JPH0322870A - 超音波モータ駆動装置 - Google Patents

超音波モータ駆動装置

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JPH0322870A
JPH0322870A JP1152095A JP15209589A JPH0322870A JP H0322870 A JPH0322870 A JP H0322870A JP 1152095 A JP1152095 A JP 1152095A JP 15209589 A JP15209589 A JP 15209589A JP H0322870 A JPH0322870 A JP H0322870A
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voltage
oscillation
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Shigeki Yoshioka
茂樹 吉岡
Takafumi Okamoto
岡本 孝文
Hideyuki Shibuya
渋谷 秀幸
Satoshi Ichikawa
聡 市川
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は超音波モータ駆動装置に関し、特に温度変化等
が生じた場合であっても、適切に超音波モータを保護す
るようにした超音波モータ駆動装置に関するものである
(従来の技術) 近年、超音波振動により駆動力を得る、いわゆる超音波
モータが種々開発され実用化されるに到って゛)る。
この超音波モータは従来のモータに比べ部品数が少なく
簡易な構成であり、低速回転域で安定した高いトルクを
発生し、応答性及び保持トルクが高いなどの種々の利点
を有する。
このような超音波モータを駆動するための従来の駆動装
置としては第11図に示すようなものが知られている。
弾性体である固定子101の表面上には、圧電体として
複数に分極された区分Aと区分Bの電歪素子が接着剤に
より固着されている。これらの区分Aと区分Bとのそれ
ぞれの電歪素子は互いに拉相が90″異なるように配置
されている。また区分Aと区分Bのそれぞれの電東素子
.1二には電栴101.a,101bが設けられている
。この電極101a,101bには互いに位相が90°
異なる周波電圧が与えられる。また、電極101cは、
電歪素子上の振動波の振動状態を検出するためのモニタ
用の電極である。
VCO(′Ys圧制御発振器)105はデュウテイ比5
0%の矩形パルスを出力するための発振器であり、この
出力される矩形パルスの周波数はロウパスフィルタ10
4からの信号電圧若しくはマイクロコンピュータ106
からのデータに応じて制御される。この電圧制御発振器
105からの矩形パルスは増幅器107およびコイル1
10を介して電極101aへ与えられる。また電圧制御
発振器105からの矩形パルスはシフトレジスタ116
によって位相を90°ずらされた後に増幅器108およ
びコイル111を介して他方のffitIV!101b
へ与えられる。
モニタ電極101cからの検出信号はコンパレータ10
2によってパルス信号に変換された後に位相比較器11
2の端子Rへ与えられる。また電極101aに印加され
た周波電圧はコンパレータ117によってパルス信号に
変換される。このパルス信号はシフトレジスタ125に
よって位相を90″遅らせた後にインバータ118を介
して位相比較器112の端子Sへ与えられる。
他相比較器112は端子Rおよび端子Sに人力した双方
の信号の位相差を検出し、検出した位相差に応じた信号
を出力する。この位相比較器112からの信号はマルチ
ブレクサ126およびローパスフィルタ104を介して
電圧制御発振器1o5へ与えられる。電圧制御発振器1
05はこの人力した信号に応じて発振周波数を制御する
ことにより、電極101aと電極101cへ印加される
双方の周波電圧の位相差を90°に制御する。
次に第12図を参照して第11図に示した従来例の動作
を説明する。
ステップ201において電源スイッチがオン操作される
とマイクロコンピュータ106の出力ボートPCOから
Lレベルの信号がマルチプレクサ126へ出力される。
続いてステップ203では電圧制御発振器105の発振
周波数を決定するためのパイナリコードで成るデータが
マイクロコンピュータ106から出力される。すなわち
、マイクロコンピュータ106の出力ポートPAO,P
A1、PA2、PA3からそれぞれLレベルの信号が出
力される。これにより電圧制御発振器105はあらかじ
め設定された可変範囲内の発振周波数のうち最低の発振
周波数で発振動作を行なう。
またマルチプレクサ126はマイクロコンピュータ10
6からのLレベルの信号に基づいて端子126cを選択
し、電圧制御発振器105からの出力パルスをローパス
フィルタ104へ出力する。
従ってマルチプレクサ126を介してローパスフィルタ
104と電圧制御発振器105とで閑回路を形或し、こ
のとき電圧制御発振器105の発振周波数はマイクロコ
ンピュータ106からのデータによって決定される。
次にステップ205では、マイクロコンピュータ106
内にレジスタAを有しており、人力ボートPBOを介し
て入力した駆動検知回路109からの検出信号、すなわ
ち超音波モータが駆動されたかどうかを示す信号を記憶
する。
次にステップ207ではマイクロコンピュータ106内
にレジスタBを有しており、このレジスタBへ定数nを
設定する。
次にステップ209では入ノjボートPBOを介して人
力したデータとレジスタAに記憶されたデータとの内容
が一致しているかどうかを判別しており、双方の内容が
一致している場合、すなわち超音波モータが駆動されて
いない場合にはステップ211へ進みレジスタBの内容
から1を減算する。
続いてステップ213ではレジスタBの内容が0である
かどうかを判別しており、0でない場合には再びステッ
プ209へ進み、人力ボートPBOを介して人力したデ
ータとレジスタAの内容を比較する。このような比較動
作がn回繰返し実行される。
以上に示したステップ209からステップ213までの
一連の動作は超音波モータが駆動されたかどうかを一定
時間の間検出するためのものであり、この一連の動作に
よって超音波モータが駆動されていないことを判別した
ときにはスップ215へ進み、出力ボートPAO、PA
I、PA2、PA3から出力されるパイナリコードで成
るデータの値を1だけ増加させる。
これにより電圧制御発振器105の発振周波数が所定の
値だけ増大する。またステップ215から再びステップ
207へ進み、前述した一連の動作を繰返して実行する
以上の如くマイクロコンピュータ106は駆動検知回路
109からの出力状態が一定時間変化しない場合には所
定時間毎に電圧制御発振器105の発振周波数を増大さ
せ、この電圧制御発振器105からの発振周波数を超音
波モータの共振周波数に近づけていく。
ステップ209においてレジスタAに格納されたデータ
と人力ボートPBOを介して人力した駆動検知回路10
9からの検出信号とが異なる場合、すなわち電圧制御発
振器105の発振周波数が超音波モータの共振周波数に
近づいて超音波モータが駆動した場合にはステップ21
7に進み、出力ボートPCOの出力レベルをHレベルに
設定する。
これにより出力ボートPAO.PAI、PA2、PA3
からの出力データの更新が禁止されると共に、マルチプ
レクサ126は端子126bを選択し、位相比較器11
2からの信号をロウパスフィルタ104へ出力する。従
って、位相比較回路112、マルチブレクサ126、ロ
ウパスフィルタ104および電圧制御発振器105から
構戊されるPLL (フエーズロックループ)による周
波数制御が実行されて電極101aと101bへ印加さ
れる双方の周波電圧の位相差が90″に設定される。
以[一の如く電極101aと101bへ印加される周波
電圧の位相差が90″に設定されると共に、この周波電
圧の駆動周波数が超音波モータのノ(振周波数よりもわ
ずかに高い値に設定されると超音波モータは回転駆動状
態を保持する。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら第11図および第12口に示した従来例は
、電極101aへ印加される周波電圧の位相と、電極1
01Cからの検出電圧との位相が90″異なるように制
御され、また電極101aへ印加される周波電圧の駆動
周波数が超音波モータの共振周波数の近傍の値に設定さ
れており、環境温度の変化等によってはこの設定された
駆動周波数が変動する場合が生じる。また環境温度が7
0℃以上又は超音波モータの表面温度が80℃以」二に
達すると、弾性体と圧電素子を接着する接着剤が軟化し
、圧電素子の振動が弾性体へ伝わりにくくなる。例えば
周波電圧として最大振幅と最小振幅とのあいだの電圧、
すなわち振幅電圧300vを電1t=”m 1 0 1
 a、101bへ印加すると、環境温度70℃以下では
電極101Cから得れらる振幅電圧が100Vである場
合に、環境温度が80℃に達すると電極101Cから得
られる振幅電圧が60Vに低下する。更に環境温度が1
−昇して84℃に達すると電極101cから得られる振
幅電極が20Vに低下する。このように環境温度が上昇
すると電歪素子の電気的インピーダンスが小さくなり、
電歪素子へ過大な電流が流れ込み、この電束素子が焼損
してしまう場合が生じる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、環境温度が
L昇した場合であっても、確実に電市素rの焼損を防止
し得る超音波モータ駆動装置を提供することを目的とす
る。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 」ユ記目的を達戊するための本発明が提供する手段は、
第1図に示すように弾性体と貼り合わされて一体に構成
される圧電体に所定の周波数の電圧を印加して弾性体に
超音波振動を発生せしめる電源供給乎段2と、前記圧電
体の振動状態を検出しこの振動状態に係る検出信号を出
力する検出千段4と、この検出千段4で検出される当該
振動の振幅が予め設定される閥値以下であるときには前
記超音波振動の発生を停止する停止乎段6とを有して構
成した。
(作用) 本発明の超音波モータ駆動装置は、圧電体に電源供給手
段2からの所定の周波数の電圧を印加して該圧電体に超
音波振動を発生せしめ、この圧電体に発生した超音波振
動を当該圧電体と貼り合わされて一体に構戊される弾性
体で増幅して駆動力を得るようにしている。また検出手
段4を有しており、この検出千段4を用いて前記Tf.
?[i体の振動状態を検出し、この検出信号から前記振
動の振幅が予め設定される閥値以下であることが1′!
1別されたときには停止手段6によって前記超音波振動
の発生を停止するようにした。
(実施例) 以下図面を参照して本発明に係る一実施例を詳細に説明
する。
まず、第2図乃至第4図を参照して構戊を説明する。
第4図に示す如く超音波モータ4は回転子であるロータ
10に対して弾性体である固定子1が接触状態に配置さ
れており、弾性体に生じた進行性振動波によってロータ
10を回転させるようにしている。また弾性体である固
定子10表面には圧重体として分極処理された複数の電
歪素子が接着剤により固着されている。これらの複数の
電歪素子は区分Aと区分Bとでなる2群の電歪素子を形
成し、区分Aと区分Bとの電歪素子は位相が900異な
るように配置されいる。
また第3図に示すように区分Aの電歪素子には電極1a
が設けられるとともに、他方の区分Bの亀距素子には電
桶1bが設けられている。これらの電+laと電極1b
には互いに位相が90°異なる駆動周波数の駆動電源周
波電圧が与えられるようになっている。例えば電極1a
に対して正弦波形の周波電圧が与えられるとともに、電
極1hに対しては余弦波形の周波電圧が与えられる。ま
た電極1Cは、前述した電極1a、1bとは絶縁された
電歪素子上に配置され、この電歪素子の振動状態に応じ
た検出信号を出力する。また′rrS極1dは電極1a
、1bおよびICに対する共通の電極である。
次に第2図を参照するにマイクロコンピュ・一タ3はA
/D変換器29と接続されるともに、D7/′A変換器
5と接続されており、A/D変換器2つからの出力デー
タを読み取るとともに、この読み取った値に応じて超音
波モータの駆動周波数を決定し、駆動周波数に関するデ
ータをD/A変換器5へ出力する。従ってマイクロコン
ピュータ3からの出力データに基づいて超音波モータの
駆動周波数が決定されるようになっている。
またマイクロコンピュータ3は超音波モータの起動開始
時においては予め設定された可変範囲内の駆動周波数の
値のうち、駆動周波数がL限の値となるようなデータを
出力する。
D/A変換器5は電圧制御発振器(VCO)7と接続さ
れており、マイクロコンピュータ3から人力したディジ
タル信号のデータをアナログ信号のデータへ変換して電
圧制御発振器7へ出力する。
電圧制御発振器7は人力した信号電圧に応じて発振周波
数を変化させるものであり、この変化し得る発振周波数
の値は超音波モータの最適な駆動周波数を含む所定の範
囲内の値に制限されている。
また電圧制御発振器7は超音波モータの最適な駆動状態
においては、例えば1.28MHzの発振周波数の矩形
パルスを出力するようになっている。
分周器9は電圧制御発振器7と接続されるとともに、増
幅器11およびコイル13を介して電極1aと接続され
ている。分周器9は電圧制御発振器7から出力される矩
形パルスの周波数を1/32に分周して出力する。この
分周器9によって分周されたパルス信号は増幅器11に
よって増幅された後にコイル13を介して電極1aへ印
加される。
シフトレジスタ15のクロック入力端子Vは電圧制御発
振器7と接続されるとともに、データ人力端子Dが分周
器9と接続されている。またシフトレジスタ15の出力
端子QBが増幅器17およびコイル19を介して電極1
bと接続されている。
このシフトレジスタ15はデータ入力端子Dから人力し
たパルス信号、すなわち分周器9によって分周されたパ
ルス信号の位相を90″′だけ遅延させて出力端子Q8
から出力する。このシフトレジスタ15からのパルス信
号は増幅器17によって増怖された後にコイル1つを介
して電極1bへ印加される。従って、電極1aへ印加さ
れる周波電1上の位相とは90″だけ異なる位相の周波
電圧が電極1bへ印加されるようになっている。
モニタ川の電極ICはコンパレータ21を介して位相比
較器23の端子Rと接続されており、電極1cからの検
出信号はコンパレータ21によってパルス信号に変換さ
れた後に位相比較器23へ与えられる。また電極1aは
コンバレータ25を介して位相比較器23の端子Sと接
続されており、電極1aに印加された周波電圧はコンパ
レータ25によってパルス信号に変換された後にf1′
I.相比較器23へ与えられる。
位相比較器23は端子R及び端子Sに人力した双方の信
号の位相差を検出し、検出した位相差に応じた信号を出
力する。
ローパスフィルタ27は位相比較器23と接続され、こ
の位相比較器23から人力した信号を平滑して直流電圧
に変換し、アナログ量で成る電圧信号を出力する。
A/D変換回路2つはローパスフィルタ27と接続され
、ローパスフィルタ27からアナログ量で戊る電圧信号
を入力すると、この電圧信号をディジタル信号に変換す
る。
整流器31は電極1cと接続されるとともに、A/D変
換器33を介してマイクロコンピュータ3と接続されて
いる。整流器31は進行性振動波の大きさを検出するた
めの検出手段である電極ICからの検出信号を整流して
直流電圧に変換する。
A/D変換器33は整流器31からのアナログ量でなる
電圧信号をディジタル信号に変換してマイクロコンピュ
ータ3へ出力する。マイクロコンピュータ3は整流器3
1及びA/D変換回路33を介して人力した電極1cか
らの検出信号を読取って進行性振動波の大きさを判別し
、この値が予め設定した閾値を下回る場合は超音波モー
タ4の表面温度が所定温度以上に上昇したと111断し
て超音波振動の発生を停止させる為、例えば電極la,
1bに対する駆動電源の供給停止を指令する。なお、超
音波振動の発生を停止させる為、駆動周波数を共振点近
くから遠ざけてもよい。
ここで予め設定される閾値について説明すると、通常の
使用温度に於ける電歪素子への入力信号に対する電歪素
子の振幅値を予め測定しておき、この振幅値のうち、温
度変化に対しても、人力信号に対する電歪素子の振幅値
がある一定の値で安定l,、ているときの値を閾値とし
て設定する。
第9図は閉ループ破壊試験での電極1a,lb・゛・・
印加される周波電圧(111I線a)と電極1cから検
出された検出電圧(lilI線b)とを示した特性図で
あり、第9図(A)には超音波モータの駆動直後の特性
図を示し、第9図(B)には駆動を開始してから6分経
過後の超音波モータの表而温度が84.8℃に上昇した
ときの特性図を示し、第9図(C)には駆動を開始して
から11分経過後の特性図を示している。
また、第10図は開ループ破壊試験での電極1a,lb
へ印加される周波電圧(1111線a)と電極ICから
検出された検出電圧([11I線b)とを示した特性図
であり、第10図(A)には駆動を開始してから3分経
過後の特性図を示し、第10図(B)には駆動を開始し
てから13分経過後の超音波モータの表面温度が84.
1℃に−1−昇したときの特性図を示し、第10図(C
)には駆動を開始してから26分経過後の特性図を示し
ている。
第9図及び第10図からもり1らかなように超音波モー
タの表面温度が上昇するに応じて電極1cからの検出電
圧、すなわち弾性体に生じる振動波の振幅Hdが低下す
る。
従って本発明では超音波モータの表而温度が例えば80
℃に1昇したときの電極1cからの検出電圧に基づく振
動波の振幅を測定してこれを閾値HOとして設定してい
る。これにより、振幅Hdが低下して閾値Haを下回っ
た場合には超音波モータの表面温度が所定温度以」二に
上昇したことを判別するようにしている。
次に作用を説明する。
第5図に示すステップS1では図示しない電源スイッチ
がオン操作されるとマイクロコンピュータ3が動作を開
始して1二限値の駆動周波数に関するデータをD/A変
換器5を介して電圧制御発振器7へ出力する。これによ
り第6図(A)に示すように時刻t1において上限値の
駆動周波数でなる周波電圧が電極1aへ印加される。ま
た同時に電極1bには前述した電極1aへ印加される周
波電圧の位相とは906だけ異なる周波電圧が印加され
る。
ここで超音波モータの起動開始時における」二限値の駆
動周波数について第7図を参照して説明する。
第7図は超音波モータヘ印加される周波電圧の周波数を
変化させた場合における超音波モータのインピーダンス
を示したものであり、インピーダンスの値が低くなる第
1の共振周波数foaと、この第1の共振周波数f。a
を有する共振点の次の共振点となる第2の共振周波数f
。bとが認められる。ここに超音波モータを駆動するに
際して最適な駆動周波数f1が第1の共振周波数f。a
よりもわずかに高く且つ反共振点の周波数f3より低い
値、例えば40KHzである場合には、この最適な駆動
周波数f1より高い値で且つ第2の共振周波数f。bよ
りも低い値の駆動周波数f,が起動開始時における」二
限値の駆動周波数として設定される。すなわち、使用す
る共振点の仕様最低温度における共振周波数から、前記
共振点の高周波側の次の共振点の仕様最高温度における
共振周波数までのうち任意の周波数を起動開始時におけ
る−1二限値の駆動周波数として設定する。仕様最高温
度、仕様最低温度とは、例えばこの超音波モータの温度
仕様が−30℃〜1oo℃とすると、100℃を仕様最
高温度とし、−30℃を仕様最低温度とする。
再び第5図を参照するに、ステップs3ではA/D変換
器2つ及びローパスフィルタ27を介して得られる泣相
比較器23からの信号に基づいて電極1aへ印加される
周波電圧と電極1cからの振動状態に係る検出信号との
位相差θdを読み取る。ここで第7図に示すように起動
開始時において、駆動周波数f5の周波電圧が超音波モ
ータへ与えらられたとしても、駆動周波数f,の値が最
適な駆動周波数f1よりも大きくかけ離れており、また
位相差θdも90゜以」二であるので超音波モータは駆
動しない。
続いてステップS5では、ステップs3において読み取
った位相差θdが90’であるか否かを判断しており、
時刻t1においては位相差θdが90°以−Lてあるか
らステップs7を介してステップS9へ進む。ステップ
S9では駆動周波数の値を前述した上限値の駆動周波数
f,より0.  1KHzだけ低い値に設定する。
続いてステップS11では前記ステップs9において設
定した新な駆動周波数に関するデータをD/A変換器5
へ出力する。これにょり電[+i御発振器7は3.2K
Hz (0.1.KHzx32)だけ低い発振周波数の
矩形パルスを出力する。この電圧制御発振器7から出力
される矩形パルスは分周器って分周された後に、増幅器
11およびコイル13を介して?tX+i 1 aへ印
加される。また同様に電圧制御発振器7から出力される
矩形パルスはシフトレジスタ15によってず1′I.相
を90°だけずらした後に増幅器17およびコイル19
を介して他方の電極1bへ印加される。
ステップSllから再びステップS3へ戻り、前述した
動作を繰返して実行し、第6図に示す期間TI3のあい
だ電極1aおよび1bへ印加される周波電圧の駆動周波
数の値を順次0.IKHzずつ下げていく。
以1二の如く電極1aおよび1bへ印加される周波tu
 }−Eの駆動周波数を順次下げていくと第6図(A)
および(B)に示すように、時刻t3において超音波モ
ータ4が駆動を開始する。
超音波モータが駆動を開始する時刻t3から時刻t4ま
での期間においては、拉相差θdが90゜以」二である
から、再びステップS3からステップS11までの処理
を実行し、更に駆動周波数の値を0,IKHzずつ低下
させていく。
このように駆動周波数を周波数f1へ向けて順次下げて
いくことにより、超音波モータはその回転数とトルクが
徐々に増加し、これに応じて拉相差θdも90°に近づ
いていく。
ここで電極1aおよび1bへ印加される周波電圧の駆動
周波数の値が最適な駆動周波数f1を飛び越えて、さら
に低い値に設定された場合には位相差θdが90°以下
の航となってしまう。このように(1′!.相差θdが
90″以下の値になると、ステップS7からステップ8
13へ進み、駆動周波数の値をQ,lKHzだけ増加さ
せる。
これにより電極1aおよび1bへ印加される周波電汗の
駆動周波数の値が第1の共振周波数fOaの近傍であっ
て、nつこの第1のノ(振周波数f0aよりもわずかに
高い値、例えば最適な駆動周波数f,として40KHz
が設定される。
このように電極1aおよび1bへ印加される実際の駆動
周波数の値が最適な駆動周波数r1に設定されると、(
〜”L相差θdが90°であるからステップS5からス
テップS15へ進む。
ステップ8 1. 5では整流器31及びA/D変換器
33を介して得られる電極1Cからの検出信号を読み取
り弾性体に生じる進行性振動波の振幅Hdの大きさを解
読する。
ステップS17では予め設定した閾値HOと前記振幅H
dとを比較しており、振幅Hdが閾値HOを−1二回る
場合には再びステップS3へ戻り、前述した一連の制御
処理を実行して、位相差θdを90゜に保持する。
次に環境温度が上昇した場合の作用を説明する。
第8図は周波電圧の駆動周波数に対する電歪素了のイン
ピーダンスを示した図であり、+Il線a,b,cは超
音波モータの表面温度(圧電体の温度)がそれぞれ30
℃,50℃,80℃のときの特性illI線である。第
8図に示す如く超音波モータの表面温度が]二昇するに
応じてインピーダンスが低下する。また同時に超音波モ
ータ4の回転数も低下する。
ここで、第6図に示す時刻t5において超音波モータの
表面温度が80℃以上にL昇したとすると、電東素子と
弾性体とを接着している接着剤が軟化し、電歪素子から
の振動が弾性体へ伝わりにくくなる。このためステップ
S17において振幅Hdが閾値H.以下に低下すると、
ステップS19・\進み電極1a及び1bに列する駆動
電源の{j(給を停止する。これにより電歪素Tの焼損
を防止することができる。
尚、本実施例はいわゆる進行波方式の超音波モータにつ
いて説明したが、定在波方式の超音波モータにも適用で
ぎるものであり、これにより本廓の要旨を逸脱するもの
でないことはいうまでもないことである。
[発四の効果] 以1−説明してきたように本発明によれば、振動の振幅
を検出し、この検出した値が予め設定した閾11六以下
であるときには、超音波振動の発生を停止するように構
戊したので、圧電体の温度が所定温度以Lに」二昇した
場合であっても確実に汀電体の焼損を防止することがで
き、信頼性の向1二を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はクレーム対応図、第2図は本発川に係る一実施
例のブロック図、第3図は超音波モータの電極構戊を示
した説明図、第4図は超音波モー夕の縦断面図、第5図
は第2図の作用を示したフローチャート、第6図は超音
波モータの駆動時における特性図、第7図は駆動電源の
周波数に対する電歪素子のインピーダンス特性を示した
特性図、第8図は電歪素子のインピーダンス特性を谷温
度毎に示した特性図、第9図は閉ループ破壊試、験での
周波電圧と検出電圧を示したグラフ、第10図は開ルー
プ破壊試験での周波電圧と倹出電Wを示したグラフ、第
11図は従来例のブロック図、第12図は第11図の作
用を示したフローチャーl・である。 2・・・電源供給手段 4・・・検出千段 6・・・停止手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 弾性体と貼り合わされて一体に構成される圧電体に所定
    の周波数の電圧を印加して弾性体に超音波振動を発生せ
    しめる電源供給手段と、 前記圧電体の振動状態を検出しこの振動状態に係る検出
    信号を出力する検出手段と、 この検出手段で検出される当該振動の振幅が予め設定さ
    れる閥値以下であるときには前記超音波振動の発生を停
    止する停止手段と、 を有することを特徴とする超音波モータ駆動装置。
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Cited By (4)

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US6635977B2 (en) 2000-12-28 2003-10-21 Canon Kabushiki Kaisha Control apparatus for vibration wave actuator
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