JPH03227864A

JPH03227864A - バンドのスリッティング装置

Info

Publication number: JPH03227864A
Application number: JP2303760A
Authority: JP
Inventors: Jean Gaudin; ジャン　ゴーダン
Original assignee: Auxmet
Current assignee: Auxmet
Priority date: 1989-11-08
Filing date: 1990-11-07
Publication date: 1991-10-08
Also published as: FR2654024B1; DE69001884T2; DE69001884D1; FR2654024A1; DK0427580T3; ES2043322T3; ATE90231T1; EP0427580B1; EP0427580A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、バンドのスリッティング装置に関する。詳細
には、同じドラム上に巻かれる複数のバンドに反量引力
を均一に分散して付加し得るテンション装置を備えてい
るバンドのスリッティング装置に関する。

本装置は最も一般的には、金属スリッティング工程から
供給されるバンドの巻き取り、特に表面が脆い金属の巻
き取りに対して使用され得るものである。

従来技術及びその問題点通常、金属材料製である幅広のバンドのスリッティング
は、リール上に巻き取られた前記バンドを、その長さ方
向に切断していく作業である。すなわち、幅広の長いシ
ートから、これと同じ長さで且つ幅の狭いシートを形成
する工程である。

一般的には添付図面の第１図に示されているよに、標準
的なスリッティング装置は、供給リール（１）、デフレ
クタ　ローラ（２）、例えば複式カッターホイール等の
剪断ツール（３）、巻き取り機（４）を備えている。

幅広のバンドを長さ方向に連続的に切断していく作業で
は、巻取りリールマンドレル上に、同じようにして伸展
されたバンドが送り込まれてはならないことが重要であ
る。これは、バンド幅中心部とバンド幅両脇部で厚さが
異なる可能性があるため、また、スリッティング加工に
よって幅広バンドの内部張力が開放されるためである。

一方、巻き取られる時には、巻き取られるコイルは機械
的な手段によって隣接するコイルから分離され、バンド
の重なりが防止されなければならない。バンドに張力が
与えられている間にこの分離工程を行なうと、一般に、
スリット加工されたバンドのエツジ部が損傷する。

本発明は、前述された、問題を解決し、巻き取り段階で
互いに衝突せずにコンパクトなコイルに巻き取ることが
可能である装置を提供するものである。

次に、スリッティング装置にかけられている製品の表面
に損傷を与えないことが極めて重要である。−層悪い例
として、熱間圧延鋼の巻き取りリールの前工程にシンプ
ルなプレスを装備する場合、この装置は、表面が脆い冷
間圧延鋼、コーティングまたは塗装が施された金属、光
沢のあるステンレス鋼およびアルミニウム等に対しては
全く使用され得ない。

本発明に係る装置は、いわゆる“ループ付き（ｗｉｔｈ
　ａ　１ｏｏｐ）”ライン（これは映画技術では昔から
知られている）に必然的に使用されている。

“ループ付きライン”においては、バンドの巻き取りの
前に、剪断ツールがバンドをトロフ（ｔｒｏｕｇｈ）へ
送り込む。この技術が使用されることにより、トロフか
ら送り出される際の張力のない状態でバンドは良好な条
件の下に分離される。この分離は、直線状あるいは回転
式セパレータによって行なわれる。このようなセパレー
タは公知の装置である。

本発明に係る装置（６）は、セパレータ（５）と巻き取
り機（４）の間に設置される（第１図参照）。

一つのドラム上にバンドを同時に且つ摩擦無しに巻き取
るためのテンション装置を備えているバンドのスリッテ
ィング装置は、公知である。この装置では、２個のエン
ドレスベルトウェブ（この間をバンドが移動する）に必
要な制動力が伝達され、従ってベルトはそれぞれ違う速
度で、制動されるべき剪断されたバンドの速度に一致す
るように動き得る。

これら公知の装置を使用した結果、テンション装置のベ
ルトの摩耗に起因する欠点があることが見い出された。

事実、これらのベルトは均一に摩耗しない。これは、速
度の違いのため、且つ剪断されたバンドの最大ウェブ幅
に対応するベルトのウェブにおいて、最大ウェブ幅が常
に使用され得ることはないので、応力が与えられるのは
常に同じベルト、すなわち、バンドウェブ最大幅に対応
するベルト部分が摩耗するためである。

この結果、制動装置ベルトに極めて不均一な摩耗が生じ
、その結果、短時間の使用によりバンドの制動が一定で
なくなり、ベルトの頻繁な交換を余儀なくされる。

発明の概要本発明は、一つのドラムに巻き取られるバンドを、摩擦
によらず、同時に制動することが可能なテンション装置
を備えているバンドのスリティング装置を提供すること
により、前述の問題点を解消するものである。この装置
では、２個のエンド１ノスベルトウエブ（この間をバン
ドが移動する）に必要な制動力が伝達され、従ってベル
トは、制動する必要のある剪断バンドの速度に一致する
ように、それぞれ異なる速度で動く。この装置においで
は、制動力が、上部締め付けプレートを介してベルトの
上部ウェブに直接伝えられると共に、下部締め付けブ１
ノートを介して下部ウェブに伝えられることを特徴とす
る。この下部締め付けプレートは、その数がベルト数に
等しい複数のチューブを備え、しかもその表面は耐摩耗
性を有する極めて硬いシートでカバーされており、制動
力をベルトの下部ウェブに伝達する。

本発明の好ましい実施例においては、下部締め付けプレ
ートの一部である耐摩耗性シートは、ステンレス鋼シー
トであり１、下部プレートの一部であるチューブ上に縦
長に取付けられる。取り付けは、この耐摩耗性シートの
交換が容易なように行なわれる。

本発明の好ましい実施例においては、上部制動プレート
は中空ケーソンとして形成され、この中を冷却液（通常
は水）が流れ、しかも下部締め付けプレートを構成する
チューブの断面は、正方形とされ、その中を例えば水の
ような冷却液が流される。

本発明によれば、締め付け力は、該下部プレートの下、
すなわち該下部プレートと装置フレームの間に設置され
た、膨張式チャンバを介して上部および下部制動プレー
トに伝達される。このチャンバは好ましくはトーラス形
で、変形可能なポリマーで作られ、圧縮空気供給装置に
接続され、その圧力は制動力に応じて任意に変更するこ
とができる。

実施例以下、本発明の実施例につき添付図面を参照しつつ説明
する。

第１図において、本発明の実施例に係る装置（６）が備
えられたスリッティングラインが示されている。第２図
では、該装置（６）がさらに詳細に示されている。第２
図は、スリット切断加工されたバンド（８）がベルトウ
ェブ（１１）、（１１’）により挾み込まれ、デフレク
タローラ（７）によりたわめられ、その後巻き取りリー
ル（４）に移動されることを示す。読図において、。

ベルトウェブ（１１）、（１１’）のベルトは、それぞ
れ、幅の狭い複数のベルト部品、例えば必要に応じて幅
が１５　５０ｍｍのベルト部品より構成される。これら
のベルトはそれぞれ、プーリ（９）、（１０）および（
９′）、（１０’）に掛けられる。ベルトのサイドガイ
ドには、公知の適切な装置が使用され、ベルトを適切な
位置に保持することは自明である。

前述のように、本発明は、制動力を２つのベルトウェブ
（１１）、（１１’）に伝達し、ドラム（４）に巻き取
られるスリットされた複数のバンド（８）を、同時に且
つ摩擦を与えること無（、制動するための装置である。

この摩擦力あるいは制動力は、ベルトがバンド（８）を
締め付けている位置に対応して、前記ベルトに伝達され
る。

第２図および第３図において、制動装置（６）をさらに
詳細に示す。この制動装置は、実質的に上部締め付けプ
レート（１２）と下部締め付けプレート（１３）、（１
６）を備えている。上部締め付けプレート（１２）は中
空ケーソンであり、その内部を、例えば水のような冷却
液か流される。

このケーソン（１２）の下側表面（平面状）はベルトの
ウェブ（１１）に相対する位置にあり、ベルトの上側面
に直接接していて、これらのベルトを介して制動力をス
リ・シトされたバンド（８）に伝達する。下部締め付け
プレートは、例えば複数のチューブ（１３）を備え、チ
ューブ（１３）はベルトウェブ（１１’）と同数に設け
られ、且つチューブ（１３）の上側面（制動力作動面）
はベルトウェブ（１１’）と同じ大きさで対面して設け
られている（第３図参照）。また、チューブ（１３）は
、ベルトウェブ（ｉｌ’）への制動力の伝達に適した耐
摩耗性シート（１６）でカバーされている。前記制動力
は、チューブ（１３）と装置フレーム（１７’）の間に
設置されたメンブレンまたは膨張性チャンバ（１４）を
介してチューブ（１３）へ伝達される。本実施例では、
チューブ（１３）は正方形の断面をなし、その上側面は
制動されるベルトウェブ（１１’）に対応しており、そ
の中を例えば水のような冷却液か流される。耐摩耗性シ
ー）（１６）は薄く、硬度の極めて大きい且つ摩擦係数
の大きいステンレス鋼シート、例えは６２ＨＲＣシート
でもよい。耐摩耗性シート（１６）は、第２図、第３図
に示すように、チューブ（１３）の上に縦長に設置され
る。この取り付けは耐摩耗性シー）（１６）が容易に交
換できるように行なわれる。

制動力を上部および下部制動プレートに伝達する膨張性
チャンバ（１４）は、望ましくはトーラス形で、変形可
能なポリマー製とされる。このチャンバは圧縮空気供給
装置から送られる空気によって膨張されるが、その圧力
は、制動力に応じ任意に変更され得る。

下部ｍ１１動プレートは、それぞれ制動され、ドラム（
４）に巻き取られるバンド（８）の厚さの変化に容易に
対応できる形状を持つ。従来の装置に備えられている制
動プレートにおいては、構成する部分が極めて不均一に
摩耗するという欠点を有するが、ここで説明した本発明
にかかる装置はこのような欠点を有しない。このことは
、下部制動プレートの設計が新規′なものとされている
ためである。しかも、本発明に係る装置では、ベルトの
稼働に極めて優れた性能が得られるため、これらベルト
の研磨調整が必要になるまでの寿命が、従来より２倍か
ら３倍にも延長され得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、スリッティングライン全体を示す概略図、第
２図は、本発明の実施例に係る装置（６）の側面図、第
３図は、図２の線３−３に沿う断面の拡大図である。（１）・・・供給リール（２）、（７）・・・デフレクタローラ（３）・・・剪
断ツール（４）・・・巻取りリール（５）・・・セパレータ（８）・・・バンド（９）、　（９′ ）、　（１０）、（１０’）・・プーリ（１１）（１２）（１３）（１４）（１６）（１７）、（１１’）・・・ベルトウェブ・・・上部締め付けプレート・・・下部締め付けプレート・・・膨張性チャンバ・・・耐摩耗性シート、（１７’）・・・装置フレーム（以上）

Claims

【特許請求の範囲】（１）同一ドラムに巻き取られる複数のバンドを、同時
に且つ摩擦無しに制動することができるテンション装置
を備えているバンドのスリッティング装置であって、前
記テンション装置において、必要な制動力が、その間を
スリットされたバンドが通過する２つのエンドレスベル
トのウェブに伝達され、前記ベルトが、制動されるスリ
ットされたバンドと等しい速度で移動し、さらに、前記
制動力が、上部締め付けプレートを介して前記ベルトの
上側ウェブに直接作用する一方、その数と上側面が前記
ベルトのそれと同一とされている複数のチューブを有す
る下部締め付けプレートを介して前記ベルトの下側ウェ
ブに作用し、更に、前記チューブが、極めて硬度が大き
く、制動力を前記ベルトの下側ウェブに伝達する耐摩耗
性シートにカバーされていることを特徴とするバンドの
スリッティング装置。（２）前記上部制動プレートの形
状が、中空ケーソンとされ、該ケーソン中を冷却液が流
されることを特徴とする請求項１に記載の装置。（３）前記下部締め付けプレートを形成するチューブが
、断面正方形とされ、該チューブ中を冷却液が流される
ことを特徴とする請求項１又は２に記載の装置。（４）前記制動力が、前記下部締め付けプレートと装置
フレームの間に設置されている膨張性チャンバを介して
、前記上部及び下部締め付けプレートに伝達されること
を特徴とする請求項１から３のいずれかに記載の装置。（５）前記膨張性チャンバがトーラス形であることを特
徴とする請求項４に記載の装置。（６）前記膨張性チャ
ンバが変形可能なポリマー製であることを特徴とする請
求項４又は５に記載の装置。（７）前記膨張性チャンバが圧縮空気供給装置から空気
を供給され、該空気の圧力が制動力に応じ任意に設定で
きることを特徴とする請求項４から６のいずれかに記載
の装置。（８）前記耐摩耗性シートが、前記チューブ上に縦長に
設置されたステンレス鋼シートとされ、該シートの取り
付けにおいて、交換が容易に行なわれ得ることを特徴と
する請求項１から７のいずれかに記載の装置。