JPH03228646A - 老化制御即席粉末茶およびその製造法 - Google Patents

老化制御即席粉末茶およびその製造法

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JPH03228646A
JPH03228646A JP2024046A JP2404690A JPH03228646A JP H03228646 A JPH03228646 A JP H03228646A JP 2024046 A JP2024046 A JP 2024046A JP 2404690 A JP2404690 A JP 2404690A JP H03228646 A JPH03228646 A JP H03228646A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、二番茶以降の緑茶葉を利用して、天然抗酸化
物を豊富に含み、香り、呈味に優れた即席粉末茶であり
、加齢とともに増加する過酸化脂質を抑制する食品を目
的とした老化制御即席粉末茶およびその製造法に関する
(従来の技術) 茶菓には、フラボノイドのカテキン類を初めとする抗酸
化物質や有用物質が豊富に含まれ、古来よりお湯で茶成
分を抽出して飲用又は抹茶として飲用され、保健効果は
古くから知られているところである。しかし、お湯で抽
出して飲用している煎茶類は手軽に飲用できる利点はあ
るものの、番茶を利用しているため、二番茶以降の茶菓
に比ベビタミンE1ビタミンCやカテキン類の含量が少
なく、又水溶性物質しか飲用することができない。一方
、抹茶は茶菓を粉末化して飲用することから茶菓を食す
るという理には適っているものの、抹茶に使用する茶菓
は新芽のみを使用し、さらに覆いをして太陽光線を遮断
しているため、ビタミンE1ビタミンC1カチキン含量
が少ない。
一方、即席粉末茶の製造方法としては、可溶性緑茶粉末
100重量部と32メツシユ(500ミクロン)を通過
するように凍結粉砕した緑茶葉粉末5乃至35重量部と
を粉体混合し、更に必要に応じ造粒処理を施すことを特
徴とする即席緑茶の製法(特公昭60’−23816号
)が知られている。また、茶菓を水抽出して得たエキス
、茶菓を蒸溜または溶剤抽出して得たエキス及び茶葉粉
末からなることを特徴とする即席粉末茶(特開昭63−
3755号)等が知られている。
(発明により解決すべき課題) 前記のように、緑茶には数多くの保健成分が含まれてい
ることが知られており、特に新茶より三番茶以降の茶の
方が保健成分が多く含まれている傾向にある。表−1は
脂溶性成分のビタミンEの含有量を各時期の茶菓につい
てみたものである。
表 次に水溶性のビタミンCについては表−2のとおり三番
茶、三番茶に多く含まれている。
表 次に、抗酸化作用の強いカテキン類は、10〜15%く
らい茶菓に含まれており、やはり一番茶より三番茶、三
番茶に多く含まれている。
しかるに、前記従来の即席緑茶又は即席粉末茶は、香り
や味を重視することから、一番茶に重点が置かれ三番茶
以降の茶菓の有効利用があまりされていなかった。又、
茶菓を食する方法である抹茶は格式に重点が置かれ、手
軽に飲用することができなかった。このため茶の持つ保
健成分が、それほど摂取されていなかった。例えば、特
公昭60−23816号の発明、特開昭63−3755
号の発明等は、香りや呈味に重点が置かれ、抽出物によ
る粉末の香り付けに緑茶粉砕品が使用されている。従っ
て、老化制御に有用な抗酸化性については考慮されてい
ない問題点があった。
(課題を解決する為の手段) 本発明は、保健成分を多く含み、かつあまり有効利用さ
れていなかった三番茶以降の緑茶葉を利用することによ
り、抗酸化物が豊富で、手軽に飲用できる即席粉末茶を
得たのである。即ち、三番茶以降の緑茶葉の粉砕品と緑
茶葉の抽出エキスとを組み合わせることにより、抗酸化
物が豊富にあり手軽に飲用できると共に、香りや味も良
い即席粉末茶を得ることができる事に着目し研究を進め
た。その結果、抗酸化成分を多く含む三番茶以降の茶葉
をそのまま飲用するために、三番茶以降の緑茶葉の粉砕
品と水抽出あるいは水抽出とエチルアルコール抽出した
エキスとを組み合わせることにより、抗酸化物が豊富で
、手軽に飲用でき、しかも香り、呈味にも優れた即席抹
茶ができるという知見を得て、本発明を完成した。
本発明の抗酸化物豊富な即席粉末茶は、三番茶以降の緑
茶葉の微粉末と緑茶葉の水抽出物あるいは水とエチルア
ルコール抽出物との混合物である。
三番茶以降の緑茶葉の粉砕方法は、気流式粉砕機や冷凍
粉砕機等で品温50℃以下で100メツシュ通過程度に
粉砕する方法であり、抗酸化物が多く含まれている。
即ち本発明は、三番茶以降の緑茶粉末と緑茶葉を抽出し
得たエキス粉末の混合物からなる天然抗酸化物豊富な老
化制御即席粉末茶である。
また、この発明の製造方法は、緑茶粉末26〜95%と
、緑茶葉抽出エキス5〜74%を混合したことを特徴と
した天然抗酸化物豊富な老化制御即席粉末茶の製造法で
ある。また、緑茶抽出エキスは、水抽出あるいは水抽出
とエチルアルコール抽出で得たエキスとしたものである
一方、水抽出方法は、茶菓に水を入れて徐々に加熱を行
ない濾過を行う方法と、茶菓にお湯を加えた後濾過する
方法かある。この方法により得られた抽出エキスは水に
溶解し、呈味成分が多量に含まれている。アルコール抽
出方法は茶菓にエチルアルコールを加えて濾過すること
により得られ、水に溶解しない指温成分や香り、緑色の
色素(葉緑素)も含んでいる。この抽出方法は第1段階
アルコール抽出を行ない濾過をせず、水やお湯を加えて
抽出を続け、後濾過を行ないエキスを得ても良い。
上記のようにして得られた水抽出エキスや、アルコール
抽出エキスを真空凍結乾燥、減圧乾燥又は噴霧乾燥等の
方法で粉末化できるが、香りや呈味の劣化が少い真空凍
結乾燥が望ましい。この場合、上記エキスを別々に粉末
化しても良いし、あるいはエキスを混合して粉末化して
も良く、更に緑茶粉末品と混合して粉末化しても良い。
粉末化を行なう際、品質に影響のほとんど無い澱粉分解
物、糖アルコール等の賦形剤を添加しても良い。
本発明において、緑茶粉末を26%以下にすると、抗酸
化性が少なくなるおそれがあり、95%以上にすると、
風味を損するおそれがある。また、緑茶葉抽出エキスを
添加することにより、風味の改善と、抗酸化性を増強し
得る利点がある。
(実施例1) 四番粉茶100kg(製茶時に出る粉茶)を気流式粉砕
機にて品温50℃、回転数800 Orpmの条件で粉
砕し、100メツシュ通過粒度の抹茶様粉末97kgを
得た。次に、四番粉茶120kgにお湯600gを加え
40℃、20分間抽出を行なって濾過し、−次エキス4
20 kgと残香240kgを得た。この残香に480
kgのお湯を加え80℃、20分間抽出を行ない濾過を
し、二次エキス440kgを得た。そして−次エキスと
二次エキスを混合し、抽出エキス860 kgを得た。
この抽出エキスにデキストリン100kgを加え、噴霧
乾燥で粉末化し、粉末138kgを得た。この粉末13
8kgと抹茶様粉末97kgを混合して、230kgの
抗酸化物豊富な即席粉末茶が得られた。
(実施例2) 実施例1で得られた抽出エキスに、デキストリン100
kgを加え、60℃に加温して溶解させ、冷却後抹茶様
粉末97kgを加え、真空凍結乾燥を行ない230kg
の抗酸化物豊富な即席粉末茶を得た。
(実施例3) 四番茶50kgに80%エチルアルコール50.11)
を散布して、1時間放置後お湯を400kg加え、60
℃、20分間抽出を行ない濾過をし、338kgの抽出
エキスが得られた。この抽出エキスにデキストリン76
kgを加え、60℃に加温し溶解させ、冷却後抹茶様粉
末82kgを加え真空凍結乾燥を行ない、180kgの
抗酸化物豊富な即席粉末茶を得た。前記実施例2と実施
例3と、従来茶と比較した所、表−3の結果を得た。
表 抗酸化能分析結果 抗酸化能分析方法 試験法は、浸出液を濃縮、乾固した後、試料を50%エ
チルアルコールで抽出したものにHPTLC−α−メチ
ルインドール法によりその抗酸化能を測定した。リルン
酸と溶媒のみの試料より得られた過酸化脂質生成量を1
00とした場合、その50%抑制する試料濃度(g#n
l)を算出し、その値をその物質の抗酸化能とする。
上記の結果より本発明品は、抹茶や四番粉茶より約10
倍の抗酸化性がある。
(発明の効果) 本発明の即席茶は、三番茶以降の緑茶葉を利用し抹茶用
に粉砕し、三番茶以降の緑茶葉抽出物を加えることによ
り、従来の抹茶より抗酸化物が豊富に含まれており、ま
た煎茶のように手軽に飲用することができる効果がある
また、本発明の方法によれば、抗酸化物が豊富に含まれ
る即席茶を多量生産できる効果がある。
また、従来比較的商品価値か低いとされていた三番茶以
降の茶葉を用いて、抗酸化物が豊富に含まれる商品価値
の高い即席茶が得られる効果がある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 二番茶以降の緑茶粉末と緑茶葉を抽出し得たエキス
    粉末の混合物からなる天然抗酸化物豊富な老化制御即席
    粉末茶 2 二番茶以降の緑茶粉末26〜95%と、二番茶以降
    の緑茶葉抽出エキス5〜74%を混合したことを特徴と
    した天然抗酸化物豊富な老化制御即席粉末茶の製造法 3 緑茶抽出エキスは、水抽出あるいは水抽出とエチル
    アルコール抽出で得たエキスとした請求項2記載の天然
    抗酸化物豊富な老化制御即席粉末茶の製造法
JP2024046A 1990-02-02 1990-02-02 老化制御即席粉末茶およびその製造法 Expired - Fee Related JP2860494B2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997007685A1 (de) * 1995-08-22 1997-03-06 Freeze-Dry Foods Gmbh Kapseln, enthaltend gefriergetrocknete, gepulverte grüne teeblätter
JP2002360185A (ja) * 2001-06-11 2002-12-17 Hokkai Can Co Ltd 飼料原体
JP2010246484A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Ito En Ltd 容器詰焙じ茶飲料及びその製法、並びに高カテキン焙じ茶飲料の苦・渋み改善方法
WO2022215744A1 (ja) * 2021-04-08 2022-10-13 ザ コカ・コーラ カンパニー 凍結乾燥された飲料固化物
JP2022161383A (ja) * 2021-04-08 2022-10-21 ザ コカ・コーラ カンパニー 凍結乾燥された緑茶飲料固化物

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