JPH03229637A - スラリー触媒の製造法 - Google Patents

スラリー触媒の製造法

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JPH03229637A
JPH03229637A JP2205290A JP2205290A JPH03229637A JP H03229637 A JPH03229637 A JP H03229637A JP 2205290 A JP2205290 A JP 2205290A JP 2205290 A JP2205290 A JP 2205290A JP H03229637 A JPH03229637 A JP H03229637A
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JP
Japan
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slurry
zeolite
water
weight
ion exchange
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JP2205290A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ishida
浩 石田
Koji Nakagawa
幸治 中川
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、触媒として有用な液相反応用H型ゼオライト
スラリー触媒の製造法に関するものである。
(従来の技術) 水熱合成によって得られるシリカ/アルミナモル比が9
〜300のゼオライトとしては、従来、モルデナイト、
モーピルオイル社の開発したZSM−5、ZSM−8、
ZSM−11、ZSM−12、ZSM−21、ZSM−
23、ZSM−34、ZSM−35、ZSM−38、Z
SM−48、ゼオライトヘータ、さらに、TPZ−3、
AZ−1、ゼータ1、ゼータ3等数多くのゼオライトが
知られている。そして、これらのゼオライトの合成系に
は、有機物を含むものと含まないものがある。
触媒として有用なH型ゼオライトの製造は、般に以下の
方法によって行われている。
合成系に有機物を含む場合は、水熱合成によって得られ
たスラリーを濾過水洗し、これを乾燥して水分を充分除
去した後、有機物を除去するために400℃以上の高温
で焼成する。その後、硝酸等の鉱酸水溶液中でイオン交
換を行い、濾過水洗した後、乾燥してH型ゼオライト粉
末とする。また、合成系に有機物を含まない場合は、得
られたスラリーを濾過水洗した後、硝酸等の絋酸水溶液
中でイオン交換を行い、濾過水洗した後、乾燥してH型
ゼオライト粉末とする。
これらのH型ゼオライトは、従来はとんどが気相反応用
の触媒として用いられてきた。この場合、反応の種類に
よる差はあるが、一般にゼオライトに吸着している水は
、反応を阻害するため、前処理として乾燥または焼成が
行われる。しかし、これらの操作は、反応系が元々高温
の気相であるため、工程上それほど煩雑な操作とはなら
ない。また、ゼオライトを液相反応の触媒として用いる
例も幾つか報告されているが、はとんどは、固定床方式
であるため、得られたゼオライトは、アルミナ、シリカ
、ケイソウ土、カオリン等のバインダーとともに成型さ
れ、強度を増すために高温で乾燥もしくは焼成して、焼
結体として使用されている。このため、反応が液相であ
っても、触媒製造においては、−旦乾燥状態を経ること
が必須であった。
一方、近年ゼオライトを水中のスラリー状態で触媒とし
て用いる液相反応の例が幾つか報告されている。例えば
、特開昭60−104028号公報には、微粒化された
結晶性アルミノシリケートを用いる環状オレフィンの水
和方法が記載されており、特開昭58−162546号
公報には、シリカ/アルミナモル比が10以上である結
晶性アルミノシリケートを用いるホルマリンとアルコー
ルからのアセタールの合成法が記載されており、さらに
、特開昭58−203985号公報には、シリカ/アル
ミナモル比が10以上の結晶性アルミノシリケートを用
いるホルマリンからのトリオキサンの合成法が記載され
ている。
このようなゼオライトを水中でスラリー状態で触媒とし
て用いる場合、これまでは、従来の方法と同様に、乾燥
や焼成操作を経てつくられたH型ゼオライトが用いられ
ていた。しかし、反応系でスラリー状態で用いられる触
媒の製法としては、乾燥や焼成操作は煩雑であり、また
、これらの工程において、ゼオライトの構造変化や粒子
の凝集が起こって、触媒性能を低下させる等の問題があ
った。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は、簡便な方法で、高い触媒性能を有する
H型ゼオライトスラリーを製造する方法を提供すること
にある。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、水熱合成によって得られるシリカ/アル
ミナモル比が9〜300のゼオライトスラリーを、処理
工程を経てH型ゼオライトスラリーにする際に、該後処
理工程が水洗工程、イオン交換工程を含み、かつ、全工
程操作をスラリー状態で行うという簡便な操作で、優れ
た触媒性能を有するH型ゼオライトスラリーが得られる
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明は、ゼオライトの構造変化や粒子の凝集を起こさ
せずに、優れた触媒性能を有するH型ゼオライトスラリ
ーを製造するものである。
本発明において得られるH型ゼオライトスラリーは、反
応系においてもスラリー状態で触媒として用いられる。
本発明において、水熱合成によって得られるゼオライト
とは、シリカ/アルミナモル比が9〜300のものであ
り、好ましくは10〜100、さらに好ましくは20〜
50のものである。シリカ/アルミナモル比が9より小
さいゼオライトは、耐酸性が低いために、後で述べるイ
オン交換工程において、直接鉱酸によるイオン交換がで
きないため、塩化アンモニウム塩水溶液等で一旦NH,
”型にした後、400℃以上の高温でNO,”→H゛+
NH3の反応によってH型にすることが必要となる。そ
のため、これらのゼオライトの製造には、乾燥、焼成工
程が必須となり、全工程をスラリー状態で扱うことはで
きない。また、シリカ/アルミナモル比が300より大
きいゼオライトは、H型ゼオライトスラリーにして触媒
として用いる場合に、活性が低いので好ましくない。
本発明におけるシリカ/アルミナモル比が9〜300の
ゼオライトとしては、先に述べた多くの種類のゼオライ
トが挙げられるが、中でも好ましいのはZSM−5、Z
SM−11,モルデナイトであり、特に好ましいのはZ
SM−5である。
本発明の特徴は、全工程をスラリー状態で行うことであ
るが、ここで言うスラリーとは、スラリー中の固形物濃
度が1〜50重量%のものを言う。
この固形物濃度の一般的な測定法は、スラリーを20〜
40℃の範囲で濾過して得られたケークを、120°C
で8時間乾燥したものの重量より求めることができる。
本発明における水熱合成によって得られるゼオライトス
ラリーの後処理方法は、水熱合成において、有機アンモ
ニウム、アミン、尿素化合物等の含窒素化合物や有機リ
ン化合物、有機イオウ化合物等のゼオライト中にカチオ
ンとして入り得る有機物を用いる場合と用いない場合で
異なる。前者の場合、それらの有機物は、全部または一
部が生成したゼオライト中に含まれ、後のイオン交換に
よっても容易に除去することができないため、除去工程
を必要とする。一方、後者の場合は、水熱合成において
有機物を用いないか、または有機物を用いても、その量
がごく微量であったり、アルコール類のようなカチオン
化し難い有機物を用いるため、ゼオライトからの有機物
除去工程を必要としない。
以下、水熱合成によって得られるシリカ/アルミナモル
比が9〜300のゼオライトスラリーを、後処理する方
法について説明する。
水熱合成によって得られたゼオライトスラリー中には、
未反応のシリカ、アルカリ等が残っている。これらの残
留物は、そのままイオン交換を行うと、ゼオライト上に
析出したり、酸を中和したりして好ましくないため、得
られたゼオライトスラリーは、先ず水洗される。また、
この操作によって、水熱合成において有機物を用いる場
合にも未反応有機物が除去される。
本発明においては、ゼオライトは常にスラリー状態で扱
われる。この場合、スラリーは一部または全部が沈降し
てケークを形成していても、均一に分散していてもかま
わないが、全体の固形物濃度は、先に述べた1〜50重
量%の範囲に入っていなければならない。このような状
態で水洗する方法としては、種々の方法が考えられる。
例えば、沈降分離や遠心分離によって固液を分離し、上
澄みを洗浄水と置換していく方法、ヌッチェを用いる減
圧または加圧濾過洗浄、遠心濾過洗浄、およびダイナミ
ック濾過と呼ばれるクロスフロータイブの濾過と置換洗
浄を組み合わせた方法(化学工学便覧、化学工学協会績
、改訂五版P717 、丸善株式会社)等が挙げられる
。中でも好ましいのは、均一なスラリー状態で連続的に
洗浄が行えるダイナミック濾過と置換洗浄を組み合わせ
た方法である。この水洗工程においては、水洗方法に応
じて洗浄効率の良い適当なスラリー濃度にするために、
必要に応じて濃縮操作が行われる。この濃縮操作も、先
に述べた水洗工程に用いられる固液分離方法、濾過方法
を用いることができる。
この水洗操作は、ゼオライトスラリー中の未反応のシリ
カ、アルカリ等の除去や有機物の除去を目的とするもの
であるが、これらの残留物の濃度が後のイオン交換工程
で悪影響が出ない程度まで水洗される。通常、この濃度
は、濾液中で、シリカについては1重量%以下、好まし
くは0.5重量%以下、アルカリについてはpHで11
.5以下、好ましくは11以下、有機物については1重
量%以下、好ましくは0.5重量%以下まで水洗される
次に、水洗されたスラリーは、水熱合成系で先に述べた
含窒素化合物や有機リン化合物、有機イオウ化合物等の
ゼオライト中にカチオンとして入り得る有機物を用いる
場合は、有機物除去操作が行われる。この有機物除去操
作をスラリー状態で行う方法としては、過酸化水素、過
塩素酸、硝酸等の酸化剤を用いて、液相においてゼオラ
イト中の有機物を酸化除去する方法(特開昭57−13
5718号公報参照)が挙げられる。これらの酸化剤の
中で好ましいのは、過酸化水素と硝酸であり、特に好ま
しいのは過酸化水素である。また、過酸化水素と硝酸を
同時に使用して、酸化除去と後のイオン交換を同時に行
うこともできる。
水熱合成系で有機物を用いない場合、用いてもその量が
ごく微量の場合、およびアルコール等のイオン化し難い
有機物を用いる場合は、水洗の後、すぐにイオン交換操
作を行うことができる。
このようにして水洗または水洗と有機物除去が行われた
スラリーは、イオン交換が行われる。イオン交換は、ア
ンモニウム塩水溶液等を用いると、先に述べたように、
焼成除去が必要となるため、ここでは、鉱酸を用いて直
接プロトン交換が行われる。鉱酸としては、硝酸、塩酸
、硫酸等が挙げられるが、好ましいのは硝酸である。
イオン交換の条件は、通常のゼオライトのイオン交換条
件であれば特に制限はないが、通常、温度は0〜100
°C1好ましくは20〜80°C1さらに好ましくは3
0〜70℃の範囲、スラリー濃度は1〜50重量%、好
ましくは2〜30重量%、さらに好ましくは5〜20重
量%の範囲、使用する鉱酸の量は、ゼオライト1kg当
たり1〜50当量、好ましくは2〜30当量、さらに好
ましくは5〜20当量の範囲である。また、イオン交換
の時間は、通常、0.5〜20時間、好ましくは1〜1
0時間、さらに好ましくは2〜6時間の範囲である。
次に、イオン交換されたスラリーは水洗される。
水洗方法としては、先に述べた水洗方法が挙げられるが
、ここでも好ましいのは、均一なスラリー状態で連続的
な洗浄が可能なダイナミック濾過方式と置換洗浄を組み
合わせた方法である。
この水洗は、通常、濾液のpHが3以上、好ましくは3
.5以上、さらに好ましくは4以上になるまで行われる
このようにして得られたH型ゼオライトスラリーは、反
応に応じて適当なスラリー濃度に調整されて、触媒とし
て用いられる。
本発明によって得られたH型ゼオライトスラリーは、液
相反応用スラリー触媒として用いられるが、ここで言う
液相反応とは、水が共存する反応である。このような反
応の例としては、先に述べたオレフィンの水和反応、ホ
ルマリンからのトリオキサン合成反応、ホルマリンとア
ルコールからのアセクール合成反応、エステルの加水分
解反応等が挙げられるが、中でも好ましいのは、オレフ
ィンの水和反応、トリオキサン合成反応である。
さらに、オレフィンの水和反応の中でも特に好ましいの
は、環状オレフィンの水和反応である。
(発明の効果) 本発明の方法によれば、簡便な方法で高い触媒性能を有
する液相反応用H型ゼオライトスラリー触媒を製造する
ことができる。このことは、工業的に実施する上で非常
に有利である。
(実施例) 以下、本発明を実施例で説明する。
実施例1 水ガラス(SiO□25.2重量%、Altoz 0゜
065重量%、Naz07.35重量%、uzo67゜
5重量%)129kgにNaOH0,64kgとH,0
133kgを加えた溶液にA2□(SO4) s  ・
16H,09,7廟と1,3−ジメチル尿素5.0kg
をu、o 230廟に溶かした水溶液を攪拌しながら加
え、さらに4.6重量%の硫酸139.4kgを加えて
均質なゲルとした。このゲルを60042のオートクレ
ーブ中で、160″C140時間攪拌しながら水熱合成
を行った。得られたスラリーを室温まで冷却して、一部
を濾過、水洗した後、120℃で5時間乾燥してX線回
折分析を行った。その結果、この生成物のX線回折パタ
ーンは、ZSM−5のものと一致した。また、ケイ光X
線分析より求めたシリカ/アルミナモル比は27であっ
た。
得られた水熱合成スラリー5002を、クロスフロータ
イブのダイナミック濾過機であるコトブキ技研工業株式
会社製ロータリーフィルターを使って、スラリー濃度が
30%になるまで濃縮した後、濾液量に見合うだけの水
洗水を加えて一定スラリー濃度で置換洗浄を行った。濾
液のpHを経時的に追い、pHが10になった時点で水
洗を終了した。その際の最終濾液中のSing濃度は0
. 1重量%であり、また、有機物の濃度は0.05重
量%であった。
このようにして水洗されたスラリーを、5001の加熱
コイル付攪拌槽に移し、ゼオライト中の有機物を除去す
るために、過酸化水素による湿式酸化を以下の条件で行
った。使用した過酸化水素水は35重量%濃度のもので
あり、これを80°C1攪拌条件下に90kgを約2時
間かけて滴下した後、さらに2時間攪拌を続けた。最終
的なスラリー濃度は、過酸化水素水中の水と蒸発水のバ
ランスから約20%となった。
このスラリーに、63重量%硝酸25kgと水125k
gを加えて約10重量%スラリー状態で、60℃、4時
間イオン交換を行った。
その後、先に述べたロータリーフィルターを用いて、3
0重量%スラリーまで濃縮し、一定スラリー濃度で置換
洗浄を行った。濾液のpHを経時的に追った結果、約3
時間でpH5,0に達した。
この時点で水洗を終了し、得られたスラリーの一部を濾
過水洗、120℃で乾燥した後、ゼオライト中の残留炭
素、窒素をCHNコーダーで分析した結果、炭素は0.
05重置%、窒素は0.07重量%であった。
以上の操作によって、H型のZSM−5スラリーを得た
実施例2 水ガラス(Naz88 、 9重量%、Sin、28.
9重量%、Hz062.2重量%)79.5kgにNa
OH0。
39kgとHz030kgを加えて均一な溶液を得た。
この溶液を6001オートクレーブに仕込み、攪拌しな
がら、u、o 225kgにA l t(SOa)s 
 ・18H!06kgと濃硫酸4.5kgを溶かした水
溶液を室温で1時間かけてポンプで送入した。その後、
温度を170℃まで上げて、100 rptaの攪拌条
件下で10時間結晶化を行った。その後、合成スラリー
を抜き出して、一部濾過、洗浄、乾燥してX線回折分析
した結果、結晶化度35%のZSM−5であった。
ここで得られたスラリー158kgに、水ガラス86k
g5NaOH0,42kg−さらにH!033kgを加
え、そこにH,024okgにAj!z(SOn)s 
 ・18H206,3kgと濃硫酸4.5kgを溶かし
た水溶液を、IQOrpmで攪拌しながらポンプで1時
間かけて送入した。その後、温度を150℃まで上げて
、1100rpで攪拌しながら30時間結晶化を行った
。得られたスラリーを室温まで冷却して、一部を濾過、
洗浄した後、120℃で8時間乾燥してX線回折分析を
行った結果、この生成物はZSM−5であった。また、
ケイ光X線分析によってシリカ/アルミナモル比は26
であった。
この水熱合成スラリー4002を、実施例1で用いたの
と同じロータリーフィルターを用いて、25重量%スラ
リーまで濃縮した後、一定スラリー濃度で置換洗浄を行
った。濾液のpHが10゜5になった時点で洗浄を終了
し、最終濾液中のSiO□の濃度を測定したところ、0
.15重置%であった。
このスラリーに、63重量%濃度の硝酸25kgとug
ot37kgを加え、50℃で4時間イオン交換を行っ
た。
その後、ロータリーフィルターで30重量%スラリーま
で濃縮して、一定スラリー濃度で置換洗浄を行った。最
終的に濾液のpHが5.0の時点で水洗を終了して、H
型のZSM−5スラリーを得た。
実施例3 実施例1と2で得られたH型のZSM−5スラリー触媒
を用いて、シクロヘキセンの水和反応を以下の条件で行
った。
反応部オイル/スラリー容量比=20/80スラリー濃
度=27重量% シクロヘキセン供給速度:1.7(g−シクロヘキセン
/g−cat −hr) 反応温度:120°C 圧カニ 6kg/d (N、加圧) 反応装置: SUS 304製オートクレーブ(反応部
上部に内部セトラーを有する)攪拌回転数:25Orp
m 水の供給は、界面レベルが一定になるように、パルス的
にポンプで供給した。
各触媒の出口オイル中のシクロヘキサノール濃度の経時
変化を表1に示す。
表1 オイル中のシクロヘキサノール濃度〔重量%〕の経時変
化 比較例1 実施例1で得られた水熱合成スラリーを濾液のpHが1
0になるまで水洗したスラリーIIlを、ヌッチェで濾
過して、得られたケークを120℃で8時間乾燥した後
、450°Cで5時間空気を流しながら焼成して有機物
を除去した。
得られたゼオライト粉末を、INの硝酸中10重量%ス
ラリー状態で、60℃、4時間イオン交換を行った。
その後、スラリーをヌッチェで減圧濾過し、当量の水で
5回水洗した。この時の最終濾液のpHは5. 0であ
った。
このようにして得られたH型のZSM−5のケークの含
水率は30重量%(スラリー濃度として70重量%)で
あった。
比較例2 実施例2で得られた最終製品スラリーをヌッチェで減圧
濾過して、得られたケークを120℃で10時間乾燥し
て、H型のZSM−5粉末を得た。
比較例3 比較例1と2で得られた触媒を水に加えて再スラリー化
した後、実施例3と同じ条件でシクロヘキセンの水和反
応を行った。
各触媒の出口オイル中のシクロヘキサノール濃度の経時
変化を表2に示す。
表2 オイル中のシクロヘキサノール濃度〔重量%〕の経時変
化 比較例1の触媒は、実施例1に比べて活性が低く、また
、比較例2の触媒は、実施例2に比べて活性低下が大き
い。これは、焼成または乾燥操作によってゼオライトが
変化したためと考えられる。
(ほか1名)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 水熱合成によって得られるシリカ/アルミナモル比が9
    〜300のゼオライトスラリーを、後処理工程を経てH
    型ゼオライトスラリーにする際に、該後処理工程が水洗
    工程、イオン交換工程を含み、かつ、全工程操作をスラ
    リー状態で行うことを特徴とする液相反応用H型ゼオラ
    イトスラリー触媒の製造法。
JP2205290A 1990-02-02 1990-02-02 スラリー触媒の製造法 Pending JPH03229637A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012528710A (ja) * 2009-06-05 2012-11-15 ソルヴェイ(ソシエテ アノニム) 多相混合物から液体を分離するための方法および装置
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