JPH03229277A - 転写型静電熱記録方法 - Google Patents

転写型静電熱記録方法

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JPH03229277A
JPH03229277A JP2022157A JP2215790A JPH03229277A JP H03229277 A JPH03229277 A JP H03229277A JP 2022157 A JP2022157 A JP 2022157A JP 2215790 A JP2215790 A JP 2215790A JP H03229277 A JPH03229277 A JP H03229277A
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electrostatic
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Toshiyuki Kawanishi
川西 敏之
Kunichika Morohoshi
諸星 邦親
Masato Igarashi
正人 五十嵐
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は転写型静電熱記録方法における熱信号の人力方
法に関する。
[従来の技術] 電気伝導性基体上に、加熱によって電気抵抗を減じる樹
脂層、例えばポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリエス
テル、ポリスチレン、スチレン−マレイン酸共重合体等
からなる樹脂層を設け、この層を静電的に荷電し、原画
にしたがった熱線の照射をして画像の静電潜像を形成す
る方法(特公昭35−14722)、あるいは、ポリエ
ステル、塩素化したポリ塩化ビニル、塩化ビニル等のよ
うに熱線を十分に透過するエレクトロサーモグラフィー
材料を複写すべき原画に載せ、静電荷を与えた後、熱線
を作用させて静電潜像をつくり、乾式トナーによる反転
現像、定着する複写法(特公昭38−14347)が知
られている。
これらの技術は原稿と密着させた状態で赤外線照射をす
るので画像の解像性が悪く、がっ、必要な記録エネルギ
ーも大きい。更にこれらの方法では又、記録情報として
原稿を必要とするのも欠点となっており、近年のコンピ
ューターなどのメモリー情報や、FAXなどの通信情報
、ワープロやCAD−CAMなどのデジタル情報をプリ
ントアウトするプリンター用記録として用い得ないとい
う欠点もある。
これに対して本出願人は熱線の照射の代りに、サーマル
ヘッドによる熱信号により画像を入力する方法を提案し
た。この方法では、記録媒体として安価な誘電体である
ポリエチレン、ポリプロピレン、PET、塩化ビニルな
どのポリマーフィルムを用いるものであった。しかし、
これらのポリマーフィルムは耐熱性か充分ではないので
熱信号の入力の際に記録層に凹凸が生じ、現像後の残存
トナーのクリーニング不足や次工程での帯電が不均一に
なり、画質劣化が生じることがある。
これを解決するために、静電熱記録層と導電層とを有す
る記録媒体を用い、熱信号を導電層側から与える記録方
法を提案したが、熱信号を入力する際に、プラテンロー
ラー等のように、記録層側に接する部材を通して一部の
静電荷が分配−転移するために潜像のS/N比が低下す
るという問題があった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は従来技術の上記欠点を改善し、記録媒体の繰返
し使用を可能にし、かつ、忠実な画像信号の入力を可能
にする転写型静電熱記録方法を提供しようとするもので
ある。
[課題を解決するための手段] 上記:l18を解決するための本発明の構成は、静電熱
記録層と導電層とを有する記録媒体を用いる転写型静電
熱記録方法において、この記録媒体を均一に帯電させた
後、サーマルヘッドによって熱信号を与える場合に、そ
のサーマルヘッドの対向部材に記録媒体と同極性のバイ
アス電圧をかけながら熱信号を与える転写型静電熱記録
方法である。
第2図に本発明で用いる記録媒体の基本構成を示す。
静電熱記録層1は常温で帯電保持機能を有し、サーマル
ヘッドで熱信号を与えられたところは、弱帯電ないし非
帯電性となる材料である。
具体的に説明すると体積固有抵抗がIQ+2Ω口以上の
ポリマーフィルムが好適で、100’C〜150℃にお
いて1011Ω(至)以下になることが望ましい。市販
のポリマーフィルムは、はとんど使用可能であるが、コ
ストを考慮すると、ポリエチレン ポリプロピレン、塩
化ビニル、塩化ビニリデン、ポリエステルなどの汎用フ
ィルムが適している。これらのポリマーフィルムに、ア
ルミニウム蒸着又は導電材料を被覆することにより、導
電層2を設けたものである。
第1図a −dは本発明の記録方法の原理を示す説明図
である。
第1図aは帯電工程を示すもので、静電記録層1及び導
電層2からなる記録媒体3に、コロナ帯電装置9によっ
て一帯電させる。この帯電装置はコロナ帯電装置に限ら
ずローラー帯電装置でもブラシ帯電装置でもよい。
第1図すは次の熱書込み工程を示すもので、導電層2の
側からサーマルヘッド4によって画信号を熱として入力
する。このとき、サーマルヘッド4の対向部材であるプ
ラテンローラ5あるいはその他の圧接部材に、帯電電荷
と同極性(この図では−)のバイアス電圧を与えること
によってサーマルヘッド4から入力された静電潜像のS
/N比の減少を防止する。
次に第1図Cに示すように、静電潜像電荷と同極性(−
)のトナー6を用いて反転現像すると熱書き込み部にト
ナー6が付着して潜像が現像される。
第1図dは転写工程で、紙などの被転写媒体7をコロナ
帯電装置8により十帯電させて記録媒体に反転現像され
た像を転写させる。これを熱風、熱板又は熱ローラーで
定着すればよい。
コロナ帯電装置8の代りに転写ローラーを用いてもよい
記録媒体3は残存トナー及び残存電荷をクリニングして
再び使用することができる。
上記第1図すで説明したバイアス電位の大きさは、熱書
込みの記録パターンにより変化させることが好ましい。
例えば、ライン画像ではほぼ書込み前の潜像電位と同じ
電位を印加し、ベタ画像ではほぼ書込み前の潜像電位の
115〜1/10の電位を印加する。これは書き込んだ
信号を1ライン毎にバイアス印加ローラーにフィードバ
ックすることにより行なうことができる。
[実施例] 以下第3図を参照して本発明の実施例及び比較例を説明
する。
厚さ25μ■のポリプロピレンフィルムの裏面にアルミ
ニウムを蒸着して導電層を形成した記録媒体3を、静電
熱記録層側を外側にしたベルト状にした。この記録媒体
3の上記記録層側に帯電用ローラー10を介して一60
0Vの表面電位を与え、ついで導電層側からサーマルヘ
ッド4によって画信号(文字画像)を与える。このとき
サーマルヘッド4の対向面からバイアス印加ローラー1
1によって一600Vを与えた。
こうして形成された静電潜像をリコー製ppC用液体現
像剤で現像後、十に帯電させた転写ローラー14によっ
て、紙13に転写したところ、鮮明でI D 1.4と
高濃度な文字画像が得られた。
現像前のS/N電位は一590V/−50Vrあった。
記録媒体3はクリーニングローラー15によって残存す
るトナーや静電気を除いた後、再び用いることができる
。サーマルヘッド4による熱書き込みを導電層側から行
なっているので記録層が変形せず上記クリーニング作業
が完全に行なわれ、繰り返し記録をしてもいつも良質の
画像が形成できる。
比較例1 上記実施例におけるサーマルヘッドによる信号入力を記
録層側から行なったところ、第1回目はID1.4で鮮
明な画が得られたが、記録層の入力部に凹凸が生じてい
るために転写後のトナーのクリーニングが完全に行なわ
れず、繰り返し記録をすると残像汚れが少し生じた。
比較例2 上記実施例におけるバイアス印加ローラー11にバイア
ス電位を与えない状態で記録をしたところ、ID1.4
で不鮮明な画像が得られただけであった。
現像前でのS/N電位は一150V/−50Vであった
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の方法によれば、サーマル
ヘッドによる信号人力の際に記録層が変形することがな
いので残存トナーのクリーニングが完全に行なわれる。
したがって記録媒体を繰り返し用いても常に良質の画像
が形成できる。
更にバイアス印加ローラーを設けることによって潜像の
S/N電位が維持できるのでIDの低下が防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図aないしdは本発明の原理を示す各工程の説明図
、 第2図は本発明で用いる記録媒体の基本構成を示す断面
の模式図、 第3図は実施例及び比較例の説明図である。 ■・・・静電熱記録層、2・・・導電層、3・・・記録
媒体。 4・・・サーマルヘッド、 5・・・プラテンローラ。 6・・・トナー、 7・・・被転写媒体。 8及び9・・・コロナ帯電装置、1o・・・帯電ローラ
ー11・・・バイアス印加ローラー、12・・・現像ロ
ーラー■3・・・紙、14・・・転写ローラー15・・
・クリーニングローラー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 静電熱記録層と導電層とを有する記録媒体を用いる転写
    型静電熱記録方法において、この記録媒体を均一に帯電
    させた後、サーマルヘッドによって熱信号を与える場合
    に、そのサーマルヘッドの対向部材に記録媒体と同極性
    のバイアス電圧をかけながら熱信号を与えることを特徴
    とする転写型静電熱記録方法。
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