JP3158162B2 - オレフィン水和触媒の製造方法 - Google Patents
オレフィン水和触媒の製造方法Info
- Publication number
- JP3158162B2 JP3158162B2 JP31158890A JP31158890A JP3158162B2 JP 3158162 B2 JP3158162 B2 JP 3158162B2 JP 31158890 A JP31158890 A JP 31158890A JP 31158890 A JP31158890 A JP 31158890A JP 3158162 B2 JP3158162 B2 JP 3158162B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- zsm
- water
- slurry
- catalyst
- silica
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
するものである。さらに詳しくいえば、本発明は、オレ
フィンの水和によってアルコールを製造する際に用いら
れる、触媒活性の寿命が長い触媒を効率よく製造する方
法に関するものである。
際、触媒として耐熱性及び機械的強度に優れる無機固体
酸である結晶性アルミノシリケート(一般にゼオライト
と呼ばれている)を用いる方法が提案されている。例え
ばZSM系のゼオライトを用いるエチレン、プロピレン、
ブテンの水和反応(特開昭57−70828号公報)、シリカ
/アルミナモル比が20以上の結晶性アルミノシリケート
を用いるシクロアルカノールの製造方法(特開昭58−19
4828号公報)、微粒化された結晶性アルミノシリケート
を用いる環状オレフィンの水和方法(特開昭60−104028
号公報)などが開示されている。これらの方法において
は、種々のゼオライトが用いられているが、それらの中
で特にZSM−5は活性及び選択性の点で優れている。
アルミナ源、アルカリ金属源及び水に加えて、さらにテ
トラプロピルアンモニウム塩などのアンモニウム塩(特
公昭46−10064号公報)、アルコール(特開昭52−43800
号公報)、低級アルキル尿素(特開昭61−68319号公
報)、アミノアルコール(特開昭57−7818号公報)など
の有機物を原料として用いる方法が試みられてきた。し
かしながら、有機物を用いる方法は、有機物が高価なこ
とや触媒として用いる場合、有機物を除去する必要があ
るため、近年、有機物の代りに種結晶を使用する方法
(特開昭58−7819号公報)や種スラリーを使用する方法
(特願平1−328371号公報)などが提案されている。
ZSM−5は、一般にカチオンがアルカリ金属であるた
め、オレフィンの水和反応には活性を示さないことか
ら、通常水熱合成によって得られたアルカリ金属型ZSM
−5を無機酸でイオン交換を行いH−ZSM−5とし、オ
レフィンの水和反応触媒として用いられる。このような
無機物のみから得られたH−ZSM−5をオレフィンの水
和反応触媒に用いた例として、シクロヘキセンの液相水
和反応が知られている(特開平1−180835号公報)。
ら得られたH−ZSM−5においては、オレフィンの水和
反応触媒として用いる場合、触媒活性の経時的低下が比
較的大きく、触媒の再生頻度が高くなるのを免れないと
いう工業的に実施する上で大きな問題があった。
H−ZSM−5から成るオレフィン水和触媒が有する欠点
を克服し、触媒活性の経時的低下が小さく、寿命の長い
オレフィン水和触媒を提供することを目的としてなされ
たものである。
の経時的低下の小さいH−ZSM−5から成るオレフィン
水和触媒を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、無機物の
みから水熱合成によって得られたシリカ/アルミナモル
比が特定の範囲にあるZSM−5を、アルカリ水溶液と接
触させたのち、無機酸でイオン交換することによってシ
リカ/アルミナモル比の特定の範囲に調整することによ
り、前記目的を達成しうることを見い出し、この知見に
基づいて本発明を完成するに至った。
リ金属源及び水の無機物のみから水熱合成によって得ら
れたシリカ/アルミナモル比が20以上30未満のZSM−5
を、アルカリ水溶液と接触させたのち、無機酸でイオン
交換することにより、シリカ/アルミナモル比を30〜50
の範囲に調整することを特徴とするオレフィン水和触媒
の製造方法を提供するものである。
アルミナ源、アルカリ金属源及び水の無機物のみから水
熱合成により得られたものであって、その製造方法につ
いては特に制限はなく、従来公知の方法を用いることが
できるが、ZSM−5を選択性良く製造する方法が好まし
く、例えば種結晶や種スラリーを用いる方法、特に種ス
ラリーを用いる方法が好適である。
イトの製造に用いられる無機物であればよく特に制限さ
れず、例えばケイ酸ナトリウム水溶液、シリカゾル、シ
リカゲルなどが挙げられるが、これらの中で特にケイ酸
ナトリウム水溶液が好適である。
に用いられる無機物であればよく特に制限されず、例え
ば硫酸アルミニウム、硝酸アルミニウムなどの塩、アル
ミン酸ナトリウム、アルミナ粉末などが挙げられるが、
これらの中で硫酸アルミニウム及びアルミン酸ナトリウ
ムが好ましく、特に硫酸アルミニウムが好適である。
の製造に用いられる無機物であればよく特に制限され
ず、例えば水酸化ナトリウムや水酸化カリウムなどのア
ルカリ金属酸化物、塩化ナトリウムや硫酸ナトリウムな
どのアルカリ金属塩などが挙げられるが、これらの中で
水酸化ナトリウムが好適である。
5が生成する範囲の量であればよく特に制限はないが、
あまり少ないと原料混合物がゲル化した際に、粘度が高
くなりすぎて好ましくないし、あまり多いと生産性が低
下するので好ましくない。この水の量は、通常結晶化終
了後のスラリー濃度が2〜15重量%、好ましくは3〜10
重量%、さらに好ましくは3〜8重量%になるように選
ばれる。
ついては、ZSM−5の生成する範囲であればよく特に制
限はないが、通常生成するZSM−5に対して0.1〜50重量
%、好ましくは0.5〜20重量%、さらに好ましくは1〜1
0重量%になるような割合で用いられる。
スラリーの量については、ZSM−5が生成する範囲であ
ればよく特に制限はないが、通常原料混合物全体の5〜
60重量%、好ましくは10〜40重量%の範囲で選ばれる。
なお、ここでいう原料混合物とは種スラリーも含むすべ
ての原料混合物をさす。
成するように通常pHが10〜12、好ましくは10.5〜12の範
囲になるようにpH調整される。このpH調整を行う場合に
は、必要に応じて硫酸、硝酸、塩酸などの酸が添加され
る。これらの酸の量は、前記範囲のpHになるように、原
料混合物中のアルカリの量に応じて決められる。
M−5を生成する温度であればよく特に制限はないが、
通常100〜200℃、好ましくは120〜180℃、より好ましく
は130〜170℃の範囲で選ばれる。
ルミナモル比は20以上30未満であることが必要である。
このようなシリカ/アルミナモル比のZSM−5を得るに
は種々の方法を用いることができるが、一般的には原料
のシリカ源及びアルミナ源を、シリカ/アルミナモル比
が15〜50、好ましくは20〜40の範囲になるように用いて
処理することにより、得ることができる。
得られたZSM−5を、さらにアルカリ水溶液と接触させ
るが、この際、該ZSM−5は水熱合成で得られたスラリ
ーの状態であってもよいし、ろ過したケークの状態であ
ってもよく、あるいは乾燥した粉末の状態であってもよ
い。
リ量は、通常該ZSM−5 1g当り1〜10ミリモル、好まし
くは1.5〜8ミリモル、より好ましくは2〜5ミリモル
の範囲で選ばれる。このアルカリ水溶液中のアルカリと
しては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなど
のアルカリ金属水酸化物やアルミン酸ナトリウムなどが
挙げられるが、これらの中で水酸化ナトリウムが好適で
ある。
る際の温度については、特に制限はないが、通常0〜15
0℃、好ましくは10〜100℃、さらに好ましくは30〜80℃
の範囲で選ばれる。また、接触させる時間についても特
に制限はないが、通常10分ないし10時間、好ましくは20
分ないし5時間、さらに好ましくは30分ないし2間時間
の範囲で選ばれる。
せる方法については、スラリー状態でかきまぜる方法や
固定床としてアルカリ水溶液を循環させる方法など、い
ずれも用いることができるが、これらの中でスラリー状
態でかきまぜる方法が好適である。
は、さらに無機酸によってイオン交換することによって
H−ZSM−5にする。このイオン交換に用いられる無機
酸としては、通常のゼオライトのイオンの交換に用いら
れる酸であればよく特に制限されず、例えば硝酸、硫
酸、塩酸などが挙げられるが、これらの中で特に硝酸が
好適である。
いては特に制限はないが、通常ZSM−5 1g当り1〜20ミ
リモル、好ましくは2〜15ミリモル、さらに好ましくは
3〜10ミリモルの範囲で選ばれる。
るが、本発明の目的とする触媒活性の経時的低下の小さ
い触媒は、シリカ/アルミナモル比が30〜50の範囲にあ
ることが必要である。このモル比が30未満では余分のア
ルミニウムが除去されていないので、触媒活性の経時的
低下の抑制効果が十分に発揮されないし、50を超えると
活性点の数が減少して触媒活性自体が低下する。
成で得られたZSM−5のシリカ/アルミナモル比、アル
カリ水溶液と接触させる際の条件、無機酸によるイオン
交換の条件を適当に組み合わせることによって、30〜50
の範囲に調整することができる。
〜50のH−ZSM−5は、触媒活性の経時的低下が小さ
く、オレフィンの水和触媒として好適に用いられる。触
媒活性の経時的低下が小さい理由については必ずしも明
確ではないが、次のことが考えられる。
アルミニウムが酸素で結合した構造から成っているが、
アルミニウムは必ずしも全部が格子中に存在するわけで
はなく、一部分は格子外に存在しており、この格子外ア
ルミニウムはゼオライト細孔内に存在するので反応中の
分子に拡散を阻害する可能性がある。これに対し、本発
明方法で得られたH−ZSM−5はアルカリ水溶液で処理
されているため、余分な格子外アルミニウムが選択的に
除去されており、その結果触媒活性の経時的低下が小さ
くなっているものと考えられる。
るオレフィンとしては、炭素数2〜12のものが挙げられ
るが、これらの中で炭素数3〜8のものが好ましく、さ
らに炭素数4〜8の環状オレフィンが好適である。特に
本発明方法で得られる触媒の特徴である触媒活性の経時
的低下が小さい性質は、シクロヘキセンの水和反応にお
いて最も顕著に現われる。
相、気液混相いずれにおいても実施しうるが、特に液相
水和反応が好適である。
い、オレフィンの水和反応を行うと、従来の触媒に比べ
て、触媒活性の経時的低下が極めて小さく、その結果触
媒再生の頻度が少なくなり、工業的に非常に有利であ
る。
が、本発明はこれらの例によってなんら限定されるもの
ではない。
ナトリウム水溶液5.35kgに水2.5kgを加えて均一な溶液
を調製したのち、この溶液にかきまぜながら水15kgにAl
2(SO4)3・16H2O 0.4kgと硫酸0.26kgを溶かした溶液
を室温で30分間要してポンプで供給し、均質なゲルを形
成させ、次いでこのゲルを170℃で30時間、250rpmの速
度でかきまぜながら結晶化させ、種スラリーを得た。
kgとNaOH 28gと水2.2kgとを混合した均一溶液に、
(1)で得られた種スラリー11.6kgを加えて均質なスラ
リーを得たのち、このスラリーをオートクレーブに仕込
み、アンカー型かくはん翼で200rpmでかきまぜながら、
水10kgにAl2(SO4)3・16H2O 0.42kgを溶かした溶液を
約30分間要してポンプで供給し、さらに、水5kgに硫酸
0.3kgを溶かした溶液を約20分間要して供給した。その
後、温度を150℃まで上げて26時間その温度を維持し、
結晶化を行い、ZSM−5スラリーを調製した。
時間乾燥したのち、X線回折分析を行ったところ、ZSM
−5であることが確認された。さらに、このものをケイ
光X線分析にかけて求めたシリカ/アルミナモル比は27
であった。
%スラリーまで濃縮したのち、この濃縮スラリー1.0kg
にNaOH 16gを水100gに溶かした水溶液を加えて、80℃で
1時間かきまぜた。この条件でのアルカリ水溶液中のア
ルカリの量は、加えたNaOHとZSM−5スラリー中に残存
していた量と合わせて、ZSM−5 1g当り2.5ミリモルであ
った。次に、このスラリーをろ過、水洗したのち、これ
に濃硝酸100gを水500gに加えた水溶液を加えて50℃で4
時間かきまぜてイオン交換を行い、次いでろ過、水洗し
てH−ZSM−5を得た。また、この一部を120℃で8時間
乾燥したケイ光X線分析を行ったところ、シリカ/アル
ミナモル比は34であった。
変えた以外は、実施例1と全く同様にしてH−ZSM−5
を得た。
分析を行ったところ、シリカ/アルミナモル比は38であ
った。
変えた以外は、実施例1と全く同様にしてH−ZSM−5
を得た。
分析を行ったところ、シリカ/アルミナモル比は45であ
った。
水溶液5.65kgとNaOH 28gとNaAlO2 45gを水2.21kgに加え
て均一な溶液を得たのち、この溶液に、実施例1の
(1)で得た種スラリー10.5kgを加えて均質なスラリー
とし、次いでこのスラリーを、オートクレーブに仕込
み、200rpmでかきまぜながら、水10kgにAl2(SO4)3・
16H2O 0.424kgとNaAlO2 0.05kgを溶かした溶液を約30分
間要してポンプで供給した。さらに、水5.84kgに硫酸0.
2kgを溶かした溶液を約15分間要してポンプで供給して
均質なゲルを形成させ、その後、温度を190℃まで上げ
て6時間結晶化させ、種スラリーを得た。
仕込原料組成で均質なゲルを得たのち、165℃に温度を
上げて30時間その温度を維持し、結晶化させた。得られ
たスラリーをろ過したのち、水洗を行い、一部を120℃
で乾燥してX線回折分析を行ったところ、生成物はZSM
−5であった。
は24であった。
%のスラリー2kgを調製したのち、このスラリーにNaOH
60gを水500gに溶かした水溶液を加えて70℃で2時間か
きまぜた。この条件におけるアルカリ水溶液中のアルカ
リの量は、ZSM−5 1g当り3ミリモルであった。
に濃硝酸350gを水1kgに溶かした水溶液を加えて、70℃
で4時間イオン交換を行い、次いでろ過、水洗を行い、
H−ZSM−5を得た。
分析を行ったところ、シリカ/アルミナモル比は37であ
った。
のち、120℃で8時間乾燥し、次いでこの粉末200gをNaO
H 40gを水800gに溶かした溶液に加えて50℃で3時間か
きまぜた。この条件下でのアルカリ水溶液中のアルカリ
の量は、ZSM−5 1g当り5ミリモルであった。
に濃硝酸180gを水500gに溶かした水溶液を加えて60℃で
4時間イオン交換を行い、次いでろ過、水洗を行い、H
−ZSM−5を得た。
分析を行ったところ、シリカ/アルミナモル比は46であ
った。
てさらに水を加えて20重量%のスラリーとした。このス
ラリー1kgに濃硝酸180gを水720gに溶かした溶液を加え
て60℃で4時間イオン交換を行ったのち、ろ過、水洗し
て、H−ZSM−5を得た。
光X線分析を行ったところ、シリカ/アルミナモル比は
28であった。
てさらに水を加えて25重量%のスラリーとしたのち、こ
のスラリー1kgにNaOH 5gを水500gに溶かした溶液を加え
て80℃で3時間かきまぜた。この条件でのアルカリ水溶
液中のアルカリの量は、ZSM−5 1g当り0.5ミリモルであ
った。
に濃硝酸200gを水1kgに溶かした水溶液を加えて、60℃
で4時間イオン交換を行い、次いでろ過、水洗してH−
ZSM−5を得た。
光X線分析を行ったところ、シリカ/アルミナモル比は
29であった。
てさらに水を加えて25重量%のスラリーとしたのち、こ
のスラリー1kgに、NaOH 110gを水1kgに溶かした溶液を
加えて、30℃で4時間かきまぜた。この条件におけるア
ルカリ水溶液中のアルカリの量は、ZSM−5 1g当り11ミ
リモルであった。
ークを得た。またその一部乾燥して固形物の量を求めた
ところ、アルカリ処理前の固形物の量の40重量%であっ
た。
かした水溶液を加えて、60℃で4時間イオン交換を行っ
たのち、得られたスラリーをろ過、水洗してH−ZSM−
5を得た。
光X線分析を行ったところ、シリカ/アルミナモル比は
68であった。しかしながら、このもののX線回折分析を
行ったところ、結晶化度が60%と極めて低いことが分か
った。
で得られたH−ZSM−5触媒を用いてシクロヘキセンの
液相水和反応を行った。反応条件は、以下のとおりであ
る。
はん槽 反応部のオイル/スラリーvol比:20/80 スラリー相中の触媒濃度:27重量% オイル供給速度:1.7gシクロヘキセン/g−cat・hr 反応温度:120℃ 反応圧力:5kg/cm2(N2加圧) 反応槽内部のセトラーで油水分離を行い、上層のオイ
ルのみを反応系外に抜き出しオイル中のシクロヘキサノ
ール濃度をガスクロマトグラフィーで分析した。
中のシクロヘキサノール濃度の経時変化を第1図に示
す。
性低下が小さいことが分かる。
いてシクロヘキセンの液相水和反応を以下の条件で行っ
た。
サノール濃度の経時変化を第2図に示す。
が小さいことが分かる。
いて、以下の条件でプロピレンの水和反応を行った。
したのち、スラリー相をろ過して、ろ液中のイソプロパ
ノール濃度をガスクロマトグラフィーで分析してプロピ
レン基準の収率を求めた。その後、回収した触媒を用い
て、同条件で5回反応を行った。各触媒のバッチごとの
イソプロパノール収率の変化を次表に示す。
5触媒と従来法で得られたH−ZSM−5触媒を用いて、
シクロヘキセンの水和反応を実施した場合の触媒活性の
経時的低下を示すグラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】シリカ源、アルミナ源、アルカリ金属源及
び水の無機物のみから水熱合成によって得られたシリカ
/アルミナモル比が20以上30未満のZSM−5を、アルカ
リ水溶液と接触させたのち、無機酸でイオン交換するこ
とにより、シリカ/アルミナモル比を30〜50の範囲に調
整することを特徴とするオレフィン水和触媒の製造方
法。 - 【請求項2】アルカリ水溶液が、ZSM−5 1g当り1〜10
ミリモルのアルカリを含有するものである請求項1記載
のオレフィン水和触媒の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31158890A JP3158162B2 (ja) | 1990-11-19 | 1990-11-19 | オレフィン水和触媒の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31158890A JP3158162B2 (ja) | 1990-11-19 | 1990-11-19 | オレフィン水和触媒の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04187243A JPH04187243A (ja) | 1992-07-03 |
JP3158162B2 true JP3158162B2 (ja) | 2001-04-23 |
Family
ID=18019049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31158890A Expired - Lifetime JP3158162B2 (ja) | 1990-11-19 | 1990-11-19 | オレフィン水和触媒の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3158162B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101637430B (zh) * | 2008-07-31 | 2011-08-31 | 三洋电机株式会社 | 按摩设备及具有该按摩设备的座椅式按摩机 |
-
1990
- 1990-11-19 JP JP31158890A patent/JP3158162B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101637430B (zh) * | 2008-07-31 | 2011-08-31 | 三洋电机株式会社 | 按摩设备及具有该按摩设备的座椅式按摩机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04187243A (ja) | 1992-07-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4499313A (en) | Process for hydration of olefins | |
JP4977836B2 (ja) | シクロアルカン類の酸化およびシクロアルキルヒドロパーオキシドの分解のための触媒 | |
KR20070020353A (ko) | 톨루엔 형태 선택성 알킬화반응에 의한 파라-자일렌 제조용촉매의 제조방법 | |
EP0146524A2 (en) | Crystalline silicas | |
CN1715186A (zh) | 一种小晶粒zsm-5沸石的制备方法 | |
JP2002509477A (ja) | アルキル化触媒およびその応用 | |
JP2577941B2 (ja) | Zsm―5を用いるアルコールの製造方法 | |
JP3158162B2 (ja) | オレフィン水和触媒の製造方法 | |
EP0146525B1 (en) | Process for preparing crystalline silicas | |
CA1190532A (en) | Process for making catalytically active aluminosilicates and their uses | |
CN109593033B (zh) | 一种环己酮氧化的方法 | |
JP4243360B2 (ja) | アミンの製造方法 | |
CN116062769A (zh) | 氢型zsm-5分子筛及制备方法和二甲苯异构化催化剂及其制备方法 | |
EP0070657A1 (en) | Transition element-containing crystalline aluminosilicate composition | |
JP4230143B2 (ja) | ゼオライトの分離方法 | |
JP2534871B2 (ja) | ゼオライトzsm−5の合成法 | |
JP2697033B2 (ja) | 六角柱状の結晶形状を有する大結晶モルデナイト類似ゼオライト及びその製造方法 | |
JPH0686935A (ja) | 変性ゼオライトモルデナイトをベースとする触媒、および芳香族c8留分の異性化におけるこれの使用 | |
CN100496727C (zh) | 一种分子筛-氧化物复合材料的制备方法 | |
JP2562641B2 (ja) | オレフィンの水和方法 | |
US5133952A (en) | Method for modifying a zeolite | |
US20040158103A1 (en) | Cyclohexane oxidation catalysts | |
RU2803369C1 (ru) | Способ получения иерархического железосодержащего силикалита с возможностью регулирования соотношения микромезопор для процесса полного окисления фенола пероксидом водорода | |
JP2553609B2 (ja) | ゼオライトzsm−5の合成法 | |
JPH0380783B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080216 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090216 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090216 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100216 Year of fee payment: 9 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100216 Year of fee payment: 9 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110216 Year of fee payment: 10 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110216 Year of fee payment: 10 |