JPH03228509A - 工作機械 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 この発明は穿孔機等の工作機械に関するものである。

［従来の技術及び発明が解決しようとする課題］例えば
、穿孔機を使用して鋼材に穿孔を施すとともに、その鋼
材に識別のためのマーキングを施すことが一般に行われ
ている。

しかしながら、従来は、このマーキングを手作業で行っ
たり、工作機械とは別の場所の別の機械で行ったりして
いた。

専用のマーキング機械でマーキングを行う場合には、当
然そのマーキング機械が必要となるばかりでなく、加工
とマーキングとの連続作業を行い得ないとともに、その
機械の操作を行う作業員も必要なる。しかも、被加工物
に加工を行う工作機械が大きな被加工物に対応できる大
型のものであれば、マーキング機械も大きな被加工物に
対応できるように大型化する必要があり、大きな占有ス
ベースを要することになる。

加えて、従来のマーキング機械は例えば特開昭５０−１
５９０００号公報に示されるように、鋼製けがき針を用
いてマーキングを施すものである。

このため、けがき針が摩耗や折損するごとに、それを交
換したり、研磨したりするという作業を余儀なくされる
とともに、被加工物に不要なきすかついて錆の原因にな
ったりする。

又、けかき作業を高速で連続して行うと、けかき針が熱
変質してしまうため、高速で連続して作業を能率良く行
うことは不可能である。さらには、けがき針か被加工物
の表面を所定の圧力でけがくために、被加工物が軽量で
ある場合にはそれを固定しなければならず、けがき作業
の間に固定作業が必要になって、作業能率が落ちること
になる。

加えて、被加工物に断差がある場合や、同一ワークテー
ブル上に複数の被加工物を支持して、それらの被加工物
に順次マーキングを施す場合には、段差部やエツジ部に
対するけかきが針折れのために不可能なので、段差部や
エツジ部にけかき針が差しかかるごとにけがき作業を中
止する必要があり、けがき範囲の制約、作業能率の低下
を招くものであった。

この発明の目的は、このような問題を解消できる工作機
械を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 以上の目的を達成するために、この発明においては被加
工物に対して所要のマークを塗布するようにしたマーキ
ング装置を設けた。

又、この発明においては、同一方向に延びる一対のレー
ルと、その両レール間に架設されレールに沿って移動可
能なフレームと、そのフレームに前記レールの長手方向
に沿って移動可能に支持された工具支持体とを備え、そ
の工具支持体に前記工具を上下動可能に支持し、前記両
レール間には被加工物設置部を設け、前記マーキング装
置を前記工具支持体上に設けた。

［作用］ 従って、この発明においては、ドリル穿孔等の切削加工
とともにマーキングを同一場所で連続して行うことかで
きる。

［実繕例］ 以下、この発明を具体化した一実施例を図面に基づいて
説明する。

床面等の定置面１には同一方向くＸ軸方向）に延びるレ
ールベース２が定置固定され、その上面には同方向に延
びるレール３が固定されている。

門型のフレーム４はその両端下部において前記レール３
上にＸ軸方向に沿って摺動可能に載置支持されており、
ラック５に噛合うピニオン６が図示しないモータの駆動
力により回転されることにより、このフレーム４がＸ軸
方向に往復移動される。

フレーム４上には前記Ｘ軸方向と直交するＹ軸方向に延
びる送りねじ７が支持され、モータ８により往復回転さ
れる。フレーム４上には前記送りねじ７の回転によりＹ
軸方向に・沿って往復移動される工具支持体としての支
持台９が支持されており、その支持台９にはモータ１０
と、工具としてのドリル１１を把持可能なチャック１２
とよりなるドリルユニット１３が上下動可能に取付けら
れている。このドリルユニット１３はモータ１０により
上下動される。

前記レールベース２間において、前記定置面１上にはワ
ークテーブル１４が設置され、その上面に被加工物１５
が載置される。

そして、フレーム４がレール３上をＸ軸方向に摺動する
とともに、支持台９がＹ軸方向に移動されて、ドリル１
１が所定の穿孔位置まで移動され、その位置でドリル１
１が回転しながら下降して被加工物１５に対する穿孔か
行われる。

前記支持台９上にはマーキング装置１６が固設されてい
る。このマーキング装置１６は塗料をストックするタン
ク部１７と、そのタンク部１７からの塗料を下方へ向か
って噴出するノズル１８とを有している。

第２図はこの実繕例の工作機械の電気的構成を示す、メ
モリ１つはこの工作機械の動作プログラムを内蔵すると
ともに、被加工物の傾きデータ等を記憶する。ＣＰＵ、
＜中央処理装置）２０は前記メモリ１９内のプログラム
に従い、この工作機械の動作を制御する。ソレノイド２
１は前記タンク部１７内に対する圧縮エアの管路（図示
しない）を開閉するようにしたバルブ（図示しない）を
駆動するもので、バルブの開放によりタンク部１７内に
圧縮エアが供給されて、その圧力により塗料が前記ノズ
ル１８から噴出される。キーボード２２は作業のための
操作位置に設けられ、この工作機械を操作するためのも
のである。カメラ２４はワークテーブル１４上の画像デ
ータを取込むためのもので、テレビ２３は画像データを
視覚認識するためのものである。

次に、この実施例の作用を第３図のフローチャートに従
って説明する。

さて、被加工物１５がワークテーブル１４上に載置され
た状態でプログラムがスタートすると、ステップＳ１で
第一基準位置設定のためのルーチンかスタートし、ステ
ップＳ２で第一基準位置の取得が待たれる。すなわち、
テレビ２３の画面上に十字マークが設定させているため
、キーボード２２の操作によりカメラ２４をＸ軸方向、
Ｙ軸方向に移動させて前記十字マークの中心と被加工物
１５のひとつのコーナとを一致させ、この状態で設定ス
イッチ（図示しない）等を操作すると、ステップＳ２か
ら抜は出る。そして、ステップＳ３ではワークテーブル
１４上における前記コーナの位置が第一基準位置として
設定記憶される。

次にステップＳ４において第二基準位置設定のためのル
ーチンがスタートし、ステップＳ５．Ｓ６において前記
ステップ３２．３３と同様な判別及び処理がなされて、
前記とは別のコーナの位置が第二基準位置として設定記
憶される。

そして、ステップＳ７において、前記第一、第二基準位
置のデータをもとに、被加工ｅＪ１５の姿勢、位置が判
別されるとともに、同被加工物１５上における穿孔位置
及びマーキング位置が設定される。

引続きステップＳ８においてマーキング装置１６があら
かじめ設定されたマーキング位置まで移動されて、あら
かじめ設定された所要量だけ下降した後にソレノイド２
１の切替によりタンク部１７内に圧縮エアが供給され、
そして、この供給に伴い、被加工物１５の所定位置に識
別のためのマーキング施される。

次に、前記第一、第二基準位置のデータ、すなわち２つ
のコーナの位置に基づく被加工物１５の位置及び姿勢の
データをもとに設定された穿孔位置にドリルユニット１
３がそれぞれ移動してその位置においてそのドリルユニ
ット１３が下降し、所定の穿孔位置に対する穿孔が行わ
れる。

穿孔が終了すると、ステップＳ１０においてドリルユニ
ット１３が上昇復帰するとともに、支持台９があらかじ
め定められたホームポジションへ復帰し、−枚の被加工
物１５に対する一連の動作が終了する。

以上のように、この工作機械においては、同一の装！で
、つまり同一の場所で連続して被加工物１５に対する加
工と、マーキングとを行うことができる。このため、専
用のマーキング機械が不安で、余分な人員やスペースの
省略が可能となる。

又、この工作機械においては塗布によりマーキングを行
うものであるため、けがき針の摩耗にともなう研磨作業
等が不要となり、メンテナンス性が向上するとともに、
被加工物にきすがつかず、錆のおそれはない、同様に、
塗布によりマーキングを行うものであるため、マーキン
グによる前述した熱変質のおそれがなく、高速、連続マ
ーキングが不能になったりすることはなく、作業効率の
向上を図り得るとともに、被加工物上のマーキング範囲
の制約を取除くことができる。さらに、塗料として各色
のものを用意すれば、色分は識別が可能になり、マーキ
ング認識性の向上を図ることができる。

なお、この実施例においては、穿孔に先だってマーキン
グが行われるため、穿孔時に発生する切屑でマーキング
に支障ができることはない。

なお、この発明は前記実施例に限定されるものではなく
以下のような態様で具体化してもよい。

（１）マーキング装置として別のタイプのマーキング装
置、例えば被加工物１５にインクを塗布するととらに、
加熱を施してそのインクを焼付ける装置を使用すること
。

（２）穿孔機以外の工作機械、例えば回転刃を有する切
断装置等の他の金属加工機械や木工機械においてこの発
明を具体化すること。

（３）被加工物１５上に付した２箇所以上のマークを画
倣認識し、それを基準にして被加工物の姿勢、加工位置
等を認ムするように構成すること。

：発明の効果］ 以上実施１！Ｉｊにおいて例示したように、この発明の
工作機械においてはマーキング装置を有しているため、
専用のマーキングｆｆ１ｆｉか工学で、マーキングを能
率良く行うことができる等の効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を具体化した穿孔機の正面図、第２１
２１はその電気的構成を示すブロンク図、第３図は動作
を示すフローチャート図である。 ３・・・レール、４・・・フレーム、９・・・工具支持
体としての支持台、１１・・・工具としてのドリル、１
４・・・被加工物設置部としてのワークテーブル、・・
被加工物、１６・・・マーキング装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、被加工物（１５）に対して工具（１１）により加工
   を行う工作機械において、 前記被加工物（１５）に対して所要のマークを塗布する
   ようにしたマーキング装置（１６）を設けたことを特徴
   とする工作機械。 ２、同一方向に延びる一対のレール（３）と、その両レ
   ール（３）間に架設され、レール（３）に沿って移動可
   能なフレーム（４）と、そのフレーム（４）に前記レー
   ル（３）の長手方向に沿って移動可能に支持された工具
   支持体（９）とを備え、その工具支持体（９）に前記工
   具（１１）を上下動可能に支持し、前記両レール（３）
   間には被加工物設置部（１４）を設け、前記マーキング
   装置（１６）を前記工具支持体（９）上に設けたことを
   特徴とする請求項１記載の工作機械。 ３、工具（１１）はドリルである請求項１又は２記載の
   工作機械。