JPH03226514A - 精錬工程における介在物形態制御方法 - Google Patents

精錬工程における介在物形態制御方法

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JPH03226514A
JPH03226514A JP2020176A JP2017690A JPH03226514A JP H03226514 A JPH03226514 A JP H03226514A JP 2020176 A JP2020176 A JP 2020176A JP 2017690 A JP2017690 A JP 2017690A JP H03226514 A JPH03226514 A JP H03226514A
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谷澤 清人
Fukuyoshi Yamaguchi
福吉 山口
Hiroyuki Honma
本間 博行
Satoshi Sugimaru
聡 杉丸
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は鋼製品中に含まれる微小介在物を軟質化し調製
品の加工性を良くし、表面欠陥の発生を抑えるための精
錬工程における介在物形態制御方法に関するものである
(従来の技術) 従来技術として特開昭59−232212号公報に示す
ような鋼の精錬方法がある。
MとSiの含有量が極めて少ない(〔M%〕≦3×10
弓から[Si%〕≦3 X 10−”) mハ、深絞り
性、伸びなどの加工性が優れ、メツキ性や浸炭焼入性の
良好な鋼板の素材として知られている。
このように[A#)、  (St)が少ないと、酸素吹
錬後の溶鋼は十分に脱酸されていなくて、がつある程度
以上の濃度の炭素を含有する溶鋼を連続鋳造すると、モ
ールド内にてcoガスが発生する結果、鋳片の内部や表
面に気泡状の欠陥を生成したり、モールド内において鋳
片が不均一冷却を受けることに起因する溶鋼漏れ事故に
つながる。
上記の問題点を解決するための従来技術として特開昭5
9−232212号公報に示す鋼の製造法がある。
第1図は従来法による溶鋼の炭素量〔C%〕と自由酸素
量〔O%〕の関係図である。図においてイは1450〜
1550℃の溶鋼のco分圧1気圧におけるC−0平衡
曲線であり、式〔O%〕×〔C%〕=0.0024で表
わされる。従って溶鋼の組成が〔O%〕X(C%)>0
.0024を満たす場合には溶鋼の状態にてCOガスを
発生し、〔O%〕×〔C%〕≦0.0024を満たす場
合には、溶鋼の状態にてはCOガスを発生しない。
次に、第1図の領域二内に〔C%〕と〔O%〕の組成が
有る?8銅を得る方法について述べる。
ここで製鋼において1次精錬とは転炉を用いて綱を溶製
する過程とし、2次精錬とは1次精錬で溶製された溶鋼
を真空処理等によって成分調整する過程である。
(発明が解決しようとする課題) /l−/、Siをほとんど含まない鋼の製造は可能とな
ったが、最終製品の表面にふくれ状の疵が発生すること
が問題点として生した。
この疵を観察したところ、微小介在物が原因であること
がわかり、介在物を分析したところ、lV2O3リッチ
であることが判明した。この7117203は2次精錬
で〔O〕コントロールに用いるMが酸化し、残留したも
のと、溶鋼中に溶存していたMが、凝固時に晶出しもの
とであり、圧延工程で伸延しないため、表面疵を生じる
原因となった。
(課題を解決するための手段) 本発明は従来技術のもつ欠点を有利に解決するものであ
って、その要旨とするところは、転炉及び真空脱ガス処
理を経て溶鋼成分〔c〕0.01%以下、〔Mn〕 0
.50%以下、〔O〕 150 ppm以上、(Af:
120ppm以下に溶製し、その後取鍋精錬処理でCa
OとCaFzとを溶鋼重量当たり合計2〜7kg/lo
n インジェクションし、溶鋼成分〔Ca0.01%以
下、〔Mn〕 0.50%以下、〔O〕120〜200
pp111、〔kl)20ppm以下に溶製し、その後
連続鋳造工程でスラブを製造し最終圧延製品とし、該圧
延製品中に含まれる微小介在物の組成がMn0−1j2
03系であることを特徴とする精錬工程における介在物
形態制御方法にある。
以下、図面に基づいて本発明を説明する。
第2図は、本発明による処理工程のフロー図である。
)■転炉にて〔c〕を0.03%前後に調整した後、■
真空脱ガス処理を経て溶鋼成分〔Ca0.01%以下、
〔Mn〕 0.50%以下、〔O〕150ppm以上、
CAI ) 20ppm以下に溶製する。〔c〕が0.
01%を超えた場合、凝固時に溶鋼中に〔C〕及び〔O
〕の濃化が起き、CO気泡を発生するため0.01%以
下にする。[Mn]が0.50%を超えた場合、(AZ
)が特に低い場合にMnOを生成するため0.50%以
下にする。〔O〕を150 ppm未満にすると、〔O
〕と平衡する[)が高くなり、凝固時に?WE中に〔O
〕及びCAI)の濃化が起き、M2O3を生成する。(
AZ)を低く抑えるため〔O〕は150ppm以上を確
保する必要がある。
[7)は20ppmを超えると凝固時に溶鋼中に〔u)
及び〔O〕の濃化が起きた場合、M2O3が生成するた
め20ppm以下にする。
11)■インジェクション処理において、CaOとCa
Fzを主体としたフラックスを溶鋼重量当り2〜7 k
g / ton 、不活性ガスと共に溶鋼中に吹き込む
。この処理により、インジェクションの撹拌力によって
溶鋼中に未反応で残留している(AZ)と〔O〕を反応
させ平衡状態にすること、及び、溶鋼中に懸濁している
N 203をCaOと反応させ、低融点の12CaO・
7Ajz03複合介在物として、合体・浮上させること
を行なう。
粉体の吹き込み量は、2 kg / ton未満である
と、十分な反応が起きずM、0.が残留してしまう。ま
た7 kg / tonを超えると、溶鋼温度の低下が
大きくなり過ぎるため上限を7 kg / tonとす
る。
1ii)■連続鋳造では、溶鋼を連続鋳造機にて凝固さ
せ、スラブを得る。
iv)■圧延では、熱間圧延、冷間圧延を行ない最終製
品とする。
第3図は、本発明による溶鋼温度での〔M%〕と〔O%
]の関係を示す。溶鋼段階で[0%]を高く狙うことで
〔M%〕を低く抑える。図中斜線部は本発明での介在物
制御が可能な範囲である。
第4図は、本発明での■インジェクション処理工程で、
粉体(CaO、CaFz)を単位溶鋼重量当たりに吹き
込む量と20trm以上の介在物(個/10cjl)と
の関係を示す。インジェクション処理をしない場合(粉
体吹き込み量Okg/lon ) 、208以上の介在
物が約120個/10cilであるが、本発明による、
第3次精錬(インジェクション処理)を付与せしめ、粉
体吹き込み量2〜7kg/lonの領域で、介在物がX
以下に低減する。
第5図は、MnOとAI、O,の二元系状態図である。
インジェクション処理なしの場合、溶鋼中にN2O3が
多く残り、また過剰にある(/V)と〔O〕が平衡にな
る時にA Il 203を生成するため融点2020″
Cを有する硬質介在物となる。
インジェクション処理を行なった場合、初期に生成する
7V203は除去される。溶鋼温度が凝固温度まで低下
した時点で、〔M〕が低く〔O〕が高いためM2O,が
単独で生成せずにMnO・M2O,という形で直接生成
する条件を満足する。このことから第5図に示す斜線領
域の介在物が生成する。
(実施例) 第1表に従来技術による最終製品の成分目標値(2次精
錬後目標)及び転炉処理後(1次精錬後)真空脱ガス処
理(2次精錬)の成分実績値を示す。
第2表に従来技術による2次精錬後の製品成分実績値を
示す。
第3表に本発明による最終製品の成分目標値(3次精錬
後目標)及び転炉処理後(1次精錬後)真空脱ガス処理
(2次精錬)、インジェクション処理(3次精錬)の成
分実績値を示す。
第4表に本発明による3次精錬後の製品成分実績値を示
す。
第6図は、従来技術(第2表)の綱での表面疵発生事例
を示す組織写真の模式図である。割れの起点■を走査型
電子顕微鏡で観察すると、M2O。
系硬質介在物が存在し、圧延工程で、硬質介在物が圧下
不良となり空隙を生じている。この空隙を伝播して割れ
となったと考えられる。
一方策7図は本発明(第4表)の鋼での製品事例を示す
組織写真の模式図である。製品の■を走査型電子顕微鏡
で観察すると、MnO・M2O,軟質介在物が存在し、
圧延工程で、伸延しているため、表面疵に到らなかった
第5表は、本発明(第4表)での介在物組成(N=10
0ケ)と比較例(従来技術)(N=100ヶ)との介在
物組成の重量比率を示す。表中その他成分はSiO□、
 CaOなとである。本発明鋼で生しる介在物組成はM
n0−/V2O3系で、 融点の低い(1520〜18
50°C)伸延性の優れた軟質介在物が生成しており第
7図のように表面欠陥のない鋼板の製造が可能である。
それに対し、従来技術の比較例ではM2O3リ。
チとなり、第6図に示す硬質介在物が生成する。
この硬質介在物は圧延後十分に伸延せず、空隙の発生を
伴なう。この空隙を起点として、表面疵の発生に到る。
第5表 (発明の効果) 本発明により、低M、低5iiiで存在する硬質介在物
を軟質介在物に変える技術が達成され、表面疵の少ない
綱の製造を可能にした。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来法による溶鋼の炭素量〔C%〕と自由酸素
量〔C%〕の関係を示す図、第2図は本発明による処理
工程のフロー図、第3図は本発明による溶鋼温度での〔
M%〕と〔O%〕の関係を示す図、第4図は本発明での
■インジェクション処理工程で粉体(CaO、CaFz
)を単位溶鋼重量当りに吹き込む量と20−以上の介在
物(個/10cffl)との関係を示す図、第5図はM
nOとAl2O3の二元系状態図、第6図(a)は従来
技術(第2表)の鋼の表面疵発生事例を示す組織写真の
模式図、同じくら)は(81図の■部の詳細模式図、第
7図(a)は本発明(第4表)の鋼製品の組織写真の模
式図、同じく(b)は(81図の0部の詳細模式図であ
る。 〔C%〕 第 3 図 (AZ %) 粉体吹き込み量 (Kl/を九) 、を奔明補域 重量(%) 第 6 図 (b) 第 図 (b)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  転炉及び真空脱ガス処理を経て溶鋼成分〔C〕0.0
    1%以下、〔Mn〕0.50%以下、〔O〕150pp
    m以上、〔Al〕20ppm以下に溶製し、その後取鍋
    精錬処理でCaOとCaF_2とを溶鋼重量当たり合計
    2〜7kg/tonインジェクションし、溶鋼成分〔c
    〕0.01%以下、〔Mn〕0.50%以下、〔O〕1
    20〜200ppm、〔Al〕20ppm以下に溶製し
    、その後連続鋳造工程でスラブを製造し最終圧延製品と
    し、該圧延製品中に含まれる微小介在物の組成がMnO
    −Al_2O_3系であることを特徴とする精錬工程に
    おける介在物形態制御方法。
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