JPH0323003Y2 - - Google Patents

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JPH0323003Y2
JPH0323003Y2 JP1421086U JP1421086U JPH0323003Y2 JP H0323003 Y2 JPH0323003 Y2 JP H0323003Y2 JP 1421086 U JP1421086 U JP 1421086U JP 1421086 U JP1421086 U JP 1421086U JP H0323003 Y2 JPH0323003 Y2 JP H0323003Y2
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JP
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isolator
outer plate
plates
plate
bolts
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JP1421086U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はアイソレータの設置、回収を前提と
した免震装置に関するものである。
(考案が解決しようとする問題点) 積層ゴム等ゴムベアリングをアイソレータとし
て用いる免震構造物ではアイソレータの耐久性を
確認する場合、また老朽化したアイソレータを点
検・交換する場合等にアイソレータを回収する必
要がある。この回収作業は通常上部構造物全体を
ジヤツキアツプして行われる。一方構造物全体を
ジヤツキアツプせずに、アイソレータの回収、設
置を構造物とアイソレータの両者に損傷を与えず
に行うことは難しく、また新アイソレータは無応
力状態で設置されるため構造物に応力の再分配が
生ずる恐れがある。
この考案は以上の事情を基になされたもので、
免震装置をアイソレータの回収を前提とした構造
とすることにより上記の問題点を解消しようとす
るものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案ではアイソレータを直接上下部構造物に
固定せず、アイソレータを上下各2枚のプレート
で挾み、外側のプレートにおいて上下部構造物に
固定することによりアイソレータの回収をそれと
構造物の両者に損傷を与えることなく行うことを
可能とする。
構造物に固定される下部及び上部アウタープレ
ートはアンカーボルトによりそれぞれ下部構造
物、上部構造物に固定され、その両アウタープレ
ートにインナープレートが着脱自在にボルトによ
り接合される。そして上下インナープレート間に
アイソレータが据え付けられる。
アイソレータの回収時にはボルトを解除し、ア
イソレータ及び構造物に影響を与えることなくア
イソレータはインナープレートと一緒に回収され
る。
アウタープレートにはインナープレートをボル
ト接合するための袋ナツトが設けられ、またイン
ナープレートにはアイソレータと一体化するため
のダウエルが形成される。
(実施例) 以下本考案を一実施例を示す図面に基づいて説
明する。
この免震装置Aはアイソレータ1とそれを挾む
上下2枚ずつのプレート、上下部アウタープレー
ト2a,2b及び上下部インナープレート3a,
3bから構成されるもので、アウタープレート2
a,2bにおいて上部構造物B、下部構造物Cに
取り付けられるものである。
第1図に示すように上部アウタープレート2
a、下部アウタープレート2bはそれぞれ上部構
造物Bの柱、梁、下部構造物Cの基礎、地中梁等
にアンカーボルト4により固定される。それぞれ
のアウタープレート2a,2bにはインナープレ
ート3a,3bを取り付けるための袋ナツト5が
設けられている。
このアウタープレート2a,2bにインナープ
レート3a,3bが袋ナツト5においてボルト6
により着脱自在に接合される。インナープレート
3a,3bの内側には第2図−のようにダウエ
ル7が形成され、このインナープレート3a,3
bにアイソレータ1が挾まれて一体となり、アウ
タープレート2a,2b間に据え付けられる。
アイソレータ1を回収する時はボルト6を解除
し、免震装置A周囲の上部構造物Bをジヤツキア
ツプしてインナープレート3a,3bとともに回
収する。そしてその状態で新アイソレータ1′を
新インナープレート3a′,3b′とともに据え付け
る。
次に第2図、第3図に基づいてアイソレータ1
の設置、回収の作業手順を説明する。
第2図は免震建物建設時の、すなわちアイソレ
ータ1設置時の、第3図はアイソレータ1回収時
の手順を示したものである。
まず所定の位置に下部アウタープレート2b、
アンカーボルト4をセツトし、コンクリートを打
設して下部アウタープレート2bを下部構造物C
に固定する()。続いて下部アウタープレート
2bに下部インナープレート3bをボルト(高張
力ボルト)6により接合し、その上にアイソレー
タ1、上部インナープレート3aをセツトする
()。次に上部インナープレート3a上に上部ア
ウタープレート2a、ボルト6、アンカーボルト
4を型枠組み立てと同時にセツトする。このとき
アイソレータ1の水平度を確保し、支柱の役目を
果たすレベル維持装置8を設置して上部構造物B
を施工する()。そして所定の強度発現後に撤
去する。
こうして免震装置Aが上下部構造物B,C間に
設置される。
アイソレータ1の回収時はまず免震装置A周囲
にジヤツキ9をセツトし、ボルト6を解除する
()。そして上部構造物Bをジヤツキアツプして
上部アウタープレート2a、上部インナープレー
ト3a間に所定の隙間を設ける()。このジヤ
ツキアツプの変位量は構造物の許容変形量以下且
つアイソレータ1の軸方向弾性変形量以上とす
る。
この状態でアイソレータ1をインナープレート
3a,3bとともに回収し()、新アイソレー
タ1′を新インナープレート3a′,3b′とともに
設置してアウタープレート2a,2bに取り付け
る()。その後ジヤツキ9の軸力を解除し、ア
イソレータ1に回収前の応力がかかつたところで
ジヤツキ9を撤去し、ボルト6を完全に締め付け
()、アイソレータ1の取り替え作業は終了す
る。
(考案の効果) この考案ではアイソレータを直接構造物に取り
付けるのではなく、インナープレートを介して取
り付ける構造であるためアイソレータの回収をそ
れと構造物との両者に損傷を与えずに、且つ容易
に行うことができる。
またアウタープレートとインナープレートとは
高張力ボルトにより接合されるため特にせん断応
力の伝達機構が明確に把握でき、本装置の設計が
容易である。
更に取り替え前のアイソレータの応力状態を簡
単に新アイソレータに再現できるので建物に応力
の変化を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示した断面図であ
り、第2図、第3図はそれぞれ、アイソレータの
設置、回収作業の手順を示した断面図である。 A:免震装置、B:上部構造物、C:下部構造
物、1:アイソレータ、2a:上部アウタープレ
ート、2b:下部アウタープレート、3a:上部
インナープレート、3b:下部インナープレー
ト、4:アンカーボルト、5:袋ナツト、6:ボ
ルト、7:ダウエル、8:レベル維持装置、9:
ジヤツキ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下部構造物上に下部アウタープレートを、上部
    構造物下に上部アウタープレートを固定するとと
    もに、下部アウタープレート上に下部インナープ
    レートを、上部アウタープレート下に上部インナ
    ープレートをそれぞれ着脱自在に取り付け、上下
    インナープレート間にアイソレータを据え付けて
    なる免震装置。
JP1421086U 1986-02-03 1986-02-03 Expired JPH0323003Y2 (ja)

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JP1421086U JPH0323003Y2 (ja) 1986-02-03 1986-02-03

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JP1421086U JPH0323003Y2 (ja) 1986-02-03 1986-02-03

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JPS62126459U JPS62126459U (ja) 1987-08-11
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JP5625661B2 (ja) * 2010-09-14 2014-11-19 株式会社大林組 免震装置、及びその設置方法
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JP6765317B2 (ja) * 2017-02-17 2020-10-07 木内建設株式会社 支持装置及び支持ユニット

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