JPH0322833B2 - - Google Patents
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- JPH0322833B2 JPH0322833B2 JP15786684A JP15786684A JPH0322833B2 JP H0322833 B2 JPH0322833 B2 JP H0322833B2 JP 15786684 A JP15786684 A JP 15786684A JP 15786684 A JP15786684 A JP 15786684A JP H0322833 B2 JPH0322833 B2 JP H0322833B2
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Landscapes
- Drawing Aids And Blackboards (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は筆記に際して基準となるものとして図
形があつて便利であり、しかも筆記文字の読取に
支障のないホーロー黒板に関するものである。
形があつて便利であり、しかも筆記文字の読取に
支障のないホーロー黒板に関するものである。
(従来の技術)
従来の図形入りホーロー黒板は、ホーロー面に
さらにホーローで図形を描き加熱して焼付けるか
または塗料で図形をホーロー面上に描くかまたは
顔料等の耐火粉末をホーロー層に焼付けて図形を
描いたものであつた。
さらにホーローで図形を描き加熱して焼付けるか
または塗料で図形をホーロー面上に描くかまたは
顔料等の耐火粉末をホーロー層に焼付けて図形を
描いたものであつた。
ところが、このような図形入りホーロー黒板は
耐久性は良好であるが、図形部分が盛り上がつて
いるのでチヨークまたはマーカー等で筆記した場
合にチヨークの先またはマーカーのフエルト片等
がこれに引掛り、筆記手応えに不快感がある。
耐久性は良好であるが、図形部分が盛り上がつて
いるのでチヨークまたはマーカー等で筆記した場
合にチヨークの先またはマーカーのフエルト片等
がこれに引掛り、筆記手応えに不快感がある。
また、従来の有機塗料を塗布した図形入りホー
ロー黒板においても同様であつて、価格は安価に
できるにしても、図形の盛上がりによる筆記具の
引掛りの欠点の他、図形を描いた塗料の密着性の
悪さにもとづく図形の耐久性の低さが特に問題で
あつた。
ロー黒板においても同様であつて、価格は安価に
できるにしても、図形の盛上がりによる筆記具の
引掛りの欠点の他、図形を描いた塗料の密着性の
悪さにもとづく図形の耐久性の低さが特に問題で
あつた。
さらに実開昭51−88338号公報に示されるよう
な顔料等の耐火粉末をホーロー図形黒板の表面部
に図形に従つて埋め込んで焼付け盛上がりの無い
ようにして図形を形成したものは、筆記具合は良
好であるが、図形部分と図形部分でないところと
では表面粗さに差がなく、汚れてくると図形部分
が識別し難くなり図形入りホーロー黒板として役
に立たなくなる欠点があつた。
な顔料等の耐火粉末をホーロー図形黒板の表面部
に図形に従つて埋め込んで焼付け盛上がりの無い
ようにして図形を形成したものは、筆記具合は良
好であるが、図形部分と図形部分でないところと
では表面粗さに差がなく、汚れてくると図形部分
が識別し難くなり図形入りホーロー黒板として役
に立たなくなる欠点があつた。
(発明の解決しようとする問題点)
本発明の図形入りホーロー黒板は、上記のよう
な板面上に図形の盛上がりがなく、従つて筆記具
の引掛りがないために不快感のないもので、しか
も汚れてきても図形を良く識別できその上耐久性
の良いホーロー黒板を得たいというものである。
な板面上に図形の盛上がりがなく、従つて筆記具
の引掛りがないために不快感のないもので、しか
も汚れてきても図形を良く識別できその上耐久性
の良いホーロー黒板を得たいというものである。
(発明の構成)
(問題点を解決するための手段)
本発明の図形入りホーロー黒板は、ホーロー層
の表面の粗さの相違により図形を現わしているこ
とを必須の構成としている。
の表面の粗さの相違により図形を現わしているこ
とを必須の構成としている。
そして上記のホーロー黒板はホーロー層の厚み
がほぼ均一であるものが好ましい。
がほぼ均一であるものが好ましい。
また上記のホーロー黒板またはホーロー層の内
部に図形を現わす第2のホーロー層が内在してい
るものがさらに好ましい。
部に図形を現わす第2のホーロー層が内在してい
るものがさらに好ましい。
本発明の図形入りホーロー黒板を製作する方法
を説明すると、図形を覆つて掛ける釉薬すなわち
上釉用釉薬より溶融度度が30℃以上低い釉薬を厚
さ30μm以下にホーロー用金属素地または下釉ホ
ーロー層に図形を描いて付着形成させ、この図形
として付着させた釉薬を乾燥または焼成して安定
なものとし、その上に上釉を施釉し、乾燥焼成し
て図形入りホーロー黒板を製作する。
を説明すると、図形を覆つて掛ける釉薬すなわち
上釉用釉薬より溶融度度が30℃以上低い釉薬を厚
さ30μm以下にホーロー用金属素地または下釉ホ
ーロー層に図形を描いて付着形成させ、この図形
として付着させた釉薬を乾燥または焼成して安定
なものとし、その上に上釉を施釉し、乾燥焼成し
て図形入りホーロー黒板を製作する。
この場合釉薬で図形を描くには、シルクスクリ
ーン印刷、凸版印刷、グラビア印刷などの方法を
用いることができるが、釉薬の厚みは30μmを超
えてはならない。
ーン印刷、凸版印刷、グラビア印刷などの方法を
用いることができるが、釉薬の厚みは30μmを超
えてはならない。
またこの図形用釉薬はホーローフリツトと顔料
とスクリーンオイルまたは水溶性溶媒とを極微細
に細磨混合したもので、溶融温度が上釉よりも30
℃以上低いものを用いる。
とスクリーンオイルまたは水溶性溶媒とを極微細
に細磨混合したもので、溶融温度が上釉よりも30
℃以上低いものを用いる。
ホーロー用金属素地または下釉ホーロー層上に
描いた図形用釉薬は溶剤または水分を蒸発または
揮発させて乾燥させた後、またはさらに焼成して
ホーロー釉薬をガラス化した後、上釉を施釉し、
乾燥、焼成として製作する。
描いた図形用釉薬は溶剤または水分を蒸発または
揮発させて乾燥させた後、またはさらに焼成して
ホーロー釉薬をガラス化した後、上釉を施釉し、
乾燥、焼成として製作する。
図形部分とその他の部分との表面粗さの差は、
図形用釉薬の溶融温度と上釉の溶融温度との差で
調整する。溶融温度の温度差が100℃あると、表
面粗さが図形用釉薬を塗布した部分の直上を1と
して約1:2と粗になり、溶融温度の温度差が50
℃あると、表面粗さが図形用釉薬を塗布した部分
の直上を3として約3:4と粗になる。
図形用釉薬の溶融温度と上釉の溶融温度との差で
調整する。溶融温度の温度差が100℃あると、表
面粗さが図形用釉薬を塗布した部分の直上を1と
して約1:2と粗になり、溶融温度の温度差が50
℃あると、表面粗さが図形用釉薬を塗布した部分
の直上を3として約3:4と粗になる。
(作用)
本発明の図形入りホーロー黒板は、ホーロー層
の表面の粗さの相違により図形を現わしているか
ら、黒板に近接して位置している筆記者は図形を
明瞭に看ることができ、一方黒板から離れて看る
者は図形が判然とせず、しかも黒板上にチヨーク
またはマーカーで描かれた文字または図形を判然
と看ることができる。
の表面の粗さの相違により図形を現わしているか
ら、黒板に近接して位置している筆記者は図形を
明瞭に看ることができ、一方黒板から離れて看る
者は図形が判然とせず、しかも黒板上にチヨーク
またはマーカーで描かれた文字または図形を判然
と看ることができる。
しかもこの図形用釉薬は上釉よりも溶融温度が
低いから上釉よりも先に溶融し、上釉中に拡散す
るから、印刷図形の部分の盛上りがなく、この部
分はやや艶があり、その他の部分は幾分艶消しの
傾向となるから図形が見易いうえ、チヨーク、マ
ーカー等の引掛りがなく、筆記者にとつて不快感
はなくなる。
低いから上釉よりも先に溶融し、上釉中に拡散す
るから、印刷図形の部分の盛上りがなく、この部
分はやや艶があり、その他の部分は幾分艶消しの
傾向となるから図形が見易いうえ、チヨーク、マ
ーカー等の引掛りがなく、筆記者にとつて不快感
はなくなる。
さらに黒板が汚れた場合でも、図形部分が艶が
あり、図形部分でない部分は幾分艶消しの傾向と
なつているから、汚れによつても図形が浮び出し
汚れが支障となるようなことはないのである。
あり、図形部分でない部分は幾分艶消しの傾向と
なつているから、汚れによつても図形が浮び出し
汚れが支障となるようなことはないのである。
(実施例)
実施例 1
厚さ0.1mmの純アルミ箔を通常のアルカリ脱脂
法で脱脂し、これに線画の図形を描くための図形
用釉薬として、溶融温度が480℃の有鉛フリツト
100重量部に鉄・クロム系の黒顔料5重量部と水
分50重量部を加えボールミルにて湿式粉砕し、50
c.c.のスリツプを目開き44μmの篩を通し篩上に残
るものが0.1g以下になるまで粉砕したものを乾
燥して粉末を作成した。
法で脱脂し、これに線画の図形を描くための図形
用釉薬として、溶融温度が480℃の有鉛フリツト
100重量部に鉄・クロム系の黒顔料5重量部と水
分50重量部を加えボールミルにて湿式粉砕し、50
c.c.のスリツプを目開き44μmの篩を通し篩上に残
るものが0.1g以下になるまで粉砕したものを乾
燥して粉末を作成した。
この図形用釉薬粉末100重量部にスクリーンオ
イル100重量部を加え充分混合し図形印刷用釉薬
を作成した。この図形印刷用釉薬の粘度は50〜5
ポイズ位が適当で、これを脱脂を行なつた純アル
ミ箔上にシルクスクリーン印刷で図形を印刷し、
電気炉を用いて温度500℃で3分間焼成を行なつ
た。
イル100重量部を加え充分混合し図形印刷用釉薬
を作成した。この図形印刷用釉薬の粘度は50〜5
ポイズ位が適当で、これを脱脂を行なつた純アル
ミ箔上にシルクスクリーン印刷で図形を印刷し、
電気炉を用いて温度500℃で3分間焼成を行なつ
た。
このようにして印刷のできたものに、上釉用釉
薬の組成がアルミ用有鉛フリツト100重量部、顔
料50重量部、水ガラス1号10重量部、硼酸1重量
部の割合で調合したものをボールミルで湿式粉砕
して、50c.c.のスリツプを目開き44μmの篩を通し
篩上に残るものが10g以下になる程度までに粉砕
調整したものをスプレー法により厚さ70μmに施
釉し、電気炉で570℃に3分間保持して焼付けた。
薬の組成がアルミ用有鉛フリツト100重量部、顔
料50重量部、水ガラス1号10重量部、硼酸1重量
部の割合で調合したものをボールミルで湿式粉砕
して、50c.c.のスリツプを目開き44μmの篩を通し
篩上に残るものが10g以下になる程度までに粉砕
調整したものをスプレー法により厚さ70μmに施
釉し、電気炉で570℃に3分間保持して焼付けた。
ここにできた図形入りホーロー黒板は、地色は
黒、図形も黒の黒板が得られ、盛上がりもなく、
図形の鮮明度も適度であつた。
黒、図形も黒の黒板が得られ、盛上がりもなく、
図形の鮮明度も適度であつた。
実施例 2
アルスター鋼板(日新製鋼株製:商品名)のア
ルミニユウム付着量(目付け)が単位m2当り80
g、板厚0.4mmのものを常法により脱脂し、これ
に図形用釉薬として溶融温度が450℃の無鉛フリ
ツト100重量部に水分50重量部の割合で加えてボ
ールミルで50c.c.のスリツプを目開き44μmの篩を
通し篩上に残るものが0.5g以下になるまで湿式
粉砕し、乾燥し、粉末を作成した。
ルミニユウム付着量(目付け)が単位m2当り80
g、板厚0.4mmのものを常法により脱脂し、これ
に図形用釉薬として溶融温度が450℃の無鉛フリ
ツト100重量部に水分50重量部の割合で加えてボ
ールミルで50c.c.のスリツプを目開き44μmの篩を
通し篩上に残るものが0.5g以下になるまで湿式
粉砕し、乾燥し、粉末を作成した。
この図形用釉薬の粉末100重量部にスクリーン
オイル100重量部の割合で加え乳鉢で良く混合粉
砕し、粘度を30ポイズに調製したものを作成し、
これを用いて凹版印刷で上記のアルスター鋼板の
上に図形を印刷し、乾燥後電気炉で500℃に3分
間保持して焼付けた。
オイル100重量部の割合で加え乳鉢で良く混合粉
砕し、粘度を30ポイズに調製したものを作成し、
これを用いて凹版印刷で上記のアルスター鋼板の
上に図形を印刷し、乾燥後電気炉で500℃に3分
間保持して焼付けた。
このようにして印刷できたものに、アルミメツ
キ鋼板ホーロー用無鉛フリツト100重量部、チタ
ン系白顔料10重量部、水分60重量部の割合で調合
し、湿式粉砕で、粒度が50c.c.中目開き44μmの篩
上に残るものが0.3g以下になるまで粉砕した上
釉用のホワイトボード釉薬を厚さ80μmにスプレ
ー法で施釉し、乾燥後580℃に3分間保持して焼
成し、図形入りホーロー黒板を作成した。
キ鋼板ホーロー用無鉛フリツト100重量部、チタ
ン系白顔料10重量部、水分60重量部の割合で調合
し、湿式粉砕で、粒度が50c.c.中目開き44μmの篩
上に残るものが0.3g以下になるまで粉砕した上
釉用のホワイトボード釉薬を厚さ80μmにスプレ
ー法で施釉し、乾燥後580℃に3分間保持して焼
成し、図形入りホーロー黒板を作成した。
得られた図形入りホーロー黒板は地色は白で図
形部分がやや透明感があり淡い色合であつた。黒
板前に立つと図形が明瞭に認視できるが、離れて
立つと図形が視認できない程度のものであつた。
形部分がやや透明感があり淡い色合であつた。黒
板前に立つと図形が明瞭に認視できるが、離れて
立つと図形が視認できない程度のものであつた。
実施例 3
厚さ0.4mmのホーロー用鋼板を通常の酸洗、脱
脂をして、これに鋼板用の下釉を厚さ20μmに施
釉し、830℃に3分間保持して焼付たものを用意
し、これに溶融温度が620℃の無鉛フリツト100重
量部、クロム系緑顔料5重量部、水分50重量部の
割合の図形用釉薬を調合し、粒度が50c.c.中に目開
き44μmの篩上に残るものが1g以下になるまで
ボールミルで湿式粉砕し、このようにして得られ
た乾燥粉末100gに対してカルボキシメチルセル
ローズ3g水分100gの割合で調合し、石川式擂
潰機で混合粉砕して図形用釉薬を作成し、前記の
下釉を施したホーロー用鋼板上に図形をシルクス
クリーンを用いて印刷し300℃で3分間乾燥し、
この上へチヨークボードに適したホーロー用フリ
ツト100重量部、顔料30重量部、粘土5重量部、
炭酸カリウム0.5重量部、水分60重量部の割合で
調合した上釉用釉薬を50c.c.のスリツプを目開き
44μmの篩を通し篩上に残るものが3g以下にな
るまで粉砕したものをスプレー法にて厚さを60μ
mとして施釉し、乾燥後電気炉にて780℃に3分
間保持して焼付けた。得られた緑色の黒板は、地
色が淡い発色で、図形部分は濃い緑色を呈し、図
形部分の表面粗さはRmax5μm、図形以外に部分
はRmax10μmの値を示し、光沢差もそれにした
がつて示し、図形は鮮明であつた。
脂をして、これに鋼板用の下釉を厚さ20μmに施
釉し、830℃に3分間保持して焼付たものを用意
し、これに溶融温度が620℃の無鉛フリツト100重
量部、クロム系緑顔料5重量部、水分50重量部の
割合の図形用釉薬を調合し、粒度が50c.c.中に目開
き44μmの篩上に残るものが1g以下になるまで
ボールミルで湿式粉砕し、このようにして得られ
た乾燥粉末100gに対してカルボキシメチルセル
ローズ3g水分100gの割合で調合し、石川式擂
潰機で混合粉砕して図形用釉薬を作成し、前記の
下釉を施したホーロー用鋼板上に図形をシルクス
クリーンを用いて印刷し300℃で3分間乾燥し、
この上へチヨークボードに適したホーロー用フリ
ツト100重量部、顔料30重量部、粘土5重量部、
炭酸カリウム0.5重量部、水分60重量部の割合で
調合した上釉用釉薬を50c.c.のスリツプを目開き
44μmの篩を通し篩上に残るものが3g以下にな
るまで粉砕したものをスプレー法にて厚さを60μ
mとして施釉し、乾燥後電気炉にて780℃に3分
間保持して焼付けた。得られた緑色の黒板は、地
色が淡い発色で、図形部分は濃い緑色を呈し、図
形部分の表面粗さはRmax5μm、図形以外に部分
はRmax10μmの値を示し、光沢差もそれにした
がつて示し、図形は鮮明であつた。
(発明の効果)
本発明の図形入りホーロー黒板は、ホーロー表
面の粗さの相違により図形を現わしていることを
必須の構成としており、実施態様としてホーロー
層の厚みがほぼ均一であるものを好ましいとして
おり、またホーロー層の内部に図形を現わす第2
のホーロー層が内在しているものがさらに好まし
いとしているから、黒板に近接して位置している
筆記者は図形を明瞭に看ることができるという利
点がある一方、黒板から離れて看る者は図形が判
然とせず、しかも黒板上にチヨークまたはマーカ
ーで描かれた文字または図形を判然と看ることが
できるという利点がある。
面の粗さの相違により図形を現わしていることを
必須の構成としており、実施態様としてホーロー
層の厚みがほぼ均一であるものを好ましいとして
おり、またホーロー層の内部に図形を現わす第2
のホーロー層が内在しているものがさらに好まし
いとしているから、黒板に近接して位置している
筆記者は図形を明瞭に看ることができるという利
点がある一方、黒板から離れて看る者は図形が判
然とせず、しかも黒板上にチヨークまたはマーカ
ーで描かれた文字または図形を判然と看ることが
できるという利点がある。
しかもこの図形用釉薬は上釉よりも溶融温度が
低いから上釉よりも先に溶融し、上釉中に拡散す
ることによつて、印刷図形の部分の盛上りがなく
り、このためチヨーク、マーカーが引掛るという
こともなく、そしてこの部分はやや艶があり、そ
の他の部分は幾分艶消しの傾向となるから図形が
見易く、この二点を併せ筆記者にとつて不快感は
なくなるという効果があり、ホーロー全面に金星
砂を散らしたもの、擬花崗岩石目の装飾板、全面
に金砂を埋めたような装飾板ようなものとは全く
異なつた筆記板としてホーロー層内部の溶融状態
の違いを巧く利用したものとして優れた発明であ
り、本発明は産業の発達に寄与するところ大なる
ものがある。
低いから上釉よりも先に溶融し、上釉中に拡散す
ることによつて、印刷図形の部分の盛上りがなく
り、このためチヨーク、マーカーが引掛るという
こともなく、そしてこの部分はやや艶があり、そ
の他の部分は幾分艶消しの傾向となるから図形が
見易く、この二点を併せ筆記者にとつて不快感は
なくなるという効果があり、ホーロー全面に金星
砂を散らしたもの、擬花崗岩石目の装飾板、全面
に金砂を埋めたような装飾板ようなものとは全く
異なつた筆記板としてホーロー層内部の溶融状態
の違いを巧く利用したものとして優れた発明であ
り、本発明は産業の発達に寄与するところ大なる
ものがある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ホーロー層の表面の粗さの相違により図形を
現わしていることを特徴とするホーロー黒板。 2 ホーロー層の厚みがほぼ均一である特許請求
の範囲第1項記載のホーロー黒板。 3 ホーロー層の内部に図形を現わす第2のホー
ロー層が内在している特許請求の範囲第1項また
は第2項記載のホーロー黒板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15786684A JPS6135295A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | ホ−ロ−黒板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15786684A JPS6135295A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | ホ−ロ−黒板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6135295A JPS6135295A (ja) | 1986-02-19 |
JPH0322833B2 true JPH0322833B2 (ja) | 1991-03-27 |
Family
ID=15659106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15786684A Granted JPS6135295A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | ホ−ロ−黒板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6135295A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008100401A (ja) * | 2006-10-18 | 2008-05-01 | Sakawa:Kk | 多目的筆記ボード |
BE1017572A3 (nl) * | 2007-06-27 | 2008-12-02 | Polyvision Nv | Interactief geemailleerd visueel communicatiepaneel. |
JP5214217B2 (ja) * | 2007-11-09 | 2013-06-19 | 株式会社サカワ | 既設の黒板等の多機能化改修方法 |
JP2012020468A (ja) * | 2010-07-14 | 2012-02-02 | Takara Standard Co Ltd | 多数の穴部を有する白板とそれに用いるホーロー面材の製造方法 |
JP6302342B2 (ja) * | 2014-04-24 | 2018-03-28 | Jfe建材株式会社 | 映像認識性に優れた暗線付き映写黒板 |
-
1984
- 1984-07-27 JP JP15786684A patent/JPS6135295A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6135295A (ja) | 1986-02-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |