JPH03226322A - 切替え式孔明け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、複数種類の孔径の孔明けを行う場合に用い
られる切替え式孔明は装置に関するものである。

（従来の技術） 複数種類の孔径の孔明けを行う場合としては、例えば、
車体パネル加工ラインにて、同一種類の車体パネルの同
一部位に大小二種類の孔を車体仕様に応じて選択的に明
ける場合かあり、かかる場合に従来は例えば、第３図（
ａ）に示すトリムピアス工程のトリムピアス型にピアス
ポンチ１とダイ２の組を設けるとともに、同図（ｂ）に
示す次のフランジ曲げピアス工程のフランジ曲げピアス
型に上記ピアスポンチ１とダイ２の組とは孔明は径か異
なるピアスポンチ３とダイ４の組を設け、それらのピア
スポンチ１．３と各孔明は型の上型のポンチホルダ５．
６との間にそれぞれ、鋸刃状のバッキングカム７ａに摺
接する鋸刃状部を持つスライドブロック７ｂをエアシリ
ンダ７Ｃによる上記バッキングカム７ａの水平な進退移
動と図示しないスプリングによる上方への付勢力とによ
って昇降移動させる切替えユニット７を介挿して、それ
らの切替えユニット７の作動に基づきピアスポンチ１．
３を図示の使用位置とそこより上方に引っ込んだ待機位
置との間で昇降可能ならしめ、それらのピアスポンチ１
．３のいずれか一方を適宜その使用位置に配置して、ラ
インを流れる車体パネル８への二種類の孔明けを行って
いた。

（発明か解決しようとする課題） しかしながら、かかる従来の孔明は方法にあっては、比
較的単純な孔明は加工を行うためピアス型が一台で済む
ような場合に、二工程で行う必要があることから、型数
か多くなって設備コストか嵩むとともに、工程数が多く
なってワークの加工コストが嵩むという問題があった。

この発明は、かかる課題を有利に解決した切替え式孔明
は装置を提供するものである。

（課題を解決するための手段） この発明の切替え式孔明は装置は、外径か複数種類とな
るよう、先端部に連なる少なくとも一の段部を有するピ
アスポンチと、前記ピアスポンチの各外径に各々対応す
る孔径の複数のダイ孔を有するダイ部材移動させてそれ
らのダイ孔の一つを所定の使用位置に選択的に配置する
ダイ孔選択手段と、前記使用位置に位置するダイ孔に対
し前記ピアスポンチを昇降させるピアスポンチ昇降手段
と前記ピアスポンチとの間に介挿されてそのピアスポン
チの下降限位置を段階的に変化させるポンチ下降限位置
変更手段と、を具えてなることを特徴とするものである
。

（作用） かかる装置にあっては、ダイ孔選択手段によって、ワー
クに明ける孔径に対応する孔径のダイ孔を所定の使用位
置に配置する一方、前記ダイ孔選択手段の作動に伴い、
その使用位置のダイ孔に対応する外径の先端部もしくは
何れかの段部がそのダイ孔内まて下降するように、ポン
チ下降限位置変更手段によってピアスポンチの下降限位
置を変化させた後に、ピアスポンチ昇降手段によってそ
のダイ孔に対し前記ピアスポンチを昇降させると、その
ピアスポンチかダイ部材の前記ダイ孔の角部分との共働
にてワークに所定の孔径の孔を明ける。

そして、ワークに明ける孔径を変更する場合には、その
変更後の孔径に基づき上記手順を繰り返せば良い。

従って、この発明の切替え式孔明は装置によれば、−台
の装置のみて複数種類の孔径の孔明けを行うでとができ
ることから、比較的単純な孔明は加工を行うためピアス
型が一台て済むような場合に、−工程で行い得るので、
型数を少なくして設備コストを削減し得るとともに、工
程数を少なくしてワークの加工コストを削減することが
できる。

（実施例） 以下に、この発明の実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。

第１図は、車体パネル加工ラインのトリムピアス工程に
適用した、この発明の切替え式孔明は装置の一実施例を
示す縦断面図であり、図中９は、平板状ワーク１０の周
囲を所定車体パネル形状に切り落とすとともにワーク１
０の所定複数部位に孔明けを行うトリムピアス型を示し
、図中１１は、そのトリムピアス型９内に設けられて、
同一種類の車体パネルとなるワーク１０の同一部位に大
小二種類の孔を車体仕様に応じて選択的に明ける、この
実施例の切替え式孔明は装置を示す。

ここにおける孔明は装ｆｉｌｌは、ピアスポンチ１２と
、ダイ部材としてのボタンダイホルダ１３と、ダイ孔選
択手段としての通常のエアシリンダ１４と、ポンチ下降
限位置変更手段としての切替えユニット１５とを具えて
なり、ここで、ピアスポンチ１２は、第２図に示すよう
に、小さい方の孔径にほぼ等しい外径の先端部！２ａと
、その先端部１２ａに連なる、大きい方の孔径にほぼ等
しい外径の段部１２ｂと、その段部１２ｂに連なる、そ
の段部１２ｂよりも外径が大きく、ボールロック式リテ
ーナ１６に差し込み装着し得るようにポール溝を形成さ
れた軸部１２Ｃとからなる。

またここで、切替えユニット１５は、第３図に示す切替
えユニット７と同様に構成され、図示しない鋸刃状のバ
ッキングカムに摺接する鋸刃状部を持つスライドブロッ
ク１５ａを、エアシリンダ１５ｂによるそのバッキング
カムの水平な進退移動と図示しないスプリングによる上
方への付勢力とによって昇降移動させることにて、スラ
イドブロック１５ａの下端面に固定された上記ボールロ
ック式リテーナ１６ひいてはそこに装着されたピアスポ
ンチ１２をその先端部１２ａの長さに対応する距離だけ
昇降移動させることかでき、この切替えユニット１５は
、トリムピアス型９の、プレス機械により昇降移動され
る上型の、ポンチ昇降手段としてのポンチホルダ９ａに
取り付けられている。

一方、ボタンダイホルダ１３は、その上面側に埋設され
た、前記段部１２ｂの外径よりも所定クリアランス分大
きい孔径のダイ孔１７ａおよび、前記先端部１２ａの外
径よりも所定クリアランス分大きい孔径のダイ孔１８ａ
をそれぞれ有する二個のボタンダイ１７．１８を具える
とともに、それらのボタンダイ１７．１８のダイ孔１７
ａ、　１８ａの下方にスクラップ排出孔１３ａを有して
おり、このボタンダイホルダ１３は、トリムピアス型９
の下型のダイホルダ９ｂにより水平方向へ摺動可能に支
持されるとともに、そのダイホルダ９ｂの両側壁部９Ｃ
により挟持されて移動方向を図では左右方向へ案内され
、さらにその移動限位置を、ダイホルダ９ｂの両端壁部
９ｄへの当接により、ピアスポンチ１２に対し上下方向
に整列する使用位置にボタンダイ１７のダイ孔１７ａか
位置する図示しない大径孔明は位置と、その使用位置に
ボタンダイ１７のダイ孔１７ａか位置する図示の小径孔
明は位置とに特定されている。

そして、エアシリンダ１４は、ボタンダイホルダ１３の
移動方向に整列してダイホルダ９ｂに支持されるととも
に、そのエアシリンダ１４のピストンロッド１４ａの先
端部を上記ボタンダイホルダ１３の一端部に結合されて
おり、このエアシリンダ１４は、そのヘッド側およびロ
ッド側の何れか一方のポートへの空気圧の供給により、
ボタンダイホルダ１３を水平移動させて上記大径孔明は
位置および小径孔明は位置の何れか一方に選択的に配置
することかできる。

尚、上記エアシリンダ１４およびエアシリンダ１５ｂに
はそれぞれ、空気圧源を接続するための継手を装着可能
なジヨイントブロック１９か、空気圧供給用配管２０を
介し接続されている。

また、上記トリムピアス型９の上型は、図示しないプレ
ス機械のスライドに取り付けられる一方、トリムピアス
型９の下型は、そのプレス機械のボルスタに取り付けら
れている。

かかる孔明は装置１１において、例えばワーク１０に小
さい方の孔を明ける場合には、エアシリンダ１４のヘッ
ド側ボートにジヨイントブロック１９および空気圧供給
用配管２０を介し図示しない空気圧源から空気圧を供給
して、エアシリンダ１４のピストンロッド１４ａの進出
によ、リボタンダイホルダ１３を図示の小径孔明は位置
に移動させ、これによって、ダイ孔１８ａを上記使用位
置に配置する一方、切替えユニット１５のエアシリンダ
１５ｂの、スライドブロック１５ａを下降させる所定ポ
ートにジヨイントブロック１９および空気圧供給用配管
２０を介し図示しない空気圧源から空気圧を供給し、こ
れによって、上記プレス機械のスライドの下降に基づく
ピアスポンチ１２の下降限位置を、上記使用位置にある
ダイ孔１８ａに対応する外径である先端部１２ａかその
ダイ孔１８ａ内まて下降するように変化させた後に、上
記プレス機械のスライドの昇降に基づく上型ひいてはポ
ンチホルダ９ａの昇降によって、そのダイ孔１８ａに対
し前記ピアスポンチ１２を昇降させれば、そのピアスポ
ンチ１２の先端部１２ａか、ボタンダイ１８のダイ孔１
８ａの角部分との共働にてワーク１０に小さい方の孔を
明ける。

そして、ワークｌＯに明ける孔を大きい方に変更する場
合には、その変更後の孔径に基づき上記手順を繰り返し
て、上記使用位置にダイ孔１７ａを配置する一方、ピア
スポンチ１２の下降限位置を、上記使用位置にあるダイ
孔１７ａに対応する外径である段部１２ｂかそのダイ孔
１７ａ内まで下降するように変化させた後、ポンチホル
ダ９ａの昇降によって、そのダイ孔１７ａに対し前記ピ
アスポンチ１２を昇降させれば、そのピアスポンチ１２
の段部１２ｂか、先端部１２ａに引き続き、ボタンダイ
１７のダイ孔１７ａの角部分との共働にてワークＩＯに
大きい方の孔を明ける。

従って、この実施例の切替え式孔明は装置１１によれば
、−台の装置のみて二種類の孔径の孔明けを行うことか
できることから、ピアス型かトリムピアス型９の一台の
みて済み、−工程で行い得るので、型数を少なくして設
備コストを削減し得るとともに、工程数を少なくしてワ
ークｌＯの加工コストを削減することかできる。

以上、図示例に基つき説明したが、この発明は上述の例
に限定されるものでなく、例えば、孔径の種類をさらに
増すこともでき、この場合には、例えば上記例において
、ボタンダイホルダ１３にさらに多くのボタンダイを設
けるとともに、エアシリンダ１４に加え、ボタンダイホ
ルダ１３の移動経路中にストッパを出し入れするシリン
ダも設けてダイ孔選択手段を構成し、またピアスポンチ
１２にもさらに段部を設けるとともに、切替えユニット
１５のスライドブロック１５ａの上方に複数枚のバッキ
ングプレートを複数本のシリンダにより抜き差ししてス
ライドブロック１５ａの位置を段階的に変化させるよう
にすれば良い。

またダイ部材は、上記実施例ではダイ孔を形成したボタ
ンダイを複数具えるボタンダイホルダを用いたか、ブロ
ック状部材に直接複数種類のダイ孔を形成したものを用
いても良い。

さらにピアスポンチ昇降手段は、プレス機械に取り付け
られた金型の一部に限られず、例えば油圧シリンダでも
良い。

尚、明ける孔の形状は、丸孔に限られず、長孔や角孔て
も良く、ピアスポンチの先端部と段部間や複数の段部相
互間で形状を異ならせても良い。

（発明の効果） かくしてこの発明の切替え式孔明は装置によれば、−台
の装置のみて複数種類の孔径の孔明けを行うことができ
ることから、比較的単純な孔明は加工を行うためピアス
型か一台で済むような場合に、−工程で行い得るので、
型数を少なくして設備コストを削減し得るとともに、工
程数を少なくしてワークの加工コストを削減することか
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は車体パネル加工ラインのトリムピアス工程に適
用したこの発明の切替え式孔明は装置の一実施例を示す
縦断面図、 第２図は上記実施例に用いるピアスポンチを示す側面図
、 第３図（ａ）、（ｂ）は従来の孔明は方法を示す説明図
である。 ９−斗リムピアス型　　９ａ−ポンチホルダ１２・−ピ
アスポンチ　　　１２ａ−・・−先端部１２ｂ−・−段
部　　　　　　１３−・ボタンダイホルダ１４−・エア
シリンダ　　　１５−・−切替えユニット１７ａ、　１
８ａ　−−ダイ孔 第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、外径が複数種類となるよう、先端部（１２ａ）に連
   なる少なくとも一の段部（１２ｂ）を有するピアスポン
   チ（１２）と、 前記ピアスポンチの各外径に各々対応する孔径の複数の
   ダイ孔（１７ａ、１８ａ）を有するダイ部材（１３）を
   移動させてそれらのダイ孔の一つを所定の使用位置に選
   択的に配置するダイ孔選択手段（１４）と、前記使用位
   置に位置するダイ孔に対し前記ピアスポンチを昇降させ
   るピアスポンチ昇降手段（９ａ）と前記ピアスポンチと
   の間に介挿されてそのピアスポンチの下降限位置を段階
   的に変化させるポンチ下降限位置変更手段（１５）と、
   を具えてなる、切替え式孔明け装置。