JPH03226662A - 溶剤除去性浸透探傷試験方法に用いる硬化型浸透液と硬化型現像剤 - Google Patents

溶剤除去性浸透探傷試験方法に用いる硬化型浸透液と硬化型現像剤

Info

Publication number
JPH03226662A
JPH03226662A JP2023106A JP2310690A JPH03226662A JP H03226662 A JPH03226662 A JP H03226662A JP 2023106 A JP2023106 A JP 2023106A JP 2310690 A JP2310690 A JP 2310690A JP H03226662 A JPH03226662 A JP H03226662A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solvent
penetrant
weight
removable
curable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2023106A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2805233B2 (ja
Inventor
Kujuro Fujiwara
藤原 九十郎
Tadayuki Fumiya
文屋 忠征
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marktec Corp
Original Assignee
Marktec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Marktec Corp filed Critical Marktec Corp
Priority to JP2310690A priority Critical patent/JP2805233B2/ja
Publication of JPH03226662A publication Critical patent/JPH03226662A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2805233B2 publication Critical patent/JP2805233B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、溶剤除去性浸透探傷試験方法に用いる硬化型
溶剤除去性染色又は蛍光浸透液と硬化型速乾式現像剤と
に関する。
〔従来の技術〕
周知の通り、各種機器、部材の表面や溶接部位に存在す
る微細なりラック、微小のピンホールの如き表面開口欠
陥部(以下、「欠陥部」という)の探傷に適用されてい
る浸透探傷試験方法は、’J Is  Z  2343
−1982jに規格されており、同規格に示されている
通り、種々様々な浸透液、洗浄剤及び現像剤を組み合わ
せて用いる各種の浸透探傷試験方法かあるか、その中に
、試験方法の記号rvc−s」並ひにrFC−3Jて分
類されている溶剤除去性染色又は蛍光浸透液と洗浄剤(
溶剤)と速乾式現像剤とを組み合わせて用いる浸透探傷
試験方法がある(以下、この試験方法を「溶剤除去性浸
透探傷試験方法」という)今、溶剤除去性浸透探傷試験
方法の代表的な態様を示せば次の通りである。
試験品の表面に、溶剤除去性染色又は蛍光浸透液を付着
させ所定時間放置して該浸透液を欠陥部に浸透させる浸
透処理を行った後、当該試験品表面を洗浄剤を用いて洗
浄して試験品表面に残留している余剰浸透液を除去する
除去処理を行い、次いで当該試験品表面に白色微粉末を
揮発性有機溶剤に分散させた現像剤を塗布して白色微粉
末の薄層を形成させ該薄層塗膜表面に欠陥部内に浸透し
ていた浸透液による欠陥指示模様を現出させる現像処理
を行った後、当該試験品表面を、溶剤除去性染色浸透液
を用いた場合には白色光の下で、溶剤除去性蛍光浸透液
を用いた場合には紫外線灯の下で、観察して欠陥指示模
様によって欠陥部の存在・位置を検知する試験方法。
次に、上述の通りの溶剤除去性浸透探傷試験方法に、現
在、汎用されている溶剤除去性染色又は蛍光浸透液と速
乾式現像剤について説明する。
溶剤除去性染色浸透液は、染料として赤色油溶性染料(
例えば、オイルレッド58Nニジラド化学製、スピタゾ
ールファストレッド:双葉化学研究所製等)を使用し、
当該染料1〜5重量部を可塑剤(例えば、DOP、TC
P等)や植物油(例えば、大豆油)からなるベース溶剤
20〜50重量部とキシレン、アルキルベンゼン、トリ
クロロエタン、トリフルオルトリクロロエタン、カルピ
トール、ブチルカルピトール等から選ばれる揮発性低・
中沸点有機溶剤からなる希釈溶剤50〜90重量部とに
溶解させた浸透性の大きい液体であり、代表的な市販品
には、スーパーチエツクUP−NU(商品名:マークチ
ック■製)がある。また、溶剤除去性蛍光浸透液は、染
料として紫外線灯下で黄緑色に発色する蛍光染料(例え
は、C,T、ツルベントイエロー43:米国モートン社
製、C,1,フロレゾセントブライトニスエージェント
68゛日本化薬製等)を使用し、これを、溶剤除去性染
色浸透液の場合と同様に、ベース溶剤と希釈溶剤とに溶
解させた浸透性の大きい液体であり、代表的な市販品に
は、スーパーグロー〇D−6000(商品名:マークチ
ック側製)がある。
速乾式現像剤は、粒径1〜2μの炭酸マグネシウム微粉
末、含水ケイ酸微粉末、無水ケイ酸微粉末等から選ばれ
る白色微粉末5〜10重量部をゴム揮発油、n−ヘキサ
ン、ベンジン、n−へブタン、メチルアルコール、エチ
ルアルコール、イソプロピルアルコール、トリクロロエ
タン、トリフルオルトリクロロエタン等から選ばれる揮
発性低沸点有機溶剤に分散させた分散液であり、市販の
各溶剤除去性染色又は蛍光浸透液毎に、上記各種微粉末
及び上記各有機溶剤を適切な割合で配合した速乾式現像
剤が組み合わされて市販されており、例えば前出スーパ
ーチエツクUP−NUにはUDNU(商品名:マークチ
ック(掬製)が、前出スーパークロー〇D−6000に
はスーパーグローDN−60O8(商品名:マークチッ
ク■製)が、それぞれセットされている。
前記の溶剤除去性染色または蛍光浸透液と速乾式現像剤
とは、前出スーパーチエツクUP−NUとUD−NOの
例に見られる通り、セットされて取扱われていることが
多く、当業者間では、これ等三者を一括して「浸透探傷
剤」と呼んでいるので、以下においては、これ等三者を
区別する必要がある場合以外は、三者を一括して「浸透
探傷剤」と呼ぶ。
尚、洗浄剤は、一般的には、ゴム揮発油、n−ヘキサン
、ベンジン、n−へブタン、ミネラルターペン、キシレ
ン、エタノール、イソプロピルアルコール、トリクロロ
エタン、トリクロロエチレン等の揮発性有機溶剤か使用
されているが、不燃性が要求される場合には1−フロン
113又はフロン112又はその混合溶媒を他の有機溶
剤で希釈した混合溶剤」か使用できることか特開昭54
−125090号公報に開示されている。
〔発明か解決しようとする課題〕
前述の通りの溶剤除去性浸透探傷試験方法を精度よく行
なうに当っては、現出する欠陥指示模様か目視によって
明瞭に観察できなければならず、この為には欠陥指示模
様が鮮明であることが要求される。欠陥指示模様の鮮明
さは、主として溶剤除去性染色又は蛍光浸透液と速乾式
現像剤との性能に左右される。
即ち、前記の浸透処理において欠陥部に浸透している浸
透液中の染料の濃度が高ければ高い程、また、前記の現
像処理において形成される白色微粉末の薄層塗膜が均−
且つ滑らかであればある程、より鮮明な欠陥指示模様を
得ることができるのである。
しかし、溶剤除去性染色又は蛍光浸透液に配合できる染
料の割合には上限かあり、5重量部以上を配合する場合
には、浸透性等に悪影響を及はすので、染料の配合割合
を高くすることには限界がある。
また、過去において、均−且つ滑らかな薄層塗膜を形成
する為に速乾式現像剤の処方中に該現像剤に使用されて
いる有機溶剤に可溶な合成樹脂を添加する(例えば、有
機溶剤がイソプロピルアルコールであるときにはポリビ
ニルアルコール系やブチラール系の合成樹脂を添加する
)試みが行なわれているが、この場合には、現像処理後
に試験品表面から塗膜を除去するのか極めて困難となる
ので、現在は実施されていない。
本発明は、製品に配合される染料の割合が前出汎用品の
場合と変らないにもかかわらず欠陥部に浸透している浸
透液中の染料の濃度を高くできる溶剤除去性染色又は蛍
光浸透液と製品に合成樹脂が添加されておらず現像処理
後の塗膜の除去か前出汎用品の場合と変らないにもかか
わらず均−且つ滑らかな薄層塗膜を形成できる速乾式現
像剤とを提供し、もって鮮明な欠陥指示模様を現出させ
ることを技術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記技術的課題は、次の通りの硬化型浸透探傷剤を提供
することによって解決される。
即ち、染料、ベース溶剤及び希釈溶剤を必須成分とする
溶剤除去性染色又は蛍光浸透液において、前記希釈溶剤
がフロン11260〜90重量%と沸点92.8℃(7
60口Hg−以下同じ−)未満の揮発性有機溶剤10〜
40重量%との非共沸混合物である溶剤除去性浸透探傷
試験方法に用いる硬化型溶剤除去性染色又は蛍光浸透液
と白色微粉末及び分散溶剤を必須成分とする速乾式現像
剤において、前記分散溶剤がフロン11260〜90重
量%と沸点92.8℃未満の揮発性有機溶剤10〜40
重量部との非共沸混合物である溶剤除去性浸透探傷試験
方法に用いる硬化型速乾式現像剤とである。
上記の通りの本発明に係る硬化型浸透探傷剤を用いて前
掲JIS規格に示されているところに従って溶剤除去性
浸透探傷試験方法を行なう場合には、鮮明な欠陥指示模
様を現出させることができ、精度のよい探傷結果か得ら
れる。
本発明の構成を詳しく説明すれば次の通りである。
先ず、本発明において最も重要なフロン112:1.1
.2.2テトラクロロ1.2ジフルオルエタン:CCI
□F −CCI、 Fは、沸点92.8℃(760mm
Hg−以下同じ−)で凝固点26℃の物質であって、常
温(約26℃)では固体状態であり、他の有機溶剤と混
合すると凝固点が下かり常温でも液体状態となるという
特性を備えている。
次に、本発明に係る硬化型溶剤除去性染色又は蛍光浸透
液は、希釈溶剤としてフロン112か60〜90重量%
と沸点92.8℃未満の揮発性有機溶剤が10〜40重
量%との非共沸混合物を用いる点以外は前出汎用溶剤除
去性染色又は蛍光浸透液の処方と同様のものである。ま
た、本発明に係る硬化型速乾式現像剤は、分散溶剤とし
てフロン112が60〜90重量%と沸点92.8℃未
満の揮発性有機溶剤が10〜40重量%との非共沸混合
物を用いる点以外は前出汎用速乾式現像剤の処方と同様
のものである。
本発明において用いる沸点92.8℃未満の揮発性有機
溶剤は、広範囲にわたる各種の揮発性有機溶剤から選択
するこ之ができる。具体的に挙げれば、ペンタン(36
,1℃)、ヘキサン(68,7℃)、2−メチルペンタ
ン(60,3℃)、2.2−ジメチルブタン(49,7
℃)、2.3−ジメチルブタン(58,0℃)、2.4
ジメチルペンタン(80,5℃)、石油エーテル(30
〜70℃)、石油ベンジン(50〜90℃)、シクロヘ
キサン(80,7℃)、混合ペンテン(32〜60℃)
、メチルシクロペンタン(71,8℃)、シクロヘキセ
ン(82,97℃)、ジクロロメタン(’39.75℃
)トリクロロメタン(61,2℃)、テトラクロロメタ
ン(76,7℃)、1.1−ジクロロエタン(57,2
8℃)、1.2−ジクロロエタン(83゜48’C)、
1. 1. 1トリ’y 0口x9 ン(74,0℃)
、1.2ジクロロエチレン(60,6℃)、トリクロロ
エチレン(87,19℃)、1−クロロプロパン(46
,6℃)、2−クロロプロパン(35,7℃)、3−ク
ロロプロペン(44,96℃)、1−クロロブタン(7
8,4℃)、2−クロロブタン(68,25°C)、1
−クロロ2−メチルプロパン(68,85°C)、フル
オロベンゼン(84,7℃)、ヘキサフルオロベンゼン
(80,26’C)、2.2ジクロロ−1,1,1トリ
フルオロエタン(27,5℃)、1.1−ジクロロ−1
−フルオロエタン(32,0°C)、1.2ジブロモ−
1,1,2,2テトラフルオロエタン(47,2℃)、
ブロモクロロトリフルオロエタン(50,2°C)、1
.1ジクロロ−2,2,3,3,3ペンタフルオロプロ
パン(51,1℃) 、1.’ 3ジクロロ−1,2,
2゜3.3ペンタフルオロプロパン(56,1°C)、
5フツ化プロパツール(81°C)、メタノール(64
,5℃)、エタノール(78,3℃)、イソプロピルア
ルコール(82,3℃)、エチルエーテル(34,6℃
)、イソプロピルエーテル(68,27℃)、1.2プ
ロピレンオキシド(34,5℃)、フラン(31,3℃
)、2メチルフラン(63,7℃)、テトラヒドロフラ
ン(66,0℃)、1.2ジメトキシエタン(85’、
2℃)、メ千う−ル(42,36C)、アセトン(56
,2℃)、メチルアセトン(50〜67℃)、メチルエ
チルケトン(79,57℃)、ギ酸メチル(31,8℃
)、ギ酸エチル(54,2℃)、ギ酸プロピル(81,
3℃)、酢酸メチル(57,8℃)、酢酸エチル(77
,1℃)、ジエチルアミン(55,5℃)、プロピルア
ミン(48,0℃)、イソプロピルアミン(33,3℃
)、ブチルアミン(77,0℃)、2.2.2トリフル
オロエタノール(73,6℃)等から選択することがで
きる。尚、各溶剤に併記した括弧内の数値は沸点(76
0mmHg)であり、フロン112の沸点と約10℃以
上の沸点差がある溶剤を選択することが望ましい。
本発明における揮発性有機溶剤の混合割合は重要であり
、40重量%以上の場合には施用時に蒸発にかかる時間
が長くなりすぎるので好ましくなく、10重量%以下の
場合には常温での保存時に固体状態となってしまう危険
性があるので好ましくない。
フロン112が60〜90重量%、上記揮発性有機溶剤
が10〜40重量%の範囲内で混合されるときには、施
用時に適切な蒸発時間となり、保存時に液体状態が維持
できることが保証されるが、上記範囲内で混合するに当
っては当該混合物が共沸混合物となる混合割合であって
はならない。フロン112と揮発性有機溶剤との混合物
が共沸混合物となる混合割合は、フロン112の量と選
択する揮発性有機溶剤の種類とによって千差万別ではあ
るが、簡単な実験によって求めることができる。
尚、本発明に係る硬化型浸透探傷剤の処方に、必要に応
じてニトロメタン、エチレンジアミン等の防錆剤を適量
添加することもできる。
本発明に係る硬化型浸透探傷剤の調製は容易であり、所
要の各材料を所要の配合割合となるように秤取して、混
合し、攪拌することによって調製できる。
尚、調製した本発明に係る硬化型浸透探傷剤を噴射剤と
ともに3〜5 kg / crt程度の充填圧をもって
、常法に従ってエアゾール缶に封入し、エアゾールタイ
プとして用いれば、取扱いに便利である。
次に、本発明に係る硬化型浸透探傷剤の使用法は前出汎
用浸透探傷剤の場合と何等変わるところはなく、その使
用態様は前記した溶剤除去性浸透探傷試験方法の代表的
態様と全く同じである。
〔作用〕
本発明に係る硬化型浸透探傷剤を使用して前記代表的態
様によって常温下で溶剤除去性浸透探傷試験方法を行え
ば、次の通りの作用によって鮮明な欠陥指示模様か現出
する。
即ち、本発明に係る硬化型溶剤除去性染色又は蛍光浸透
液にあっては、希釈溶剤か沸点92.8℃のフロン11
2と沸点92.8℃未満の揮発性有機溶剤とが所定の混
合割合で混合された非共沸混合物であるから、前記浸透
処理において、試験品の表面に付着させると、次の前記
除去処理に移る迄の間に欠陥部に浸透している浸透液中
の沸点92.8℃未満の揮発性有機溶剤か蒸発して行き
、当該浸透液中に溶解されている染料の濃度か高くなっ
て行くとともに浸透液か硬化(固体状化)して行く。
また、本発明に係る硬化型速乾式現像剤にあっては、分
散溶剤が沸点92.8℃のフロン112と沸点92.8
℃未満の揮発性有機溶剤とが所定の混合割合で混合され
た非共沸混合物であるから、前記現像処理において試験
品の表面に塗布すると現像剤処方中の当該分散溶剤が欠
陥部内で硬化中或いは硬化している上記浸透液を溶解す
ると共に現像剤処方中の白色微粉末によって形成される
薄層が当該浸透液を吸い上げるが、この間に、上記分散
溶剤から沸点92.8℃未満の揮発性有機溶剤が蒸発し
て行くので、残されたフロン112は硬化(固体状化)
して白色微粉末粒子を核とする均−且つ滑らかな塗膜を
形成する。
従って、本発明においては、染料濃度の高い浸透液によ
って均−且つ滑らかな塗膜表面に欠陥指示模様が現出す
るので、当該指示模様は鮮明なものとなるのである。
更に、本発明においては、浸透液と薄層塗膜とが硬化す
るので、現像処理の後、欠陥指示模様を観察するに際し
、現像処理終了時点から観察時点まての時間か長くあい
た場合にも、欠陥指示模様は過度ににじむことかなく、
検出性能を一定に保持できるのである。
〔実施例〕
次に処方例、溶剤除去性浸透探傷試験評価結果及び試験
例によって本発明を説明すれば以下の通りである。
1、硬化型溶剤除去性染色又は蛍光浸透液処方: A、フロン11273重量%とn−ヘキサン10重量%
、TOP (大へ化学製)5重量%とTCP(大へ化学
製)10重量%及びスピタゾールファストレッドFW(
双葉化学研究新製)2重量%を充分混合して浸透液を調
製した。
尚、この浸透液の凝固点は7℃であった。
B、フロン11265重量%と塩化メチレン20重量%
、DOP (大へ化学製)10重量%及びスダンレッド
(BASF社製)5重量%を充分混合して浸透液を調製
した。尚、この浸透液の凝固点は13℃であった。
C,フロン112 73.5重量%とn−へブタン10
重量%、DOP (同上)5重量%とTCP(同上)1
0重量%及びオイルレッド58N(シラド化学製)1.
5重量%を充分混合して浸透液を調製した。尚、この浸
透液の凝固点は9℃であった。
D、フロン11276重量%とn−へブタン10重量%
、TCP (同上)10重量%及びスダンレッド462
 (BASF社)4重量%を充分混合して浸透液を調製
した。尚、この浸透液の凝固点は13℃であった。
E、フロン112 78.5重量%と1.1.1トリク
ロロ工タン10重量%、TCP (同上)10重量%及
びソルベントイエロー43 (Morton社製)1重
量%とホワイトフルオールB(住人化学製)0.5重量
%とを充分混合して浸透液を調製した。尚、この浸透液
の凝固点は13℃であった。
2、硬化型速乾式現像剤 処方: F、フロン11282重量%とn−ヘキサン10重量%
との混合物に炭酸マグネシウムAM−50(旭硝子製)
6.5重量%とエロジール#200 (日本アエロシー
ル製)2重量%とを分散させて現像剤を調製した。
G、フロン11270重量%とイソプロピルアルコール
22重量%とオルベン(白石工業製)1重量%との混合
物にカープレックス#1120(塩野義製薬製)2重量
%とTT炭酸マグネシウム(徳山ソーダ製)4重量%と
を分散させて現像剤を調製した。
H,フロン11269重量%とn−へブタン10重量%
と塩化メチレン12重量%とオルベン(同上)2重量%
との混合物に炭酸カルシウム(白石工業製)6重量%を
分散させて現像剤を調製した。
1.70211262重量%と塩化メチレン30重量%
との混合物にエロジール#200(同上)と炭酸マグネ
シウム銀星(神品化学製)6重量%とを分散させて現像
剤を調製した。
J、フロン11282重量%とエチルアルコール10重
量%との混合物に炭酸マグネシウム銀星(同上)6重量
%とエロジール#200(同上)とを分散させて現像剤
を調製した。
3、性能評価結果 (1)、米国軍隊規格MIL−1−25135Dによっ
て、処方1−A−Dの硬化型溶剤除去性染色浸透液と前
出スーパーチエツクUP−NUとの性能比較を常温下で
行った。
即ち、同規格にもとづき作成した焼割れ2024アルミ
ニウム合金試験片(厚さ8anで76mmX51−の長
方形板体の表面中央部に2−×2閣の溝を設けて二分割
し、一方をA面、他方をB面としたもの)を用い、A面
には処方1−Aの硬化型溶剤除去性染色浸透液を刷毛を
用いて塗布し、B面にはスーパーチエツクUP−NUを
刷毛を用いて塗布し、10分間放置した後、両面を乾燥
した清浄な紙タオルで拭いて余剰浸透液を拭きとり、そ
の後、市販の溶剤除去性浸透探傷試験方法用洗浄剤(ス
ーパーチエツクtJR−NU :商品名:マークチック
■製)を染み込ませた紙タオルで両面を拭いてさらに余
剰浸透液を拭きとった。
次いで、前出スーパーチエツクUD−NU(エアゾール
タイプ)を試験面から約30an離して両面に均一にス
プレーし、5分間放置後、両面の欠陥指示模様を目視で
比較したところ、鮮明度はA面がやや優れていた。
処方1−B−Dについても上記と同じ性能比較を行った
が、欠陥指示ニジミ模様の鮮明度はいづれの場合もA面
(本発明品使用面)の方がやや優れていた。
処方1−Eの硬化型溶剤除去性蛍光浸透液については、
比較品として前出スーパーグロー0D−6000を用い
ると共に洗浄剤としてスーパーグローR−11(商品名
:マークチック■製)を用いて上記と同様(目視での比
較は紫外線灯照射下で行った。)の性能比較を行ったが
、欠陥指示ニジミ模様の鮮明度は処方1−Eの方が優れ
ていた。
(2)、・(1)と同じ規格によって、処方2−F−J
の硬化型速乾式現像剤と前出スーパーチエツクUD−N
U (エアゾールタイプ)との性能比較を常温下で行っ
た。
即ち、(1)と同じ試験片のA、B両面にスーパーチエ
ツクUP−NUを塗布し、10分間放置した後、両面を
乾燥した清浄な紙タオルで拭いて余剰浸透液を拭きとり
、その後、前出スーパーチエツクUR−NUを染み込ま
せた紙タオルで両面を拭いてさらに余剰浸透液を拭きと
った。次いで、B面をマスクして現像剤が付着しない状
態とし、処方2−Fの硬化型速乾式現像剤を噴射剤とと
もに約4kg/dの充填圧をもって常法に従ってエアゾ
ール缶に封入しエアゾールタイプとして、試験面から約
30口離してA面に均一にスプレーし、直ちにA面をマ
スクして現像剤が付着しない状態とし、B面のマスクを
はがしてスーパーチエツクUD−NU (エアゾールタ
イプ)を試験面から約30−離してB面に均一にスプレ
ーし、次いてA面のマスクをはかして、5分間放置後、
両面の欠陥指示模様を目視て比較したところ、鮮明度は
A面かやや優れていた。
処方2−G−Jについても上記と同し性能比較を行った
か、欠陥指示ニジミ模様の鮮明度はいづれの場合もA面
(本発明品使用面)の方かやや優れていた。
また処方2−Fにエチレンシアミン1@量%を添加した
もの及び処方G〜Jにニトロメタン各1重間%を添加し
たものについても上記と同じ性能比較を行ったか、いっ
れの場合にも防饋剤の添加による格別の変化は認められ
なかった。
4、溶剤除去性染色浸透探傷試験例 常温下で、J I 5−Z−2343−1982規格の
感度試験用A型対比試験片に、処方IAの硬化型溶剤除
去性染色浸透液を噴射剤とともに約4 kg/carの
充填圧をもって常法に従ってエアゾール缶に封入してエ
アゾールタイプとして、試験面から約15an離して均
一にスプレーし、5分間放置する浸透処理を行った後、
当該試験片を乾いたウェスによってカラ拭きし、続いて
前出スーパーチエツクUR−NUを染み込ませたウェス
で余剰浸透液を拭きとる除去処理を行い、次いで当該試
験片に処方2−Fの硬化型速乾式現像剤を噴射剤ととも
に約5 kg/cdの充填圧をもって常法に従ってエア
ゾール缶に封入してエアゾールタイプとして、試験面か
ら約30an離して均一にスプレーし、厚さ約30μm
の薄層塗膜を形成して7分間放置する現像処理を行った
後、当該試験片を目視によって観察したところ、白地に
鮮明な赤色の欠陥指示模様か明瞭に認められた。
5、溶剤除去性蛍光浸透探傷試験例 常温下で、J I 5−Z−23431982規格の感
度試験用A型対比試験片に、処方1−Eの硬化型溶剤除
去性蛍光浸透液を噴射剤とともに約4 kg/cdの充
填圧をもって常法に従ってエアゾール缶に封入してエア
ゾールタイプとして、試験面から約15an離して均一
にスプレーし、5分間放置する浸透処理を行った後、当
該試験片を乾いたウェスによってカラ拭きし、続いて前
出スーパーグローR−nを染み込ませたウェスで余剰浸
透液を拭きとる除去処理を行い、次いで当該試験片に処
方2−Jの硬化型速乾式現像剤を噴射剤と共に約4 k
g/aiの充填圧をもって常法に従ってエアゾール缶に
封入してエアゾールタイプとして、試験面から約300
離して均一にスプレーし、厚さ約30μmの薄層塗膜を
形成して7分間放置する現像処理を行なった後、暗所に
て紫外線灯照射下で当該試験片を目視によって観察した
ところ、鮮明な黄緑色の蛍光欠陥指示模様が明瞭に認め
られた。
〔発明の効果〕
本発明に係る硬化型浸透探傷剤は、その使用時に染料濃
度の高い浸透液による欠陥指示模様を均−且つ滑らかな
塗膜表面に現出させるから、当該指示模様は鮮明なもの
となり、また、欠陥指示模様が過度ににじむこともなく
、精度よく溶剤除去性浸透探傷試験方法を行なうことが
できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)溶剤除去性浸透探傷試験方法に用いる染料、ベー
    ス溶剤及び希釈溶剤を必須成分とする溶剤除去性染色又
    は蛍光浸透液において、前記希釈溶剤がフロン1126
    0〜90重量%と沸点92.8℃(760mmHg)未
    満の揮発性有機溶剤10〜40重量%との非共沸混合物
    であることを特徴とする溶剤除去性浸透探傷試験方法に
    用いる硬化型溶剤除去性染色又は蛍光浸透液。
  2. (2)溶剤除去性浸透探傷試験方法に用いる白色微粉末
    及び分散溶剤を必須成分とする速乾式現像剤において、
    前記分散溶剤がフロン11260〜90重量%と沸点9
    2.8℃(760mmHg)未満の揮発性有機溶剤10
    〜40重量部との非共沸混合物であることを特徴とする
    溶剤除去性浸透探傷試験方法に用いる硬化型速乾式現像
    剤。
JP2310690A 1990-02-01 1990-02-01 溶剤除去性浸透探傷試験方法に用いる硬化型浸透液と硬化型現像剤 Expired - Lifetime JP2805233B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2310690A JP2805233B2 (ja) 1990-02-01 1990-02-01 溶剤除去性浸透探傷試験方法に用いる硬化型浸透液と硬化型現像剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2310690A JP2805233B2 (ja) 1990-02-01 1990-02-01 溶剤除去性浸透探傷試験方法に用いる硬化型浸透液と硬化型現像剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03226662A true JPH03226662A (ja) 1991-10-07
JP2805233B2 JP2805233B2 (ja) 1998-09-30

Family

ID=12101217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2310690A Expired - Lifetime JP2805233B2 (ja) 1990-02-01 1990-02-01 溶剤除去性浸透探傷試験方法に用いる硬化型浸透液と硬化型現像剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2805233B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108803267A (zh) * 2017-04-28 2018-11-13 码科泰克株式会社 浸透探伤试验用速干式显影剂以及使用该显影剂的浸透探伤试验方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0349398A (ja) * 1989-07-17 1991-03-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 音声入出力方式

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0349398A (ja) * 1989-07-17 1991-03-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 音声入出力方式

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108803267A (zh) * 2017-04-28 2018-11-13 码科泰克株式会社 浸透探伤试验用速干式显影剂以及使用该显影剂的浸透探伤试验方法
JP2018189424A (ja) * 2017-04-28 2018-11-29 マークテック株式会社 浸透探傷試験用速乾式現像剤及び該現像剤を使用した浸透探傷試験方法
CN108803267B (zh) * 2017-04-28 2021-07-23 码科泰克株式会社 浸透探伤试验用速干式显影剂以及使用该显影剂的浸透探伤试验方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2805233B2 (ja) 1998-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0205505B1 (en) A liquid for removing printing and screen printing inks
US5246503A (en) Aqueous based composition containing organic solvents for removing coatings
US5575859A (en) Method for removing printing and screen printing ink
US2667070A (en) Dye solution flaw inspection method
JPS59176398A (ja) 液体洗浄剤
US3715227A (en) Inspection penetrant development process employing fusible waxes
US3924455A (en) Method of removing brittle lacquer stress coatings and stripping compositions therefor
JPH03226662A (ja) 溶剤除去性浸透探傷試験方法に用いる硬化型浸透液と硬化型現像剤
US3607333A (en) Developers for inspection penetrants employing fusible waxes
JP2869703B2 (ja) 浸透探傷試験方法に用いる高感度浸透液
JP2607962B2 (ja) 溶剤除去性浸透探傷試験方法に用いるエアゾール型浸透液、エアゾール型洗浄剤及びエアゾール型現像剤
JP2529606B2 (ja) 浸透探傷試験方法に用いる浸透液、洗浄剤及び現像剤
US20220355291A1 (en) Improved ink formulations for printing and manufacture of reactive chemical sensors
JPH03276052A (ja) 溶剤除去性浸透探傷試験方法に用いるエアゾール型浸透液、エアゾール型洗浄剤及びエアゾール型現像剤
US3777157A (en) Water washable dye penetrant composition and method of application
US3489898A (en) Method and means for penetrant inspection of lox-wetted parts using a nonvolatile fluorocarbon penetrant and developer carrier
JPH0412258A (ja) 溶剤除去性浸透探傷試験方法に用いるエアゾール型浸透液、エアゾール型洗浄剤及びエアゾール型現像剤
US3928046A (en) Brightener additive for inspection penetrant developers
US3989949A (en) Liquid oxygen compatible biodegradable dye penetrant and method of dye
JPH10332604A (ja) 浸透探傷試験方法に使用する溶剤除去性浸透探傷剤
JP2530212B2 (ja) 染色浸透探傷用無害浸透液
US3433062A (en) Inspection method and means
WO2021172191A1 (ja) 浸透探傷試験方法に用いる浸透液、洗浄剤及び現像剤
RU2184366C1 (ru) Жидкий проявитель для капиллярной дефектоскопии
JPS62251643A (ja) 乾式現像剤を使用する染色浸透探傷試験法