JPH03230633A - スタッフ制御回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は低次群非同期ディジタル信号を高次群ディジタ
ル信号にスタッフ多重するためのスタッフパルスを送出
するスタッフ制御回路に関し、特にスタッフ率の異常を
検知する機能を有するスタッフ制御回路に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種のスタッフ制御回路は、第２図に示すよう
に、位相比較回路１、スタッフ生成回路２、異常検出回
路５を備えている０位相比較回路１．は、低次群非同期
ディジタル信号Ｓｔ、と高次群ディジタル信号ＳＮの位
相を比較し、位相差を示す信号Ｓθを生成してスタッフ
生成回路２へ送出する。スタッフ生成回路２は、位相比
較回路１が送出する位相差を示す信号Ｓθを受け、位相
差が２πを超えたときに、所定のタイミングでスタッフ
パルスＳ５を生成し出力する。異常検知回路５は、スタ
ッフ率検出回路５１およびスタッフ率比較回路５２を有
している。スタッフ率検出回路５１は、スタッフ生成回
路２が単位時間に出力するスタッフパルスＳＳの数を計
数してスタッフ率を検知し、スタッフ率を示す信号を生
成してスタッフ率比較回路５２へ出力する。スタッフ率
比較回路５２は、あらかじめ設定されている基準スタッ
フ率と比較し、基準スタッフ率との差が許容範囲を超え
た場合に異常信号Ｅを出力する。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来のスタッフ制御回路は、あらかじめ設定さ
れている基準となるスタッフ率と実際のスタッフ率とを
比較して、スタッフ率の異常を検出している。しかし、
スタッフ率は入力信号の周波数の変動によって変化する
ので、低次群非同期ディジタル信号の周波数が変動規格
範囲内であっても、スタッフ率許容範囲を超えて異常信
号が出力される場合があり、従って、低次群非同期ディ
ジタル信号の周波数変動規格に対して柔軟に対応できな
い。また、無人局に設置された装置に対して基準となる
スタッフ率の設定を変更する場合は、その都度現地へ行
かなければならないという欠点がある。

本発明の目的は、スタッフ率変動の許容範囲を適宜設定
することのできる手段を設けることによって、低次群非
同期ディジタル信号の周波数変動規格に対して柔軟に対
応できるスタッフ制御回路を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明のスタッフ制御回路は、低次群非同期ディジタル
信号と高次群ディジタル信号との位相差を検知し位相差
を示す信号を生成して出力する位相差検知手段と、前記
位相差を示す信号に応じて所定のタイミングでスタッフ
パルスを生成し送出するスタッフパルス送出手段と、前
記スタッフパルスの単位時間当りの送出数を計数してス
タッフ率を示す信号を生成し出力するスタッフ率検知手
段と、外部から印加される基準スタッフ率を示す信号お
よび外部から印加されるスタッフ率変動許容範囲を示す
信号を加算し加算結果を示す信号を生成し出力する加算
手段と、外部から印加される基準スタッフ率を示す信号
および外部から印加されるスタッフ率変動許容範囲を示
す信号を減算し減算結果を示す信号を生成し出力する減
算手段と、前記スタッフ率を示す信号および前記加算結
果を示す信号を比較してあらかじめ設定された差異が生
じた場合に異常信号を生成し出力する第１の比較手段と
、前記スタッフ率を示す信号および前記減算結果を示す
信号を比較してあらかじめ設定された差異が生じた場合
に異常信号を生成し出力する第２の比較手段とを備えて
いる。

〔実施例〕

次に図面を参照して本発明を説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図であり、位
相比較回路１、スタッフ生成回路２、許容範囲設定回路
３および異常検知回路４を備えている。位相比較回路１
は、低次群非同期ディジタル信号ＳＬと高次群ディジタ
ル信号ＳＨの位相を比較し、位相差を示す信号Ｓθを生
成してスタッフ生成回路２へ送出する。スタッフ生成回
路２は、位相差を示す信号Ｓθを受けて位相差を監視し
、位相差が２πを超えたときに所定のタイミングでスタ
ッフパルスＳ５を生成し出力する。

異常検知回路４は、計数回路４１、第１の比較回路４２
および第２の比較回路４３を有しスタッフ率の異常を検
知する。一般にスタッフ率は、単位時間に実際に送出さ
れるスタッフパルス数と、フレームフォーマットによっ
て定められるスタッフビット数との比で表わすことがで
きるが、フレームフォーマットは固定されているので、
単位時間にスタッフ生成回路２が送出するスタッフパル
スＳｓの数を計数回路４１で計数することによってスタ
ッフ率を検知できる。

一方、許容範囲設定回路３は、加算回路３１、減算回路
３２を有し、外部から供給される基準スタッフパルス数
ｎを示す基準パラメタ信号Ｐｎおよび許容範囲Δｎを示
す範囲パラメタ信号ＰΔに応じてスタッフ率変動の許容
範囲を設定する。加算回路３１は、基準パラメタ信号Ｐ
ｎと範囲パラメタ信号ＰＡとを加算し、スタッフ率変動
の許容範囲の上限ｎ＋Δｎを示す信号を異常検知回路４
の第１の比較回路４２へ出力する。また、減算回路３２
は、基準パラメタ信号Ｐｎと範囲パラメタ信号ＰΔとを
減算し、スタッフ率変動の許容範囲の下限ｎ−Δｎを示
す信号を異常検知回路４の第２の比較回路４３へ出力す
る。

第１の比較回路４２は、計数回路４１から送出される実
際のスタッフパルス数を示す信号と許容範囲の上限を示
す信号とを比較し、また、第２の比較回路４３は、実際
のスタッフパルス数を示す信号と許容範囲の下限を示す
信号とを比較することにより、実際のスタッフパルス数
が許容範囲の上限および下限をそれぞれ超えたときにス
タッフ率異常を示す異常信号Ｅ、ＪおよびＥＬをそれぞ
れ生成し出力する。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、スタッフ率の許容
範囲を設定できる手段を設けてスタッフ率変動の許容範
囲の上限および下限を適宜設定し、また、２つの比較回
路を設けて実際のスタッフ率が許容範囲の上限および下
限を超えたかどうかを監視してスタッフ率の異常を検知
するので、低次群非同期ディジタル信号の周波数が変動
規格範囲内で変動してもスタッフ率異常が検出されるこ
とはなく、低次群非同期ディジタル信号の周波数変動に
伴うスタッフ率変動に対して柔軟に対応できる。また、
無人局に設置された装置に対して異常検知のためのスタ
ッフ率設定を外部から行うことがきるので、設定のため
にその都度現地へ行く必要はない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
従来のスタッフ制御回路の一例を示すブロック図である
。 １・・・位相比較回路、２・・・スタッフ生成回路、３
・・・異常検出回路、４・−許容範囲設定回路、３１・
・・加算回路、３２・・・減算回路、４１・・・計数回
路、４２−・・第１の比較回路、４３・・・第２の比較
回路、Ｓｔ・・・低次群非同期ディジタル信号、ＳＮ・
・・高次群ディジタル信号、Ｓθ・・・位相差を示す信
号、ＳＳ・・−スタッフパルス、Ｐｎ・・・基準パラメ
タ信号、ＰΔ・・・範囲パラメタ信号、Ｅ、Ｅｕ　、Ｅ
ｔ・・・異常信号。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 低次群非同期ディジタル信号と高次群ディジタル信号と
   の位相差を検知し位相差を示す信号を生成して出力する
   位相差検知手段と、前記位相差を示す信号に応じて所定
   のタイミングでスタッフパルスを生成し送出するスタッ
   フパルス生成手段と、前記スタッフパルスの単位時間当
   りの送出数を計数してスタッフ率を示す信号を生成し出
   力するスタッフ率検知手段と、外部から印加される基準
   スタッフ率を示す信号および外部から印加されるスタッ
   フ率変動許容範囲を示す信号を加算し加算結果を示す信
   号を生成し出力する加算手段と、外部から印加される基
   準スタッフ率を示す信号および外部から印加されるスタ
   ッフ率変動許容範囲を示す信号を減算し減算結果を示す
   信号を生成し出力する減算手段と、前記スタッフ率を示
   す信号および前記加算結果を示す信号を比較してあらか
   じめ設定された差異が生じた場合に異常信号を生成し出
   力する第１の比較手段と、前記スタッフ率を示す信号お
   よび前記減算結果を示す信号を比較してあらかじめ設定
   された差異が生じた場合に異常信号を生成し出力する第
   ２の比較手段とを備えることを特徴とするスタッフ制御
   回路。