JPH03231849A - クリーニング用タグ - Google Patents

クリーニング用タグ

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JPH03231849A
JPH03231849A JP2803690A JP2803690A JPH03231849A JP H03231849 A JPH03231849 A JP H03231849A JP 2803690 A JP2803690 A JP 2803690A JP 2803690 A JP2803690 A JP 2803690A JP H03231849 A JPH03231849 A JP H03231849A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、衣服類のクリーニングの際に使用するクリー
ニング用タグに関する。
(従来の技術および発明が解決しようとする課題〕一般
に顧客から衣服類のクリーニングの依願を受けた取扱店
は、耐洗紙からなるクリーニング用タグに顧客名、取扱
店等の情報を記入し、顧客から預かった衣服類にホッチ
キスで取付けて、該クリーニング用タグを取付けた状態
でクリーニングを行い、その後、取扱店にクリーニング
済の衣服類を納品するという手順が取られている。
しかしながら現行のクリーニング用タグは取付けおよび
取り去る際の作業性が悪いだけでなく、特殊な耐洗紙を
用いる必要があるため、コストの面でも問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記課題に鑑み鋭意検討した結果、ある
特定の構成からなるクリーニング用タグが優れた取扱い
作業性を有することを見出し本発明を完成するに至った
すなわち本発明の要旨は、エチレンテレフタレート単位
以外の共重合成分を6〜40モル%含有するポリエステ
ルA層と、該共重合成分の少なくとも1成分を0.5〜
5モル%含有するポリエステルBNとを積層してなるク
リーニング用タグに存する。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明のポリエステルAJi及びポリエステル8層に用
いられるポリエステルは、エチレンテレフタレート単位
を主体とし、1種以上の他の成分を共重合させた共重合
ポリエステルである。
上記共重合成分としては、ジカルボン酸成分として、シ
ュウ酸、マロン酸、コハク酸、アジピン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、1.10−デカンジカルボン酸、フタ
ル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェ
ニルエーテルジカルボン酸等、公知のジカルボン酸の一
種又は二種以上を用いることができ、一方、ジオール成
分としては、ネオペンチルグリコール、プロピレングリ
コール、1,4−ブタンジオール、トリメチレングリコ
ール、プロピレングリコール、テトラメチレングリコー
ル、ヘキサメチレングリコール、ジエチレングリコール
、ポリアルキレングリコール、1.4−シクロヘキサン
ジメタツール等の公知のジオール成分の一種又は二種以
上を用いることができる。
本発明のポリエステルAN及びB層に共通する好ましい
共重合成分として、イソフタル酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、110−デカンジカルボン酸、ネオペンチルグリ
コール、1.4−ブタンジオール、ポリアルキレングリ
コール、1,4−シクロヘキサンジメタノールのうち少
なくとも1種の共重合成分を用いることによりフィルム
のヒートシール強度を更に高めることができ好ましい。
本発明の共重合ポリエステルはジカルボン酸成分及び/
又はジオール成分の一部を他のジカルボン酸又はジオー
ル成分に置換することにより得られるが他の成分、例え
ば、P−オキシ安息香酸、P−オキシエトキシ安息香酸
のようなオキシカルボン酸、安息香酸、ベンゾイル安息
香酸、メトキシポリアルキレングリコールのような一官
能性化合物、グリセリン、ペンタエリスリトールのよう
な多官能性化合物も、生成物が実質的に線状の高分子を
保持し得る範囲内で使用することができる。
本発明において、易ヒートシール層を形成するポリエス
テルA層は、エチレンテレフタレート単位以外の共重合
成分を全ポリエステル形成成分中に6〜40モル%含有
するポリエステルであり、好ましくは該共重合成分を全
ポリエステル形成成分中に10〜40モル%含有するポ
リエステルである。
かかる共重合成分含有量が6モル%未満のフィルムでは
、融点の低下が不十分で、十分なヒートシール強度が得
られず好ましくない。一方、かかる共重合成分含有量が
40モル%を越えるフィルムでは、フィルムにカールが
発生し易く好ましくない。
ポリエステルA層よりなる易ヒートシール層の厚さは5
μm以上が好ましく、更に好ましくは7〜40μm、特
に好ましくは7〜30μmの範囲である。易ヒートシー
ル層の厚さが5μm未満の場合、フィルムのヒートシー
ル力が著しく低下し、実用上好ましくない。易ヒートシ
ール層が薄い場合、フィルムを引張ったときの応力が、
薄い易ヒートシール層に集中し、凝集破壊が起こり易く
なるためヒートシール力が低下すると推察される。
易ヒートシール層の厚さが40μmを越える場合、積層
フィルム全体の強度が相対的に低くなり好ましくない。
本発明のポリエステル8層は、エチレンテレフタレート
単位を主体とし、ポリエステルA層中の前記共重合成分
の少なくとも一成分を全ポリエステル形成成分中に0.
5〜5モル%含有するポリエステルであり、好ましくは
0.5〜4モル%、更に好ましくは1〜3モル%含有す
るポリエステルである。
かかる共重合成分の含有量が0.5モル%未満のフィル
ムでは、フィルムをヒートシールさせた後のヒートシー
ル部が凝集破壊を起こす力が低く、結果としてヒートシ
ール力が低下し好ましくない。
ポリエステル8層において前記共重合成分が5モル%を
越えるフィルムでは、フィルムの全体の機械的特性、耐
熱性等が低下し好ましくない。
本発明のポリエステルにおいては、39wt%以下であ
れば他のポリマーを添加、混合したものでもよい。
本発明のポリエステルにおいてフィルムの易滑性を向上
させるために、有機滑剤、無機の滑剤等の微粒子を含有
させることも好ましい。また、必要に応じて安定剤、着
色剤、酸化防止剤、消泡剤、静電防止剤等の添加剤を含
有したり、表面にコートを施したものであってもよい。
滑り性を付与する微粒子としては、カオリン、クレー、
炭酸カルシウム、酸化ケイ素、テレフタル酸カルシウム
、酸化アルミニウム、酸化チタン、リン酸カルシウム、
フン化リチウム、カーボンブラック等の公知の不活性外
部粒子、ポリエステル樹脂の溶融製膜に際して不溶な高
融点有機化合物、架橋ポリマー及びポリエステル合成時
に使用する金属化合物触媒、例えばアルカリ金属化合物
、アルカリ土類金属化合物などによってポリエステル製
造時に、ポリマー内部に形成される内部粒子を挙げるこ
とができる。フィルム中の微粒子含有量は通常0.00
5〜0.9重量%、平均粒径は通常0.001〜3.5
μmである。
本発明のクリーニング用タグの使用に際しては、ポリエ
ステル8層の表面には、識別用の文字・数字・記号等を
印刷あるいはボールペン等で記入して使うため、ポリエ
ステル8層は、印刷または記入した文字・数字・記号等
が読取りやすいように、不透明であることが好ましく、
白色光の全光線透過率が10%以下、更には5%以下で
あることが望ましい。色調については、特に限定される
ものではないが、コーティングや印刷の適性、印刷仕上
、あるいはタグに描かれる文字・数字・記号等の読みや
すさ等の点で白色又は乳白色であるものが望ましい。フ
ィルムを白色遮光化する方法としては、公知の手法を用
いれば良いが、通常、二酸化チタン、硫酸バリウム等の
粒径0.01〜10μmの白色化粒子を、好ましくは0
.1 w t%〜40wt%更に好ましくは3.0 w
 t%〜20wt%含有させる方法が採用される。また
、ポリエステル中にポリプロピレン、ポリカーボネート
等をブレンドして発泡させ、白色化することや表面をコ
ーティングすることにより白色遮光化することも好適な
手法である。
フィルムの片面又は両面に、塗布を行ない、文字・数字
・記号等の筆記性を向上させたり、文字数字・記号等を
読み易くするために塗布や印刷により、表面に着色した
りすることも好適である。
本発明のクリーニング用タグにおいてポリエステルAl
i同士のヒートシール強度は通常、400g/15mm
幅以上であり、好ましくは500 g/15謳幅以上幅
以上。ヒートシール強度が400g/15mm幅未満で
は、ヒートシール強度が十分でなく、クリーニング中に
クリーニング用タグが衣類から外れてしまう恐れがあり
好ましくない。
本発明の要旨を越えない限り、ポリエステルA層とB層
の間に、新たに第3番目の層を設けたり、ポリエステル
8層を添加粒子濃度の異なる2層にする等の多層化を図
っても構わない。
しかしながらポリエステルAの代わりに、一般にヒート
シール性をもつことで知られる、PP。
PE等のオレフィン重合体を積層、或いはコーティング
を施した場合には、オレフィン重合体は、クリーニング
時における耐フロン性等に乏しいため、クリーニング品
を汚す恐れがあり、好ましくない。
本発明のクリーニング用タグにおいて、二軸延伸熱固定
後のポリエステルA層の平均屈折率nlは、ポリエステ
ルA層を溶融後急冷して得られる実質的に非晶状態の未
延伸フィルムの平均屈折率n0との関係において、 nl ≦no+o、o05 を満足することが好ましい。n、が(no+0.005
)を越えるフィルムでは十分なヒートシール性が得られ
ず好ましくない。
本発明のクリーニング用タグにおいてポリエステルA層
の表面における最大高さ(Rt)と中心線平均粗さ(R
a)の比Rt / Raは、好ましくは20以下、更に
好ましくは5〜15の範囲である。Rt / Raはフ
ィルム表面の形状を表わす特性値の1つであり、咳値が
大きい程フィルム表面に急峻な突起が多く、また、該値
が小さい程、フィルム表面にブロードな突起が多く存在
する。本発明のフィルムにおいてポリエステルA層の表
面のRt / Raが20を越えるフィルムでは、ヒー
トシール時の密着不足や、低強度でのヒートシール部の
凝集破壊を招き易く好ましくない。また、Rt / R
aが5未満のフィルムでは、フィルムの滑り性、作業性
が低下し好ましくない。
一方、本発明のクリーニング用タグにおいて滑り性、作
業性の良否を大きく左右するのは、ポリエステル8層の
表面粗さであり、本発明のフィルムにおいてポリエステ
ル8層の表面の中心線平均粗さ(Ra)は好ましくはO
,OO2μm以上、更に好ましくは0.030〜0.0
60μmの範囲である。
次に本発明のフィルムの製造法を具体的に説明するが本
発明は下記製造法に特に限定されるものではない。
本発明において積層フィルムを得る方法としては、共押
出法エクストルージョンラミネート法、ドライラミネー
ト法等の公知の手法が用いられる。
特に共押出法は薄いヒートシール層を形成するのに有利
であり、生産性の面からも好ましい方法である。
以下、共押出法による製造法を説明する。
無機粒子等を必要に応じて適宜含有するポリエステル(
A)とポリエステル(B)を各々ホッパドライヤー、パ
ドルドライヤー、真空乾燥機等を用いて乾燥した後、別
々の押出機を用いて200〜320°Cの温度で溶融さ
せ、その後2種のポリエステルをパイプ内又は口金内で
合流させて押出し、急冷して未延伸フィルムを得る。押
出しに際しては、Tダイ法、チューブラ法等、既存のど
の方法を採用しても構わない。押出しの際、各々の押出
機の吐出量を調整することにより、積層フィルムの厚さ
比を適宜変更することができる。未延伸フィルムを得る
際に、Tダイを用いた場合、急冷時にいわゆる静電密着
法を用いることは、厚さ斑の均一なフィルムを得る方法
として好ましい。
得られた未延伸フィルムは続いて延伸工程においてT 
g −10’C以上、Tc−10°C以下の温度範囲で
面積倍率にして1.1〜50倍、好ましくは6〜30倍
の範囲で長手方向及び/又は幅方向に延伸される(上記
Tg、Tcは各々、ポリエステルBのガラス転移温度、
昇温時結晶化温度を示す)。
延伸方法としては用途に応じて一軸延伸でもよいし、二
軸延伸でもよい。二軸延伸を行なう場合には、逐次二軸
延伸、同時二軸延伸、それらを組合せた延伸、いずれで
あってもよい。なお、逐次二軸延伸の場合は、一般には
縦方向に延伸した後、横方向に延伸する方法が好ましく
採用される。また、二軸延伸後、次工程の熱処理工程に
供する前に長手方向及び/又は幅方向に再延伸を行なっ
てもよい。
このようにして−軸又は二軸方向に延伸されたフィルム
は必要に応じて熱固定ゾーンにて、100〜260°C
で1秒〜10分間熱処理される。熱処理の最高温度はポ
リエステルAの融点−10°C以上260°C以下とす
ることが好ましい。
上記熱処理は通常緊張固定下で実施されるが該熱処理時
及び/又は熱処理後の冷却時に、フィルムの長手及び/
又は幅方向に20%以下の弛緩又は巾出しを行なうこと
も可能である。
前記延伸工程中、延伸前、又は延伸後にフィルムの片面
又は両面にコロナ放電処理を施し、フィルムの印刷層等
に対する接着性を向上させることも可能である。
また、上記延伸工程中、延伸前、又は延伸後にフィルム
の片面又は両面に塗布を行ない。フィルムの接着性、帯
電防止性、易滑性、遮光性等を向上させることも可能で
ある。
か(して得られたフィルムを巻き取り、製品とする。
(実施例) 以下、実施例にて本発明を更に具体的に説明するが、本
発明はその要旨を越えない限り、これらの例に限定され
るものではない。
なお、フィルムの評価方法を以下に示す。
(1)ガラス転移温度(Tg) ポリマーを窒素気流下300°Cで5分間加熱溶融後、
急冷して無定形状態にし、セイコー電子工業■製差動熱
量計5SC580・DSC20型により昇温速度4°(
: / m i nにて測定した。
(2)  フィルムの面配向度(ΔP)、平均屈折率(
n) アタゴ光学社製アツベ式屈折計を用い、フィルム面内の
屈折率の最大値nγ、それに直角の方向の屈折率nβ、
及びフィルムの厚さ方向の屈折率nαを測定し、次式よ
り平均屈折率、複屈折率、面配向度を算出した。なお、
屈折率の測定は、ナトリウムD線を用い、23°Cで行
なった。
ΔP=    (ny+nβ)−nα n=      (nα+nβ+nr)(3)中心線平
均粗さ(Ra) ■小板研究所社製表面粗さ測定機(SE−3F)を用い
て次のようにして求めた。すなわち、フィルム断面曲線
からその中心線の方向に基準長さしく2.5mm)の部
分を抜き取り、この抜き取り部分の中心線をy軸、縮倍
率の方向をy軸として粗さ曲線y=f (x)で表わし
たとき、次の式で与えられた値を〔μm〕で表わす。中
心線平均粗さは、試料フィルム表面から10本の断面曲
線を求め、これらの断面曲線から求めた抜き取り部分の
中心線平均粗さの平均値で表わした。なお、触針の先端
半径は2μm、荷重は30■とし、カットオフ値は0.
08mmとした。
(4)最大高さ(Rt) ■小板研究所社製表面粗さ測定機(SE−3F)によっ
て得られた断面曲線から、基準長さ(2,5M)だけ抜
き取った部分(以下、抜き取り部分という。)の平均線
に平行な2直線で抜き取り部分を挾んだとき、この2直
線の間隔を断面曲線の縦倍率の方向に測定してその値を
マイクロメートル(μm)単位で表わしたものを抜き取
り部分の最大高さとした。最大高さは、試料フィルム表
面から10本の断面曲線を求め、これらの断面曲線から
求めた抜き取り部分の最大高さの平均値で表わした。な
お、この時使用した触針の半径は、2.0μm1荷重3
0■でカットオフ値は、0.08amである。
(5)  ヒートシール強度 フィルムを2枚切出し、ポリエステルA層同士が接する
ように重ねた後、テスター産業■製ヒートシールテスタ
ー(TP701)にて温度145°C1圧力2 kg 
f 、時間1秒にてヒートシールを行なった。ヒートシ
ールバーは15閣X300mmのものを使用した。ヒー
トシール部を中15mmとなるように切出し、引張速度
500mm/m i nにて90”剥離試験を行なった
ヒートシール部の剥離が、界面剥離又は凝集破壊による
剥離のいずれの場合でも、剥離強度の初期応力の値をヒ
ートシール強度(g/15mm巾)とした。
(6)クリーニング用タグとしての適性評価サンプルフ
ィルムを50mmX8mm角に切出し、ポリエステルB
層表面に油性ペンで筆写し、実際に、クリーニング用タ
グとして、ドライ・クリーニングに使用して、作業性、
識別表識としての文字の見やすさ、ヒートシール性、ク
リーニング後の外観及び総合的な使用性について評価し
た。評価は○、Δ、×の3段階評価として、○・・・全
く問題なく良好、Δ・・・多少問題があるが使用可能、
×・・・問題があって使用不可能、とした。なお、ヒー
トシールの条件は、前記ヒートシール強度測定と同様、
温度145°C1圧力2kgf、時間1秒で行なった。
実施例1.2 ポリエステル8層の原料としてジカルボン酸成分がテレ
フタル酸単位98.5モル%、イソフタル酸単位1.5
モル%よりなり、ジオール成分がエチレングリコール単
位よりなる、平均粒径1.4μmの無定形シリカ粒子を
700ppm含む共重合ポリエステル(I)(極限粘度
0.65 )を用いた。
一方、ポリエステルA層の原料として、ジカルボン酸成
分がテレフタル酸単位80モル%、イソフタル酸単位2
0モル%よりなり、ジオール成分としてエチレングリコ
ール単位97モル%、ジエチレングリコール単位3モル
%よりなる、平均粒径1.4μmの無定形シリカ粒子3
00 ppmを含有する共重合ポリエステル(■)(極
限粘度0.70 )を用いた。
上記ポリエステル(1)、(n)を各々乾燥後、別々の
押出機にて290°Cで溶融し、パイプ内で合流した後
、共押出法により押出し急冷して未延伸フィルムを得た
。該未延伸フィルムを85°Cの加熱ロールと冷却ロー
ルの間で3.6倍長手方向に延伸し、次いでテンターに
導き100°Cにて4.0倍幅方向に延伸を行ない、そ
の後230°Cにて10秒間熱処理を行なった。熱処理
後、180°Cの冷却ゾーンで幅方向に3%の弛緩を行
なった。
実施例3 ポリエステルBIWの原料として、平均粒径0.3μm
の二酸化チタン粒子を3.3重量%、平均粒径1.4μ
mの無定形シリカ粒子を700ppm含有する以外は実
施例1のポリエステル(1)と同様である共重合ポリエ
ステル(■)(極限粘度0.65 )を用いた。
一方、ポリエステルA層の原料としては、実施例1の共
重合ポリエステル(II)を用いた。該ポリエステル(
I[t)、  (II)を実施例1と同様に乾燥、押出
し、製膜を行ないフィルムを得た。
実施例4 ポリエステル8層の原料としてジカルボン酸成分がテレ
フタル酸単位よりなり、ジオール成分がエチレングリコ
ール単位97モル%、ネオペンチルクリコール単位2モ
ル%、ジエチレングリコール単位1モル%よりなる、平
均粒径0.9μmの合成炭酸カルシウム粒子1200p
pmを含有する共重合ポリエステル(■)(極限粘度0
.60 )を用いた。一方、ポリエステルA層の原料と
してジカルボン酸成分がテレフタル酸単位よりなり、ジ
オール成分としてエチレングリコール単位85モル%、
ネオペンチルグリコール単位15モル%よりなる、平均
粒径1.3μmのカオリンの粒子を400 ppm含有
する共重合ポリエステル(V)(極限粘度0.66 )
を用いた。
上記ポリエステル(IV)、(V)を実施例1と同様に
乾燥、押出し、延伸を行なった後、240°C16秒間
の緊張固定下における熱処理を行ないフィルムを得た。
実施例5 ポリエステル8層の原料として、平均粒径3.0μmの
二酸化チタンを3.0重量%、平均粒径0.4μmの合
成炭酸カルシウム粒子1200ppmを含有する他は実
施例4のポリエステル(IV)と同様のポリエステル(
Vl)を用いた。ポリエステルA層の原料として、実施
例4の共重合ポリエステル(V)を用いた。
上記ポリエステル(Vl)、(V)を実施例1と同様に
乾燥、押出し、延伸を行なった後、240°C16秒間
の緊張固定下における熱処理を行ないフィルムを得た。
比較例 ポリエステルBの原料として共重合ポリエステル(I)
同様の粒子を含むポリエチレンテレフタレート(■)(
極限粘度0.65 )を用い、ポリエステルAの原料と
して共重合ポリエステル(n)を用いた。該ポリエステ
ル(■)、(II)を実施例1と全く同様に乾燥、押出
し、製膜を行ない、ポリエステル(■)の層が23μm
、(II)の層が7μmのフィルムを得た。
上記実施例、比較例で得られたフィルムの物性を下記表
−1にまとめて示す。
〔発明の効果〕
本発明のクリーニング用タグは優れた取扱い作業性を有
し、 その利用価値は高い。
出 願 人 ダイアホイル株式会社 代 理 人

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチレンテレフタレート単位以外の共重合成分を
    6〜40モル%含有するポリエステルA層と、該共重合
    成分の少なくとも1成分を0.5〜5モル%含有するポ
    リエステルB層とを積層してなるクリーニング用タグ。
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