JPH03231814A - プラスチックレンズの製造方法及びプラスチックレンズ注型ガスケット - Google Patents

プラスチックレンズの製造方法及びプラスチックレンズ注型ガスケット

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JPH03231814A
JPH03231814A JP2888590A JP2888590A JPH03231814A JP H03231814 A JPH03231814 A JP H03231814A JP 2888590 A JP2888590 A JP 2888590A JP 2888590 A JP2888590 A JP 2888590A JP H03231814 A JPH03231814 A JP H03231814A
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plastic
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はプラスチックレンズの製造方法及びプラスチッ
クレンズ注型ガスケットに関し、特に広いディオプトリ
範囲のプラスチックレンズの製造に適用されるプラスチ
ックレンズの製造方法及びこの製造方法に使用されるプ
ラスチックレンズ注型ガスケットに関するものである。
〔従来の技術〕
プラスチックレンズを成型する方法としての注型重合法
は既に知られている。例えば、1986は、ジエチレン
グリコールビスアリルカーボネイト製レンズの製造工程
が開示されている。このレンズの製造工程では、ガラス
母型の上型モールド及び下型モールドとガスケットとを
組み合わせたレンズ注型が示されている。
また従来の注型重合法によるプラスチックレンズの製造
方法の一例として実開昭55−107310号公報に開
示されたものを第7図に示す。第7図において、上型モ
ールド71及び下型モールド72と、これらの上型モー
ルド71及び下型モールド72を嵌合保持できる内径を
有した内周面を備え且つこの内周面に上型モールド71
の周縁下面と下型モールド72の周縁上面のそれぞれが
当接するリング状突起帯73が形成された短筒状のガス
ケット74とによって、キャビティ75が形成される。
このキャビティ75にプラスチックモノマーを注入し、
その後重合炉で加熱して当該モノマーを重合させ、プラ
スチックレンズを成型する。またガスケット74は射出
成型により一体成形される。
〔発明が解決しようとする課題〕
プラスチックモノマーを重合するとき重合収縮が起こる
ことは知られている。特に、レンズのコバ厚が大きくな
るマイナス強度レンズを作製する場合には使用されるプ
ラスチックモノマー量が増え、他の弱度レンズを作製す
る場合に比較し重合収縮する度合いが大きくなる。この
ようなマイナス強度レンズを、第7図に示した上型モー
ルド71と下型モールド72とガスケット74による構
成体で作製すると、上型モールド71と下型モールド7
2の位置はリング状突起帯73で制限を受けることによ
り変化できないから、プラスチックモノマーの重合収縮
に伴って上型モールド71と下型モールド72に対し引
き寄せる力が作用したとしても、モールド71.72は
移動できない。
このため、重合収縮中にプラスチックモノマーの重合体
と各モールド71.72とが分離され、作製されたプラ
スチックレンズの表面が荒れるという不具合が生じる。
このように従来のプラスチックレンズの製造方法では、
上記のようなセパレーション現象が発生しやすいという
問題を有していた。
更に、前記の如く注型ガスケット74は一体成型によっ
て各プラスチックレンズごとに特有に作られるため、例
えばレンズの厚さやレンズ曲面が異なったり或いは乱視
レンズ等の複数種類のプラスチックレンズを作る場合に
は、ガスケットを多種類準備する必要があり、成形機に
おける成形型の交換、及びその保管並びに管理も繁雑と
なるという問題を提起する。
本発明の第1の目的は、上記問題点に鑑み、良好な表面
を有するプラスチックレンズを作ることができるプラス
チックレンズの製造方法を提供することにある。
本発明の第2の目的は、注型ガスケットをプラスチック
レンズに対応させて多種類の用意することなく1種類の
注型ガスケットで多種類のプラスチックレンズを作るこ
とのできるプラスチックレンズの製造方法を提供するこ
とにある。
本発明の第3の目的は、以上のプラスチックレンズの製
造方法を実現させるプラスチックレンズ注型ガスケット
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るプラスチックレンズの製造方法は、前記第
1及び第2の目的を達成するため、注型ガスケットに上
型モールドと下型モールドを嵌合してキャビティを形成
し、キャビティにプラスチックモノマーを注入してプラ
スチックレンズを製造する方法において、上型モールド
と下型モールドのうちいずれか一方のモールドをその嵌
合位置を固定させた状態で注型ガスケットに取り付ける
工程と、残りのモールドをその嵌合位置が移動可能とな
るように注型ガスケットに取り付ける工程と、注型ガス
ケットと上型モールドと下型モールドによって形成され
たキャビティにプラスチックモノマーを注入する工程と
、注入されたプラスチックモノマーを重合する工程を含
むことを特徴とする。
本発明に係るプラスチックレンズの製造方法は、前記の
製造方法において、注型ガスケットはその帯によって一
方のモールドの嵌合位置を固定させるようにしたことを
特徴とする。
本発明に係るプラスチックレンズの製造方法は、前記の
製造方法において、残りのモールドは押し型で注型ガス
ケットに押込まれ、押し型の形状に基づき注型ガスケッ
トにおける嵌合位置が決められることを特徴とする。
本発明に係るプラスチックレンズの製造方法は、前記の
製造方法において、重合が行われる工程においてプラス
チックモノマーが収縮したとき残りのモールドはプラス
チックモノマーの収縮に追従することを特徴とする。
本発明に係るプラスチックレンズ注型ガスケットは、筒
状体を有し、筒状体の内面にその円周方向に沿ってリン
グ状突起帯が形成され、リング状突起帯の上部と下部の
うちいずれか一方に、筒状体に嵌合される上型モールド
と下型モールドのうちのいずれか一方の周縁を当接支持
する支持部が形成され、リング状突起帯により上型モー
ルドと下型モールドのうちいずれか一方の位置を拘束し
且つ他方の位置を自由とし、筒状体の外部に筒状体と上
型モールドと下型モールドによって形成されるキャビテ
ィに通じるモノマー注入部を有するように構成される。
〔作用〕
本発明によるプラスチックレンズの製造方法では、注型
ガスケットと上型モールドと下型モールドによって形成
されるキャビティにモノマーを注入し、重合によってプ
ラスチックレンズを製造する方法であり、注型ガスケッ
トに嵌合される上型及び下型のモールドのうち一方のモ
ールドに関してはその位置を固定させ、他方のモールド
に関してはその位置が移動できるように構成することに
より、重合時のモノマー収縮においてセパレーション現
象が起きない。セパレーション現象が起きないため、良
好なレンズ面を有したプラスチックレンズを作ることが
できる。また位置を移動できるように注型ガスケットに
取り付けられるモール白+ TN台Lし1−拳の待署ル
洋音よ一宴百で当 面に一般的に上型及び下型のモール
ドの形状は適宜に変更できるため、1種類の注型ガスケ
ットで複数種類のプラスチックレンズを製造することが
可能となる。
本発明によるプラスチックレンズ注型ガスケットでは、
筒状体の内周面に形成されるリング状突起帯の上部と下
部のいずれか一方の形状をモールド当接支持形状とした
ため、上型及び下型のモールドのうち一方を固定状態で
注型ガスケットに取付け、他方を移動可能な状態で注型
ガスケットに取り付けることができる。
〔実施例〕
以下に、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
第1図〜第3図は本発明に係るプラスチックレンズの製
造方法に使用される注型ガスケットを示し、第4図〜第
6図はこの注型ガスケットを用いてプラスチックレンズ
を作る製造方法を説明するための図である。
箪1M乃rメ箪2Mにおいて−1は注淵ガスヶ・ソトで
あり、このガスケット1の主要部は筒状体2として形成
される。筒状体2の内壁面2aには筒状体2の軸方向の
ほぼ中央位置に内面の円周に沿ってリング状突起帯3が
形成される。リング状突起帯3ではその上側に平面部3
aが形成され、下側には平面部ではな(テーパ一部3b
が形成される。筒状体2の外壁面2bの所定位置には例
えば円筒形のモノマー注入部4が形成され、モノマー注
入部4は注入口4aを有し、モノマー注入部4は筒状体
2に形成されたスリット状の注入孔5を介して筒状体2
の内部に通じている。モノマー注入部4の形態に関し、
第2図に示すように注入口4aの正面形状は例えば円形
である。以上の筒状体2とリング状突起帯3とモノマー
注入部4はすべて一体的成型によって形成される。また
ガスケット1の材質は弾性を有する樹脂であり、樹脂の
種類は用途に応じて任意に選択することができ、その例
として例えばエチレン酢酸ビニル共重合体、ポリエチレ
ン、ポリエチルアクリレート等を挙げることができる。
グ状突起帯3の真下位置に形成した構造を示している。
一般的に、筒状体2において注入孔5が設けられる位置
は、鋳型によって形成されるキャビティに通じる位置で
あれば任意の位置に選定することができる。しかし、マ
イナスレンズ等のようにコバ厚の厚いプラスチックレン
ズを作る場合には、本実施例による図示例の如くリング
状突起帯3の直下位置に注入孔5を形成するのが好まし
い。
また弱度のプラスレンズ等のコバ厚の薄いプラスチック
レンズを作る場合には、リング状突起帯3に対応する位
置に注入孔5を配置し、且つリング状突起帯3における
注入孔5に対応する箇所に切欠部を形成するのが好まし
い。
ガスケット1の筒状体2の形状を詳述する。第1図にお
いて筒状体2の高さり、は、一般的に、筒状体2に上型
モールドと下型モールドを組み付けて鋳型を形成した状
態において上型モールドの上端と下型モールドの下端よ
りも大きくなるように設計される。しかし、これに限定
されるものではなく、製造しようとするレンズのコバの
厚みが確保できる寸法に設計されれば充分である。また
筒状体2の内壁面の径は各モールドの径と実質的に同−
又は少し小さくなるように形成される。第3図に示すよ
うに筒状体2の内壁面2aは一定径を有するように形成
されており、その中央部に前述したリング状突起帯3が
形成されている。第3図によれば、リング状突起帯3の
平面部3aとテーパ一部3bが明示される。
次にモノマー注入部4について詳述すると、前述したよ
うにモノマー注入部4は全体がほぼ円筒形の形状を有し
、注入口4aから前記筒状体2の壁部を貫通するように
形成された注入孔5につながる。第2図に示される注入
口4aの正面形状は円形であるが、形状はこれに限定さ
れず、図示しないモノマー注入装置のノズル形状に対応
したものであれば良い。
次に前記構造を有した注型ガスケット1を用いて実施さ
れるプラスチックレンズの製造方法を第第4図に示すよ
うに、前述した注型ガスケット1に対し図示しない挿入
手段で上部の開口部から上型モールド6を嵌め込み、上
型モールド6の周縁部6aの下面がリング状突起帯3の
上側平面部3aに当接するまで上型モールド6を挿入す
る。
一方、下部のガスケット開口部から下型モールド7を嵌
め込み、所要の位置まで挿入し、筒状体2の内壁面2a
の嵌合力で下型モールド7を保持する。下型モールド7
の周縁部7aはリング状突起帯3に接触していない。下
型モールド7をガスケット1に嵌め込み所要位置まで挿
入する手段として、第4図に示されるようなC方向に移
動自在な例えば凸型の押し型8を用いて押込む方法が提
案される。なお挿入手段は前記凸型の押し型8に限定さ
れるものではない。押し型8の凸状段部8aは、ガスケ
ット1の内径と同じ径又はやや小さい径を有する。鋳型
で形成されるキャビティ9は注入孔5を通じて外部につ
ながっているため、押し型8で下型モールド7をガスケ
ットに押込むとき七−V二、出館山11斗匡崎青柄x−
Lfr/舗亜の位置に押込むことができる。
ガスケット1における上型モールド6の配設位置は前記
のリング状突起帯3によって規定される。
これに対して、下型モールド7の配設位置は、押し型8
をガスケット1に完全に押込んだときの押し型8の凸状
段部8aの高さh2で決められる。
このようにしてガスケット1における上型モールド6と
下型モールド7の配設によってプラスチックレンズの型
となるキャビティ9が形成される。
キャビティ9は注入孔5を通してモノマー注入部4と連
通している。
上記においてキャビティ9によって形成されるプラスチ
ックレンズの形状及び特性は、上型モールド6の形状と
下型モールド7の形状及び配設位置とによって決定され
る。従って、上型モールド6と下型モールド7のキャビ
ティ側の表面形状を変更し且つ下型モールド7の配設位
置を変更することにより、1種類のガスケット1によっ
て多種類の度数のプラスチックレンズを作製することが
できる。
説明する。前述したように、第5図に示す如くガスケッ
ト1に上型モールド7と下型モールド8を組み付けた後
、モノマー注入部4の注入口4aが上を向くように傾斜
させてガスケット1を設置する。この状態においてモノ
マー注入部4がらキャビティ9内にモノマーを周知の注
入装置を用いて注入する。注入されたモノマーは注入孔
5を通ってキャビティ9内に充填される。ガスケット1
と上型及び下型のモールド6.7によって形成されるレ
ンズ成型用キャビティ9は、ガスケット1とモールド6
.7が密着固定の状態で嵌合しており、注入孔5のみを
介して外部に通じる密閉空間として形成される。そのた
めガスケット1とモールド6.7のシールド性は高く、
キャビティ9内に充填されたモノマーが嵌合部分を通し
て外部に漏れることはない。
ガスケット1のキャビティ9内にモノマーを充填したと
き、モノマーはキャビティがら溢れてモノマー注入部4
の内部に残るようにモノマー注入量を設定する。かかる
状態にてモノマーを重合させる。重合時においてキャビ
ティ9内のモノマーは収縮し、筒状体2と上型モールド
6と下型モールド7を引き寄せる。七ツマ−が重合収縮
して引き寄せる力が発生した時、上型モールド6はリン
グ状突起帯3で拘束されて動かないが、下型モールド7
は、リング状突起帯3に当接せず単に筒状体2に嵌合し
ているだけであるから、拘束力が働カス、モノマーの収
縮に追従していく。このためモノマー重合体と下型モー
ルド7とが重合中に分離するというセパレーション現象
は起きない。
なお、上型モールド6と下型モールド7はガスケット1
の筒状体2に嵌合した状態で保持されるため、ガスケッ
ト1と上型及び下型のモールド6゜7を分離しないよう
に固定するためのバネ等の特別な固定手段は必要でない
。更に、モノマー注人後キャビティ9内にホコリ等の異
物が入らないようにモノマー注入部4の注入口4aの前
面にカバーをつけることも可能である。
プラスチックレンズの成型が終了した後、ガスケット1
は、破ることにより除去され、使捨て部材として使用さ
れる。また、前記モノマーの材料としては特に限定され
ないが、例えばジエチレングリコールビスアリルカーボ
ネイト等が使用される。
上記のガスケット1と上型モールド6と下型モールド7
からなる鋳型を用いてレンズ度数−6゜00Dのレンズ
を100枚製作した結果、100枚のすべてがJIS 
 T7313−1988の規定に合格するものであった
次に本発明の変更実施例について説明する。
先ず本発明に係るプラスチックレンズの製造方法におい
て、上型モールド6をガスケット1に嵌合させた後、下
型モールド7を嵌合させる前記押し型8の動作の仕方と
しては次の3通りがある。
第1は前記の実施例の如くモノマーを充填していない状
態で下型モールド7を所定の位置に押込み、その後除去
する仕方、第2はモノマーを充填していない状態で下型
モールド7を所定の位置に押込み−そのすすの侍1ii
Fア佃り刑Rル因宇六娃τモノマーを充填する仕方、第
3は下型モールド7をガスケットに押込み、仮位置で下
型モールド7を設置し、その後モノマーをキャビティに
充填し、更にその後下型モールド7を正規の所定の位置
に押込む仕方である。以上の方法のうち任意な方法を選
択することができる。
次に第6図に示すように、下型モールド7の凸側の周縁
上面が筒状体2のリング状突起帯3の上部平面部3aに
当接するように筒状体2に嵌合させ、且つ上型モールド
6をその裏表を反転させた状態で押し型8′で筒状体2
の下側開口部から所要の位置に嵌合させてキャビティ9
を形成し、プラスチックレンズを製造することもできる
前記のガスケット1では、リング状突起帯3の上部に平
面部を、下部にテーパ一部を形成することにより上型モ
ールド6のみを拘束する構造としたが、反対にリング状
突起帯3の下部に平面部を、上部にテーパ一部を形成し
、リング状突起帯3を注入孔5の下側の筒状体2の内面
位置に形成することによって下型モールド7のみを拘束
する構造とすることもできる。この場合にはモノマーの
重合収縮時に上型モールド6が追従することなる。
また上型モールド6をガスケット1に押込むときには前
記と同様な押し型8が用いられる。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように本発明によれば、次の効果
が生じる。
本発明のプラスチックレンズの製造方法によれば、鋳型
を作る2つのモールドうちいずれか一方を注型ガスケッ
トにおいて移動可能な取付は構造としたため、熱重合時
の収縮においてセパレーション現象は発生せず、例えば
強度のマイナスレンズを作製しても表面荒れのない良好
な所望のプラスチックレンズを得ることができる。また
上型及び下型のモールドの少なくともいずれか一方の形
状或いは注型ガスケットにおける配設位置を変更するこ
とによって、1種類のガスケットで度数の異なる複数種
類のプラスチックレンズを作製することができる。これ
により注型ガスケットを作るための射出成形型のコスト
を低減することができる。
本発明のプラスチックレンズ注型ガスケットによれば、
その内面に形成されるリング状突起帯の上部及び下部に
形状に若干の変更を施すだけで前記プラスチックレンズ
の製造方法を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は注型ガスケットの縦断面図、第2図は第1図中
の右側面図、第3図は筒状体の部分断面図、第4図はモ
ールドを組み付けた注型ガスケットの縦断面図、第5図
は重合収縮時の作用を説明するための図、第6図は変更
実施例を示す第4図と同様な図、第7図は従来のガスケ
ットの問題点7説明するための断面図である。 〔符号の説明〕 1・・・・・・注型ガスケット 2・・・・・・筒状体 3・・・・・・リング状突起帯 4・・・・・・モノマー注入部 6・・・・・・上型モールド 7・・・・・・下型モールド 8.8′  ・・・押し型 9・・・・・・キャビティ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)注型ガスケットに上型モールドと下型モールドを
    嵌合してキャビティを形成し、前記キャビティにプラス
    チックモノマーを注入してプラスチックレンズを製造す
    る方法において、前記上型モールドと前記下型モールド
    のうちいずれか一方のモールドをその嵌合位置を固定さ
    せた状態で前記注型ガスケットに取り付ける工程と、残
    りのモールドをその嵌合位置が移動可能となるように前
    記注型ガスケットに取り付ける工程と、前記注型ガスケ
    ットと前記上型モールドと前記下型モールドによって形
    成されたキャビティに前記プラスチックモノマーを注入
    する工程と、注入された前記プラスチックモノマーを重
    合する工程を含むことを特徴とするプラスチックレンズ
    の製造方法。
  2. (2)請求項1記載のプラスチックレンズの製造方法に
    おいて、前記注型ガスケットはその内面にリング状突起
    帯を有し、このリング状突起帯によって前記一方のモー
    ルドの嵌合位置を固定させるようにしたことを特徴とす
    るプラスチックレンズの製造方法。
  3. (3)請求項1記載のプラスチックレンズの製造方法に
    おいて、前記残りのモールドは押し型で前記注型ガスケ
    ットに押込まれ、前記押し型の形状に基づき注型ガスケ
    ットにおける嵌合位置が決められることを特徴とするプ
    ラスチックレンズの製造方法。
  4. (4)請求項1記載のプラスチックレンズの製造方法に
    おいて、重合が行われる前記工程において前記プラスチ
    ックモノマーが収縮したとき前記残りのモールドは前記
    プラスチックモノマーの収縮に追従することを特徴とす
    るプラスチックレンズの製造方法。
  5. (5)筒状体を有し、前記筒状体の内面にその円周方向
    に沿ってリング状突起帯が形成され、前記リング状突起
    帯の上部と下部のうちいずれか一方に、前記筒状体に嵌
    合される上型モールドと下型モールドのうちのいずれか
    一方の周縁を当接支持する支持部が形成され、前記リン
    グ状突起帯により前記上型モールドと前記下型モールド
    のうちいずれか一方の位置を拘束し且つ他方の位置を自
    由とし、前記筒状体の外部に前記筒状体と前記上型モー
    ルドと前記下型モールドによって形成されるキャビティ
    に通じるモノマー注入部を有することを特徴とするプラ
    スチックレンズ注型ガスケット。
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