JPH0323106A - 搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一対のベルトコンベアの往路側ベルトを互い
に対向させるとともに、両ベルト間で被搬送物を挟持し
て搬送する搬送装置に関するものである。

従来の技術 従来、一対のベルトコンベアにより被搬送物を扶持して
搬送する搬送装置としては、第５図〜第７図に示すよう
なものがある。すなわち、この搬送ｌｉ５１は、一対の
ベルトコンベア５２．５３のベルト５４．５５の往路側
が互いに対向させられるとともに、第６図に示すように
、その両端耳部同士が端部押さえローラ５Ｂ，５７によ
って挟持され、しかもその途中の複数箇所においては、
第７図に示すように、ベルト５４．５５の往路側の膨ら
みを外側から押圧するための中間部押さえローラ５８，
５９が設けられていた。

発明が解決しようとする課題 ところで、上記従来の構成によると、複数箇所に中間部
押さえローラ５８，５９が設けられているものの、ベル
Ｉ−５４．５５のほぼ全長に亘って端部押さえローラ５
１３，５７が設けられているため、被搬送物の搬送時に
、ベルト５４．５５の両端耳部付近の変形が大きくなり
、ベル｝５４．５５の傷みが激しくなるという問題があ
った。また、中間部押さえローラ５８，５９は固定配置
されているため、中間部押さえローラ５８，５９の部分
を通過する時に、衝撃力を受けて被搬送物の断面形状が
変化し、したがって荷崩れや落下が生じるという問題が
あった。なお、被搬送物の落下を防止するために、第８
図に示すように、ひねり用ローラ８１，８２を設けてベ
ルト６３．６４の経路を変化させる方法もあるが、所要
動力の増大につながってしまう。

そこで、本発明は上記課題を解消し得る搬送装置を提供
することを目的とする。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するため、本発明の搬送装置は、一対の
ベルトコンベアのベルトの往路側を互いに対向させると
ともに、両ベルト間で被搬送物を挟持して搬送する搬送
装置において、各往路側ベルトの背面位置に、ガイド部
材の周囲に案内されてベルトに同調して移動する左右一
対の帯状体を無端状に設け、上記両ベルトの往路側背面
における左右一対の帯状体間に、各往路側位置でのベル
トを被搬送物を挟持する方向に押し付けるための弾性部
材を設けたものである。

作用 上記構成によると、被搬送物を扶持する両ベルトの背面
側は弾性部材によりベルトの幅全体に亘って押圧されて
被搬送物が搬送されるため、従来のようにベルトの両端
耳部だけが押圧される場合と異なり、被搬送物の搬送時
にベルトが傷むことは無い。

実施例 以下、本発明の一実施例を第１図〜第４図に基づき説明
する。

１は一対のベルトコンベア２，３のベルト４，５の往路
側が互いに対向させられるとともに、両ベルト４，５間
で被搬送物を挟持して搬送する搬送装置である。すなわ
ち、被搬送物を支持する側の一方のベルトコンベア２は
被搬送物を載置する下部水平部２ａと、垂直部２ｂと、
被搬送物を取り出すための上部水平部２Ｃとから構成さ
れ、また被搬送物を上側から押圧する側の他方のベルト
コンベア３は、上記一方のベルトコンベア２の垂直部２
ｂに対向する垂直部３ａと、両ベルトコンベア２，３の
垂直部２ｂ，３ａとによって持ち上げられた被搬送物を
一方のベルトコンベア２の上部水平部２ｃに案内するた
めの案内部３ｂとから構成されている。勿論、各ベルト
コンベア２，３のベルト４，５は、それぞれ駆動用ロー
ラ６，７と、従動用ローラ８，９とに亘って無端状に巻
回されるとともに、それぞれの途中には転向ローラ１０
，１１が複数個配置されている。そして、上記各ベルト
コンベア２，３の往路側の互いに対向する垂直部２　ｂ
　ｓ　３　ａのベルト４．５は互いに押し付け合う方向
に付勢されるようにしている。すなわち、各ベルトコン
ベア２，３の内側の左右位置には、上下方向でガイド板
（ガイド部材）１２，１３が配置されるとともにこの両
ガイド板１２．１３の上下位置には、それぞれ駆動用ス
プロケッ｝１４．１５および従動用スプケット１８．１
７が設けられている。また、左右位置における上下のス
ブロケット１４：１６，１５：１７には可撓体（帯状体
）１８．１９がそれぞれ無端状に巻回されるとともに、
各可撓体１８，１９には全長に亘って上記ガイド板１２
．１３に案内されるガイドローラ２０．２１がそれぞれ
所定間隔置きに多数設けられている。さらに、それぞれ
両側の可撓体１８，１９同士は結合部材２２．２３によ
って互いに連結されるとともに、結合部材２２．２３と
同様にその外側位置には、ベルト４，５を外側に押し付
けて被搬送物を挟持させるための弾性部材２４．２５が
両側の可視体１８．１９間に亘ってしかも所定間隔置き
に取り付けられており、また被搬送物のより強固な扶持
を行−わせるために、第２図に示すように、互いに対向
するガイド板１２，１３同士を接近する方向に付勢する
引張りばね２６が設けられている。そして、さらに可撓
体１８．１９の適所には、第３図および第４図に示すよ
うに、被搬送物の落下を防止する支持部材２７，２８が
両可撓体１８，１９間に亘ってしかも上記弾性部材２４
．２．５間の適所に設けられている。

上記構成において、両ベルトコンベア２，３および両側
位置の可視体１８．１９すなわち両弾性部材２４．２５
が同調して移動されている状態で、被搬送物が一方のベ
ルトコンベア２の下部水平部２ａに載置されると、被搬
送物は両ベルトコンベア２，３の垂直部２ａｓ３ａのベ
ルト４，５の往路側間に送られるとともに、弾性部材２
４．２５によって両ベルト４，５は互いに押圧されて被
搬送物をしっかりと扶持し、垂直部２ｂｓ３ａから水平
部２ｃに搬送される。なお、適当間隔で設けられた支持
部材２７．２８によって、被搬送物の落下が確実に防止
される。

ところで、上記実施例においては、各可撓体１８，１９
を駆動用スプロケット１４．１５により駆動させるよう
にしたが、例えば特別に駆動せずに弾性部材２４．２５
のベルト４．５側への接触により同調移動させるように
してもよい。この場合、スプロケットをベルトコンベア
側の転向ローラの外側位置でしかも同一の軸体に支持さ
せるようにしてもよい。

また、上記ベルト４．５の往路側を外側に付勢するため
の可撓体１８．１９を上下方向で一体的に設けたが、例
えば上下方向で複数に分割したものでもよい。

また、上記スプロケット１４．１５の代わりにローラを
使用してもよい。

また、上記実施例における弾性部材２４．２５は、その
全幅に亘って弾性力を付与するようにしてもよく、ある
いはその一部だけに弾性力を付与するようにしてもよい
。

さらに、上記実施例においては、被搬送物を下から上に
垂直方向に搬送するものとして説明したが、例えば上か
ら下に向かって搬送することもでき、さらには斜め方向
で搬送することもできる。

なお、上記実施例において、両ベルトコンベア２，３の
ベルト４，５の内、一方のベルトの表面にひだ部をつけ
て搬送をよりよく行うようにしてもよい。

発明の効果 以上のように本発明の構成によると、一対のベルトコン
ベアのベルトの往路側を互いに対向させるとともに、両
ベルト間で被搬送物を扶持して搬送する搬送装置におい
て、各往路側ベルトの背面位置に、ガイド部材の周囲に
案内されてベルトに同調して移動する左右一対の帯状体
を無端状に設け、上記両ベルトの往路側背面における左
右一対の帯状体間に、各往路側位置でのベルトを被搬送
物を挟持する方向に押し付けるための弾性部材を設けた
ので、両ベルトコンベアのベルトの往路側背面をその幅
全体に亘って押圧することになり、したがって従来のよ
うにベルトの両端耳部を扶持する場合に比べて、ベルト
自身が傷むのを防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本発明の一実施例を示すもので、第１
図は概略構成を示す側面図、第２図は第１図のＩ−Ｉ断
面図、第３図は第２図において弾性部材を省略した断面
図、第４図は要部側面図、第５図〜第８図は従来例を示
すもので、第５図は概略構成を示す側面図、第６図およ
び第７図は第５図の要部水平断面図、第８図は他の従来
例の概略構成を示す側面図である。 １・・・・搬送装置、２．３・・・・ベルトコンベア、
４，５・・・・ベルト、１８．１９・・・・可撓体、２
４．２５・・・・弾性部材、２６・・・・引張りばね、
２７，２８・・・・支持部材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、一対のベルトコンベアのベルトの往路側を互いに対
   向させるとともに、両ベルト間で被搬送物を挟持して搬
   送する搬送装置において、各往路側ベルトの背面位置に
   、ガイド部材の周囲に案内されてベルトに同調して移動
   する左右一対の帯状体を無端状に設け、上記両ベルトの
   往路側背面における左右一対の帯状体間に、各往路側位
   置でのベルトを被搬送物を挟持する方向に押し付けるた
   めの弾性部材を設けたことを特徴とする搬送装置。