JPH03224118A - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
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- JPH03224118A JPH03224118A JP1840190A JP1840190A JPH03224118A JP H03224118 A JPH03224118 A JP H03224118A JP 1840190 A JP1840190 A JP 1840190A JP 1840190 A JP1840190 A JP 1840190A JP H03224118 A JPH03224118 A JP H03224118A
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Links
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Landscapes
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
- Magnetic Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
この発明は、高密度記録を可能にする磁気ヘッドに関す
るものである。
るものである。
(従来の技術)
近年、情報化社会の進展に伴って使用される情報量が著
しく増大しつつある。このため、高度情報社会において
記憶装置に要求される性能は加速度的に向上している。
しく増大しつつある。このため、高度情報社会において
記憶装置に要求される性能は加速度的に向上している。
かかる要求に対して、主流である磁気ディスク装置等の
記憶装置では、面記録密度を上げることにより記憶容量
を増大させている。
記憶装置では、面記録密度を上げることにより記憶容量
を増大させている。
従来、高密度記録を実現する方法としては磁気記録と光
記録があった。磁気記録においては垂直記録方式におい
て0.1μmにせまる線記録密度が実験的に得られてい
る。また、トラック密度においても1μm以下の可能性
が指摘されている。しかし、いずれもヘッドと媒体間隔
が0.1μm以下に安定に位置決めさせる機構要素技術
がその前提となっている。ハードディスク装置に搭載さ
れている浮動へラドスライダは、流体力学的な効果を利
用することで、シンプルでしがち安価な機構構成によっ
て0.1μm以下のサブミクロン領域まで磁気ヘッドと
媒体の隙間を制御できる可能性を有している。
記録があった。磁気記録においては垂直記録方式におい
て0.1μmにせまる線記録密度が実験的に得られてい
る。また、トラック密度においても1μm以下の可能性
が指摘されている。しかし、いずれもヘッドと媒体間隔
が0.1μm以下に安定に位置決めさせる機構要素技術
がその前提となっている。ハードディスク装置に搭載さ
れている浮動へラドスライダは、流体力学的な効果を利
用することで、シンプルでしがち安価な機構構成によっ
て0.1μm以下のサブミクロン領域まで磁気ヘッドと
媒体の隙間を制御できる可能性を有している。
しかし、この浮動ヘッドスライダは、媒体との相対速度
によって隙間が変化してしまうと、媒体の回転停止時に
は隙間を維持できないこと、とりわけヘッドと媒体との
不測の接触によって記録データおよび機構が破壊される
という問題があり、信頼性を有しながら記録密度を向上
させるための隙間の微小化には限界がある。
によって隙間が変化してしまうと、媒体の回転停止時に
は隙間を維持できないこと、とりわけヘッドと媒体との
不測の接触によって記録データおよび機構が破壊される
という問題があり、信頼性を有しながら記録密度を向上
させるための隙間の微小化には限界がある。
一方、フレキシブルディスク装置あるいは磁気テープ装
置においては、接触記録に近い方式を用いることである
程度高い線記録密度が得られているが、データの転送速
度もしくはアクセス性能の向上、あるいは動作信頼性に
おいては限界があり、現状でも非接触方式を採用してい
るハードディスクを用いた磁気ディスク装置には総合的
な動作性能では劣る。
置においては、接触記録に近い方式を用いることである
程度高い線記録密度が得られているが、データの転送速
度もしくはアクセス性能の向上、あるいは動作信頼性に
おいては限界があり、現状でも非接触方式を採用してい
るハードディスクを用いた磁気ディスク装置には総合的
な動作性能では劣る。
また、光を用いた記録方式では、光源の短波長化によっ
て制約される原理的な分解能の制約があり、約1μm直
径より小さいビットを実現するのは困難となっている。
て制約される原理的な分解能の制約があり、約1μm直
径より小さいビットを実現するのは困難となっている。
そこで、従来の記録方式の限界を大幅に改善することが
でき、他の方法では実現し得なかった極めて高い記録密
度を与える記憶装置の出現が望まれている。
でき、他の方法では実現し得なかった極めて高い記録密
度を与える記憶装置の出現が望まれている。
ところで、材料表面の微細構造を研究する手段としてS
TM(Scanning Tunneli、ng M
icroscope :走査型トンネル顕微鏡)技術が
ある。この技術は固体表面の原子を一つ一つ見分けられ
る新原理の高分解能顕微鏡であり、機械的にピッチを定
め、探針をxy力方向走査することによって固体表面の
原子像が観察できることで知られている。測定プローブ
として使用されるのは単純な金属針であり、試料と針の
間に流れる微小なトンネル電流を観察しながらこの値を
2方向サーボとして用いる技術が37M技術である。
TM(Scanning Tunneli、ng M
icroscope :走査型トンネル顕微鏡)技術が
ある。この技術は固体表面の原子を一つ一つ見分けられ
る新原理の高分解能顕微鏡であり、機械的にピッチを定
め、探針をxy力方向走査することによって固体表面の
原子像が観察できることで知られている。測定プローブ
として使用されるのは単純な金属針であり、試料と針の
間に流れる微小なトンネル電流を観察しながらこの値を
2方向サーボとして用いる技術が37M技術である。
この37M技術を用い、基本的には信頼性の確立してい
る磁気記録媒体を使用して微小な磁性探針を磁化し、か
かる磁化により誘導される磁束によって発生する磁場に
より磁気記録媒体の一部の磁化を変化させることにより
情報を記録し、再生状態においては媒体上の磁化による
磁場分布あるいは磁束変化を検出することにより情報を
取り出す記憶装置が検討されている。
る磁気記録媒体を使用して微小な磁性探針を磁化し、か
かる磁化により誘導される磁束によって発生する磁場に
より磁気記録媒体の一部の磁化を変化させることにより
情報を記録し、再生状態においては媒体上の磁化による
磁場分布あるいは磁束変化を検出することにより情報を
取り出す記憶装置が検討されている。
第4図は従来の37M技術を用いた記憶装置の基本構成
の一例を示すものである。図において2は磁気記録媒体
(この例では円板)であり、スピンドル機構6によって
回転軸9の回りを所定速度で回転するように構成されて
いる。そして、この記録媒体2に対して記録および再生
を行うのが磁気ヘッド10である。この磁気ヘッド10
は一般に、磁性探針1とアクチュエータ4とから構成さ
れている。アクチュエータ4は探針1と記録媒体2とを
ビットの大きさ程度の距離で安定に保持する機構であり
、探針1を記録媒体2に対して垂直方向に移動させるこ
とができる。この磁気ヘッドエ0はまた、装置の筐体等
に固定されたアクチュエータ5によって記録媒体20半
径方向に移動してシークやトラッキングを行えるように
なっている。アクチュエータ4には例えばピエゾ素子P
の積層体が用いられており、このアクチュエータ4の先
端部に設けられた探針1は、ピエゾ素子Pに印加される
電圧により、記録媒体2との距離が調整されるようにな
っている。
の一例を示すものである。図において2は磁気記録媒体
(この例では円板)であり、スピンドル機構6によって
回転軸9の回りを所定速度で回転するように構成されて
いる。そして、この記録媒体2に対して記録および再生
を行うのが磁気ヘッド10である。この磁気ヘッド10
は一般に、磁性探針1とアクチュエータ4とから構成さ
れている。アクチュエータ4は探針1と記録媒体2とを
ビットの大きさ程度の距離で安定に保持する機構であり
、探針1を記録媒体2に対して垂直方向に移動させるこ
とができる。この磁気ヘッドエ0はまた、装置の筐体等
に固定されたアクチュエータ5によって記録媒体20半
径方向に移動してシークやトラッキングを行えるように
なっている。アクチュエータ4には例えばピエゾ素子P
の積層体が用いられており、このアクチュエータ4の先
端部に設けられた探針1は、ピエゾ素子Pに印加される
電圧により、記録媒体2との距離が調整されるようにな
っている。
以上のように構成される37M技術を用いた記憶装置は
、基本的には磁気記録の原理を用いているため、探針1
と記録媒体2との隙間は微小でかつ一定に維持される必
要がある。このため、本出願人はこの隙間を維持するた
めの探針1と記録媒体2の隙間検出手段として、静電容
量を検出する導電板3をアクチュエータ4の先端部に設
けた磁気ヘッドを既に提案している。32は導電板3か
らの出力を取り出すリード線である。
、基本的には磁気記録の原理を用いているため、探針1
と記録媒体2との隙間は微小でかつ一定に維持される必
要がある。このため、本出願人はこの隙間を維持するた
めの探針1と記録媒体2の隙間検出手段として、静電容
量を検出する導電板3をアクチュエータ4の先端部に設
けた磁気ヘッドを既に提案している。32は導電板3か
らの出力を取り出すリード線である。
第5図は本出願人が既に出願した37M技術を用いた記
憶装置における磁気ヘッド10の構成を示すものであり
、第4図の磁気ヘッド10の先端部分を拡大して示すも
のである。図において、4はアクチュエータであり、変
化する距離を大きくするために、印加電圧により厚さが
変化するピエゾ素子Pが複数枚積層されたものを使用し
ている。
憶装置における磁気ヘッド10の構成を示すものであり
、第4図の磁気ヘッド10の先端部分を拡大して示すも
のである。図において、4はアクチュエータであり、変
化する距離を大きくするために、印加電圧により厚さが
変化するピエゾ素子Pが複数枚積層されたものを使用し
ている。
このアクチュエータ4の記録媒体2側の先端部には先端
に向かって径が細くなる軟磁気特性を有する探針1が突
設されている。そして、この探針1の取付基部の周囲に
は平板状のコイル11が固着されており、このコイル1
1の両端はアクチュエータ4の1つの側面と平行に、か
つ側面とは所定の距離を保った状態で折り曲げられ、そ
の端部が電極12にそれぞれ電気的に接続されている。
に向かって径が細くなる軟磁気特性を有する探針1が突
設されている。そして、この探針1の取付基部の周囲に
は平板状のコイル11が固着されており、このコイル1
1の両端はアクチュエータ4の1つの側面と平行に、か
つ側面とは所定の距離を保った状態で折り曲げられ、そ
の端部が電極12にそれぞれ電気的に接続されている。
また、前述の探針1の取付基部の周囲には、平板状コイ
ル11を覆うように金属板などの導電板3が静電容量の
電極として固着されている。これは、本来制御したい量
は探針1と記録媒体2との距離であるが、探針1の先端
は極めて面積が狭く、静電容量のセンサの電極を兼ねる
ことが困難なため、探針1の取付基部の周囲に導電板3
を取り付けたものである。この導電板3の一部は、電極
12が設けられた側面とは別のアクチュエータ4の側面
に平行に折り曲げられ、かつ側面とは所定の距離を保っ
た状態で延長され、その端部が電極3工を形成している
。なお、導電板3と平板状コイル11とは電気的に絶縁
されている。また、電極31に接続するリード線32は
、図示しない電気容量測定装置に接続されている。
ル11を覆うように金属板などの導電板3が静電容量の
電極として固着されている。これは、本来制御したい量
は探針1と記録媒体2との距離であるが、探針1の先端
は極めて面積が狭く、静電容量のセンサの電極を兼ねる
ことが困難なため、探針1の取付基部の周囲に導電板3
を取り付けたものである。この導電板3の一部は、電極
12が設けられた側面とは別のアクチュエータ4の側面
に平行に折り曲げられ、かつ側面とは所定の距離を保っ
た状態で延長され、その端部が電極3工を形成している
。なお、導電板3と平板状コイル11とは電気的に絶縁
されている。また、電極31に接続するリード線32は
、図示しない電気容量測定装置に接続されている。
以上のように構成された磁気ヘッド10では、磁気ヘッ
ド10が磁気記録媒体2上をトレースする時に、導電板
3と記録媒体2との間に静電容量が生じ、この静電容量
は導電板3と記録媒体2との距離に反比例して変化する
。よって、この導電板3と探針1の先端部との距離を予
め測定して求めておけば、導電板3と記録媒体2との静
電容量を電気容量測定装置を用いて測定することにより
、探針1と記録媒体2の距離を得ることができる。
ド10が磁気記録媒体2上をトレースする時に、導電板
3と記録媒体2との間に静電容量が生じ、この静電容量
は導電板3と記録媒体2との距離に反比例して変化する
。よって、この導電板3と探針1の先端部との距離を予
め測定して求めておけば、導電板3と記録媒体2との静
電容量を電気容量測定装置を用いて測定することにより
、探針1と記録媒体2の距離を得ることができる。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、本出願人提案の37M技術を使用した磁
気記憶装置では、導電板3と記録媒体2との間隙がかな
り大きくならざるを得ないこと、静電容量としては探針
1の先端部分に比して面積の大きな電極部分に相当する
平均的な隙間を検出すること等のため、探針1を記録媒
体2に充分近接させて記録・再生を行うことが困難であ
るという問題点がある。
気記憶装置では、導電板3と記録媒体2との間隙がかな
り大きくならざるを得ないこと、静電容量としては探針
1の先端部分に比して面積の大きな電極部分に相当する
平均的な隙間を検出すること等のため、探針1を記録媒
体2に充分近接させて記録・再生を行うことが困難であ
るという問題点がある。
この発明は上述のような問題点を解消するためになされ
たものであり、その目的とするところは、磁性体からな
る探針を磁気記録媒体に極微小距離に近接させて、高密
度の記録再生を行う37M技術を使用した記憶装置にお
いて、探針と記録媒体との隙間検出器が探針の先端部分
にあり、実効的な電極と記録媒体との間隔を近づけるこ
とによって隙間の検出精度を高め、ひいては探針と記録
媒体との隙間の制御性能を向上させて高密度の記録が行
える磁気ヘッドを提供することにある。
たものであり、その目的とするところは、磁性体からな
る探針を磁気記録媒体に極微小距離に近接させて、高密
度の記録再生を行う37M技術を使用した記憶装置にお
いて、探針と記録媒体との隙間検出器が探針の先端部分
にあり、実効的な電極と記録媒体との間隔を近づけるこ
とによって隙間の検出精度を高め、ひいては探針と記録
媒体との隙間の制御性能を向上させて高密度の記録が行
える磁気ヘッドを提供することにある。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成する本発明は、法線方向に容易軸を持つ
磁気記録媒体に対して記録・再生を行う磁気ヘッドであ
って、磁気記録媒体に対向するように設けられ、その先
端部と記録媒体との距離を調節できるアクチュエータと
、このアクチュエータの先端部に突設され、磁気記録媒
体に磁気的変化を誘起させる先細の磁性探針と、発生す
る磁束が磁気記録媒体と鎖交するように、磁性探針の周
囲の前記先端部に固着されたコイルと、磁性探針の少な
くとも先端部近傍に設けられ、磁気記録媒体との間の静
電容量を検出する導電性部材と、この導電性部材と磁性
探針とを絶縁する絶縁性部材とを備え、導電性部材の検
出値に応じてアクチュエータが駆動されることを特徴と
している。
磁気記録媒体に対して記録・再生を行う磁気ヘッドであ
って、磁気記録媒体に対向するように設けられ、その先
端部と記録媒体との距離を調節できるアクチュエータと
、このアクチュエータの先端部に突設され、磁気記録媒
体に磁気的変化を誘起させる先細の磁性探針と、発生す
る磁束が磁気記録媒体と鎖交するように、磁性探針の周
囲の前記先端部に固着されたコイルと、磁性探針の少な
くとも先端部近傍に設けられ、磁気記録媒体との間の静
電容量を検出する導電性部材と、この導電性部材と磁性
探針とを絶縁する絶縁性部材とを備え、導電性部材の検
出値に応じてアクチュエータが駆動されることを特徴と
している。
(作用)
本発明の磁気ヘッドによれば、磁気記録媒体に記録・再
生を行う磁性探針の少なくとも先端部近傍に設けられた
導電性部材により、導電性部材と磁気記録媒体との間に
生じる静電容量が検出され、この静電容量の検出値が所
定値になるように制御することにより、磁性探針の先端
部と磁気記録媒体との距離が一定に保持される。
生を行う磁性探針の少なくとも先端部近傍に設けられた
導電性部材により、導電性部材と磁気記録媒体との間に
生じる静電容量が検出され、この静電容量の検出値が所
定値になるように制御することにより、磁性探針の先端
部と磁気記録媒体との距離が一定に保持される。
(実施例)
以下、この発明を実施例により図面を参照しつつ詳細に
説明する。
説明する。
第1図は、STM技術を用いた磁気記録装置おいて探針
1と磁気記録媒体3との距離を一定に維持することがで
きる本発明の磁気ヘッド20の一実施例の構造を示す斜
視図であり、第2図は第1図の■−■線における断面で
ある。なお、この実施例では第4図に示した従来の磁気
ヘッド10と同じ構成部材には同じ符号を付して説明す
る。
1と磁気記録媒体3との距離を一定に維持することがで
きる本発明の磁気ヘッド20の一実施例の構造を示す斜
視図であり、第2図は第1図の■−■線における断面で
ある。なお、この実施例では第4図に示した従来の磁気
ヘッド10と同じ構成部材には同じ符号を付して説明す
る。
第1図および第2図において、4は印加電圧により厚さ
が変化するピエゾ素子Pが積層されて構成されるアクチ
ュエータであり、その先端部には先端に向かって径が細
くなる軟磁気特性を有する探針1が突設されている。そ
して、この探針1の取付基部の周囲には磁界を発生する
平板状のコイル11が固着されており、このコイル11
の両端はアクチュエータ4の1つの側面と平行に、がっ
側面とは所定の距離を保った状態で折り曲げられ、その
端部が電極12にそれぞれ電気的に接続ぎれている。
が変化するピエゾ素子Pが積層されて構成されるアクチ
ュエータであり、その先端部には先端に向かって径が細
くなる軟磁気特性を有する探針1が突設されている。そ
して、この探針1の取付基部の周囲には磁界を発生する
平板状のコイル11が固着されており、このコイル11
の両端はアクチュエータ4の1つの側面と平行に、がっ
側面とは所定の距離を保った状態で折り曲げられ、その
端部が電極12にそれぞれ電気的に接続ぎれている。
また、前述の探針1の側面は先端部を除いて絶縁性部材
8で覆われており、探針1の取付基部の周囲には、平板
状コイル11を覆うように金属板などの導電板3が取り
付けられている。固着されている。この導電板3の一部
は、アクチュエータ4の電極12が設けられた側面とは
別の側面に平行に折り曲げられ、かつ側面とは所定の距
離を保った状態で延長され、その端部が電極31を形成
している。なお、導電板3と平板状コイル11とは電気
的に絶縁されている。
8で覆われており、探針1の取付基部の周囲には、平板
状コイル11を覆うように金属板などの導電板3が取り
付けられている。固着されている。この導電板3の一部
は、アクチュエータ4の電極12が設けられた側面とは
別の側面に平行に折り曲げられ、かつ側面とは所定の距
離を保った状態で延長され、その端部が電極31を形成
している。なお、導電板3と平板状コイル11とは電気
的に絶縁されている。
更に、この実施例では、探針1を覆う絶縁性部材8の外
側にドーム状に導電性部材7が設けられており、導電性
部材7の先端部に探針1の先端部が露出している。また
、この導電性部材7は導電板3と電気的に接続している
。そして、電極31に接続するリード線32は、図示し
ない電気容量測定装置に接続されている。
側にドーム状に導電性部材7が設けられており、導電性
部材7の先端部に探針1の先端部が露出している。また
、この導電性部材7は導電板3と電気的に接続している
。そして、電極31に接続するリード線32は、図示し
ない電気容量測定装置に接続されている。
導電性部材7を探針1の先端部を除く周囲に設ける方法
としては、探針1を絶縁性部材8で一部モールドし、ス
パッタリング等で探針1の先端部を除いて金属等の導電
性部材7を接合させる方法等がある。なお、探針1に絶
縁性部材8を介して接合した導電性部材7は、探針1に
よる磁気記録特性に影響を及ぼさず、むしろ、探針1の
機械的な補強、あるいは探針1の保護をする。
としては、探針1を絶縁性部材8で一部モールドし、ス
パッタリング等で探針1の先端部を除いて金属等の導電
性部材7を接合させる方法等がある。なお、探針1に絶
縁性部材8を介して接合した導電性部材7は、探針1に
よる磁気記録特性に影響を及ぼさず、むしろ、探針1の
機械的な補強、あるいは探針1の保護をする。
以上のように構成された実施例の磁気ヘッド20では、
磁気ヘッド20が記録媒体2上をトレースする時に、第
2図に示すように、導電性部材7と記録媒体3との間に
静電容量が生じ、この静電容量は導電性部材7と記録媒
体3との距離に反比例して変化する。また、この実施例
では導電性部材7の表面が記録媒体2に対して近接して
おり、導電部材7と記録媒体2との隙間を微小化するこ
とができるので、静電容量を用いた隙間検出精度を高め
ることができる。
磁気ヘッド20が記録媒体2上をトレースする時に、第
2図に示すように、導電性部材7と記録媒体3との間に
静電容量が生じ、この静電容量は導電性部材7と記録媒
体3との距離に反比例して変化する。また、この実施例
では導電性部材7の表面が記録媒体2に対して近接して
おり、導電部材7と記録媒体2との隙間を微小化するこ
とができるので、静電容量を用いた隙間検出精度を高め
ることができる。
よって、導電性部材7に電気容量測定装置を接続して、
探針1の先端部と記録媒体2との距離と静電容量との関
係を予め測定しておけば、導電性部材7の静電容量の出
力値により探針1と記録媒体2の距離を得ることができ
る。従って、この磁気ヘッド20を用いて、測定した電
気容量が常に一定となるようにアクチュエータ4に与え
る電圧を制御すれば、即ち、測定した電気容量に応じた
電圧をピエゾ素子Pにフィードバックすれば、探針1と
記録媒体2との距離を精度良く常に一定に保持すること
が可能になる。
探針1の先端部と記録媒体2との距離と静電容量との関
係を予め測定しておけば、導電性部材7の静電容量の出
力値により探針1と記録媒体2の距離を得ることができ
る。従って、この磁気ヘッド20を用いて、測定した電
気容量が常に一定となるようにアクチュエータ4に与え
る電圧を制御すれば、即ち、測定した電気容量に応じた
電圧をピエゾ素子Pにフィードバックすれば、探針1と
記録媒体2との距離を精度良く常に一定に保持すること
が可能になる。
第3図は本発明の別の実施例の磁気ヘッド30の構成を
示すものであり、第1図、第2図および第4図に示した
磁気ヘッド10.20と同じ構成部材には同じ符号を付
して説明する。
示すものであり、第1図、第2図および第4図に示した
磁気ヘッド10.20と同じ構成部材には同じ符号を付
して説明する。
この実施例の磁気ヘッド30において、ピエゾ素子Pの
積層体であるアクチュエータ4、アクチュエータ4の先
端部に突設された探針l、探針1の取付基部の周囲に設
けられた磁界発生用の平板状のコイル11、およびコイ
ル11を絶縁性部材を介して覆う導電板3の構成は第1
図および第2図の磁気ヘッド20と全く同じである。
積層体であるアクチュエータ4、アクチュエータ4の先
端部に突設された探針l、探針1の取付基部の周囲に設
けられた磁界発生用の平板状のコイル11、およびコイ
ル11を絶縁性部材を介して覆う導電板3の構成は第1
図および第2図の磁気ヘッド20と全く同じである。
探針1の側面はこの実施例では先端部を含めて絶縁性部
材8で覆われており、この絶縁性部材8の外側に台地状
に導電性部材7が設けられている。
材8で覆われており、この絶縁性部材8の外側に台地状
に導電性部材7が設けられている。
探針1の先端部はこの導電性部材7の平坦部の中央に露
出するか、あるいは僅かに絶縁性部材8に埋もれている
。なお、導電性部材7と導電板3は電気的に接続してお
り、電極31に接続するリード線32は、図示しない電
気容量測定装置に接続されている。
出するか、あるいは僅かに絶縁性部材8に埋もれている
。なお、導電性部材7と導電板3は電気的に接続してお
り、電極31に接続するリード線32は、図示しない電
気容量測定装置に接続されている。
台地状の導電性部材7を探針1の周囲に設ける方法とし
ては、探針1を絶縁性部材8で一部モールドし、スパッ
タリング等で探針1の周囲に金属等の導電性部材7をド
ーム状に接合もしくはモールドにより形成し、そのドー
ム状の導電性部材7を探針1の軸13に垂直な平面で研
磨等により削除し、先端部分を平坦にする方法等がある
。この方法では、探針1の先端部が導電性部材7の平坦
面に出来るだけ一致するように導電性部材7を削除する
ことが望ましい。このように、導電性部材7の先端部分
を平坦にする、即ち、静電容量を測定する電極の記録媒
体2との対向面を平坦にすることにより、同一最小隙間
の場合には、先端形状が曲面状の導電性部材7に比べて
一層静電容量を大きくすることができ、隙間変化に対す
る静電容量変化の検出感度、あるいはS/N比を向上で
きる。
ては、探針1を絶縁性部材8で一部モールドし、スパッ
タリング等で探針1の周囲に金属等の導電性部材7をド
ーム状に接合もしくはモールドにより形成し、そのドー
ム状の導電性部材7を探針1の軸13に垂直な平面で研
磨等により削除し、先端部分を平坦にする方法等がある
。この方法では、探針1の先端部が導電性部材7の平坦
面に出来るだけ一致するように導電性部材7を削除する
ことが望ましい。このように、導電性部材7の先端部分
を平坦にする、即ち、静電容量を測定する電極の記録媒
体2との対向面を平坦にすることにより、同一最小隙間
の場合には、先端形状が曲面状の導電性部材7に比べて
一層静電容量を大きくすることができ、隙間変化に対す
る静電容量変化の検出感度、あるいはS/N比を向上で
きる。
なお、この実施例でも探針1に絶縁性部材8を介して接
合した導電性部材7は、探針1による磁気記録特性に影
響を及ぼさず、むしろ、探針1の機械的な補強、あるい
は探針1の保護をする。
合した導電性部材7は、探針1による磁気記録特性に影
響を及ぼさず、むしろ、探針1の機械的な補強、あるい
は探針1の保護をする。
以上、実施例とともに具体的に説明したように本発明に
よれば、37M技術を使用した記憶装置において、制御
したい隙間位置と隙間を検出する位置を近接させること
ができ、更に、実効的な静電容量の電極と記録媒体との
間隙を微小化でき、隙間検出精度を高めることができる
ので、探針と記録媒体との隙間の制御性能を向上させ、
高密度の記憶装置を実現できる等、その効果は極めて大
である。
よれば、37M技術を使用した記憶装置において、制御
したい隙間位置と隙間を検出する位置を近接させること
ができ、更に、実効的な静電容量の電極と記録媒体との
間隙を微小化でき、隙間検出精度を高めることができる
ので、探針と記録媒体との隙間の制御性能を向上させ、
高密度の記憶装置を実現できる等、その効果は極めて大
である。
第1図は本発明の一実施例の磁気へ・ノドの構成を示す
斜視図、 第2図は第1図の磁気ヘッドの■−■線における断面図
、 第3図は本発明の磁気ヘッドの別の実施例の構成を示す
斜視図、 第4図は本出願人が既に提案した37M技術を使用した
記憶装置の基本構成を示す図、第5図は第4図の磁気ヘ
ッド部分の拡大斜視図である。 1・・・探針、 2・・・磁気記録媒体、 3・・・導電板、 4.5・・・アクチュエータ、 7・・・導電性部材、 8・・・絶縁性部材、 9.13・・・軸、 10・・・従来の磁気ヘッド、 11・・・コイル、 12.31・・・電極、 20・・・一実施例の磁気ヘッド、 30・・・他の実施例の磁気ハンド。
斜視図、 第2図は第1図の磁気ヘッドの■−■線における断面図
、 第3図は本発明の磁気ヘッドの別の実施例の構成を示す
斜視図、 第4図は本出願人が既に提案した37M技術を使用した
記憶装置の基本構成を示す図、第5図は第4図の磁気ヘ
ッド部分の拡大斜視図である。 1・・・探針、 2・・・磁気記録媒体、 3・・・導電板、 4.5・・・アクチュエータ、 7・・・導電性部材、 8・・・絶縁性部材、 9.13・・・軸、 10・・・従来の磁気ヘッド、 11・・・コイル、 12.31・・・電極、 20・・・一実施例の磁気ヘッド、 30・・・他の実施例の磁気ハンド。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、法線方向に容易軸を持つ磁気記録媒体(2)に対し
て記録・再生を行う磁気ヘッド(10)であって、磁気
記録媒体(2)に対向するように設けられ、その先端部
と記録媒体(2)との距離を調節できるアクチュエータ
(4)と、 アクチュエータ(4)の先端部に突設され、磁気記録媒
体(2)に磁気的変化を誘起させる先細の磁性探針(1
)と、 発生する磁束が磁気記録媒体(2)と鎖交するように、
磁性探針(1)の周囲の前記先端部に固着されたコイル
(11)と、 磁性探針(1)の少なくとも先端部近傍に設けられ、磁
気記録媒体(2)との間の静電容量を検出する導電性部
材(7)と、 この導電性部材(7)と磁性探針(1)とを絶縁する絶
縁性部材(8)とを備え、 導電性部材(7)の検出値に応じてアクチュエータ(4
)が駆動されることを特徴とする磁気ヘッド。 2、前記導電性部材(7)が、前記磁気記録媒体(2)
に対して平行な平坦面を持つことを特徴とする請求項1
に記載の磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1840190A JPH03224118A (ja) | 1990-01-29 | 1990-01-29 | 磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1840190A JPH03224118A (ja) | 1990-01-29 | 1990-01-29 | 磁気ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03224118A true JPH03224118A (ja) | 1991-10-03 |
Family
ID=11970663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1840190A Pending JPH03224118A (ja) | 1990-01-29 | 1990-01-29 | 磁気ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03224118A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8599506B2 (en) | 2009-12-31 | 2013-12-03 | HGST Netherlands B.V. | Integrating control of slider bias potential, touch-down detection and fly-height determination in a HDD |
-
1990
- 1990-01-29 JP JP1840190A patent/JPH03224118A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8599506B2 (en) | 2009-12-31 | 2013-12-03 | HGST Netherlands B.V. | Integrating control of slider bias potential, touch-down detection and fly-height determination in a HDD |
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