜線部(
y≦0.345゜X≧0.620)が、Y2O,S :
Euの実用域である。第8図(a)及び第8図(b)
にみられるようにEu濃度が増すごとに色度変化が少な
くなりフィルターなしでは斜線部に達することの出来な
いことがわかる。
又、ボディカラーについても評価を行った。
ボディカラーとは、これらのカラー陰極線管が黒色の画
像を映出したときに、黒色に他の色調が帯びずに、人間
の視感で自然な黒として認識できるかにより評価した。
像を映出したときに、黒色に他の色調が帯びずに、人間
の視感で自然な黒として認識できるかにより評価した。
具体的には、陰極線管の中央部に50WnX50nlの
黒のパターンを映出し、このパターンの周囲を白として
、フェースプレート面に対して斜め45’の角度からフ
ェースプレート面部分が500ルツクスの明るさになる
様に白熱灯で照らしながら、黒部分の色調(赤味、青味
、緑色等)を評価したものであって、色調を感じずに黒
と認識される場合をOlやや色調を感じるがほとんど問
題ない場合を0、色調が強めで問題になりそうな場合を
Δ、色調が強く全く黒と感じられない場合を×とした。
黒のパターンを映出し、このパターンの周囲を白として
、フェースプレート面に対して斜め45’の角度からフ
ェースプレート面部分が500ルツクスの明るさになる
様に白熱灯で照らしながら、黒部分の色調(赤味、青味
、緑色等)を評価したものであって、色調を感じずに黒
と認識される場合をOlやや色調を感じるがほとんど問
題ない場合を0、色調が強めで問題になりそうな場合を
Δ、色調が強く全く黒と感じられない場合を×とした。
第1表
まず、Eu濃度が3.0mol%の場合は、Bのフィル
ターを用いることにより、ようやく斜線部に達する。
ターを用いることにより、ようやく斜線部に達する。
第1表に示すようにBフィルターの場合、ボディカラー
は○で問題がない。しかし、3.OmoQ%未滴になる
と、Bフィルターでは斜線部に到達することが出来ず、
Aフィルター若しくは更に濃い44 フィルターを使用して色度の補正を行ったとしても、第
1表に示すようにAフィルターでは、ボディカラーの赤
味が強く問題であり、フィルターが濃くなるに伴い更に
赤味が増し、実用的ではない。
は○で問題がない。しかし、3.OmoQ%未滴になる
と、Bフィルターでは斜線部に到達することが出来ず、
Aフィルター若しくは更に濃い44 フィルターを使用して色度の補正を行ったとしても、第
1表に示すようにAフィルターでは、ボディカラーの赤
味が強く問題であり、フィルターが濃くなるに伴い更に
赤味が増し、実用的ではない。
よって、Eu付活剤濃度は3 、0moρ%以上にする
ことが望ましい。ここで、5.5mo℃%の場合である
が第8図(a)に示す通り、Eフィルターを用いた場合
に斜線部に到達するのであるから、最低Eフィルター並
の色度補正能力が必要ということになる。
ことが望ましい。ここで、5.5mo℃%の場合である
が第8図(a)に示す通り、Eフィルターを用いた場合
に斜線部に到達するのであるから、最低Eフィルター並
の色度補正能力が必要ということになる。
色度補正とはY2O,: Euの場合サブピーク即ち5
80〜600nm付近の黄色味の成分をメインピークの
吸収に対しより多く吸収するかで決まり、Eフィルター
の場合T −s s / T s e。〜、。。=1.
1であるので(イ)式の値が、この数値以上でなければ
、Y2O3: EuをY2.0□S : Euの実用域
に補正することは不可能である。
80〜600nm付近の黄色味の成分をメインピークの
吸収に対しより多く吸収するかで決まり、Eフィルター
の場合T −s s / T s e。〜、。。=1.
1であるので(イ)式の値が、この数値以上でなければ
、Y2O3: EuをY2.0□S : Euの実用域
に補正することは不可能である。
Y2O,: EuはEu濃度を増加させていった場合、
輝度は低下していく。
輝度は低下していく。
■20□S : Eu蛍光体も同様にEu濃度を増加、
又は減少させることにより、色純度、輝度が変化し、=
15= 減少させた場合には、色純度は低下するが、輝度は向上
する。Y2O2S : Ellを使用しbフィルターを
用いて色純度を(X≧0.620. y≦0.345)
にする為に必要なEu量は3.2moQで、そのときの
(x、y)=(0,623,0,345)であった。Y
2O2S: Eu(Eu量3.2moQ%)、bフィル
ターを使用した時の輝度を100%とした時、Y2O3
: EuのEu濃度を変化させて、輝度を比較した場合
のグラフを第11図に示す。又この時のフィルターはE
u濃度3.0.3.5mo+!%のときはbフィルター
+ 4−OmoQ%のときはCフィルター4.5.5.
0moR%のときはdフィルター、5.5moQ%以上
のときはeフィルターを使用した。
又は減少させることにより、色純度、輝度が変化し、=
15= 減少させた場合には、色純度は低下するが、輝度は向上
する。Y2O2S : Ellを使用しbフィルターを
用いて色純度を(X≧0.620. y≦0.345)
にする為に必要なEu量は3.2moQで、そのときの
(x、y)=(0,623,0,345)であった。Y
2O2S: Eu(Eu量3.2moQ%)、bフィル
ターを使用した時の輝度を100%とした時、Y2O3
: EuのEu濃度を変化させて、輝度を比較した場合
のグラフを第11図に示す。又この時のフィルターはE
u濃度3.0.3.5mo+!%のときはbフィルター
+ 4−OmoQ%のときはCフィルター4.5.5.
0moR%のときはdフィルター、5.5moQ%以上
のときはeフィルターを使用した。
この第11図かられかる様にEu濃度が9 mofi%
以上含有されると輝度は低下してしまう為に意味をなさ
なくなる。従ってEu濃度は9 moQ%以下が望まし
い。以上より、Eu濃度は3.OmoR%〜9 mof
1%の範囲でなければならない。
以上含有されると輝度は低下してしまう為に意味をなさ
なくなる。従ってEu濃度は9 moQ%以下が望まし
い。以上より、Eu濃度は3.OmoR%〜9 mof
1%の範囲でなければならない。
ところで、本発明の陰極線管は、エチルシリケートを主
成分とするアルコールコーティング溶液中に、上述の選
択性光透過性を達成できる適切な16− 染料や顔料を混入し、この溶液をスピンコード法やスプ
レー法等により、陰極線管のフェースプレートに直接塗
布して光フィルター層を形成することによってえられる
。また、アクリル樹脂等に同様に染料や顔料を混入して
フィルター板を製作し、このフィルター板を陰極線管の
フェースプレートに取付けることにより得られる。さら
に、テレパネル方式の陰極線の場合には1色フィルター
であるテレパネルをフェースプレートに接着するのに使
用される接着樹脂等にこれら染料等を混入しても良い。
成分とするアルコールコーティング溶液中に、上述の選
択性光透過性を達成できる適切な16− 染料や顔料を混入し、この溶液をスピンコード法やスプ
レー法等により、陰極線管のフェースプレートに直接塗
布して光フィルター層を形成することによってえられる
。また、アクリル樹脂等に同様に染料や顔料を混入して
フィルター板を製作し、このフィルター板を陰極線管の
フェースプレートに取付けることにより得られる。さら
に、テレパネル方式の陰極線の場合には1色フィルター
であるテレパネルをフェースプレートに接着するのに使
用される接着樹脂等にこれら染料等を混入しても良い。
この様な選択性フィルターに使用される染料としては、
アシドローダミンB、ローダミンB、カヤナルミリング
赤6BW(日本化薬株式会社の商品名)等を使用するこ
とができる。また、ボディカラーを補正するために添加
する染料としては、675nmに最大吸収波長を持つカ
ヤセット青に−FLや近赤外、例えば、750nmに最
大吸収波長を持ち、650nm〜700nmの領域に光
吸収のすそが有るような近赤外吸収剤等が有効である。
アシドローダミンB、ローダミンB、カヤナルミリング
赤6BW(日本化薬株式会社の商品名)等を使用するこ
とができる。また、ボディカラーを補正するために添加
する染料としては、675nmに最大吸収波長を持つカ
ヤセット青に−FLや近赤外、例えば、750nmに最
大吸収波長を持ち、650nm〜700nmの領域に光
吸収のすそが有るような近赤外吸収剤等が有効である。
さらに、染料だけでなく、顔料、特に有機顔料も用いる
ことができる。
ことができる。
(実施例)
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。第1図は本発明に基づき製造された陰極線管■を示す
部分切欠側面図である。この陰極線管■は内部が排気さ
れた気密性のガラス製の外囲器■を有する。この外囲器
■はネック■およびこのネック(3)から連続するコー
ン(へ)を有する。
。第1図は本発明に基づき製造された陰極線管■を示す
部分切欠側面図である。この陰極線管■は内部が排気さ
れた気密性のガラス製の外囲器■を有する。この外囲器
■はネック■およびこのネック(3)から連続するコー
ン(へ)を有する。
さらに、外囲器■はコーン(イ)とフリットガラスによ
り封着されるフェースプレート0を有する。このフェー
スプレート■の側壁の外周には防爆のために金属製のテ
ンションバンド■が巻回されている。このネック■には
電子ビームを放射する電子銃■が配置されている。フェ
ースプレート(ハ)の内面には電子銃■からの電子ビー
ムにより励起されて赤色、緑色、青色に発光するストラ
ップ状の蛍光体層および各蛍光体層の間に配置されたス
トラップ状の黒色光吸収層よりなる蛍光体スクリーン(
8)が設けられている。また、全面に透孔が設けら18 れたシャドウマスク(図示せず)がこの蛍光体スクリー
ン(へ)に近接して配置されている。コーン■の外側に
は蛍光体スクリーン(8)上を走査する様に電−fビー
ムを偏向させる偏向装W(図示せず)が装着される。
り封着されるフェースプレート0を有する。このフェー
スプレート■の側壁の外周には防爆のために金属製のテ
ンションバンド■が巻回されている。このネック■には
電子ビームを放射する電子銃■が配置されている。フェ
ースプレート(ハ)の内面には電子銃■からの電子ビー
ムにより励起されて赤色、緑色、青色に発光するストラ
ップ状の蛍光体層および各蛍光体層の間に配置されたス
トラップ状の黒色光吸収層よりなる蛍光体スクリーン(
8)が設けられている。また、全面に透孔が設けら18 れたシャドウマスク(図示せず)がこの蛍光体スクリー
ン(へ)に近接して配置されている。コーン■の外側に
は蛍光体スクリーン(8)上を走査する様に電−fビー
ムを偏向させる偏向装W(図示せず)が装着される。
ところで、この陰極線管ωのフェースプレート(ハ)の
内面には、赤色発光蛍光体としてY2O3: Euが採
用されており、外表面には選択吸収性を有する光フィル
ター層0て覆われており、陰極線管(1)の画像の赤色
が高発光輝度で、しかも、満足な色純度を再現可能であ
り、更にコントラストが大幅に改善されている。この陰
極線管は以下の如く製造される。
内面には、赤色発光蛍光体としてY2O3: Euが採
用されており、外表面には選択吸収性を有する光フィル
ター層0て覆われており、陰極線管(1)の画像の赤色
が高発光輝度で、しかも、満足な色純度を再現可能であ
り、更にコントラストが大幅に改善されている。この陰
極線管は以下の如く製造される。
(実施例1)
フェースプレートの内面にZnS : CuAQ蛍光体
からなる緑色発光絵素と、ZnS : AgA11I蛍
光体からなる青色発光絵素及び母体に対しEu付活剤濃
度が3.5mo(1%であるY2O3: Eu蛍光体か
らなる赤色発光絵素を用いて、公知の写真印刷法によっ
て、発光スクリーンを形成しカラー陰極線管を組み立て
た。
からなる緑色発光絵素と、ZnS : AgA11I蛍
光体からなる青色発光絵素及び母体に対しEu付活剤濃
度が3.5mo(1%であるY2O3: Eu蛍光体か
らなる赤色発光絵素を用いて、公知の写真印刷法によっ
て、発光スクリーンを形成しカラー陰極線管を組み立て
た。
9−
次に以下の組成を有するアルコールコート溶液を調整し
た。
た。
エチルシリケート(si(oc、1.) 7 g塩
酸(HCQ) 3 g水
2gイソプロピ
ルアルコール 84〜87.7gアシドローダミン
B Igこの溶液を上記カラー陰極線管の
フェースプレートの前面にスピンコードにより塗布し、
乾燥して光フィルター層を形成した。この光フィルター
層の透過率は第1O図の様であった。このカラー陰極線
管の画像評価を行ったところ、赤色の発光輝度はEu付
活剤濃度が母体に対し、 4.5moR%のY、02S
二Euを使用したカラー陰極線管に比べ+50%の高輝
度を得た。色度は、Y20□5 : Euの実用域に達
する満足な色純度が得られた。580〜600nmの最
大透過率T S 80 + Rn fi ”” 45%
、615nmの透過率T、、、=98%で、T 6 x
s / T s Q O−ri o n≧1.1を満
たしていた。又、最大吸収波長は575nm、 Tmj
n”42%、T4..82100%、 T、3.=72
%、 T、、。=68%、 T6.=98%であ=20 った。従って、 T min≦Tsio<Ts3゜ 1≦T4go/Ts36≦2 1≦T 61/ T s□。≦2 0.7≦T 4 So/ T s x≦1.43の各式
を満たし、BCPは125であり、良好なコントラスト
を有していた。
酸(HCQ) 3 g水
2gイソプロピ
ルアルコール 84〜87.7gアシドローダミン
B Igこの溶液を上記カラー陰極線管の
フェースプレートの前面にスピンコードにより塗布し、
乾燥して光フィルター層を形成した。この光フィルター
層の透過率は第1O図の様であった。このカラー陰極線
管の画像評価を行ったところ、赤色の発光輝度はEu付
活剤濃度が母体に対し、 4.5moR%のY、02S
二Euを使用したカラー陰極線管に比べ+50%の高輝
度を得た。色度は、Y20□5 : Euの実用域に達
する満足な色純度が得られた。580〜600nmの最
大透過率T S 80 + Rn fi ”” 45%
、615nmの透過率T、、、=98%で、T 6 x
s / T s Q O−ri o n≧1.1を満
たしていた。又、最大吸収波長は575nm、 Tmj
n”42%、T4..82100%、 T、3.=72
%、 T、、。=68%、 T6.=98%であ=20 った。従って、 T min≦Tsio<Ts3゜ 1≦T4go/Ts36≦2 1≦T 61/ T s□。≦2 0.7≦T 4 So/ T s x≦1.43の各式
を満たし、BCPは125であり、良好なコントラスト
を有していた。
以上の実施例は通常の陰極線管に実施した場合について
述べたが、この陰極線管のフェースプレートの前面に色
フィルターであるテレパネルを取付けたテレパネル方式
の陰極線管の場合は、テレパネルを取付ける接着樹脂に
アシドローダンB等の染料を混入しても同様な効果が得
られた。
述べたが、この陰極線管のフェースプレートの前面に色
フィルターであるテレパネルを取付けたテレパネル方式
の陰極線管の場合は、テレパネルを取付ける接着樹脂に
アシドローダンB等の染料を混入しても同様な効果が得
られた。
以上の様に本発明によれば、コントラスト効果が改善さ
れ、外光によるボディカラーの変化がなく、しかも、カ
ラー陰極線管の蛍光面の輝度特性および色純度特性を安
価で効率よく向上させることが可能となる。
れ、外光によるボディカラーの変化がなく、しかも、カ
ラー陰極線管の蛍光面の輝度特性および色純度特性を安
価で効率よく向上させることが可能となる。
第1図は本発明に基づき製造された陰極線管の一部を切
欠いた側面図、第2図はY、、0. : EuとY20
□S : Euの電流−輝度特性の相対比較図、第3図
(a)及び第3図(b)はY2O3: EuのEu濃度
による色度変化を示す特性図、第4図はカラー陰極線管
の蛍光体スクリーンに用いられる青色、緑色、赤色の各
蛍光体の発光スペクトルを示すグラフ、第5図は蛍光灯
の(a)分光特性、(b)視感度曲線、および(C)分
光特性と視感度曲線との積を示すグラフ、第6図は白熱
灯の(d)分光特性、(e)視感度曲線、および(f)
分光特性と視感度曲線との積を示すグラフ、第7図は本
発明の実施例に用いられる光フィルター層の透過率曲線
を示すグラフ、第8図(a)及び第8図(b)はEu濃
度と色度座標との関係を示すグラフ、第9図は電子ビー
ム照射時間と輝度劣化の関係を示すグラフ、第10図は
本発明の一実施例に用いられる光フィルター層の透過率
曲線を示すグラフ、第11図はY2O3: Eu蛍光体
のEu濃度と相対輝度との関係を示すグラフである。 1 ・陰極線管 22 8 ・・蛍光体スクリ ン 9・・・光フィルター層
欠いた側面図、第2図はY、、0. : EuとY20
□S : Euの電流−輝度特性の相対比較図、第3図
(a)及び第3図(b)はY2O3: EuのEu濃度
による色度変化を示す特性図、第4図はカラー陰極線管
の蛍光体スクリーンに用いられる青色、緑色、赤色の各
蛍光体の発光スペクトルを示すグラフ、第5図は蛍光灯
の(a)分光特性、(b)視感度曲線、および(C)分
光特性と視感度曲線との積を示すグラフ、第6図は白熱
灯の(d)分光特性、(e)視感度曲線、および(f)
分光特性と視感度曲線との積を示すグラフ、第7図は本
発明の実施例に用いられる光フィルター層の透過率曲線
を示すグラフ、第8図(a)及び第8図(b)はEu濃
度と色度座標との関係を示すグラフ、第9図は電子ビー
ム照射時間と輝度劣化の関係を示すグラフ、第10図は
本発明の一実施例に用いられる光フィルター層の透過率
曲線を示すグラフ、第11図はY2O3: Eu蛍光体
のEu濃度と相対輝度との関係を示すグラフである。 1 ・陰極線管 22 8 ・・蛍光体スクリ ン 9・・・光フィルター層
Claims (1)
- (1)内面に赤、緑、青色蛍光体からなる蛍光体スクリ
ーンを備えたフェースプレートの前面に配置された光フ
ィルターを有するカラー陰極線管において、前記赤色蛍
光体はY_2O_3:EuからなりEu付活濃度は母体
に対して3.0mol%以上、9.0mol%以下であ
り、且つ前記光フィルターは400〜650nmの領域
で575±20nmの波長領域に最大吸収波長を有し、
しかも、波長が450nm,530nm,550nm,
580〜600nmでの最大吸収波長、615nmおよ
び、最大吸収波長の光に対する透過率を、それぞれT_
4_5_0,T_5_3_0,T_5_5_0,T_5
_8_0〜_6_0_0,T_6_1_5、およびT_
m_i_nとしたときに、 T_m_i_n≦T_6_5_0<T_5_3_0、1
≦T_4_5_0/T_5_3_0≦2、1≦T_6_
1_5/T_5_3_0≦2、0.7≦T_4_5_0
/T_6_1_5≦1.43、T_6_1_5/T_5
_8_0〜6_0_0≧1.1の関係を満足することを
特徴とするカラー陰極線管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2312706A JP3032280B2 (ja) | 1989-12-12 | 1990-11-20 | カラー陰極線管 |
Applications Claiming Priority (3)
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- 1990-11-20 JP JP2312706A patent/JP3032280B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN100356200C (zh) * | 2003-09-25 | 2007-12-19 | 大日本印刷株式会社 | 透光性片材和荧光屏 |
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