JPH03230696A - 移動体速度検知装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は移動体の速度を検知する移動体速度検知装置に
関し、特に高速道路等に配備されている監視用テレビカ
メラを使用して車等の速度を検知する移動体速度検知装
置に関する。

〔従来の技術〕

従来の移動体速度検知装置は、電波あるいは音波を移動
体へ発射して反射波を検出し、発射波と反射波との周波
数あるいは位相等を比較することによって移動体の速度
を検知している。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の移動体速度検知装置では、電波あるいは
音波を移動体へ発射する手段および反射波を検出する手
段が必要となるので、構成が複雑となり大型化するばか
りでなく、移動体の識別が困難であり、特に複雑な地形
においては発射波が複雑に反射するので測定できない場
合がある。また、移動体が低速度のときは測定精度が低
下するという欠点がある。

本発明の目的は、高速道路等に配備されている監視用テ
レビカメラの画像信号を処理することにより、複雑な地
形においても移動体を識別して速度を検出できるばかり
でなく、低速度の移動体に対しても高精度で速度を検知
でき、小型化可能な移動体速度検知装置を提供すること
にある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の移動体速度検知装置は、テレビカメラと、前記
テレビカメラが出力する画像信号を記憶する画像メモリ
と、前記テレビカメラおよび前記画像メモリがそれぞれ
出力する画像信号を受けて絵素毎に減算処理を行い画像
信号を出力する画像減算器と、前記画像減算器が出力す
る画像信号を基に演算処理を行い演算結果を示す信号を
生成し出力する演算器と、前記テレビカメラが出力する
画像信号および前記演算器が出力する信号を受けて画面
に表示する表示器とを備えている。

〔実施例〕

次に、図面を参照して本発明を説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図であり、テ
レビカメラ１、画像メモリ２、画像減算器３、演算器４
、表示器５およびライトペン６を備えている。

テレビカメラ１は、移動体１０および背景１１を撮影す
る監視用テレビカメラであって、カラーカメラまたはモ
ノクロカメラのいずれでもよい。

画像メモリ２は、移動体を含まないときの背景画像信号
を記憶するメモリである。画像減算器３は、テレビカメ
ラ１の出力画像信号と画像メモリ２に記憶されている背
景画像信号との減算処理を行う。

演算器４は、画像減算器３の出力信号を基に移動体の速
度を算出して結果を出力する０表示器５は、テレビカメ
ラ１が撮影する画像および演算器４の演算結果を表示す
る。ライトペン６は、表示器５の表示画面上で対象とす
る移動体を特定するためのものである。

次に動作を説明する。

まず、移動体速度検知装置を設置するときに、画像メモ
リ２が記憶している画像データをクリアした後、テレビ
カメラ１で移動体を含まない状態における背景を撮影し
て画像減算器３の出力画像信号を画像メモリ２に記憶さ
せる。この場合、画像減算器３からテレビカメラ１の画
像信号がそのまま出力されるので、画像メモリ２には移
動体を含まない状態における背景画像信号が記憶される
。

ここで、移動体１０がテレビカメラ１で撮影されると、
画像減算器３は、テレビカメラ１の画像信号Ｓａと画像
メモリ２に記憶されている背景画像信号ｓｂとを各絵素
毎に比較し、同一の絵素を検知すると画像信号Ｓａと背
景画像信号ｓｂとの減算処理を行ってその部分を消去す
る。この結果、画像減算器３から出力される画像信号Ｓ
ｃは移動体のみ抽出された画像信号となる。一方、テレ
ビカメラ１の画像信号Ｓａは表示器５へ送出されて画面
に表示される。速度を検知しようとするときは、対象と
する移動体を表示画面上でライトペン６により特定する
。演算器４は画像減算器３から画像信号Ｓｃを受け、ラ
イトペン６によって特定された移動体の絵素の単位時間
毎の変位を基に移動体の速度を演算する。また、演算結
果は信号Ｓｄとして表示器５へ出力される。なお、表示
画面上の各点に対するテレビカメラと移動体との距離デ
ータはあらかじめ演算器４に入力しておく。表示器５は
、テレビカメラ１の画像信号Ｓａを画面に表示すると共
に、演算結果を示す信号Ｓｄを対象とする移動体の画面
に重ねて表示する。

ところで、夜間においては、移動体そのものは撮影され
ないが、移動体のヘッドライト、テールライト等が移動
するので移動体の速度を検知することができる。すなわ
ち、ヘッドライト等に照らし出された画像は、昼間の背
景として画像メモリ２に記憶された画素と同一であるの
で、画像減算器３によって消去される。しかし、ヘッド
ライトあるいはテールライト等は画像として残るので、
この画像信号により速度を計算することができる。

なお、上記実施例では、表示画面上の移動体を特定する
のにライトペンを使用しているが、画面上の一点を特定
できるものであれば、例えばマウスポインタ等であって
もよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、高速道路等に配備されて
いる監視用テレビカメラの画像信号を使用して移動体の
速度を検出するので、電波あるいは音波を移動体へ発射
する手段および反射波を検出する手段を必要とせず、従
って、装置が小型化でき、また、複雑な地形等において
も表示画面上で移動体を特定して容易に速度を検知でき
るばかりでなく、移動体が低速度でも高精度な速度検知
が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である。 １・・・テレビカメラ、２・・・画像メモリ、３・・・
画像減算器、４・・・演算器、５・・・表示器、６・・
・ライトベン、１０・・・移動体、１１・・・背景、Ｓ
ａ、Ｓｂ。 Ｓｃ、Ｓｄ・−・画像信号。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. テレビカメラと、前記テレビカメラが出力する画像信号
   を記憶する画像メモリと、前記テレビカメラおよび前記
   画像メモリがそれぞれ出力する画像信号を受けて絵素毎
   に減算処理を行って画像信号を出力する画像減算器と、
   前記画像減算器が出力する画像信号を基に演算処理を行
   い演算結果を示す信号を生成し出力する演算器と、前記
   テレビカメラが出力する画像信号および前記演算器が出
   力する信号を受けて画面に表示する表示器とを備えるこ
   とを特徴とする移動体速度検知装置。