JPH03225476A - 捺印検査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、化粧品、薬品１食品等の製品に対して付与す
る製造日・製品ロフト等の捺印を検査する装置に関し、
更に詳しくは捺印が正常に行われているか否かを検査す
る装置に関する。

（従来技術） 一般に、化粧品、薬品１食品等に於ける製造日・製造ロ
フトの捺印には、非接触式のインクジェットプリンター
が用いられている。このような装置では、捺印のかすれ
・未捺印等の捺印不良が、不規則に発生する事は少ない
、したがって、−旦捺印不良が発生すると連続して発生
するため、捺印不良を発見するための検査は、一定間隔
毎に被検査物をサンプリングして検査すれば足りるもの
である。このような背景から、従来は製造工程内で検査
員が一定間隔毎に被検査物をサンプリングし、目視検査
を行なっていた。また、前述の作業員による目視検査に
代え、ＩＴＶカメラ等により捺印部の画像抽出を行い、
画像処理装置により捺印の良・否を判定するといった自
動検査も行なわれている。

（発明が解決しようとする課題） しかし、上述の方法及び装置では、次の櫟な問題点、欠
点があった。

即ち、検査員が被検査物を一定間隔毎にサンプリングし
、目視検査を行う場合、化粧容器等の容器色の種類が多
い製品では、容器色とインク色が同系色である製品もあ
り、かかる製品に於いては捺印が不鮮明となり、目視検
査で捺印の良・否を判定するのは困難である。したがっ
て上述の判定はその精度が悪く、精度向上に努めようと
すれば判定に時間を要するばかりか、検査員の目が疲労
するといった問題もあり、全体として検査効率の低下を
招いていた。

一方、捺印部の画像抽出を行い、画像処理装置により捺
印の良・否の判定を行なう場合は対象被検査物の色によ
って、２値化レベル、しきい値。

照明照度等の調整が必要で有る。

しかして画像処理により容器色の多様な化粧容器等の製
品を検査対象として扱う場合、前記調整のため切替時間
が長期化し、稼働率が低下するといった問題があり、一
方、かかる調整をなくすためには、高度の画像処理及び
演算装置が必要であり、装置価格が高価となるとともに
処理時間が長くなり、高速製造ラインにおけるオンライ
ン処理が出来ないという問題があった。

本発明は上述した問題点、欠点を解決するためになされ
たもので、多種類の容器に対し、安定且つ安価に捺印の
検査を行うためのロフト捺印検査装置の提供を目的とす
るものである。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するための本発明の第１の発明は対象物
品に付与した捺印を検査する装置であって、並列するダ
ミー捺印対象物及び対象製品群間を移動しながら順次こ
れらに捺印を付与する捺印装置と、捺印後のダミー捺印
対象物の移動経路に臨む画像データ人力装置と、該画像
データ入力装置に連結した画像データ記憶装置と、該画
像データ記憶装置に連結した画像表示モニタと、前記ダ
ミー捺印対象物の移動経路近傍に配設した捺印消去装置
とから構成したことを特徴とするものである。そして第
２の発明は前記画像データ入力装置が画像を数値データ
として入力可能な画像データ入力装置であり、画像デー
タ記憶装置が入力した画像データの２以上の画像データ
を記憶する画像データ記憶装置であり、画像表示モニタ
が記憶した２以上の画像データを夫々比較演算する画像
データ比較装置であり、捺印の検査を自動的に行うこと
を可能にしたことを特徴とするものである。

（作用） 次に、以上の特徴を有する本発明装置の作用について説
明する。

まず、ダミー捺印対象物と並列する位置に対象製品群を
搬送した後、捺印装置を移動せしめて、対象製品群及び
ダミー捺印対象物に捺印を付与する。しかる後、ダミー
捺印対象物を移動せしめ、その移動経路上に臨む画像デ
ータ入力装置により、前記ダミー捺印対象物に付与した
捺印の画像データを入力する。そして、入力した画像デ
ータを一旦画像データ記憶装置に保持した後、捺印画像
を画像表示モニタに表示する。検査員は表示した画像を
目視検査し、捺印が正常にされているが否かを判断する
。捺印画像入力後、ダミー捺印対象物を更に移動し、同
様に移動経路近傍に配設した捺印消去装置により捺印を
消去する。しかる後該ダミー捺印対象物を再び元の位置
に戻すのである。

一方、対象製品群に捺印を付与した後、該対象製品群を
所定の適宜場所に搬送する。

以後、以上の作動を繰り返して連続的に製品に捺印を付
与するとともに、ダミー捺印対象物に付与した捺印を直
接目視しなくても画像表示モニタにより間接的に確認す
ることが可能になる。又、製品の色と捺印インク色とが
同系色の場合であっても、捺印インク色とは異系色であ
るダミー捺印対象物に捺印を付与すれば、その捺印は鮮
明なものとなるとともに判別が容易となり結果として検
査作業を容易ならしめるものである。

又、第２の発明によれば、まず、予め正常と判断される
捺印の画像データを数値で画像データ記憶装置に記憶し
ておく、そして検査対象である捺印の画像データを数値
データとして入力し、画像データ記憶装置に記憶する。

しかる後これら２つの画像データを画像データ比較装置
により演算比較し、予め設定しておいた判断基準により
捺印が正常か異常かの判断を行うのである。この装置に
よれば捺印の自動検査が可能となる。

（実施例） 以下、本発明装置の実施例につき添付開面に基づいて説
明する。第１回は本発明装置の１実施例を示す説明図で
ある。

同図に示すように実施例装置は、捺印装置（＾）と、容
器搬送装置（Ｂ）　　と、ダミー捺印部（Ｃ）　と、表
示部（Ｄ）　　とからなる装置である。

前記容器搬送装置（Ｂ）　は容器把持具（２）を備え、
これを適宜場所に移動せしめることができるロボット、
ビックアンドプレース等の装置である。

前記捺印装置（Ａ）　　はインクジェットプリンター用
の捺印ヘッド（５）と、この捺印ヘッド（５）を矢示Ｃ
方向に移動せしめるヘッド移動装置（６）と、これらの
近傍に配設した捺印制御装置（７）とがらなり、該捺印
制御装置（７）とヘッド移動装置（６）とを連結すると
ともに該捺印制御装置（７）に不良式カキ−（１４）を
接続している。そして、前記捺印ヘッド（５）は図示せ
ぬ容器検出手段を内蔵しており、前記捺印制御装置（７
）により製品容器（１）の検出及び捺印を行う。また、
前記移動装置（６）は公知のスライド装置であり、シリ
ンダー等の簡易な駆動部を備えるものでよい。

前記ダミー捺印部（Ｃ）は円形のダミー捺印板（９）と
、回転駆動装置（８）と、捺印消去板（１３）とからな
るものであり、該ダミー捺印板（９）を捺印インク色と
は異なる色を有し、かつ耐薬品性の強いデルリン、テフ
ロン等の樹脂性材料から構成するとともに、捺印を付与
する部分を平坦にしている。

そして、前記回転駆動装置（８）はその回転軸に前記ダ
ミー捺印板（９）を備え、該ダミー捺印板（９）を矢示
ａ方向に間歇回転せしめるものである。又、前記捺印消
去板（１３）は矢示す方向に回転する平板と該平板表面
に止着したスポンジ等の吸湿性のある素材とからなり、
この部分に捺印インク消去用の溶剤を含浸せしめるとと
もに、該捺印消去板（１３）の上面を前記ダミー捺印板
（９）の下面に接触せしめている。そして、以上の構成
を備えるダミー捺印部（Ｃ）をそのダミー捺印板（９）
の下面が前記捺印ヘッド（５）の移動経路上に位置する
ように配設している。

前記表示部（Ｉ））　は、画像入力カメラ（１０）と、
画像データ記憶装置（１１）と、ＣＲＴ　（１２）とか
らなるものであり、該画像入力カメラ（１０）と画像デ
ータ記憶装置（１１）とを接続し、画像データ記憶装置
（１１）とＣＲＴ　（１２）とを接続している。そして
前記画像入力カメラ（１０）を前記ダミー捺印板（９）
の下方に位置せしめるとともに、第１図に示す如く、こ
れを前記捺印消去板（１３）より矢示ａ方向後側に位置
せしめている。

次に、以上の構成を備える実施例装置の作動について説
明する。

まず、容器搬送装置（Ｂ）は正立状態で整列している容
器（１）を複数本、そのネック部あるいは胴部を把持し
、これを捺印ヘッド（５）とダミー捺印部（Ｃ）の間且
つ捺印へノド（５）　の移動経路上方へ搬送して一旦停
止する。しかる後ヘツド移動装置（６）により捺印ヘッ
ド（５）を移動せしめ、容器（１）の底部及びダミー捺
印板（９）の下面に捺印を付与する。次いで捺印を付与
した容器（１）を捺印終了製品として次工程へ搬送する
。一方、ダミー捺印板（９）は前記回転駆動装置（８）
により矢示ａ方向に回転せしめられ、その捺印箇所を画
像入力カメラ（１０）上方へ移動せしめられる。しかる
後その捺印画像データを画像人力カメラ（１０）により
画像データ記憶装置（１１）に人力して一旦画像データ
記憶装置（１１）に保持し、一定時間ＣＲＴ　（１２）
に表示せしめる。検査員は表示された捺印画像を目視し
、欠け、かすれ、にじみ等の捺印不良について検査する
。そして捺印不良である場合には、検査員は不良式カキ
−（１４）を押釦して捺印不良を捺印制御装置（７）お
よび容器搬送装置（Ｂ）に入力し、それらの作動を停止
せしめる。一方、画像データ入力後ダミー捺印部（９）
を再び回転せしめ、捺印箇所を回転移動経路上に配設し
た捺印消去板（１３）に経由せしめることにより、付与
した捺印を消去する。

以後、上述した作動を繰り返すことにより継続的に捺印
の検査を行う。

なお、上述の不良発生時に不良入カキ−（１４）を押釦
するという方法において、この方法に代え正常時に確認
キーを押すという、常時捺印の正常を確認しながらの′
Ｉａ認方決方法良い。

以上本発明装置の第１実施例について述べたが、以下に
第２実施例につき第２図に基づき詳述する。

第２図は第２実施例を示し、１部をブロック図で表わし
た説明図であるが、第１実施例と同じ構成の部位は同一
符号を付してその詳しい説明を省略する０本第２実施例
は第１実施例の表示部（Ｄ）に代え判断制御部（Ｅ）を
備えたもので、該判断制御部（Ｅ）は画像入力カメラ（
１０）　、　Ａ　／　Ｄ変換装置（１５）　、画像デー
タ記憶装置（１６）　、正常画像データ記憶装置（１７
）　、画像データ比較装置（１８）及び停止制御信号発
生装置（１９）からなる。同図に示すように、画像デー
タ記憶装置（１６）はＡ／Ｄ変換装置（１５）を介して
画像入力カメラ（１０）と連結しており、この画像デー
タ記憶装置（１６）及び正常画像データ記憶装置（１７
）は夫々画像データ比較装置（１８）と連結している。

更に画像データ比較装置（１８）は停止制御信号発生装
置（１９）と連結し、停止制御信号発生装置（１９）は
捺印制御装置（７）と連結している。

しかして、この判断制御部（Ｅ）においては、まず予め
正常捺印の画像データをデジタルデータとして正常画像
データ記憶装置（１７）に記憶しておく。

そして随時画像入力カメラ（１０）からの画像データを
Ａ／Ｄ変換装置（１５）によりデジタルデータに変換し
、画像データ記憶装置Ｆ（１６）に記憶する。この後画
像データ比較装置（１８）が、画像データ記憶装置（１
６）のデータと正常画像データ記憶装置（１７）のデー
タとを比較、演算し、予め設定しておいた判断基準によ
り適正・適否の判断を行なう、否の場合、停止制御信号
発生装置（１９）を介して捺印制御装置（７）に停止制
御信号を出力し、捺印装置（Ａ）を停止せしめる。前記
正常画像データ記憶装置（１７）への人力は、予め正常
画像をＡ／Ｄ変換し、記憶しておいても、適宜入力手段
にて、数値入力しておいても良い、又、前記画像データ
比較装置（１８）におけるデータの比較、演算は、公知
のパターンマツチング手法を用いるのが好適である。

尚、本実施例においては前記ダミー捺印部（Ｃ）を回転
可能な円形のダミー捺印板（９）で構成したがこれに限
るものではなく、捺印を付与することのできる捺印付与
面を備え且つ移動可能な構成を備えるものであればどの
ような構成であってもさしつかえない。

（発明の効果） 以上詳述したように本発明装置は、ダミー捺印対象物に
捺印してその捺印を検査することとしたため、ダミー捺
印対象物の色を適宜色に設定すれば、その捺印は極めて
鮮明なものとなり、従来問題となっていた捺印インク色
と同系色の製品に於ける捺印の検査が非常に容易に行え
るものとなるとともに、その検査精度を飛躍的に向上さ
せることが可能となる。

又画捺印画像が画像表示モニタに一定時間表示されるた
め、検査員は他作業と並行して検査作業が実行出来、省
人化が図れる。

尚、第２実施例の如く、判断制御装置を設ければ自動検
査が可能となり、目視検査という疲労作業から検査員が
解放されるとともに、捺印工程の無人化が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の第１実施例を示す説明図、第２図
は第２実施例を１部ブロック図で示す説明図である。 （１）・・・製品容器、　　　（２）・・・容器把持具
、（５）・・・捺印ヘッド、　　（６）・・・ヘッド移
動装置、（７）・・・捺印制御装置、　（８）・・・回
転駆動装置、（９）・・・ダミー捺印板、　（１０）・
・・画像入力カメラ、（１１）・・・画像データ記憶装
置、 （Ｉ２）・・・ＣＲＴ、　　　　（１３）・・・捺印消
去装置、（Ｉ４）・・・不良入カキ−１（１５）・・・
Ａ／Ｄ変換装置、（１６）・・・画像データ記憶装置、 （１７）・・・正常画像データ記憶装置、（１８）・・
・画像データ比較装置、 （１９）・・・停止制御信号発生装置。 第 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）対象物品に付与した捺印を検査する装置であって
   、並列するダミー捺印対象物及び対象製品群間を移動し
   ながら順次これらに捺印を付与する捺印装置と、捺印後
   のダミー捺印対象物の移動経路に臨む画像データ入力装
   置と、該画像データ入力装置に連結した画像データ記憶
   装置と、該画像データ記憶装置に連結した画像表示モニ
   タと、前記ダミー捺印対象物の移動経路近傍に配設した
   捺印消去装置とから構成したことを特徴とする捺印検査
   装置。
2. （２）画像データ入力装置が画像を数値データとして入
   力可能な画像データ入力装置であり、画像データ記憶装
   置が入力した画像データの２以上の画像データを記憶す
   る画像データ記憶装置であり、画像表示モニタが記憶し
   た２以上の画像データを夫々比較演算する画像データ比
   較装置である請求項第１項記載の捺印検査装置。