JPH03228538A - カプラおよびこれを用いた静圧軸受装置 - Google Patents
カプラおよびこれを用いた静圧軸受装置Info
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- JPH03228538A JPH03228538A JP2470290A JP2470290A JPH03228538A JP H03228538 A JPH03228538 A JP H03228538A JP 2470290 A JP2470290 A JP 2470290A JP 2470290 A JP2470290 A JP 2470290A JP H03228538 A JPH03228538 A JP H03228538A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野]
本発明は静圧スライダーとボールねじのナツトを連結す
るカプラおよびこれを用いた静圧軸受装置に関するもの
である。
るカプラおよびこれを用いた静圧軸受装置に関するもの
である。
[従来の技術]
半導体露光装置等、高精度の位置決めか必要な装置には
、静圧軸受装置が使用されている。この静圧軸受装置に
おいて、静圧スライダを直線方向に移動させるために、
ボールねじによって駆動されるナットと前記静圧スライ
ダを連結するようになっていた。
、静圧軸受装置が使用されている。この静圧軸受装置に
おいて、静圧スライダを直線方向に移動させるために、
ボールねじによって駆動されるナットと前記静圧スライ
ダを連結するようになっていた。
また、ボールねじを駆動させると、内部のボ゛−ルの転
がりや摺動エラーによりナツトに振動が生じるため、こ
れを減衰させるように、ナットと静圧スライダとの間に
振動吸収作用をもったカプラを備えることが行われてい
た(特開昭58−177244号、59−71812号
、実開昭59−139651号、60−178552号
参照)。
がりや摺動エラーによりナツトに振動が生じるため、こ
れを減衰させるように、ナットと静圧スライダとの間に
振動吸収作用をもったカプラを備えることが行われてい
た(特開昭58−177244号、59−71812号
、実開昭59−139651号、60−178552号
参照)。
たとえば、第4図に示すカプラには、ボールねじのナッ
トに結合される駆動側固定部材40と、連結部材41と
、静圧スライダに結合される被駆動側固定部材42から
なり、駆動側固定部材40と連結部材41の間は、二つ
の板バネ43.43で連結され、連結部材41と被駆動
側固定部材42の間は、前記板バネ43と直交する方向
に備えられた二つの板バネ44,44によって連結され
ていた。
トに結合される駆動側固定部材40と、連結部材41と
、静圧スライダに結合される被駆動側固定部材42から
なり、駆動側固定部材40と連結部材41の間は、二つ
の板バネ43.43で連結され、連結部材41と被駆動
側固定部材42の間は、前記板バネ43と直交する方向
に備えられた二つの板バネ44,44によって連結され
ていた。
このカプラKを用いるときは、中央の貫通孔45にボー
ルねじのねじ軸を挿通し、このねじ軸で駆動されるナッ
トをカプラにの駆動側固定部材40と結合し、一方被駆
動体側固定部材42には、静圧スライダを結合するよう
になっていた。このようにすれば、ボールねじのナット
に発生する上下左右方向の振動を二箇所の板バネ43.
43と板バネ44,44て減衰させることができ、静圧
スライダに振動を伝えにくいようになっていた。
ルねじのねじ軸を挿通し、このねじ軸で駆動されるナッ
トをカプラにの駆動側固定部材40と結合し、一方被駆
動体側固定部材42には、静圧スライダを結合するよう
になっていた。このようにすれば、ボールねじのナット
に発生する上下左右方向の振動を二箇所の板バネ43.
43と板バネ44,44て減衰させることができ、静圧
スライダに振動を伝えにくいようになっていた。
[従来技術の課題]
上記のようなボールねじにより駆動する静圧軸受装置に
おいて、ボールねじのナットに発生する振動は、上下左
右方向の振動の他に、上下回転方向の振動(ピッチング
)および左右回転方向の振動(ヨーイング)がある。し
かし、前記第4図にしめすカプラにでは、二枚の板バネ
によって連結しているために、上言己ピッチング、ヨー
イングの減衰性が少なかった。
おいて、ボールねじのナットに発生する振動は、上下左
右方向の振動の他に、上下回転方向の振動(ピッチング
)および左右回転方向の振動(ヨーイング)がある。し
かし、前記第4図にしめすカプラにでは、二枚の板バネ
によって連結しているために、上言己ピッチング、ヨー
イングの減衰性が少なかった。
また、ボールねじによって駆動する関係上、カプラは、
ねじ軸方向およびねじ軸まわりの回転方向には剛性を大
きくし、駆動力を確実に伝えなければならない。しかし
、前記第4図に示すカプラには、板バネで連結しである
ため、ねじ軸まわりの回転方向の剛性が)Jsさく、精
密位置決めには充分なものではなかった。
ねじ軸方向およびねじ軸まわりの回転方向には剛性を大
きくし、駆動力を確実に伝えなければならない。しかし
、前記第4図に示すカプラには、板バネで連結しである
ため、ねじ軸まわりの回転方向の剛性が)Jsさく、精
密位置決めには充分なものではなかった。
[課題を解決するための手段]
上記に鑑みて本発明は、駆動体に結合する駆動側固定部
材および被駆動体に結合する被駆動側固定部材と、これ
らを連結する連結部材との間を、それぞれ軸が互いに直
交するように配置された円柱状の係合部材と、この係合
部材を摺動自在に保持する円形孔によって連結してカプ
ラを構成したものである。
材および被駆動体に結合する被駆動側固定部材と、これ
らを連結する連結部材との間を、それぞれ軸が互いに直
交するように配置された円柱状の係合部材と、この係合
部材を摺動自在に保持する円形孔によって連結してカプ
ラを構成したものである。
[実施例コ
以下、本発明の実施例を図によって説明する。
第1図に組立斜視図、第2図に分解斜視図を示すように
、本発明のカプラ1は、駆動側固定部材10と′f&l
動側固足側固定部材30びこれらを連結する連結部材2
0からなっている。
、本発明のカプラ1は、駆動側固定部材10と′f&l
動側固足側固定部材30びこれらを連結する連結部材2
0からなっている。
連結部材20はセラミックスからなる角柱状体であり、
中央部にボールねじのねじ軸を挿通するための貫通孔2
1を有し、一方の対向する側面には駆動側固定部材10
側へ一部が開いた円形孔22.22を形成し、他方の対
向する側面には被駆動側固定部材30側へ一部が開いた
円形孔23.23を形成しである。また、これらの円形
孔22.23へ静圧流体を導入する導入孔24を備えて
いる。
中央部にボールねじのねじ軸を挿通するための貫通孔2
1を有し、一方の対向する側面には駆動側固定部材10
側へ一部が開いた円形孔22.22を形成し、他方の対
向する側面には被駆動側固定部材30側へ一部が開いた
円形孔23.23を形成しである。また、これらの円形
孔22.23へ静圧流体を導入する導入孔24を備えて
いる。
一方、駆動側固定部材10はステンレス等の金属からな
る板状体であり、セラミックスからなる円柱状の係合部
材11,11を前記連結部材20の円形孔22.22に
はめ合わせておいて、駆動側固定部材10と係合部材1
1.11をボルト12.12で結合させている。また、
この駆動側固定部材10には駆動体と結合するためのね
し孔13を備え、中央部にはボールねじのねじ軸を挿通
するための貫通孔14を有し7ている。
る板状体であり、セラミックスからなる円柱状の係合部
材11,11を前記連結部材20の円形孔22.22に
はめ合わせておいて、駆動側固定部材10と係合部材1
1.11をボルト12.12で結合させている。また、
この駆動側固定部材10には駆動体と結合するためのね
し孔13を備え、中央部にはボールねじのねじ軸を挿通
するための貫通孔14を有し7ている。
同様に、被駆動側固定部材30はステンレス等の金属か
らなる板状体であり、セラミックスからなる円柱状の係
合部材31.31を前記連結部材20の円形孔23.2
3にはめ合わせておいて、被駆動側固定部材30と係合
部材31,31をボルト32.32で結合させている。
らなる板状体であり、セラミックスからなる円柱状の係
合部材31.31を前記連結部材20の円形孔23.2
3にはめ合わせておいて、被駆動側固定部材30と係合
部材31,31をボルト32.32で結合させている。
また、この被駆動側固定部材30には被駆動体と結合す
るためのねし孔33を備え、中央部にはボールねじのね
じ軸を挿通するための貫通孔34を有している。
るためのねし孔33を備え、中央部にはボールねじのね
じ軸を挿通するための貫通孔34を有している。
上記係合部材11.31はそれぞれ円形孔22.23に
完全に合致する円柱状をしており、両者の摺接面は鏡面
として、3〜5μmの隙間を形成しである。
完全に合致する円柱状をしており、両者の摺接面は鏡面
として、3〜5μmの隙間を形成しである。
したがって、係合部材11.31は円形孔22.23内
面と摺動可能である。
面と摺動可能である。
そのため、第1図において駆動側固定部材]Oは、連結
部材20に対して、Y軸方向に摺動可能であり、同時に
Y軸を回転軸とした上下回転方向にも微lJ\に回転可
能である。一方、被駆動側固定部材30は、連結部材2
0に対して、Z軸方向に摺動可能であり、同時に2軸を
回転軸とした左右回転方向にも微小に回転可能となって
いる。
部材20に対して、Y軸方向に摺動可能であり、同時に
Y軸を回転軸とした上下回転方向にも微lJ\に回転可
能である。一方、被駆動側固定部材30は、連結部材2
0に対して、Z軸方向に摺動可能であり、同時に2軸を
回転軸とした左右回転方向にも微小に回転可能となって
いる。
したがって、このカプラ1を用いると、駆動体側の上下
左右方向の振動だけでなく、上下回転方向の振動(ピッ
チング)、左右回転方向の振動(ヨーイング)を吸取し
て、こ九らの振動を減衰させることができる、 また、このカプラ1は、ボールねじのねじ軸が配設され
るX軸方向およびX軸のまわりの回転方向には剛性が極
めて高いことから、静圧軸受などの精密位置決めには最
適である。
左右方向の振動だけでなく、上下回転方向の振動(ピッ
チング)、左右回転方向の振動(ヨーイング)を吸取し
て、こ九らの振動を減衰させることができる、 また、このカプラ1は、ボールねじのねじ軸が配設され
るX軸方向およびX軸のまわりの回転方向には剛性が極
めて高いことから、静圧軸受などの精密位置決めには最
適である。
さらに、本発明のカプラ1において、連結部材20の円
形孔22,23と、係合部材11.31間の微小な隙間
に、導入孔24より、空気、油などの流体を導入して静
圧流体により支持すれば、より特性を高めることができ
る。
形孔22,23と、係合部材11.31間の微小な隙間
に、導入孔24より、空気、油などの流体を導入して静
圧流体により支持すれば、より特性を高めることができ
る。
次に、このカプラ1を用いた静圧軸受装置を説明する。
第3図に示すように、モータ4によって駆動されるねじ
軸3に係合したナット2に、カプラlの駆動側固定部材
10を結合し、カプラ1の被駆動側固定部材30には、
スライドパー6上で直線方向に移動可能に保持された静
圧スライダ5を結合している。今、モータ4によりねじ
軸3を回転させると、ナット2はねじ軸3上を直線方向
に移動し、カプラ1で連結された静圧スライダ5を移動
させることができる。このとき、ナット2にはさまざま
な振動が発生するが、前記したように、カプラ1によっ
てねじ軸3に垂直な上下左右方向の振動およびピッチン
グ、ヨーイングを減衰させることができ、静圧スライダ
5にこれらの振動を伝えにくくすることができる。
軸3に係合したナット2に、カプラlの駆動側固定部材
10を結合し、カプラ1の被駆動側固定部材30には、
スライドパー6上で直線方向に移動可能に保持された静
圧スライダ5を結合している。今、モータ4によりねじ
軸3を回転させると、ナット2はねじ軸3上を直線方向
に移動し、カプラ1で連結された静圧スライダ5を移動
させることができる。このとき、ナット2にはさまざま
な振動が発生するが、前記したように、カプラ1によっ
てねじ軸3に垂直な上下左右方向の振動およびピッチン
グ、ヨーイングを減衰させることができ、静圧スライダ
5にこれらの振動を伝えにくくすることができる。
また、このカプラ1は、ねじ軸3方向およびねじ軸3ま
わりの回転方向には剛性が高いことから、ねじ軸3の回
転によるナツト2の移動を確実に静圧スライダ5に伝え
ることができ、位置決め精度を高くできる。
わりの回転方向には剛性が高いことから、ねじ軸3の回
転によるナツト2の移動を確実に静圧スライダ5に伝え
ることができ、位置決め精度を高くできる。
さらに、前記したように、カプラ1の円形孔22.23
と係合部材11,31間の微小な隙間に導入孔24より
流体を導入して静圧流体で支持することによって、より
高性能とできる。
と係合部材11,31間の微小な隙間に導入孔24より
流体を導入して静圧流体で支持することによって、より
高性能とできる。
なお、上記実施例では、カプラ1を構成する駆動側固定
部材10と係合部材11、および被駆動側固定部材30
と係合部材31をそれぞれボルト12.32で結合した
ものを示したが、あらかじめ一体的に形成することも可
能である。
部材10と係合部材11、および被駆動側固定部材30
と係合部材31をそれぞれボルト12.32で結合した
ものを示したが、あらかじめ一体的に形成することも可
能である。
また、上記実施例では、連結部材20に円形孔22.2
3を形成し、駆動側固定部材10および被駆動側固定部
材30に係合部材11,31を具備したが、逆に連結部
材20に円柱状の係合部材を具備し、駆動側固定部材1
0および被駆動側固定部材30に円形孔を形成して、両
者を結合することもできる。
3を形成し、駆動側固定部材10および被駆動側固定部
材30に係合部材11,31を具備したが、逆に連結部
材20に円柱状の係合部材を具備し、駆動側固定部材1
0および被駆動側固定部材30に円形孔を形成して、両
者を結合することもできる。
次に、第1図、第2図に示す本発明のカプラ1および比
較例として第4図に示すカプラKを用意し、その特性を
調べる実験を行った。本発明のカプラ1は、連結部材2
0および係合部材11,31を共にA1203含有量9
9%以上のアルミナセラミックスにより形成し、他の部
材はステンレス(SUS304)により形成して、全体
の大きさを縦50III11、横50CI!l]、長さ
60mmとした。また、本発明のカプラ↓は、摺動部に
静圧流体を導入しないもの(A)、静圧流体として5
kg/am”の空気を導入したもの(B)、静圧流体と
して20kg/cm2のスピンドル油を導入したもの(
C)の3種類を用意した。
較例として第4図に示すカプラKを用意し、その特性を
調べる実験を行った。本発明のカプラ1は、連結部材2
0および係合部材11,31を共にA1203含有量9
9%以上のアルミナセラミックスにより形成し、他の部
材はステンレス(SUS304)により形成して、全体
の大きさを縦50III11、横50CI!l]、長さ
60mmとした。また、本発明のカプラ↓は、摺動部に
静圧流体を導入しないもの(A)、静圧流体として5
kg/am”の空気を導入したもの(B)、静圧流体と
して20kg/cm2のスピンドル油を導入したもの(
C)の3種類を用意した。
さらに、比較例のカプラには、全体をステンレス(SU
S304)で形成し、厚さ3nnの板バネ43.44を
溶接して一体構造とし、全体の大きさを縦5on、横5
0mm、長さ60mmとした。
S304)で形成し、厚さ3nnの板バネ43.44を
溶接して一体構造とし、全体の大きさを縦5on、横5
0mm、長さ60mmとした。
これらのカプラに対し、第1図に示すZ軸方向に相当す
る上下方向の剛性、Y軸方向に相当する左右方向への剛
性、およびY軸まわりの回転方向に相当するピッチング
剛性、Z軸まわりの回転方向に相当するヨーイング剛性
を測定した。さらに、X軸方向の軸方向剛性およびX軸
まわりの回転方向剛性も測定した。結果は第1表の通り
である。
る上下方向の剛性、Y軸方向に相当する左右方向への剛
性、およびY軸まわりの回転方向に相当するピッチング
剛性、Z軸まわりの回転方向に相当するヨーイング剛性
を測定した。さらに、X軸方向の軸方向剛性およびX軸
まわりの回転方向剛性も測定した。結果は第1表の通り
である。
なお、ここで剛性とは、ある方向に力を加えて変位させ
たときの、力の大きさと変位量の比率であり、値が大き
いほど剛性が大きいことをあられしている。
たときの、力の大きさと変位量の比率であり、値が大き
いほど剛性が大きいことをあられしている。
(以下余白)
第1表
前記したように、カプラにおいて、上下左右方向および
ピッチング、ヨーインタ方向には剛性が小さいほど振動
吸収作用が優れ、一方軸方向および回転方向の剛性は大
きいほど位置決め精度を高められる。この点に関して、
比較例では板バネを用いていることから、ピッチング、
ヨーイング方向の剛性がやや大きく、逆に回転方向の剛
性は小さかった。
ピッチング、ヨーインタ方向には剛性が小さいほど振動
吸収作用が優れ、一方軸方向および回転方向の剛性は大
きいほど位置決め精度を高められる。この点に関して、
比較例では板バネを用いていることから、ピッチング、
ヨーイング方向の剛性がやや大きく、逆に回転方向の剛
性は小さかった。
これに対し、本発明のカプラは、上下左右方向およびピ
ッチング、ヨーイング方向の剛性はほとんどOであり、
軸方向および回転方向の剛性はきわめて大きいことから
優れた特性であることがわかる。
ッチング、ヨーイング方向の剛性はほとんどOであり、
軸方向および回転方向の剛性はきわめて大きいことから
優れた特性であることがわかる。
また、本発明のカプラにおいて、摺動部に空気、油など
を導入して静圧流体により支持することによって、バン
クラッシュをほとんどOとし、さらに優れた特性とでき
る。
を導入して静圧流体により支持することによって、バン
クラッシュをほとんどOとし、さらに優れた特性とでき
る。
さらに、本発明および比較例のカプラを用いた静圧軸受
装置について、その性能を比較してみた。
装置について、その性能を比較してみた。
静圧軸受を構成する静圧スライダ5とスライドバー 6
はいずれもA]、20つ含有量99%以上のアルミナセ
ラミックスにより形成し、その真直性能は、100關の
ストロークにてエラー成分0.1μ口以下としたものを
用いた。
はいずれもA]、20つ含有量99%以上のアルミナセ
ラミックスにより形成し、その真直性能は、100關の
ストロークにてエラー成分0.1μ口以下としたものを
用いた。
この静圧軸受と平行にボールねじのねし軸3を配置し、
該ねじ軸3によって駆動されるナツト2と静圧スライダ
5をさまざまな方法により連結して、それぞれ静圧スラ
イダ5を移動させたときの真直度を測定した。
該ねじ軸3によって駆動されるナツト2と静圧スライダ
5をさまざまな方法により連結して、それぞれ静圧スラ
イダ5を移動させたときの真直度を測定した。
まず、比較例として、ナット2と静圧スライダ5を直結
した場合の真直度は第5図に示す通りである。この場合
は、ナット2の振動が直接静圧スライダ5に伝わるため
、1μ口近くの振動が生じていた。次に、ナツト2と静
圧スライダ5間を第4図に示す比較例のカプラにて連結
した場合の真直度は第6図に示す通りである。この場合
は、やや振動が小さくなるものの、また充分なものでは
なかった。
した場合の真直度は第5図に示す通りである。この場合
は、ナット2の振動が直接静圧スライダ5に伝わるため
、1μ口近くの振動が生じていた。次に、ナツト2と静
圧スライダ5間を第4図に示す比較例のカプラにて連結
した場合の真直度は第6図に示す通りである。この場合
は、やや振動が小さくなるものの、また充分なものでは
なかった。
こ九らに対し、ナット2と静圧スライダ5を本発明のカ
プラ1で連結した場合の真直度は、第7図に示すように
、はとんど振動をなくすことができた。
プラ1で連結した場合の真直度は、第7図に示すように
、はとんど振動をなくすことができた。
[発明の効果]
綴止のように本発明によれば、駆動体に結合する駆動側
固定部材および被駆動体に結合する被駆動側固定部材と
、これらを連結する連結部材との間を、それぞれ軸が互
いに直交するように配置された円柱状の係合部材と、こ
の係合部材を摺動自在に保持する円形孔により連結して
カプラを構成したことによって、駆動体に発生する上下
左右方向やピッチング、ヨーイング方向の振動を減衰し
、被駆動体にこ九らの振動を伝えにくくすることができ
る。そのため、本発明のカプラを用いて静圧軸受装置を
構成すれば、静圧スライダに振動を伝えにくく、かつ位
置決め精度を高くできるなどの優れた効果を奏すること
ができる。
固定部材および被駆動体に結合する被駆動側固定部材と
、これらを連結する連結部材との間を、それぞれ軸が互
いに直交するように配置された円柱状の係合部材と、こ
の係合部材を摺動自在に保持する円形孔により連結して
カプラを構成したことによって、駆動体に発生する上下
左右方向やピッチング、ヨーイング方向の振動を減衰し
、被駆動体にこ九らの振動を伝えにくくすることができ
る。そのため、本発明のカプラを用いて静圧軸受装置を
構成すれば、静圧スライダに振動を伝えにくく、かつ位
置決め精度を高くできるなどの優れた効果を奏すること
ができる。
第1図は本発明実施例に係るカプラを示す斜視図、第2
図は同じく分解斜視図である。 第3図は本発明のカプラを用いた静圧軸受装置を示す平
面図である。 第4図は従来のカプラを示す斜視図である。 第5図、第6図は比較例のカプラによる静圧軸受装置の
真直度を示すグラフ、第7図は本発明のカプラな用いた
静圧軸受装置の真直度を示すグラフである。 カプラ ねじ軸 静圧スライダ 駆動側固定部材 連結部材 被駆動側固定部材 2:ナット 4:モータ 6:スライドパー 11:係合部材 22.23 :円形孔 31:係合部材
図は同じく分解斜視図である。 第3図は本発明のカプラを用いた静圧軸受装置を示す平
面図である。 第4図は従来のカプラを示す斜視図である。 第5図、第6図は比較例のカプラによる静圧軸受装置の
真直度を示すグラフ、第7図は本発明のカプラな用いた
静圧軸受装置の真直度を示すグラフである。 カプラ ねじ軸 静圧スライダ 駆動側固定部材 連結部材 被駆動側固定部材 2:ナット 4:モータ 6:スライドパー 11:係合部材 22.23 :円形孔 31:係合部材
Claims (2)
- (1)駆動体に結合する駆動側固定部材および被駆動体
に結合する被駆動側固定部材と、これらを連結する連結
部材との間を、それぞれ軸が互いに直交するように配置
された円柱状の係合部材と、この係合部材を摺動自在に
保持する円形孔によつて連結したことを特徴とするカプ
ラ。 - (2)静圧流体によつてスライドバー上に支持される静
圧スライダと、前記スライドバーと平行に配置したボー
ルねじによって能動されるナットを、前記請求項第1項
記載のカプラで連結したことを特徴とする静圧軸受装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2470290A JPH03228538A (ja) | 1990-02-02 | 1990-02-02 | カプラおよびこれを用いた静圧軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2470290A JPH03228538A (ja) | 1990-02-02 | 1990-02-02 | カプラおよびこれを用いた静圧軸受装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03228538A true JPH03228538A (ja) | 1991-10-09 |
Family
ID=12145512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2470290A Pending JPH03228538A (ja) | 1990-02-02 | 1990-02-02 | カプラおよびこれを用いた静圧軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03228538A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010185531A (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-26 | Hioki Ee Corp | 送りねじ用螺合直動体 |
CN102472376A (zh) * | 2009-09-28 | 2012-05-23 | 日立建机株式会社 | 直线运动执行元件 |
US20190226563A1 (en) * | 2016-09-30 | 2019-07-25 | Nidec Sankyo Corporation | Rectilinear drive device |
-
1990
- 1990-02-02 JP JP2470290A patent/JPH03228538A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010185531A (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-26 | Hioki Ee Corp | 送りねじ用螺合直動体 |
CN102472376A (zh) * | 2009-09-28 | 2012-05-23 | 日立建机株式会社 | 直线运动执行元件 |
US20190226563A1 (en) * | 2016-09-30 | 2019-07-25 | Nidec Sankyo Corporation | Rectilinear drive device |
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